JPS6268597A - スケ−ル防止剤 - Google Patents

スケ−ル防止剤

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JPS6268597A
JPS6268597A JP20537385A JP20537385A JPS6268597A JP S6268597 A JPS6268597 A JP S6268597A JP 20537385 A JP20537385 A JP 20537385A JP 20537385 A JP20537385 A JP 20537385A JP S6268597 A JPS6268597 A JP S6268597A
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Naotake Shioji
尚武 塩路
Masazumi Sasabe
昌純 笹部
Teruaki Fujiwara
藤原 晃明
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスケール防止剤に関するものである。詳しくは
ボイラー、凝縮器、熱交換器、ガス洗浄塔、地熱発電用
等に用いられるスケール防止剤に関するものである。
ボイラー、凝縮器、熱交換器などの伝熱面、ガス洗浄塔
の充填物表面や配管等には、補給水、冷却水、捕集水中
に存在するカルシウム、マグネシウム等の陽イオン、炭
酸イオン、重炭酸イオン、亜硫酸イオン、硫酸イオン等
の陰イオンのほか、場合により防蝕剤に起因する亜鉛イ
オンやリン酸イオンが析出し、スケールを生成しやすい
。特に高Cam度高pl−1の冷媒いわゆるブラインを
使用する系でこの現象が著しい。このようなスケールの
付着は伝熱効率の低下や流通抵抗の増大に起因する運転
コストの増大のみならず、温度計やl) l−1計など
の各種計器のセンサーへのスケール付着に起因覆る指示
値の異常や応答速度の遅れをまねく。また、局部的な腐
蝕等により正常な運転の継続が困難となる。付着したス
ケールは硬質で剥離が容易でないため、運転の停止、ス
ケール除去等に要するコストもまた多大となる。
従来、このようなスケール付着を防止する目的でリグニ
ン系化合物、リン系化合物、ポリ(メタ)アクリルM塩
等がスケール防止剤として使用されている。しかし、リ
グニン系化合物は品質が一定でなく、リン系化合物は前
述したように防蝕剤として添加されたものも含めて加水
分解されたリン酸イオンが高濃縮時にはスケール成分と
なり、さらにブロー水中に含まれて系外の湖沼や内海な
どの閉鎖水系へ放出されればアオコや赤潮などの重大な
公害の原因となる。
ポリ(メタ)アクリル酸塩は、これら従来用いられてい
るスケール防止剤の中で最も良い評価は得て来ているが
、高濃縮時にはやはり亜鉛系、リン系等のスケールを発
生しやすい。
これらの上記欠点を改良するため例えば特開昭51−1
46341号、特開昭59−25809号、特開昭59
−196799号などに水酸基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体を使用した共重合体が提案されて
いるが、これらの共重合体はエステル結合を有するため
加水分解を受は易く、従って、例えば70℃を越える冷
却水系、ボイラー、地熱発電用などの比較的温度の高い
系への使用は不適であった。
また、特開昭59−102496号にはC5不飽和アル
コールの使用が提案されており、比較的よい評価が得ら
れているが、亜鉛、リンなどのスケール成分の濃度が高
い水質に弱いという欠点があった。
また、特公昭57−39?+6号、特開昭56−111
098号、特開昭57−84794号、特開昭57−1
19896号、特開昭57−126810号、特開昭5
7−144094号、特開昭57−202311号、特
開昭59−391号、特開昭59−12798号、特開
昭59−12908号、特開昭59−176312号、
特開昭59−22698号などにアリルアルコールある
いはアリルアルコールにエチレンオキサイドやプロピレ
ンオキサイドを付加した不飽和アルコール系中母体の使
用が提案されているが、これらの単量体は基本骨格がア
リル基であるため不飽和モノッJルボン酸および/また
は不飽和ジカルボン酸との共重合性が充分でなく、スケ
