JPH0911708A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH0911708A JPH0911708A JP7161094A JP16109495A JPH0911708A JP H0911708 A JPH0911708 A JP H0911708A JP 7161094 A JP7161094 A JP 7161094A JP 16109495 A JP16109495 A JP 16109495A JP H0911708 A JPH0911708 A JP H0911708A
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- Japan
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- rib
- wall surface
- groove
- tire
- pneumatic tire
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
- B60C11/1315—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls having variable inclination angles, e.g. warped groove walls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1307—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls
- B60C2011/1338—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping with special features of the groove walls comprising protrusions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩耗初期以降であっても、レールウェイ摩耗
の発生を低減することが可能であると共に、溝底のリブ
壁面に生じるクラックを抑制することができる空気入り
タイヤを提供する。 【構成】 トレッド面1にタイヤ周方向Tにストレート
状に延在する周方向溝2を設け、該周方向溝2の両側に
タイヤ周方向Tに延びるストレート状のリブ3を形成し
たリブ基調のトレッドパターンを有する空気入りタイヤ
において、周方向溝2に面するリブ壁面3aの傾斜を変
化させて、該リブ壁面3aにタイヤ周方向Tに所定の周
期で溝底まで達する凸状部3bを設けると共に、トレッ
ド表面1におけるリブエッジ3Aの周長よりも溝底にお
けるリブ底エッジ3Bの周長を長くしたことを特徴とす
る。
の発生を低減することが可能であると共に、溝底のリブ
壁面に生じるクラックを抑制することができる空気入り
タイヤを提供する。 【構成】 トレッド面1にタイヤ周方向Tにストレート
状に延在する周方向溝2を設け、該周方向溝2の両側に
タイヤ周方向Tに延びるストレート状のリブ3を形成し
たリブ基調のトレッドパターンを有する空気入りタイヤ
において、周方向溝2に面するリブ壁面3aの傾斜を変
化させて、該リブ壁面3aにタイヤ周方向Tに所定の周
期で溝底まで達する凸状部3bを設けると共に、トレッ
ド表面1におけるリブエッジ3Aの周長よりも溝底にお
けるリブ底エッジ3Bの周長を長くしたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストレートのリブを基
調とするトレッドパターンを有する空気入りタイヤに関
し、更に詳しくは、摩耗初期以降であっても、レールウ
ェイ摩耗の改善を行うことができるようにした空気入り
タイヤに関する。
調とするトレッドパターンを有する空気入りタイヤに関
し、更に詳しくは、摩耗初期以降であっても、レールウ
ェイ摩耗の改善を行うことができるようにした空気入り
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ストレート状のリブを配設した
リブ基調のトレッドパターンを有する重荷重用空気入り
タイヤは、リブエッジが他の部分よりも接地圧が低いた
め、リブエッジに滑りが発生し、それによってレールウ
