JPS6262347B2 - - Google Patents

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JPS6262347B2
JPS6262347B2 JP53103043A JP10304378A JPS6262347B2 JP S6262347 B2 JPS6262347 B2 JP S6262347B2 JP 53103043 A JP53103043 A JP 53103043A JP 10304378 A JP10304378 A JP 10304378A JP S6262347 B2 JPS6262347 B2 JP S6262347B2
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JP
Japan
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turned
copy
key
drum
signal
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Application number
JP53103043A
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English (en)
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JPS5529863A (en
Inventor
Tsuneki Inuzuka
Koichi Murakami
Kenji Kurita
Hisashi Sakamaki
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10304378A priority Critical patent/JPS5529863A/ja
Publication of JPS5529863A publication Critical patent/JPS5529863A/ja
Publication of JPS6262347B2 publication Critical patent/JPS6262347B2/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカツトシートに像形成する複写機、記
録機等の像形成装置に関する。
従来カツトシートを収納した複数のカセツトを
有する複写機においてカセツトの選択をせずに複
写実行すると不適当なサイズにコピーしてしまう
ことがあり、紙の損失と時間のロスを招くことが
しばしばである。かといつてカセツトの各々にい
かなる紙が収納されているかを見極めそうした後
コピー動作に入るには、とくに急を要していると
き、全くの手間、暇をかけてしまうものである。
この不都合を除去すべくサイズ入力によりカセ
ツトを選択せしめるものがあるが(実開昭53−
103734号)、カセツトサイズの種類が増えるとそ
れに応じて選択キーを増やす必要を生じるだけで
なく、常にサイズ入力の動作が必要となり、操作
がやつかいになる。
本発明は、できるだけ収納部の選択入力操作を
軽減すべく、シートを多数収納する複数の収納手
段と、上記収納手段の内1つを選択するための選
択キーと、選択された収納手段から給送されるシ
ートに像形成処理を実行する手段と、上記選択キ
ーによる上記収納手段選択のためのデータを記憶
するメモリと、手動により直接装置電源をオンオ
フ制御するための第1スイツチ手段と、筐体を開
閉することにより装置の一部の通電を制御するた
めの第2スイツチ手段と、上記第1スイツチ手段
による電源制御の動作により、上記メモリに所定
段の収納手段を選択するための特定データをセツ
トせしめる手段と、上記第2スイツチ手段による
通電制御の動作に関係なく、上記メモリに記憶さ
れた収納手段選択のためのデータを保持せしめる
手段とを有し、上記メモリのデータに基ずいて上
記収納手段を選択せしめる像形成装置にある。こ
れにより、メインスイツチのオンによる電源投入
により使用頻度の高い所定の給紙段を自動選択す
るので、オペレータによる選択指定をすることな
く像形成を開始でき、他方ジヤム処理等の為に筐
体ドアを開いて装置の一部をオフしても次に再開
するとき以前の段のままで再開でき、段の再指定
をする必要がなく再開できる。
本発明の1つの特徴は上下二段のカセツト台を
持ち、常時二種類(又は同じカセツトふたつ)の
カセツトがセツトできる。上下カセツト台の選択
は、操作パネル上の選択キーによつてワンタツチ
ででき、セツトされているカセツトサイズが上下
共に操作パネル上に表示する。
又他の特徴は使い易さを考慮して、コピー操作
に必要な情報や操作は、右手前の操作パネルに集
中配置されている。しかもパネルにはタツチセン
サーを採用し、軽くタツチするだけで操作を可能
にする。
又転写式複写機に、ローラ現像方式を採用し、
ラインコピー、ソリツドコピーの両面で忠実な再
現性を確保する。
又画像形成プロセス上でもつとも重要なフアク
ターである感光ドラム表面電位を電位センサーで
検知し、規定外のときは、すみやかに復帰させ、
常に一定のコントラストを保証する自動制御回路
が設けられている。
又スタンバイ中、駆動部分の回転を停止させ、
又駆動伝達にはタイミングベルトを採用して、機
械から発生する音を低減させる。
又電気制御の心蔵部にワンチツプマイクロコン
ピユータを採用し、回路の集積化、信頼性の向上
を計るとともに、自己診断機能をもたせ、トラブ
ル発生時のフエイルセーフ機能を有する。
第1図は本発明による複写機の斜視図である。
図中1はコピー済み用紙を収納するトレイ、2は
本体上カバー、3は本体後カバー、4は開閉可能
な本体上左ドア、5は原稿カバー、6は操作カバ
ー、7は右カバー、8は操作部パネル、9は本体
の大部分に電力供給する電源スイツチ、10,1
1は転写紙を格納した本体と着脱可能な上段、下
段カセツト、12は運搬用ハンドル、13はキー
カウンタ用ソケツト、14は開閉可能な前ドアで
ある。
第2図は第1図の操作部8の平面図である。図
中28,29は下段、上段カセツトを選択するた
めのキー、30はコピー濃度をセツトするための
スライドレバーで5の位置が標準濃度である。3
1はコピー数をセツトするための数値キー、32
はその数値をキヤンセルするためのクリアキー、
33はキー31によるセツト数のコピー完了前に
別の数のコピーを実行するための割込みキー、3
4はコピー開始を指令するためのコピーキー、3
5はセツト数の連続コピー中にコピー動作を中止
するためのストツプキーであり、これらのキーは
フラツトタイプのタツチセンサーを用いているの
で、操作が極めて容易となる。尚コピーキーは90
±50gr.その他のキーは120±50gr.の押圧でスイ
ツチ動作し押圧がなくなると復帰する。
15〜21は本体からの警告表示器で全て絵文
字で表示される。
15は紙送り点検表示器でコピー用紙が機内で
詰つたとき、原稿照明ランプが異常点灯したと
き、光学ミラーレール下のホールICから信号が
発生しなかつたときに点灯する。
16は紙/カセツト補給表示器で選択されてい
るカセツト台にカセツトが入つていないとき、あ
るいはそのカセツト台にセツトしているカセツト
内の紙がなくなつたとき点灯する。
17は補充液補給表示器で現像器内の現像液が
規定量以下になると点灯する。
18はトナー補給表示器で現像器内の現像液中
のトナー濃度が規定以下にもかかわらずトナー補
給がされなくなると(トナーボルトが空になつた
場合)点灯しはじめる。
19はキーカウンタ点検表示器でキーカウンタ
が本体のソケツトに挿入されていないとき点灯す
る。20はウエイト/コピー中表示器でこの表示
は(1)電源スイツチを入れたとき、定着ヒータの温
度が規定値より低いと点滅して表示、(2)コピース
タートキーを押してから最終コピーの露光終了ま
で点灯しているので、原稿交換のタイミングが容
易に判る。
22はコピー枚数セツト表示器でテンキーで希
望枚数をセツトすると、そのセツト枚数が7セグ
メントで表示される。一度に1〜99枚までセツト
できる。コピー終了後30秒径過すると、又はクリ
アキーをオンするとセツト枚数は、自動的に01に
もどる。
23はコピー枚数表示器でコピー動作が開始す
ると、コピーごとに、カウントが表示され、セツ
ト枚数と一致するまで加算表示される。
21は割込み表示器で割込みキーを押したとき
点灯し、割込みコピー終了後消灯する。
24,25は上・下カセツトサイズ表示器で上
段、下段ともにセツトされているカセツトのサイ
