JPH01156492A - 古美調時計用外装部品 - Google Patents
古美調時計用外装部品Info
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- JPH01156492A JPH01156492A JP31561187A JP31561187A JPH01156492A JP H01156492 A JPH01156492 A JP H01156492A JP 31561187 A JP31561187 A JP 31561187A JP 31561187 A JP31561187 A JP 31561187A JP H01156492 A JPH01156492 A JP H01156492A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の概要
〔産業上の利用分野〕
本発明は古美調時計用外装部品に関する。
本発明は銅合金、亜鉛、亜鉛合金等からなる時計用外装
部品基材上に、下地層として銅メッキ、ニッケルメッキ
、ニッケル合金メッキを単層又は数種被覆し、更にパラ
ジウム又はパラジウム合金メッキを被覆した後、中間層
として金合金メッキを単層又は数種被覆し、仕上層とし
て黒色ルテニラムメッキ又は黒色ロジウムメッキを被覆
積層し、ついでバレル方式の機械加工により仕上層の黒
色系被膜を部分的に除去することにより黒色〜金合金メ
ッキ色のグラデージ5ンを有する装飾的価値の高い金合
金メッキ色基調の古美調時計用外装部品の提供を可能と
したものである。
部品基材上に、下地層として銅メッキ、ニッケルメッキ
、ニッケル合金メッキを単層又は数種被覆し、更にパラ
ジウム又はパラジウム合金メッキを被覆した後、中間層
として金合金メッキを単層又は数種被覆し、仕上層とし
て黒色ルテニラムメッキ又は黒色ロジウムメッキを被覆
積層し、ついでバレル方式の機械加工により仕上層の黒
色系被膜を部分的に除去することにより黒色〜金合金メ
ッキ色のグラデージ5ンを有する装飾的価値の高い金合
金メッキ色基調の古美調時計用外装部品の提供を可能と
したものである。
従来の腕時計、ライター、メガネ等の金色基調古美調装
飾品の製造方法は■素材上に被覆された金・金合金等の
貴金属メッキ層上に黒色クロムメッキ層を積層した後に
、パフ研磨することにより基調色である金・金合金メッ
キ色に黒味を持たせて古美調に仕上げる方法があった。
飾品の製造方法は■素材上に被覆された金・金合金等の
貴金属メッキ層上に黒色クロムメッキ層を積層した後に
、パフ研磨することにより基調色である金・金合金メッ
キ色に黒味を持たせて古美調に仕上げる方法があった。
また別の方法としては特開昭60−251297号の様
に前述と同様に■素材上に貴金属メッキ層を形成した後
、該貴金属メッキ層上に黒クロムメッキ層を施し、その
後ホーニング処理により黒クロムメッキ層を除去して古
美調に仕上げる方法があった。
に前述と同様に■素材上に貴金属メッキ層を形成した後
、該貴金属メッキ層上に黒クロムメッキ層を施し、その
後ホーニング処理により黒クロムメッキ層を除去して古
美調に仕上げる方法があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし前述の従来技術では、メッキ構成において仕上層
に黒クロムメッキ層を被覆したことが、最大の欠点であ
る。黒クロムメッキ層は、磨耗過程において黒色から急
激に磨耗して黒灰色、灰色、白色へと変化し、白色にな
ると磨耗しにくくなるため古美調仕上加工の難易度を高
める原因となっている。従って前述の■では仕上層の黒
クロムメッキ層をパフ研磨によって除去しているため時
計用外装部品の様な複雑形状では部品の表面にパフが均
一に当らず、そのために中間層の金メッキ色の強い部分
と黒色の強い部分、更には前述の黒クロムメッキ層磨耗
過程色が混在し、単品加工であることも合わせて外観バ
ラツキが太き(均一で良好な古美調外観が得られない欠
点があった。又、エッヂ部等のパフの当り易い箇所は中
間層の金メッキ層が著しく磨耗減少し耐食性品質が低下
する欠点があった。又前述の■では仕上層の黒クロムメ
ッキ層をホーニングによりガラスピーズを一定圧力で部
品に吹き付けるためエッヂ部等の中間層の金メッキ層が
著しく磨耗し、又ガラスピーズ中の異物の打ち込みによ
り耐食性品質が低下する欠点があった。又仕上り外観と
しては全体的に均一ではあるがコントラストが出にくく
、且つ光沢のない外観となり良好な古臭外観が得られな
い欠点があった。
に黒クロムメッキ層を被覆したことが、最大の欠点であ
