JPS63120644A - 共射出中空成形多層容器 - Google Patents

共射出中空成形多層容器

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JPS63120644A
JPS63120644A JP26648486A JP26648486A JPS63120644A JP S63120644 A JPS63120644 A JP S63120644A JP 26648486 A JP26648486 A JP 26648486A JP 26648486 A JP26648486 A JP 26648486A JP S63120644 A JPS63120644 A JP S63120644A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、ガス遮断性に優れ、外観良好な飲料・食品・
化粧品等の容器に用いられる合成樹脂製の共射出中空成
形多層容器、特に熱可塑性飽和ポリエステル系樹脂(以
下PESと略記する)を内外層とし、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体けん化物系樹脂(以下EVOHと略記する
)を中間層とする少くとも3層構造を有する首部の透明
性の改良された共射出中空成形多層容器に関する。
従来、PES、特にポリエチレンテレ7タレート樹脂(
以下PETと略記す)の延伸容器は、軽量性、落下衝撃
強度、破裂安全性等の利点により、主として飲料、食品
包装容器、ガラスびんに代って市販されているが、酸素
や炭酸ガス等のガス遮断性に劣り、更にガス遮断性に優
れたPET容器が望まnている。そこでかかるNETと
ガス遮断性に優れ九樹脂を複合する技術が種々紹介され
ており、例えば特開昭57−128516号公報及び特
開昭57−1285204公報Kj、ればPETとEV
OHを共射出して多層プリフォームを成形し、これを2
軸延伸中空放形して多層延伸容器を得る技術が開示され
ている。
C0発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の方法によnばプリフォーム及び容
器の首部が白濁し、外観良好なプリフォーム及び容器を
得ることができない問題点が6つ7?−0 q 問題点を解決する九めの手段 本発明はPESを内外層とし、エチレン含有量20〜6
0モル%、酢酸ビニル成分のけん化度95多層容器にお
いて1、該容器の首部における最大厚さが2〜4mで、
かつEVO)1層の最大厚さTが50〜500μの範囲
にるり、さらに、首部のEVOH層の密度Y(g/cd
)が下記(1)式を満足することを特徴とする共射出中
空成形多層容器である。
Y≦1.326−0.004X−7,5X 10″T・
・・・・・(1)なお本発明において中空成形多層容器
とはプリフォーム(パリソン)まtは該プリフォームを
共延伸して得た容器を意味する。
E1発明のより詳細な説明 前記問題点を解決する几め、本発明者らは■胴部はプリ
フォームの延伸工程で延伸さn最終的には層の厚さが薄
くなるが、首部は延伸さnないのでプリフォームの厚み
のまま最終容器になること、0首部は、ネジが切っであ
るため厚みの変化が大きくこのtめプリフォーム成形時
に中間層EVOHの厚み斑が大きくなり、通常最大部で
1000〜1500μあること、■E V OHff、
 P E S K 比へ結晶化速度が大きいため結晶化
し易いこと、■EVOHは結晶化度が高いと不透明にな
ること、という知見をベースに種々検討を加えた。
そこで発明者等はまず、プリフォーム成形時に金型温度
を低くしてEVOHの結晶化を抑制しようとし念が、首
部の厚さは最大2〜4■あり、PETで挾持され7jE
VOHNsは、金属よりずっと熱伝導度の低いNET層