ール防止剤として使用した場合、比較的多聞の添加量を
必要とし好ましくなかった。
本発明者等はこのような現状に鑑みて鋭意研究した結果
、特定のアルコールにアルキレンオキサイドを付加して
冑だ不飽和アルコール系中母体が不飽和モノカルボン酸
および/または不飽和ジカルボン酸との共重合性に極め
て優れており、また、共重合して得られる共重合体は加
水分解を受けにりく、上記公知の(共)重合体よりスケ
ール防止性能が格段に優れていることを見い出し、本発
明を完成させた。
即ら本発明は、 一般式 %式% (但し式中、A 及びA2はそれぞれ独立に水素、メチ
ル基又は−COOX2を表わし且つA1及びA は同時
に−coox  となることはなく、A3は水素、メチ
ル基又は−CR2C00X  を表わし且)A31fi
−CH2coox  の場合にはA 及びA2はそれぞ
れ独立に水素又はメチル基を表わし、×1、×2及びX
 はそれぞれ独立に又は−緒に水素、1(illi金属
、2 +ili金居、アンモニウム基又は有機アミン基
を表わす。) で示される不飽和カルボン酸系単量体(1)から選ばれ
る1種又は2種以上、 一般式 (但し式中、R1及びRはそれぞれ独立に水素又はメチ
ル基を表わし且つR1及びR2は何時にメチル是となる
ことはなく、Rは−C1」 2 −、−(Cト12  
) 2 − 又 は −C(CR3)2−を表わし■つ
R,R2及びR3申の合計炭素数は3であり、Yは炭素
数2〜3のフルキレン基を表わし、nは1〜100の整
数である。) で示される不飽和アルコール系単量体(II)から選ば
れる1g!又は28i以上 及び これらの単量体と共重合可能な単量体<III)を、不
飽和カルボン酸系単量体(I)40〜99,5モル%、 不飽和アルコール系単量体(I[) 0.5〜60モル
%及びqiT体<lI[)○〜40+ニル%(但し、(
丁)、(■)及び(1)の合計は100モル%である。
)の比率で用いて導かれた共重合体(A)を主成分とす
るスケール防止剤に関するものである。
本発明に用いられる前記一般式で示される不飽和カルボ
ン酸系単量体(I)としては、例えば、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、シトラコン酸あるいはそれ等の酸の1価金属、
2価金属、アンモニア、有機アミンによる部分中和物も
しくは完全中和物があげられる。1価金属としてはナト
リウムカリウム等があげられ、2価金属としては、カル
シウム、マグネシウム、亜鉛等があげられる。また、有
機アミンとしてはモノメチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン
、トリエチルアミン等のアルキルアミン類;モノエタノ
ールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モノイソプロパツールアミン、ジメチルエタノール
アミン等のアルカノールアミン とができる。
また、前記一般式で示される不飽和アルコール系単量体
<ff)としては、例えば3−メチル−3−ブテン−1
−オール、3〜メチル−2−ブテン−1−オール、2−
メチル−3−ブテン−2−オール等の不飽和アルコール
1モルに対してエチレンオキサイドおよび/またはプロ
ピレンオキサイドを1〜100モル付加した化合物をあ
げることができる。エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイドの種類は7種類でも2種類でもよく、また、多
種類を付加する場合、その結合順序に制限はない。
アルキレンオキサイドの付加モル数が0モルの場合本発
明の効果が充分でなく、また、100モルを越えて多聞
としても効果の向上が見られず、逆に多テの添加伍を必
要として、好ましくない。
11間体(Dr)は、必要に応じて不飽和カルボン酸系
単車体(1)、不飽和アルコール系単車体(II)及び
単量体(I[[>の合s1に対して、得られる共重合体
(A>が水溶性となる範囲で、40モル%以下の母で用
いられるものであるが、そのような単量体(I[[)と
しては例えば、スチレン;スヂレンスルホンM:FiV
酸ビニル:(メタ〉アクリロニトリル; くメタ)アク
リルアミド:メチル(メタ)アクリレート:エチル(メ
