JPS62993A - 自動演奏用同期信号発生装置 - Google Patents

自動演奏用同期信号発生装置

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JPS62993A
JPS62993A JP61124837A JP12483786A JPS62993A JP S62993 A JPS62993 A JP S62993A JP 61124837 A JP61124837 A JP 61124837A JP 12483786 A JP12483786 A JP 12483786A JP S62993 A JPS62993 A JP S62993A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、同期合奏演奏装置に係わり、特に、情報記
録再生装置としてのテープレコーダからの再生楽音に合
わせた拍信号に従って、例えば。
シークエンサ等を含む合成楽音信号生成手段からの合成
楽音をテープレコーダからの再生楽音に対して同期合奏
演奏させるためのテンポ情報を生成すべく、同期合奏演
奏装置に備えられる同期信号発生装置に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 近時、テープレコーダ等からの再生楽音のテンポに合わ
せて電子楽器から合成楽音を生成しく以下同期合奏演奏
という)、変化に富んだ音楽表現を行うことが盛んであ
る。このような電子楽器では1例えば、シークエンサに
楽音情報を楽音符号として記憶しておき、同期信号発生
装置から供給されるテンポ情報により表わされる時間基
準に従ってシークエンサに記憶されている楽音符号を読
み出して、後続のシンセサイザから、これに応じた合成
楽音信号を得る。
この場合に、電子楽器の演奏表現に変化を与え、音楽表
現を豊かにするために、単調な一定のテンポ情報だけで
なく、人間の感情表現を反映させたテンポ情報をシーク
エンサに供給することが要請されている。
かかるテンポ情報の取扱い可能な電子楽器の一例が、特
願昭56−23851号として提案されている、すなわ
ち、この提案に係る電子楽器は、同期信号発生装置を備
えていて、例えば、これに付加接   −続されるテー
プレコーダのマルチトラックのテープ上に楽音情報やそ
の他の信号情報を記録・再生することが可能になってい
る。
先ず、「書込みモード」において、演奏者がテープの1
つのトラックに記録されている楽音情報を再生し、再生
楽音に合わせてタッピングキーを叩く、すると、同期信
号発生装置はタッピングキーによる演奏者のテンポ表現
に基づいて拍信号を生成し、これをテープレコーダに供
給する。テープレコーダはテープ上の拍信号記録用のも
う1つのトラックに拍信号を記録する。その結果、テー
プの楽音情報に合わせて時系列的に記録された拍信号が
テープ上では、楽音情報に対応したものとなる。
同期信号発生装置はこのようにして拍信号をテープレコ
ーダに供給するばかりでなく、さらにこれと同時的に拍
信号から拍間隔(拍信号における連続する2拍の時間間
隔)を確定して同期信号発生装置に内蔵された内部メモ
リにその拍間隔を順次に記憶する。
次に、「再生モード」では、テープレコーダはテープの
1つのトラックに記録されている楽音情報を再生しなが
らテープのもう1つのトラックから拍信号を再生し、こ
れを同期信号発生装置に供給する。すると、同期信号発
生装置は、容積の拍信号に応答して、その発生順序に従
って内部メモリのアドレスを歩進させ、前述の「書込モ
ード」において内部メモリの各アドレスに順次に記憶さ
れている拍間隔をその順序に従って読出す、さらに、同
期信号発生装置は、読出された拍間隔を、例えば、M 
I D I (Musical Iustrus+en
t Interface)規格に従って24等分して成
る所定周期のMIDIフロック信号を生成し、これによ
り表わされる時間基準としてのテポ情報をシークエンサ
に供給して、合成楽音符号を得るものである。ここで、
内部メモリに記憶された拍間隔を順次に読出してMID
Iフロツク信号を得る動作についてさらに詳細に説明す
れば以下のとおりである。同期信号発生装置内では、拍
信号ごとにそれに続く次の拍信号との間の拍間隔にわた
って1周期417 #LseCのクロックパルスを計数
することによって、各拍間隔を確定するが、その際、先
ず、前記「書込みモード」において、拍間隔が、同期信
号発生装置の内部メモリの各アドレスにビットカウント
値及びフレームカウント値として記憶される。
ここで1例えば、 S M P T E (Socia
ty of Mation Picture and 
Engineer)規格に従って上記拍間隔の確定を行
うならば、ビットカウント値とは、クロックパルスの計
数値をいい、フレームカウント値とは、80個のクロッ
クパルスの計数値をいうことになる。
次いで、前記「再生モード」において、同期信号発生装
置内では、その内部メモリから1積値号ごとの拍間隔を
表わすフレームカウント値と1フレ一ム未満のビットカ
ウント値とが読出され、これらの値に基づいて、MID
Iフロツク信号が生成される。そして、その際の、MI
DIフロツク信号の周期T、nは、 Tn=(417本80零Xn  +417木Yn)/2
4 −”・(1)で表わされる。
かかるMIDIフロツク信号が、同期信号発生装置から
シークエンサに供給されると、シークエンサはクロック
信号の周期Tnで表わされるテンポ情報としての時間基
準に基づいて自ら記憶している合成楽音符号を出力する
。この合成楽音符号は、シークエンサに接続されたシン
セサイザに供給され、ここで、合成楽音が生成される。
その結果、電子楽器はテープレコーダから再生される再
生楽音のテンポに同期したテンポで合成楽音を発音し、
テープ由来の再生楽音とシークエンサ由来の合成楽音と
の同期合奏演奏を行うことができるものであった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 故に、かかる従来技術では、各拍信号に対応する情報記
録媒体としてのテープ上の絶対位置が確定されておらず
、各拍信号の順番という相対位置のみが確定されている
ことから、拍信号の脱落等何らかの理由により、テープ
レコーダから再生される再生楽音の拍間隔と内部メモリ
から順次に読出される拍信号ごとの拍間隔との対応関係
が一旦失われると、容易にこれを回復させることができ
ない。
そして、この場合、シークエンサ経由で合成される合成
楽音のテンポを規定する時間基準がテープレコーダから
再生される再生楽音のそれと一致しなくなるので、合成
楽音と再生楽音との同期合奏演奏が不自然なものになる
という問題点があった。
さらに、上記従来技術では、内部メモリから順次に読出
される拍信号ごとの拍間隔と装置に固有の一定周期の内
部クロックパルスとに基づいて、シークエンサでの合成
楽音符号の時間基準を与えるためのMII)Iクロック
信号が生成されるので、拍信号が記録されているテープ
に過大な張力が加わり、テープが伸長した場合等には、
伸長したテープ由来の拍信号で表わされる拍間隔と、伸
長以前のテープ由来の拍信号で表わされる拍間隔(内部
メモリに記憶されているもの)とが不一致となるが、そ
の際、前者の拍間隔は再生楽音の時間基準と共に伸長し
ているが故に、再生楽音の時間基準としては、これが採
用されるべきところ、常に後者の拍間隔が採用され、こ
れと一定周期の内部クロックパルスとに基づいてMID
Iクロック信号が生成されることとなる。従って、この
場合、テープ由来の再生楽音の時間基準とシークエンサ
経由の合成楽音のそれとの間に正確な同期が得られず、
やはり合奏演奏の音楽表現が不自然なものになるという
問題点もあった。
加うるに、上記従来技術では、途中まで巻戻しであるテ
ープを初めてテープレコーダにセットし、このテープを
途中から再生(以下、「途中再生モード」という)する
場合には、テープレコーダから順次に再生される拍信号
による拍間隔と、内部メモリから順次に読出される拍間
隔との対応関係が完全に失われてしまうので、このよう
な「途中再生モード」での同期合奏演奏を行うことがで
きないという問題点もあった。
その上、上記従来技術では、テープレコーダからの再生
楽音を聴きながら演奏者がこれに合わせてタッピングキ
ーを叩くことによって行うテンポ表現が拍信号としてテ
ープに記録され、その拍信号ごとの時間間隔が拍間隔と
して確定されて内部メモリに記憶されるので、テープレ
コーダからの再生楽音に先行して一定期間、シークエン
サからの合成楽音だけでの演奏(以下、「前奏モード」
という)つまり、既製の曲に前奏を付与する演奏を行お
