JPH0995018A - プラテンローラー - Google Patents

プラテンローラー

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Publication number
JPH0995018A
JPH0995018A JP25485295A JP25485295A JPH0995018A JP H0995018 A JPH0995018 A JP H0995018A JP 25485295 A JP25485295 A JP 25485295A JP 25485295 A JP25485295 A JP 25485295A JP H0995018 A JPH0995018 A JP H0995018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving portion
thermal head
pressure receiving
platen roller
ink sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP25485295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideya Wakabayashi
秀哉 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0995018A publication Critical patent/JPH0995018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの押圧により、プラテンロー
ラー表面のゴムの弾性変形によるサーマルヘッドの両端
部からはみ出した部分のインクシートがプラテンローラ
ーの変形部と非変形部との搬送量差によるシワの発生を
防止し、画質を向上する。 【解決手段】 非受圧部(小径部)11の直径は、サー
マルヘッド8が押圧される受圧部10の直径より小さく
し、受圧部10がサーマルヘッド8に押圧されたとき、
受圧部10のゴム等の弾性体がはみ出す部分が、受圧部
10と非受圧部11との段差の部分で形成されるように
し、印画時に搬送されるインクシート4と印画用紙7と
は非受圧部11に接触しないので、インクシート4に搬
送量差が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱転写プリンタ
装置に関するもので、特に印画時におけるインクシート
のシワ防止ができるプラテンローラーの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の熱転写プリンタ装置の印画
原理を示した横図面、図7は印画時にシワ発生状態を示
す図、図8は熱転写プリンタ装置の要部側面図である。
図において、1はゴム等の弾性体からなる円柱状のプラ
テンローラー、2はヒートシンクであり、インクを溶融
するための熱源である発熱体3が取り付けられている。
【0003】4はインクの塗布されたフィルタ状のイン
クシート、5は新しいインクシートを繰り出すローラ
ー、6は印画された後のインクシート4を卷き取る卷取
りローラー、7は印画用紙である。8はヒートシンク2
と発熱体3を総称するサーマルヘッドであり、図示しな
いヘッド駆動機構によりプラテンローラー1と接離され
る。
【0004】従来の熱転写プリンタ装置は上記のように
構成され、印画状態では、プラテンローラー1へサーマ
ルヘッド8が印画媒体であるインクシート4と印画用紙
7を一定圧力で挟み、選択された発熱体3の発熱によ
り、インクシート4のインクを溶かして、印画用紙7に
インクが熱転写される。さらに、プラテンローラー1を
回転させ、プラテンローラー1表面のゴムの表面摩擦力
により、印画用紙7を搬送する。同時に新たなインクを
供給するために、インクシート卷き取りローラー6を回
転させ、印画用紙7とインクシート4が発熱体3に対し
て等速に送られ、順次印画がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
転写プリンタ装置のプラテンローラー1は、印画時にお
いて、サーマルヘッド8の押圧を受圧することと、印画
用紙7を等速で搬送する役目がある。しかし、サーマル
ヘッド8がある押圧で薄膜のインクシート4と印画用紙
7を介在させてプラテンローラー1のゴム表面に当接さ
れると、剛性の小さなゴムは接触部で弾性変形を起こ
す。
【0006】図6に示すようにサーマルヘッド8の全長
はプラテンローラー1のゴムの部分の全長よりも短いた
め、押圧接触部と非接触部でゴムの弾性変形による回転
半径差h(=r2−r1)を生ずることとなる。インク
シート4と印画用紙7の幅は、プラテンローラー1のゴ
ムの部分の全長よりもさらに長いため、インクシート4
および印画用紙7の両者はプラテンローラー1の半径r
1部、r2部の両方に接触することになる。
【0007】サーマルヘッド8が直接接触していない半
径r2部においても、プラテンローラー1のゴム摩擦力
や、印画用紙7自体の摩擦力により接線力(搬送力)が
作用する。この時、プラテンローラー1は中心線9を基
準に等角速度ω(rad/sec)で回転するため、サ
ーマルヘッド8の押圧接触部と非接触部による回転半径
差h(=r2−r1)によって搬送量差ΔSを生ずる。 ΔS=ω×(r2−r1)×t (t:単位時間)
【0008】このため、インクシート4や印画用紙7の
端面に、図7に示すように、搬送量差ΔSの影響を受け
てシワが発生し、印画面両隅にシワ状の模様が転写さ
れ、画質を低下させるという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、サーマルヘッド8の押圧接触部
と非接触部で搬送量差ΔSが発生しないで、印画媒体全
面を均一に搬送することができ、シワの発生を防止でき