タ)アクリレート:ブチル(メタ)アクリレート;2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート:ジエチルアミノエチル(
メタ)アクリレート;アリルアルコール:3−メチル−
3−ブテン−1−オール:3−メチル−2−ブテン−1
−オール;2−メチル−3−プテンー2−オール;3−
(メタ)アクリロキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン
:3−(メタ)アクリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オキ
シエチレンエーテルプロパン:3−(メタ)アクリロキ
シ−1゜2−ジ(ポリ)オキシプロピレンエーテルプロ
パン;3−(メタ)アクリロキシ−1,2−ジヒドロキ
シプロパンホスフェート及びその1価金属塩、2価金属
塩、アンモニウム塩、有1アミン塩または炭素数1〜4
のアルキル基のモノもしくはジエステル;3−(メタ)
アクリロキシ−1,2−ジヒドロキシプロパンナルフェ
ート及びその1fi[Ii金属塩、2111Ii金属塩
、アンモニウム塩、有機アミン塩または炭素数1〜4の
アルキル基のエステル;3−(メタ)アクリロキシ−2
−ヒドロキシプロパンスルボン酸及びその1価金属塩、
2価金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩または炭素
数1〜4のアルキル基のエステル;3−(メタ)アクリ
ロキシ−2−(ポリ)オキシエチレンエーテルプロパン
スルホン酸及びその1filli金属塩、2価金属塩、
アンモニウム塩、有機アミン塩または炭素数1〜4のア
ルキル基のエステル;3−(メタ)アクリロキシ−2−
(ポリ)オキシプロピレンエーテルプロパンスルホン酸
及びその1(illi金属塩、2価金属塩、アンモニウ
ム塩、有償アミン塩または炭素数1〜4のアルキル基の
エステル:3−アリロキシプロパン−1,2−ジオール
;3−アリロキシプロパン−1,2−ジオールホスフェ
ート;3−アリロキシプロパン−1,2−ジオールスル
ホネート:3−アリロキシプロパン−1,2−ジオール
サルフェート:3−アリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オ
キシエチレンエーテルプロパン:3−アリロキシ−1,
2−ジ(ポリ)オキシエチレンエーテルプロパンホスフ
ェート;3−アリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オキシエ
チレンエーテルプロパンスルホネート;3−アリロキシ
−1,2−ジ(ポリ)オキシプロピレンエーテルプロパ
ン:3−アリロキシ−1,2−ジ(ポリ)オキシプロピ
レンエーテルプロパンホスフェート;3−アリロキシ−
1,2−ジ(ポリ)オキシプロピレンエーテルプロパン
スルホネート:6−アリロキシヘキサン−1,2,3,
4,5−ペンタオール;6=アリロキシヘキサン−1,
2゜34.5〜ペンタオールホスフェート:6−アリロ
キシヘキサンー 1.2,3,4.5−ペンタオールス
ルホネー1へ;6−アリロキシ−L 2.3.4.5−
ペンタ(ポリ)オキシ■ヂレンエーテルヘキサン;6−
アリロキシ−1,2,3,4,5−ペンタ(ポリ)オキ
シプロピレンエーテルヘキサン:3−アリロキシ−2−
ヒドロキシプロパンスルホン酸及びその1価金属塩、2
価金属塩、アンモニウム塩もしくは有機アミン塩、又は
これ等の化合物のリン酸エステルもしくは@酸エステル
及びそれ等の1 (lli金属塩、2価金属塩、アンモ
ニウム塩又は有機アミン塩:3−アリロキシ−2−(ポ
リ)オキシエチレンプロパンスルホン酸及びその1fi
l[i金属塩、2価金属塩、アンモニウム塩もしくは有
機アミン塩、又はこれ等の化合物のリン酸エステルbt
、<は硫Mエステル及びそれ等の1価金属塩、2fil
li金属塩、アンモニウム塩又は有機アミン塩;3−ア
リロキシ−2−(ポリ)オキシプロピレンプロパンスル
ホン酸及びその1師金屈塩、2価金属塩、アンしニウム
塩もしくは有機アミン塩、又はこ机等の化合物のリン酸
エステルもしくは硫酸1スプル及びそれ等の1価金H塩
、2価金属塩、アンモニウム塩又は有機アミン塩:など
をあげることができる。
不飽和カルボン酸系単量体(I)及び不飽和アルコール