うとしても、テープレコーダからの拍信号の欠如故に、
そのような「前奏モード」での演奏を行うことができな
いという問題点もあった。
く問題点を解決するための手段〉 故に、本願部1の発明は、従来技術での拍信号の情報記
録媒体としてのテープ上の相対位置のみに基づく拍間隔
の確定に由来する拍間隔対応不全の際の回復の困難さ等
の問題点に鑑み、情報記録再生手段としてのテープレコ
ーダ2から再生される、情報記録媒体としてのテープ1
上の絶対位置を表わすタイムコード情報と、拍信号とに
基づいて、拍間隔確定手段4Aにて拍間隔を確定し、こ
の確定された拍ごとの拍間隔を表わす値を拍間隔記憶手
段441にて、順次に読出し可能に記憶することにより
、上記問題点を解決せんとするものである。
さらに、本願部2の発明は、従来技術での、拍信号のテ
ープ上の相対位置のみに基づく拍間隔の確定と一定周期
の内部クロックパルスに基づくテンポ情報としてのMI
DIクロック信号の生成とに由来するテープ伸長時の同
期合奏演奏の不自然さの問題点に鑑み、テンポ情報生成
手段4Dにてテンポ情報としてのMIDIクロック信号
を生成する際に、テープレコーダ2から再生されるテー
プ1上の絶対位置を表わすタイムコード情報としてのタ
イムコードの1フレームの再生に要した時間の実測値の
関数に従って該クロック信号の周期を定めることにより
、上記問題点を解決せんとするものである。
さらに、本願部3の発明は、従来技術での拍信号のテー
プ上の相対位置のみに基づく拍間隔の確定に由来する「
途中再生モード」の実現困難性の問題点に鑑み、「途中
再生モード」では、途中演奏開始位置算出手段4Eにて
、演奏開始位置を表わす値に対して、拍間隔記憶手段4
41から順次に高速度で読出される拍ごとの拍間隔を表
わす値を、テープレコーダ2から再生されるタイムコー
ド情報によるテープ上の絶対位置を表わす値以上となる
まで累算し、この累算結果とタイムコード情報によるテ
ープ上の絶対位置を表わす値との一致に基づいて途中同
期合奏演奏開始時点確定手段4Fにて途中同期合奏演奏
開始時点を確定することにより、上記問題点を解決せん
とするものであるさらに、本願第4の発明は、従来技術
での再生楽音に合わされた積値号のテープ上の相対位置
のみに基づく拍間隔の確定に由来する「前奏モード」の
実現困難性の問題点に鑑み、「前奏モード」では、前奏
開始位置算出手段4Gにて、最初の拍に対応する拍間隔
を表わす値に対して予め設定記憶された前奏拍数を乗じ
て算出される値を演奏開始位置を表わす値から減算して
前奏開始位置を表わす値を算出し、この値と、テープレ
コーダ2から再生されるタイムコード情報によるテープ
上の絶対位置を表わす値との一致に基づいて前奏開始時
点確定手段4Hにて前奏開始時点を確定し、上記テープ
上の絶対位置を表わすタイムコード情報の値が前記前奏
開始位置を表わす値を越えて演奏開始位置を表わす値に
一致するまでの間の容積ごとに、前記最初の拍に対応す
る拍間隔を表わす値を前奏拍間隔として前奏拍間隔確定
手段4Iにて確定することにより、上記問題点を解決せ
んとするものである。
く作 用〉 本願第1の発明の構成は、「書込みモード」では、演奏
者が情報記録再生手段としてのテープレコーダ2から再
生される再生楽音を聴きながら行う拍操作等に応動して
拍信号発生手段5が拍ごとの積値号を出力し、この間、
テープレコーダ2から再生楽音に同期して再生されるタ
イムコード情報、すなわち、情報記録媒体としてのテー
プ1上の絶対位置を表わすタイムコードと1積値号とに
基づいて、拍間隔確定手段4Aが拍ごとの拍間隔を表わ
す値を確定し、これを拍間隔記憶手段としての内部メモ
リ441に順次読出し可能に記憶し、その際、演奏開始
位置確定手段4Bが最初の積値号とその時点でのタイム
コードとに応答して最初の拍に対応するテープ上の演奏
開始位置を確定し、この演奏開始位置を表わす値を演奏
開始位置記憶手段としてのイニシャルタイムレジスタ4
35に記憶し、一方、「再生モード」では、テープレコ
ーダ2から再生されるタイムコードによるテープ上の絶
対位置を表わす値とイニシャルタイムレジスタ435に
記憶されている演奏開始位置を表わす値との一致に基づ
いて、同期合奏演奏開始時点確定手段4Cが同期合奏演
奏開始時点を確定し、この同期合奏演奏開始時点以降、
テンポ情報生成手段4Dが内部メモリ441から拍ごと
に順次に読出される拍ごとの拍間隔を表わす値に基づい
てテンポ情報としてのMIDIクロック信号を生成し、
このクロック信号により表わされる時間基準に従って1
例えば、合成楽音信号生成手段6としてのシークエンサ
81とシンセサイザB3が合成楽音信号を生成し、もっ
て、この合成楽音信号生成手段由来の合成楽音のテンポ
をテープレコーダから再生される再生楽音のテンポに正
確に同期させて、両者の同期合奏演奏を実現するように
作用する。
さらに、本願第2の発明の構成は、「再生モード」にて
、テンポ情報生成手段4Dが内部メモリ441から拍ご
とに順次に読出される拍ごとの拍間隔を表わす値に基づ
いてMIDIクロック信号を生成する際に、テープレコ
ーダ2から再生されるタイムコードの1フレームの再生
に要した時間の実測値の関数に従って該信号の周期を定
めるように作用する。
さらに1本願第3の発明の構成は、「途中再生モード」
にて、内部メモリ441から順次に高速度で読み出され
る拍ごとの拍間隔を表わす値をテープレコーダ2から再
°生されるタイムコードによるテープ上の絶対位置を表
わす値以上となるまで累算して途中演奏開始位置算出手
段4Eが途中演奏開始位置を表わす値を算出し、この算
出された値とテープレコーダ2から再生されるタイムコ
ード     □″によるテープ上の絶対位置を表わす
値との一致に基づいて途中同期合奏演奏開始時点確定手
段4Fが途中同期合奏演奏開始時点を確定し、この確定
された途中同期合奏演奏開始時点以降、テンポ情報生成
手段4Dが内部メモリ441から拍ごとに順次に読出さ
れる拍ごとの拍間隔を表わす値に基づいぞMIDIクロ
ック信号を生成するように作用する。
さらに、本願第4の発明の構成は、「前奏モード」にて
、前奏拍数設定記憶手段としての前奏メモリ438に予
め前奏拍数が設定記憶されていて、前奏開始位置算出手
段4Gが最初の拍に対応する拍間隔を表わす値に対して
前奏拍数を乗じて算出される値を演奏開始位置を表わす
値から減算して前奏開始位置を表わす値を算出し、この
算出された値とテープレコーダ2から再生されるタイム
コードによるテープ上の絶対位置を表わす値との一致に
基づいて前奏開始時点確定手段4Hが前奏開始時点を確
定し、上記テープ上の絶対位置を表わす値が前記算出さ
れた前奏開始位置を表わす値を越えて演奏開始位置を表
わす値に一致するまでの間に限り、前奏拍間隔確定手段
4Iが前記最初の拍に対応する拍間隔を表わす値を前奏
拍間隔として確定し、テンポ情報生成手段4Dがこの前
奏拍間隔を表わす値と、演奏開始以降内部メモリ441
から拍ごとに順次に読出される第2拍以降の拍ごとの拍
間隔を表わす値とに基づいてMIDIクロック信号を生
成するように作用する。
〈実施例の作用の概要〉 第3図はこの発明に係る同期信号発生装置を含む同期合
奏演奏装置の一実施例を採用した電子楽器の構成を示し
ており、図中、2は情報記録再生手段の一例としてのテ
ープレコーダである。このテープレコーダ2は、マルチ
トラックを有する情報記録媒体としてのテープlの各ト
ラックに楽音情報及びタイムコード情報その他の情報を
記録することができ、さらに、すでに楽音情報及びタイ
ムコード情報の記録されているテープを再生して内蔵の
スピーカー3にて再生楽音を発音できるものである。又
、必要に応じて、テープの早送りや巻戻しも可能である
このテープレコーダ2は1対の信号線21.22経由で
゛同期信号発生装置4に接続されており、信号線21は
情報の記録時に、テープに記録させる情報を表わす電気
信号を同期信号発生装置4からテープレコーダ2に供給
するために使用される。他方の信号線22は、テープか
ら情報を再生する際に。
再生された再生楽音情報やタイムコード情報等を表わす
電気信号をテープレコーダ2から同期信号発生装置4に
供給するために使用される。
同期信号発生装置4は後に詳述されるが、その作用を概
説すれば、以下のとおりである。
先ず、「書込みモード」では、あらかじめSMPTEタ
イムコード(以下タイムコードという)が一つのトラッ
クに記録されているテープの他のトラックから楽音情報
を再生しつつ、演奏者がここには図示されていない積値
号発生手段にてタッピングを行い、このタッピングに表
わされたテンポ表現の連続する2拍゛の拍間隔を表わす
値を同期信号発生装置4の内部メモリ441に記憶する