ズを表示する。この表示で、上段、下段のカセツ
トサイズが同時に判る。
26,27はキー28,29がオンした方(カ
セツト段)を表示する。
第3図は第1図の複写機の断面図であり、第1
図、第2図を参照しつつ、構造及び動作を説明す
る。
ドラム47の表面は、CdS光導電体を用いた三
層構成のシームレス感光体より成り、軸上に回動
可能に軸支され、コピーキーのオンにより作動す
るメインモータ71により矢印の方向に回転を開
始する。
ドラム47が所定角度回転すると、原稿台ガラ
ス54上に置かれた原稿は、第1走査ミラー44
と一体に構成された照明ランプ46で照射され、
その反射光は、第1走査ミラー44及び第2走査
ミラー53で走査される。第1走査ミラー44と
第2走査ミラー53は1:1/2の速比で動くこと
によりレンズ52の前方の光路長が常に一定に保
たれたまま原稿の走査が行なわれる。
上記の反射光像はレンズ52、第3ミラー21
を経た後、露光部で、ドラム47上に結像する。
ドラム47は、前露光ランプ50と前AC帯電
器51により同時除電されその後一次帯電器51
によりコロナ帯電(例えば+)される。その後ド
ラム47は前記露光部で、照明ランプ46により
照射された像がスリツト露光される。
それと同時に、AC又は一次と逆極性(例えば
−)のコロナ除電を除電器69で行ない、その後
更に全面露光ランプ68による表面均一露光によ
り、ドラム47上に高コントラストの静電潜像を
形成する。感光ドラム47上の静電潜像は、次に
現像器62の現像ローラ65により、液体現像さ
れトナー現像として可視化され、トナー像は前転
写帯電器61により転写易くされる。
上段カセツト10、もしくは下段カセツト11
内の転写紙は、給紙ローラ59により機内に送ら
れ、レジスタローラ60で正確なタイミングをと
つて、感光ドラム47方向に送られ、潜像先端と
紙の先端とを転写部で一致させることができる。
次いで、転写帯電器42とドラム47の間を転
写紙が通る間に転写紙上にドラム47上のトナー
像が転写される。
転写終了後、転写紙は分離ローラ43によりド
ラム47より分離され、搬送ローラ41に送ら
れ、熱板38と押えローラ40,41との間に導
かれて、加圧、加熱により定着され、その後排出
ローラ37により紙検出用ローラ36を介してト
レー34へ排出される。
又転写機のドラム11は回転続行しクリーニン
グローラ48と弾性ブレード49で構成されたク
リーニング装置で、その表面を清掃し、次サイク
ルへ進む。
上記コピーサイクルに先立つて実行するサイク
ルとして、電源スイツチ9の投入後ドラム47を
停止したままクリーニングブレード49に現像液
を注ぐステツプがある。以下プリウエツトと称
す。これはクリーニングブレード49付近に蓄積
しているトナーを流し出すとともに、ブレード4
9とドラム47の接触面に潤滑を与えるためであ
る。又プリウエツト時間(4秒)後ドラム47を
回転させ、前露光ランプ50や前AC除電器51
等によりドラム47の残留電荷やメモリを消去
し、ドラム表面をクリーニングローラ48、クリ
ーニングブレード49によりクリーニングするス
テツプがある。以下前回転と称す。これはドラム
47の感度を適正にするとともにクリーンな面に
像形成するためである。上記プリウエツトの時
間、前回転の時間(数)は種々の条件により自動
的に変化する(後述)。
又数キー31によりセツトされた数のコピーサ
イクルが終了した後のサイクルとして、ドラム4
7を数回転させAC帯電器69等によりドラムの
残留電荷やメモリを除去し、ドラム表面をクリー
ニングするステツプがある。以下後回転と称す。
これはドラム47を静電的、物理的にクリーンに
して放置するためである。
又装置において45はガラス54の端部に設け
た標準白色板で、この反射光が現像ローラ65の
バイアス電圧の設定に関与する。
67はドラム中央部の表面電位を測定するため
にドラムに近接して設けた表面電位計で、カゴ型
回転体を回転して得られる交流波形により電位検
出し、所定値に比べて帯電器51,69の放電電
流、現像ローラ65のバイアス電圧を最適設定す
るためのものである。回転体を回転するモータを
有する。
56は機内を冷却するためのブロアで、プロセ
スシーケンスとあいまつた制御作動をする。
57,58は上段、下段の各カセツトにおける
紙の有無を検出するためのランプとCdSである。
又図示しないが本体の上左ドア4と前ドア14
の両方が閉じることによりオンするドアスイツチ
が設けられ、そのオフにより電源スイツチ9のオ
フしても遮断できない電源の1部もともに切る。
更に本体内部に残りの電源(中央制御部)も全て
遮断するためのサブスイツチを設ける。このサブ
スイツチは複写機電源コードをオフイスのコンセ
ントから引抜いたときと同じ機能を有する。本機
はこのドアスイツチ、電源スイツチの動作状態を
信号として制御回路に読込み制御処理上の条件と
する特徴を有している。
(光学系) 第4−1図は第3図の光学系の部分断面図であ
り、番号のものは第3図と同様である。図中l1
助走域、l2は有効助査域、l3はオーバラン域であ
り、通常は最大l1+l2で往動終了し復動工程に入
る(以下反転と称す)。HAL1は始動前の第1ミ
ラー停止位置に対応する所定位置に設けたホール
素子、HAL2,HAL3は第1ミラー往動パスの
中途に設けたホール素子、MS4は第1ミラーの
オーバラン域終端に設けたマイクロスイツチであ
る。HAL1〜3は、第1ミラーの移動に伴つて
その基台に設けたマグネツトがそこに近づくと作
動してハイレベルの信号を出力するものであり、
その信号は各、光学系の停止制御、給紙ローラ作
動と原稿照明ランプの点灯制御、レジストローラ
の作動制御の条件となる。MSは第1ミラーが所
定位置で反転しないとき、この位置で強制的にし
かも優先的に光学的の往動を停止させるものであ
る。それにより光学系制御部のトラブルにより光
学系が本体の他端に突進するのを防止し、機器の
破損をくい止めることができる。尚光学系の反転
位置はl2において3ケ所(A4サイズ、B4サイ
ズ、A3サイズに対応)であるが、これはメイン
モータ71の回転により発生するパルスを、第1
ミラーのHAL2を通過後、サイズ別に所定カウ
ントして復動制御させる位置に対応する。
(露光部) 第4−2図は第3図のブランクランプ70付近
の平面図である。
ブランク露光ランプ70−1〜70−5は、ド
ラム回転中で、露光時以外のとき点灯させ、ドラ
ム表面電荷を消去して、余分なトナーがドラムに
付着するのを防止している。ただし、ブランク露
光ランプ70−1は電位センサー35に対応する
ドラム面を照射するので、電位センサーで暗部電
位を測定するとき一瞬消している。またBサイズ
のコピーでは、画像領域がA4やA3サイズにくら
べ小さくなるので非画像領域に対し、ブランク露
光ランプ70−5を光学系前進中でも点灯させ
る。
ランプ70−0はシヤープカツトランプと称す
るもので、分離ガイド板43−1と接触している
ドラム部分に、光を照射し、その部分の電荷を完
全に消去して、トナーの付着を防ぎ、分離欠け幅
分を汚さぬようにしている。このシヤープカツト
ランプは、ドラム回転中、常時点灯している。
(現像器) 第5−1図は現像器の断面図、第5−2図は現
像ローラの断面図、第5−3図は現像ローラの斜
視図である。
図中100は現像ローラ65内の現像液を含む
導電性スポンジ、101はスポンジ100を被覆
した網状の絶縁物、102はスポンジ100で囲
まれた金属ローラで直流電源103によりバイア
ス電圧が印加される。105はリフレツシユロー
ラ、107は現像電極である。
現像ローラはスタンバイ中、現像液中につかつ
ている。コピーが始まると、ドラム表面と一定の
圧で接触し、ドラムの周速と同期して反時計方向
に回転をはじめる。まず、補助電極板104と現
像ローラ65との間に溜る現像液でエツジ現像が
行なわれる(aの領域)。つぎに、現像ローラ6
5がドラム表面と圧接していることによつて、現
像ローラのスポンジ100から浸み出した現像液
で近接電界現像が行なわれる(bの領域)。さら
に、現像ローラがドラム表面から離れる際の現像
ローラ中のスポンジの復元力を利用して、現像後
のドラム表面上の余剰現像液を現像ローラに吸収
している(cの領域)。
又現像ローラ65のバイアス電圧の加減により
カブリを極力防止する。
又コピー中、現像ローラはリフレツシユローラ
105とドラムとの間にクサビ状に組込まれ、圧
接回転させられている。ドラム表面と圧接した部
分の現像ローラはスポンジに含有された現像液を
吐出しドラムから離れるとき、スポンジが膨張し
て、ドラム表面の余剰液を吸収(絞り取る)す
