JPS6296699A - 装飾部品の表面処理法 - Google Patents
装飾部品の表面処理法Info
- Publication number
- JPS6296699A JPS6296699A JP23554285A JP23554285A JPS6296699A JP S6296699 A JPS6296699 A JP S6296699A JP 23554285 A JP23554285 A JP 23554285A JP 23554285 A JP23554285 A JP 23554285A JP S6296699 A JPS6296699 A JP S6296699A
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- JP
- Japan
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/22—Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、装飾部品の表面処理法に関する。
本発明は、装飾部品の母材に微細な硬質物質を均一に共
析させたベース層を電着メッキ法で形成し、このベース
層上にit%電気化学メッキ法り表面層を形成すること
により、装飾部品の耐摩耗性、耐食性を優れたものにし
たものである。
析させたベース層を電着メッキ法で形成し、このベース
層上にit%電気化学メッキ法り表面層を形成すること
により、装飾部品の耐摩耗性、耐食性を優れたものにし
たものである。
時計ケース等の装飾部品には、長期間優れた装飾効果が
求められるので、優れた色調と共に、易がつき難くかつ
耐食性の良い表面処理が求められている。従来の時計ケ
ース等の装飾部品に施された表面処理層の断面は第2図
に示す如きであり、即ち、第2図において21は黄銅、
洋白、亜鉛等の母材、22は母材21の上に電気化学メ
ッキ法で被覆、形成されたニッケル等のベース層、23
はベース層22の上に電気化学メッキ法で被覆。
求められるので、優れた色調と共に、易がつき難くかつ
耐食性の良い表面処理が求められている。従来の時計ケ
ース等の装飾部品に施された表面処理層の断面は第2図
に示す如きであり、即ち、第2図において21は黄銅、
洋白、亜鉛等の母材、22は母材21の上に電気化学メ
ッキ法で被覆、形成されたニッケル等のベース層、23
はベース層22の上に電気化学メッキ法で被覆。
形成されたパラジウム合金、金合金等の表面層である。
〔発明が解決しようとする問題点及び目的〕しかし、前
述の従来技術では、ベース層9表面層共に被膜層の厚さ
はそれぞれ数ミクロン程度であり、又、被膜硬度もマイ
クロビッカースHmV200〜HmV 400程度で極
端に硬い材料でないため、長期間携帯使用した場合、表
面層のみならず、ベース層も共に摩耗し腐食しやすい黄
銅。
述の従来技術では、ベース層9表面層共に被膜層の厚さ
はそれぞれ数ミクロン程度であり、又、被膜硬度もマイ
クロビッカースHmV200〜HmV 400程度で極
端に硬い材料でないため、長期間携帯使用した場合、表
面層のみならず、ベース層も共に摩耗し腐食しやすい黄
銅。
洋白、亜鉛等の母材が露出し孔食等の腐食が発生する、
この現象は、装飾品のコーナ一部等の鋭い箇所により顕
著にあられれ装飾品としての価値が損なわれる。そのた
め母材の露出を防ぐには、被膜層を厚くするのが最も効
果的であるが、パラジウム合金、金合金等の高価な貴金
属を使用している表面層を厚くすれば、コストアップに
なると共に、スジ目等の仕上げがある装f’1iti
2品では、スジ口部に光沢が発生し高級感のある外観が
得られない。又、ベース層のニッケル層の被膜を厚くし
た場合もスジ口部に同様の現象が生じるなどの問題点を
有していた。
この現象は、装飾品のコーナ一部等の鋭い箇所により顕
著にあられれ装飾品としての価値が損なわれる。そのた
