JPS6129806B2 - - Google Patents

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JPS6129806B2
JPS6129806B2 JP56030131A JP3013181A JPS6129806B2 JP S6129806 B2 JPS6129806 B2 JP S6129806B2 JP 56030131 A JP56030131 A JP 56030131A JP 3013181 A JP3013181 A JP 3013181A JP S6129806 B2 JPS6129806 B2 JP S6129806B2
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JP
Japan
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plate thickness
stand
side plate
deformation resistance
deviation
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JP56030131A
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Kenta Yoshii
Hiroshi Aketo
Masami Konishi
Takamasa Nakada
Kyohiro Tani
Yukio Naito
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • B21B37/165Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions responsive mainly to the measured thickness of the product

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は冷間タンデム圧延機のフイードフオ
ワード式自動板厚制御方法に関する。
従来、この種の板厚制御方法は上流側スタンド
の出側板厚の偏差を厚み計または公知のゲージメ
ータ式で検出し、それに応じて下流側次スタンド
のロール間隙を圧延材の移送時間を考慮しながら
修正して、下流側次スタンドの出側板厚が目標板
厚となるようにしている。
ところで、圧延材にはいわゆるスキツドマーク
部等の局部的に硬度が高くなつて変形抵抗が大き
くなつている個所がある。この変形抵抗の局部的
な変動がある場合には、たとえ下流側次スタンド
の入側板厚およびロール間隙が同一であつても、
変形抵抗が大きい部分は出側板厚が厚くなり、変
形抵抗が小さい部分は出側板厚が薄くなることか
らもわかるように、変形抵抗の大小に応じてロー
ル間隙を変えなければならない。しかるに上記従
来の板厚制御方法は局部的な変形抵抗の変動を全
く考慮していないために、下流側次スタンドの出
側板厚を正確に制御することができない。このた
め従来の板厚制御方法で圧延されたコイルはたと
えばスキツドマーク等の局部的に変形抵抗が大き
い部分が厚くなるという欠点がある。
また、周知のように、熱間圧延とは異なり、冷
間圧延においては、材料固有の固さである変形抵
抗の他に、圧延荷重には次の3つのものが大きく
影響する。すなわち、 板材の張力 ロールと板材との摩擦係数、 板幅、 である。
したがつて、圧延材にかかる圧延荷重の板厚変
化の微分である変形抵抗係数(変形抵抗そのもの
ではない。)は、板材の張力、摩擦係数、
板幅のパラメータを含み、これらによつて変化す
る。したがつて、冷間圧延においては、変形抵抗
係数の変動を考慮して、板厚制御をする必要があ
る。しかるに、従来においては、変形抵抗係数の
変動を加味して、板厚の制御を行なつていないた
め、板厚を精度高く制御できなかつた。
