JPS63114677A

JPS63114677A - サ−マルプリンタ

Info

Publication number: JPS63114677A
Application number: JP61261203A
Authority: JP
Inventors: Sadatoshi Murakami; 村上　貞利; Satoru Yamazaki; 悟山崎; Masayuki Tanaka; 正幸田中; Sayoko Hirata; 平田　佐代子; Hiromi Morimoto; 森本　浩美; Kenji Nomura; 野村　健次; Kenichiro Oka; 賢一郎岡; Masaru Onishi; 勝大西
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-10-31
Filing date: 1986-10-31
Publication date: 1988-05-19
Also published as: US4839667A; CA1278722C; DE3736729C2; DE3736729A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コこの発明は、プラテンと、このプラテンに対向配設され
たサーマルヘッドとで記録媒体を挾持し、この記録媒体
に上記サーマルヘッドの発熱素子による発熱で印字する
サーマルプリンタに関するものである。

［従来の技術］第５図は従来のサーマルプリンタの概略構成を示す。図
において、（１）はプラテンで、このプラテン（１）は
、第６図で示すように、支持軸（２）にゴムや合成樹脂
からなる円筒形の弾性体（３）を嵌若した丸プラテンで
ある。

（６）は記録用紙、（７）はインクリボンで、このイン
クリボン（７）は耐熱性の帯状ベースフィルム（６）と
、このフィルム（６）上に形成されたインク層（９）と
からなる、　（１０）はサーマルヘッドである。（特開
昭５６−１２３８７７号参照）いま、サーマルヘッド（
１０）により、インクリボン（７）をベースフィルム（
６）側から押圧して記録用紙（６）にインク層（９）が
密若した状態に設定されると、記録信号に応じて上記サ
ーマルヘッド（１０）の発熱素子（１０ａ）が発熱する
。この発熱で溶融したインク層（３）における一部分（
９ａ）が記録用紙（６）側に付着する。この付着部分（
９ａ）をインク層（９）から剥離することにより、記録
用紙（６）に転写画像が形成される。

［発明が解決しようとする問題点］転写された印字パターンの鮮明化を達成するには、サー
マルヘッド（１０）の発熱素子（ｌｏａ）をインクリボ
ン（７）と記録用紙（６）に対し均一な抑圧力で接触さ
せなければならない、そのため、プラテン（１）を構成
する弾性体（３）は、たとえば日本工業規格（以下、Ｊ
ＩＳと略称する。）ゴム硬度において１（Ｓ５５度以上
の硬質材であることが望ましい。

他方、印字パターンの転写の高速化を達成するには、イ
ンク層（９）の急速な溶解を促進することが肝要であり
、そのためには、サーマルヘッド（１０）の発熱素子（
１０ａ）に発生したジュール熱をベースフィルム（６）
を介してインク層（９）に効率良く伝達させることはも
とより、プラテン（１）からの放熱を防止するために、
このプラテン（１）の熱伝導率を低下させることが肝要
である。

従来、上記プラテン（１）の熱伝導率を低下させるだめ
に、プラテン（１）を構成する弾性体（３）をゴムや合
成樹脂の発泡体から形成していた。このように１弾性体
（３）を発泡体から構成することにより、この発泡体の
保温効果で熱伝導率が低下し、サーマルヘッド（３）の
発熱素子（１０ａ）に発生したジュール熱が、インクリ
ボン（７）および記録用紙（６）を介して、上記プラテ
ン（１）に吸収されにくくなり、インク層（９）の急速
な溶解が可能となる。

ところが、上記のように弾性体（３）を発泡体で構成す
ると、サーマルヘッド（１０）に付勢された押圧力によ
って、第８図で示すように、プラテン（１）の外表面の
一部（３ａ）が不均一に変形し、サーマルヘッド頁１０
）の発熱素子（ｉｏａ）に接触したインクリボン（７）
と記録用紙（６）の押圧力が不均一となって、印字ドツ
トの欠落が発生し、印字の品質を低下させる欠点があっ
た。

そこで、従来、プラテン（１）におけるりｉ神体（３）
を硬質でかつ熱伝導率の低い材料で構成すればよいけれ
ども、このような性質をもった弾性体（３）を同一の金
型内で一体に形成することはきわめて困難である。

たとえば、上記弾性体（３）を硬質にしようとすれば、
気孔率が局部的に低下して熱伝導率が不均一となり、他
方、熱伝導率を低くしようとすれば、気孔率が局部的に
増加して硬度が不均一となる。そのため、印字品質の局
部的な欠落などが発生して、印字品質を低下させ、高速
印字に対処できない欠点があった。

