JPS6237712B2 - - Google Patents
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- JPS6237712B2 JPS6237712B2 JP16228079A JP16228079A JPS6237712B2 JP S6237712 B2 JPS6237712 B2 JP S6237712B2 JP 16228079 A JP16228079 A JP 16228079A JP 16228079 A JP16228079 A JP 16228079A JP S6237712 B2 JPS6237712 B2 JP S6237712B2
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- Expired
Links
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C28/00—Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、携帯時計用外装部品の硬化処理法に
関する。 〔従来の技術〕 従来、携帯時計用外装部品は、材質上硬い材料
を使用している。この硬質材としては、WC―Co
合金またはTaC―Co合金を使用した超硬質材お
よび時効硬化性ステンレス材を採用している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この中で前者の超硬質材は、硬度がHv1000以
上あり、非常に硬いことから、オーステナイト系
ステンレス材で行なつていた切削加工ができず、
すべて放電加工に頼らなければ、加工できない状
態である。この放電加工は、莫大な工数を要しこ
のため、量産拡大がむずかしく、大変コスト高と
なつている。また、この超硬質材は、衝撃強度が
弱いため、携帯時計用外装部品を落下した際に、
携帯時計用外装部品が破壊され、その部品として
の機能を失つてしまう。さらに後者で述べた時効
硬化性ステンレス材質は、硬さの点で熱処理条件
によりHv500位が限界であり、この硬さでは、キ
ズがつきやすく、硬質品とはいいがたい。 そこで本発明はこのような問題点を解決するも
ので、その目的とするところは金属素材表面の硬
化処理により、傷、打こんのつきにくい、装飾性
の優れた硬質の携帯時計用外装部品を安価に提供
するところにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の携帯時計用外装部品は、金属素材の表
面に、リンを１〜15％含むニツケルリンメツキを
厚みで50〜100μ施し、次に研摩加工を行いしか
る後イオンプレーテイング法により0.5〜２μの
金属窒化物を施すことを特徴とする。 上記の中でニツケルリンメツキのリンの含存量
は、１％未満であるとメツキ硬さが充分でなく、
しかも耐食性が劣る。また15％を越えるとメツキ
がもろく、かけやすくなる。リンの含有量１〜15
％により硬度はHv500〜600位になり耐食性，耐
摩耗性が良好で傷もつきにくくなる。ニツケルリ
ンメツキの厚みは50μ未満であるとメツキ厚のバ
ラツキが大きいため、部分的に薄いところができ
るので耐食性を低下させる。また100μを越える
と部品の各コーナー部は、素材がシヤープになつ
ていてもメツキ処理中はコーナー部に電流が集中
し、そのコーナー部のメツキ厚が異常に厚くなる
ので外観上はまつたく好ましくないものになる。
しかも各コーナー部には大きなクラツクが発生
し、もろくて、かけやすくなる。 ニツケルリンの厚メツキ後の研摩加工は上記硬
さと適性な研摩代があるために、良好な鏡面状態
をつくり出せる。 次に金属窒化物をイオンプレーテイング法によ
り行うことは、ニツケルリンメツキ層と金属窒化
物層との密着力を強固にするために有効なこと
と、装飾性の点で重要な色調の選択が可能である
ことによるものである。 金属窒化物の厚みは、0.5μ未満であると耐摩
耗性が充分でなく、２μを越えることは、品質上
（耐食性、耐摩耗性）の点から必要がない、さら
に厚み２μを越えて付けることは、加工時間がか
かり、コスト高となる。金属窒化物の特徹として
は硬度が非常に硬く（Hv1000〜1500位）、極端に
耐摩耗性の点で優れ、しかも傷もまつたくつきに
くい。色調の点では、金色系と白色系の２種類が
可能であり、硬質品としては従来に比べバラエテ
イーに富んでいる。また耐食性も、まつたく問題
とならない。 金属窒化物の被膜層はニツケルリンの厚メツキ
属との組合せにより、衝撃を受けても陥没破壊に
強いという相乗効果を有する。 携帯時計用外装部品とは、ウラブタ，ガラス
縁，胴，リユーズ，見切板，ボタン，バンド等で
ある。 〔実施例 １〕 まず洋白からなる携帯時計用ケースの表面に次
の条件でニツケルリンの湿式メツキを施した。
関する。 〔従来の技術〕 従来、携帯時計用外装部品は、材質上硬い材料
を使用している。この硬質材としては、WC―Co
合金またはTaC―Co合金を使用した超硬質材お
よび時効硬化性ステンレス材を採用している。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この中で前者の超硬質材は、硬度がHv1000以
上あり、非常に硬いことから、オーステナイト系
ステンレス材で行なつていた切削加工ができず、
すべて放電加工に頼らなければ、加工できない状
態である。この放電加工は、莫大な工数を要しこ
のため、量産拡大がむずかしく、大変コスト高と
なつている。また、この超硬質材は、衝撃強度が
弱いため、携帯時計用外装部品を落下した際に、
携帯時計用外装部品が破壊され、その部品として
の機能を失つてしまう。さらに後者で述べた時効
硬化性ステンレス材質は、硬さの点で熱処理条件
によりHv500位が限界であり、この硬さでは、キ
ズがつきやすく、硬質品とはいいがたい。 そこで本発明はこのような問題点を解決するも
ので、その目的とするところは金属素材表面の硬
化処理により、傷、打こんのつきにくい、装飾性
の優れた硬質の携帯時計用外装部品を安価に提供
するところにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の携帯時計用外装部品は、金属素材の表
面に、リンを１〜15％含むニツケルリンメツキを
厚みで50〜100μ施し、次に研摩加工を行いしか
る後イオンプレーテイング法により0.5〜２μの
金属窒化物を施すことを特徴とする。 上記の中でニツケルリンメツキのリンの含存量
は、１％未満であるとメツキ硬さが充分でなく、
しかも耐食性が劣る。また15％を越えるとメツキ
がもろく、かけやすくなる。リンの含有量１〜15