この発明は上記欠点を除去すべく圧延材の変形
抵抗係数の局部的変動をも加味して板厚を制御し
て、板厚精度を向上せしめ得るようにした冷間タ
ンデム圧延機の板厚制御方法を新規に提供しよう
とするものである。
この発明の冷間タンデム圧延機の板厚制御方法
は、上流側スタンドの入側板厚を厚み計で計測し
て、該入側板厚の目標入側板厚に対する入側板厚
偏差を算出し、該入側板厚偏差が算出された圧延
材の部分を上流側スタンドが圧延する際のロール
間隙を、該上流側スタンドの出側板厚が目標出側
板厚となるように上記入側板厚偏差と基準変形抵
抗係数と上流側スタンドのミル常数とに基づいて
修正・設定する一方、上記圧延材の部分を圧延す
る際の上流側スタンドの実測による圧延荷重の基
準圧延荷重に対する圧延荷重偏差を算出すると共
に、上記上流側スタンドの出側板厚の目標出側板
厚に対する出側板厚偏差を、上記圧延荷重偏差と
ロール間隙修正量と上流側スタンドのミル常数と
に基づいて算出し、次いで、上記圧延材の部分の
変形抵抗係数の変動分を上記入側板厚偏差,上記
圧延荷重偏差,および上記出側板厚偏差に基づい
て算出して実変形抵抗係数を算出し、次いで、下
流側次スタンドが上記圧延材の部分を圧延する際
のロール間隙を上記実変形抵抗係数と上記上流側
スタンドの出側板厚偏差と下流側次スタンドのミ
ル常数とに基づいて修正・設定して、下流側次ス
タンドの出側板厚が目標板厚となるようにしたこ
とを特徴としている。
以下、この発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
まず、この実施例に使用する冷間4スタンドタ
ンデム圧延機について説明する。
第1図において、1はペイオフリール2からテ
ンシヨリール3へ搬送される圧延材、4〜7は上
記ペイオフリール2とテンシヨリール3との間に
直列に設置した第1〜第4スタンド、11〜14
は夫々上記第1〜第4スタンドのロール間隙およ
び圧延荷重を制御する各油圧シリンダ、15〜1
8は夫々上記第1〜第4スタンドの圧延荷重を検
出する各ロードセル、21,22は夫々第1スタ
ンド4と第3スタンド6の入側板厚を測定する各
X線厚み計である。
上記各ロードセル15〜18から出力される圧
延荷重信号P1〜P4および上記各厚み計21,22
から出力される入側板厚H1,H3を示す信号は一
定処理をされて夫々演算制御処理装置23に入力
される。そして上記演算制御処理装置23は板
厚・変形抵抗係数演算装置45,出力演算装置4
6および移送演算装置48,49を備えて、後記
制御方法で詳述する所定の演算処理を行なつて、
各油圧シリンダ11〜14に対して第1〜第4ス
タンドのワークロール31〜34の各ロール間隙
の修正量を夫々ΔS1,ΔS2,ΔS3,ΔS4とするよ
うな信号を出力する。
次に、上記冷間タンデム圧延機を用いて板厚制
御方法を説明する。
予め、第1〜第4スタンドの入側目標板厚H1
,H2B,H3B,H4B、出側目標板厚h1B,h2
,h3B,h4Bおよび局部的に変形抵抗係数の大
きい部分を有する圧延材1の基準変形抵抗係数Q
Bを設定する。そして第1図に示す如く圧延材1
を圧延しているとする。
このとき、厚み計21は上流側スタンドとして
の第1スタンド4の入側板厚H1を時々刻々測定
して、板厚検出装置51にそれを表わす信号を入
力している。該板厚検出装置51は入側板厚H1
と予め入力されている目標入側板厚H1Bとの入側
板厚偏差ΔH1を算出して、移送演算装置47に
入力する。
また、上記移送演算装置47には、第1スタン
ド4のモータ52の回転速度V1を表わす信号を
速度検出装置53を介して入力する。移送演算装
置47では、上記モータ52の回転速度v1を表わ
す信号に基づいて、上記実測した入側板厚がH1
である圧延材1の部分1aを厚み計21から第1
スタンド4に移送する時間を演算し、該時間を表
わす信号と入側板厚偏差ΔH1を表わす信号を板
厚・変形抵抗係数演算装置45に入力する。上記
