JPS6314061A

JPS6314061A - 空気調和機

Info

Publication number: JPS6314061A
Application number: JP61155269A
Authority: JP
Inventors: 敏夫高嶋; 健金井
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1986-07-02
Filing date: 1986-07-02
Publication date: 1988-01-21
Anticipated expiration: 2011-08-07
Also published as: JP2522919B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は四方弁の切換操作で冷凍サイクルを可逆とした
空気調和機に関する。

（ロ）従来の技術従来、この種の空気調和機の除霜方法としては特公昭５
４−３８７３８号公報に示されたようなものが開示され
ている。

この内容は、冷凍サイクルの減圧装置を側路するバイパ
ス管な設は除霜時には四方弁を暖房状態に保持すると共
に、室内熱交換器から流れ出た冷媒をバイパス管を介し
て室外熱交換器へ送り込み、この室外熱交換器に付着し
た霜を溶かすようにしたものである。

ρう　発明が解決しようとする問題点このような空気調和機において、室内熱交換器で放熱作
用を受けた後の冷媒が室外熱交換器に流れ込むようにな
っているため、この室外熱交換器に供給される熱量が不
足ぎみとなり除霜時間が長くなるおそれがある。又室外
熱交換器に供給された熱量分だけ、室内熱交換器に供給
される熱量が少な（なるため暖房能力が低下するという
欠点もあった。更に、冷凍サイクル上の実質的な蒸発器
がないため液冷媒が圧縮機に吸入され、圧縮機が液圧縮
をするおそれがある。

本発明は、除霜時間を短縮すると共に、この除霜時の室
内温度の低下を低く抑えることを目的としたものである
。

に）問題点を解決するための手段この目的な達成するためＫ、本発明は室内熱交換器と暖
房運転時に作用される主減圧装置との間に蓄熱装置を配
設し、且つ除霜時にこの蓄熱装置の人口側となる配管に
は除霜運転時に作用される補助減圧装置を設けると共Ｋ
、一端を主減圧装置と蓄熱装置との間の配管に、他端を
圧縮機の吸込管につないだ第１バイパス管と、一端を主
減圧装置と室外熱交換器との間の配管に、他端を圧縮機
の吐出管につないだ第２バイパス管とを備え、これら夫
々のバイパス管には除霜運転時に開放される開閉弁を夫
々配設したものである。

（（ホ）　作用暖房運転時に冷媒の凝縮熱および過冷却を蓄熱装置に貯
えて、除霜運転時にこの蓄熱装置に貯えられた熱で、補
助減圧装置から流出された冷媒を加熱し、この加熱され
た冷媒を第１開閉弁の開放によって圧縮機へ戻すと共に
、第２開閉弁の開放によって圧縮機から吐出された冷媒
の一部を室外熱交換器へ導びくようにしている。

（づ　実施例第１図は本発明の空気調和機の一実施例の冷媒回路図で
、１は圧縮機、２は四方弁で、暖房並びに除霜運転時は
実線状態に設定され、冷房運転時は破線状態に設定され
る。３は室内熱交換器、４は補助環動弁（補助減圧装置
）で暖房時に弁の開度を全開とし、除霜時並びに冷房時
に弁の開度な調整するようにしている。５は蓄熱槽でこ
の槽内には補助電動弁４と主電動弁（後述する）と？つ
なぐ冷媒配管が配設されている。又、この蓄熱槽５には
下表に示すパラフィンワックスが蓄熱材６として収めら
れている。

表名称：低融点・高ノルマル含量パラフィンワックス”５
Ｐ−０１１０”　日本積繊（株）融点；４３．７℃、　　　油分；０．４ＷＨ％。

粘度；　　２．７ｃｓｔ／％、平均炭素数；２２．５、
炭素数分布；１８〜１９．融解熱４０〜４８日／′に９
７は主電動弁（主減圧装置）で暖房時に空調負荷に応じ
て弁の開度が調整され、冷房時に弁が開放され、除霜時
に弁が閉じるようにしている。８は室外熱交換器である
。９は第１バイパス管で。

一端１０は蓄熱槽５と主電動弁７との間の配管１１に、
他端１２は圧縮機１の吸込側配管１３に未々つながれて
いる。この第１バイパス管９には除霜運転時のみ開放さ
れる第１開閉弁１４が配役されている。１５は第２バイ
パス管で、一端１６は主電動弁７と室外熱交換器８との
間の配管１７に、他端１８は圧縮機１の吐出側配管１９
に夫々つなかれている。この第２バイパス管１５には除
霜運転時のみ開放される第２開閉弁２０とキャピラリチ
ューブ２１とが配設されている。

前述した主電動弁７、補助電動弁４、第１開閉弁１４、
第２開閉弁２０は、運転モードに応じて下表のように制
御される。

宍このような構成を備えた空気調和機において。

暖房運転時は四方弁２を実線状態に設定すると共に、第
１開閉弁１４並びに第２開閉弁２０を閉とし、補助電動
弁４の弁の開度な全開とし、主電動弁７の弁の開度を暖
房負荷に応じて変えられるようにしておくウセして、圧
縮機１かも吐出された冷媒を実線矢印のように流し室内
熱交換器３な凝縮器として作用させ室内を暖房する。こ
の時、蓄熱槽５内の冷媒管２２内で凝縮液化した際に冷
媒が放出した凝縮熱は蓄熱槽５内の蓄熱材６を加熱して
これを融解する。従って蓄熱材６は４０〜４８ｋｃａｌ
／ｋｌｉｌの融解潜熱を保有して蓄熱されている。この
ように暖房運転時は、室内熱交換器３で室内を暖房する
と同時に、蓄熱槽５に蓄熱を行なう。