。このとき、この拍間隔の記憶に際し、テープ上の絶対
位置にテンポ表現を対応させるべく、テープ由来でテー
プレコーダ2から再生された最初のタイムコードで表わ
されるイニシャルタイムを内部レジスタ(表示レジスタ
)431に記憶し、以後テープの走行に合わせて該内部
レジスタ431の値を更新する。演奏者のタッピングに
よる容積が入力されると、これに先行する拍から当該拍
までの間に増加した内部レジスタの値を、前述のタイム
コードのビットを最小単位とするビットカウント値と8
0ビーIトであるフレームを最小単位とするフレームカ
ウント値として算出し、その算出結果を前拍に対応させ
て記憶する。
次いで、「再生モード」においては、すでにテープ上の
絶対位置とテンポ表現とはイニシャルタイム及びタイム
コードによって対応させられているので、テープの走行
に合わせて、換言すれば、テープ由来の再生楽音と同期
をとりつつ、同期信号発生装置4は内部メモリ441か
らビットカウント値とフレームカウント値とを読み出し
て、これに基づいて、テンポ情報生成手段4Dにてテン
ポ情報を表わす電気信号を生成する。このテンポ情報を
表わす電気信号は、MIDI規格に従い4分音符当り2
4個のクロック信号で構成されるMIDIクロック信号
であり、その周期Tnは、Tn=  (Co* Xn+
 Yn* Go /80)/24・・・−−(2)で表
わされる。
上記(2)式において、COはテープ中に記録されてい
るlフレームのタイムコードの再生に要した時間の実測
値であり、Xnは前拍から現在の拍までの間に通過した
フレーム数であるフレームカウント値を示し、Ynは同
様に1フレ一ム未満のビット数であるビットカウント値
を示している。
故に、上記(2)式は再生時のフレーム間隔を実測し、
該実測結果に基づき拍間隔を修正しつつ、MIDIクロ
ック信号の周期(Tm)を算出するものであるので、仮
にテープが伸長あるいは縮小してもテンポ表現が不自然
になることがなく、自然なテンポ表現に基づく楽音が得
られる。
次に、すでに、途中まで巻戻しであるテープをテープレ
コーダ2にセットし、該テープ由来の再生楽音に対して
シークエンサ61を含む合成楽音生成手段6からの合成
楽音を同期合奏演奏させるには、先ず、テープからタイ
ムコードを1つ読み出してこれを同期信号発生装置4の
内部レジスタ(表示レジスタ)431に記憶し、以降、
後続するタイムコードのクロック信号を計数してこれに
加算しつつテープの走行位置に該レジスタ431の内容
を追従させる。続いて、すでに「書込みモード」時に記
憶されている最初のタイムコード(イニシャルタイム)
に対して内部メモリ441を高速度で歩進させながら各
アドレスに記憶されてい−る値(ビットカウント値Yn
とフレームカウント値Xn)を加算してゆく、その加算
結果がテープの走行位置を表わす内部レジスタ(表示レ
ジスタ)431の内容に追い着き、さらに一つの加算値
の単位で、これを追い越すと、今度は、テープの走行に
よる該内部レジスタ431の内容の増加を持って、それ
が上述の加算結果に追い着いた時点で、テンポ情報生成
手段4Dにて、MIDIクロック信号の周期を計算し、
算出された周期のMIDIクロック信号を生成出力し、
同期合奏演奏を開始する。
さらに、[前奏モード」では、テープがイニシャルタイ
ムで表わされる位置まで走行したときに、開始される再
生楽音の生成に先がけて、やがて、その位置から開始さ
れる第1拍とそれに続く第2拍との間のビットカウント
値Ynとフレームカウント値Xnを内部メモリ441の
最初のアドレスatから読み出して、テンポ情報生成手
段4Dにてその値に基づいて算出された周期のMIDI
クロック信号を予め設定され前奏拍数に対応する分の数
だけ生成して、これを後続の合成楽音生成手段6に送り
、該手段中のシークエンサB1を介してシンセサイザ6
3からの合成楽音のみによる前奏を可能にする。
以上概説した機能を有する同期信号発生装置4は、信号
線41により合成楽音生成発生手段6中のシークエンサ
B1に接続されており、該信号線41によりMIDIク
ロック信号が同期信号発生装置4からシークエンサ61
に供給される。シークエンサB1は、MIDIクロック
信号の周期にて表わされているテンポ情報に従ってシー
クエンサ1ltlの内部メモリに予め記憶きれている合
成楽音情報に基づいて合成楽音符号を発生すればよく、
このようなシークエンサ61は当業者に周知である。
シークエンサ61は信号線62経由でシンセサイザB3
に接続されており、シンセサイザ63はさらに信号線6
4経由で発音体7としてのスピーカに接続されている。
これらシンセサイザB3およびスピーカ7はいずれも当
業者に周知である。
〈実施例〉 次に同期信号発生装置4の構成を第4図に示すブロック
図に従って説明する。4C1は中央処理装置を示してお
り、該中央処理装置4C1は共通データ・バス4C2に
より、ROM4C3 、 RAM4C4  (これらの
メモリは同期信号発生装置4の内部メモリ群を構成する
)、シリアルパラレル変換器(以下S−P変換器と略記
する) 4C5 、パラレルシリアル変換器(以下P−
5変換器と略記する) 4CB 、ディスプレイコント
ローラ4C7.スイッチパネル4C8およびメトロノー
ム4C9に接続されている。中央処理装置4C1のアド
レスバスは図中省略されているが、ROM4C3 、R
AM4C4に接続されており、中央処理装置4C1に接
続されている制御バスも(p−s変換器4CBおよび該
S−P変換器4C5に信母線410を介して接続されて
いるSMPTE  lN411と中央処理装置4C1と
をそれぞれ共通接続しているlNTlおよびINT2を
除き)省略されている。 p−s変換器4CBはMID
I  0UT412に接続されており、ディスプレイコ
ントローラ4C7、は蛍光表示管等で構成されて複数桁
を表示可能な表示器413に接続されている。メトロノ
ーム4C8はスピーカ414により可聴テンポを演奏者
に供給する。ディスプレイコントローラ4C7は中央処
理装置4C1から送られてくるデータに基づき表示器4
13にタイムコード等を可視表示させる。
次に、第5図に基づき中央処理装置4C1の内部レジス
タ群およびRAM4C4で実現される内部メモリの構成
を説明する。中央処理装置4C1は、テープから読み込
んだSMPTEタイムコードを記憶する表示レジスタ4
31.テープの走行に伴って隣接した2拍間に再生され
たタイムコードのフレーム数を記憶するフレームカウン
タ432、それに1フレ一ム未満のテープ走行間隔をビ
ット数で表わし、これを記憶するビットレジスタ433
を有しており、ピットレジスタ433が「80」を計数
すると、ピットレジスタ433は「0」に戻り、フレー
ムカウンタ432の値はrlJ増加する。中央処理装置
4C1は、さらに内部メイリ中の、後述するフレームカ
ウントメモリとビットカウントメモリのアドレスを指定
する拍子ポインタ434、テープから読み込んだ最初の
タイムコードを記憶するイニシャルタイムレジスタ43
5.タイムコードを演算に際して一時的に記憶する演算
レジスタ438゜演奏者によるテンポ表現である拍を第
1拍から順次計数し該拍数を記憶する拍子カウンタ43
?、r前奏モード」において、その先行する合成楽音の
拍数を記憶する前奏メモリ438、前奏メモリの記憶し
ている拍数と合成楽音生成手段6にてすでに演奏した合
成楽音の拍数との差、すなわち、さらに演奏されるべき
合成楽音の拍数を計数記憶する前奏カウンタ439、テ
ンポ情報を表わすMIDIクロック信号の周期(丁n)
を記憶しこれを実現する計時カウンタ44Gを有してい
る。これらのレジスタ群のうち表示レジスタ431、イ
ニシャルタイムレジスタ435、演算レジスタ43Bの
各レジスタは、0ビツトから79ビツトまでのビット数
を記憶するビットカウント部、第0フレームから第29
フレームまでのフレーム数を記憶するフレームカウンタ
、0秒から59秒までの秒数を記憶する秒カウント部、
0分から59分までの分数を記憶する分カウント部、お
よび時間数を記憶する時間カウント部で構成されており
、これら各部はSMPTEタイムコードにそれぞれ準拠
している。
RAM4C4により実現される内部メモリ441は各ア
ドレスがそれぞれ2バイトの記憶素子で構成されており
、第1のバイトはビット数を記憶するビットカウントメ
モリ442、第2バイトはフレーム数を記憶するフレー
ムカウントメモリ443として機能する。
再び、第4図に戻り、各ブロックの機能の説明を続ける
。ROM4C3は央処理装置4C1に対して、プログラ
ム命令を供給し、RAM4C4と相まって後述する各機
能実現手段を実現する。SMPTE  lN411は「
再生モード」時にテープレコーダ2から供給されるタイ