を介して冷却しなければならない次め、冷却速度に限界
があり、完全に白濁を防止することができなかつ比。ま
九白濁を防ぐ為、EVOH層を首部から除外する方法も
提案さnている(%開昭57−128516号)が、現
状の商業的生産においては、首部と下部との境界におけ
るEVO)i層上端の水平度のばらつきを低く抑えるこ
とは甚だ困難な為、製品収率が著しく低下してしまうと
いう重大な欠点を有することがわかつ九。しかし更に鋭
意検討を進めに結果、意外にもEVOH層を首部から除
外しなくともEVOH層の最大厚さと密度e6る範囲内
に制御することにより白濁を防止できること全見出すに
至った。
即ち九とえば、共延伸後の中空容器の胴部0EV10倍
位であるからプリフォーム中のEVOl−1厚みは20
0〜400μになる。従って首部におけるEVOH層の
厚みも200〜400μの均一厚みになると信じられて
い比。ところが前述の如く金型冷却を強化してもプリフ
ォーム首部の白濁を防止できないことから検討を進める
うち、通常は第5図に例示するようにEVOHが部分的
に厚くなっている所があり、この庫さが1000〜15
00μもあることがわかった。そこでこのようなプリフ
ォーム首部のEVOH層の最大厚みを50〜500μに
なるようにプリフォームを作り、これを共延伸ブローし
て共延伸中空容器を炸裂したところtEVOf1層の密
度がある条件を満友すとき首部は白濁しないことを見出
し本発明に至つ九。
本発明を図面により説明すると、第1図は本発明の多層
プリフォームの断面図の例および第2図は第1図の多層
プリフォームを二軸共延伸プロー底形により得九谷器の
断面図の例である。本発明において首部とはっは部3よ
り上部の1の部分(ネジ部)であり、またつば部とはネ
ジ部下端にあって容器のキャップに接する凸起した部分
を指す。この首部分は、EVOHからなる中間層とPE
Sからなる内外層からなるが、BVOH層はネジ部の最
上部までは達せずPES層で端部が速断されている。ま
九、2は胴部薄肉部部分でありその薄肉部分はEVOH
からなる中間層4とPESからなる内外層5,6とから
なっている(但し後述のようにEVOHとPE5O間に
接着性樹脂が介在する場合もめる)。第5〜6図はプリ
フォーる例でrtvou層の厚みがほぼ均一になってい
る0次に本発明の多層プリフォームの製造方法を述べる
。典型的には、複数台の射出シリンダーを有する成形機
を用い、単一の金型(多数個どシの金型も含む)に1回
の型締め操作で、まず溶融したP E S 全多層ホッ
トランナ−ノズルよシ金型ゲートを通してプリフォーム
のキャビティに1部射出(これをPESの1次射出とい
う)した後、溶融し九EVOHを多層ホットラーンナー
ノズルより、前記金型ゲートを通して同心円状に射出す
る。PESは溶融gvouが射出開始される時点でEV
OHの流入を容易にするため、短時間(通常0.05〜
0.3秒間、好ましくは0.1〜0.2秒間、これをP
ESの射出−時停止時間と呼ぶことにする)射出を一時
停止した後、直ちに射出を再開する(これをPESの2
次射出という)。gvouは連続的に射出を続ける。次
いでEVOHの射出を停止した後、少し遅れてPESの
射出を停止し、プリフォーム金型内に樹脂を満たすこと
によp、E’VOH層をPF、8%で完全に包み込み、
PESの表層とEvoHの中間層を有する多層プリフォ
ームを成形することができる。
本発明の目的である首部の透明性の改良されたプリフォ
ーム及び延伸中空多層容器を作るためには、上記工程に
おいてPESの射出速度、射出圧力、射出量、およびB
VOHの射出タイミ/グ、射出速度、射出圧力、射出量
を精密に制御して金型に応じて適当な条件を選択するこ
とが好適である。このため成形機としては、射出プロセ
スコントロール装置付共射出成形機が好都合である。原