ェイ摩耗が発生する。その対策として、従来、リブエッ
ジに浅いサイプを所定の間隔でタイヤ周方向に配置した
り、或いは、リブエッジに隣接してタイヤ周方向に延び
る細溝を設ける提案がある。これらの提案は、摩耗初期
においてレールウェイ摩耗の抑制効果を得ることができ
るが、それ以降の摩耗では改善効果を得ることが困難で
あり、新たな提案が望まれていた。
リブ基調のトレッドパターンを有する重荷重用空気入り
タイヤは、リブエッジが他の部分よりも接地圧が低いた
め、リブエッジに滑りが発生し、それによってレールウ
ェイ摩耗が発生する。その対策として、従来、リブエッ
ジに浅いサイプを所定の間隔でタイヤ周方向に配置した
り、或いは、リブエッジに隣接してタイヤ周方向に延び
る細溝を設ける提案がある。これらの提案は、摩耗初期
においてレールウェイ摩耗の抑制効果を得ることができ
るが、それ以降の摩耗では改善効果を得ることが困難で
あり、新たな提案が望まれていた。
【0003】また、上記のようなリブ基調のトレッドパ
ターンを配設した場合、溝底におけるリブ壁面にクラッ
クが発生するという問題もあるが、これを有効に解決す
る対策は、未だに確立されておらず、その解決策も求め
られていた。
ターンを配設した場合、溝底におけるリブ壁面にクラッ
クが発生するという問題もあるが、これを有効に解決す
る対策は、未だに確立されておらず、その解決策も求め
られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スト
レート状のリブを配設したリブ基調のトレッドパターン
を有する空気入りタイヤにおいて、摩耗初期以降であっ
ても、レールウェイ摩耗の発生を低減することが可能で
あると共に、溝底のリブ壁面に生じるクラックを抑制す
ることができる空気入りタイヤを提供することにある。
レート状のリブを配設したリブ基調のトレッドパターン
を有する空気入りタイヤにおいて、摩耗初期以降であっ
ても、レールウェイ摩耗の発生を低減することが可能で
あると共に、溝底のリブ壁面に生じるクラックを抑制す
ることができる空気入りタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、トレッド面にタイヤ周方向にストレート状に延在
する周方向溝を設け、該周方向溝の両側にタイヤ周方向
に延びるストレート状のリブを形成したリブ基調のトレ
ッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、前記周
方向溝に面するリブ壁面の傾斜を変化させて、該リブ壁
面にタイヤ周方向に所定の周期で溝底まで達する凸状部
を設けると共に、トレッド表面におけるリブエッジの周
長よりも溝底におけるリブ底エッジの周長を長くしたこ
とを特徴とする。
明は、トレッド面にタイヤ周方向にストレート状に延在
する周方向溝を設け、該周方向溝の両側にタイヤ周方向
に延びるストレート状のリブを形成したリブ基調のトレ
ッドパターンを有する空気入りタイヤにおいて、前記周
方向溝に面するリブ壁面の傾斜を変化させて、該リブ壁
面にタイヤ周方向に所定の周期で溝底まで達する凸状部
を設けると共に、トレッド表面におけるリブエッジの周
長よりも溝底におけるリブ底エッジの周長を長くしたこ
とを特徴とする。
【0006】このようにリブ壁面の傾斜を変え、そのリ
ブ壁面に所定の周期で溝底まで延びる凸状部を形成する
ようにしたので、その凸状部に対応するリブエッジの接
地圧を従来よりも高くすることができる。そのため、リ
ブエッジが滑るのを抑制して、レールウェイ摩耗の改善
が可能となる。リブ全体の摩耗が進んだ摩耗初期以降に
おいても、リブは同様の構成を保つようにしているの
で、摩耗初期以降であっても、レールウェイ摩耗を抑制
することができる。
ブ壁面に所定の周期で溝底まで延びる凸状部を形成する
ようにしたので、その凸状部に対応するリブエッジの接
地圧を従来よりも高くすることができる。そのため、リ
ブエッジが滑るのを抑制して、レールウェイ摩耗の改善
が可能となる。リブ全体の摩耗が進んだ摩耗初期以降に
おいても、リブは同様の構成を保つようにしているの
で、摩耗初期以降であっても、レールウェイ摩耗を抑制
することができる。
【0007】また、従来、トレッド表面におけるリブエ
ッジの周長の方が、溝底におけるリブ底エッジの周長さ