る。さらに、リフレツシユローラ105に圧接す
るとスポンジ100が含有している古い現像液を
吐き出し、その後、リフレツシユローラ105か
ら離れるとき、新鮮な現像液を再度吸収する。リ
フレツシユローラと現像ローラの間は十分な現像
液で満たしておく必要があるので、現像電極10
7が設けられている。この現像電極107にも汚
れが付着するのを防ぐために、現像ローラ65と
同一のバイアス電圧が印加されている。このよう
に現像ローラは回転するごとに、吐出→吸収→吐
出→吸収のサイクルをくり返す。
尚106は現像ローラのクリーナブレードで現
像ローラの網に付着したトナー塊を除去し、網の
目詰まりを防ぐ。それによつて、コピー画質の鮮
映度を高めている。
容器中の現像液はポンプモータ(不図示)によ
り補助電極104上とクリーニングブレード49
に同時にくみ上げられる。又現像ローラ65は現
像時のみ図示の状態となるもので、他のときはド
ラム面から離れるべく下降する。それによつてド
ラム面が不必要にトナーがのるのを防止し、スポ
ンジの変形を防止することができる。
第6図は第3図における駆動系の伝達ブロツク
図である。図中2桁番のものは第3図と同様であ
り、601〜603はメインモータからの動力を
伝達するシンクロベルト、604はドラム47上
にメインモータからの動力を伝達するギア、60
5は分離ローラ43に駆動伝達するギア、606
〜608はクラツチ、609,610は電源9投
入後常に回転している給紙ローラを紙上に上・下
させるソレノイドである。
メインモータ71が回転をはじめると、シンク
ロギアやシリンクロベルトなどを介して、ドラ
ム、分離ローラ、搬送機構、そしてリフレツシユ
ローラを介して現像ローラを回転する。また現像
ローラは、メインモータの作動開始と同時に、ト
ルクモータで引上げられドラム表面に圧接する。
光学系は、前進クラツチCL−1又は後進クラ
ツチCL−2が作動したとき、メインモータから
の駆動が伝えられ、前進または後進運動を行な
う。
コピー用紙の機内への送込みは、給紙信号の発
生で、給紙ローラが下降して行なわれる。タイミ
ングクラツチCL−3はタイミングローラを駆動
させる。
このようにコピー動作に必要な駆動は1つのメ
インモータ71により行なわれる。他に現像ロー
ラ65を上・下させるトルクモータ(後述)、現
像器62の液を撹拌しブレード49、現像電極へ
液をくみ上げるモータがある。又先の排気ブロア
モータの他に定着器付近を冷却する吸気第1フア
ンモータ、現像器付近を除去する吸気第2フアン
モータを有し、同期制御される。
第7図は第3図における電気制御系のブロツク
図である。図中701はコンセントに差込むプラ
グ、702は制御部へ安定な直流電圧を供給する
ための電源回路、703はメインモータ等の交流
(AC)負荷、704は負荷703を駆動するため
のアンプ等のACドライバ、705はクラツチ、
ソレノイド等の直流(DC)負荷、706はAC負
荷703及びDC負荷705のタイミング作動、
操作部8上の各表示器の点灯、自動制御系の作
動、自己診断の作動等を制御するための直流制御
部であり、操作部8のキーによる信号、状態検出
センサー(ホール素子、マイクロスイツチ等)に
よる信号、表面電位制部708からの特定信号を
入力して以上の制御を行なう。
(シーケンス) 第8図は各シーケンスステツプのタイムチヤー
トである。サブスイツチSW1をオンし、電源ス
イツチSW2をオンすると略4秒間前記プリウエ
ツト動作(PWET)を行なう。つぎに1回転の
ドラム前回転(INTR)を行なう。つぎに制御回
転(CONTR)を経て、コピーキーをオンしない
場合、第4のスタンバイの状態(STBY4)に至
る。
制御回転Nは、電位センサーでドラム1回転ご
とに明部と暗部の電位を交互に測定し、表面電位
制御回路の働きで、ドラム表面の電位を目標値に
近づけるためのドラム回転である。最大3回転ま
で制御回転Nは行なわれる。
制御回転1は、ドラム0.6回転のみでこの間に
明部と暗部の両電位の制御を一度だけ行なう。
制御回転2は、コピー開始直前に原稿照明ラン
プからの標準光量で明部電位を測定し、現像ロー
ラへのバイアス値を決定するためのものである。
コピー開始の場合、かならず制御回転2は実行さ
れる。ただし、コピー信号がでていないときは、
この制御回転2はただの空回転となる。
後回転(LSTR)は、コピー終了後、さらにド
ラムを1.12回転させ、この間に、AC帯電器、前
露光ランプ、ブランク露光ランプ、全面露光ラン
プを作動させてドラム表面を静電的にクリーニン
グする。
LSTR中は、AC帯電器電流を約100μA(通常
200μA)に下げ、ドラム表面がマイナスになり
過ぎるのを防いでいる。
LSTRを1.12回転している理由は、プラス帯電
器とAC帯電器の間はほかの部分よりもプラス電
位が高いので、二度除電して、除電ムラをなくす
ためである。
STBY1〜4はLSTR終了後、ドラムが停止しス
タンバイ状態となつていることを示す。マイクロ
コンピユータの制御を、時間の経過とともに、ス
タンバイはSTBY1〜STBY4まで変化していく
(各30秒以内、それ以後30分以内、それ以後5時
間以内、5時間以上)。つぎのコピースタートキ
ーを押したときのSTBYがどの状態にあるかによ
つて、スタートシーケンスがそれぞれ異なつてく
る。
コピースタートキーがオンのとき(第8−2
図)SCFWは前進モードである。ここにおいて原
稿照明ランプを点灯させ、感光ドラムの周速と同
期して、原稿光像ミラー、レンズを介して投影す
る。又SCFW中に光学レール上のホールICによ
つて、コピー用紙の動きを前述の如く制御する。
反転信号は、搬送タイミング信号発生後のクロツ
クパルスを加算して、カセツトサイズに応じてマ
イクロコンピユータCPUから出される。
SCRVは後進モードで、略前進の倍速で光学系
が停止位置にもどる。続けてコピーする場合は、
後進モード中における給紙制御のためのホール素
子からの信号で原稿照明ランプを再点灯する。
最終コピーで、光学ミラーがホームポジシヨン
にもどつてからLSTRに入るまでに16クロツク
(40mm)の期間を設けている。これは、コピー用
紙の後端まで確実に転写を保証するためである。
16クロツク終了後、LSTRにむかいAC帯電器は
弱ACに、そのほかの帯電器はオフ、そして現像
ローラが下降し、ドラム表面は静電的にクリーニ
ングされる。
上記各プロセスモードにおけるコピースタート
キーのオンについて、 第9図中、プロセスモードのときはコピース
タートキーをどの時点に押してもかならず制御回
転2(CR2)まで実行した後、光学系がスタート
する。表面電位制御は、VL、VDともに4回、そ
して制御回転2(CR2)で現像ローラバイアスを
決定する。
モードのときの制御回転2(CR2)中にコピ
ースタートキーを押すとすぐにCR2に移行し、現
像ローラバイアスを決定して光学系はスタートす
る。
モードの後回転(LSTR)中にコピースタト
キーを押した場合、LSTRは完遂される。INTR
は192クロツク(1.13回転)となる。この理由
は、現像ローラのドラム表面への圧接時間と全面
露光ランプの点灯安定時間をかせぐためである。
モードのときはすぐに前回転(と同じ
INTR)に入る。前回のコピー終了から30秒以内
なので、電位制御は前回の制御値で実行され、と
くにこの間は、修正制御はしない。ただしCR2は
実行される。
モードのときは1クロツクのINTRにより全
2回転してスタートする。表面電位制御が、V
L、VDともに一度実行される。
モードのときは3回転してスタートする。前
回のコピー終了からかなり経過しているので、表
面電位制御がVL、VDともに二度実行される。
モードはケースと同じ。
モードはコピー中にジヤム発生でカバーを開
いた場合やスタンバイ時に電源スイツチをオフに
した場合、つぎに電源スイツチを5時間以内にオ
ンすると、のシーケンスになる。CR1までにコ
ピースタートキーを押していれば、コピー動作が
はじまり、押していなければ、CR2ののちLSTR
からSTBYとなる。
モードは5時間以上経過した場合で、ケース
と同じ。コピースタートキーを押さなければ、
CR2ののちLSTRからSTBYとなる。
ケースでCR2以前に電源スイツチSW2をオ
フにし、再びSWを入れた場合は、PRE−WET
からシーケンスははじまる。またLSTR以降に
SW2をオフオンした場合は、ケース又はの
どちらかのシーケンスとなる。
又コピーサイクル中に電源スイツチをオフにし
た場合、すぐにLSTRに移り、LSTR終了後、ド
ラムは停止する。
30秒、30分、5時間の時間測定は、スタンバ
イ、電源スイツチオフに関係なく、ドラムの回転