ムコード情報、すなわち、SMPTE  タイムコード
を表わすアナログ電気信号(例えばFSK波形)の波形
整形を行ない、該アナログ信号をパルス信号に変換する
。さらに、SMPTE  lN411は、このパルス信
号に応答して、該タイムコードの最小単位であるビット
毎に第1の割込信号を発生し、該割込、信号を信号線l
NTlに出力し、中央処理装置4C1に第1の割り込み
を発生させる。SMPTE  I N411は、さらに
、該パルス信号をS−P変換器4C5に供給する。 s
−p変換器4C5は、SMPTEタイムコード中の同期
語(Synchronizing曽ord)S Y N
 D ETに基づき第2の割込信号を信号線INT2に
供給し、中央処理装置4C1に第2の割込みを発生させ
る。すると、中央処理装置4C1はプログラム命令に従
って、テープ走行開始時に限り、S−p変換器4C5側
での8ビツトの直並列変換完了を表わすステータスを該
変換器から読み取って、該変換器に対してリード指令を
与えるようにして、S−p変換器4C5側にてタイムコ
ードのうちの8ビツトの直並列変換を完了するたびごと
に、それに合わせて8ビツトづつをデータバス4C2を
介して並列形態で読み取る。一方、 p−s変換器4C
8はMIDI規格に準拠してテンポ情報を表わすMID
Iクロック信号を直列信号として出力し、該クロック信
号をMIDI  0UT412を通してシークエンサ6
1に供給するものである。
ディスプレイコントローラ4C?は、各桁の情報に基づ
き表示器413を走査しつつ該各桁を表示する。
スイッチパネル4C8には、0〜9の数値情報を入力す
る1組の置数キーと、後述する各モードのいずれかを指
定する1組のモードキーと、演奏者によるテンポ表現と
しての、一連の拍を入力するためのタフピングキーと、
「途中再生モード」において、イニシャルタイムレジス
タ435の内容を置数キーの操作により、直接書換え可
能にするイニシャルタイム変更スイッチと、内部メモリ
441にビットカウント値とフレームカウント値を記憶
させた後に、それらの値の一部を置数キーで直接的に書
換え可能にし、テンポ表現の一部変更を可能にするフレ
ームカウントメモリ及びビットカウントメモリ変更スイ
ッチと、「前奏モード」におけるテープからの再生楽音
に先行する拍数を置数キーにより前奏メモリ43Bに対
して入力する前奏入力スイッチと、タッピングの終了を
入力するストップスイッチとが設けられており、中央処
理装置4C1は、周期的に各キーおよび各スイッチを走
査していずれかのキーあるいはスイッチからの情報の入
力があれば、それぞれ所定のプログラム命令に従ってこ
れを読み込む。
メトロノーム4C9は、シークエンサ81に対して、実
時間演奏(キーボード等を用いる)により、新たに楽音
符号を記憶させる際に、該シークエンサ61に供給され
るMIDIクロック信号に同期するテンポ音を発して、
演奏者の便宜を図るものである。
前記スイッチパネル4C8のタフピングキーは積値号発
生手段5を実現する。
次に、ROM4C3に記憶されているプログラム命令に
従って、各モードにおいて、中央処理装置4C1にて実
現される機能を第6図乃至第12図のフローチャートお
よびタイムチャートをも参照しつつ説明する。
「書込みモード」 まず、「書込みモード」において、中央処理装置4C1
にて実現される機能を第6図のフローチャートをも参照
しつつ詳説する。
演奏者がモードキーで「書込みモード」を選択すると、
中央処理装置4C1はuoMjoaに記憶されている一
連のプログラム命令の先頭アドレスを指定し、該先頭ア
ドレスからプログラム命令を読み出してこれを実行し、
以後、アドレスを歩進させながら順次プログラム命令を
読み出して実行する。その結果、中央処理装置4C1は
拍子ポインタ434に内部メモリ441の先頭アドレス
a1を記憶させ(第6図(WRI) ) 、続いて、演
奏者がタッピ    □ングを開始したか否かを判別し
、その結果がN。
の間は待機する(第6図(WR2) ) 、次いでテー
プレコーダ2を再生動作させ、テープ1を走行させなが
ら、一つのトラックから再生楽音を再生し、これを演奏
者に聴取可能に提供すると共に、他のトラックからSM
PTEタイムコードを再生し、該タイムコードを表わす
電気信号を信号線22を通じてSMPTE  lN41
1に供給する。
SMPTEタイムコードは、第7図に示されているよう
に、1フレームが80ビツトで構成されており、8バイ
トは時間、分、秒フレームの計数に使用され、2バイト
は同期語(Synchronizing曽ord)SY
NDETとして使用されている。テープ走行開始後、最
初の同期語がS−P変換器4C5にて直並列変換されて
、該変換器4C5から割込信号線INT2を介して、中
央処理装置4C1に第2の割込み信号が与えられると、
該処理装置4C1では、第2の割込みが発生する。
中央処理装置4C1は、この第2の割込みの発生により
、先ず1表示レジスタ431のビットカウント部に数値
「79」をセットしくこの直後に第1の割込みが発生し
て、後述のように表示レジスタ431のビットカウント
部に1を加算するので、実質的に数値「0」をセットす
る結果となる)、この第2の割込みがテープ走行開始後
、最初のものである限り、続いて、タイムコードの読み
込みルーチンを開始して、S−P変換器4C5からタイ
ムコードを8ビツトづつ8回に分けて読み取り、これを
表示レジスタ431に記憶させる。そして、この第2の
割込みがテープ走行開始後の最初のものでないときは、
S−P変換器4C5からタイムコードを読み取ることな
く、表示レジスタ431のビットカウント部に数値「7
9」をセットする処理のみを実行する。その後、テープ
の走行に伴って、タイムコードの各ビット(クロック信
号)がSMPTE  lN411に印加されるたびごと
に、SMPTE  lN411は第1の割込信号を信号
線lNTlに供給し、中央処理装置4C1に第1の割込
みを発生させる。この第1の割込みにより中央処理装置
4C1は、タイムコードの各ビットごとに表示レジスタ
431のビットカウント部に「1」を加える。
したがって、表示レジスタ431は、テープの絶対位置
に常に追従してこれを記憶でき、しかも1表示レジスタ
431のビットカウント部は同期語5YNDETがS−
P変換器4C5にて受信されるたびごとに数値「79」
にセットされるので、仮りにSMPTE  lN411
がいずれかのビットを読み落し、表示レジスタ431の
ビットカウント部がテープの絶対位置を一時的に喪失し
ても、2番目以降の各フレームの同期語5YNDETご
とに中央処理装!14C1は表示レジスタ43!のビッ
トカウント部の値を同期語到来時に対応する値に戻し、
これにより、誤差の累積を防止する。また、表示レジス
タ431のビットカウント部に80ビツトが印加される
と、ビットカウンタ部は「0」になり、代って、フレー
ムカウント部が「1」増加すると共に、フレームカウン
タ432も「1」増加する。
テープからの再生楽音を聴きながら、演奏者がタッピン
グを開始すると、タッピングキーが叩かれるたびごとに
、データバス4C2を介して中央処理装置4C1に拍信
号が入力される。中央処理装置4C1にタッピングの第
1拍を表わす拍信号B1が入力すると(第8図参照)、
第6図中、WR2の判別結果がYesになるので、表示
レジスタ431に記憶されている値をイニシャルタイム
としてイニシャルタイムレジスタ435に転送してここ
に記憶しくWR3)、続いて、フレームカウンタ432
に「0」を記憶させ(WR4)、ビットレジスタ433
に表示レジスタ431のビットカウント部の内容を転送
する(WR5)。
拍信号B1に基づき以上の処理(WR3〜WR5)が行
われると、中央処理装置4C1は第2拍を表わす拍信号
B2が入力されたか否かを判別しくWRY)、その判別
結果がNOであると、ストップスイッチからタッピング
の終了が指示されたか否かを判別する(WR7)、こう
して、中央処理装置4C1は、処理工程WR6とWR7
を繰り返しながら、SMPTE  lN411から供給
される第1の割込信号により表示レジスタ431の内容
をテープの絶対位置に追従させつつ、第2拍の拍信号B
2の入力を待つ。
第2拍の拍信号B2が入力されると、WR6の判別結果
がYesになるので、中央処理装置4C1は演算を実行
して、数値「80」からピットレジスタ433の内容を
減じ、その結果に表示レジスタ431のビットカウント
部に記憶されている値を加える(WR8)、続いて、拍
子ポインタ434によって指定されている内部メモリ4
41のアドレスa1に、フレームカウント値としての、
フレームカウンタ432の記憶内容の値と、ビットカウ
ント値としての、WR8の演算結果とを書込み(WR9