系単量体(II)の使用量は、不飽和カルボン酸系単量
体(T)、不飽和アルコール系tli fii体(I[
)及び!i!ffi体(III)の合計に対して、それ
ぞれ40〜99.5モル%、0.5〜60モル%とする
ことができる。
不飽和カルボン酸系単量体(1)、不飽和アルコール系
単量体(■)のいずれが上記の範囲をはずれても、本発
明の優れたスケール防止剤はjqられない。
不飽和カルボン酸系単量体(■)、不飽和アルコール系
単量体(If)及び単量体(I[[)から共重合体(^
)を得るには従来公知の方法によることができる。例え
ば、水、有機溶剤、あるいは水可溶性有機溶剤と水との
混合溶剤等の溶剤中での重合を挙げることができる。こ
の際、水媒体中での重合には重合開始剤として過硫酸塩
や過酸化水素等が用いられ、亜硫酸水素ナトリウムやア
スコルビン酸等の促進剤を併用することができる。有機
溶剤中での重合には重合開始剤としてアゾ系化合物や有
機過酸化物等が用いられ、アミン化合物等の促進剤を併
用することかできる。水可溶性有機溶剤と水との混合溶
剤中での重合には、上記の種々の重合開始剤あるいは重
合開始剤と促進剤との組合せの中から適宜選んで用いる
ことができる。
このようにして得られた共重合体(^)はそのままでも
本発明のスケール防止剤として用いられるが、必要によ
り更にアルカリ性物質で中和して用いることもできる。
このようなアルカリ性物質としては1価金属及び2価金
属の水酸化物、塩化物、炭酸塩及び重炭酸塩:アンモニ
ア;右はアミン等をあげることができる。
本発明のスケール防止剤としては、共重合体(A)単独
で使用しても充分効果があるが、当技術分野で用いられ
る他の添加剤と併用することもできる。例えば、モリブ
デン系などの無リン防触剤と組合わせて無リンの水処理
剤組成物とすることができる。また必要に応じてスライ
ム防止剤やキレート剤との併用も可能である。
本発明のスケール防止剤は、たとえば、循環水中の濃度
が一定となるように定量注入または間欠注入するなど、
通常のスケール防止剤と同様の方法で使用することがで
き、その添加量は一般に1〜501)I)fflで充分
な効果が認められる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの例だけに限定されるものではない。尚、
例中特にことわりのない限り%は重量%を表わずものと
する。
参考例1 還流冷FA器を備えた容ff11.5j!の5ツロ丸底
フラスコにイオン交換水451gを仕込み75℃に冒温
した後、攪拌しながら40%アクリル酸アンモニウム水
11195!J 、80%アクリル酸水溶液33fl 
、3−メチル−3−ブテン−1−オールにエチレンオキ
サイドを5モル付加した不飽和アルコール(以下、I 
EO−5と称す。)の50%水溶液191Q及び3%過
硫酸アンモニウム水溶液130gを各々別々の滴下ノズ
ルより滴下した。なお、滴下時間は過硫酸アンモニウム
水溶液は150分とし、他は120分どした。過硫酸ア
ンモニウム水溶液滴下終了後、100℃で30分間共重
合反応を継続した後、冷却し28%アンモニア水20(
+を加えて中和し、共重合体(1)の水溶液をy7た。
GPC分析より、得られた共重合体(1)は数平均分子
ff122000で、未反応アクリル酸系単母体(アク
リル耐アンモニウム含む)は0、3 モル%(対仕込吊
)、未反応r E O−5ハ2゜8モル%(対仕込は)
であった。
参考例2 参考例1で使用した反応容器に3−メチル−3−ブテン
−1−オールにエチレンオキサイドを10モル付加した
不飽和アルコール(以下、IEO−10と称す。)49
2g及びイオン交換水1649を仕込んだ。窒素置換後
95℃に芹温し、そこへイオン交換水177gに無水マ
レイン酸91.6Q及び過硫酸アンモニウム9.34 
CIを溶解した溶液を120分で滴下した。該溶液の滴
下終了後、同温度にて7%過硫酸アンモニウム水溶液6
7(]を60分で滴下し、重合を完結させた。次いで、
冷却し得られた重合反応生成物を400CJ分取し、イ
オン交換水400Qを加え、攪拌下に48%水酸化ナト
リウム水溶液60りを用いて中和し、共重合体(2)の
水溶液を得た。GPC分析より、得られた共重合体(2
)は数平均分子ff14300で、未反応上ツマ−は全
く検出できなかった。
