JPS6287433A - 紫外線透過ガラス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学ガラスに関し、更に詳しくは、紫外線撮影
用レンズ（考古学、警察鑑定等に用いる）、紫外＃１Ｉ
Ｗ４去ＥＰＲＯＭの窓用ガラス、水銀ランプを光源に用
いる光学系などに応用可能な紫外線透過がブスに関する
。

この様な紫外線透過率を持つ光学ガラスは、従来特開昭
６０〜４６９４６号公報及び特開昭６０〜７７１４４号
公報などにおいて提案されているが、いずれもｄ＠に対
する屈折率ｎｄが１．５５未満である。しかしながら、
近年、色収差の補正のために高屈折率の紫外線透過ガラ
スが必要になりつつある。

そこで、本発明は、アツベ数νｄ＝５５〜６２、屈折率
ｎｄ＝１．５６〜１．６６の光学性能を得ることができ
るとともに、１（’）ｒｕｎ厚で８０％以上の透過率が
（１トられる波長が３４０　ｎａ＋以下である紫外線透
過ガラスを提供することを目的とするものである。

そして、」１記目的を達成するために、本発明にかかる
紫外線透過ガラスは、以下の組成範囲からなることを特
徴とする。

ＳｉＯ２１５〜５０　重量％ Ｂ２０．１０〜３０　重量％ Ｂａ０　　１０〜５０　　重量％ Ｃａ０　　　０〜２０　　重量％ ＳｒＯ０〜２０重量％ Ｚｎ０　　　０〜１５　　重量％ １、、、ａ２０．　０〜２０　重量％ 但し、ＢａＯとＣａＯとＳｒＯとＺｎＯとＬａ２Ｏ３と
の合量　　３０〜５５　　重量％ＭｇＯ０〜１０　重量
％ ｐｂｏ　　　　ｏ〜　５　重量％ Ａ１□０．０〜１５　重量％ Ｎａ２Ｏ０〜５重量％ Ｋ２Ｏ　０〜５　重量％ Ｆ及びＣｔ　Ｏへ　１　重量％ Ｆｅ及びその他の遷移金属 合量で１１１１１１６以下。

以下、各成分の限定理由についで説明する。

まず、Ｓ　ｉ　Ｏ２は、その含有量が１５重量％（以下
単に％と略す）未満では、Ｂ　２　（’）　３の揮発が
激しくなるので脈理が生じ易くなる−１−に、化学的耐
久性が悪くなる。また、ＳｉＯ２の含有量が５０％より
多くなると、融解温度が高くなる上にガラス粘度が高く
なる。

Ｂ２０．は、その含有量が１０％未満では液相温度が高
くなり、３０％より多いと揮発が激しくなっで脈理が生
じ易くなる。

ＢａＯはガラスを高屈折率低分散にする成分であり、本
発明の目的とする光学性能を達成するために必須である
とともに、ガラス粘度を適当に下げるので、ＳｉＯ□の
融解助剤としても働く。そして、その含有量が１０％未
満ではこれらの働きが十分でなくなり、一方、５０％よ
り多いと化学的耐久性が悪くなる。

ＣａｂＳＳｒＯ％ＺｎＯ，及びＬａ２０．は、ＢａＯと
類１スした光学性能を持つのでＢａＯと共に用いられう
る。しかし、ＣａＯ及びＳｒＯは、各々２０％より多い
と液相温度が高くなる。また、ＺｎＯは１５％より多い
とガラス粘度が低くなる。更に、Ｌ　ａ　２０３は２０
％より多いと目的とする透過率が得られない。そして、
これらの成分は、目的とする光学性能を達成するために
は、合量で３０〜５５％の範囲内である必要がある。

ＭｇＯ及びＡｌ２Ｏ３は化学的耐久性の向上のために加
えられても良いが、ＭｉｒＯは１０％より多いと液相温
度が高（なり、Ａ１□０３は１５％より多いとガラス粘
度が高くなる。

Ｎ　ａ　２０及びＫ２Ｏは融解助剤として、またガラス
粘度を調整するために加えられうるが、各々５％より多
いと化学的耐久性が悪くなる。

ＰｂＯはガラスを高屈折率高分散にする成分である。従
って、光学性能調整のために加えられうるが、価数変化
による紫外線劣化を起こすので５％以下に限定され、不
含有とする方が好ましい。

Ｆ及びＣ１は、ガラス粘度や液相温度を調整するため０
と置換する形で１％以内で加えても良い。

Ｆｅは、目的とする透過率を達成するために、ガラス中
に１　ｐｐａ＋以下となる様に原料純度を調整する。但
し、１　ｐｐｍを越えると不純物であるＦｅｌこよって
紫外線の透過率が低下してしまい、目的とする紫外線透
過特性が得られない。