)、拍子ポインタ434を1増加させa2にする(WR
IO)、その後、再びWB2とWB5の処理工程を実行
し、さらにWB6とWB7との判別を繰り返しながら第
3拍の拍信号B3の入力を待つこのようにして、拍信号
82〜Bn各々が入力されるたびごとに、WR8〜WR
IOおよびWR4〜WR5の処理工程を繰り返しつつ、
内部メモリ441の各アドレス位置al−an−1に、
相隣接する2つの拍信号の間に増加したフレーム数(フ
レームカウント値)とビット数(ビットカウント値)と
を記憶させる。
やがて、演奏者によるタッピングが終了し、ストップス
イッチが押されると、WB7の判別結果がYesになる
ので、中央処理装置4C1は内部メモリ441の最後の
アドレス位置anに「0」を書込み(WRII)、r書
込みモード」を終了する上記処理工程のうち、WRl、
WB2、〜WR11は拍間隔確定手段4Aを、WB2、
WB3は演奏開始位置確定手段4Bをそれぞれ実現して
いる「再生モード」 次に、「再生モード」の動作について、第9図のフロー
チャートと第10図のタイムチャートとを参照しつつ説
明する。まず、テープレコーダー2でテープを完全に巻
戻し、スイッチパネル4CBのモードキーで再生モード
を指定してから、テープの再生を開始する。この場合、
中央処理装置4C1は、最初のタイムコードを表示レジ
スタ431に読込み、以後、テープの走行に従ってタイ
ムコードの各ビット(クロック信号)を計数しつつ表示
レジスタ431のビットカウント部を歩進させてゆく、
中央処理装置4C1は、さらに、イニシャルタイムを演
算レジスタ43Bに転送しくFBI)、拍子ポインタ4
34により、内部メモリ441の先頭アドレスa1を指
定する(PH2)、続いて、内部メモリ441の先頭ア
ドレスa1にアクセスし、そこからフレームカウント値
又 とビットカウント値Yとを読み出し、(2)式に従
ってリズム情報を表わす電気信号、すなわちMIDIク
ロック信号の周期Tnlを算出する(PH3)、こうし
てMIDIクロック信号の周期Tnlが求まると、これ
を計時カウンタ44Cにセットし、中央処理装置4C1
での周期I ILsec−の内部クロック信号をこの計
時カウンタ口0に印加する。内部クロック信号の該カウ
ンタ44Cでの計数値が算出されたMIDIクロック信
号の周期に達すると、計時カウンタ44Cが内部割り込
みを発生させ、これにより該処理装置がMIDIクロッ
ク信号を発生させると共に(PH4)、該カウンタ44
Cをリセットする。
続いて、中央処理装置4C1は表示レジスタ431のタ
イムコードが演算レジスタ43B内のイニシャルコード
と一致するか否かを判別しくPH1)、その判別結果が
NOの間は待機し、テープがイニシャルタイムコードで
表わされる位置まで走行して、該判別結果がYesにな
ると、MIDI  5TART信号を発信しくPH6)
、以後PB3の処理工程で算出した周期TnlのMID
Iクロック信号の24パルスをMIDI  0UT41
2からシークエンサ81に出力する(第10図参照)、
一方、MIDIクロック信号とMIDI  5TART
信号を受けると、シークエンサ61の方はその内部メモ
リから合成楽音情報を読み出す、すなわち、テンポ情報
としてのMIDIクロック信号にて表わされている時間
基準に従って、予めプログラムされ記憶されている合成
楽音符号を出力する。この合成楽音符号に従ってシンセ
サイザ63は合成楽音信号を生成し、スピーカ7にて合
成音楽を聴取可能に発音さ・せる、このようにしてテー
プ由来の再生楽音と合成楽音信号生成手段6由来の合成
楽音との同期合奏演奏が開始される。
続いて、中央処理装置4C1は拍子ポインタ434にて
指定される内部メモリ441のアドレスa からフレー
ムカウント値XIとビットカウント値Ylとを読み出し
、これを演算レジスタ43Bに記憶されている値に加え
(PH7)、表示レジスタ431の内容が演算レジスタ
438の内容に一致するか否か、すなわち、テープが第
2拍の位置まで走行したか否かを否別する(PB8)、
この判別結果がNOの間は、前述の処理工程PB4で形
成されたMIDIクロック信号がMIDI  5TAR
T信号の出力後に、24パルス分、出力されていないこ
とを意味しているので、中央処理装置4C1はMIDI
  0UT412から周期TnlのMIDIクロック信
号を出力し続ける(第10図参照)、やがて、テープが
第2拍の位置まで走行して、表示レジスタ431の内容
が演算レジスタ43Bの内容に一致すると、PB8の判
別結果がYesになり、換言すれば、その間に、周期T
nlのMIDIクロック信号が24パルスだけ出力され
る。すると、中央処理装置4C1は拍子ポインタ434
を歩進させてa2にしくPB9)、拍子ポインタ434
が指定するアドレスの内容が「0」か否かを判別する(
PBIO)、演奏者によるテンポ表現が継続する間は、
FBIOの判別結果はNoになるので、中央処理装置4
C1は拍指ポインタ434で指定される内部メモリ44
1のアドレスa2からフレームカウント値x2とビット
カウント値Y2とを読み出し。
これらに基づきMIDIクロック信号の周期Tn2を(
2)式に基づいて計算し直す(PB l l) 。
中央処理装置4C1はPBIIでの計算結果に基づきP
B4でのそれと同様の信号処理により周期Tn2ノM 
I D Iクロック信号を形成しくPB 12)、 M
I D I  0UT412から周期Tn2のMIDI
クロック信号を出力させる(第10図参照)。
その後、中央処理装置4C1はPB9で拍子ポインタ4
34の指定するアドレスal、a2.・・・anを歩進
させつつ、新たに算出された周期TnのMIDIクロッ
ク信号を形成しくPB7〜PB12)、pntoの判別
結果がYesになるのを待つ、内部メモリ441に記憶
されているすべてのフレームカウント値とビットカウン
ト値が読み出されて、FBIOの判別結果がYesにな
ると、中央処理装置4C1はMIDI  5TOP信号
を出力しくPB 13)、「再生モード」を終了する。
上記処理工程のうち、FBI、PB5は同期合奏演奏開
始時点確定手段4Cを、PB2〜PB4、FB6〜P 
B 13はテンポ情報生成手段4Dをそれぞれ実現して
いる。
「途中再生モード」 次に「途中再生モード」について第11図に基づいて説
明する。スイッチパネル4C8のモードスイッチで再生
モードを選択し、途中まで巻戻したテープをテープレコ
ーダ2にセットする。
テープを走行させ、「再生モード」を開始すると、中央
処理装置4C1はテープのSMPTEタイムコードを読
み込み、これを表示レジスタ431に記憶させ、その後
テープ走行に伴ってタイムコードをビット単位で増加さ
せる。続いて、中央処理装置4C1は拍子ポインタ43
4により先頭アドレスa1を指定しくI PB 1) 
、拍子カウンタ437を「0」にリセットする(IrO
2)0次に中央処理装置4C1は表示レジスタ431に
記憶されている値がイニシャルタイムより大きいか否か
、すなわち、テープの現在位置がイニシャルタイムコー
ドで表わされる演奏開始位置よりも進行方向寄りか否か
判別しくIrO2)、その判別結果がNoのときは、テ
ープを十分に巻戻した後の再生を意味するので、前述の
「再生モード」の処理に移行する。一方、テープの現在
位置がイニシャルタイムコードで表わされる演奏開始位
置よりも進行方向寄りであって、IrO2の判別結果が
Yesであるときは、中央処理装置4C1は、イニシャ
ルタイ   □ムレジメタ435に記憶されているイニ
シャルタイムの値を演算レジスタ43Bに転送しくIr
O4)、表示レジスタ431の値が演算レジスタ43B
の値、すなわちイニシャルタイムの値より大きいか否か
を判別する(IrO5)、ここで、イニシャルタイムコ
ードに対して拍子ポインタ434の指定するアドレスの
フレームカウント値とビットカウント値を加算した値(
演算レジスタ438の内容)に対応するテープ上の位置
が、テープの現在位置よりも手前(進行方向と反対側)
であって、IrO5での判別結果がYesとなる場合に
は、拍子ポインタ434で指定されている内部メモリ4
41のアドレスa1からフレームカウント値x1とビッ
トカウント値Y1とを読み出し、これを演算レジスタ4
3Bの記憶している値に加える(IPB6)。
続いて、拍子ポインタ434を歩進させ(IPB7)、
拍子カウンタ437にrlJを加え(IPB8)、再び
、IPB5の判別を行なう、このようにして、演算レジ
スタ43Bの内容と表示レジスタ431の内容とを比較
しつつ(I PB5)、演算レジスタ43Bの内容が表
示レジスタ431の内容に追いつかない間は拍子ポイン
タ434を高速度で歩進させながら(I PB7)、拍