則としては、第1に樹脂がプリフォーム金型首部へ流入
する時のgVOHの金型充填光速度/PETの金型充填
先端速度の比が0.7〜1.1、好ましくは0.8〜1
.0の範囲になるように射出速度を制御することによυ
、首部へのEVOi(#の集中に基づく局部的過厚化を
防ぐことができる。該速度の比が0.7以下では、EV
OHが首部まで調達せず、このため外観及びガスバリア
ー性が悪くなシ、1.1以上では、EVOHが首部で局
部的集中を生じて厚みが過大になシ易い。EVOHとP
ETの充填速度の比は、着色したEVOHRぷり討脂乏
用−1成鳳途中で少しづつ時 間を変えて射出成型を中止してプリフォームの中間工程
サンプルを採取し、断面の分析からBVOH層とPET
のプリフォーム首部充填速度を測定することで実測でき
る0第2にEV”Oflの射出容量は必要最小限(胴部
所要厚みにより変る)に絞ることが好適である。
具体的な射出成形条件に射出成形機の容量、金型の容量
と型の数(何個取りか)及び形状、ホットランナ−ブロ
ック、ホットランナ−ノズルの形状、射出コントロール
の形式等で変るので一概に規定することは不可能である
が、上記した原則を適用すnば自づから条件が設定でき
るものである。
本発明の要点は首部のEVO)1層の最大厚さが50〜
500μでおり、そのEVOI−1層の密度が上記(1
)式を満足するようなプリフォームを作り、こfLヲ延
伸プロー成形して延伸中窒容器を得ることにある。
肩部、胴部、底部等、首部を除い友他の部分のEMU)
i層の浮さは用途に応じて必礫なガス邂断性を満足する
ように設定することが必要でおる。
プリフォーム首部のEVOH層の最大厚さが50〜50
0μの場合、密度が上記の(1)式を満足する時は首部
の白濁が目立たないが、密度が(1)式を満足しないと
きは白濁により外観を損う。一方厚さが500AI’を
越えると、バリヤー性への寄与が小さい部分のEVOH
の量が増えるので経済上不利となり、又透明性も低下し
望ましくない。−方プリフォーム首部のEVOH層の厚
さを50μ未満とすることは、第3図に示すとおり、製
品の首部円周方向のEVOH層の厚みのばらつきを考え
ると首部より下の方までEVOH層が入らない部分音生
じ易く、この場合、容器のガス遮断性と外観を損うので
好ましくない。好ましいEVOH層の最大厚さは150
〜400μである。
プリフォーム首部の総厚さは首部で最大2〜4■、好ま
しくは2.5〜3.5諺である。2鱈未満では最終製品
での強度が不足し4瓢を超えると成形時に急冷し難くな
り透明性が不良になり易く且つ経済的にも不利となる。
ま几多層プリフォームの共射出底形工程でもう一つ重要
な点は首部金型(コア及びキャビティ)保つことである
。これは溶融EVOH層をできるだけ急冷することによ
り、結晶化を防止して透明性を保り九めである。l/4
(Trn−150)’C未満ではガスバリヤ−性が不良
となり、ま之1/4(Tm−40)C4’越えると首部
の透明性が保てない。なおここで−は該エチレン−酢酸
ビニル共重合体けん化物の融点で示差走差熱量計(DS
C)によ1)Nz中昇温速度1り℃/分で測定し几融点
(最大吸熱量を示す温度)を示す。tfcキャビティ温
度とコア温度は同一であっても異なっていても良い。
上記(1)式は、上記金型の温度、容器の首部の最大厚
さ、EVOH層の最大厚さなどにより決めらrするが、
上記(1)式は重要な意味全もつもので、この大全満足
しない場合は、後述する比較例からも明らかなように、
透明な容器を得ることができない。
次にこのプリフォームを二軸共延伸ブロー成形して、中
空容器を作る工程について簡単に説明するO プリフォームの延伸温度は75℃以上150℃以下の温
度範囲から選択する必要がある。この温度の範囲外では
、延伸不能でありtす、外観、物性を損ったりする。
延伸倍率は、軸方向及び周方向にそnぞn165倍以上
