JPS6299383A - エ−テル化合物の製造方法 - Google Patents

エ−テル化合物の製造方法

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JPS6299383A
JPS6299383A JP60239291A JP23929185A JPS6299383A JP S6299383 A JPS6299383 A JP S6299383A JP 60239291 A JP60239291 A JP 60239291A JP 23929185 A JP23929185 A JP 23929185A JP S6299383 A JPS6299383 A JP S6299383A
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加藤 祥三
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銅を用いて、複素芳香環を有する
エーテル化合物を選択性良く、なおかつ筒数率で製造す
る方法に関する。
〔従来の技鈎及び発明が解決しようとする問題点〕
複素芳香環を有するエーテル化合物は農薬や医薬の中間
体として広範囲に利用し得る有nノな化合物である。し
力・しながら、複素芳香環を有するエーテル化合物の合
成反応は、現在までほとんど研究されていない。その数
少ない反応例として、アルキツ ケミ(AI Ki v
Kemi)23巻、239頁(1958年)に、触媒と
して酸化第1銅を用いた3−メトキシチオフェンの合成
法が記載されている。この報告によると、1当量の3−
10ムチオフエンに対し、28当量のナトリウムメチラ
ート及び触媒として0.5当社の酸化第1銅を用い、1
00時間加熱還流し、収率81%で3−メトキシチオフ
ェンを得ている。この合成法では原料である3−ブロム
チオフェンが残任し。
3−ブロムチオフェンと生成物である3−メトキシチオ
フェンの非点が近似しているために煩雑な分離精製工程
が必要となるはかりではなく、反応時開が極めて長く、
しかも収率も良くないという欠点があった。
他方、アリールアルキルエーテル化合物を合成する際の
触媒としてハロゲン化銅を用いることが、ジャーナル 
オプ ケミカル ソサイ)アティ−(C)  ((Jo
urnal or chemicalSoa1et’y
  (C))  312頁、1969年にアール・ジー
・アール・ペーフン(R,G。
R,Baoon )らによって報告されている。該報告
によると、触媒としてヨウ化第1銅を用いた場合、l−
臭化す7タレン】当量に対し、沃化yAl銅0.5〜L
O当量、ナトリウムエチラート2〜3当社及び溶媒にエ
タノールと2゜3.6−コリジンを用いると、はは定量
的にl−エト千シナフタレンを得ている。しかし、ヨウ
化第1銅の使用短を低下させると、収率の低下はかりで
なく、副反応である脱ハロゲン化反応が起きている。又
、触媒として臭化第1@または塩化第1銅を#Jいた場
合、副反応として脱ハロゲン化反応及びハロゲン交換反
応が起きており、このために目的物であるエーテル化合
物の収率が低い。
〔開題を解決するための手段〕
本発明者らは、種々の複素芳香環を有するエーテル化合
物が医農薬中間体として石川であることに鑑み、ハロゲ
ン化複素環式芳香族化合物と有機ヒドロキシ化合物の金
属塩を反応させてエーテル化合物と製造する方法につい
て鋭意検討してきた。その結果、意外にも低触媒社のハ
ロゲン化銅を用いた場合でも、ハロゲン交換反応や脱ハ
ロゲン化反応の副反応が全く進行せず、短時間に、選択
性よくエーテル化合物を製造できることを見い出し、本
発明を完成させるに至った。
即ち、本発明はハロゲン化伽*環式芳香族化合物と有機
ヒドロ七シ化合物の金IJ4塩を触媒の存在下に反応さ
せてエーテル化合物を製造するに際し、触媒としてハロ
ゲン化銅を用いることを待機とするエーテル化合物の製
造方法である。
本発明に於いて、原料として用いられるハロゲン化&素
環式芳香族化合物は、数案芳香−に結合した水素がハロ
ゲン原子で置換した化合物であり、一般式で次のように
表わされる。    R、−X 1 (但し、R1はW換もしくは非置換の複素芳香環基であ
り、Xl  はハロゲン原子である。)上記一般式(υ
