JPS63106109A - 空気入りタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、タイ
ヤの外周面にブランド名、サイズ。

種々のマーク及び使用上の注意事項等を文字又は図形等
の表示媒体により現わした空気入りタイヤの改良に関す
るものである。

〔従来の技術〕

タイヤの外周面にはブランド名、サイズ、種々のマーク
及び使用上の注意事項等が表示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、タイヤのようなゴム製品は、補強剤としてカ
ーボンブランクが使用されているために全体が黒一色で
あり、その表面に上記文字又は図形等を現わしても他の
物品の場合と異なり昇水され難い。

この点について例えば文字を表示する場合、通常その周
囲に細いリッジ又は溝で縁取りしたり、または米国特許
第４１９８７７４号明細書に示されているように、互い
に平行に延びる多数の綱いリッジの集合体で現した文字
で表示することが知られている。

しかしながら、前者は同色表面上における単なるリッジ
又は溝の枠組による表示のため判読し難く顕示効果が小
さい、また後者は顕示効果の点では、前者と比較して優
れているが、特に乗用車用タイヤのようにトレッドパタ
ーンと共にファツション性が要求される今日では、表示
の単調さは免かれず、さらに、文字等を構成するリッジ
相互間の細い多数の溝内に、埃や泥等によって目ずまり
し易い。この結果、タイヤの美観を損なう等多くの欠点
がある。

本発明は上述した問題点を解消すべく検討した結果、達
成されたものである。

従って本発明の目的は、タイヤの形状及びトレンドデザ
インの関連において顕示効果の高い文字２図形、マーク
等の表示媒体を具えた空気入りタイヤを提供することに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、トロイダル形状を
呈し、その外周面に彫り込まれた文字２図形、マーク等
からなる表示媒体を具えたタイヤであって、上記表示媒
体の表面を、これを表示する部分の表面のレベルよりも
０．４〜０゜８鰭の範囲で実質上均一に隆起せしめると
共に、その周囲を０．４〜０．８鶴幅のリッジで縁取り
したことを特徴とする。

〔作用〕

タイヤの形状及びトレッドデザインの関連において顕示
効果の高い文字２図形、マーク等の表示媒体を具えた空
気入りタイヤを得ることができる。

〔実施例〕

以下本発明を実施例により図面を参照しつつ具体的に説
明する。

第１図〜第３図は本発明の実施例からなる空気入りタイ
ヤを示し、第１図は一部を切欠した正面視説明図、第２
図は要部を示す正面視説明図、第３図は第２図■−■矢
視断面拡大図である。

図においてＥは本発明の実施例からなる空気入りタイヤ
で、トロイダル形状を呈し、その外周面に文字２図形、
マーク等からなる表示媒体１０を彫り込むことにより構
成されている。

そして本発明においては、特に、上記表示媒体１０の表
面１０ａを、これを表示する部分すなわちサイドウオー
ルＳの表面Ｓａのレベルよりも０．４〜０．８鶴の範囲
で実質上均一に隆起せしめると共に、その周囲を０．４
〜０．８鶴幅と太めのリッジＲで縁取りしである。

この構造をさらに説明すると、図に示す本実施例は、表
示媒体１０をモーターサイクル用タイヤのサイドウオー
ルＳに施した例である。

前記サイドウオールＳの表面は、本実施例において図示
したように、性状の異なる二つの面に二分割されており
、そのトレッドＴ側には表面が平滑な帯状平滑面Ｓ１を
形成する一方、ビード部Ｂ側には表面が粗い帯状装飾面
２０が形成されている。

そして、上記帯状平滑面Ｓ１から帯状装飾面２０にわた
って図示したように表示媒体１０が施しである。つまり
、上述したように表示媒体１０の一部が上記帯状装飾面
２０と重なるよう施しである。

本実施例において表示媒体１０は、図示したように、サ
イドウオールＳのトレンドＴに近い位置にタイヤの周方
向に沿って配置したが、これは、ビード部Ｂ寄りの位置
に配置しても良く、さらに、トレッドＴの表面（トレン
ドデザイン上）にかけて配置しても良いのは勿論である
。

なお、上記表示媒体１０を乗用車用タイヤに施す場合は
、主としてサイドウオールＳの目立つ位置、例えばサイ
ドウオール中央よりややトレッドＴ寄りの区域に配置す
ることが好ましいが、これは、タイヤの美観を向上する
為に施されている各種デザインとの関係で、適宜の位置
に配置しても良いのは勿論である。

上記表示媒体１０は、第３図に示すように、この表示媒
体１０の表面１０ａを、サイドウオールＳの表面Ｓａの
レベルよりもｈｌの高さで実質上均一に隆起せしめると
共に、その周囲を幅Ｗ１のリッジＲで縁取りしである。