板厚・変形抵抗係数演算装置45では下記の如
く、演算処理して、第1スタンド4が上記実測し
た入側板厚がH1である圧延材1の部分1aを圧
延する際のロール間隙修正量ΔS1を算出して、該
ロール間隙修正量ΔS1を表わす信号を油圧圧下装
置55を介して油圧シリンダ11に入力する。そ
して、もし上記圧延材1の部分1aの圧延荷重の
微分である変形抵抗係数が基準変形抵抗係数QB
であるとすらならば、その部分の第1スタンド4
からの出側板厚が目標出側板厚h1Bとなるように
する。すなわち、上記ロール間隙修正量ΔSは、 ΔS1=−Q/MΔH1 …… ここで、QB:基準変形抵抗係数 M1:第1スタンド4のミル常数つま
りミル剛性係数。
上記式は第2図から次のようにして導いたも
のである。第2図中における第1スタンドのミル
剛性曲線M1および圧延材の基準変形抵抗係数曲
線QBは、第1スタンド4の入側板厚が目標入側
板厚H1Bで第1スタンド4のロール間隙が基準ロ
ール間隙S1Bである場合に、該基準変形抵抗係数
曲線QBとミル剛性勾配曲線M1との交点X1の横座
標で表わされる出側板厚が目標出側板厚h1Bとな
ることを示しており、つまり基準変形抵抗係数Q
Bかつ基準ロール間隙SBのもとで、入側板厚が目
標入側板厚H1Bならば出側板厚は目標出側板厚h
1Bとなることを示している。これに対して、入側
板厚偏差がΔH1である場合においても、もしロ
ール間隙が基準ロール間隙S1Bであるとするなら
ば、上記変形抵抗係数曲線QBを平行移動させた
変形抵抗係数曲線Q′Bとミル剛性曲線M1との交点
Yの横座標がh1iとなつて目標出側板厚h1Bに対
して出側板厚偏差Δh1iが生じるから、ロール間
隙をΔS1だけ修正して、上記ミル剛性曲線M1
平行移動させたミル剛性曲線M′1と変形抵抗係数
曲線Q′Bとの交点ZBの横座標が出側目標板厚h1B
となるようにする。このとき、点ZBと点Xとの
横座標の差つまり基準圧延荷重P1Bに対する予測
圧延荷重P1iの荷重偏差ΔP1iは、第2図より明ら
かな如く、 ΔP1i=−ΔS1M′1=ΔH1Q′B …… となる。なお、M1=M′1,QB=Q′Bであるから、 −ΔS1M1=ΔH1QB …… したがつて、式より、式 ΔS1=−Q/MΔH1が導かれる。
ところで、第1スタンド4により圧延される圧
延材1の部分の変形抵抗係数が基準変形抵抗係数
Bであるならば、入側板厚偏差ΔH1に対して開
度修正量ΔS1でもつて、第1スタンド4の出側板
厚偏差は零となるはずである。しかしながら、実
際の圧延材1の変形抵抗係数は各部分が常に同一
とは限らなくて、圧延材1自体の硬さ、圧延材1
にかける張力、圧延材1とロールとの摩擦係数
(冷間圧延においては油膜等により時々刻々変化
する。)、板幅等によつて変化し、いま、圧延材1
の部分1aがたとえばスキツドマーク部であると
すると、変形抵抗係数は大きくなつて、第2図に
示す如く変形抵抗係数曲線はQRとなる。したが
つて、圧延材1の部分1aの第1スタンド4から
の実際の出側板厚は、第2図に示す如く、実変形
抵抗係数曲線QRとミル剛性曲線M′1との交点ZR
の横座標であるh1Rとなる。つまり、目標出側板
厚h1Bに対する出側板厚偏差はΔh1Rとなる。
この出側板厚偏差Δh1Rは、板厚・変形抵抗係
数演算装置45において公知のゲージメータ式
(第2図からも容易に導ける。)で次の如く算出し
ている。
Δh1R=ΔS1+ΔPR/M …… ここで、ΔP1Rは荷重検出装置56で作成・出
力するもので、第1スタンド4が上記圧延材1の
部分1aを圧延している際にロードセル15で測
定した実圧延荷重P1Rと基準圧延荷重P1Bとの圧
延荷重偏差である。この圧延荷重偏差信号ΔP1R
は板厚・変形抵抗係数演算装置45に入力する。
一方、実変形抵抗係数QRと実出側板厚h1Rと
入側板厚H1と実圧延荷重P1Rとは、第2図より明
らかな如く、次の関数関係がある。すなわち、 (H1−h1R)QR=P1R …… したがつて、 ΔP1R=∂PR/∂QRΔQR+∂PR/∂HΔH
