JPH0743478A - 腕時計用外装部品およびその製造方法 - Google Patents

腕時計用外装部品およびその製造方法

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JPH0743478A
JPH0743478A JP11551094A JP11551094A JPH0743478A JP H0743478 A JPH0743478 A JP H0743478A JP 11551094 A JP11551094 A JP 11551094A JP 11551094 A JP11551094 A JP 11551094A JP H0743478 A JPH0743478 A JP H0743478A
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titanium
mirror
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less
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JP11551094A
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English (en)
Inventor
Yutaka Wakabayashi
豊 若林
Takahiro Takahashi
隆弘 高橋
Tatsuo Araki
辰雄 荒木
Setsuo Shoji
節夫 東海林
Katsuyuki Fujita
勝幸 藤田
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チタン製の腕時計において高硬度化と鏡面性
の向上を図る。 【構成】 腕時計に、チタンに重量で0.5%以上の鉄
を含有させた材料を用いることにより高硬度化と鏡面性
の向上を図る。さらに平均結晶粒径を40μm以下にす
ることにより、鏡面仕上げ、あるいは表面コーティング
処理を容易にすることができる。 【効果】 腕時計に鉄を含有させたチタン合金を用いて
高硬度化、結晶粒径の微細化を図ることにより、鏡面性
を向上させることができる。また、チタンと鉄の合金な
ので皮膚アレルギーを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チタン合金を用いた装
飾品、特に腕時計用外装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装飾品、特に腕時計のケース
(胴)やバンド等の腕時計用外装部品の材料のほとんど
に耐食性と鏡面性の面からステンレス鋼が使用されてい
る。また近年、商業用純チタン(JIS2種)を用いた
腕時計用外装部品も製造されているが、純チタンは軟ら
かいために表面研磨によって鏡面化ができず、チタン表
面にショットブラスト処理を施したグレー色のざらざら
な表面状態となっている。また、Ti−6Al−4V等
のチタン合金は、成形が困難なため腕時計用外装部品の
極一部に使用されているだけである。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】しかし、従来のように装
飾品、特に腕時計用外装部品の材料にステンレス鋼を使
用すると、硬度が低く傷がつき易い、比重が大きく重
い、Niにより皮膚アレルギーを起こす場合がある、海
水に対して完全な耐食性がなく錆びる場合がある、とい
う課題があった。また、装飾品として商業用純チタンを
使用した場合は、軽さ、耐食性、皮膚アレルギーの面で
は、ステンレス鋼に比べて優れているが、硬度が低いた
めに鏡面研磨ができずショットブラスト処理を施すた
め、表面はざらざらなグレー色に限られてしまう。した
がってデザインは単一的になり著しく高級感を損なって
しまう。Ti−6Al−4V等のチタン合金を使用した
場合は、鏡面仕上げは可能であるが、成形が困難なた
め、切削可能な部品の使用のみに限られてしまう。
【0004】そこで、本発明の目的は、従来のこのよう