め母材の露出を防ぐには、被膜層を厚くするのが最も効
果的であるが、パラジウム合金、金合金等の高価な貴金
属を使用している表面層を厚くすれば、コストアップに
なると共に、スジ目等の仕上げがある装f’1iti
2品では、スジ口部に光沢が発生し高級感のある外観が
得られない。又、ベース層のニッケル層の被膜を厚くし
た場合もスジ口部に同様の現象が生じるなどの問題点を
有していた。
そこで本発明は、このような問題点を解決するもので、
その目的は、時計ケース等の装飾部品において優れた色
調を有し、高い表面硬度を有し、かつ耐摩耗性が高い表
面処理法を提供するところにある。
その目的は、時計ケース等の装飾部品において優れた色
調を有し、高い表面硬度を有し、かつ耐摩耗性が高い表
面処理法を提供するところにある。
本発明は、装飾部品の母材に微細な硬質物質を均一に共
析させたベース層を電着メッキ法で形成し、このベース
層上に′rlL気化学メッキ法により表面層を形成する
ことにより、前述の問題点の解決を図るものである。
析させたベース層を電着メッキ法で形成し、このベース
層上に′rlL気化学メッキ法により表面層を形成する
ことにより、前述の問題点の解決を図るものである。
以下、実施例に沿ってこの発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の装飾部品の表面処理法により得られた
表面処理層の断面を示すものである。この表面処理層は
、母材11の表面にまず微細な硬質の分散剤12αが共
析したベース層12が被覆、形成され、このベースM1
2の上に表ti層13が被覆、形成されているものであ
る。
表面処理層の断面を示すものである。この表面処理層は
、母材11の表面にまず微細な硬質の分散剤12αが共
析したベース層12が被覆、形成され、このベースM1
2の上に表ti層13が被覆、形成されているものであ
る。
母材11は、黄銅、洋白、亜鉛、アルミニウム、ステン
レス鋼等、種々の金属からなるもので、時計ケース等の
所望の形状に形成されているものである。この母材11
に表面処理を施こすには、まず、母材11を浴剤により
洗浄し油脂類の除却を行ない、ディグソール等によりア
ルカリ脱脂し、ついで有機酸(クエン酸)で処理して活
性化させた後、後述する微細な硬質の分散剤12αを共
析させながらベース層12を1L形成する。このベース
層12は、微細な硬質物質の分散剤12αを含み、リン
を添加したスルフォン酸ニッケル浴eベースとしたメッ
キ浴にて電着ニッケルメッキ法により、電着ニッケル層
中に微細な硬質の分散剤12αを均一に共析させたもの
であり、従来の電気化学メッキ法で被覆、形成されたニ
ッケル等の被膜層に比べ、被膜硬度は同じ厚さで約1.
5倍と硬く、マイクロビッカースHmV650〜HmV
700程度ある。又、耐摩耗性も被膜中に微細な硬質の
分散剤12αを均一に共析させであるため、分散剤12
αの共析機構により通常のニッケル等の被膜層と比べ単
位厚さくミクロン)当り約10倍優れている。(試験条
件は、荷重:5001、被摩耗面:牛皮、ストローク:
4〜5 cm 。
レス鋼等、種々の金属からなるもので、時計ケース等の
所望の形状に形成されているものである。この母材11
に表面処理を施こすには、まず、母材11を浴剤により
洗浄し油脂類の除却を行ない、ディグソール等によりア
ルカリ脱脂し、ついで有機酸(クエン酸)で処理して活
性化させた後、後述する微細な硬質の分散剤12αを共
析させながらベース層12を1L形成する。このベース
層12は、微細な硬質物質の分散剤12αを含み、リン
を添加したスルフォン酸ニッケル浴eベースとしたメッ
キ浴にて電着ニッケルメッキ法により、電着ニッケル層
中に微細な硬質の分散剤12αを均一に共析させたもの
であり、従来の電気化学メッキ法で被覆、形成されたニ
ッケル等の被膜層に比べ、被膜硬度は同じ厚さで約1.