なお、上記プラテン（１）は、第７図で示すように、金
属などの平板（４）に平板状の弾性体（５）を被着した
平プラテンであっても同様の欠点があった。

この発明は上記欠点を改善するためになされたもので、
印字品質が高くかつ高速印字の可能なサーマルプリンタ
を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］この発明に係るサーマルプリンタにおけるプラテンは弾
性体の外表面をこの弾性体よりも硬質な低熱伝導率の多
孔質体で被覆した積層体からなることを特徴とする。

［作用］この発明によれば、弾性体自身を多孔質体からなる低熱
伝導率に形成する必要がなく、また、その外表面を構成
する多孔質体はその肉厚を薄くすることができるから、
硬質体に形成することが容易となる。

このように、プラテンの外表面が低熱伝導率の多孔質体
で形成されているから、サーマルヘッドの発熱素子に発
生したジュール熱が、インクリボンおよび記録用紙を介
して吸収されにくくなる。

そのため、インク層（６）の急速な溶解を促進して、印
字パターンの転写の高速化を達成することができる。

また、プラテンを構成する弾性体の外表面が硬質体で被
覆されているから、サーマルヘッドに付勢された押圧力
によって、プラテンの外表面の一部が不均一に変形する
おそれがない、そのため、サーマルヘッドの発熱素子に
接触したインクリボンと記録用紙の押圧力が均一となっ
て、印字ドツトの欠落がなく、印字品質を向上させるこ
とができる。

〔発明の実施例］以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明に係るサーマルプリンタに使用される
プラテンの一例を示す概略構成図で、このプラテン（１
）は、支持軸（２１）と、円筒状の弾性体（２３）と、
この弾性体（２３）の外表面に接着材や粘着材などによ
り被着されるとともに上記弾性体（２３）よりも硬質な
低熱伝導率の多孔質体（２４）とから構成されている。

上記弾性体（２３）は、たとえば従来と同様のゴムもし
くは合成樹脂、あるいはその発泡体から形成され、その
硬度をＪＩＳゴム硬度において）ＩＳ３５〜５５度に設
定されている。

また、上記多孔質体（２４）は、たとえばその厚さが０
．１〜２．０ｍｍであるゴムや合成樹脂のような有機質
の発泡フィルムから形成され、その硬度がＪＩＳゴム硬
度において５０〜９５度、熱伝導率が０．０５〜０．１
０　Ｋｃａｌ／ｒｎ’　＊　ｈｒ　＊　”Ｏに設定され
ている。上記合成樹脂としては、たとえばフッ素樹脂、
ポリプロピレンおよびポリエチレンからなり、その気孔
率が５０〜８０％でかつ気孔径が約１＃Ｌｍである。

また、上記多孔質体（２４）は、たとえば有機質や無機
質の繊維からなるシートで形成され、その硬度がＪＩＳ
ゴム硬度において）ＩＳ５５度以上、熱伝導率が０．０
４〜０．０９　Ｋｃａｌ／ｍ’　・ｈｒ　・”Ｃに設定
されティる。上記無機質繊維としては、たとえばｔＲ雄
状チタン酸カリウム（Ｋ２Ｏ・ｎ　Ｔｉ０２）　　、ア
スベスト。

石綿、ムライト、バーミキュライトおよびパーライトか
らなり、その気孔率が６０〜９５％でかつ繊維径、換言
すれば気孔径が約１ル】である。

上記構成から明らかなように、弾性体（２３）自身を多
孔質体からなる低熱伝導率に形成する必要がなく、また
、その外表面を構成する多孔質体（２４）はその肉厚を
薄くすることができるから、硬質体に形成することが容
易となる。

このように、プラテン（１）の外表面が低熱伝導率の多
孔質体（２４）で形成されているから、サーマルヘッド
（１０）の発熱素子Ｈｏａ）に発生したジュール熱が、
インクリボン（７）および記録用紙（６）を介して吸収
されにくくなる。そのため、　インク層（６）の急速な
溶解を促進して、印字パターンの転写の高速化を達成す
ることができる。

また、プラテン（１）を構成するりｉ神体（２３）の外
表面が硬質体で被覆されているから、サーマルヘッド（
１０）に付勢された押圧力によって、プラテンク１）の
外表面の一部が不均一に変形するおそれがない、そのた
め、サーマルヘッド（１０）の発熱素子（１０ａ）に接
触したインクリボン（７）と記録用紙（６）の押圧力が
均一となって、印字ドツトの欠落がなく、印字品質を向
上させることができる。