な課題を解決し、硬度が高く、軽く、生体適合性がよ
く、耐食性がよく、かつ鏡面を得ることによって腕時計
用外装部品の装飾性を高めることにある。また、成形性
を向上させることにより、デザインバラエティを向上さ
せることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係わるチタン製の腕時計用外装部品におい
て、特に、チタンに重量で0.5%以上1.0%以下の
鉄を含有したチタン合金を用い、(1) 成形温度以上β変
態温度以下に加熱後に200℃以上600℃以下で鍛造
成形する。(2) 700℃以上β変態温度以下の温度で熱
間鍛造により成形する。さらに、熱処理によって再結晶
させ、結晶粒径を平均50μm以下にした状態で研磨す
ることにより、鏡面性が向上する。このように得られた
腕時計用外装部品は商業用純チタン(JIS2種)、ス
テンレス鋼以上の硬さを得ることができ傷がつき難く、
軽さはステンレス鋼の60%程度と軽く、海水や汗に対
しては完全な耐食性を得ることができ、皮膚アレルギー
を起こすことがない、鏡面仕上げあるいは表面コーティ
ング仕上げが可能という腕時計用外装部品としては非常
に優れた特性が得られ、腕時計のデザインバラエティが
増し、高級感がある腕時計用外装部品を得ることができ
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。 (実施例1)表1に本発明の実施例についてのデータを
示す。
【0007】
【表1】
【0008】各試料の形状は直径20mmの円板であ
り、その表面をバフ研磨による鏡面仕上げを行った。N
o.1は研磨表面にうねりが生じるが、No.2〜7は
うねりが生じず鏡面状態が得られる。ただし、平均結晶
粒径の大きいNo.2、4、6は、鏡面上に結晶模様が
みられる。図1にチタン合金において鉄量(Fe量)と
硬さの関係を示す。鉄量が多いほど硬さが上昇してい
る。
【0009】このように、チタンに重量で0.5%以上
の鉄を含有させることにより純チタンに比較して、表面
研磨による鏡面性が向上する。また、結晶粒径が細かい
方が平滑な鏡面を得ることができる。 (実施例2)表1の各材料を用いて腕時計用外装部品を
作製した。図2は腕時計用外装部品のケース、図3は腕
時計用外装部品のバンドの一部、図4は腕時計用外装部
品のベゼルである。各腕時計用外装部品に表面研磨を施
した結果を表2に示す。
【0010】
【表2】
【0011】このようにNo.2〜7においては腕時計
用外装部品の表面を研磨することにより、鏡面仕上げが
可能になる。ただし、No.2、4、6ではケースにお
いて鏡面上に結晶模様がみられる。図5にチタン合金製
腕時計用外装部品の外観図を示す。表3に図5の腕時計
用外装部品に使用した材料の組成を示す。腕時計用外装
部品表面に鏡面仕上げが施されている。
【0012】
【表3】
【0013】(実施例3)実施例3は本発明の素材に表
面処理を施した例である。本発明の素材として、実施例
2の表3に示す組成のチタン合金を使用した。本発明の
素材の表面処理に当たっては、その前処理として、フッ
化物液(A方式)および陽極電解(B方式)により表面
を活性化しその上にパラジウムストライクかニッケルめ
っきを施した後、貴金属めっきを施した。貴金属めっき
としては、Au−Co、Au−Fe、Au−Fe−T
i、Au−Ni、純Pd、純Rhが単独或いは層状の組
み合わせで施した。表面の活性化処理は、素材とめっき
の密着性を確保するために行うものであるが、表面をエ
ッチングする行為であり、エッチング速度は、素材を構
成する各結晶の面方位により異なるため凹凸が生じる。
特に、鏡面に仕上げた後の処理においては顕著にその凹
凸が目立つため適切な活性化処理条件が選択される。し
かし、どのように活性化処理条件を選択しても、表4に
示すように素材の結晶粒径により発生する凹凸が決まる
ため、結晶粒径が大きくなると鏡面の光沢が失われる。
【0014】
【表4】
【0015】ここで、活性化処理条件を弱くすることに
より鏡面の光沢を結晶粒径が50〜100μmの間でも