甲、R1で示される複素芳香環は、いかなるものも使用
でき、何ら制限されない。該複素芳香環基の具体例とし
ては、フリル基、チェニル基、ピロリル基、イミダゾリ
ル基、ピラゾリル基、ピリジル基、ベンゾ7リル基、ベ
ンゾチェニル基、インドリル基。
キノリル基、ピラジニル基、ピリミジル基。
ビリダジル基、千ノキサリニル基、チアゾリル基、ベン
ゾチアゾリル基、インオキサシリル基等が挙げられる。
さらに又、上記一般式(1)中、Xl  で示されるハ
ロゲン原子はフッ素。
塩素、臭素、沃素のいずれでも使用できるが、反応性の
良さから好ましくは臭素又は沃素が用いられる。
さらに又、11σ紀一般式(1)中、R1で示される置
換復素芳香票基の置換基としては、反応に用いられる試
剤と反応しないものであれは、あらゆるffi換基が特
に制限されず、用いられる。該置換基の具体例としては
、メチル基。
エチル基、プロピル基等のアルキル基;ヒニル基、アリ
ル基等のアルケニル基;プロピニル基等のアル千ニル基
;メトキシ基、エトキシ基等のアルコ千シ基;メチルチ
オ基、エチルチオ基等のアル千ルチオ基;メトキシメチ
ル基等のアルコキシアル千ル基;フェニル基;ニトロ基
;シアノ基;アミノ基;アルフキジカルボニル基;スル
ホニル基;ホルミル基;シアル千ルアミ7基;トリフル
オロメチル基等のポリフルオロアルキル基等が挙げられ
る。また、エーテル化反応を阻害しなければ、ハロゲン
原子又はとドロ千シ基が置換されていても艮い。
本発明で用いられるもう一方の原料は、有機ヒドロ千シ
化合物の金属塩である。有機ヒドロキシ化合物の金属塩
は、アルコラード或いはフェノラートとして知られてお
り、本発明では、このような公知の有機ヒドロ午シ化合
物の金属塩が何ら制限されず使用しイυる。
本発明に於いて特に好適に用いることのできる有機とド
ロ千シ化合物の金属塩は一般式で次のように示される。
Iζ2−0−M      (2) (但し、R2は置換もしくは非置換のアルキル基、置換
もしくは非置換のアルテニル基。
1打換もしくは非置換のアルキニル基、置換もしくは非
置換のフェニル基を示し、Mはアルカリ金属原子を示す
。)で示される1機ヒドロ千シ化合物の金属塩である。
上記一般式(2)中、R2で示されるアルキル基は直鎖
状9分枝状のいずれであってもよく、炭素数も特に制限
されない。しかしながら、原料人手の容易さから炭素数
1〜6個であることが好適である。該アルキル基の具体
例としては、メチル基、エチルAI  n−プロピル基
、  1lio−プロピル基、n−ブチル基、180−
ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基n−へ千シル
基等が挙げられる。また、上記一般式〇)甲、R2で示
されるアルクニル基は直鎖状1分枝状のいずれであって
もよく、炭素数も特に制限されない。しかしながら、原
料人手の′8易さ力・ら、炭素数2〜4個であることが
好適である。該アルケニル基の具体例としては、ヒニル
恭、アリル基、180−プロペニル基、2−ブテニル基
、3−ブテニル基等が挙げられる。
又、上記一般式(2)甲、R2で示されるアルキニル基
は、直鎖状9分校状を向わず、炭素数も特に制限されな
いが、前記と同様の理出により炭素数2〜4個であるこ
とが好適である。該アルキニル基の具体例としては、エ
チニル基、2−プロピニル基等が挙げられる。
前記一般式(2)甲、R2で示される置換アル千ル基、
置換アルクニル基、置換アルキニル基の置換基としては
、前記一般式(1)について説明した置換複素芳香環基
の置換基のうち、アル午ル基、アルケニル基、アル午ニ
ル基を除いて用いることができる。また、置換7エ二ル
基の置換基としては、前述の置換複素芳香環基の置換基
をそのまま適用することかできろ。
又、前記一般式(2)甲、Mで示されるアルカリ金属原
子としてはリチウム、ナトリウム。
カリウム等が挙げられるが、取扱い上から、ナトリウム
及びカリウムが好適に使用される。
fi+1記一般式(2)で示される有機とドロキシ化千
z物の金属塩の甲でも、R2がアルキル基。
アルテニル基、アルキニル基又は置換基を有するこれら
の丞の場合は、目的物であるエーテル化合物の収率が簡
くなるため、本発明では特に好適である。
本発明で用いられる触媒であるハロゲン化銅は公知な化
合物であり、特に限定されず使用できろ。好適に使用さ