よりも長かったのを、リブ底エッジの長さの方が長くな
るようにリブ壁面に凸状部を設けるようにしたので、リ
ブ底エッジ部における応力集中が従来よりも緩和される
ため、溝底でのリブの動きが小さくなり、その結果、溝
底のリブ壁面にクラックが発生するのを抑えることがで
きる。
ッジの周長の方が、溝底におけるリブ底エッジの周長さ
よりも長かったのを、リブ底エッジの長さの方が長くな
るようにリブ壁面に凸状部を設けるようにしたので、リ
ブ底エッジ部における応力集中が従来よりも緩和される
ため、溝底でのリブの動きが小さくなり、その結果、溝
底のリブ壁面にクラックが発生するのを抑えることがで
きる。
【0008】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照しながら詳細に説明する。図1において、1は空気
入りタイヤのトレッド面であり、このトレッド面1に
は、タイヤ周方向Tに沿ってストレート状に延在する4
本からなる複数本の周方向溝2が設けられ、それら周方
向溝2の両側には、タイヤ周方向に延びるストレート状
のリブ3がそれぞれ形成されたリブ基調のトレッドパタ
ーンを有する構成になっている。
参照しながら詳細に説明する。図1において、1は空気
入りタイヤのトレッド面であり、このトレッド面1に
は、タイヤ周方向Tに沿ってストレート状に延在する4
本からなる複数本の周方向溝2が設けられ、それら周方
向溝2の両側には、タイヤ周方向に延びるストレート状
のリブ3がそれぞれ形成されたリブ基調のトレッドパタ
ーンを有する構成になっている。
【0009】各リブ3は、図2にその詳細を示すよう
に、周方向溝2に面してリブエッジ3Aから溝底側に向
かう両リブ壁面3aの傾斜がタイヤ周方向Tに沿って順
次変化し、リブ壁面3aにタイヤ周方向Tに沿って所定
の周期で溝底まで達する波状の凸状部3bが複数形成さ
れている。また、トレッド表面(トレッド面1)におけ
るリブエッジ3Aの周長よりも、溝底におけるリブ底エ
ッジ3Bの周長の方が相対的に長くなっている。互いに
対面するリブ壁面3aに形成された凸状部3bは、タイ
ヤ周方向Tに沿って交互となるように配置されている。
に、周方向溝2に面してリブエッジ3Aから溝底側に向
かう両リブ壁面3aの傾斜がタイヤ周方向Tに沿って順
次変化し、リブ壁面3aにタイヤ周方向Tに沿って所定
の周期で溝底まで達する波状の凸状部3bが複数形成さ
れている。また、トレッド表面(トレッド面1)におけ
るリブエッジ3Aの周長よりも、溝底におけるリブ底エ
ッジ3Bの周長の方が相対的に長くなっている。互いに
対面するリブ壁面3aに形成された凸状部3bは、タイ
ヤ周方向Tに沿って交互となるように配置されている。
【0010】このようにリブ壁面3aの傾斜する角度を
変えて、リブ壁面3aに所定の周期で溝底まで延在する
凸状部3bを設けるように構成することにより、その凸
状部3bに対応するリブエッジ3Aにおける接地圧を従
来よりも高めることができ、それによって、リブエッジ
3Aにおける滑りの発生を抑制することができる。従っ
て、レールウェイ摩耗の発生が低減し、その改善ができ
る。リブ全体の摩耗が進んだ摩耗初期以降においても、
リブ3は上記と同様の構成を維持するため、摩耗初期以
降であっても、レールウェイ摩耗の抑制効果を得ること
が可能となる。また、従来、タイヤの外径側にある分だ
け、トレッド表面におけるリブエッジ3Aの周長の方
が、溝底におけるリブ底エッジ3Bの周長よりも長く構
成されていたが、本願発明では、リブ底エッジ3Bの長
さの方が長くなるように凸状部3bを設けた構成にした
ので、リブ底エッジ部における応力集中を緩和して、溝
底でのリブ3の動きを従来よりも低減することができ、
そのため、溝底のリブ壁面3aにクラックが発生するの
を抑制することができる。
変えて、リブ壁面3aに所定の周期で溝底まで延在する
凸状部3bを設けるように構成することにより、その凸
状部3bに対応するリブエッジ3Aにおける接地圧を従
来よりも高めることができ、それによって、リブエッジ
3Aにおける滑りの発生を抑制することができる。従っ
て、レールウェイ摩耗の発生が低減し、その改善ができ
る。リブ全体の摩耗が進んだ摩耗初期以降においても、
リブ3は上記と同様の構成を維持するため、摩耗初期以
降であっても、レールウェイ摩耗の抑制効果を得ること
