JPS626939Y2 - - Google Patents

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JPS626939Y2
JPS626939Y2 JP9577281U JP9577281U JPS626939Y2 JP S626939 Y2 JPS626939 Y2 JP S626939Y2 JP 9577281 U JP9577281 U JP 9577281U JP 9577281 U JP9577281 U JP 9577281U JP S626939 Y2 JPS626939 Y2 JP S626939Y2
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JP
Japan
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crawler
traveling device
core
circumferential direction
coil springs
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JP9577281U
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JPS5882U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴム等の弾性材からなるクローラに
周方向一定間隔をもつて芯金を埋設するととも
に、クローラ外周面に前記芯金に対応して推進ラ
グを突設してあるクローラ走行装置に関する。
上記クローラ走行装置は、相隣る芯金間に形成
した開口に、駆動スプロケツトの歯部を係入して
駆動回動させるようにしたものであるが、クロー
ラの回動に伴い、クローラ長手方向、特に芯金間
に大きな引張応力が作用して、全体的に伸張し、
脱輪等を起こしやすく、又、耐久性に欠くもので
ある。そこで従来においては、クローラ周方向に
補強用線材を埋設したり、或いは第8図に示すよ
うに、相隣る芯金8を夫々ワイヤー14でもつて
連結してクローラ全体の強度を高めるよう構成し
ていたが、平地走行時においてワイヤー14上部
に転輪5が位置した場合、前記ワイヤー14部分
が下方に下がり、機体が振動して不快感を招くも
のであつた。また、ワイヤー14によつてクロー
ラ全体の伸張を抑制しているために、曲り径路部
分においてクローラ6に局部的な応力が作用し、
クローラ6が局部的に伸張してしまう問題があつ
た。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、
クローラの強度を向上させると共に、クローラの
肉厚方向での撓み量を小さくして平地走行時での
機体振動を防止できるようにすることを目的とす
る。
次に、本考案の実施の態様を例示図に基づいて
説明する。
第1図は、コンバイン等に装備されるクローラ
走行装置を示し、機体1に一体連設した左右のト
ラツクフレーム2の長手方向一端側に駆動スプロ
ケツト3を設け、他端側にクローラ緊張輪体4を
設けるとともに、両転輪3,4間に複数個のクロ
ーラ案内用接地輪体5を設け、これら輪体3,
4,5に亘つてゴム等の弾性材からなるクローラ
6を巻回して構成してある。
第2図及び第3図に示すように、前記クローラ
6の外周面に周方向一定間隔をもつて推進ラグ7
を一体に突設し、このラグ7の突設相当箇所のク
ローラ6内に、前記転輪4,5に対する外れ止め
用突起8aを備えた芯金8を埋設するとともに、
芯金8間で、かつ、クローラ6の横巾中央位置に
前記駆動スプロケツト4の歯部に対する係入孔6
aを設け、この孔6aの両側、すなわち前記転輪
5の通過相当位置において相隣る前記芯金8を
夫々コイルスプリング9で連結してある。もつ
て、クローラ6の回動に伴い、駆動スプロケツト
3及び緊張輪体4巻回部での局部的な応力を、ス
プリング9及びクローラ6の伸縮作用でもつて分
散してクローラ6の耐久性の向上を図るととも
に、転輪通過位置に対するクローラ肉厚方向での
撓み量をスプリング9によつて極力小さくなるよ
うに構成してある。
前記クローラ6の両側縁部に、前記推進ラグ7
の高さよりも大なる補助ラグ10を、ボルト11
によつてクローラ周方向に大なるピツチで着脱自
在に取付けて、軟湿地走行時において、補助ラグ
10による土壤の耐剪断力を増大させて、推進力
を向上させるように構成してある。
また、機体1の下部には、後進走行時(第1図
において右方向への走行時)に、弛み側となる上
方径路においてクローラ6が上方に持ち上がり機
体1下方に接触するのを防止すべく、クローラ外
周面に摺接作用し、クローラ6を下方に押圧する
輪体12を揺動自在に取付けると共に、前記輪体
12にスプリング13を介装して下方に付勢し、
前進走行時、前記輪体12をスプリング13の付
勢力に抗してクローラ外周面より離間させるべ
く、一端が前後進切換レバー(図外)に連動連結
してある。前記推進ラグ7のクローラ幅中央部に
凹入部7aを形成し、この凹入部7aに前記輪体
12を転動させるようにしてある。
尚、第4図に示すように、並設駆動スプロケツ
トに対する二つの係入孔6aを備えたクローラ6
に、周方向一定間隔で芯金8を埋設すると共に、
相隣る芯金8を、クローラ幅中央部で、かつ転輪
通過相当位置においてコイルスプリング9で連結
してもよい。
また、芯金8どうしを連結するに、強さの異る
二種のスプリング9a,9bを、第5図及び第6
図に示すように、交互に配設するとか、あるい
は、第7図に示すように、千鳥状に配設するもよ
い。
更に、本考案は、各種作業車のクローラ走行装
置に適用できる。
以上要するに、本考案は冒記したクローラ走行
装置において、相隣る前記芯金8を夫々コイルス
プリング9で連結し、このスプリング9を転輪通
過相当位置においてクローラ6に埋設してあるこ
とを特徴とする 即ち、芯金8を夫々コイルスプリング9でもつ
て連結することによつて、クローラ6の強度を高
めることができ、特に、曲り径路においては、コ
イルスプリング9がクローラ6と共に伸張し、他
の直線径路に位置するコイルスプリング9を短縮
させて、応力の分散を図ることによつてクローラ
6の局部的な伸張による強度低下を招くことなく
耐久性を向上させることができた。また、コイル
スプリング9を転輪通過相当位置に埋設すること
によつて、クローラ6の肉厚方向の撓み量を極力
小さくすることができ、その結果、冒記したよう
な平地走行時での機体振動を防止し、不快感を生
じることなく快適に走行できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るクローラ走行装置の実施の
態様を例示し、第1図は全体側面図、第2図は一
部切欠き要部平面図、第3図は第2図の−線
断面図、第4図乃至第7図は変形構造を示す横断
平面図、第8図は従来構造を示す要部断面図であ
る。 6……クローラ、7……推進ラグ、8……芯
金、9……コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ゴム等の弾性材からなるクローラ6に周方向
    一定間隔をもつて芯金8を埋設するとともに、
    クローラ外周面に前記芯金8に対応して推進ラ
    グ7を突設してあるクローラ走行装置であつ
    て、相隣る前記芯金8を夫々コイルスプリング
    9で連結し、このスプリング9を転輪通過相当
    位置においてクローラ6に埋設してあることを
    特徴とするクローラ走行装置。 前記コイルスプリング9群は周方向において
    強さの異なるものを相互に組合わせて配列して
    ある実用新案登録請求の範囲第項に記載のク
    ローラ走行装置。
JP9577281U 1981-06-26 1981-06-26 クロ−ラ走行装置 Granted JPS5882U (ja)

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JP9577281U JPS5882U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 クロ−ラ走行装置

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JP9577281U JPS5882U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 クロ−ラ走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5882U JPS5882U (ja) 1983-01-05
JPS626939Y2 true JPS626939Y2 (ja) 1987-02-18

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ID=29890664

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JP9577281U Granted JPS5882U (ja) 1981-06-26 1981-06-26 クロ−ラ走行装置

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JPS6115682U (ja) * 1984-07-04 1986-01-29 福山ゴム工業株式会社 ゴムクロ−ラ

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JPS5882U (ja) 1983-01-05

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