る。黒クロムメッキ層は、磨耗過程において黒色から急
激に磨耗して黒灰色、灰色、白色へと変化し、白色にな
ると磨耗しにくくなるため古美調仕上加工の難易度を高
める原因となっている。従って前述の■では仕上層の黒
クロムメッキ層をパフ研磨によって除去しているため時
計用外装部品の様な複雑形状では部品の表面にパフが均
一に当らず、そのために中間層の金メッキ色の強い部分
と黒色の強い部分、更には前述の黒クロムメッキ層磨耗
過程色が混在し、単品加工であることも合わせて外観バ
ラツキが太き(均一で良好な古美調外観が得られない欠
点があった。又、エッヂ部等のパフの当り易い箇所は中
間層の金メッキ層が著しく磨耗減少し耐食性品質が低下
する欠点があった。又前述の■では仕上層の黒クロムメ
ッキ層をホーニングによりガラスピーズを一定圧力で部
品に吹き付けるためエッヂ部等の中間層の金メッキ層が
著しく磨耗し、又ガラスピーズ中の異物の打ち込みによ
り耐食性品質が低下する欠点があった。又仕上り外観と
しては全体的に均一ではあるがコントラストが出にくく
、且つ光沢のない外観となり良好な古臭外観が得られな
い欠点があった。
本発明はこの様な問題点を解決するものであり、その目
的とするところは仕上げ加工における中間層の磨耗減量
を極少として耐食性を確保し、かつ黒色〜金合金メッキ
色のグラデーションを有する装飾的価値の高い金合金メ
ッキ色基調の古美調時計用外装部品を提供するものであ
る。
的とするところは仕上げ加工における中間層の磨耗減量
を極少として耐食性を確保し、かつ黒色〜金合金メッキ
色のグラデーションを有する装飾的価値の高い金合金メ
ッキ色基調の古美調時計用外装部品を提供するものであ
る。
本発明の古美調時計用外装部品は、銅合金、亜鉛、亜鉛
合金等の金属基材上に下地層として銅メッキ、ニッケル
メッキ、ニッケル合金メッキを単層又は数種被覆し更に
パラジウム又はパラジウム合金メッキを被覆した後中間
層として金合金メッキを単層又は数種被覆し、仕上層と
して黒色ルテニウムメッキ又は黒色ロジウムメッキを被
覆積層し、ついでバレル方式の機械加工により仕上層の
黒色系被膜を部分的に除去することにより黒色〜金合金
メッキ色のグラデーションを有する古美調に仕上げるこ
とを特徴とする。
合金等の金属基材上に下地層として銅メッキ、ニッケル
メッキ、ニッケル合金メッキを単層又は数種被覆し更に
パラジウム又はパラジウム合金メッキを被覆した後中間
層として金合金メッキを単層又は数種被覆し、仕上層と
して黒色ルテニウムメッキ又は黒色ロジウムメッキを被
覆積層し、ついでバレル方式の機械加工により仕上層の
黒色系被膜を部分的に除去することにより黒色〜金合金
メッキ色のグラデーションを有する古美調に仕上げるこ
とを特徴とする。
本発明の上記方法によれば、基板上のメッキ構成におい
て仕上層に黒色ルテニウムメッキ又は黒色ロジウムメッ
キを用いたことにより仕上加工の磨耗過程において常に
同色を呈するため黒色〜金合金メッキ色のグラデーショ
ンを自由にコントロールすることができ、仕上加工にお
いてバレル方式の機械加工が可能であり、−度に多量の
処理ができる。しかも外観のバラツキを減少させること
ができ、量産性に優れる。又、バレル加工のメディアに
コーンを用いたことにより仕上加工に於ける中間層の磨
耗fIj、量を極少とするとかでき、更に下地層最上層
に耐食性に優れるパラジウムメッキ又はパラジウムメッ
キを被覆したことにより耐食性確保が可能である。
て仕上層に黒色ルテニウムメッキ又は黒色ロジウムメッ
キを用いたことにより仕上加工の磨耗過程において常に
同色を呈するため黒色〜金合金メッキ色のグラデーショ
ンを自由にコントロールすることができ、仕上加工にお
いてバレル方式の機械加工が可能であり、−度に多量の
処理ができる。しかも外観のバラツキを減少させること
ができ、量産性に優れる。又、バレル加工のメディアに
コーンを用いたことにより仕上加工に於ける中間層の磨
耗fIj、量を極少とするとかでき、更に下地層最上層
に耐食性に優れるパラジウムメッキ又はパラジウムメッ
キを被覆したことにより耐食性確保が可能である。
〔実施例1〕
黄銅材により形成された時計ケースに、下地層としてニ
ッケルメツ4μm1パラジウム一二ッケル合金メッキ2
μm、中間層として金−銅合金メッキ3μm1仕上層と
して黒色ロジウムメッキ0゜2μmを被覆積層した後、
バレル研磨機によりコーンメディアを用い、50rpm
、機内温度40°C3運転時間1分の条件で仕上加工を
行い、黒色ロジウムメッキ被膜を部分的に除去し、ピン