子ポインタ434で指定されるアドレスa1.a2.・
・・a!のフレームカウント値X2 、 X3 、・・
・Xxとビットカウント値Y2 、 Y3 、・・・Y
!とを演算レジスタ43Bの内容に加算してゆく、その
結果、上述の高速度の歩道に応じて段階的に増大する演
算レジスタ438の内容が表示レジスタ431の内容を
追い越して、IFB5の判別結果がNOになると、その
時点で拍子カウンタ437の内容を4倍し、MIDI 
 5ONG  PO3ITION  POINTERを
算出する(I PB9)、この間、拍子カウンタ437
には、演算レジスタ43Bの内容がイニシャルタイムの
値からの表示レジスタ431のタイムコードの値を追い
越すまでに、拍子ポインタ434の歩進した拍数が記憶
されており、4分音符の容積が4つのMIDIビートの
期間として規定されているので、拍子カウンタ437の
内容を4倍することにより、演算レジスタ43Bの内容
がイニシャルタイムの値から表示レジスタ431の値を
追い越すまでの間に生成されたMIDIビートの数を算
出することができる。中央処理装置4C1はかくして算
出されたMIDIビート数で表わされたMIDI  5
ONG  PO3ITION  POINTERttM
IDI  0UT412からシークエンサ61に伝達し
くIPBIO)、 シークエンサ81の方は、これに応
じてMIDI  5ONG  PO3ITION  P
OINTERで表わされるメモリアドレスを指定して待
機する。
一方、中央処理装!4C1は通常の再生モードと同様に
、拍子ポインタ434にて指定されたフレームカウト値
Xiとビットカウント値Yxとに基づきMIDIクロッ
ク信号の周期を算出し、該周期のMIDIクロック信号
を出力する(I PB 11)。
この間も、テープの走行に伴って、表示レジスタ431
の値は増加してゆき、中央処理装置4C1はこれが演算
レジスタ43Bの値に等しいか否かを判別しくIPB1
2)、演算レジスタ43Bの値が表示レジスタ431の
値を一旦追越していて、その判別結果がNOの間は待機
するが、演算レジスタ43Bの値が表示レジスタ431
のそれに再度追越されようとして、その判別結果がYe
sになったとたんに、シークエンサ61に対してMID
I  C0NTINUE  5TART信号を出力する
(I PH10)、これに応答して、シークエンサ61
は、MIDIクロック信号の周期で表わされたテンポ情
報と、内部メモリに記憶されていてその読み出し開始ア
ドレスが5ONG  PO3ITION  POINT
ERで指定された合成楽音情報とに基づき合成楽音符号
を出力し、シンセサイザ63が合成楽音信号を生成する
。このようにしてテープl由来の再生楽音と合成楽音生
成手段6由来の合成楽音との同期合奏演奏が開始される
と、中央処理装置4C1はPB7の処理工程に移行し、
以後PR8〜PB13の処理工程が実行される。
かくして、別作業として、シークエンサの記憶内容を書
き換えて、該シークエンサからの合成楽音符号の一部分
を変更し1次いで、その部分だけを再生して、これと、
テープ由来の再生楽音との同期合奏演奏を評価するよう
な場合に、該同期合奏演奏に係るテープ上の任意の絶対
位置を正確に    。
捕えて、その位置から、該同期合奏演奏を開始させるこ
とができる。
上記処理工程のうち、I PB 1、IPB4〜IFB
7は途中演奏開始位置算出手段4Eを、IPB12〜I
PB13は途中同期合奏演奏開始時点確定手段4Fを、
そして、IPB2、IPB8、IPB9〜IPBIIは
テンポ情報生成手段4Dをそれぞれ実現している。 な
お、シークエンサ等が5ONG  PO5ITION 
 POINTE、Rを受信してから、MIDI  C0
NTINUE  5TART信号を受信するまでの時間
が短いと即座には追従できないことも有り得るので、同
期信号発生装置4が5ONG  PO5ITION  
POINTERを送出する時点に関しては、演算レジス
タ43[1の値の方が表示レジスタ431の値よりも大
になるところよりさらに数拍前の拍にこれを設定しても
よい。
「前奏モード」 次に「前奏モード」の動作について第12図に基づいて
説明する。
「前奏モード」の開始に際しては、演奏者はスイッチパ
ネル4C8の前奏入力スイッチにより置数キーで前奏メ
モリ438に前奏拍数を設定可能にし、次いで置数キー
を操作して前奏拍数を前奏メモリ438に入力する。前
奏メモリ438に前奏拍数を入力すると、中央処理装置
4C1は前奏メモリ438中の値に対して内部メモリ4
41の先頭アドレスa1に記憶されているフレームカウ
ント値又 とビットカウント値Y との和を乗じてその
乗算結果をイニシャルタイムレジスタ435の値から差
し引き、算出結果の値をイニシャルタイムレジスタ43
5に更新記憶させる。その結果、イニシャルタイムレジ
スタ435中の修正されたイニシャルタイムの値は、「
書込みモード」で第1拍が記憶されたテープ上の絶対位
置を表わすタイムコードに比して前奏拍数の分だけ先行
したテープ上の絶対位置、すなわち、前奏開始位置を指
表することとなる「前奏モード」が開始されると、中央
処理装置4C1は、まず、前奏メモリ438の値が「0
」か否かを判別しくPRI)、その判別結果がYesな
らば、すでに説明した通常の再生モードに移行する。一
方、前奏拍数が設定されていて、PRIの判別結果がN
Oであるときは、中央処理装置4C1は前奏メモリ43
8の値を前奏カウンタ439へ転送しくPH1) 、さ
らに、イニシャルタイムレジスタ435の値を演算レジ
スタ43Bに転送する(PH1)。
続いて、中央処理装置4C1は、拍子ポインタ434に
フレームカウント値X およびビットカウント値Y を
記憶している内部メモリ441の先頭アドレスa1  
を指定させる(PH1)、続いて、中央処理装置4C1
は内部メモリ441のアドレスalからフレームカウン
ト値X とビットカウント値Y とを読出して、(2)
式に基づいてMIDIクロック信号の周期Tnlを算出
すると共に、該周期TnlのMIDIクロック信号を生
成する(PH1)、「前奏モード」の開始により、テー
プが走行し始めると、テープの最初のフレームに記憶さ
れていたSMPTEタイムコードが表示レジスタ431
に読み込まれ、テープの走行に伴ってタイムコードのビ
ットごとに表示レジスタ431の値が増加してゆく、そ
こで中央処理装置4C1は、演算レジスタ43Bに記憶
されている修正されたイニシャルタイムの値、すなわち
、前奏開始位置を表わす値と表示レジスタ431の値と
が一致するか否かを判別しくPH1)、その判定結果が
Noの間は待機している。やがて、テープが前奏開始位
置まで走行し、表示レジスタ431の値が演算レジスタ
43Bの値に連着いて、PH1の判定結果がYesにな
ると、中央処理装置4C1はMIDI  0UT412
からMIDI  5TART信号と、MIDIクロック
信号とをシークエンサ81に対して出力する(PH1)
これに応答して、シークエンサatは、テープ由来の再
生楽音の生成開始に先がけて、MIDIクロック信号に
表わされているテンポ情報と内部メモリの合成楽音情報
とに基づいて合成楽音符号を生成し、後続のシンセサイ
ザ63にてこれに応じた合成音楽の合成を開始する。そ
の結果、スピーカ7は、シンセサイザB3からの合成音
楽信号を、テープ由来の再生楽音の生成開始時点に対し
て設定された前奏拍数の分だけ先行して発音する。
MIDI  5TART信号の出力後、中央処理装置4
C1は、前奏カウンタ439の値から「l」を減じ(P
H1)、前奏カウンタ439の値が「0」になったか否
かを判別する(PH1)、いまだ前奏中であって、その
判別結果がNoの間は、演算レジスタ43Bの値、すな
わち修正されたイニシャルタイムの値に対して、内部メ
モリ441の、拍子ポインタ434により指定されるア
ドレスa に記憶されているフレームカウント値x1と
ビットカウント値Y1とを加え(PRIO)、その和が
表示レジスタ431の値と一致するか否かを判別する(
PRII)、その判別結果がNoの間は、テープの走行
により表示レジスタ431の値が演算レジスタ43Bの
値に追いつくのを待ち、PRllの判別結果がYesに
なると、再びPR8〜PRIIの各処理工程を繰り返し
ながらテープがイニシャルタイムの位置まで走行して、
前奏が終了しPH1の判別結果がYesになるのを待つ
争PR9の判別結果がYesになると、前奏の終了であ
るので、中央処理装置4C1は通常の再生モードに移行
し、第9図のPH1の処理工程を開始する。その結果、
テープl由来の再生楽音と合成楽音生成手段6由来の合
成楽音との同期合奏演奏が開始する。かくして、テープ
由来の再生楽音と合成楽音生成手段由来の合成楽音との