停止から行なう。これはサブスイツチをオフしな
い限り、コンピユータプログラムによる長時間タ
イマの機能により行なう。上記制御はスタートキ
ー、電源スイツチが再起したときのタイマ経過時
間に応じて行なう。
モードは最終コピーの光学ミラー前進時の
PFから後進中のPF′までの間にコピースタートキ
ーを押した場合。
光学ミラー後進中のPF′(原稿照明ランプ点灯
信号)で照明ランプが点灯し、光学ミラーが停止
位置にもどつてすぐにつぎのコピーサイクルがは
じまる。連続コピーと同じ状態となる。
モードは最終コピーの光学ミラー後進中の
PF′を過ぎてから停止位置にもどるまでの間にコ
ピースタートキーを押した場合。
すでにPF′(原稿照明ラン点灯信号)が過ぎて
いるので、光学ミラーが停止位置にもどつた後、
17クロツクカウントし、この間に原稿照明ランプ
を点灯させて、つぎのコピーサイクルがはじま
る。
モードは16クロツクの間でスタートキーをオ
ンした場合で、すぐモードと同様に行なう。
モード以前(最終コピーの)にスタートキー
をオンしてもCPUは受付けない。数値キーも同
様である。
尚最終コピーのときPF′は信号としては発生し
ない。
第9−1,9−2図は装置の各作動負荷の作動
タイミング図である。前者はメインスイツチオン
後コピーキーをオンしない場合、後者はコピーキ
ーをオンした場合のタイミング図である。
図中DRMDはメインモータを駆動するための
信号、HVDCは各DC帯電器及び前AC帯電器に電
圧供給する高圧トランスを通電する信号、HVAC
は同時AC帯電器に電圧供給するトランスを通電
する信号、BLWDは機内を冷却するためのブロア
F1、フアンF2及び現像冷却フアンF3を駆動
する信号、DVLDは現像液をくみ上げ撹拌するモ
ータの駆動信号、RLUDは現像ローラを昇降する
信号、TSEはATRを作動させるための信号で液
濃度検出ランプをオンする。DVLBは現像ロー
ラ、電極にバイアス電圧を印加するための信号、
PFは給紙位置信号、RGはレジスト位置信号、
OHPは光学系停止位置信号、FWCDは前進クラ
ツチのオン信号、RVCDは後進クラツチのオン信
号、PFSDは給紙ソレノイド作動信号、RGCDは
レジスタクラツチ作動信号、IEXPは原稿露光ラ
ンプオン信号、SEXPは標準光量にセツトする信
号、BEXPはブランクランプオン信号、STBMは
標準ブランクランプのみを消灯する信号でこのラ
ンプによる暗部表面電位を検出する前提となる。
L1、VD、VL2は電位測定信号、ISPは電位測定
用イニシヤルリセツトパルス信号、SMDは表面
電位計を回転させる信号である。
図中の数値はメインモータの回転により発生す
るパルスCLの数である。各負荷の作動オンオフ
はその動作変化点から変化点までのパルス数を
ROMに格納しているのでそれをCPUによりカウ
ントして行なう。
又全面露光ランプFL1、前露光ランプFL2、
シヤープカツトランプLA901、ブランクラン
ブLA906(Bサイズのとき)はメインモータ
の駆動信号に同期して作動される。
高圧ACトランスはLSTRのときプロセス中の
略半分に出力低下される。又ブランクランプLA
906(Aサイズのとき)、残りのブランクラン
プLA903〜5がBEXP信号と動作タイミング
が対応する。各部の動作はタイムチヤートより明
らかなので説明は省略する。尚R、D等の記号
は、その信号がCPUの該当ポートから出力され
ることを示す。
(制御回路) 第10図はDC制御部の回路図である。図中1
11は入力端子I1〜I6への入力信号を読込んで論
理解読、演算処理して、出力端子O1〜O36から所
定の信号(タイミング作動信号、表示信号)を出
力する中央処理部CPUで、例えばコンピユータ
チツプ素子からなる。112は操作部のキー動
作、ホール素子等の検出動作による信号を入力ポ
ートI1〜I4に入力せしめるためのアトリクス回
路、115はマトリクス回路112における入力
条件の内1つを入力ポートに入力せしめるための
プローブ信号(走査信号)を出力するデコーダ
で、出力ポートO13〜O16からの信号をデコード
して出力する。113はメインモータの回転(ド
ラム回転)に応じて一連のパルスを発生する発生
器で、各作動負荷の駆動タイミング等を決めるべ
くパルスをCPUに入力する。114は紙検出ロ
ーラにより作動する検出スイツチで、ジヤム検出
すべく作動信号をCPU111に入力する。11
6は7セグメントの数値表示器で、セグメント
LED、各桁を作動すべく表示デコーダ117に
接続される。117は出力ポートO17〜O20に接
続され表示器116のセグメントの1つを選択
し、走査信号a〜dの1つに対応して点灯させ
る。信号a〜dはa→dの出力をくり返すパルス
で表示器をダイナミツク点灯させる。尚表示器1
16は出力ポートO31〜O33によりリセツト等が
なされる。
118はCPU111の動作を鑑視するもので
異常のときCPUの電源を一度オフして再度自動
的に投入させる自動復帰回路である。119は操
作部上のウエイト等の警告マークを表示する表示
器で出力ポートO24〜O29からの出力で作動す
る。120は原稿ランプの調光及び立上り補正を
行なう回路、121は定着ヒータの作動、温調回
路、122,123はカセツトサイズ検出回路と
そのデコーダ、124はサイズ表示器、125は
フアン、ブロア作動回路、126はメインモータ
作動回路、127は原稿ランプ点灯回路、128
はカセツト段選択回路、129は現像ローラ昇降
回路、130は給紙、レジスト作動回路、131
は前進、後進作動回路、132は前、全面露光ラ
ンプ点灯回路、133は高圧AC回路、134,
135は各入力、出力バツフア群である。
本機においては、表示器116でキー入力に応
じた数やサイズを表示するとともにプロセス中に
応じてその表示を変化又は保持させ、表示器11
9で機械の状態の警報やその解除又は保持させ、
又第10,11図の如きオンオフのタイミング動
作をキー入力によるデータと基本タイミングパル
スとで実行させ、さらに118,120,121
等で種々の安全制御、補償制御を実行させるが、
その回路形態は本例に限つて可能となるものでな
く、種々の変形例がある。
中央処理部111として周知のマイクロコンピ
ユータを用いた場合、その内部は一般にROM、
RAM、INPUT、OUTPUT、ADAを有する。
ROMはキーの入力読込み、表示シーケンス、プ
ロセス作動シーケンスの内容を予めコードで順に
組立てられ記憶されているメモリで、例えば実行
例を示す第18図のフローチヤートのプログラム
を、2進コードのマイクロプログラム方式で記憶
している。RAMはプログラムメモリ自身が有す
るデータや、複写設定数、複写枚数、カセツト段
等の入力データを格納するデータメモリ、
INPUTはキー信号、検出信号を入力するポー
ト、OUTPUTは出力信号をラツチする出力ポー
ト、ADAは入力ポートからのデータ、出力ポー
トへのデータを一時格納するアキユムレータの機
能や、ROM、RAM、入出力ポートからのデータ
を演算、論理判断するALUの機能を有する処理
部である。
ここに、入力データはROMのプログラムの実
行に従つて入力処理され特定のステツプにより
ACCに取込まれて論理判断されて次のステツプ
へ進み、複写作動負荷を制御するものである。
第11−1〜11〜6図は第7図の各AC負荷
制御回路図である。
(環境ヒータ) 第11−1図は環境ユニツト回路である。これ
は感光ドラム、現像液が温度、湿度等の環境によ
つて性質が変化し、コピー画質に悪影響をおよぼ
すのを防止する。
サブスイツチSW1、ドアスイツチMS1,
2、サーキツトブレーカCB2がすべてオンで電
源スイツチSW2がオフのとき(上図はすべてオ
フ状態)、そして18℃以下のときドラムヒータH
2に全波整流波が供給され、現像器ヒータがオン
する。18℃以上のときドラムヒータH2に半波整
流波が供給され、現像器ヒータH3がオフする。
これは18℃以下の場合サーモスイツチTSがオン
し、18℃以上の場合オフすることが図面より明ら
かである。この例では、極めて簡単な回路で2つ
のヒータを各々異なるモードに通電制御すること
ができる。尚NE1はメインスイツチSWをオンし
たとき点灯するネオンランプである。
(モータ、高圧トランス) 第11−2図はモータ、トランス等の駆動回路
図である。
図中131はモータを通電するトライアツク、
132はそのトライアツクをトリガするためのフ
オトカプラ、133は負荷がメインモータのとき
のみ用いるものでフオトカプラに定電圧供給する
ためのゼナダイオードである。
DCコントローラ出力(メインモータはDRMD