7倍以下の範囲、好ましくは2.0倍以上5倍以下の範
囲が良い。かかる延伸倍率が1.5倍未満では、落下強
度、衝撃強度、ガス遮断性が不十分なものとなり、ま7
’C7倍を越えるとEVOI(に厚み斑を生じ、ま几亀
裂を生じるなどして好ましくない。
本発明において、プリフォームを従来技術を用いて二軸
延伸しt共延伸中空成形多層容器の胴部薄肉部分のEV
OHの厚み(EMU)Iが複数層の場合はその合計の厚
さ)は、2〜100μ、好ましくは5〜50μが良い。
EVQHの厚さが2μ未膚の場合、ガスR断性において
不満足でるるし、100μを越えると延伸性に劣る。を
九本発明は、必要に応じて接着性樹脂を用いるものでる
るか、一つの接着性樹脂の厚さは、容器の胴部薄肉部分
において、2〜100μが好ましい。接着性樹脂層の厚
さが2μ以下では、接着効果が少なく、また100μを
越えると経済性、耐クリープ性に劣る。延伸中空成形多
層容器の総厚は、首部ではプリフォームと変らず最大2
〜4 m 、好ましくは2.5〜3.5mmである。2
鱈未満では強度が不足し、4鱈を越えるとプリフォーム
成形時に急冷し難くなり透明性が不良になり易く且つ経
済的にも不利となる。また、胴部薄肉部分においては、
100μ〜3簡で用いるのが好ましく、この範囲内で用
途に応じて使い分ければ良いが、通常200μ〜1鱈程
度で用いるのが容器の実用強度と経済性のバランスで一
層望ましい。
本発明における熱可塑性飽和ポリエステル(PES)系
樹脂としては芳香族ジカルボン酸またはこnらのアルキ
ルエステルとグリコールを主成分とする縮合″t @一
体が用いられるが、特に本発明の目的を連取するには、
エチレン−テレフタレートを主体とするp′8sが好ま
しい。そして加工性、強度を大幅に損わない範囲で共重
合成分として、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸
、アジピン酸、セバシン酸、ま次は、これらのアルキル
エステル誘導体などのジカルボン酸成分やプロピレング
リ:r−A/、l、 4−7’タンジオール、シクロへ
+−rンジメタノール、ネオペンチルグリコール、ビス
フェノールA1ジエチレングリエールなどのグリコール
成分を共重合せしめt共重合体を用いることも可能であ
る。
好ましくは、エチレン−テレフタレート単位を80モル
チ以上含有するポリエチレンテレフタレート系熱可塑性
ポリエステルであり、最も好適な例としては、ポリエチ
レンテレ7タレー)(PET)、i、4−7クロヘキサ
ンジメタノールまたはジエチレングリコールを全グリコ
ール成分100モルチ当り、0.5〜20モルチ共重合
せしめたPES、りるいはイソフタル酸やアジピン酸を
全ジカルボン酸底分100モルチ当り、1〜20モルチ
共重合せしめたPESなどが挙げられる。
ま九本発明で用いられるPES (PET’i含む)と
してはフェノール50重量%とテトラクaルエタン50
重量%の混合溶剤に溶解し、温度30℃において測定し
九固有粘度〔η〕(単位dL/f )が0.5以上、1
.5以下、好ましくは0.6以上、1.0以下のものが
良い。
〔η〕が0.5未満opgsは、落下式に、 耐@$性
に劣り、ま几〔マ〕が1.5を越えるPESに、特殊な
重合装置、重合条件を必要とする九め、生産性、経済性
に劣るのみならず、成型時、底型機内に滞留しやすくゲ
ルやアイシュ・アイを生じるので好ましくない。
更に、〔η〕が0.5未満のPh1l、あるいは〔η〕
が1.5を越えるPESは、EVOHと夜会した場合の
共射出成型性、共押出成型性に劣るのみならず共延伸底
型性にも劣す、シかも外観の良好なものが得難い。
本発明に用いられるEVOH樹脂は、エチレン含量20
〜60モルチの範囲が良く、好ましくは25〜55モル
チである。
エチレン単位の含有率が20モル−未満の場合には融点