参考例3 参考例1で使用した反応容器にイオン交換水218gを
仕込み、100℃に昇温した後、攪拌しながら37%メ
タクリル酸ナトリウム水溶液447g、10%α−クロ
トン酸ナトリウム水溶液155g、3−メチル−2−ブ
テン−1−オールにプロピレンオキサイドを5モル付加
した不飽和アルコール(以下、PP0−5と称す。)の
50%水溶液38.4 g及び3%過硫酸アンモニウム
水溶液142gを各々別々の滴下ノズルより120分で
滴下した。滴下終了後、同温度でざらに30分間共重合
反応を継続した侵、冷却して共重合体(3)の水溶液を
得た。GPC分析より、1!?られた共重合体(3)は
数平均分子ff14000で、未反応メタクリル酸すl
−リウムは0.2%(対仕込伍)、未反応α−クロトン
酸ナトリウムは0.4%(対仕込聞)であったが、未反
応PP○−5は全(検出されなかった。
参考例4 参考例1で使用した反応容器に3−メチル−3−ブテン
−1−オールにプロピレンオキサイドを20モル次にエ
チレンオキサイドを40モル付加した不飽和アルコール
(以下、IPOEO−2040と称す。)665g、フ
マール酸12.8 !II及びイオン交換水214qを
仕込んだ。窒素置換後700℃に昇温し、そこへ34%
無水マレイン酸水溶液63゜8g及び10%過硫酸アン
モニウム水溶液27,6gを120分で滴下した。滴下
終了後、同温度にて10%過FaMアンモニウム水溶液
165gを60分で滴下し、重合を完結させた。次いで
、冷UI L itられた重合反応生成物を400g分
取し、イオン交換水400gを加え、攪拌下に48%水
酸化ナトリウム水溶液20gを用いて中和し、共重合体
(4)の水溶液を(qた。GPC分析より、得られた共
重合体(4)は数平均分子ff16800で、未反応フ
マール酸が3モル%(対仕込闇)検出されたが未反応マ
レイン酸及び未反応rPOEo−2040は全く検出さ
れなかった。
参考例5 参考例1で使用した反応容器に2−メチル−3−ブテン
−2−オールにエチレンオキサイドを30モル次にプロ
ごレンオキサイドを5モル付加した不飽和アルコール(
以下、BEOP○−305と称す。)593G 、イタ
コン酸22.8 (+及びイオン交換水2149を仕込
んだ。窒素置換後100°Cに胃温し、そこへ34%無
水マレイン酸水溶液100.7(]及び10%過ti酸
7ンモニウム水溶液43、6 (]を120分で滴下し
た。滴下終了後、同温度にて10%過W11酸アンモニ
ウム水溶液26.29を60分で滴下し、重合を完結さ
せた。次いで、冷却し得られた反応生成物を400(]
9分し、イオン交換水400gを加え、攪拌下に48%
水酸化ナトリ・クム水溶液33gを用いて中和し、共重
合体(5)の水溶液を寿だ。GPC分析により、得られ
た共重合体(5)は数平均分子ff16400で、未反
応マレイン酸が1.5モル%(対仕込岱)、未反応イタ
コン酸が2モル%(対仕込用)検出されたが、未反応B
EOPO−305は全く検出されなかった。
比較参考例1 参考例1で用いた50%IEO−5水溶液191gの代
りに3−メチル−3−ブテン−1−オール26、8 (
J及び水164gを用いた他は参考例1と全く同様にし
て、数平均分子ff13900の比較共重合体(1)を
17だ。未反応アクリル酸系単4体は0.7%(対仕込
吊)、未反応3−メチル−3−ブテン−1−オールは3
.5モル%(対仕込7H)であった。
比較参考例2 参考例2で用いたI[Eo=10,492CIの代りに
アリルアルコールにエチレンオキサイドを10モル付加
した不飽和アルコール(以下、AEO−10と称す。)
466(+を用い、初期仕込みのイオン交換水164g
の代りにイオン交換水1909を用いた他は参考例2と
全く同様にして、数平均分子f12700の比較共重合
体(2)を得た。未反応マレイン酸は7.3モル%(対
仕込吊)、未反応AEO−10は8.4モル%(対仕込
吊)であった。
比較参考例3 参考例2で用いたIEO−10,492gの代りにグリ
セロールモノアリルエーテルにエチレンオキサイドを1
0モル付加した不飽和アルコール(JJ、下、GEO−
10と称す。)535(+を用い、初期仕込みのイオン
交換水1649の代りにイオン交換水1219を用いた
他は参考例2と全く同様にして、数平均分子量2200
の比較共重合体(3)をWだ。未反応マレイン酸は10