れるハロゲン化銅としては、沃化:JSl鋼、臭化第1
銅、臭化@2銅、j1!化第1銅、塩化第2銅、フッ化
第1銅。
フッ化第2銅等が挙けられる。就中、沃化第1flP4
.臭化第1銅及び地化第1銅は、上記のハロゲン化複素
環式芳香族化合物と有機ヒドロ千シ化合物の@A4塩の
反応時間を短縮し、しかも生成するエーテル化合物の収
率及び選択性を高める効果が肯いため、本発明で好適に
使用される。
本発明により、触媒としてハロゲン化銅を用い、上記ハ
ロゲン化複素環式芳香族化合物と有機ヒドロキシ化合物
の金属塩からエーテル化合物を製造する除、通常は不活
性有機溶媒を用いるのが好ましい。該不活性有機溶媒と
しては、あらゆる種類の不活性有機溶媒が適用でき、具
体例としてはベンゼン、ヘキサン、シクロへ牛サン、デ
カリン、トルエン。
午シレン、N、N−ジメチルボルムアミド(DMF)、
ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジエチルエーテル
、ジブチルエーテル。
ジメトキシエタン、ジエチレンクリコールジメチルエー
テル、アルコール等が挙げられる。
アルコールを溶媒として)11いる場合には上記一般式
(2)で示されるR2−0−Mに対応するアルコール、
すなわち、一般式R2−OHで表わされるアルコールを
用いることが望ましい。
例えばR2がメチル基であればメタノール。
エチルM”C−あれはエタノール、イソプロピル基であ
ればイソプロビルアルコールヲ用いることが収率2選択
性の面から好適となる。
本発明を実施する際、反応操作の手順として、不活性有
機溶媒中へのハロゲン化複素環式芳香族化合物、有機ヒ
ドロ千シ化合物の金属塩及びハロゲン化銅の添加順序は
特に限定されるものではないが、特に有機ヒドロ千シ化
合物カ、メタノール又はエタノール等の低級アルコール
である場合、直接アルカリ金属と反応させ、有機ヒドロ
キシ化合物の金#1塩を含む有機ヒドロ千シ化合物溶液
を調製し、該′m液にハロゲン化複素環式芳香族化合物
とハロゲン化銅を添加してもよい。
また、ハロゲン化複素環式芳香族化合物と有機ヒトaキ
シ化合物の金属塩のモル比は特に限定されるものではな
いが、一般にはl:041〜1:100、好1しくはハ
ロゲン化複素環式芳香族化合物に対し、有機ヒドロ午シ
化合物の金属塩を多量に加えることにより、短時間に、
より遠択的にしかも高収率でエーテル化合物を得ること
ができる点から、モル比1:11〜】=10の範囲で使
用するのがよい。
また、触媒であるハロゲン化鋼は、ハロゲン化複素環式
芳香族化合物に対して0.01〜80モルパーセント、
好ましくは1〜40モルパーセントの範囲から選ぶのが
好適である。
更にまた、ハロゲン化複素環式芳香族化合物と不活性有
機溶媒のム垣比は一般に1:1〜l:20.好゛ましく
は1:1〜1:10の範囲から選べばよい。本発明の反
応における反応湯度は特に限定されず、広い温度範囲で
選ひうるが、一般には50〜180℃、好ましくは80
〜150℃の範囲から選ぶと良い。
本発明で得られるエーテル化合物の精製方法は、特に限
定されるものではない。一般には、触媒を日別した後、
反応液を中和し、ベンゼン、トルエン、塩化メチレン、
クロロホルム、四塩化炭素、エーテル等の不活性有機溶
媒で抽出、乾燥し、常圧蒸留、減圧蒸留。
再結晶、またはクロマトグラフィーによって精製するこ
とができる。特に本反応では触媒の除去法により、収率
に大きく影響する場合もあり、一つの除去法として、反
応液を中和後、水蒸気#留にて、触媒を分離する方法も
採用することもできる。
〔効果〕
以上に述べた本発明の方法によれば、原料としてハロゲ
ン化アリールを用いた従来の方法に比べて、ハロゲン化
複素環式芳香族化合物に対して40モルパーセント以下
という、少量の触媒で目的とするエーテル化合物を90
%以上の高収率で得ることができる。しかも、本発明の
方法に於いては触媒社を少量としたにもかかわらす、ハ
ロゲン化アリールを用いた従来の方法に於けるような脱
ハロゲン化反応等の副反応を生じることもない。このた
め、目的とするエーテル化合物の選択性が良好であり、
精製が容易になる。
また、触媒として塩化銅又は臭化銅を用いた場合、ハロ
ゲン化アリールを原料として用いた従来の方法では、上
記の脱ハロゲン化反応の他に、原料であるハロゲン化ア