信号)が0のときフオトカプラ132内のLED
に電流が流れ、LEDが発光することにより、フ
オトカプラ内のCdSの抵抗が減少し、トライアツ
ク131のゲートに電流が流れる。これによりト
ライアツクが導通状態になり、モータ、トランス
等のAC負荷が作動する。制御部からの出力が1
のときはその逆で負荷は作動しない。
機内冷却フアンFM1、ヒータ排熱フアンFM
2、現像液冷却フアンFM3、ポンプモータM8
02、前AC/前転写/転写用高圧トランスHVT
1も同様の回路である。
本発明では、ドラムの後回転中に電源スイツチ
をオフしても回転停止せず、所定回転して停止し
電源をオフするようにしているので、メインモー
タの駆動回路の電源を電源スイツチをオフしても
切れない電源(電圧安定化されてない)に接続す
る。他の負荷は安定化された24V電源に接続す
る。従つてメインモータの場合はゼナダイオード
を挿入するのである。
(トルクモータ) 第11−3図は現像ローラの昇降を制御するト
ルクモータの回路図である。
図中134はトルクモータ66を右回転させる
トライアツク、135はトライアツク134をト
リガするフオトカブラ、136はトルクモータ6
6を左回転させるためのトライアツク、137は
トライアツク136をトリガするフオトカプラ、
RLUDは現像ローラを上昇、下降するための制御
信号で、CPU111から出力される。MSは現像
ローラが所定位置に下降したときオフするその位
置に設けたスイツチである。
動作を説明する。ドラムの前回転に入ると
CPU111はRLUDを1にし、フオトカプラ13
5をオンし、トライアツク134をオンしてトル
クモータを右回転させる。従つて現像ローラをそ
れぞれがドラム面に当るまで上昇させる。尚スイ
ツチMSの接点は上昇中途でNCに変わる。
現像ローラがドラムに一定の圧力で当ると、停
止するわけであるが、トルクモータはオンの状態
のままである。つまり、現像ローラを一定の圧力
でドラムに押しつけた状態でトルクモータはスリ
ツプしている。それによつて前述の如き現像、絞
り効果を良好に保つ。
コピーが終了し、後回転がはじまると、RLUD
は0となつて、サイリスタ135をオフし代にサ
イリスタ137をオンとする。そのためトルクモ
ータは反時計方向に回転して現像ローラを下降さ
せる。現像ローラが所定位置まで下がるとスイツ
チMS3を図の如くオフしてサイリスタ137、
トライアツク136をオフする。よつてトルクモ
ータの回転は止まる。従つて現像ローラは自重で
その位置に停止したままとなる。ところでメイン
スイツチSW2を図の如くオフすると、現像ロー
ラの上昇中でも現像ローラは自重でスイツチMS
3の位置に下降して停止する。それによつてコピ
ー中断して放置した場合現像ローラのドラムへの
押圧によつてローラが変形するのを防止でき、又
ローラによつてドラム面に汚れを生じるのを防止
できる。
(前、全面露光ランプ) 第11−4図において、138,140は全面
露光用ランプと前露光ランプを点灯する安定器、
139は安定器を作動させるリレーである。電源
スイツチSW2がオンしかつメインモータ駆動の
ための制御信号DRMDが1のときリレー139
はオンしてその接点がNO側に切換わり安定器1
38,140を介して各ランプを点灯する。信号
DRMDが0のとき上記ランプを消灯する。
(定着ヒータ) 第11−5図は定着ヒータの点灯回路図であ
り、図中TH1は熱板38の裏側(定着面と反
対)に位置するサーミスタ、H1はニクロムヒー
タ、FS1は温度ヒユーズ、141はヒータH1
の通電をスイツチングするトライアツク、142
はAC電源電圧を全波整流する整流器、143は
フオトサイリスタbで構成したフオトカプラでサ
イリスタbはLEDaの光を受光してオンする。1
44はフオトサイリスタbのゲートGにコレクタ
が接続されたトランジスタ、145はレベルシフ
トのためのダイオード、146は逆流防止用ダイ
オード、FSRDはサーミスタTH1の検出温度が
175℃以下のとき1、以上のとき0になる温度制
御回路からの信号、LEDはその信号状態を表示
する発光ダイオードである。
ヒータ表面温度が175℃以下のときFSRDの1
によつてLEDを点灯しフオトカプラ143の
LEDaを点灯する。これによりサイリスタbのゲ
ート信号が発生するわけであるが、もしトランジ
スタ144がオンのときは、サイリスタbのゲー
トが0Vに落ちるため、サイリスタはオンになら
ない。しかし、トランジスタのときは、ゲートが
0Vラインから断たれているため、つまりACのサ
イン波における0V近辺(トランジスタのスレシ
ヨールド電圧による)でのみサイリスタはオンと
なる。
これによりヒータの電源をオン又はオフしたと
きの電気的ノイズを極力少なくすることができ
る。サイリスタ143のオンにより、電源AC→
R321→D307−A→Q311→D307−
C→R322→FS1→H1→電源ACのルートに
電流が流れ、トライアツク141はオンとなるた
め定着ヒータH1もオンとなる。
又ヒータ温度が175℃以上のとき信号FSRDが
0となり上記と逆の動作をしてヒータH1もオフ
となる。その作動図を第17−1図に示す。
定着ヒータH1の表面温度は通常175℃に保
たれるようサーミスタTH1とDCコントローラで
制御されているが、スタンバイ中、ジヤム発生中
は電力の消費を少なくするため、DCコントロー
ラ内に設けられた第12−1図のリレーK102
で制御温度を140℃に切換えている。従つてその
場合140℃〜175℃のときFSDRは0となる。
尚メインスイツチSW2のオフ(図)によりヒ
ータH1の通電は遮断される。
(温調、保護回路) 第12−1図は定着ヒータの温調、断線警報回
路である。
図中K102はヒータの設定温度を切換えるた
めのリレー、VR101は設定温度を175℃に、
VR102は140℃にセツトするための可変抵抗
で、TH1、R112,113をブリツジを構成
する。Q103は信号FSRDを出力するオペアン
プ、Q104はサーミスタTH1の断線検知する
と出力するオペアンプ、LED103,104は
各FSRD、断線のとき表示する表示器である。ド
ラム回転信号DRMDが1のときリレーK102
は図の如き状態を示し、オペアンプQ103の動
作を175℃を基準にオンオフしてヒータH1を175
℃に保つべく温調する。TH1の信号DRMDが0
となると、リレーK102の接点を切換え設定温
度を140℃にセツトする。オペアンプQ103は
以後140℃を保持すべく温調する。この特性図を
第17−2図に示す。
又サーミスタTH1が断線するとR114,1
19を要素とするブリツジの平衡がくずれオペア
ンプQ104をオンし、トランジスタQ105を
オンして、FSRDを0にする。従つてヒータH1
の通電をオフして過熱防止することができる。
(原稿ランプ点灯回路) 第11−6図は原稿照明ランプの点灯周光回路
である。
図中K301は通常の図の如き状態のリレーで
異常時ランプLA1への通電をオフするものであ
る。DCコントローラによるタイミング出力IEXP
の1信号によりトライアツクを作動してランプを
点灯する。そのタイミングは前記タイムチヤート
を参照されたい。本装置はランプLAの発光量を
変えてコピー濃度を調節するものである。そのた
めにトライアツクを濃度レバー30の変位量
(VR106)に応じて通電量の位相をして光量を変
える調光回路を有する。
又安全対策として、以下の状態のときには、原
稿照明ランプがオフになるよう制御している。
(1) ドラムが回転していないときに原稿照明ラン
プが点灯している場合。
(2) 原稿照明ランプ点灯後、光学系前進用クラツ
チが正常に作動しない場合。
(3) 光学系前進用クラツチが作動しつぱなしで、
光学系が反転しなかつた場合(オーバラン用マ
イクロスイツチMS4で検知)。
(4) 万一、上記の状態が検知できなかつた場合等
で、原稿露光ランプ付近の温度が異常上昇した
場合(169℃で溶断する温度ヒユーズFS2検
知)。
リレーK103は図の状態でレバー抵抗VR106
による調光動作をさせ、逆の状態でレバー5にし
たときと同じ量の調光を行なうものである。標準
光量信号SEXPにより標準白色板にこの5の量の
光を照射してその明部電位(感光体上)を測定し
てその値に応じた、現像ローラのバイアス電圧を
決めるのである。
(電源回路) 第14図は第7図における電源回路である。
15VACはトランスT1で変圧のみ行なつた交
流の15Vを出力する。この電源は、DCコントロ
ーラ内で10VDCに変換され、マイクロコンピユ
ータの電源に使用され、サブスイツチSW1のオ
フ又は電源プラグP1を抜かない限り常時供給す
る。