るプラテンローラーを得ることを目的としいてる。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプラテン
ローラーは、サーマルヘッドに押接される表面部が弾性
体で、且つ、円柱状のプラテンローラーを有し、このプ
ラテンローラーと上記サーマルヘッドとの間にインクシ
ートと印画用紙とを介在させ、上記サーマルヘッドの発
熱体を選択的に発熱させて上記インクシートのインクを
上記印画用紙に熱転写するプリンタ装置であって、上記
サーマルヘッドに押接される受圧部と、この受圧部の両
端部に各々設けた非受圧部とを有し、上記受圧部のロー
ラー幅は上記サーマルヘッドの長さ以下とすると共に、
非受圧部は上記受圧部よりも直径が小さい小径部とし、
上記受圧部が上記サーマルヘッドに押接されると、上記
受圧部の側面から上記弾性体がはみ出す部分が上記受圧
部と非受圧部との間に生ずる段差部で形成されるように
したものである。
【0011】また、サーマルヘッドが押接される表面部
が弾性体で、且つ、円柱状のプラテンローラーを有し、
このプラテンローラーと上記サーマルヘッドとの間にイ
ンクシートと印画用紙とを介在させ、上記サーマルヘッ
ドの発熱体を選択的に発熱させて上記インクシートのイ
ンクを上記印画用紙に熱転写するプリンタ装置であっ
て、上記サーマルヘッドに押接される受圧部と、この受
圧部の両端部に各々設けた非受圧部と、上記受圧部と非
受圧部との間に設けた周溝とを有し、上記受圧部のロー
ラー幅は上記サーマルヘッドの長さ以下とすると共に、
非受圧部は上記受圧部が上記サーマルヘッドに押接され
たときの半径とほぼ同等の半径を持つ小径部とし、上記
受圧部が上記サーマルヘッドに押接されると、上記受圧
部の側面から上記弾性体がはみ出す部分が上記周溝内で
形成されるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示すプ
ラテンローラーの外形図、図2はサーマルヘッドが押圧
された状態を示す図である。
【0013】図において、4、7、8は、従来の技術で
説明のものと同様である。プラテンローラー1は、サー
マルヘッド8で押接される受圧部10と、サーマルヘッ
ドで押圧されない非受圧部(小径部)11で形成され
る。
【0014】受圧部10はサーマルヘッド8の長さ以下
のローラー幅であり、非受圧部(小径部)は、受圧部1
0の両端部に設けられ、プラテンローラー1がサーマル
ヘッド8に押圧されて、受圧部10の弾性体(例えばゴ
ム)の表面部が弾性変形した後の半径r1より小さい半
径r3にしている。そして受圧部10と非受圧部11と
の間の段差の部分で、受圧部10がサーマルヘッドに押
圧された場合の弾性体が側面にはみ出した部分を形成す
るようにしている。即ち、r1とr3との関係は、図2
のようにサーマルヘッド8で押圧された際、ローラーの
側面に弾性体のはみ出した部分が形成されるようにす
る。
【0015】このように、プラテンローラー1の受圧部
10の両端部を小径の非受圧部11とすることで、印画
時に搬送されるインクシート4と印画用紙7はプラテン
ローラー1に接触しないので、インクシート4に従来例
で説明した搬送量差ΔSの発生がなく、シワの発生が抑
制できる。
【0016】なお、図1、図2において、非受圧部(小
径部)11を取り除き軸の部分と受圧部10とでブラテ
ンローラー1を構成しても同様の効果があるように思わ
れるが、印画用紙7の幅が受圧部10の幅よりも小さい
場合があり、この場合、インクシート4は薄いので受圧
部10からはみ出した部分が、図2で図示したインクシ
ート4とは逆に下方に落ち込む。このはみ出て落ち込ん
だ部分は、たくれてしわになり易く、このしわがブラテ
ンローラー1とサーマルヘッド8との当接部へ拡大して
いき、印画不良が発生する。
【0017】この実施の形態のように非受圧部(小径
部)11があれば、この非受圧部11に支えられてイン
クシート4の落ち込みが少なくなり、しわの発生が抑制
される。また、非受圧部11の外側でインクシート4の
落ち込みがある場合、その落ち込みによるしわが発生し
ても、非受圧部11とサーマルヘッド8との間隙で伸ば
されて、しわの印画部への拡大が及び難くなる。
【0018】以上のように、プラテンローラーのヘッド
圧力非受圧部の直径を小さくするこという簡単な構造で
インクシートや印画用紙全体に均一な搬送量を与え、イ
ンクシートに発生するシワを除去することによって画質
の向上を図ることができる。
【0019】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示すプラテンローラーの外形図、図4はサーマル
ヘッドが押圧された状態を示す。図において、1、4、
7、8、10は上記実施の形態1にて説明のものと同様
である。11は非受圧部(小径部)で、受圧部10がサ
ーマルヘッド8で押圧されたときの半径r1とほぼ等し
い半径r3としている。12は受圧部10と非受圧部
(小径部)11との間に設けられた幅Lの周溝である。
この周溝12内でサーマルヘッド8で押圧された際ロー
ラーの側面に弾性体のはみ出した部分が形成されるよう
にする。
【0020】サーマルヘッド8の押圧により弾性変形さ
れた後の半径r1と、非受圧部(小径部)11の半径r
3とを等しくすると、インクシート4と印画用紙7の印
画部での搬送量と、インクシート4と印画用紙7が非受
圧部(小径部)11に何等かの外力により接触したとき
の搬送量を同じとすることができ、一層シワ発生の防止
が可能である。
【0021】また、周溝12の溝幅Lはサーマルヘッド
8の押圧力による変形のゴムのふくらみ量以上にする。
これらはヘルツの弾性接触理論より決定される。上記関
係はプラテンローラー1の外径寸法、ゴムの材料物性、
押圧荷重等により特定されるもので、押圧力と溝幅Lの
関係の一例を図5に示す。
【0022】前記のような形状としたプラテンローラー
1においては、プラテンローラー1にインクシート4と