維持できるが、めっきの密着性の面で問題が生じる場合
があり、鏡面を実用的な条件で維持するためには、素材
の結晶粒径を40乃至50μmとすることが望ましい。
【0016】(実施例4)図6にチタンに鉄を含有させ
た材料の温度と強度の関係を示す。鉄の含有量が多くな
るほど強度が高くなり、また温度が高いほど強度は低く
なる。特に強度の温度依存性を見ると、200℃以上か
ら急激に材料の強度が低下する。強度の面から鍛造成形
には、200℃以上で行うことにより成形が容易にな
る。図1において、鉄量が0.5%ではステンレス鋼以
上の硬さであるHv240を示す。
【0017】表5に本発明の材料の鏡面性を示す。各試
料の形状は直径20mmの円板であり、その表面をバフ
研磨により鏡面仕上げを行った。チタンに鉄を0.5%
以上含有させることにより、うねりのない鏡面状態を得
ることができる。これは、図1で示したように、チタン
に鉄を含有させることにより、純チタン2種より硬さが
上昇したためである。さらに平均結晶粒径を50μm以
下にすることにより、より平滑な鏡面を得ることができ
る。鏡面性は、腕時計用外装部品のような装飾品には重
要であり、チタン製腕時計用外装としては、チタンに
0.5%以上の鉄を含有させることは有効となり、平均
結晶粒径を50μm以下にすることはさらに有効とな
る。
【0018】
【表5】
【0019】鏡面性の面からは、チタンに重量で0.5
%以上の鉄を含有させることが有効になるが、図1に示
したように鉄量が多くなるほど強度が高くなり成形が困
難になる。しかしながら、成形温度を200℃以上にす
ることにより、急激に強度が低下するため、次の条件で
チタンに鉄を含有させた各種材料に圧縮成形を試みた。
材料は、JIS2種、Ti−0.5Fe(チタンに重量
で0.5%の鉄を含有していることを意味する)、Ti
−0.8Fe、Ti−1.0Fe、Ti−2.0Feで
あり、材料の形状はφ10mm×110mmの円筒であ
る。これらの材料をβ変態温度以下に加熱し、ダイス鋼
のプレートで挟み込み圧縮する。圧縮時の材料の温度
は、室温、200、400、500、600、700℃
である。これらの条件で20%の加工率まで圧縮した。
その結果を表6に示す。○印は金型の変形がなく、20
%の圧縮率まで成形できたものである。それ以外は金型
の変形が発生し成形しきれなかったものである。これら
のことより、チタンに重量で0.5%以上1.0%以下
の鉄を含有させた材料を、200〜600℃の温度で成
形することが有効であることがわかった。
【0020】
【表6】
【0021】次に、Ti−0.5Fe、Ti−0.8F
e、Ti−1.0Feのφ10mm×110mmの円筒
材をβ変態温度以上の600、800、950℃に加熱
し、500℃の時点でダイス鋼のプレート状の金型に挟
み込み加工率で20%圧縮した。この場合は、各材料に
おいて金型の変形はなく成形が可能である。表7に圧縮
成形した材料の鏡面性を示した。各材料表面をバフ研磨
することにより鏡面仕上げを行った。β変態温度以上の
950℃に加熱した材料は、結晶粒径が粗大化し、鏡面
研磨により結晶模様が見られるが、β変態温度以下の6
00、800℃に加熱した材料は、結晶粒の粗大化が少
なく、平滑な鏡面を得ることができた。
【0022】
【表7】
【0023】(実施例5)表5のNo.1〜No.7の
材料を用いて、腕時計用外装部品を作製した。各材料
(被加工材)を600℃に加熱して、それを室温中の金
型内で鍛造する。鍛造時の被加工材温度は400℃であ
る。1回で成形が完了しない場合は、さらに数回、同様
の工程を繰り返した。表8に図3に示すケース、図4に
示すバンド駒、図5に示すベゼルの各部品を成形後に表
面研磨した結果を示す。No.2〜7においては、腕時
計用外装部品の成形後にバフによる表面研磨を行うこと
により、鏡面仕上げが可能になる。ただし、No.2、
4、6のケースにおいては鏡面上に結晶模様が見られ
た。これは、結晶粒径が大きいと、ケースのような平面
部が大きい場合に結晶模様が強調されるためである。ベ
ゼルやバンド駒のような小面積に対しては、結晶模様は