が可能となる。また、従来、タイヤの外径側にある分だ
け、トレッド表面におけるリブエッジ3Aの周長の方
が、溝底におけるリブ底エッジ3Bの周長よりも長く構
成されていたが、本願発明では、リブ底エッジ3Bの長
さの方が長くなるように凸状部3bを設けた構成にした
ので、リブ底エッジ部における応力集中を緩和して、溝
底でのリブ3の動きを従来よりも低減することができ、
そのため、溝底のリブ壁面3aにクラックが発生するの
を抑制することができる。
【0011】また、走行によりリブ3が摩耗した際に、
該リブ3が接地する部分を従来よりも大きくすることが
できるため、耐久性の改善も可能となる。上記凸状部3
bを有するリブ壁面3aは、その壁角度xを、図3に示
すように、タイヤ法線SーS方向に対して、対面する周
方向溝側に0〜45°の範囲となるようにするのが好ま
しい。壁角度xが0°より小さいと、リブの剛性が十分
に確保できず、操縦性に不利であり、また、壁角度xが
45°より大きいと、リブ幅及びミゾ深さが十分に確保
できず、排水性等に不利となる。
該リブ3が接地する部分を従来よりも大きくすることが
できるため、耐久性の改善も可能となる。上記凸状部3
bを有するリブ壁面3aは、その壁角度xを、図3に示
すように、タイヤ法線SーS方向に対して、対面する周
方向溝側に0〜45°の範囲となるようにするのが好ま
しい。壁角度xが0°より小さいと、リブの剛性が十分
に確保できず、操縦性に不利であり、また、壁角度xが
45°より大きいと、リブ幅及びミゾ深さが十分に確保
できず、排水性等に不利となる。
【0012】また、各凸状部3b間のリブ壁面3aの最
小壁角度αと、その一方側の凸状部3bにおけるリブ壁
面3aの最大壁角度βとの和α+βが一定となるように
するのが、リブ剛性の確保や偏摩耗抑制の点から好まし
い。上記凸状部3bをタイヤ周方向Tに配置する周期
(間隔)としては、周方向溝2の溝深さD以下となるよ
うにするのが、上述したレールウェイ摩耗を抑制する効
果を高める上で望ましい。周期の下限値としては、好ま
しくはD/2以上がよい。
小壁角度αと、その一方側の凸状部3bにおけるリブ壁
面3aの最大壁角度βとの和α+βが一定となるように
するのが、リブ剛性の確保や偏摩耗抑制の点から好まし
い。上記凸状部3bをタイヤ周方向Tに配置する周期
(間隔)としては、周方向溝2の溝深さD以下となるよ
うにするのが、上述したレールウェイ摩耗を抑制する効
果を高める上で望ましい。周期の下限値としては、好ま
しくはD/2以上がよい。
【0013】図4は、本発明の空気入りタイヤに用いら
れるリブの他の例を示す。この実施例では、上述した波
状の凸状部に代えて、リブ壁面3aが、段差状に変化す
る凸状部3bを有する構成になっている。このように凸
状部3bを形成し、リブエッジ3Aの周長よりもリブ底
エッジ3Bの周長を長くするようにしても、上記と同様
の効果を奏することができるのは言うまでもない。
れるリブの他の例を示す。この実施例では、上述した波
状の凸状部に代えて、リブ壁面3aが、段差状に変化す
る凸状部3bを有する構成になっている。このように凸
状部3bを形成し、リブエッジ3Aの周長よりもリブ底
エッジ3Bの周長を長くするようにしても、上記と同様
の効果を奏することができるのは言うまでもない。
【0014】なお、本発明は、ストレート状のリブを配
設したリブ基調のトレッドパターンを有する空気入りタ
イヤであれば特に限定されるものではないが、好ましく
は、重荷重用空気入りタイヤに用いることができる。
設したリブ基調のトレッドパターンを有する空気入りタ
イヤであれば特に限定されるものではないが、好ましく
は、重荷重用空気入りタイヤに用いることができる。
【0015】
【実施例】タイヤサイズを11R22.5で共通にし、
リブ壁面に凸状部を設けた図1に示す構成の本発明タイ
ヤと、図1に示すリブパターンにおいて、リブ壁面に凸
状部を設けていない従来タイヤ1、リブ壁面に凸状部を
設ける代わりに、タイヤ周方向に沿ってリブエッジにサ
イプを設けた従来タイヤ2、及びリブエッジに隣接して
タイヤ周方向に延びる細溝を設けた従来タイヤ3とをそ
れぞれ製作した。各試験タイヤ共に、溝深さは14.5
mmであり、本発明タイヤにおけるリブ壁面の最小壁角度
αとその一方側の凸状部におけるリブ壁面の最大壁角度
βとの和α+βは30°で一定であり、凸状部のタイヤ