+24VDCは変圧、整流後完全に安定化された
直流の24Vで、電源スイツチSW2のオフで供給
が断たれる。
+5VDCは変圧、整流後完全に安定化された直
流の5VでありQ704の入力信号を+24VDCか
ら受けているため電源スイツチSW2のオフで供
給が断たれる。
U32Vは安定化回路を通さないで、変圧、整流
のみ行なわれたリツプルの多い直流の32Vで、電
源スイツチをオフにしただけでは供給は断たれな
い。UH24Vは変圧、整流後簡単な安定化回路を
通した直流の24Vで若干のリツプル(+5%程度
の電圧変動)がある。電源スイツチオフで+
24VDCの供給が断たれてもPHLDが1であれば供
給を続け、PHLDが0になつてはじめて供給が断
たれる。
13VACはトランスT2で変圧のみ行なつた交
流の13Vで電源スイツチをオフにしただけではオ
フしない。
D701〜704は全波整流器、C701〜7
03は平滑コンデンサ、Q701〜708は周知
の安定化回路を構成する素子、LED701〜7
03は出力状態、PHLDをモニタする発光ダイオ
ードである。PHLD信号は、ドラム駆動信号
DRMDと同期して発生する信号で、DRMDが1
のときはPHLDも1となる。これは、後回転中等
に電源スイツチSW2をオフにした場合でも、
UH24V電源により完全に後回転が終了するまで
ドラムを回転させるためである。
(自己診断回路) 第12−2図はCPUの作動状態をチエツクす
る診断回路である。
図中Q133はポート2への入力1で時限動作
を開始しその時限の間ポート1からレベル1を出
力するタイマ、Q130はタイマ出力によりオン
するトランジスタ、Q131は+10Vのコンピユ
ータ電源をオフするトランジスタ、Q134は+
10Vの入力ラインをシヨートするサイリスタであ
る。
通常はパルス信号OSCがCPUからくり返し出
力されているのでトランジスタQ129がオンし
てタイマの動作をさせない。そのパルスがとだえ
ると、Q129がオフして時限動作を開始しQ1
31により+10Vのラインをオフする。このオフ
後タイムアツプすると再びQ131はオンする。
サイリスタQ134は+10Vが過大になつたとき
ゼナダイオードZD109を介してオンして出力
を遮断するものである。
シーケンス及びCPUの自己診断につき第12
−2図、第18−3図を参照して詳述する。
サブルーチンAの最後に自己診断用パルス発生
のためのステツプを設ける。図中、バイパスフラ
グはこのルーチンAに突入するときAの初めでセ
ツト、リセツトされる。このフラグはリセツトの
後バイパスタイマを作動しそのタイマ時間後(異
常検出)セツトするものであり、それにより出力
ポートO36から異常検出信号を出力する。バイパ
スタイマはルーチンAを有するメインフローチヤ
ートの分岐するステツプ(判別ルーチン)を予定
回以上実施するに相当する時間のタイマである。
切換フラグはルーチンAを実行する毎にセツ
ト、リセツトをくり返して、出力ポートO36から
パルスを発振的に出力するためのものである。D
15からのパルスは10〜100msecに1回1、0を
反転する。判別ルーチンを正常時間で通過すると
きはバイパスフラグがリセツトのままなので発振
パルスは停止しない。その時間を越えるとパルス
は停止し第12−2図の回路のタイマQ133を
セツトして電源ライン+10Vを遮断する。正常な
ルーチンの通過は例えば給紙信号PF、レジスト
信号RGが光学系前進開始後所定時間内に検知で
きたときのことである。
第12−2図中Q129はポート15からのパ
ルス発振時にオフ、停止時にオンとなりタイマQ
138をネガテイプトリガし、よつてタイマはR
190,C113の時定数で決まる時間T1分ポ
ート3から1を出力する。Q131は全波整流器
126で整流されC116で平滑された電圧約
16VがプレーカCB101を介して印加される。
回路の動作タイミングを16−3図に示す。Q1
31のベースはツエナダイオードZD106に接
続され約10.5Vとなつている。従つてQ131は
+10Vの安定直流電圧を出力する。
前記Q130はZD106と並列に接続されて
いるためQ133の3端子から1が出力されると
Q130がオン状態になつてQ131はオフとな
り+10V電流は0Vとなる。(第16−3図) 即ちマイクロコンピユータの出力端子O36から
の発振出力が発振停止すると、T1の時間だけマ
イクロコンピユータの電源がオフとなり、マイコ
ンがリセツトされることになる。尚マイクロコン
ピユータは電源立上り時にプログラムを初期番地
から実行する。それによつてRAM内容をリセツ
トする。
更に、マイクロコンピユータCPUのプログラ
ムシーケンスあるいは複写機自体のシーケンスが
破壊等により上記の如くリセツトされてもO36
ら発振パルスが出力されないと約2×T1の時間
間隔で+10Vのオンオフをくり返す。そのため
CPUで点灯させている各種の表示が同一周期で
点滅をくり返し異常状態を複写機使用者に知らせ
る。
尚図に示すマイコン用電源回路においては更に
次の機能も有している。まずQ131のエミツタ
即ち+10V出力が何らかの原因で電圧が上昇する
とZD109のツエナー電圧約11Vを越える事によ
つてSCR、Q134が導電状態となりD126
からの直流電流がCB101,R192を介し
て、増加しブレーカOB101が開放になる様に
成し過電圧印加に対する保護機能をはたしてい
る。またブリツジダイオードからの整流電圧がC
116で平滑される事により電源投入時、C11
6に印加される電圧は立上りが遅いためQ131
のエミツタ電(+10V)の立上り時間は通常遅く
なつてしまいマイクロコンピユータの誤動作につ
ながりかねない。この立上り時間を早くするた
め、まずR192を介してくる電圧をツエナダイ
オードZD107,R187を介してエミツタ接
地NPNトランジスタQ132のベースに印加さ
せる事によつてQ132はZD107で決まる約
8Vの電圧迄上昇しないとオン状態にならないよ
うにしている。Q132がオフ状態の時は、前記
トランジスタQ130のベースがR185,R1
86を介してR192に接続される事により、R
192を介して2V程度の電圧が印加された時点
でオン状態となりQ131はオフ状態となる。こ
の状態はQ132がオンする迄続き従つて、整流
電圧が約8V程度に上昇した後+10V電源は8V程
度迄急上昇する。
尚本発明は異常時に発振オンさせたり、レベル
1にしたりしてタイマQ133をトリガさせるこ
とも可能である。
(入力回路) 第15−1図はタツチキー、入力信号をCPU
にとり込むためのマトリクス回路(マルチプレク
サ)である。
図中0〜9は数値キーの接点、C、STOP、
I/R、COPY、UP、LOWは各クリアキー、ス
トツプキー、割込みキー、コピーキー、カセツト
上段指定キー、カセツト下段指定キーの接点であ
り、キーのオンにより閉じる。CP1〜CP4はここ
をアースすることにより遅延滞溜のジヤム検出動
作をさせない(CP1)、ウエイト時間の解除
(CP2)、表面電位の測定のためのドラム回転をマ
ルチにする(CP3)、マルチコピー(無限回)を
させる(CP4)ポートである。SC、SL、SRはカ
セツトの挿着により作動するマイクロスイツチか
らの信号、PCEMはそのカセツトの紙なし検知信
号、PWSA、PWSBは各メインスイツチ、ドアス
イツチのオンによる信号、TEMP、FLW、KCT
は各定着可能温度、液なし、キーカウンタはずれ
の検知信号、EXP、JAM、TNは各原稿照明ラン
プオン、ジヤム検出、トナー低濃度検出信号、
RG、PF、OHPはレジスト信号、給紙信号、光学
系の停止位置信号である。
〜はプローブデコーダ(第7図)からのプ
ローブ出力端子に対応する。I1〜I4はCPUの入力
ポートに対応する。
151〜160はアンドゲートである。
DCコントローラ内の〜からは、数キロヘ
ルツの発振信号が各々タイミングの重なることな
く出力されている。
例えばから1が出力されているときにI4に1
が送られてくるとテンキーの□3が押されたことに
なる。
この要領で、入力信号をマイクロコンピユータ
が読取り、演算、記憶、制御が行なわれる。
(セグメント表示器) 第13−1,13−2図はコピーセツト数、コ
ピー済数を表示する7セグメントのLED表示器
である。図中LED603,604,601,6
02は順にコピー数の2桁目、1桁目、セツト数
の2桁目、1桁目の7セグメント表示器、これは
第13−2図の如くa〜gのセグメントを有し
〜の信号源に接続される。a〜dは各桁を選択
するブローブ信号源に接続される。
例えばセツト枚数表示のLED602(1の
位)の場合、aから1が出力されているときに、