みられなかった。
【0024】
【表8】
【0025】図5にこのようにして得られた腕時計用外
装部品の組立後の外観図を示す。表9に、使用した材料
の組成を示す。まず各部品の材料(被加工材)を500
℃に加熱し、それを室温中に置かれた金型内で鍛造す
る。鍛造時の被加工材の温度は300℃である。1回で
成形が完了しない部品には、同様に数回の鍛造を繰り返
した。鍛造後に各部品をバフ研磨により鏡面仕上げし組
み立てた。平均結晶粒径は、各部品とも20〜35μm
であり、平滑な鏡面状態が得られた。
【0026】
【表9】
【0027】(実施例6)図7にチタンに鉄を含有させ
た材料の温度と強度の関係を示す。鉄の含有量が多くな
るほど強度が高くなり、また温度が高いほど強度は低く
なる。特に強度の温度依存性を見ると、600℃から急
激に材料の強度が低下する。強度の面から鍛造成形に
は、600℃以上で行うことにより成形が容易になる。
実施例4と同様に各試料の形状は直径20mmの円板で
あり、その表面をバフ研磨により鏡面仕上げを行った。
【0028】鏡面性の面からは、チタンに重量で0.5
%以上の鉄を含有させることが有効になるが、図7に示
したように鉄量が多くなるほど高度が高くなり、成形が
困難になる。しかしながら、成形温度を600℃以上に
することにより、急激に強度が低下するため、次の条件
でチタンに鉄を含有させた各種材料に対して、腕時計ケ
ース(図2)、腕時計ベゼル(図4)、腕時計バンド駒
(図5)の熱間鍛造を試みた。材料は、JIS2種、T
i−0.5Fe(チタンに重量で0.5%の鉄を含有し
ていることを意味する)、Ti−0.8Fe、Ti−
1.0Fe、Ti−2.0Feである。これらの材料
(被加工材)を成形温度より150℃高く加熱し、金型
(熱間鍛造用鋼)に挿入後600、700、800、9
00、1,000℃の成形温度で熱間鍛造により、腕時
計ケース、腕時計ベゼル、腕時計バンド駒を成形した。
その成形結果を表10に示す。○印は金型の変形がな
く、各形状に成形できたものである。×印は金型の変形
が発生したり、成形しきれなかったものである。これら
のことより、チタンに重量で0.5%以上1.0%以下
の鉄を含有させた材料を、700〜900℃の温度で成
形することが有効であることがわかった。
【0029】
【表10】
【0030】次に、成形が可能であった腕時計ケースの
鍛造品を700℃で焼鈍し再結晶させ、鍛造上がりのも
のと焼鈍したものを、それぞれバフ研磨により鏡面仕上
げした。700℃の成形では、鍛造上がりでも焼鈍後で
も鏡面製は良好であるが、800℃と900℃の成形で
は、鍛造上がりでは鏡面性が悪いが、焼鈍後では鏡面性
が良好になる。この鏡面性の差は、結晶粒径の差であ
り、結晶粒径が小さい方が鏡面性が良好になる。800
℃と900℃の成形で、鍛造後の結晶粒径が大きいのは
材料の加熱温度がそれぞれ950℃と1,050℃であ
り、β変態温度以上に加熱されたためである。しかし、
成形温度がαとβの2相域であるためにその温度で鍛造
された材料は、熱処理により再結晶させることにより微
細化する。金型が変形し成形はできなかったが、1,0
00℃で鍛造した腕時計ケースを700℃で焼鈍する
と、平均結晶粒径は約100μmと大きく、バフ研磨に
より結晶模様のある鏡面となり良好な状態は得られなか
った。その成形結果を表11に示す。
【0031】
【表11】
【0032】図5に腕時計用外装部品の組立後の外観図
を示す。表12に、使用した材料の組成を示す。まず各
部品の材料(被加工材)を950℃に加熱し、それを室
温中に置かれた金型(熱間鍛造用鋼)内で鍛造する。鍛
造時の被加工材の温度は800℃である。鍛造した成形
品を700℃で15分保持の焼鈍を行い、各部品をバフ
研磨により鏡面仕上げし組立た。平均結晶粒径は、各部
品とも30〜50μmであり、平滑な鏡面状態が得られ
た。
【0033】
【表12】
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、チタンに重量で
0.5%以上1.0%以下の鉄を含有させた材料は、7