印画用紙7を挟んでサーマルヘッド8を押圧した際、押
圧力によるゴムの変形があっても、サーマルヘッド8と
プラテンローラー1の押圧接触部と非接触部で半径が等
しくなるため、プラテンローラー1が回転したときに印
画媒体全体にわたって均一な搬送量が得られることにな
る。
【0023】また、上記においてプラテンローラー1へ
のサーマルヘッド8の押圧力が脱力する端面部分におい
て、ゴムが半径方向に変形した場合、周溝12を設ける
ことにより、軸方向へのゴム変形代を逃がすことで、印
画部へのヘッド接圧分布を均一化し、このことによるプ
ラテンローラー摩擦力の偏在を防ぎ、さらに印画媒体の
均一搬送に寄与する。
【0024】以上のように、受圧部と非受圧部の境界に
周溝を設けるという簡単な構造で、インクシートや印画
用紙全体に均一な搬送量を与え、インクシートに発生す
るシワを除去することによって画質の向上を図ることが
できる。
【0025】実施の形態3.実施の形態1では、受圧部
10が非受圧部11と接する側面部(段差部)は、プラ
テンローラー1の軸方向と垂直(径方向と平行)であっ
たが、側面部を垂直でなく若干内側または外側に傾斜す
るようにしてもよい。
【0026】実施の形態4.実施の形態2では、周溝1
2の形状をコ字形としたが、U字形、V字形などにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるプラテンロ
ーラーの外形図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるサーマルヘ
ッドの押圧状態を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2におけるプラテンロ
ーラーの外形図である。
【図4】 この発明の実施の形態2におけるサーマルヘ
ッドの押圧状態を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2におけるヘッド押圧
と溝幅の関係を示す図である。
【図6】 従来の熱転写プリンタ装置の印画原理を示し
た図である。
【図7】 従来の印画時のシワ発生状態を示す図であ
る。
【図8】 熱転写プリンタ装置の要部側面図である。
【符号の説明】
1 プラテンローラー、4 インクシート、7 印画用
紙、8 サーマルヘッド、10 受圧部、11 非受圧
部(小径部)、12 周溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドに押接される表面部が弾
    性体で、且つ、円柱状のプラテンローラーを有し、この
    プラテンローラーと上記サーマルヘッドとの間にインク
    シートと印画用紙とを介在させ、上記サーマルヘッドの
    発熱体を選択的に発熱させて上記インクシートのインク
    を上記印画用紙に熱転写するプリンタ装置であって、上
    記サーマルヘッドに押接される受圧部と、この受圧部の
    両端部に各々設けた非受圧部とを有し、上記受圧部のロ
    ーラー幅は上記サーマルヘッドの長さ以下とすると共
    に、非受圧部は上記受圧部よりも直径が小さい小径部と
    し、上記受圧部が上記サーマルヘッドに押接されると、
    上記受圧部の側面から上記弾性体がはみ出す部分が上記
    受圧部と非受圧部との間に生ずる段差部で形成されるよ
    うにしたことを特徴とするプラテンローラー。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッドが押接される表面部が弾
    性体で、且つ、円柱状のプラテンローラーを有し、この
    プラテンローラーと上記サーマルヘッドとの間にインク
    シートと印画用紙とを介在させ、上記サーマルヘッドの
    発熱体を選択的に発熱させて上記インクシートのインク
    を上記印画用紙に熱転写するプリンタ装置であって、上
    記サーマルヘッドに押接される受圧部と、この受圧部の
    両端部に各々設けた非受圧部と、上記受圧部と非受圧部
    との間に設けた周溝とを有し、上記受圧部のローラー幅
    は上記サーマルヘッドの長さ以下とすると共に、非受圧
    部は上記受圧部が上記サーマルヘッドに押接されたとき
    の半径とほぼ同等の半径を持つ小径部とし、上記受圧部
    が上記サーマルヘッドに押接されると、上記受圧部の側
    面から上記弾性体がはみ出す部分が上記周溝内で形成さ
    れるようにしたことを特徴とするプラテンローラー。
JP25485295A 1995-10-02 1995-10-02 プラテンローラー Pending JPH0995018A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6724412B1 (en) * 2003-04-16 2004-04-20 Eastman Kodak Company Preventing crease formation in donor web in dye transfer printer that can cause line artifact on print
JP2012071529A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Sinfonia Technology Co Ltd プリンタ
US8525859B2 (en) 2010-11-26 2013-09-03 Seiko Epson Corporation Thermal head and thermal printer
JP2018144994A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 東芝テック株式会社 プリンタ

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