と分解点が接近し、熱安定性、溶融成型性に劣りま友耐
水・耐湿性が低下し、高湿時のガス遮断性に劣る。
またエチレン単位の含有率が60モルtst−越えると
m融成型性、耐水・耐湿性は改善されるものの、低湿時
のガス遮断性に劣り、ま几耐熱性も損われ好ましくない
。該EVOHのけん化度は95モルチ以上が良く、好ま
しくは98モルチ以上、−層好ましくは99モルチ以上
が良い。
かかるけん化度が95モルチ未満では、熱安定性に劣り
、溶融成型時に着色し、ゲルやアイシュ・アイを生じや
すく、耐水・耐湿性に劣り、また高湿時はもとより低湿
時のガス遮断性も低下する。
ま九本発明にいうEVOHは、本発明の目的が阻害さn
ない範囲内で、他の共重合モノマーで変性さnていても
よい。かかる変性用モノマーとしてハ、プロピレン、1
−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン
酸、7マル酸、イタコン酸、高級脂肪酸ビニルエステル
、アルキルビニルエーテル、N−(2−ジメチルアミノ
エチル)メタクリルアミド類、あるいはその4級化物、
N−ビニルイミダゾール、あるいはその4級化物、N−
n−ブトキシメチルアクリルアミド、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルジメ
チルメトキシシラy等ヲ例示することができる。
本発明にかかるEVOHは、JIS  K6760に記
載の方法で、温度210℃、荷重2160Fの条件で測
定したメルト7eI−レート(MF’R)が0.3〜5
0P/10分のもの、好適には0.5〜3゜9710分
、特に1.0〜209710分のものが好ましい。
かかるMFRが0.3r/10分未満であると溶融底形
時の流動特性に劣り、押出負荷、射出負荷の増大を来し
、筒速連続運転注に支障を来し、浴融底形時にゲルやフ
ィシュ・アイを発生しやすくなり好ましくない。
まfiMFRが501’/10分を越えて大きくなると
成形し九容器の落下強度、衝撃強度に劣り、ま九安定し
九押出戊形、射出底形が困難になる。
更に、MFRが0.3F/10分未満あるいは50?/
10分を越えたEVOf(を用いt場合には、本発明に
がかるPESと組み合せ定場合の共射出成形性、共押出
成形性並びに共押出成形性に劣り、容器外観の良好なも
のが安定して得られないという不都合を生ずる。
MFRが0.FM’/10分未満あるいは30 f71
0分金越えると多層射出成形しtプリフォームのEVO
Hの軸方向への厚み分布が不均一となる。
すなわちM F Rが0.5r/10分未満の場合には
プリフォームキャビティ内のゲートに近い位置のEVO
I(の厚みが極端に厚くなり、ゲートから離れ次位置の
EVOHの厚みが極端に薄くなる傾向があり、ま7’j
3(1/10分を越える場合には、逆にプリ7オームキ
ヤビテイ内のゲートに近い位置のEVO)Iの厚みが極
端に薄くなり、ゲートからW&nた位置のEVOHの厚
みが、極端に厚くなる傾向がある。
すなわち、MFHの小さすぎるEVOH’(H用い友場
合には、かかるEMU)iがプリフォームキャビティ内
のゲート近くに集まりやすく、逆にMFRの大きすぎる
EVOH6用いた場合には、EVOHがゲートから離れ
た位置に集まりやすくなるという問題点を生じ、いずれ
の場合も多層射出プリフォーム中のEVOHの軸方向の
厚み斑は大きくなり、このような多層射出プリフォーム
を延伸中空成型しても、厚みが均一で、かつ外観良好な
延伸中空底型多層容器は得られないのである。
本発明はPESとEVO)(を多層状に共射出成形して
、多層プリフォームを作つ之のち、共延伸中空底形する
ものであるが、その場合の層構成は一般KPEs/EV
OH/PES、、fiるいflPES/EVOH/PE
S/EVOH/PE5(7)如<、EVOHJIIをP