モル%(対什込潰)、未反応GEO−10は12モル%
(対仕込吊)であった。
比較参考例4 参考例1で初期仕込のイオン交換水451gを460g
とし、50%IEO−5水溶液191gの代りにアクリ
ル酸にエチレンオキサイドを5モル付加した不飽和アル
コール(以下、AAEO−5と称す。)の50%水溶液
182gを用いた他は参考例1と全く同様にして、数平
均分子ff15400の比較共重合体(4)を得た。未
反応アクリル酸系型吊体は0.4モル%(対仕込吊)、
未反応△AE○−5は3.2モル%(対仕込借)であっ
た。
比較参考例5 参考例4で用いたIPOEO−2040,665gの代
りにメタクリル酸にプロピレンオキサイドを20モル次
にエチレンオキサイドを40モル付加した不飽和アルコ
ール(以下、M P OE O−2040と称す。>6
65(]を用いた他は参考例4と全く同様にして重合反
応させた。
しかし、未反応マレイン酸は85Tニル%(対什込吊)
、未反応フマール酸は93モル%(対仕込吊)、未反応
MPOEO−2040は33モル%(対仕込最)で極め
て共重合性が悪かっtこ。
実施例 1 容fi300dのガラス製三角フラスコに下記(注)の
被処理液135g及びスケール防止剤として参考例1で
得られた共重合体(1)の0.015%水溶液15gを
加え、還流冷W器を付けた後、予め110±2℃に調整
されたオイルバスにて3.5時間熱処理した。次いで冷
却後、0.45μメンブランフィルタ−でン濾過してス
ケールを除去し、ン戸液のCa硬度をJIS  K  
0101記1戒の方法により測定し、次式により炭酸カ
ルシウムスケール抑制率を算出した。結果を第1表に示
した。
(注)被処理液 炭酸カルシウム1.1113に水を加えて全量を500
0vとし、炭酸ガスを吹き込み溶解した水溶液 炭酸カルシウムスケール抑制率− 八:熱処理前のCa硬度(= 200 ppm)Bニス
ケール防止剤無添加試験後の が液中のCa硬度(=24I)Ilm)Cニスケール防
止剤添加試験後の ン戸液中のCa硬度(ppm) 実施例 2〜5 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに参考例2
〜5で1qられた共重合体(2)〜(5)のそれぞれを
使用した他は実施例1と全く同様にして、スケール抑制
率を算出した。結果を第1表に示した。
比較例 1へ・4 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに比較参考
例1〜4で得られた比較共重合体(1)〜(4)のそれ
ぞれを使用した他は実施例1と全く同様にして、スケー
ル抑制率を算出した。結果を第1表に示した。
比較例 5 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに市販のポ
リアクリル酸ナトリウム(平均分子間4000)を使用
した他は実施例1と全く同様にして、スケール抑制率を
算出した。結果を第1表に示した。
比較例 6 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに市販のポ
リマレイン酸ナトリウム(平均分子間ヰ000)を使用
した他は実施例1と全く同様にして、スケール抑Ir1
l率を口出した。結果を第1表に示した。
第     1     表 実施例 6 容a 225 meのガラスびんにイオン交換水155
9およσスケール防出剤としての参考例1で得られた共
重合体(1)の0.02%水溶液5gを入れ、ざらに0
.168%炭酸水素ナトリウム水溶液10(]、0.0
192%塩化亜鉛水溶液10geよび0.29%塩化カ
ルシウム2水塩水溶液10(1を入れ、水酸化ナトリウ
ムにてl)Hを9に調整した後、イオン交換水を加えて
全旦を200gとした。得られた過飽和水溶液を密栓し
た後、予め70℃に調整されたウォーターバスに28時
間浸漬した。次いで冷却後、0.1μメンブランフィル
タ−で濾過してスケールを除去し、炉液中の亜鉛濃度を
JIS  K  0101記載の方法により測定し、次
式により亜鉛スケール抑制率を算出した。結果を第2表
に示した。
×:熱処理前の四鎗Jコ度 (=4.6ppm)Yニス
ケール防止剤無添加試験後の γ戸液中の亜鉛濃度  (=0.1ppm)Zニスケー