、、が0になると、7セグメント内の
LEDa、b、cが点灯し、数字の7を表示する。
a〜dからは数キロヘルツの発振信号がa〜d
のパルスタイミングの重なることなく出力され
る。これと同期して〜信号が出力される。従
つて非常に早く各桁が点滅するので常時点灯して
いるように見える。
この表示器は数値キー、スタートキー、割込み
キー等に応答して表示動作を行なう。
例えば23枚コピーの場合、電源スイツチSW2
をオンするとまずセツト数表示器20、コピー数
表示器22が各01、00を表示し、キー2、キー3
の順次オンにより順に02、00を表示し、23、00を
表示する。コピースタートキーのオンでは23、00
のままであり、1枚給紙すると23、01を表示し、
以後n給紙ごとに23、nを表示し、23枚を給紙す
ると23、23を表示する。コピー終了前にさらにコ
ピーキーがオンされていないときコピー動作を停
止する。そして01、00を表示する。しかしコピー
キーオンのときはオン時点で23、00を表示する。
又上記コピー中10枚目で割込みキー23をオン
した場合は、01、00に23、10から表示変化する。
更なる数キー5をオンすると05、00を表示しスタ
ートキーにより5枚コピーを開始する。1枚給紙
すると05、01を表示し、5枚給紙すると05、05を
表示しその後23、10を再び表示する。その後スタ
ートキーで23、11………23、23を表示することに
なる。
又5枚の割込みコピー実行中ストツプキー35
をオンするとその実行を中断し、表示器に割込み
前の数23、10を表示し、その後のスタートキーで
残りのコピーを実行する。しかしストツプキーを
2回オンすると、その後のスタートキーでは23、
00からコピーを行なう。
(入力操作) 電源スイツチ9を入れる。このとき定着ヒータ
の温度が規定値(175℃)以下の場合、ウエイ
ト/コピー中表示が点滅する。原稿台カバー5を
上げ、原稿面を下にしてガラス上に置き、サイズ
指標に合わせる。
カセツト選択キー28,29で、使用するカセ
ツトの入つている台(上段か下段か)を選択す
る。
尚電源スイツチ9をオフにし、次にオンすると
カセツト台は自動的に下段が選択される。最も多
く使用するカセツトを下段にセツトしておくと便
利である。
原稿に応じて、コピー濃度レバーを合わせる
(標準は5、濃く淡くしたいときは各9、1)。
必要なコピー枚数(1〜99枚)をテンキー31
で設定し、カセツト枚数表示器20で確認して、
スタートキーをオンする。
尚テンキーを押しても設定できない場合、ある
いはセツト枚数を誤つた場合は、クリアキーを押
し、もう一度設定する。01、00を表示する。
コピー開始後、原稿照明ランプが点灯してから
最終コピーの光学系が反転するまでの間、クリア
キー、テンキー、上・下段カセツト選択キーを押
しても、それぞれ変更することはできない。
コピー途中にカセツト中の紙なし表示が点灯し
て、コピー動作が停止した場合、コピー用紙をセ
ツトして再びカセツトを本体にセツトした後、コ
ピースタートキーを押すと、残りの枚数が自動的
にコピーされる。
連続コピー中に、コピー動作を止めたい場合、
コピーストツプキーを押すと、その時点のコピー
動作を終えてから停止する。コピー枚数表示は、
そのときコピーした枚数を示して止まる。
次にコピースタートキーを押すと、コピー枚数
表示は00からはじまり、設定枚数だけ自動的にコ
ピーされる。
テンキーを押して希望枚数を設定後、約30秒放
置した場合、あるいはコピーが終了(ドラム停
止)してから約30秒放置した場合はセツトコピー
枚数表示はそれぞれ01、00にクリアされる。
割込みコピーの場合は前述の如き動作、表示を
行なう。割込みキーによりそのときのコピー数、
セツト数及びカセツト段はCPUにおけるメモリ
RAMに納められる。コピー中断中に、原稿台カ
バーをあけて原稿を取換えて割込みセツト数を設
定するとともに、カセツトサイズ(段)も選択
(選択された段及びその段にあるカセツトサイズ
を表示)する。所定割込み数のコピーが終了する
と前述の如く自動的に表示器の表示内容をメモリ
に退避させた内容にする。又カセツトサイズ表示
器も元の段サイズを表示する。
連続コピー中にコピー動作を止めたい場合、コ
ピーストツプキーを押すと、その時点のコピー動
作を終えてから停止し、光学系が反転時、又は反
転時以降のときは瞬時にセツトコピー枚数表示、
サイズ表示、段表示は割込み前の表示に復帰す
る。割込みコピー中に割込みキーを押しても関係
ない。セツトコピー枚数表示が復帰した後で、 Γ割込みキーを押せば、再び割込みコピーが可能
である。
Γクリアキーを押せば、01、00にクリアされる。
Γコピーストツプキーを押せば、セツトコピー枚
数表示は変化しないが、コピースタートキーを
押すと、コピー枚数表示は00からスタートす
る。
(直流負荷) 第13−3図は給紙駆動回路であり、図中、
SL1,SL2は各上段、下段カセツトの給紙ロー
ラを給紙すべく降下させるためのソレノイド、
UPUS、LPUSは各上段、下段給紙ローラの降下
すべき出力が1の信号であり、前述の如く給紙タ
イミング検出信号PFとカセツト選択キー信号と
によりCPUから出力される。尚トータルカウン
タが何らかの理由ではずれているときは(信号
が0)出力されない。
第13−4図は光学系前進クラツチの駆動回路
である。
図中CL2が電磁クラツチ、SCOVは光学系オ
ーバーラン検出用マイクロスイツチMS4により
1となる信号、SCFWは前進信号である。
が1のときに光学系前進信号が発生
(が0)すると通電して光学系前進クラツ
チCL2作動する。
しかし、の0のままで、光学系が所定の
位置で反転しない場合、MS4が作動して
が0となるため(24Vが断される)、の0
にもかかわらずCL2はオフになる。
尚前進クラツチ駆動回路はCL2をCL3にし
を+24Vにし、をにしたもの
と同じである。レジストクラツチでは動作原理が
後者に対応する。
第15−2図は基本クロツク発生器であり、信
号CLを発生する。
電源スイツチがオンのときは、+24Vが供給さ
れているのでLEDは常時点灯している。このと
き、フオトトランジスタRTrがオンしてトランジ
スタTrがオンし出力OUTPUTが0となる。
又図中部のスリツトに遮光板がくるとLED
の光がさえぎられるため出力は1となる。メイン
モータの回転と同期した遮光板の回転により出力
1、0をくり返す(88クロツク/秒)。
第15−3図は排紙部での紙検出器であり、信
号JAMPを発生する。153は遮光アーム、15
4は第15−2図と同形の受光器、155は紙で
ある。紙がローラ36に当るとアーム153を矢
印方向に押して受光器154に当り信号1を出力
する。
第15−4図はカセツトサイズ検出器で、カセ
ツト台部には下図のように上段155、下段15
6のそれぞれ4個ずつのマイクロスイツチが取付
けられており、カセツトサイズの判別等のための
信号をDCコントローラに送つている。
各スイツチがオンした(図とは逆で0を示す)
ときのサイズは第17図の如きものとなる。
尚MS902,906はカセツトの有無等をチ
エツクする(図のとき無で1)ものである。
第12−3図はカセツトと表示部との関係を示
す図である。
操作部の上段カセツト選択キーを押した場合、
DCコントローラからCSS1の信号が出て、LED6
29を点灯(上段選択表示)、又下段カセツト選
択キーを押すと、CSS0によりLED630を点灯
(下段選択表示)する。もしこのとき、カセツト
が挿入されていないと、カセツト台のマイクロス
イツチはアクチユエイトされてないので、上段で
あれば、MS901 1、MS903 1、MS9
04 1となるため、DCコントローラから
PCEL1の信号が出てLED634を点灯(紙/カ
セツト補給表示)する。
カセツトが完全でないときMS902が作動し
ないので同じ点灯をする。
又指定されたカセツトに紙がないときもCdS5
8の回路からPCELが1となつてLED634を点
灯する。B4カセツトが挿入された場合、MS90
1とMS903がアクチユエイトされるため、MS
901 0、MS903 0、MS904 1とな
る。
このとき、DCコントローラのB4ポートに1が
出力されるのでLED607、LEED608が点灯
する。
第15−5図は電源スイツチオン信号PWSA、
ドアスイツチオン信号PWSBをCPUに入力するた
めの回路で、各+24Vライン、U32Vラインに接
続される。この信号により表示をホールドしたり
する。
第18−1図は以上の制御を行なうフローを示
す概略図で、サブスイツチ、電源スイツチがオン
するとプリウエツトのためのタイマ実行しジヤム