周方向に配置する周期は10mmである。
リブ壁面に凸状部を設けた図1に示す構成の本発明タイ
ヤと、図1に示すリブパターンにおいて、リブ壁面に凸
状部を設けていない従来タイヤ1、リブ壁面に凸状部を
設ける代わりに、タイヤ周方向に沿ってリブエッジにサ
イプを設けた従来タイヤ2、及びリブエッジに隣接して
タイヤ周方向に延びる細溝を設けた従来タイヤ3とをそ
れぞれ製作した。各試験タイヤ共に、溝深さは14.5
mmであり、本発明タイヤにおけるリブ壁面の最小壁角度
αとその一方側の凸状部におけるリブ壁面の最大壁角度
βとの和α+βは30°で一定であり、凸状部のタイヤ
周方向に配置する周期は10mmである。
【0016】これら各試験タイヤをリムサイズ22.5
×7.50のリムに装着し、空気圧700kPa として、
積載荷重10tの車両に取付け、以下に示す測定条件に
より、耐レールウェイ摩耗性と耐クラック性の評価試験
を行ったところ、表1に示す結果を得た。
×7.50のリムに装着し、空気圧700kPa として、
積載荷重10tの車両に取付け、以下に示す測定条件に
より、耐レールウェイ摩耗性と耐クラック性の評価試験
を行ったところ、表1に示す結果を得た。
【0017】耐レールウェイ摩耗性 一般の舗装路を10000km走行した後の摩耗初期と、
30000km走行した後の摩耗初期以降において、各リ
ブに発生したレールウェイ摩耗の摩耗量を測定し、その
結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。
この値が大きい程耐レールウェイ摩耗性が優れている。
30000km走行した後の摩耗初期以降において、各リ
ブに発生したレールウェイ摩耗の摩耗量を測定し、その
結果を従来タイヤ1を100とする指数値で評価した。
この値が大きい程耐レールウェイ摩耗性が優れている。
【0018】耐クラック性 一般の舗装路を70000km走行後の摩耗末期(残溝5
mm以下)における溝底に発生した長さ10mm以上のクラ
ックの量を比較し、その結果を従来タイヤ1を100と
する指数値で評価した。この値が大きい程耐クラック性
が優れている。
mm以下)における溝底に発生した長さ10mm以上のクラ
ックの量を比較し、その結果を従来タイヤ1を100と
する指数値で評価した。この値が大きい程耐クラック性
が優れている。
【0019】
【表1】 表1から明らかなように、本発明タイヤは、摩耗初期以
降であっても、レールウェイ摩耗を改善することがで
き、また、溝底のリブ壁面に発生するクラックを抑制
し、耐クラック性においてもその改善を図ることができ
るのが判る。
降であっても、レールウェイ摩耗を改善することがで
き、また、溝底のリブ壁面に発生するクラックを抑制
し、耐クラック性においてもその改善を図ることができ
るのが判る。
【0020】
【発明の効果】上述したように本発明は、ストレート状
のリブを配設したリブ基調のトレッドパターンを有する
空気入りタイヤにおいて、周方向溝に面するリブ壁面の
傾斜を変化させて、該リブ壁面にタイヤ周方向に所定の
周期で溝底まで達する凸状部を設けると共に、トレッド
表面におけるリブエッジの周長よりも溝底におけるリブ
底エッジの周長を長くしたので、摩耗初期以降であって
も、レールウェイ摩耗の発生を低減することができ、か
つ溝底のリブ壁面にクラックが発生するのを抑制するこ
とができる。
のリブを配設したリブ基調のトレッドパターンを有する
空気入りタイヤにおいて、周方向溝に面するリブ壁面の
傾斜を変化させて、該リブ壁面にタイヤ周方向に所定の
周期で溝底まで達する凸状部を設けると共に、トレッド
表面におけるリブエッジの周長よりも溝底におけるリブ
底エッジの周長を長くしたので、摩耗初期以降であって
も、レールウェイ摩耗の発生を低減することができ、か
つ溝底のリブ壁面にクラックが発生するのを抑制するこ
とができる。
【図1】本発明の空気入りタイヤのトレッドパターンの
一例を示す要部平面図である。
一例を示す要部平面図である。
【図2】図1のリブの一部断面斜視説明図である。
【図3】図1のリブの断面説明図である。
【図4】本発明の空気入りタイヤに用いられるリブの他
の例を示す一部断面斜視説明図である。
の例を示す一部断面斜視説明図である。
1 トレッド面 2 周方向溝 3 リブ 3A リブエッジ 3B リブ底エッジ 3a リブ壁面 3b 凸状部 D 溝深さ T タイヤ周方向 x 壁角度