同期合奏演奏に先がけて、合成楽音単独での前奏を行う
際に、いまだ現実には、その再生が開始されていないと
ころの再生楽音の、再生開始時に予定されているテンポ
に対して、合成楽音による前奏のテンポを合致させるこ
ンができる。
上記処理工程のうち、PH1は前奏開始位置算出手段4
Gを、PH1は前奏開始時点確定手段4Hを、PRI、
PH1、PH1、PH1、〜PR11は前奏拍間隔確定
手段4Kを、そして、PH1はテンポ情報生成手段4D
をそれぞれ実現している。
〈効 果〉 以上のように、本願第1の発明によれば、情報媒体とし
てのテープにその絶対位置を表わすタイムコード情報を
記録しておき、このテープに記録されている楽音を再生
する際に、再生楽音と共にこのタイムコード情報をも再
生し、これと、再生楽音に合わせた拍操作により生成さ
れる拍信号とに基づいて拍間隔を確定し、これを内部メ
モリに読出し可能に記憶するように構成したことにより
、拍信号の脱落等何らかの理由により再生楽音の拍間隔
と内部メモリから順次に読出される拍信号ごとの拍間隔
との対応関係が失われた場合でも、タイム情報によりテ
ープ上の絶対位置を確定できるので、失われた対応関係
を容易に回復させることができ、もって、同期合奏演奏
が少しも不自然にならないという優れた効果が奏される
さらに1本願第2の発明によれば、内部メモリから順次
に読出される拍ごとの拍間隔を表わす値に基づいてテン
ポ情報としてのMIDIクロック信号を生成する際に、
情報記録再生手段としてのテープレコーダから再生され
たタイムコードの1フレームの再生に要した時間の実測
値の関数に従って該信号の周期を定めるように構成した
ことにより、情報記録媒体としてのテープに伸縮があっ
た場合でも、かかるテープに応じて伸縮するタイムコー
ドの1フレームの再生に要する時間の実測値の関数とし
てMIDIクロック信号の周期を同率で伸縮させること
ができるので、その場合でも、再生楽音のテンポと合成
楽音のそれとの間に正確な同期が確保され、もって、両
者の同期合奏演奏が少しも不自然にならないという優れ
た効果が、上記第1の発明の効果に加えて、奏される。
さらに、本願第3の発明によれば、途中再生に際しては
、テープ上の絶対位置として確定されている演奏開始位
置を表わす値に対して内部メモリから順次に高速度で読
み出される拍ごとの拍間隔を表わす値をテープ上の絶対
位置を表わすタイムコードの値以上となるまで累算して
途中演奏開始位置を表わす値を算出し、この算出された
値とテープ上の絶対位置を表わすタイムコードの値との
一致に基づいて途中同期合奏演奏開始時点を確定するよ
うに構成したことにより、途中まで巻き戻したテープを
テープレコーダにセットして再生する場合でも、テープ
上の任意の位置に記録されている楽音に合わせて確定し
て記憶しである拍間隔を読み出すことができるので、不
都合なく途中再生ができるという優れた効果が、前記第
1の発明の効果に加えて、奏される。
さらに、本願第4の発明によれば、前奏に際しては、前
奏拍数を予め設定記憶しておき、最初の拍に対応する拍
間隔を表わす値に対して前奏拍数を乗じた値を演奏開始
位置から減算して前奏開始位置を表わす値を算出し、こ
の算出された値とテープ上の絶対位置を表わすタイムコ
ードの値との一致に基づいて前奏開始時点を確定し、テ
ープ上の絶対位置を表わすタイムコードの値が前奏開始
位置を表わす値を越えて演奏開始位置を表わす値に一致
するまでの間、最初の拍に対応する拍間隔を表わす値を
前奏拍間隔として確定するように構成したことにより、
テープに記録されている楽音の再生が開始される以前に
おいても、テープに記録されている楽音に合わせて確定
して記憶しである拍間隔のうちの最初の拍に対応するも
のを読み出すことで前奏のための拍間隔を得ることがで
きるので、従来技術では全く行うことのできなかった合
成楽音のみによる前奏を行うこと、つまり、既製の曲に
前奏を付与することができるという優れた効果が、前記
第1の発明の効果に加えて、奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のハードウェア上の構成を示すブロッ
ク図、第2図はこの発明のソフトウェア上の構成を機能
実現手段として表示するブロック図である。 第3因〜1/412図はこの発明の実施例に関するもの
であり、第3図は主要なハードウェア上の構成を示すブ
ロック図、第4図は同期信号発生装置内部のハードウェ
ア上の構成を示すプ”ロック図、第5図は同期信号発生
装置内部のレジスタ群に関する説明図、第6図は「書込
みモード」にて同期信号発生装置内部で実行される演算
処理のフローチャート、第7図はタイムコードに関する
説明図、第8図は「書込みモード」における同期信号発
生装置での主要な信号の時系列を示すタイムチャート、
第9図は「再生モード」にて同期信号発生装置内部で実
行される演算処理のフローチャート、第10図は「再生
モード」における同期信号発生装置での主要な信号の時
系列を示すタイムチャート、第11図は「途中再生モー
ド」にて同期信号発生装置内部で実行される演算処理の
フローチャート第12図は「前奏モード」にて同期信号
発生装置内部で実行される演算処理のフローチャートで
ある。 1・・・・・・情報記録媒体(テープ)2・・・・・・
情報記録再生手段(テープレコーダ)3・・・・・・発
音体(スピーカ) 4・・・・・・同期信号発生装置 6・・・・・・合成楽音信号生成手段 7・・・・・・発音体(スピーカ) 4A・・・拍間隔確定手段(WR4〜WRII)441
・・・拍間隔記憶手段 4B・・・演奏開始位置確定手段(WR2、WR3)4
C・・・同期合奏演奏開始時点確定手段(PB 1、P
B5) 4D・・・テンポ情報生成手段(P82〜PB4、PB
6〜P B 13、IPB2、IPB8、IFB9〜I
PBII、PB5) 4E・・・途中演奏開始位置算出手段(I PB 1、
IPB4〜IPB7) 4F・・・途中合奏演奏開始時点確定手段(IPB12
〜I P B 13) 438・・・前奏拍数設定記憶手段 4G・・・前奏開始位置算出手段(PB3)4H・・・
前奏開始時点確定手段(PB6)4I・・・前奏拍間隔
確定手段(PRl、PB2、PB4、PR8〜PRII
) 特許出願人  ローランド  株式会社第6図 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)拍ごとの拍信号を出力する拍信号発生手段5と、 楽音情報とタイムコード情報とを記録した情報記録媒体
    1から楽音情報を再生する際に、該楽音情報の再生に同
    期して記録媒体1上の絶対位置を表わすタイムコード情
    報を再生する情報記録再生手段2と、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報と
    拍信号とに基づいて拍間隔を確定する拍間隔確定手段4
    Aと、 拍間隔確定手段4Aにて確定された拍ごとの拍間隔を表
    わす値を順次に読み出し可能に記憶する拍間隔記憶手段
    441と、 最初の拍信号とタイムコード情報とに応答して最初の拍
    に対応する記録媒体1上の演奏開始位置を確定する演奏
    開始位置確定手段4Bと、 演奏開始位置確定手段4Bにて確定された演奏開始位置
    を表わす値を記憶する演奏開始位置記憶手段435と、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報に
    よる情報記録媒体1上の絶対位置を表わす値と演奏開始
    位置記憶手段435に記憶されている演奏開始位置を表
    わす値との一致に基づいて同期合奏演奏開始時点を確定
    する同期合奏演奏開始時点確定手段4Cと、 同期合奏演奏開始時点にて作動を開始し、拍間隔記憶手
    段441から拍ごとに順次に読み出される拍ごとの拍間
    隔を表わす値に基づいてテンポ情報を生成するテンポ情
    報生成手段4Dと を有することを特徴とする同期合奏演奏装置における同
    期信号発生装置。
  2. (2)拍ごとの拍信号を出力する拍信号発生手段5と、 楽音情報とタイムコード情報とを記録した情報記憶媒体
    1から楽音情報を再生する際に、該楽音情報の再生に同
    期して記録媒体1上の絶対位置を表わすタイムコード情
    報を再生する情報記録再生手段2と、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報と
    拍信号とに基づいて拍間隔を確定する拍間隔確定手段4
    Aと、 拍間隔確定手段4Aにて確定された拍ごとの拍間隔を表
    わす値を順次に読み出し可能に記憶する拍間隔記憶手段
