JPS6290685A - フラツシユランプ用電源の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフラッシュランプ用電源を用いた複写機等の画
像記録装置の安全装置に関する。

従来の技術 近年キセノンランプ等のフラッシュランプ（閃光放電管
）を原画の露光及びトナー像の定着に使用する電子写真
複写機が提案されている。このうちフラッシュ定着装置
は、搬送ベルト等の搬送手段により搬送されつつある転
写用紙上のトナー像をフラッシュ定着により一瞬のうち
にトナーを溶融して定着するので、多大なエネルギーを
要する。

フラッシュ定着装置は、熱と押圧力によりトナー像を定
着するヒートロール定着装置に比較して、熱だけにより
トナー像と接触せずして定着するので、定着後のコピー
質を良好に保つことができ、近年このフラッシュ定着装
置を装着した複写機が市販されるようになってきた。

一方、一般的に複写機はその機械外装カバーを紙詰りの
除去及び修理等のために開いたとき、ドアスイッチ（イ
ンターロックスイッチ）の働きにより、交流電源が遮断
されるようになっており、一応の安全対策が取られてい
る。しかし定着装置にフラッシュランプを使用している
複写機の場合には、このドアスイッチによる交流電源の
遮断だけでは十分な安全性は確保されない。その理由は
、キセノンランプ等の主放電管をフラッシュランプとし
て使用するためのフラッシュ電源回路には、相当容量の
大きい主放電コンデンサが使用されているからである。

通常、この主放電コンデンサに蓄えられる充電エネルギ
ーは相当大きく、正常なコピーサイクル中で放電される
場合は別として、異常時に、異常時放電回路を通して放
電される場合には完全に放電されるまでには、コなわら
主放電コンデンサの端子間電圧が５０Ｖ以下になるまで
には、２０〜３０秒程度の時間がかかる。

発明が解決しＪ：うとする問題点 したがって、複写機が故障した場合、あるいは点検修理
のために機械外装カバーを開く必要のあるときには、上
記主放電コンデンサがフラッシュ動作によって放電され
ないままの状態にある可能性があり、ドア解放時にまだ
主放電コンデンサに相当量の電荷が残っている危険を常
に内包している。

またフラッシュ定着部において紙詰りが発生した場合、
フラッシュ定着動作は直ちに停止されるように制御され
るが、加熱された周辺部品に用紙が触れて発火しやづい
状態となっており、この状態で急に複写は外装カバーを
間けると空気が流入し、酸素供給により紙詰りをした用
紙の発火の危険性がある。

本発明は上述した点に鑑みなされたちのびあり、その目
的とするところは、フラッシュ定石装置に紙詰り等の５
１常が生じた場合、複写機外装カバーをロックアツプし
、オペレーターが紙詰りの除去等のために不注意に外装
カバーを間けることのできないフラッシュ定着装置を使
用した複η機の安全装置を提供することである。

問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するために、本発明は、主放電管
としてのフラッシュランプを有し、このフラッシュラン
プを主放電コンデンサの蓄積エネルギーによって放電し
て画像を露光あるいは定着する画像記録装置において、
該フラッシュランプ用電源の異常を検出する異常検出手
段を設け、該異常検出手段からの検出信号により複写機
外装カバーを所定時間ロックアツプするロックアツプ手
段を設けたことを特徴とするフラッシュランプ用電源の
安全装置を提供する。

本発明の望ましい実ＩＭ態様によれば、前記異常検出手
段を紙詰り検出手段でもって構成し、フラッシュ定着装
置内で紙詰りが生じたとぎ外装カバーを所定時間［１ツ
クアツプするように構成する。

他の望ましい実ｍＭ様によれば、異常検出手段をミス１
〜リガ一検出回路により構成し、何らかの原因でフラッ
シュランプのトリガー回路にミストリガーが生じた場合
、複写機外装カバーをロックアツプするように構成する
。

作　　　用 フラッシュ定着装置に何らかの異常が生じた場合、例え
ば定着製首部に紙詰りが生じた場合あるいはフラッシュ
定着装置のトリが一回路にミストリガーが生じた場合、
この検出信号に基づいてロックアツプ手段を所定時間【
コックアップし、複写機外装カバーを開かないように制
御する。これによりオペレーターが外装カバーを不注意
により開くことが防止され、感電等の事故を未然に防ぐ
ことができる。

実　　施　　例 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
ることにする。

第１図を参照すると、本発明の安全装置が適用可能な複
写機の一実施例の斜視図が示されている。

紙詰りあるいは何らかの故障等を起した場合、複写機の
外装カバー１０．１２を開いて紙詰りあるいは補修等を
行なうように構成されているが、本発明によるとこれら
の外装カバーを紙詰り等を起してからある一定時間［コ
ックアップ手段によりロックアツプして開かないように
制御し、フラッシュ定着装置を使用した場合の危険を防
止するようにしている。第１図に示した複写機は、図面
原稿用の大型複写機であるが、本発明の安全装置はこの
ような複写機に勿論限定されるものではなく、フラッシ
ュ定着装置を採用した複写償金てに適用できるものであ
る。