ES層で挾持するのが、共射出多層プリフォームの底形
の容易性及びガス遮断材であるEVOklの保護の点で
好ましい。
不発明では、EVOH膚とPES層の間に、接着性樹脂
層を設けても良く、その場合には、例えばPES/接着
性樹脂/E’VOH/接着性樹脂/PESの如く多層状
に射出底型すれば良いが、かかる接着性樹脂は、一般に
高価であり、しかもプリフォームa型機が複雑となり、
操作も煩雑になるなどの不都合がある一方、充分な層間
接着力が得られるので、絞り出し式ボトルのように繰り
返し外力を受ける容器等には好ましい。
かかる接着性樹脂としては、たとえばカルボキシル基変
性ポリオレフィン、カルボキシル基変性エチレン−アク
リル酸エチル共重合体、カルボキシル基変性エチレン−
酢酸ビニル共重合体、変性スチレン−ブタジェン共重合
体ラテックス、ポリアクリレート、ポリウレタン、さら
には特開昭59−115327号に記載のアルミニウム
元素およびモノカルボン酸の結合し几ポリエステルを用
いることができる。なおここでカルボキシル変性とは不
飽和カルボン酸ま友はその無水物(例無水マレイン酸、
アクリル酸)で変性したことを意味する0 本発明にかかるPES、EVOH及び接着性樹脂には、
その特性を著しく損わない範囲で顔料、染料等の着色剤
、帯電防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの添加剤を
加えることも他の熱可塑性樹脂をプレノドすることも良
い。
本発明にかかる多層延伸中空底型容器は、酸素や炭酸ガ
ス等のガス遮断性に優n s ’! 念保香住、透明性
、外観、強度に優nているので、炭酸飲料、果汁、乳酸
飲料、茶、コーヒー、ビール等の飲料用容器として、を
九ケチャツプ、マヨネーズ、食用油、ドレッシング等の
食品用容器として、更に洗剤、シャンプー、化粧品、農
薬、医薬品等の容器として有用である。
以下、実施例を挙げて説明する。
ヒ 実施例 実施例1 熱可塑性樹脂ポリエステル樹脂として固有粘度0.73
のポリエチレンテレフタレート(PET)を使用し、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(EvOH)とし
て、エチレン含有145モル%、けん化[99,5%、
MFff8 P/1(1(温[210℃、荷重2160
f)の樹脂を用い、2シリンダ一聾共射出成形機(金型
2ヶ取り)を用いて、首部内径12m、全長95mの多
層プリフォームを共射出底形し友。
PET@シリyダ O内径t138mm、EVOH側シ
リフシリンダ−は16■で、可塑化さ1次樹脂は別々の
射出シリンダーからスプルーを介してA、B別々のホッ
トランナ−を通り、ホットランナ−ノズルの先端部で同
心円の円柱状に合流してプリフォーム金製へ流入するよ
うになっている。
また射出成型機は同心円の内側をPETが通り、外側t
−EVOHが通るようになっていてオープンループ式射
出プロセス二ン)er−ル装置が付いており、射出速度
と射出圧力t−3段階に制御できるようになっている。
原料樹脂、射出成形条件を第1表に示しto第3表の射
出コントローラー設定値の欄における射出速度Vl、 
Vl、 Vlは3段階の速度が設定可能で、これを設定
値でなく実測値で示し、その下欄にMl、 Vl、 V
lで動い次対応する範囲がスクリュー位置(最前進位置
を0とした)により示されている。射出圧力については
射出時の油圧(ゲージ圧)でPI、 P2. P303
段階の実測値が示され、下欄にPlに対応するスクリュ
ー位置による範囲の表示と、P2.P3に対応する作動
範囲はスクリュー位置ではなく、作動時間で示されてい
る。
以下第2〜3表の数値で順を追って説明する。
温度設定 (i)pg’rはホッパー111(後部)2
50℃、中部270℃、前部270℃に設定さA7’?