    441と、 最初の拍信号とタイムコード情報とに応答して最初の拍
    に対応する記録媒体1上の演奏開始位置を確定する演奏
    開始位置確定手段4Bと、 演奏開始位置確定手段4Bにて確定された演奏開始位置
    を表わす値を記憶する演奏開始位置記憶手段435と、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報に
    よる情報記録媒体1上の絶対位置を表わす値と演奏開始
    位置記憶手段435に記憶されている演奏開始位置を表
    わす値との一致に基づいて同期合奏演奏開始時点を確定
    する同期合奏演奏開始時点確定手段と4Cと、 同期合奏演奏開始時点にて作動を開始し、拍間隔記憶手
    段441から拍ごとに順次に読み出される拍ごとの拍間
    隔を表わす値に基づいてテンポ情報を生成するテンポ情
    報生成手段4Dと を有する同期信号発生装置において、 上記テンポ情報生成手段4Dが、情報記録再生手段2に
    て再生されたタイムコード情報としてのタイムコードの
    1フレームの再生に要した時間の実測値の関数に従う周
    期のテンポ情報を生成することを特徴とする同期合奏演
    奏装置における同期信号発生装置。
  3. (3)拍ごとの拍信号を出力する拍信号発生手段5と、 楽音情報とタイムコード情報とを記録した情報記録媒体
    1から楽音情報を再生する際に、該楽音情報の再生に同
    期して記録媒体1上の絶対位置を表わすタイムコード情
    報を再生する情報記録再生手段2と、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報と
    拍信号とに基づいて拍間隔を確定する拍間隔確定手段4
    Aと、 拍間隔確定手段4Aにて確定された拍ごとの拍間隔を表
    わす値を順次に読み出し可能に記憶する拍間隔記憶手段
    441と、 最初の拍信号とタイムコード情報とに応答して最初の拍
    に対応する記録媒体1上の演奏開始位置を確定する演奏
    開始位置確定手段4Bと、 演奏開始位置確定手段4Bにて確定された演奏開始位置
    を表わす値を記憶する演奏開始位置記憶手段435と、 演奏開始位置を表わす値に対して拍間隔記憶手段441
    から順次に高速度で読み出される拍ごとの拍間隔を表わ
    す値を情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード
    情報による情報記録媒体1上の絶対位置を表わす値以上
    となるまで累算して途中演奏開始位置を表わす値を算出
    する途中演奏開始位置算出手段4Eと、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報に
    よる情報記録媒体1上の絶対位置を表わす値と途中演奏
    開始位置を表わす値との一致に基づいて、途中同期合奏
    演奏開始時点を確定する途中同期合奏演奏開始時点確定
    手段4Fと、 途中同期合奏演奏開始時点にて作動を開始し、拍間隔記
    憶手段441から拍ごとに順次に読み出される拍ごとの
    拍間隔を表わす値に基づいてテンポ情報を生成するテン
    ポ情報生成手段4Dと を有することを特徴とする同期合奏演奏装置における同
    期信号発生装置。
  4. (4)拍ごとの拍信号を出力する拍信号発生手段5と、 楽音情報とタイムコード情報とを記録した情報記録媒体
    から楽音情報を再生する際に、該楽音情報の再生に同期
    して記録媒体1上の絶対位置を表わすタイムコード情報
    を再生する情報記録再生手段2と、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報と
    拍信号とに基づいて拍間隔を確定する拍間隔確定手段4
    Aと、 拍間隔確定手段4Aにて確定された拍ごとの拍間隔を表
    わす値を順次に読み出し可能に記憶する拍間隔記憶手段
    441と、 最初の拍信号とタイムコード情報とに応答して最初の拍
    に対応する記録媒体1上の演奏開始位置を確定する演奏
    開始位置確定手段4Bと、 演奏開始位置確定手段4Bにて確定された演奏開始位置
    を表わす値を記憶する演奏開始位置記憶手段435と、 前奏拍数を設定記憶する前奏拍数設定記憶手段438と
    、 最初の拍に対応する拍間隔を表わす値に対して前奏拍数
    を乗じて算出される値を演奏開始位置を表わす値から減
    算して前奏開始位置を表わす値を算出する前奏開始位置
    算出手段4Gと、 情報記録再生手段2にて再生されたタイムコード情報に
    よる情報記録媒体1上の絶対位置を表わす値と前奏開始
    位置を表わす値との一致に基づいて前奏開始時点を確定
    する前奏開始時点確定手段4Hと、 上記情報記録媒体1上の絶対位置を表わす値が前奏開始
    位置を表わす値を越えて演奏開始位置を表わす値に一致
    するまでの間の各拍ごとに、前記最初の拍に対応する拍
    間隔を表わす値を前奏拍間隔として確定する前奏拍間隔
    確定手段4Iと、前奏開始時点にて作動を開始し、前奏
    拍間隔確定手段4Iにて確定される前奏拍間隔を表わす
    値と拍間隔記憶手段441から拍ごとに順次に読み出さ
    れる拍ごとの拍間隔を表わす値とに基づいてテンポ情報
    を生成するテンポ情報生成手段4Dとを有することを特
    徴とする同期合奏演奏装置における同期信号発生装置。
JP61124837A 1986-05-30 1986-05-30 自動演奏用同期信号発生装置 Granted JPS62993A (ja)

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JP61124837A JPS62993A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 自動演奏用同期信号発生装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61124837A JPS62993A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 自動演奏用同期信号発生装置

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Publication Number Publication Date
JPS62993A true JPS62993A (ja) 1987-01-06
JPH052240B2 JPH052240B2 (ja) 1993-01-12

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ID=14895317

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61124837A Granted JPS62993A (ja) 1986-05-30 1986-05-30 自動演奏用同期信号発生装置

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JP (1) JPS62993A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846793A (en) * 1987-04-07 1998-12-08 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Microbial process for biotransformation to (R)-3-chloro-1,2-propanediol

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846793A (en) * 1987-04-07 1998-12-08 Kanegafuchi Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Microbial process for biotransformation to (R)-3-chloro-1,2-propanediol

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JPH052240B2 (ja) 1993-01-12

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