JPS599638B2 - 金属と塗料面の剥離腐食防止加工法 - Google Patents
金属と塗料面の剥離腐食防止加工法Info
- Publication number
- JPS599638B2 JPS599638B2 JP11175280A JP11175280A JPS599638B2 JP S599638 B2 JPS599638 B2 JP S599638B2 JP 11175280 A JP11175280 A JP 11175280A JP 11175280 A JP11175280 A JP 11175280A JP S599638 B2 JPS599638 B2 JP S599638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- paint
- plating
- processing method
- corrosion prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はライター、眼鏡等に使用される金属と塗料面を
用(・た化粧面の製造方法に関する。
用(・た化粧面の製造方法に関する。
従来、金属面の一部に合成樹脂塗料を充填した化粧面は
ライター等にわずかに使用されるだけで、広く応用され
るまでに至つて(・な(・。これは金属と塗料が密着し
て(・ても熱膨張率の相違等により両者の間に微細な間
隙を生じ、汗などが侵入して。金属面が腐食され塗料の
剥離を生じやす(・からである。本発明はこのような金
属と塗料を用(・た化粧面の腐食、゜剥離を防止し、こ
のような化粧面を広く応用することを可能とするもので
ある。
ライター等にわずかに使用されるだけで、広く応用され
るまでに至つて(・な(・。これは金属と塗料が密着し
て(・ても熱膨張率の相違等により両者の間に微細な間
隙を生じ、汗などが侵入して。金属面が腐食され塗料の
剥離を生じやす(・からである。本発明はこのような金
属と塗料を用(・た化粧面の腐食、゜剥離を防止し、こ
のような化粧面を広く応用することを可能とするもので
ある。
すなわち本発明は、凹部を有する金属の表面にエメリー
を吹付けて粗面を形成し、この表面にニッケル、銅など
で耐食下地メッキを施し、つぎに前記凹部に合成樹脂塗
料を充填し、つぎに全表面を研摩して平滑面を形成し、
つぎに金属面に金、銀などの仕上メッキを施すことを特
徴とする金属と塗料面を用(・た化粧面の製造方法であ
る。
を吹付けて粗面を形成し、この表面にニッケル、銅など
で耐食下地メッキを施し、つぎに前記凹部に合成樹脂塗
料を充填し、つぎに全表面を研摩して平滑面を形成し、
つぎに金属面に金、銀などの仕上メッキを施すことを特
徴とする金属と塗料面を用(・た化粧面の製造方法であ
る。
以下図を参照しつつ各工程を詳しく説明する。ぱじめに
凹部1を有する金属2を用意する(第1図参照)。この
金属としては真鋳、洋白、アルミニウム、ハイニッケル
合金にツケル、クロム、銅、鉄からなる合金。ヤマハY
NC、住友金属3P材い・ずれも商品名)など)などを
用(・る。この金属2の表面全体コランダムと磁鉄鉱の
混合粉末であるエメリーを吹付け、粗面3とする(第2
図参照)。つぎにこの表面に耐食下地メッキ4を施す(
第3図参照)。
凹部1を有する金属2を用意する(第1図参照)。この
金属としては真鋳、洋白、アルミニウム、ハイニッケル
合金にツケル、クロム、銅、鉄からなる合金。ヤマハY
NC、住友金属3P材い・ずれも商品名)など)などを
用(・る。この金属2の表面全体コランダムと磁鉄鉱の
混合粉末であるエメリーを吹付け、粗面3とする(第2
図参照)。つぎにこの表面に耐食下地メッキ4を施す(
第3図参照)。
この耐食下地メッキは耐食性があり合成樹脂塗料と良好
に密着するものであれば何でもよく、ニッケル、銅など
を通常の電気メッキ法によりー層または複数層メッキす
る。また各メッキ加工業者が独自のものとして行なう耐
食メッキ法(内容は公表されて(゛な(・)も使用する
ことれ゛できる。なおこのメッキの表面層には当然耐食
性のある材質を使用し、通常はニッケルを用(・、特に
高級品にお(・ては金を用(・る。つぎに凹部1に合成
樹脂塗料5を充填する(第4図参照)。
に密着するものであれば何でもよく、ニッケル、銅など
を通常の電気メッキ法によりー層または複数層メッキす
る。また各メッキ加工業者が独自のものとして行なう耐
食メッキ法(内容は公表されて(゛な(・)も使用する
ことれ゛できる。なおこのメッキの表面層には当然耐食
性のある材質を使用し、通常はニッケルを用(・、特に
高級品にお(・ては金を用(・る。つぎに凹部1に合成
樹脂塗料5を充填する(第4図参照)。
この合成樹脂塗料は金属との密着性の良(・エポキシ系
が好ましく、顔料等を混入し所望の色彩のものとして使
用する。つぎに全表面を研摩して平滑面6を形成する(
第5図、第6図参照)。
が好ましく、顔料等を混入し所望の色彩のものとして使
用する。つぎに全表面を研摩して平滑面6を形成する(
第5図、第6図参照)。
この研摩により塗料5表面に充填時に形成されたゆる(
・波状面および金属2表面に形成された粗面は除去され
、美しい化粧面に必須の平滑面が得られる。つぎに金属
面に仕上メッキ7を施す(第T図、第8図参照)。
・波状面および金属2表面に形成された粗面は除去され
、美しい化粧面に必須の平滑面が得られる。つぎに金属
面に仕上メッキ7を施す(第T図、第8図参照)。
この仕上メッキは金属表面の外観を整えるためであるか
ら、通常金、銀、ホワイトコールドなどが用(・られる