そして除霜運転時は四方弁２を実線状態に保持すると共
に、主電動弁７を閉鎖し、補助電動弁４の弁の開度を調
整する。又、第１開閉弁１４並びに第２開閉弁２０を開
放させる。そして圧縮機１を運転させ冷媒な一点鎖線矢
印のように流す。°この時圧縮機１の吐出管１９から吐
出された冷媒は四方弁２と第２バイパス管１５とに分流
される。

そして四方弁２側に流れ込んだ冷媒は室内熱交換器３に
流れ込む。この室内熱交換器３から流出された冷媒は補
助電動弁４で減圧膨張し、蓄熱槽５で蒸発し、冷媒が過
熱ガスとなるまで加熱する。

この時蓄熱材６は凝固し、放熱する。このようにして過
熱ガス状態となった冷媒は、主電動弁７が閉じられてい
るため、第１バイパス管９を介して圧縮機１の吸込管１
３に戻される。

一方、前述の第２バイパス管１５に導びかれた冷媒はキ
ャビラリチー−プ２１で減圧され室外熱交換器８に送り
込まれる。この室外熱交換器８で冷媒は、除霜のため放
熱凝縮し四方弁２を介して前述の第１バイパス管９から
の冷媒と合流して過熱または飽和蒸気となって圧縮機１
に戻される。

第２図は上述の除霜運転時の冷媒の状態を示すモリエル
線図で、Ａ−Ｂは圧縮機１での圧縮過程、Ｂ−Ｃは室内
熱交換器３での凝縮過程、Ｃ−Ｄは補助電動弁４での減
圧過程、Ｄ−Ｅは蓄熱槽５での蒸発過程、Ｅ−Ａは圧縮
機の吸込管における冷媒の合流混合過程である。又Ｂ−
Ｆはキャピラリチューブ２１での減圧過程、Ｆ−Ｇは室
外熱交換器８での冷却過程で、この過程で室外熱交換器
８に付着している霜を溶かす。Ｇ−Ａは圧縮機の吸込管
における冷媒の合流混合過程である。

冷房運転時の冷媒の流れは第１図の破線矢印で示してそ
の説明は省略した。

尚、上述の実施例で用いた蓄熱材は融点が４３．７℃の
低融点・高ノルマル含量パラフィンワックスであったが
他のものとしては、蓄熱材の融解・凝固時の潜熱量を利
用できる融点が２０’Ｃ〜６５℃位の物質が望ましいつ
この物質としては下表に示すものが考えられる。

表又、第１バイパス管９の他端１２は室外熱交換器８と四
方弁２との間の配管２３（除霜運転時の低圧側配管）に
つないでも良く、同様に第２バイパス管１５の他端１８
は室内熱交換器３と四方弁２との間の配管２４（除霜運
転時の高圧側配管）につないでも良い（第１図の破線参
照）。

（ト）発明の効果以上述べたように本発明は暖房運転時に冷媒の凝縮およ
び過冷却熱を蓄熱装置に貯えて除霜時にこの蓄熱装置に
貯えられた熱で補助減圧装置から流出された冷媒を加熱
して第１バイパス管を介して圧縮機へ戻すようにしたの
で、除霜時に、蓄熱装置が冷凍サイクル上の蒸発器とし
て作用するので、圧縮機に液冷媒が吸込まれるおそれは
少な（、圧縮機が液圧縮をおこすおそれを少なくするこ
とができ又、除霜時の室内温度の低下を低く抑えること
ができる。しかも、この除霜時に、室外熱交換器に圧縮
機から吐出された高温の冷媒を第２バイパス管を介して
直接導びくようＫしたので除霜時間を短かくすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気調和機の一実施例を示す冷媒回路
図、第２図は第１図に示した空気調和機の除霜運転時の
冷凍サイクルのモリエル線図である。１・・・圧縮機、　２・・・四方弁、　３・・・室内熱
交換器、　４・・・補助減圧装置、　５・・・蓄熱槽、
　７・・・主減圧装置、　８・・・室外熱交換器、　９
・・・第１バイパス管、　１４・・・第１開閉弁、　１
５・・・第２バイパス管、　２０・・・第２開閉弁。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）四方弁の切換操作で冷凍サイクルを可逆として暖
房・除霜並びに冷房運転を可能とした空気調和機におい
て、この冷凍サイクルの一部をなす室内・外両熱交換器
の間には、この室内熱交換器側から、除霜運転時に作用
される補助減圧装置、暖房運転時の冷媒の熱が貯められ
る蓄熱装置、暖房運転時に作用し除霜運転時に閉じられ
る主減圧装置を順次つなぎ、一端を前記主減圧装置と蓄
熱装置との間の配管に、他端を前記圧縮機の吸込側配管
につないだ第１バイパス管と、一端を前記主減圧装置と
室外熱交換器との間の配管に、他端を前記圧縮機の吐出
側配管につないだ第２バイパス管とを備え、これら第１
、第２バイパス管には夫々除霜運転時のみ開放される開
閉弁が配設されており、この除霜運転時に前記四方弁は
暖房運転の状態に設定されていることを特徴とする空気
調和機。