5倍と硬く、マイクロビッカースHmV650〜HmV
700程度ある。又、耐摩耗性も被膜中に微細な硬質の
分散剤12αを均一に共析させであるため、分散剤12
αの共析機構により通常のニッケル等の被膜層と比べ単
位厚さくミクロン)当り約10倍優れている。(試験条
件は、荷重:5001、被摩耗面:牛皮、ストローク:
4〜5 cm 。
摩耗速度;60回/−]又、ベース層12の耐食性を次
の組成からなる人工汗に全浸漬し調査(試験条件は、4
0℃に24時間全浸漬)したが、ベース層に異常は全く
なかった。
の組成からなる人工汗に全浸漬し調査(試験条件は、4
0℃に24時間全浸漬)したが、ベース層に異常は全く
なかった。
く人工汗の組成〉
塩化ナトリウム 9.9r/を硫化ナトリウ
ム Q、sy7を尿 素
1.71/lアンモニア水
0.18cr、/を乳 rj!11.1 エ/
を 遮 糖 α22 t
/を残り純水で全容で1t0 このベース層に共析させである微細な硬質物質の分1&
剤12αは、ニエーセラミックス系のslo、α−BN
等を用いである。
ム Q、sy7を尿 素
1.71/lアンモニア水
0.18cr、/を乳 rj!11.1 エ/
を 遮 糖 α22 t
/を残り純水で全容で1t0 このベース層に共析させである微細な硬質物質の分1&
剤12αは、ニエーセラミックス系のslo、α−BN
等を用いである。
又、このベース層12の厚さは、前述したように被膜硬
度、耐摩耗性が非常に優れているため、従来のニッケル
等のベース層の半分ぐらいの1〜2ミクロン程度に形成
する。
度、耐摩耗性が非常に優れているため、従来のニッケル
等のベース層の半分ぐらいの1〜2ミクロン程度に形成
する。
次にベース層12の上に、通常の電気化学メッキ法によ
り表面層15を被覆、形成する。この表面層13を形成
する金属等には種々のものを利用できるが、一般的に白
色はパラジウム合金、金色は金あるいは金合金等を用い
るが、所望する色調が黒色である場合は、黒ロジウム、
黒ルテニウム等を用いてもよい。この表面層15の厚さ
は、従来通り6〜5ミクロン程度に形成する。
り表面層15を被覆、形成する。この表面層13を形成
する金属等には種々のものを利用できるが、一般的に白
色はパラジウム合金、金色は金あるいは金合金等を用い
るが、所望する色調が黒色である場合は、黒ロジウム、
黒ルテニウム等を用いてもよい。この表面層15の厚さ
は、従来通り6〜5ミクロン程度に形成する。
以上、説明したように本発明の装飾部品の表面処理法は
、装飾部品の母材に微細な硬質物質を均一に共析させた
ベース層を′電着メッキ法で形成し、このベース層上に
電気化学メッキ法により表面層を形成する方法であるの
で、被膜硬度の高い、又、非常に優れた耐摩耗性を有し
たベース層で腐食しやすい黄銅、洋白、亜鉛、アルミニ
ウム等の母材を被覆し保趙するため、時計ケース等の装
飾部品の装飾効果を長期間にわたって維持することがで
きる。
、装飾部品の母材に微細な硬質物質を均一に共析させた
ベース層を′電着メッキ法で形成し、このベース層上に
電気化学メッキ法により表面層を形成する方法であるの
で、被膜硬度の高い、又、非常に優れた耐摩耗性を有し
たベース層で腐食しやすい黄銅、洋白、亜鉛、アルミニ
ウム等の母材を被覆し保趙するため、時計ケース等の装
飾部品の装飾効果を長期間にわたって維持することがで
きる。
第1図は、本発明の装飾部品の表面処理法で処理された
表面処理層の断面図。 第2図は、従来の装飾部品の表面処理法で処理された表
面処理層の断面図。 11.21・・・・・・母 材 12.22・・・・・・ベース層 13.23・・・・・・表面層 以 上
表面処理層の断面図。 第2図は、従来の装飾部品の表面処理法で処理された表
面処理層の断面図。 11.21・・・・・・母 材 12.22・・・・・・ベース層 13.23・・・・・・表面層 以 上
Claims (1)
- 装飾部品の母材に微細な硬質物質を均一に共析させたベ
ース層を電着メッキ法で形成し、このベース層上に電気
化学メッキ法により表面層を形成することを特徴とする
装飾部品の表面処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23554285A JPS6296699A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 装飾部品の表面処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23554285A JPS6296699A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 装飾部品の表面処理法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296699A true JPS6296699A (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=16987520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23554285A Pending JPS6296699A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | 装飾部品の表面処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6296699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100860842B1 (ko) | 2007-06-27 | 2008-09-29 | 두산중공업 주식회사 | 설파메이트 욕을 이용한 ni-p-나노 세라믹의전기도금방법 |
JP2019502937A (ja) * | 2016-02-19 | 2019-01-31 | クレアディティヴ・アーゲー | 磁気特性を有さないピニオンシャフト、時計機構、時計、または計測装置 |
-
1985
- 1985-10-22 JP JP23554285A patent/JPS6296699A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100860842B1 (ko) | 2007-06-27 | 2008-09-29 | 두산중공업 주식회사 | 설파메이트 욕을 이용한 ni-p-나노 세라믹의전기도금방법 |
JP2019502937A (ja) * | 2016-02-19 | 2019-01-31 | クレアディティヴ・アーゲー | 磁気特性を有さないピニオンシャフト、時計機構、時計、または計測装置 |
JP2020144141A (ja) * | 2016-02-19 | 2020-09-10 | クレアディティヴ・アーゲー | 機械式時計機構 |
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