そして本発明においては、上記隆起高さｈｌ及びリッジ
Ｒの幅Ｗ１を ｈｌ＝０．４　　〜０．８　１粛 Ｗｌ−０，４〜０．８　１曙 の範囲内に設定しである。

これは、隆起高さｈｌ及びリッジＲの幅Ｗ１が上記範囲
未満及び上記範囲を超えると１、本発明の所期の効果を
期待することができないからである。

また上記リッジＲの高さｈ２は０．２〜０．６鰭の範囲
内に設定することが本発明の所期の効果を期待する上で
好ましい。

なお本実施例において、隆起高さＫｌ＋　　リッジＲの
幅Ｗ１及びリッジＲの高さｈ２は、ｈ＋　−０，４ｔａ Ｗ、−０，６ｔａ ｈ２−Ｑ、４　ｎ＋ に設定しである。

上述した表示媒体１０の隆起高さｈｌは、表示媒体１０
の正面視大きさによって、その表示媒体１０の顕示効果
を大きくできるよう上述した値の範囲で適宜選定するこ
とが好ましい。

すなわち、表示媒体１０の隆起高さり、は、表示媒体１
０の正面視最大高さをＨ２正面視最大幅をＷとすると、
この■（及びＷのうち人きい値の１％〜３％の範囲に設
定することが好ましい。

さらに、表示媒体１０が本実施例のように複数である場
合は、各表示媒体１０のＨ及びＷの平均値をベースとし
て、上述したように表示媒体１０の隆起高さｈｌを設定
することが好ましい。

但し、この場合、表示媒体群のうち極端にＨあるいはＷ
の値が小さい表示媒体の値は、あらかじめ除いてＨ及び
Ｗの平均値を算出する。

例えば、表示媒体１０がＲＩＤＧＥである場合には、■
の正面視最大幅Ｗを除く。

要するに、表示媒体１０のサイドウオール外表面からの
隆起高さｈｌは、例えば文字等表示媒体全体のバランス
、　ｌ：ｒｌ＆、判読性等顕示効果を向上できるように
、また、タイヤのサイズやトレッドデザインあるいはそ
の他サイドウオールに施された他のデザインとのバラン
スを考慮して任意に設定すれば良い。

また表示媒体１０の表面１０ａは、サイドウオールＳの
色（通常黒色）とは異なる色に彩色して良い。

さらに表示媒体１０の表面１０ａは、平滑なサイドウオ
ールＳの表面に対して粗い表面になるように、加硫金型
の所定部分を腐食加工しても良く、両者共に平滑な表面
としても良いのは勿論である。

なお、本実施例において、表示媒体１０の表面１０ａは
平滑な表面としである。

前記帯状装飾面２０は、本実施例において図示したよう
に、所定の径方向幅で環状のサイドウオールＳと同心円
状にエンドレスに連なるよう形成されている。

しかしながらこの帯状装飾面２０は、必ずしも上述した
ようにエンドレスに連なる必要はな（、表示媒体１０の
構成との関係で、適宜有限の長さに選定しても良いのは
勿論であり、また径方向の幅も適宜幅に選定して良いの
は勿論である。

この帯状装飾面２０の表面は、加硫金型の表面に腐食加
工等必要な加工を施すことによって形成されており、本
実施例は、腐食加工によって得られた粗い表面２０ａに
、細い多数の棒状隆起をあしらった松葉散らし模保２０
ｂが現われるように加硫金型を加工して得られたもので
ある。

そして、この帯状装飾面２０には、上述したように表示
媒体１０の一部が重なるよう施しであるが、この表示媒
体１０の重なりは、本実施例において表示媒体１０の下
半部が帯状装飾面２０と重なるようにしたが、これは必
要に応じ表示媒体１０の上方又は下方１／４．１／３．
２／３．３／４等適宜重さね合わせれば良い。

〔発明の効果〕

本発明は上述したように構成したから、タイヤの形状及
びトレッドデザインの関連において顕示効果が極めて高
い文字９図形、マーク等の表示媒体を具えた空気入りタ
イヤを得ることができる一方、タイヤのファツション性
を大幅に向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例からなる空気入りタイ
ヤを示し、第１図は一部を切欠した正面視説明図、第２
図は要部を示す正面視説明図、第３図は第２図■−■矢
視断面拡大図である。 １０・・・・・・表示媒体 １０ａ・・・表示媒体の表面 Ｒ・・・・・・リッジ 代理人　弁理士　三　好　保　男 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. トロイダル形状を呈し、その外周面に彫り込まれた文字
   、図形、マーク等からなる表示媒体を具えたタイヤであ
   って、上記表示媒体の表面を、これを表示する部分の表
   面のレベルよりも０．４〜０．８ｍｍの範囲で実質上均
   一に隆起せしめると共に、その周囲を０．４〜０．８ｍ
   ｍ幅のリッジで縁取りしたことを特徴とする空気入りタ
   イヤ。