1 +∂PR/∂hRΔh1R …… となる。
ここで、ΔP1R:基準圧延荷重P1Bに対する実
圧延荷重P1Rの荷重偏差。
ΔQR:基準変形抵抗係数QBに対する実
変形抵抗係数QRの変動分。
ΔH1:第1スタンド4の入側板厚偏
差。
Δh1R:第1スタンド4の出側板厚偏
差。
上記式より、実変形抵抗係数の変動分ΔQR
は、 ΔQR=(ΔP1R−∂PR/∂HΔH1 −∂PR/∂hRΔh1R)/∂PR/∂
QR…… となる。
なお、上記偏微分係数∂PR/∂H,∂PR/
∂hR,∂PR/∂QR は、実操業に合致するよう理論値を修正して用い
る。
板厚・変形抵抗係数演算装置45では、既に算
出した実圧延荷重偏差ΔP1R,入側板厚偏差Δ
H1,出側板厚偏差Δh1Rを式に代入して、変形
抵抗係数の変動分ΔQRを算出する。該変動分Δ
QRを表わす信号を移送演算装置48に入力す
る。また上記移送演算装置48には、第2スタン
ド5のモータ61の回転速度v2を表わす信号を速
度検出装置62を介して入力する。上記移送演算
装置48では、上記モータ61の回転速度v2を表
わす信号に基づいて、上記圧延材1の部分1aを
第1スタンド4から第2スタンド5に移送する時
間を演算し、該時間を表わす信号と、第1スタン
ド4の出側板厚偏差Δh1Rつまり第2スタンド5
の入側板厚偏差ΔH2を表わす信号と上記変動分
ΔQRを表わす信号を出力演算装置46に入力す
る。
次に、出力演算装置46では、上記変動分Δ
QRに基準変形抵抗係数QBを加減算して算出した
実変形抵抗係数QRを用いて、第2スタンド5が
上記圧延材1の部分1aを圧延する際のロール間
隙の修正量ΔS2を前記式と全く同様に下式によ
り算出すると共に、第1スタンド4から第2スタ
ンド5に圧延材1を移送する時間を考慮して、第
2スタンド5が上記部分1aを圧延する際に、上
記修正量ΔS2に応じた信号を油圧圧下装置63を
介して油圧シリンダ12に出力してロール間隙を
調節する。
−ΔS2=ΔHQR/M=ΔH(Q+ΔQR)
/M =ΔhR(Q+ΔQR)/M …… ここで、ΔH2:第2スタンド5の入側板厚偏差
つまりゲージメータ式で算出し
た第1スタンド4の出側板厚偏
差Δh1R。
M2:第2スタンドのミル常数。
これにより第2スタンド5のロール間隙ΔS2
は、圧延材1の変形抵抗係数QRの局部的変動分
が加味されるので、第2スタンド5の出側板厚偏
差Δh2Rは零ないし小さくなる。
さらに、第3および第4スタンド6,7におい
ても第1および第2スタンド4,5と全く同様に
板厚制御を行ない、第3スタンド6の入,出側板
厚偏差および実圧延荷重偏差から実変形抵抗係数
を算出し、これを基にして第4スタンド7のロー
ル間隙修正を行なつている。
もちろんこの板厚制御方法は、前述の変形抵抗
係数の変動を加味する制御を圧延材1の長手方向
の各部分に対して夫々行なつている。そして、こ
の制御はサンプリングによる不連続制御、アナロ
グ信号による連続制御をとわない。
なお、油圧シリンダ11〜14の制御は、その
油圧シリンダ自体や図示しないバルブ等の制御系
の応答性を考慮して行なつている。
この実施例の板厚制御方法は、上流側スタンド
における入側板厚偏差、出側板厚偏差および実圧
延荷重偏差から圧延材の局部的変形抵抗係数の変
動分を算出して、局部の実変形抵抗係数を算出す
るようにしているので、簡単な演算処理により、
したがつつて、簡単な構成で実変形抵抗係数を求
めることができ、また上記実変形抵抗係数を基礎
にして下流側次スタンドのロール間隙を定めてい
るので、圧延材1の変形抵抗係数が局部的に変動
しても、下流側次スタンドの出側板厚偏差を小さ
くすることができる。
上記実施例では、変形抵抗係数の変動量ΔQR
を、入側板厚偏差ΔH1,出側板厚偏差Δh1Rおよ
び実圧延荷重偏差ΔP1Rから求めるようにしてい
るが、たとえば第3図においてロール間隙修正後
の予測圧延荷重P1iに対する実圧延荷重P1Rの圧