。この仕上メッキの方法は、通常の電気メツキ法を用(
゛ればよ(・。このとき塗料上にメツキ層が形成されな
いことは(゛うまでもない。この仕上メツキ7は表面の
塗料5と金属2の接触部にお(・て、下地メツキ4の端
面と接続し、金属2の表面はメツキ層で完全に包被され
る。上記のように本発明によると金属が完全にメツキ層
でおおわれるので、塗料との間に間隙が生じ、汗などが
侵入しても、金属が腐食することはなく、したがつて塗
料が剥離することもな(・。
ら、通常金、銀、ホワイトコールドなどが用(・られる
。この仕上メッキの方法は、通常の電気メツキ法を用(
゛ればよ(・。このとき塗料上にメツキ層が形成されな
いことは(゛うまでもない。この仕上メツキ7は表面の
塗料5と金属2の接触部にお(・て、下地メツキ4の端
面と接続し、金属2の表面はメツキ層で完全に包被され
る。上記のように本発明によると金属が完全にメツキ層
でおおわれるので、塗料との間に間隙が生じ、汗などが
侵入しても、金属が腐食することはなく、したがつて塗
料が剥離することもな(・。
また塗料も粗面の作用により金属に強固に接着され機械
的な剥離も生じにくくなる。よつて本発明の化粧面はラ
イター等のほか従来汗に接することが多(・ため使用不
可能であつた眼鏡枠、腕時計等にも使用することができ
、広〜・応用範囲を有する。
的な剥離も生じにくくなる。よつて本発明の化粧面はラ
イター等のほか従来汗に接することが多(・ため使用不
可能であつた眼鏡枠、腕時計等にも使用することができ
、広〜・応用範囲を有する。
図面は本発明の工程順を示したもので第1図は金属の断
面図、第2図はエメリ一吹付後の断面図、第3図は耐食
下地メツキ後の断面図、第4図は塗料充填後の断面図、
第5図は研摩後の断面図、第6図は前図の要部拡大図、
第7図は仕上メツキ後の断面図、第8図は前図の要部拡
大図である。 1・・・・・・凹敵 2・・・・・・金属、3・・・・
・・粗面、4・・・・・・下地メツキ、5・・・・・・
合成樹脂塗料、6・・・・・・平滑面、7・・・・・・
仕上メツキ。
面図、第2図はエメリ一吹付後の断面図、第3図は耐食
下地メツキ後の断面図、第4図は塗料充填後の断面図、
第5図は研摩後の断面図、第6図は前図の要部拡大図、
第7図は仕上メツキ後の断面図、第8図は前図の要部拡
大図である。 1・・・・・・凹敵 2・・・・・・金属、3・・・・
・・粗面、4・・・・・・下地メツキ、5・・・・・・
合成樹脂塗料、6・・・・・・平滑面、7・・・・・・
仕上メツキ。
Claims (1)
- 1 凹部を有する金属の表面にエメリーを吹付けて粗面
を形成し、この表面にニッケル、銅などで耐食下地メッ
キを施し、つぎに前記凹部に合成樹脂塗料を充填し、つ
ぎに全表面を研摩して平滑面を形成し、つぎに金属面に
金、銀などの仕上メッキを施すことを特徴とする金属と
塗料面を用いた化粧面の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11175280A JPS599638B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 金属と塗料面の剥離腐食防止加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11175280A JPS599638B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 金属と塗料面の剥離腐食防止加工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5739174A JPS5739174A (en) | 1982-03-04 |
JPS599638B2 true JPS599638B2 (ja) | 1984-03-03 |
Family
ID=14569284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11175280A Expired JPS599638B2 (ja) | 1980-08-15 | 1980-08-15 | 金属と塗料面の剥離腐食防止加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599638B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2521175B1 (fr) * | 1982-02-08 | 1986-05-02 | Dupont S T | Procede pour la realisation sur un objet d'un decor presentant des parties apparentes en au moins deux materiaux differents |
JPS6213191U (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-27 | ||
JP2512791Y2 (ja) * | 1991-03-26 | 1996-10-02 | 住友金属工業株式会社 | ダスト定量切出装置 |
-
1980
- 1980-08-15 JP JP11175280A patent/JPS599638B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5739174A (en) | 1982-03-04 |
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