第２図を参照すると、本発明のフラッシュ定着装置の安
全装置が適用可能な複写機の概略構成図が示されている
。感光ドラム１４は帯電コロトロン１６により所定極性
に一様に帯電され、画像露光装置１８により原稿２０に
対応する静電潜像が感光ドラム１４上に形成される。感
光ドラム上の静電潜像は次いで磁気ブラシ現像装置等の
現像装置２２により現像され可視像とされた後、用紙案
内２４に案内されて送り出されてくる転写用紙上に転写
コロ１〜ロン２６により転写される。感光ドラム上の残
留トナーはクリーニング装置２８により清掃され１コピ
ーサイクルが終了する。

一方、トナー像の転写された転写用紙は搬送ベルト３０
，３２により搬送されフラッシュ定着装置３４に入る。

フラッシュ定着装置３４は、例えば２本のキセノンラン
プ３６．３６を用紙搬送方向と直角方向に併置して構成
される。フラッシュ定着装置３４により定着された用紙
は排出トレー４０中に排出される。

４２．４４は用紙の通過を検知するフォトセンサであり
、フォトセンサ４２により用紙の通過を検知してから所
定時間後に、制御手段によりフラッシュランプ３６．３
６を発光させ用紙上のトナーを溶融して定着を達成する
。フォトセンサ４４は紙詰り検知用であり、通常の紙送
り状態においては、フォトセンサ４２で用紙を検知して
から所定時間後にフォトセンサ４４で用紙を検知覆るよ
うになっている。しかしフラッシュ定着装置３４１内で
紙詰りが生じた場合には、この所定時間内にフォトセン
サ４４により用紙を検知できないので、制御手段により
定着装置内で紙詰りか生じていると判断することができ
る。

次に第３図を参照すると、フラッシュ定着装置３４の回
路図が示されており、充電回路５０は交流電源、変圧器
、整流回路等で構成されている。

充電回路５０の出力線５２．５４にはキセノンランプ等
のフラッシュランプ（閃光放電管）３６が接続されてお
り、このフラッシュランプ３６と直列にコイル５８が接
続され、並列に主放電コンデンサ６０が接続されている
。

出力線５２．５４間には抵抗分圧器Ｒ，Ｒが直列に接続
され、該分圧器で分圧された電圧はミストリガー検出回
路６２で検出されるようになっている。トリガー信号は
ミストリガー検出回路６２を介してフラッシュランプト
リガー回路のトリガーコイル６４の１次巻き線に印加さ
れ、トリガーコイル６４の２次巻き線から例えば約６０
００ｖのトリガー電圧を出力する。トリガーコイル６４
の２次巻き線はフラッシュランプ３６に巻回された１−
リガーワイヤ６６に接続されている。出力線５２．５４
間にはさらに異常時放電回路を構成する抵抗Ｒ３及び放
電リレー６８が直列に接続されている。

然して１１通常定着時には、充電回路５０により主放電
コンデンサ６０が例えば約３０００Ｖの飽和電圧に充電
される。制御回路７０からのミストリガー検出回路６２
を介してトリガー信号が入力されると、トリガー信号ｒ
６６に高電圧が印加され、封入キセノンガスの局部絶縁
破壊を引起こす。

このトリガー電圧の印加により、主放電コンデンサ６０
に蓄えられたエネルギーがフラッシュランプ３６を通し
て放電し、閃光を発する。この閃光によりトナーを瞬間
的に融着して定着を達成する。

抵抗分圧回路Ｒ，Ｒ２により主放電コンデンす６０の両
端に印加される電圧を計測し、これをミストリガー検出
回路６２に入力する構成となっているが、フラッシュラ
ンプ３６の閃光後には、主放電コンデンサ６０の両端間
の電圧は瞬間的に下がり、例えば１０００Ｖに設定した
判定電圧以下となる。よって抵抗分圧器により計測され
た主放電コンデンサ６０の電圧が１０００Ｖ以下の場合
には正常放電があったとみなし、トリが一信号に基づい
て次の発光を実行し定着動作を継続する。

トリガー信号は第２図のフォトセンサ４２により用紙の
通過を検知してから所定時間後に制御回路７０から出力
されるようになっている。

何らかの原因でフラッシュランプ３６が正常に放電しな
い場合には、抵抗分圧器Ｒ、Ｒにより主放電コンデン＋
ｊ６０の両端間の電圧が判定値である１　０００Ｖ以上
と計測され、ミストリガー検出回路６２によりフラッシ
ュランプ３６の放電が行なわれなかったとみなして、ミ
ストリガー検出回路６２から制御回路７０にミストリガ
ー信号を出力し、複写機の作動を停止するように制御す
る。