延荷重偏差(P1R−P1i)と出側板厚偏差Δh1Rと
から実変形抵抗係数の変動分ΔQRを算出するよ
うにしてもよい。
以上の説明で明らかな如く、この発明の冷間タ
ンデム圧延機の板厚制御方法は、上流側スタンド
の入側板厚を厚み計で計測して目標入側板厚に対
する入側板厚偏差を算出し、該入側板厚偏差が算
出された圧延材の部分を上流側スタンドが圧延す
る際のロール間隙を、該上流側スタンドの出側板
厚が目標出側板厚となるように上記入側板厚偏差
と基準変形抵抗係数と上流側スタンドのミル常数
とに基づいて、修正・設定する一方、上記上流側
スタンドが上記圧延材の部分を圧延する際の実測
による圧延荷重の基準圧延荷重に対する圧延荷重
偏差を算出すると共に、上記上流側スタンドの出
側板厚の目標出側板厚に対する出側板厚偏差をい
わゆるゲージメータ式で算出し、次いで、上記圧
延材の部分の変形抵抗係数の変動分を上記入側板
厚偏差,上記圧延荷重偏差,上記出側板厚偏差に
基づいて算出して実変形抵抗係数を算出し、次い
で、下流側次スタンドが上記圧延材の部分を圧延
する際のロール間隙を上記実変形抵抗係数と上記
上流側スタンドの出側板厚偏差と下流側次スタン
ドのミル常数とに基づいて設定しているので、冷
間圧延における圧延材自体の硬さ、圧延材の張
力、圧延材の摩擦係数、板幅によつて変化する変
形抵抗係数の変動が加味されて下流側次スタンド
の出側板厚は略目標板厚となり、したがつて冷間
圧延において圧延材の板厚精度を高くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る冷間タンデ
ム圧延機の板厚制御方法に用いる圧延機の模式
図、第2図はこの発明の基本原理を説明するため
のグラフである。 1……圧延材、4……第1スタンド、5……第
2スタンド、6……第3スタンド、7……第4ス
タンド、11,12,13,14……油圧シリン
ダ、15,16,17,18……ロードセル、2
1,22……厚み計、23……演算制御処理装
置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の圧延機を用いるタンデム圧延における
    板厚制御方法であつて、まず、各スタンドの入側
    および出側の目標板厚と圧延材の基準変形抵抗係
    数を設定し、次いで、少なくとも一つの上流側ス
    タンドの入側板厚を厚み計で計測して、該入側板
    厚の目標入側板厚に対する入側板厚偏差を算出
    し、該入側板厚偏差が算出された圧延材の部分を
    上流側スタンドが圧延する際のロール間隙を、該
    上流側スタンドの出側板厚が目標出側板厚となる
    ように上記入側板厚偏差と基準変形抵抗係数と上
    流側スタンドのミル常数とに基づいて修正・設定
    する一方、上記上流側スタンドが目標入側板厚を
    有しかつ基準変形抵抗係数を有する圧延材を圧延
    する際の基準圧延荷重に対する上記上流側スタン
    ドが上記圧延材の部分を圧延する際の実測による
    圧延荷重の圧延荷重偏差を算出すると共に、上記
    上流側スタンドの出側板厚の目標出側板厚に対す
    る出側板厚偏差を、上記圧延荷重偏差とロール間
    隙修正量と上流側スタンドのミル常数とに基づい
    て算出し、次いで、上記圧延材の部分の変形抵抗
    係数の変動分を上記入側板厚偏差,上記圧延荷重
    偏差,上記出側板厚偏差に基づいて算出して実変
    形抵抗係数を算出し、次いで、下流側次スタンド
    が上記圧延材の部分を圧延する際のロール間隙を
    上記実変形抵抗係数と上記上流側スタンドの出側
    板厚偏差と下流側次スタンドのミル常数とに基づ
    いて修正・設定して、下流側次スタンドの出側板
    厚が目標板厚となるようにしたことを特徴とする
    冷間タンデム圧延機の板厚制御方法。
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