ＡＳ２０．、Ｓ　Ｂ２０　、及びＳｎＯ２などの脱泡剤
や消色剤は価数変化を起こすので、含有すると紫外線の
透過率の劣化を起こしてしまうから加えない。

また、還元剤も白金ルツボを侵し、その結果としてＰｔ
がガラス内に溶出して紫外線の透過率の悪化を招くので
加えない。

ここで、プラス粘度、融解温度及び溶解温度などは下記
の関係にある。まず、ガラス粘度が低すぎると、白金ル
ツボとガラスとの接触が大きくなり、白金のガラスへの
溶出が多くなるので紫外線の透過率が悪くなる。一方、
ガラス粘度が高すぎると、泡切が悪くなるので溶解に高
温を要し、従っ−ご白金のガラスへの溶出が多くなって
紫外線の透過率が悪くなる。更に、Ｓ　ｉ　０２が多す
ぎる場合などのように原料が融解する温度が高すぎると
、ルツボを高温で加熱する必要が生じ、白金の溶出が多
くなって紫外線の透過率が悪くなる。また、還元剤を加
えると、その還元剤がルツボの白金上侵すので白金の溶
出が多くなり、紫外線の透過率が悪くなる。従って、組
成のバランスによってガラス粘度、融解温度及び溶解温
度を適当に調整することが重要である。

以下、本発明の実施例の構成をその光学的特性とともに
、ｔＡ１表及び第２表に示す。第１表、第２表においで
、λＴ８０は日本光学硝子工業会規格に基づ外、厚さ１
０ａｏｏで対面を平行に研磨した試料の分光透過率曲線
を求め、透過率８０％の波長を示したものである。更に
、λ゛Ｔ８０は同規格に基づ鰺前記試料に１００Ｗ高圧
水銀灯から３０＋ａｍ離して３時間照射し、２０分後に
λＴ８０と同様にして測定したものである。

第１表及び第２表から明らかなように、本発明の実施例
によれば、従来３５０ｎｍ〜３７０旧ｎであったλＴ８
０の値を、３１０ｎｍ　−３４０ｎＩ１１に改良するこ
とができ、紫外線の透過率を向−１〕させることができ
る。第１図に、本発明実施例５のガラスにＦｅを添加し
た時のλＴ８０及びλ’　Ｔ２Ｏの変化を示す。

第１図から明らかなように、Ｆｃが１ρｐＨｌを越える
とλＴ８０及びλ’Ｔ８０の劣化が顕著であり、良好な
紫外線透過率を得るには製造Ｔ、程におけるばらっ外を
考慮すれば、Ｆｅをｉｐｐｍ以下にする必要があること
がわかる。

本発明実施例の紫外線透過ガラスは、各成分を混合した
原料を白金ルツボで１２５０°Ｃ〜１３５０°Ｃにて溶
融し、かくはんして予熱した鋳型に流し込んで成型し、
徐冷することによって製造される。ここで、原料として
は炭酸塩、硝酸塩などの適当な化合物が用いられる。

（以下余白） 第１表 （単位二重量％） −は不含有を示す。

第２表 （単位二重蓋％） −は、不含有を示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例５のガラスにＦｅを添加した時
のλＴ８０およびλ′Ｔ８０の変化を示すグラフである
。 以」二 出願人　ミノルタカメラ株式会社 第１図 手続補正書 昭和６０年１１月１１１１ １、事件の表示 昭和６０年特許顧第２２７２９４号 ２、発明の名称 紫外線透過ガラス ３、補正をする者 事件との関係　　出願人 住所　大阪市東区安土町２丁目３０番地　大阪国際ビル
名称　（６０７）　　　ミノルタカメラ株式会社自発補
正 ５、補正の対象 （１）明細書の［発明の詳細な説明］の欄６、補正の内
容 （１）明細書第７頁第７行目、「白金よ」を［白金を１
と補正する。 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 以下の組成範囲からなることを特徴とする紫外線透過ガ
   ラス： ＳｉＯ＿２　　１５〜５０重量％ Ｂ＿２Ｏ＿３　１０〜３０重量％ ＢａＯ　　　　１０〜５０重量％ ＣａＯ　　　　　０〜２０重量％ ＳｒＯ　　　　　０〜２０重量％ ＺｎＯ　　　　　０〜１５重量％ Ｌａ＿２Ｏ＿３　０〜２０重量％ 但し、ＢａＯとＣａＯとＳｒＯとＺｎＯと Ｌａ＿２Ｏ＿３との合量　３０〜５５重量％ＭｇＯ　　
   　　　０〜１０重量％ ＰｂＯ　　　　　０〜５重量％ Ａｌ＿２Ｏ＿３　０〜１５重量％ Ｎａ＿２Ｏ　　　０〜５重量％ Ｋ＿２Ｏ　　　　０〜５重量％ Ｆ及びＣｌ　　　０〜１重量％ Ｆｅ及びその他の遷移金属 合量で１ｐｐｍ以下。