つぎに、上記弾性体（２３）および多孔質体（２４）は
、第２図で示すように、硬質合成樹脂の発泡フィルムを
うす巻き状に巻回した巻回体（２２）で一体に構成して
もよい。

すなわち、上記巻回体（２２）としては、たとえばゴム
や合成樹脂のような有機質の発泡フィルムから形成され
、その硬度がＪＩＳゴム硬度において１（Ｓ５０〜９５
度、熱伝導率が０．０５〜０．１０　Ｋｃａｌ／ｍ’　
噛ｈｒ・℃に設定されている。上記合成樹脂としては。

たとえばフッ素樹脂、ポリプロピレンおよびポリエチレ
ンからなり、その気孔率が５０〜８０％でかつ気孔径が
約１ｐｍである。

また、上記のことは、第３図で示すように、金属などの
平板（２５）に平板状の弾性体（２６）を被着し、その
外表面に多孔質体（２７）を被覆して構成した平プラテ
ンであっても同様の効果を奏することはいうまでもない
。

さらに、上記プラテン（１）は、第４図で示すように、
枠体（２５）に固着された半円柱のりｉ神体（２６）の
外表面に、低熱伝導率でかつ多孔質の合成樹脂フィルム
の多孔質体（２９）を被着して構成したものであっても
よい。

なお、上記実施例において、インクリボン（７）に代え
て、記録用紙（６）自体が力■熱により発色して印字さ
れる感熱記録用紙の保持に使用されるプラテンについて
も、同様の効果を奏することができる。

［発明の効果コ以上のように、この発明によるサーマルプリンタにおけ
るプラテンは弾性体と外被層の積層体からなり、その外
被層が硬質で低熱伝導率の多孔質体で構成したから、印
字品質が高くかつ高速印字が可能なサーマルプリンタを
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るサーマルプリンタに使用される
プラテンの一例を示す概略斜視図、第２図ないし第４図
はこの発明に係るサーマルプリンタに使用されるプラテ
ンのそれぞれ異なる他の例を示す概略斜視図、第５図は
サーマルプリンタの熱転写動作の説明図、第６図および
第７図は従来のサーマルプリンタに使用されるプラテン
のそれぞれ異なる例を示す概略斜視図、第８図は従来の
プラテンの熱転写動作の説明図である。（１）・・・プラテン、（６）・・・記録用紙、（１０
）・・・サーマルヘッド、（１０ａ）・・・発熱素子、
（２２）・・・発泡合成樹脂フイルノ・の巻回体、（２
３）　、　（２Ｂ）　、　（２６）・・・弾性体、（２
４）　、　（２７）　、　（２９）・・・多孔質体。なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラテンと、このプラテンに対向配設されたサー
マルヘッドとで記録媒体を挾持し、この記録媒体に上記
サーマルヘッドの発熱素子の発熱で印字するサーマルプ
リンタにおいて、上記プラテンは弾性体と、この弾性体
の外表面に被着されかつ上記弾性体よりも硬質で低熱伝
導率の多孔質体からなる外被層との積層体から構成した
ことを特徴とするサーマルプリンタ。
（２）上記外被層は熱伝導率が０．０５〜０．１０Ｋｃ
ａｌ／ｍ＾２・ｈｒ・℃である特許請求の範囲第１項に
記載のサーマルプリンタ。
（３）上記外被層は気孔率が５０〜９５％である多孔質
材からなる特許請求の範囲第１項に記載のサーマルプリ
ンタ。
（４）上記外被層は日本工業規格ゴム硬度がＨＳ５５〜
９５度である硬質材からなる特許請求の範囲第１項に記
載のサーマルプリンタ。
（５）上記外被層は日本工業規格ゴム硬度がＨＳ３５度
〜５５度である弾性体の外表面に被着されてなる特許請
求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のサーマ
ルプリンタ。
（６）上記外被層は多孔質フィルムの巻回体からなる特
許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のサ
ーマルプリンタ。
（７）上記外被層は、フッソ系樹脂、ポリプロピレン、
ポリエチレンおよび芳香族ポリアミドのような多孔質の
合成樹脂フィルム、天然繊維および合成樹脂繊維のよう
な硬質紙または発泡ゴムの１種もしくは複数種からなる
特許請求の範囲１項ないし第６項のいずれかに記載のサ
ーマルプリンタ。