リールと触媒との間でハロゲン交換が生じ、目的とする
エーテル化合物の収率が低いものであったうしかじ、本
発明の方法に於いては、触媒とししたときと同桿度の高
い収率で得られている。
従って、本発明に於いては、触媒として塩化銅又は臭化
銅を用いたときに、目的とするエーテル化合物の収率が
飛躍的に向上するのである。
以上のように、本発明の方法は、エーテル化合物を低触
媒hjで且つ商収率で、しかも選択性良く製造する方法
であり、その工業的な価値は暑しいものである。
以下に、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げ
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実施例 1 還流冷却器、攪拌器を備えた2001117の三つロフ
ラスコに、2−ブロムチオフェン20、!i’ (12
0mmole) 、ナトリウムメチラート13.2 g
 (250mmole )、塩化第1銅0.9/(9m
mo工θ)及びメタノール40紅を仕込み、窒素雰囲気
下、加熱還流状態で、17時間、激しく撹11シた。反
応液を室温まで戻し、希塩酸で中和した後、水蒸気蒸留
を行なった。
得られた油層をカスクロマトグラフィーにより分析した
結果、チオフェンは生成しておらず、脱ハロゲン化反応
が生起していないことが確認できた。その後、油層を分
離し、常圧蒸留を行なうことにより、沸点159℃の無
色液体である2−メトキシチオフェンを13.1y得た
。収率は原料である2−ブロムチオフェンに対し、93
1 %であった。
実施例 2 還流冷却器、攪拌器を備えた2001の三つロフラスコ
に、メタノール100−と金属ナトリウム12.3y 
(530mmole)を加え、予め、ナトリウムメチラ
ート−メタノール溶液を、i4製した。該溶液に、3−
ブロムチオフェン34.9 /l (214mmole
) と沃化第1銅7.6.5’ (40mmole )
を順次加え、加熱還流状態で3時間、激しく攪拌した。
その後、反応液は室温まで戻し、希塩酸で中和した後、
水蒸気蒸留を行なった。侮られた油層をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した結果、チオフェンの存在が詔め
られす、脱ハロゲン化反応が生起していないことがai
詔できた。得られた油層は塩化メチレン50鮎で抽出し
、塩化カルシウムで乾燥した。塩化メチレンを留去した
後、常圧蒸留を行ない、沸点159℃の無色液体である
3−メトキシチオフェンを22 i ?vた。収率は原
料である3−ブロムチオフェンに対し90.0%であっ
た。
実施例 3 実施例2と同様な実験操作に従い、触媒として沃化第】
銅を用いた実験結果を表1に示す。
いずれの実験においても、実施例2と同様に脱ハロゲン
化反応の生起は認められなかった。
相(、表すつ扉f−+1.  ル’、 tJ −y−)
−f rv jT、+V4アミド・h、3f−D閂So
 +j  ゾメtルス+v7、”+7)・・を犬柚i坊
・・“−爪白 実施例 4 実施例1と同様な実験操作に従い、触媒として沃化第1
銅以外のハロゲン化銅を用いた実験結果を表2に示す。
℃・ずれの実験に於いても、実施例1と同様に脱ハロゲ
ン化反応の生起は詔められなかった。
以10余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ハロゲン化複素還式芳香族化合物と有機ヒ ドロキシ化合物の金属塩を触媒の存在下に反応させてエ
    ーテル化合物を製造するに際し、触媒としてハロゲン化
    銅を用いることを特徴とするエーテル化合物の製造方法
JP60239291A 1985-10-28 1985-10-28 エ−テル化合物の製造方法 Granted JPS6299383A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2606031A2 (en) * 2010-08-20 2013-06-26 Amira Pharmaceuticals, Inc. Autotaxin inhibitors and uses thereof
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