JPS6261631B2 - - Google Patents

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JPS6261631B2
JPS6261631B2 JP17475381A JP17475381A JPS6261631B2 JP S6261631 B2 JPS6261631 B2 JP S6261631B2 JP 17475381 A JP17475381 A JP 17475381A JP 17475381 A JP17475381 A JP 17475381A JP S6261631 B2 JPS6261631 B2 JP S6261631B2
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JP
Japan
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water
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oil repellent
oil
component
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JP17475381A
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JPS5876481A (ja
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Koichi Yamada
Junko Nishama
Kyoshi Morohara
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は繊維、衣料等に使用したときに生ずる
シミ残りを改良した撥水撥油剤組成物に関する。 繊維、衣料、皮革等に撥水性を付与するために
種々の撥水剤が用いられているが、フツ素系撥水
撥油剤はシリコーン系の撥水剤に比べて、撥水性
能がすぐれていること、速効性であること、少量
で効果を発揮するという利点のほかに撥油性をも
併せもつために防汚効果が期待できるので、エア
ゾールタイプとして最近広く用いられている。し
かしフツ素系撥水撥油剤を含有したエアゾールを
衣料等に吹きつけたり、又は該撥水撥油剤を溶剤
にとかした液を布に塗布すると、溶剤が蒸発した
後の衣料等に白色のシミが生じるという欠点があ
る。特に衣料等が黒、紺色等の濃い色彩を有する
場合には、白いシミが目立ち外観を著しく損なう
ものである。 従来シミ残りを改良するために有機溶剤の検討
が行なわれており、1,1,2−トリクロル−
1,2,2−トリフルオルエタンがフツ素系撥水
撥油剤の溶剤として好ましいとされているが、こ
れとてシミ残りを完全に解決するものではない。
また石油系溶剤のミネラルターペンを用いるとシ
ミ残りはかなり改良されるもののミネラルターペ
ンの沸点が高いために蒸発に時間がかかり好まし
くない。 本発明者らは前記欠点を解決するために研究を
重ねた結果、フツ素系撥水撥油剤及び塩素系溶剤
に、特定の二価アルコールを配合することによ
り、シミ残りが著しく改良されることを見出し本
発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は、 (A) フツ素系撥水撥油剤 0.05〜5重量% (B) 塩素系溶剤 30〜99.94重量% (C) 炭素数3〜8の二価アルコール
0.01〜5重量% を含有してなる撥水撥油剤組成物である。 本発明における成分Aのフツ素系撥水撥油剤
は、パーフルオロアルキル基又はフルオロアルキ
ル基を有する重合可能なモノマーの重合体若しく
は該モノマーと他種モノマーとの共重合体などで
あり、通常市販されているフツ素系の撥水撥油剤
をそのまま用いることもできる。このうち式
()又は()で示されるものの重合体又はこ
れらと式()で示されるものとの共重合体が好
ましい。 RfR1OCOC(R2)=CH2 …() RfSO2N(R3)R1OCOC(R2)=CH2 …() (式中、Rfは炭素数3〜20のパーフルオロア
ルキル基、R1は炭素数1〜8のアルキレン基、
R2は水素又はメチル基、R3は水素又は炭素数1
〜3のアルキル基を示す。) R4OCOC(R5)=CH2 …() (式中、R4は炭素数3〜28のアルキル基、R5
は水素又はメチル基を示す。) さらに一般式()又は()で示されるモノ
マーと一般式()で示されるモノマーの代り
に、若しくはそれとともにアクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、エチレン、酢酸ビニル、スチ
レン、ブタジエン、クロロプレンの様なフルオロ
アルキル基を有しないモノマーの1種又は2種を
共重合させたものも使用可能である。これらのフ
ルオロアルキル基を有しないモノマーを共重合さ
せることにより撥水撥油性、汚れ脱離性以外に耐
久性、柔軟性、感触などの性能を適当に改善し得
るものである。また撥水撥油剤として一種類の重
