JP2593095Y2 - カード用基材 - Google Patents

カード用基材

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JP2593095Y2
JP2593095Y2 JP1990046610U JP4661090U JP2593095Y2 JP 2593095 Y2 JP2593095 Y2 JP 2593095Y2 JP 1990046610 U JP1990046610 U JP 1990046610U JP 4661090 U JP4661090 U JP 4661090U JP 2593095 Y2 JP2593095 Y2 JP 2593095Y2
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JP1990046610U
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卓慈 及川
良一 岸
秀樹 土井
隆志 白根
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共同印刷 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリペイドカード等の表面にオフセット印
刷などの一般印刷や絵付を容易にするためのカード用基
材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のカードにおいては、例えば第3図のようにプラ
スチック製の基体1の表面全面に直接印刷のインキ受容
層2を形成し、その上に一般印刷(一般印刷層3)また
は昇華転写印刷(昇華転写層4)を行っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなカードにおいては、カード
用基材の前記受容層2直下の材質が硬くてクッション性
が不足するため、昇華転写時に発熱体や受容層2の凹凸
等が原因して、受容層2に熱転写リボンまたはシート
(図示せず)が均一にあたらず密着性が悪くなり、これ
によって転写むらが生じ、またカラー画像の記録におい
ては色再現性が悪くなって画質が悪くなってしまった
り、微細な点や低濃度部が転写しにくいため精密な転写
印刷ができないという欠点があった。さらに、このカー
ド用基材では、受容層2は一般印刷インキに対する親和
性が低いため一般印刷層が密着しにくいという問題があ
った。
本考案は、従来の上記問題点を排除したカード用基材
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、基板上全面に、厚さ20〜50μmの発泡プラ
スチックフィルムからなるクッション層を接着剤を介し
て接着し、該クッション層上の一部にシルクスクリーン
印刷により昇華転写受容層を設け、その他の部分に一般
印刷層を直接形成したことを特徴とするカード用基材で
ある。
〔作用〕
基体と昇華転写受容層の間に厚さ20〜50μmの発泡プ
ラスチックフィルムからなるクッション層を設けたの
で、転写時における発熱体や熱転写シートの凹凸等によ
る熱転写リボンまたはシートと受容層との溶着性の悪さ
が前記クッション層によって吸収される。
また、インク受容層をカード基材の一部に、即ち昇華
転写部分にのみ形成したので一般印刷層はクッション層
上に直接形成されることになるが、その密着性が良いた
めインキののりが良好で、一般印刷層の形成も適確に行
うことができるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図に基づいて説明すると、厚さ
188μmのポリエステルシートよりなる基体1の上面全
面に、クッション層5として上下両面を平滑に加工した
厚さ38μmの発泡ポリエステルフィルム(または発泡ポ
リプロピレンフィルム)を、ウレタン系(またはアクリ
ル系)の接着剤(図示せず)により貼着したのち、該ク
ッション層5上面の一部に、厚さ4〜6μmのシリコー
ン樹脂を含む昇華転写受容層2をシリコーンスクリーン
印刷により形成してカード用基材を構成した。
そして、このカード用基材を使って、第2図に示すよ
うに前記受容層2に昇華転写印刷を施して画像を形成
し、該受容層2以外の部分すなわち前記クッション層5
の上面にUV(紫外線乾燥)オフセット印刷により厚さ1
〜3μmの一般印刷層3を形成した。
そして、前記クッション層5の厚さを20〜50μmとす
ることにより良好な画質の転写画像が得られ、UVオフセ
ット印刷も鮮明かつインキの密着が強固となることが確
認できた。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、基体上に、厚さ20〜50
μmの発泡プラスチックフィルムからなるクッション層
を接着剤を介して接着し、クッション層上の一部にシク
ルスクリーン印刷により昇華転写受容層を、その他の部
分に一般印刷層を直接形成可能としているので、受容層
部分への昇華転写性が向上して微細な点や低濃度部まで
忠実に転写印刷することができ、カラー画像記録におい
て色再現性が良好になり、画質が向上するものである。
またクッション層が印刷性付与層を兼ねているので、ク
ッション層上面のうち、受容層のない部分にもUVオフセ
ット等の一般印刷を適確に行うことができる上、インキ
の密着が強固となり、受容層の形成コストも低減される
ものである。さらに、一般印刷層を形成するためカード
基体上に印刷性付与層を別に設ける必要がなく、カード
基材の製造がきわめて容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すカード基材の縦断面
図、第2図はカード基材に印刷を施した状態の縦断面
図、第3図は従来例を示すカード基材に印刷を施した状
態の縦断面図である。 1……基体、2……受容層、3……一般印刷層、4……
昇華転写層、5……クッション層。
フロントページの続き (72)考案者 土井 秀樹 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (72)考案者 白根 隆志 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共 同印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−220395(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上全面に、厚さ20〜50μmの発泡プラ
    スチックフィルムからなるクッション層を接着剤を介し
    て接着し、該クッション層上の一部にシルクスクリーン
    印刷により昇華転写受容層を設け、その他の部分に一般
    印刷層を直接形成したことを特徴とするカード用基材。
JP1990046610U 1990-05-02 1990-05-02 カード用基材 Expired - Lifetime JP2593095Y2 (ja)

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JPH047172U JPH047172U (ja) 1992-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2572569B2 (ja) * 1986-03-20 1997-01-16 大日本印刷株式会社 カ−ド類

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