次に第４図を参照すると本発明の安全装置の制御回路が
示されており、制御回路７０は例えばマイクロコンピュ
ータで構成される。制御回路７０は、各種のデータの読
み出し、命令、演惇処理等を行なうＣＩ）　Ｕ　７２、
各種センサ等の信号を一時的に蓄えるＲＡＭ７４、制御
シーフェンスが予め書き込まれているＲＯＭ７６、入力
装置あるいは出力装置等を接続するＩ１０インターフェ
イス７８．８０がバス８２により相互に接続されて構成
されている。

上述したようにフラッシュ定着部３４において紙詰りが
なく正常な用紙搬送状態の場合には、フォトセンサ４２
で用紙を検知してから所定時間後に７オトセンサ４４で
用紙を検知できる。しかしフラッシュ定着装置３４内で
紙詰りを起した場合には、フォトセンサ４２で用紙を検
知してから所定時間後にフォトセンサ４４で用紙を検知
できないので、ＣＰＵ７２は定着装置内で紙詰りが発生
したと判断して、Ｉ１０インターフェイス８０１ドライ
バー８４を介して外装カバーロックアツプ機構を構成す
るプランジャーソレノイド８６を励磁する。

本発明の安全装置の機械外装カバーロックアツプ機構は
第５図に示されるように構成されている。

プランジャーソレノイド８６のプランジャー８８はピン
９２により回動可能に支持されたアーム９０の一端に連
結されており、アーム９０の他端は係合部９４を形成す
るように屈曲されている。一方外装カバー１０にはブラ
ケット９６が固着され、このブラケットには係合突起９
８が突設されている。

しかして第４図の制御回路でソレノイド８６が励磁され
ると、アーム９０はピン９２を回動中心として反時計方
向に回動し、アームの係合部９４が係合突起９８に係合
し、外装カバー１０を開かないようにロックアツプする
（第５図（Ａ））。

紙詰りの検出と同時に、制御回路７０から信号が出力さ
れ、放電リレー６８をｌ１ｉｌｌ！ｉする（第３図参照
）。これにより異常時放電回路（Ｒ３、放電リレー６８
）を通して主放電コンデンサ６０の充電電圧が徐々に放
電される。この異常時放電回路による放電は通常２０〜
３０秒必要であり、この期間プランジャーソレノイド８
６を励磁して外装カバー１０をロックアツプする必要が
ある。よって第４図のＲＯＭ７６内に予め記憶されたデ
ータによりプランジャーソレノイド８６を紙詰り検知か
ら所定時間励磁するように制御する。

ソレノイド８６の励磁が解かれると、第５図（Ｂ）に示
すように、アーム９０はピン９２を中心にして時計方向
に回動し、アーム９０の係合部９４と係合突起９８との
係合が解かれ、外装カバー１０は支点１１を中心として
矢印方向に間けることができるようになる。

以上の説明では定着装置内の紙詰りを検知して、ロック
アツプ機構を作動させているが、フラッシュランプ３６
のミストリガーに基づいてロックアツプ機構を作動させ
るようにしてもよい。この場合には第３図の回路におい
て、ミストリガー検出回路６２によりフラッシュランプ
３６のミストリガーが検出されると、ミストリガー信号
が制御回路７０に入力される。この信号に基づいて、Ｃ
ＰＵ７２はＩ１０インターフェイス８０、ドライバー８
４を介してプランジャーソレノイド８６を所定時間励磁
するように制御する。

発明の効果 本発明は以上詳述したように、フラッシュ定着装置を使
用する複写機において、フラッシュ定着装置の異常を検
出してから所定時間複写機外装カバーを開かないように
構成したので、フラッシュ定着装置の異常に起因する感
電、火災等の事故を未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の安全装置が適用可能な複写機の斜視図
、 第２図はフラッシュ定着装置を具備した複写機の概略構
成図、 第３図はフラッシュ定着装置の回路図、第４図は本発明
の安全装置の制御回路の一例を示す回路図、 第５図は本発明のロックアツプ機構の一例を示す概略図
であり、（Ａ）はロックアツプ時を、（Ｂ）は解放時を
それぞれ示している。 １０．１２・・・複写様外装カバー、 ３４・・・フラッシュ定着装置、 ３６・・・フラッシュランプ、 ４２．４４・・・フォトセンサ、 ５０・・・充電回路、　　６０・・・主放電コンデンサ
、６２・・・ミストリガー検出回路、 ６４・・・トリガーコイル、７０・・・制御回路、８６
・・・プランジャーソレノイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主放電管としてのフラッシュランプを有し、このフラッ
   シュランプを主放電コンデンサの蓄積エネルギーによっ
   て放電して画像を露光あるいは定着する画像記録装置に
   おいて、フラッシュランプ用電源の異常を検出する異常
   検出手段を設け、該異常検出手段からの検出信号により
   画像記録装置外装カバーを所定時間ロックアップするロ
   ックアップ手段を設けたことを特徴とするフラッシュラ
   ンプ用電源の安全装置。