合体を用いることの外にフルオロアルキル基の含
有割合が異なる2種以上の重合体を混合使用する
ことも可能である。たとえば、一般式()と
()の共重合体及び一般式()と()の共
重合体を混合使用することなどである。撥水撥油
剤組成物における成分(A)の配合量は、0.05〜5重
量%、好ましくは0.3〜2重量%である。成分(A)
の配合量が0.05重量%未満では十分な撥水撥油性
が得られず、5重量%を越えて配合すると、塩素
系溶剤への溶解性が低下するとともに被処理物の
風合が劣化したり、白化が生じるからである。 本発明における成分(B)の塩素系溶剤としては、
塩素化炭化水素系溶剤、フレオン系溶剤が用いら
れ、具体的にはジクロルメタン、1,2ジクロル
エタン、1,1,1−トリクロルエタン、トリク
ロルエチレン、パークロルエチレン、フレオン
112(S−テトラクロルジフルオルエタン)、フレ
オン113(1,1,2−トリクロル−1,2,2
−トリフルオルエタン)が例示される。このうち
使用性の点からジクロルメタン、1,1,1−ト
リクロルエタン、フレオン112、フレオン113が好
ましい。撥水撥油剤組成物における成分(B)の配合
量は30〜99.94重量%であり、好ましくは50〜98
重量%である。 本発明における成分(C)は、炭素数3〜8の二価
アルコールである。炭素数3〜8の二価アルコー
ルであれば、直鎖状でも分枝鎖を有するものでも
よい。また、ヒドロキシ基の位置はどこにあつて
もよい。成分(C)として具体的には、プロピレング
リコール(1,2−プロパンジオール)、1,3
−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、2,4−ペンタンジオール、2,5−
ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオ
ール、3−メチル−2,4−ペンタンジオール、
2−エチル−1,3−ヘキサンジオールなどが例
示される。このうち炭素数4〜6のものが好まし
く、その中でも特に1,2−ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、2,4−ペンタンジオール、2−メチル−
2,4−ペンタンジオールが好ましい。炭素数が
2のエチレングリコールや炭素数が9以上の二価
アルコールではシミ残りを改良する効果が少なく
好ましくない。 本発明においては、特に成分(C)を添加すること
が重要である。すなわち、成分(C)の代りに一価の
アルコールを成分(A)と(B)からなる組成に配合して
も本発明品に匹敵するほどのシミ残り防止効果は
みられない。シミ残り防止効果を得るために一価
のアルコールを多量に配合すること成分(A)に溶解
しにくくなるとともに、スプレー使用時に白化す
るという欠点が生じる。又、三価以上のアルコー
ルは成分(B)に溶解せず、本発明品に匹敵するほど
のシミ残り防止効果は認められない。 尚、成分(C)の配合量が0.01重量%未満の場合に
は良好なシミ残り防止効果が得られず、成分(B)に
対する溶解性の点より5重量%を越えて配合する
ことは好ましくない。成分(C)の好ましい配合量は
0.05〜1重量%である。 本発明の撥水撥油剤組成物は、そのまま被処理
物品に塗布又は被処理布を浸漬処理する等の溶液
型として使用し得るが、撥水撥油剤組成物を調製
後噴射剤を加えて容器に充填することにより容易
にエアゾール化して使用できる。この際の噴射剤
としては、LPG、プロパン、ブタン、ジクロルジ
フルオルメタン(フレオン12)、フルオルトリク
ロルメタン(フレオン11)、ジクロルテトラフル
オルエタン(フレオン114)、ジメチルエーテル、
CO2,N2Oなどが使用可能である。本発明品と噴
射剤との配合割合は99/1〜30/70(重量%)、
好ましくは97/3〜50/50(重量%)である。 本発明の撥水撥油剤組成物は前記使用形態(溶
液型、エアゾール型など)、被処理物品の種類に
応じ任意の方法で被処理物品に使用されるが、エ
アゾール型は単にこれを被処理物に吹きつけるだ
けで良いために使用しやすく本発明品の使用形態
として特に好適である。 本発明の撥水撥油剤組成物には、さらに少量の
シリコーン系撥水剤、防虫剤、帯電防止剤、難燃
剤を配合することができる。 本発明品によれば綿、羊毛、絹などの天然繊
維、レーヨン、キユプラ等の再生繊維、アセテー
ト、トリアセテート等の半合成繊維、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル等の合成繊維、これら
の混合繊維及びこれらによる布地、衣料、ガラス
繊維、アスベスト繊維、ガラス、紙、木、皮革、
毛皮、レンガ、セメント、金属、プラスチツク、
プラスターに対してシミ残りがなくかつ、優れた
撥水撥油性を付与することができる。この際撥油
性付与の効果として、防汚効果も発揮される。本
発明品は噴射剤であるフレオンとの相溶性が良い
ために特にエアゾール化に好適であり、速乾性を
有するものである。 次に実施例により本発明を詳述する。以下の実