ク色基調の古美調時計ケースを製作した。第1図は上記
方法により形成した時計ケースの被膜構成を示す。この
方法により製作した時計ケースは外観(ピンク色基調で
ピンク色〜黒色のグラデーションを有し光沢がある)、
折り曲げ試験(90°折り曲げ)、熱ショック(200
°C×10分峙水冷)、耐食性(人工汗浸漬40°CX
24”)の品質試験を行った結果、時計ケースとしての
外観、密着性、退食性品質を充分満足するものであった
。
ッケルメツ4μm1パラジウム一二ッケル合金メッキ2
μm、中間層として金−銅合金メッキ3μm1仕上層と
して黒色ロジウムメッキ0゜2μmを被覆積層した後、
バレル研磨機によりコーンメディアを用い、50rpm
、機内温度40°C3運転時間1分の条件で仕上加工を
行い、黒色ロジウムメッキ被膜を部分的に除去し、ピン
ク色基調の古美調時計ケースを製作した。第1図は上記
方法により形成した時計ケースの被膜構成を示す。この
方法により製作した時計ケースは外観(ピンク色基調で
ピンク色〜黒色のグラデーションを有し光沢がある)、
折り曲げ試験(90°折り曲げ)、熱ショック(200
°C×10分峙水冷)、耐食性(人工汗浸漬40°CX
24”)の品質試験を行った結果、時計ケースとしての
外観、密着性、退食性品質を充分満足するものであった
。
〔実施例2〕
亜鉛材により形成された時計ケースに、下地層として銅
メッキ8μm、ニッケルメッキ8μm、パラジウム−ニ
ッケル合金メッキ1μm1中間層として金−ニッケル合
金メッキ3μm、仕上層として黒色ルテニウムメッキ0
.5μmを被覆積層した後、実施例1と同様の仕上加工
を行い、黒色ルテニウムメッキ被膜を部分的に除去し、
金色基調の古美調時計ケースを製作した。第2図は上記
方法により形成した時計ケースの被膜構成を示す。
メッキ8μm、ニッケルメッキ8μm、パラジウム−ニ
ッケル合金メッキ1μm1中間層として金−ニッケル合
金メッキ3μm、仕上層として黒色ルテニウムメッキ0
.5μmを被覆積層した後、実施例1と同様の仕上加工
を行い、黒色ルテニウムメッキ被膜を部分的に除去し、
金色基調の古美調時計ケースを製作した。第2図は上記
方法により形成した時計ケースの被膜構成を示す。
この方法により製作した時計ケースは外観(金色基調で
金色〜黒色のグラデーションを有し光沢かあ、る)及び
実施例1と同様の品質試験を行った結果、時計ケースと
しての外観、密着性、耐食性品質を十分満足するもので
あった。
金色〜黒色のグラデーションを有し光沢かあ、る)及び
実施例1と同様の品質試験を行った結果、時計ケースと
しての外観、密着性、耐食性品質を十分満足するもので
あった。
以上述べた如(本発明によれば時計用外装部品の表面に
各種金合金メッキ色を基調色として黒色〜各種金合金メ
ッキ色のグラデーションを有し、且つ密着性、耐食性に
優れた装飾的価値の高い古美調の時計用外装部品を提供
することが可能となった。適用にあたっては時計用外装
部品はもちろんメガネフレーム、ライター、ネクタイピ
ン、装身具等の装飾部品すべてに適用可能である。
各種金合金メッキ色を基調色として黒色〜各種金合金メ
ッキ色のグラデーションを有し、且つ密着性、耐食性に
優れた装飾的価値の高い古美調の時計用外装部品を提供
することが可能となった。適用にあたっては時計用外装
部品はもちろんメガネフレーム、ライター、ネクタイピ
ン、装身具等の装飾部品すべてに適用可能である。
第1図、第2図は本発明による時計用外装部品の実施例
の被膜構成を示す断面図である。 1・・・・・・・・・黄銅素材 2・・・・・・・・・ニッケルメッキ 3・・・・・・・・・パラジウム−ニッケル合金メッキ
4・・・・・・・・・金−銅合金メッキ5・・・・・・
・・・黒色ロジウムメッキ6・・・・・・・・・亜鉛素
材 7・・・・・・・・・銅メッキ 8・・・・・・・・・金−ニッケル合金メッキ9・・・
・・・・・・黒色ルテニウムメッキ以上 ラ −F+、il − 第1図 第2図
の被膜構成を示す断面図である。 1・・・・・・・・・黄銅素材 2・・・・・・・・・ニッケルメッキ 3・・・・・・・・・パラジウム−ニッケル合金メッキ
4・・・・・・・・・金−銅合金メッキ5・・・・・・
・・・黒色ロジウムメッキ6・・・・・・・・・亜鉛素
材 7・・・・・・・・・銅メッキ 8・・・・・・・・・金−ニッケル合金メッキ9・・・
・・・・・・黒色ルテニウムメッキ以上 ラ −F+、il − 第1図 第2図
Claims (3)
- (1)銅合金、亜鉛、亜鉛合金等の金属基材上に下地層
として銅メッキ、ニッケルメッキ、ニッケル合金メッキ