ル防止剤添加試験後の と戸液中の亜鉛濃度  (ppm) 実施例 7〜10 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに参考例2
〜5で得られた共重合体(2)〜(5)のそれぞれを使
用しIζ仙は実施例6と全く同様にして、スケール抑制
率を算出した。結果を第2表に示した。
比較例 7〜10 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに比較参考
例1〜4で得られた比較共重合体(1)〜(4)のそれ
ぞれを使用した伯は実施例6と全く同様にして、スケー
ル抑制率を算出した。結果を第2表に示した。
比較例 11 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに市販のポ
リアクリル酸すj〜タリウム平均分子5)4、 OOO
)を使用した他は実施例6と全く同様にして、スケール
抑制率を算出した。結果を第2表に示した。
比較例 12 スケール防止剤として共重合体(1)の代りに市販のポ
リマレイン酸ナトリウム(平均分子量1、 OOO)を
使用した他は実施例6と全く同様にして、スケール抑制
率を算出した。結果を第2表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中、A^1及びA^2はそれぞれ独立に水素、
    メチル基又は−COOX^2を表わし且つA^1及びA
    ^2は同時に−COOX^2となることはなく、 A^3は水素、メチル基又は−CH_2COOX^3を
    表わし且つA^3が−CH_2COOX^3の場合には
    A^1及びA^2はそれぞれ独立に水素又はメチル基を
    表わし、 X^1、X^2及びX^3はそれぞれ独立に又は一緒に
    水素、1価金属、2価金属、アンモニウム基又は有機ア
    ミン基を表わす。) で示される不飽和カルボン酸系単量体( I )から選ば
    れる1種又は2種以上、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し式中、R^1及びR^2はそれぞれ独立に水素又
    はメチル基を表わし且つR^1及びR^2は同時にメチ
    ル基となることはなく、 R^3は−CH_2−、−(CH_2)_2−又は−C
    (CH_3)_2−を表わし且つR^1、R^2及びR
    ^3中の合計炭素数は3であり、 Yは炭素数2〜3のアルキレン基を表わし、nは1〜1
    00の整数である。) で示される不飽和アルコール系単量体(II)から選ばれ
    る1種又は2種以上 及び これらの単量体と共重合可能な単量体(III)を、不飽
    和カルボン酸系単量体( I )40〜99.5モル%、 不飽和アルコール系単量体(II)0.5〜60モル%及
    び単量体(III)0〜40モル%(但し、( I )、(I
    I)及び(III)の合計は100モル%である。)の比率
    で用いて導かれた共重合体(A)を主成分とするスケー
    ル防止剤。
JP20537385A 1985-09-19 1985-09-19 スケ−ル防止剤 Granted JPS6268597A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189586A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Nippon Shokubai Co Ltd カルボキシル基含有共重合体およびその製造方法
JP2016064382A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 株式会社日本触媒 地熱発電用スケール防止剤

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JP2013189586A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Nippon Shokubai Co Ltd カルボキシル基含有共重合体およびその製造方法
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