射出シリンダーAから射出さnスプルーを介して260
℃に保*R九ホットランナーブロック中を通り250℃
の2重円筒状ホットランナ−ノズルの内側を通り、12
℃に冷却さnているプリフォーム金型のコアとキャビテ
ィの間に金製ゲートから射出充填されるようにし九。
(2)  F、 V OHハホツパー側(後部)225
℃、前部225℃に設定され穴射出シリンダーB(2点
でコントロールしている)から射出されスプルーを介し
て240℃に設定さrLtホットランナ−ブロック中ヲ
通り、250℃の2重円筒状ホットランナ−ノズルの外
側を通り上記と同じ金製に射出充填されるようにし几。
射出の作動条件 (1)  タイマー設定 (射出+保圧)時間・・・PETの1次射出開始から、
PETの2次射出完了を経て保圧(射出圧が保たれてい
る時間)が完了するまでの時間で8.5秒に設定し念。
冷却時間・・・保圧完了から金型が開くまでのプリフォ
ーム冷却時間を6秒に設定し友。
B射出遅延時間・・・PETの一次射出開始からPET
の一次射出完了(同時にEVOHが単独射出を開始する
)までの時間で162秒に設定した。
A射出−時停止時間・・・PETの1次射出完了後、E
VOHの射出t−開始L、PETo2次射出開始までP
ETの射出を一時停止する時間を0.1秒に設定し次°
0 (2)射出コントローラー設定 A射出容量・・・A射出開始の前にスクリューが回転し
つつ後退してスクリュー先端に、可重化した樹脂を一定
量スドックするようになっている。この量はスクリュー
の後退位置で制御するようになっており、スクリュー最
前進位置t。
として35.6 Mまで後退するように設定した。
これを樹脂量に換算すると40.4dになる。
B射出容量・・・同様にBについてはスクリュー後退位
置25■、樹脂量5. ON!!に設定した。
Aの射出速度・・・スクリューの前進速度を3段階(V
i −Vl −Vl ) K llt 定テきル(7)
 テVt = 20wa/’yt、Vl = 15■/
就、Vs = 15 ws/see (実測)となるよ
うに設定ルた。(この場合VlはPETの1次射出速度
になっている)そして作動範囲を下欄(スクリュー範囲
)に示し次通りVlはスクリュー位置が35.6 mか
ら16mに前進するまでの間、v2はスクリュー位置1
6鱈から8flに前進するまでの間、 Vsはスクリュ
ー位置9■からOffまでの間(この場合、 Vl−H
−Vlなので、スクリュー位@ 16 vmから0霧ま
で同速)の射出速度に対応するように切換ボイ/トを設
定し念。この場合v1とV2の間に001秒の1時停止
時間が入るようになっている。
Bの射出速度・・・EVOHの射出速度をV1=30w
/5ee(スクリュー位置25mから16箇までの範囲
)、V2 = 30 rtm/sec (スクリュー位
置16mから8gmまでの範囲)、V3 = l 5 
m/see (スクリュー位I!t81a11小ら0■
までの範囲)と設定し友。
Aの射出圧力・・・射出圧力ft3段階に設定できるの
でPi = i 20 kq/dG (ゲージ圧)、P
z=50)cp/−G、 P3=45kg/adGに設
定した。この場合、負は切換ポイントがスクリュー位置
で表示されている。即ち35.6mから3w’tでの間
である。
しかし負と胸については、装置が時間単位で設定するよ
うになっているので、その値を表中に示し之。それぞれ
2.5秒と3.5秒であり几。
Bの射出圧力・・・Aと同様の表し方になっておりPI
 = 1201w/a+IG%Pz=80kf/cdG
、P3=60橡/cjG、  Ptはスクリュー位置2
5■から5鴫までの間、P2、hはその後それぞれ1.
5秒、4.5秒間作動するようにし友〇 A、  B共射出圧力については、アくまで設定値であ
る。このような条件で作りtプリフォームの中間工程サ
ンプルを採取し、その首部断面を調べて首部金型充填速
度の比A/Bi求めたところ、1゜0でおった。首部の
透明性は良好でEVOH(7)最大厚みは370μで、
はぼ均一な厚さであった(第1表)0このプリフォーム
を用いて通常の二軸延伸ブロー成形機を便用し、面積延
伸倍率10.2倍(軸方向3.0倍、同方向3.4倍)
で二軸共延伸し内容積700m、胴部の平均厚さ300
μ、その9ちEVOH層の平均厚さ20μの中空成形容
器(ボトル)を得几。この際首部は把持し九ので延伸さ
れず、形状、透明性はプリフォームの時と変らず、ボト
ルのガスバリアー性は優nてい几。実施例1で得られ九
プリフォームの断面図を第1図に、第1図のBIMSの
拡大断面図全第6図に示し、さらにこのプリフォームを
二軸延伸ブa−して得九ボトルの断面図を第2図に示す
比較例1 5!施例1と同じ装置を用いてPET単層の中空九が炭
酸ガスバリアー性は実施例1の約1/3であつ九。
比較例2 プリフォーム金型コア及びキャビティ温度を40℃とじ