00℃以上β変態温度以下で鍛造することにより、腕時
計用外装部品のケース、ベゼル、バンド鋼を成形するこ
とが可能である。さらに熱処理により再結晶させ平均結
晶粒径を50μm以下にすることにより、平滑な鏡面仕
上げやめっき仕上げの腕時計用外装部品を得ることがで
きる。また、組織がαとβの2相組織になり、高度が高
いために傷がつき難く、皮膚アレルギーを起こさないの
で生体にも非常に安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチタン材の硬さを示した図である。
【図2】本発明の腕時計用外装部品のケース(胴)を示
した図である。
【図3】本発明の腕時計用外装部品のバンド駒を示した
図である。
【図4】本発明の腕時計用外装部品のベゼルを示した図
である。
【図5】本発明の腕時計用外装部品を示した図である。
【図6】本発明のチタン材の成形温度600℃までの強
度を示した図である。
【図7】本発明のチタン材の成形温度500〜1,00
0℃までの強度を示した図である。
【符号の説明】
1 ケース(胴) 2 バンド 3 ベゼル 4 リューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東海林 節夫 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内 (72)発明者 藤田 勝幸 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンに重量で0.5%以上1.0%以
    下の鉄を含有したチタン合金を鏡面化して使用したこと
    を特徴とする腕時計用外装部品。
  2. 【請求項2】 チタンに重量で0.5%以上1.0%以
    下の鉄を含有したチタン合金において、平均結晶粒径5
    0μm以下の該チタン合金を表面研磨により鏡面化した
    ことを特徴とする請求項1記載の腕時計用外装部品。
  3. 【請求項3】 チタンに重量で0.5%以上1.0%以
    下の鉄を含有したチタン合金において、平均結晶粒径5
    0μmの該チタン合金を表面研磨により鏡面化した後に
    コーティング処理したことを特徴とする請求項1記載の
    腕時計用外装部品。
  4. 【請求項4】 チタンに重量で0.5%以上1.0%以
    下の鉄を含有したチタン合金を成形温度以上β変態温度
    以下に加熱後、200〜600℃で鍛造成形したことを
    特徴とする腕時計用外装部品。
  5. 【請求項5】 平均結晶粒径が50μm以下であること
    を特徴とする請求項4記載の腕時計用外装部品。
  6. 【請求項6】 平均結晶粒径が50μm以下で、かつ表
    面状態が部分的にあるいは全面が鏡面であることを特徴
    とする請求項4記載の腕時計用外装部品。
  7. 【請求項7】 チタンに重量で0.5%以上1.0%以
    下の鉄を含有したチタン合金を、700℃以上β変態温
    度以下で熱間鍛造成形したことを特徴とする腕時計用外
    装部品。
  8. 【請求項8】 熱間鍛造後に熱処理により再結晶させ、
    該チタン合金の平均結晶粒径が50μm以下であること
    を特徴とする請求項7記載の腕時計用外装部品。
  9. 【請求項9】 平均結晶粒径が50μm以下で、かつ表
    面状態が部分的にあるいは全面が鏡面であることを特徴
    とする請求項7記載の腕時計用外装部品。
  10. 【請求項10】 チタンに重量で0.5%以上1.0%
    以下の鉄を含有したチタン合金を、加熱する工程と、β
    変態温度以下で鍛造成形する工程と、熱処理により再結
    晶する工程と、表面を研磨する工程とを備えたことを特
    徴とする腕時計用外装部品の製造方法。
JP11551094A 1993-05-28 1994-05-27 腕時計用外装部品およびその製造方法 Pending JPH0743478A (ja)

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