殺し等のスイツチオンを読込み、数値キー入力の
ためのエントリフローチヤートを経てコピーキー
のオンを判別し、前回転ステツプ、コピーサイク
ルステツプを実行するものである。
第18−2図はサブスイツチオン後のフローチ
ヤートで、サブスイツチのオンによりCPUは動
作開始する。
サブスイツチをオンするとコンピユータCPU
がROMのプログラム処理を開始する。まずCPU
の割込みポートの入力及び内部タイマ割込み実行
を禁止し、出力ポート、入力ポートをリセツト
し、RAMをクリアする(1)。そして出力ポート、
表示器に01、00を表示するようなデータをセツト
する(2)が、表示器電源24Vはこの時点では投入さ
れていないので表示はしない。つぎに入力ポート
I4,I3をセツトして入力データPWSA、PWSBを
とり込み、主スイツチ、ドアスイツチがオンされ
たかを判別する(3)。オンでないとき以上の動作を
くり返す。オンのときタイマフラグと時間フラグ
をセツトし、下段カセツトフラグをセツトとその
表示をする(4)。現像モータ、プロアモータ、セン
サモータをオンし、機内に有る紙の数を記憶して
いるレジスタをクリアし、コピー表示フラグ、キ
ー受付け可能フラグをセツトする(6)。つぎに入力
ポートI2をセツトして信号CP2をとり込みウエ
イト殺しか否かを判別する(7)。そうであるとき回
転省略のためのフラグをセツトし、そうでないと
き殺しフラグをリセツトし5時間のタイマフラグ
3が1か否かを判別する(8)。そうでないとき30秒
タイマフラグが1か否かを判別し、そうであると
きプリウエツト実行のためにタイマセツトフラグ
2をたて、4秒タイマセツトしプリウエツトのた
めのタイマ動作を実行する。4秒たつとRAMの
所定域に前回転のためのクロツク数170をセツす
る(10)。そして前回転すべくメインモータオンへ進
む。
第18−3図はキーエントリ、信号エントリの
サブルーチンで、これは第18−1,18−2図
のメインフローチヤートにおける判断ステツプに
て実行すべくそのルーチンに設けられるもので、
第15−1図によるキーオンや入力信号を検知し
て前述のプロセス、表示の制御を行なう。
図中サブEXCは割込み解除のルーチン、サブ
COPYはコピーキーエントリのルーチン、サブ
CPはカセツトキーエントリのルーチンである。
サブCPにおいてカセツト段読込みルーチンは
第18−4図の如くなる。
ここでまずキーイネーブルフラグが1でないと
きはカセツト選択キーが押されても応答しないと
きで、メインとドアスイツチオフ時、ジヤム時、
コピー中等のときであり、このときは上・下段カ
セツトフラグは不変となり、キーイネーブルフラ
グが1のときのみ読込みが行なわれる。このプロ
グラムルーチンは10〜100msecに1回通過し、上
記選択キーが押されるとほぼ瞬時に各フラグがセ
ツトして記憶される。その後他の読込みルーチン
へ進む。
このフラグはさらに選択キーを押したとき以外
でもつぎのようにプログラムで変更される。ま
ず、メインスイツチをオフした場合はつぎのよう
になる。
以下第18−5図により説明する。
ドアスイツチ、メインスイツチのいずれかがオ
フされると図のプログラムループを回転し、ドア
スイツチ、メインスイツチ共にオンして前回転を
開始するまではこのループを続ける。このループ
においてメインスイツチがオンであつてもドアス
イツチがオフと判断されている場合は、本実施例
においてコピー中断と見なすため、図に示す各種
のリセツトは行なわないと同じにカセツトフラグ
も不変となる。逆にメインスイツチオフの場合
は、下段カセツトフラグがセツトされ再投入する
ときは、まず下段カセツトが選択されるようにな
る。
この様に、メインスイツチの動作時、メモリ
(RAM)にセツトされる下段フラグに基づいて下
段選択がなされ、ドア開により一部の電源をオフ
してもフラグが保持されるので、セツト選択キー
入力なしに複写開始又は再開できる。
割込みコピーの読込み及び解除は第18−6,
18−7図に示される。ここで割込みコピーのた
めの条件(数、カセツト段)情報はドアスイツチ
をオフしてもホールドされ、従つてつぎの操作に
便利となる。又割込みコピーであつてもストツプ
キー2回で完全にコピー数をキヤンセルする。又
割込みコピーの際カセツト段も表示器から退避さ
せたりリコールさせたりできる。即ちドアスイツ
チ開放によるパワーオフ時割込み状態及び割込み
表示はクリヤされずに記憶されたままとなり、再
びパワーがオンされる(ドアスイツチオン)とド
アスイツチ開放前の状態を表示しかつコピーキー
オンで中断状態が解除される。
又割込み状態をマニユアルにて解除させる場合
は、図のプログラムに従つて、ストツプキーが押
された場合に解除される。
即ち第18−6図のフローチヤートにおいて、
割込みフラグが1の場合(割込みコピー中)、ス
トツプキーが押されると割込みフラグ表示がリセ
ツトされると共に、このとき割込み前のコピー枚
数状態が表示されるが、その状態からコピーを継
続させるか否かの「一時ストツプフラグ2」をセ
ツトし継続する状態にせしめる。
又この部分のルーチンも10〜100msecの間隔で
くり返されるため、ストツプキーを一旦解除し再
び押すと今度は「一時ストツプフラグ2」をリセ
ツトし継続コピー状態を解除することになる。即
ち割込みコピー解除もコピー停止もストツプボタ
ン1つを押すことにより成されかつ自動的に使い
分けが成される。
つぎに割込み時、割込み解除時はつぎのような
プログラムとなる。
即ち割込み時、割込み解除時はコピー枚数カウ
ントアツプ状態か否かさらにその他の諸条件及び
選択されたカセツトが、表示のためのコピー実行
状態判断となるメモリー部から退避用メモリーに
一旦格納されかつその退避用メモリー部のデータ
は表示のための判断となるメモリー部に移り、即
交換される。従つて割込み解除時には割込み前の
状態がカセツト段も含めて元にもどる。然し割込
み時はさらにつぎのプログラム(詳細は省略)に
よつてカセツトは再選択されない限り不変でかつ
コピーは0からスタートする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における複写機の斜視図、第2
図は第1図の複写機の操作部平面図、第3図は第
1図の複写機の断面図、第4−1,4−2図は露
光部の平面図と断面図、第5−1,5−2図は現
像器の断面図、第5−3図は現像ローラの斜視
図、第6図は駆動系のブロツク図、第7図は電気
制御系のブロツク図、第8−1,8−2図はプロ
セスモードのタイムチヤート図、第9−1,9−
2図は複写機各部の動作タイミングを示すチヤー
ト図、第10図は第7図のDC制御部の回路ブロ
ツク図、第11−1〜11−6図は第7図におけ
るAC負荷部の回路図、第12−1〜12−3図
は第10図のDC制御回路図、第13−1〜13
−4図は第7図のDC負荷の回路図、第14図は
電源回路図、第15−1〜15−5図は第7図の
入力部の回路図、第16−1,16−2,16−
3図は各第11−5,12−1,12−2図の動
作特性図、第17図はカセツトスイツチの組合せ
表図、第18−1〜18−7図はフローチヤート
図であり、第2,3図中、28,29はカセツト
選択キー、30はコピー濃度設定レバー、31は
コピー数をセツトする数キー、33は割込みコピ
ーキー、34はコピースタートキー、35はスト
ツプキー、56はフアンモータ、66はトルクモ
ータ、71はメインモータ、67はセンサーモー
タを内蔵した表面電位計である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シートを多数収納する複数の収納手段と、 上記収納手段の内1つを選択するための選択キ
    ーと、 選択された収納手段から給送されるシートに像
    形成処理を実行する手段と、 上記選択キーによる上記収納手段選択のための
    データを記憶するメモリと、 手動により直接装置電源をオンオフ制御するた
    めの第1スイツチ手段と、 筐体を開閉することにより装置の一部の通電を
    制御するための第2スイツチ手段と、 上記第1スイツチ手段による電源制御の動作に
    より、上記メモリに所定段の収納手段を選択する
    ための特定データをセツトせしめる手段と、 上記第2スイツチ手段による通電制御の動作に
    関係なく、上記メモリに記憶された収納手段選択
    のためのデータを保持せしめる手段とを有し、上
    記メモリのデータに基ずいて上記収納手段を選択
    せしめる像形成装置。
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