Claims (5)
- 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向にストレート
状に延在する周方向溝を設け、該周方向溝の両側にタイ
ヤ周方向に延びるストレート状のリブを形成したリブ基
調のトレッドパターンを有する空気入りタイヤにおい
て、 前記周方向溝に面するリブ壁面の傾斜を変化させて、該
リブ壁面にタイヤ周方向に所定の周期で溝底まで達する
凸状部を設けると共に、トレッド表面におけるリブエッ
ジの周長よりも溝底におけるリブ底エッジの周長を長く
した空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 対面する前記リブ壁面の凸状部をタイヤ
周方向に交互となるように配置した請求項1に記載の空
気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記リブ壁面を、タイヤ法線方向に対し
て、対面する周方向溝側に0〜45°の壁角度を有する
ようにした請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 各凸状部間のリブ壁面の最小壁角度α
と、その一方側の前記凸状部におけるリブ壁面の最大壁
角度βとの和α+βが一定である請求項3に記載の空気
入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記凸状部をタイヤ周方向に配置する周
期を周方向溝の溝深さ以下にした請求項1乃至4に記載
の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7161094A JPH0911708A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7161094A JPH0911708A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0911708A true JPH0911708A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15728499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7161094A Pending JPH0911708A (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0911708A (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10211805A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-08-11 | Pirelli Coordinamento Pneumatici Spa | タイヤ及びそのトレッドバンド |
JP2000280713A (ja) * | 1999-03-31 | 2000-10-10 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2004048130A1 (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-10 | The Yokohama Rubber Co.,Ltd. | 空気入りタイヤ |
WO2005039895A1 (ja) * | 2003-10-29 | 2005-05-06 | Bridgestone Corporation | 空気入りタイヤ |
US20080185084A1 (en) * | 2007-02-07 | 2008-08-07 | Bridgestone Firestone North American Tire, Llc | Tire tread having tread elements with a chamfered edge |
JP2008222075A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
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