を単層又は数種被覆し更にパラジウム又はパラジウム合
金メッキを被覆した後中間層として金合金メッキを単層
又は数種被覆し、仕上層として黒色ルテニウムメッキ又
は黒色ロジウムメッキを被覆積層し、ついでバレル方式
の機械加工により仕上層の黒色系被膜を部分的に除去す
ることにより黒色〜金合金メッキ色のグラデーションを
有する古美調に仕上げることを特徴とする古美調時計用
外装部品。 - (2)下地層としての銅メッキ及びニッケルメッキ、ニ
ッケル合金メッキの厚みが各々1〜15μm、パラジウ
ムメッキ又はパラジウム合金メッキの厚みが0.1〜5
μm、中間層の金合金メッキの厚みが0.5〜6μm、
仕上層の黒色ルテニウムメッキ又は黒色ロジウムメッキ
の厚みが0.1〜2μmであることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の古美調時計用外装部品。 - (3)金合金メッキが、純金、金−ニッケル・金−銅・
金−パラジウム−銅・金−コバルト合金メッキであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の古美調時計
用外装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31561187A JPH01156492A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 古美調時計用外装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31561187A JPH01156492A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 古美調時計用外装部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01156492A true JPH01156492A (ja) | 1989-06-20 |
Family
ID=18067444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31561187A Pending JPH01156492A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 古美調時計用外装部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01156492A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06270597A (ja) * | 1993-03-19 | 1994-09-27 | Shigeo Yoda | 装飾体の製造方法 |
KR100553566B1 (ko) * | 2003-10-22 | 2006-02-22 | 김명진 | 손톱미용도구의 가공방법 |
JP2016215362A (ja) * | 2015-10-13 | 2016-12-22 | 株式会社青芳製作所 | 金属製洋食器の表面処理手段及びヴィンテージ感形成手段 |
JP2017018542A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | 株式会社青芳製作所 | 金属製洋食器の表面処理方法 |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP31561187A patent/JPH01156492A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06270597A (ja) * | 1993-03-19 | 1994-09-27 | Shigeo Yoda | 装飾体の製造方法 |
KR100553566B1 (ko) * | 2003-10-22 | 2006-02-22 | 김명진 | 손톱미용도구의 가공방법 |
JP2017018542A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | 株式会社青芳製作所 | 金属製洋食器の表面処理方法 |
JP2016215362A (ja) * | 2015-10-13 | 2016-12-22 | 株式会社青芳製作所 | 金属製洋食器の表面処理手段及びヴィンテージ感形成手段 |
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