施例中撥水性、撥油性、シミ残りは次の方法で評
価した。 Γ 撥水性 被処理物としてウールトロピカル及びテト綿を
用いJIS−L−1092のスプレー法により評価し
た。評価基準を表−1に示す。
【表】 Γ 撥油性 n−ヘプタンとヌジヨールとの各種混合比の組
成物を試験布(ウールトロピカル、テト綿)に滴
下し、その液滴を3分以上保持できる液組成によ
り撥油性を求めた。撥油性の評価基準を表−2に
示す。
【表】 Γ シミ残り 黒色のウールトロピカルに撥水撥油剤組成物を
吹きつけ、つり下げ風乾後シミの発生状態を表−
3に示した基準で判定した。
【表】 実施例 1 各種添加剤を加えたエアゾール撥水撥油剤組成
物 (A)
【式】と C8H17OCOCH=CH2との共重合体からなる撥水
撥油剤 0.5重量% (B) 1,1,1−トリクロルエタン 83重量% (C) 各種添加剤(表−4) 0.5重量% 噴射剤(フレオン12/フレオン11=6/4)16重
量%を作成し、性能を評価した。結果を表−4に
示す。
【表】 重量%とした。
表−4より本発明品である成分(C)の炭素数3〜
8の二価アルコールを含有するものは撥水撥油性
を低下することなく、シミ残りを著しく改良する
ことがわかる。 実施例 2 アルコールの種類をかえた以外は実施例1と同
一の成分、配合量からなるエアゾール撥水撥油剤
を製造し、性能を評価した。 2,4−ペンタンジオールを用いたもののシミ
残りは5と良好であつたが、ペンチルアルコール
では2、ペンタエリスリトール、グリセリンはと
もに1であり、一価アルコール、3価以上のアル
コールではシミ残り改良効果はみられなかつた。 尚、いずれを添加したものの撥水性、撥油性は
未添加品と同等であつた。 実施例 3 下記の各種撥水撥油剤組成物(組成物中の%は
重量%である)について性能を評価したところ
ろ、いずれの組成もウールトロピカルに対する撥
水性は90以上、撥油性は120以上の値を示し、シ
ミ残りも4以上の値を示した。尚、組成物3及び
4については、原液を布30×30cm当り5g塗布し
て性能を評価した。 組成物 1 C8F17CH2OCOCH=CH2と CH2=CHCONHCH2OC4H9との4/1共重合
体 0.6% フレオン 81.1% 1,2−ブタンジオール 0.3% 噴射剤(フレオン12/LPG=6/4) 18% 組成物 2 C8F17CH2CH2OCO(CH3)C=CH2
C4H9OCOCH=CH2との9/1共重合体 1.0% ジクロルメタン 73.7% 2,4−ペンタンジオール 0.3% 香 料 0.01% 炭化水素ガス 24.99% 組成物 3 F2HC(CF25SO2NH(CH23OCOCH=CH2
C4H9OCOCH=CH2との6/4共重合体 0.2% 1,1,1−トリクロルエタン 99.75% 2−メチル−2,4−ペンタンジオール0.05% 組成物 4 とアクリロニトリル及びCH2
CHCONHCH2OC4Hとの7/2/1の共重合体
0.4% ジクロルメタン 99.4% 1,3−ブタンジオール 0.2%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) フツ素系撥水撥油剤 0.05〜5重量% (B) 塩素系溶剤 30〜99.94重量% (C) 炭素数3〜8の二価アルコール
    0.01〜5重量% を含有してなる撥水撥油剤組成物。 2 成分(C)が炭素数4〜6の二価アルコールであ
    る特許請求の範囲第1項記載の撥水撥油剤組成
    物。 3 成分(B)がジクロルエタン、1,1,1−トリ
    クロルエタン、S−テトラクロルジフルオルエタ
    ン、1,1,2−トリクロル−1,2,2−トリ
    フルオルエタンの群から選ばれる塩素系溶剤であ
    る特許請求の範囲第1項記載の撥水撥油剤組成
    物。
JP17475381A 1981-10-31 1981-10-31 撥水撥油剤組成物 Granted JPS5876481A (ja)

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JPS5876481A JPS5876481A (ja) 1983-05-09
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JPH0724941U (ja) * 1993-10-07 1995-05-12 千代田技研工業株式会社 堆肥化装置における攪拌機構の旋回機構
US6753376B1 (en) * 1998-12-22 2004-06-22 Daikin Industries Ltd. Aqueous water-and oil-repellent dispersion
US7901589B2 (en) * 2009-06-29 2011-03-08 E.I. Du Pont De Nemours And Company Propanediol soil resist compositions

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