t他は実施例1と全く同じ装置及び条件で、PETとE
VOHの多層中空容器を作つtoその結果、首部EVO
H層厚さは、実施例1と同じく最大370μであったが
、EVOI(の密度が1.144まで増加し念結果、首
部の透明性が低下し白っぽく不透明化していた。
実施例2〜4.比較例3〜7 実施例1と同じ装置を用いて原料EVOII、プリフォ
ーム金型キャビティ及びコア温度、A(PET)、B(
EVOH)の射出速度全変化させてプリフォーム及びボ
トルを作り九。結果を第1〜3表に示し念。首部EVO
Hの厚みに関係する要因であるプリフォーム首部金型充
填速度の比A/BはPETの2次射出速度全主として変
えることにより(実施例2〜4、比較例3〜6)、また
はEVOHの射出速度を変えること(比較例7)により
変化させ九。首部EVOHの厚みと、密度、透明性の関
係は第1表に示す結果となつ食。比較例3で得らf’L
7’?−プリフォームの断面図を第4図に、第4図のA
部の拡大断面図を第5図に示す。
以下余白 第  1  表 注1)プリフォーム金型に各樹脂を射出する際、例えば
A、  B共射出の場合は人の1部を射出後、Aの射出
′t−1時中断しBを射出開始し直ちにAiBと同時に
射出していく。この時のBとAの全型内充填層の先端速
度の比を表す。
3)EVOHがボトム部に几まり胴上部にはEVOH層
がない。
Ji)比較例ΔはPET単層のため首部透明性は良いが
ガスバリアー性は劣る。
以下余白 第  2  表 注1)射出速度はスクリュー前進速度の実測値2)射出
速度の切換位置が下記の数字で表さnている。
3)射出シリンダーの油圧(ゲージ圧)4)最初の油圧
切換はスクリュー位置で示し、2段目、3段目の切換は
保圧時間で示して8る0 以下余白 G1発明の効果 本発明によれば首部に白濁のみられない外観の良好な中
空成形多層容器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得た多層プリフォームの断面図及び
第2図は第1図の多層プリフォームを二軸共延伸プa−
して得几中空成形容器の断面図、第3図はEVOH@が
首下で1部欠落している好ましくないプリフォームの断
面図、第4図は比較例3で得た首部のEVOH/ilの
最大厚みが500μを越えて不透明層となっているプリ
フォームの断面図、第5図は第4図A部の拡大断面図、
第6図は第1図のB部のプリフォームの拡大断面図であ
る。 1:を部 2:胴部 3:つば部 4:EVOH層 、6 5:PET層 第 1 図     第 2 図 第 3 図 第 5 閉 洛4 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性飽和ポリエステル系樹脂層を内外層とし
    、エチレン含有量20〜60モル%、酢酸ビニル成分の
    けん化度95%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体け
    ん化物系樹脂を中間層とする少なくとも3層構造を有す
    る共射出中空成形多層容器において、該容器の首部にお
    ける最大厚さが2〜4mmで、かつ該エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体けん化物系樹脂層の最大厚さTが50〜5
    00μの範囲にあり、さらに首部の該エチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体けん化物系樹脂層の密度Y(g/cm^3
    )が、下記(1)式を満足することを特徴とする共射出
    中空成形多層容器。 Y≦1.326−0.004X−7.5×10^−^6
    T・・・・・・(1)但し、Yは該容器の首部における
    エチレ ン−酢酸ビニル共重合体けん化物系樹脂層 の20℃における密度(g/cm^3)、Xは該樹脂の
    エチレン含有量(モル%)を示す。
  2. (2)首部のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物系
    樹脂層の最大厚さが150〜400μの範囲にある特許
    請求の範囲第1項記載の共射出中空成形多層容器。
  3. (3)熱可塑性飽和ポリエステル系樹脂層とエチレン−
    酢酸ビニル共重合体けん化物系樹脂層の間に、接着性樹
    脂層を設けることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の共射出中空成形多層容器。
JP26648486A 1986-11-07 1986-11-07 共射出中空成形多層容器 Granted JPS63120644A (ja)

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