％により硬度はHv500〜600位になり耐食性，耐
摩耗性が良好で傷もつきにくくなる。ニツケルリ
ンメツキの厚みは50μ未満であるとメツキ厚のバ
ラツキが大きいため、部分的に薄いところができ
るので耐食性を低下させる。また100μを越える
と部品の各コーナー部は、素材がシヤープになつ
ていてもメツキ処理中はコーナー部に電流が集中
し、そのコーナー部のメツキ厚が異常に厚くなる
ので外観上はまつたく好ましくないものになる。
しかも各コーナー部には大きなクラツクが発生
し、もろくて、かけやすくなる。 ニツケルリンの厚メツキ後の研摩加工は上記硬
さと適性な研摩代があるために、良好な鏡面状態
をつくり出せる。 次に金属窒化物をイオンプレーテイング法によ
り行うことは、ニツケルリンメツキ層と金属窒化
物層との密着力を強固にするために有効なこと
と、装飾性の点で重要な色調の選択が可能である
ことによるものである。 金属窒化物の厚みは、0.5μ未満であると耐摩
耗性が充分でなく、２μを越えることは、品質上
（耐食性、耐摩耗性）の点から必要がない、さら
に厚み２μを越えて付けることは、加工時間がか
かり、コスト高となる。金属窒化物の特徹として
は硬度が非常に硬く（Hv1000〜1500位）、極端に
耐摩耗性の点で優れ、しかも傷もまつたくつきに
くい。色調の点では、金色系と白色系の２種類が
可能であり、硬質品としては従来に比べバラエテ
イーに富んでいる。また耐食性も、まつたく問題
とならない。 金属窒化物の被膜層はニツケルリンの厚メツキ
属との組合せにより、衝撃を受けても陥没破壊に
強いという相乗効果を有する。 携帯時計用外装部品とは、ウラブタ，ガラス
縁，胴，リユーズ，見切板，ボタン，バンド等で
ある。 〔実施例 １〕 まず洋白からなる携帯時計用ケースの表面に次
の条件でニツケルリンの湿式メツキを施した。
黄銅からなる携帯時計用ケースの表面に次の条
件でニツケルリンの湿式メツキを施した。
件でニツケルリンの湿式メツキを施した。
以上述べたように本発明の携帯時計用外装部品
の製造方法によればリンを１〜15％含む下地のニ
ツケルリンメツキ（50〜100μ）がHv500〜600と
硬いことから研摩加工により良好な鏡面状態が現
出でき、その後被着される金属窒化物の硬質皮膜
（0.5〜２μ）により極めて高品質な装飾性のある
鏡面仕上状態が得られ、しかも極めて硬質
（Hv1000以上）で耐擦傷性に優れるため、長期に
わたり鏡面状態が維持される効果を有する。
の製造方法によればリンを１〜15％含む下地のニ
ツケルリンメツキ（50〜100μ）がHv500〜600と
硬いことから研摩加工により良好な鏡面状態が現
出でき、その後被着される金属窒化物の硬質皮膜
（0.5〜２μ）により極めて高品質な装飾性のある
鏡面仕上状態が得られ、しかも極めて硬質
（Hv1000以上）で耐擦傷性に優れるため、長期に
わたり鏡面状態が維持される効果を有する。
第１図は本発明による携帯時計用外装部品の断
面図である。 １―ａ……素材、１―ｂ……ニツケルリンメツ
キ層、１―ｃ……金属化合物層（窒化チタン、窒
化クロム）。
面図である。 １―ａ……素材、１―ｂ……ニツケルリンメツ
キ層、１―ｃ……金属化合物層（窒化チタン、窒
化クロム）。
Claims (1)
- １ 金属素材の表面に、リンを１〜15％含むニツ
ケルリンメツキを厚みで50〜100μ施し、次に研
摩加工を行い、しかる後イオンプレーテイング法
により厚み0.5〜２μの金属窒化物を施すことを
特徴とする携帯時計用外装部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16228079A JPS5684469A (en) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | Exterior parts for watch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16228079A JPS5684469A (en) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | Exterior parts for watch |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5684469A JPS5684469A (en) | 1981-07-09 |
| JPS6237712B2 true JPS6237712B2 (ja) | 1987-08-13 |
Family
ID=15751466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16228079A Granted JPS5684469A (en) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | Exterior parts for watch |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5684469A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5872158U (ja) * | 1981-11-11 | 1983-05-16 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 時計用外装部品 |
| US4554219A (en) * | 1984-05-30 | 1985-11-19 | Burlington Industries, Inc. | Synergistic brightener combination for amorphous nickel phosphorus electroplatings |
| JPS62240772A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 耐食性部材の製造方法 |
| US20180363159A1 (en) * | 2015-12-18 | 2018-12-20 | Rolex Sa | Method for producing a timepiece component |
-
1979
- 1979-12-14 JP JP16228079A patent/JPS5684469A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5684469A (en) | 1981-07-09 |
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