JP2005089882A - 繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤 - Google Patents

繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤 Download PDF

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Tomohiro Yamazaki
奉裕 山崎
Katsuyoshi Nakamura
功恵 中村
Hidefumi Ogura
英史 小倉
Akinori Uno
彰記 宇野
Takashi Sugiyama
崇 椙山
Yoshiyasu Kubo
善靖 久保
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Abstract

【課題】 主に吸水性に優れる綿、麻等を中心に構成される一般的な繊維又は衣類等に対し、その吸水性を大きく損なうことなく速乾性を付与することを、噴霧等の処理によって家庭においても簡単かつ安価に行なえる繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤に関する。
【解決手段】 (A)(a)一般式(I)で表わされるシリコーン含有モノマー20〜60質量%と、(b)一般式(II)で表わされる疎水性モノマー10〜30質量%と、(c)一般式(III)で表わされる3級アミノ基含有モノマー11〜40質量%と(d)一般式(IV)で表わされるカルボキシル基含有モノマー10〜30質量%とを共重合することで得られ、(a+b)/(c+d)の質量比が0.5〜3.0の範囲内にある共重合体0.01〜10質量%と、
(B)有機溶剤と、
を含有することを特徴とする繊維用吸水速乾性付与組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、主に吸水性に優れる綿、麻等を中心に構成される繊維に対し、その吸水性を大きく損なうことなく、速乾性を付与することができる繊維用仕上げ剤等として好適な繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤に関する。
従来より、夏場の外出時やスポーツ時等汗を多量にかく場合、衣類が肌に貼り付いて着心地が悪化するという不具合が生じるが、これを軽減するためには、汗を吸いつつ速く乾くという吸水速乾性を衣類に付与することが有効である。
繊維自身に吸水速乾性を付与する技術としては、例えば、複数の繊維を混紡、交撚、交織、交編又は複合化する、繊維自身を特殊形状に加工する等が挙げられる。
これらの場合、繊維自身が吸水速乾性を持つため効果の持続性に優れるものの、高度な加工を要するためコストが高くなったり、特殊な繊維のため染色や縫製等の2次加工がしにくく、デザイン等が制限されるといった課題がある。
一方で、従来より、ポリシロキサンを含有するシリコーンマクロマーを共重合したアクリル共重合体を利用して繊維の表面改質を行なう研究がなされてきている。
これらの表面改質を行なう技術等において、例えば、撥水剤としての利用としては、特定のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体を主剤としてなる繊維用撥水処理剤(例えば、特許文献1参照)や、被処理材料に耐久性のある撥水性、防汚性等を付与することができる三官能性シリル基含有(メタ)アクリルエステルモノマー、及び(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーを構成モノマーとして有する撥水剤(例えば、特許文献2参照)及び上記三官能性シリル基含有(メタ)アクリルエステルモノマー、(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーに更に、シロキサン含有(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーとを構成モノマーとして有する共重合体(例えば、特許文献3参照)や、特定の3成分からなる撥水成分と有機溶剤と噴射ガスとからなるエアゾール型撥水処理剤(例えば、特許文献4参照)や、特定のシリコーンマクロマー、3級アミノ基又は4級アンモニウム基含有ビニルモノマー及びカルボキシル基含有ビニルモノマーなどからなるシリコーン含有高分子共重合体を含む撥水処理剤(例えば、特許文献5参照)が知られている。
また、ポリシロキサンを含有するシリコーンマクロマーを共重合したアクリル共重合体を利用する上記撥水剤以外の利用としては、滑り性の向上(例えば、特許文献6、7、8参照)、水切れ性の向上(例えば、特許文献9、10、11参照)、防汚性の向上(例えば、特許文献10、12参照)等が知られている。
他方、シリコーンマクロマーの代わりとして、特定のシロキサンを含有するモノマーを共重合したアクリル共重合体を利用して表面改質を行なう研究も近年なされてきている。
しかしながら、これらのうち、上記特許文献1〜5に記載の撥水剤で衣類を処理した場合には、繊維がほとんど吸水しなくなるため、汗をかいた時、衣類がやはり肌に貼り付き、着心地が悪くなってしまうという課題がある。
また、上記特許文献6〜12に記載の水切れ性の向上等は、主に硬表面において発揮される効果であり、そのまま繊維に応用するのは難しいものである。更に、繊維に応用した例としては、繊維に対する速乾性及び柔軟性を付与する両性両親媒性表面処理剤(特許文献12参照)が挙げられるが、この場合の効果は、主に洗濯脱水後に被洗物が速く乾くというものであり、水浴中において基剤を被洗物に吸着させ、主に脱水時の脱水効率を向上させることにより得られるものであり、本願発明とは技術思想が異なるものである。
特開平7−97770号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開平11−80277号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開平11−80711号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2000−186279号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2003−34784号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開平7−243173号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特表平8−183826号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開平10−176134号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2000−17232号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2001−11426号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2002−80831号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2002−105434号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来技術の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするものであり主に吸水性に優れる綿、麻等を中心に構成される一般的な繊維又は衣類等に対し、噴霧等の処理をするだけで、対象とする繊維又は衣類等の吸水性を大きく損なうことなく速乾性を付与することで、汗を多量にかくような場合における対象とする繊維又は衣類等の着心地悪化の軽減を、家庭においても簡単かつ安価に実施できる繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来技術の課題等について鋭意検討した結果、特定のモノマーを共重合して得られる共重合体を有機溶剤に溶解した仕上げ剤組成物、及び特定のモノマーを共重合して得られる共重合体と有機溶剤を噴射剤とともにエアゾールスプレー容器に充填した仕上げ剤が上記課題を解決できることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)及び(2)に存する。
(1)(A)(a)下記一般式(I)で表わされるシリコーン含有モノマー20〜60質量%と、(b)下記一般式(II)で表わされる疎水性モノマー10〜30質量%と、(c)下記一般式(III)で表わされる3級アミノ基含有モノマー11〜40質量%と、(d)下記一般式(IV)で表わされるカルボキシル基含有モノマー10〜30質量%とを共重合することで得られ、上記〔(a)+(b)〕/〔(c)+(d)〕の質量比が0.5〜3.0の範囲内にある共重合体0.01〜10質量%と、
(B)有機溶剤と、
を含有することを特徴とする繊維用吸水速乾性付与組成物。
Figure 2005089882
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(2)上記(1)記載の(A)共重合体0.01〜10質量%及び(B)有機溶剤と、(C)噴射剤とをエアゾールスプレー容器に充填したことを特徴とするエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤。
本発明によれば、主に吸水性に優れる綿、麻等を中心に構成される一般的な繊維又は衣類等に対し、その吸水性を大きく損なうことなく速乾性を付与することを、噴霧等の処理によって家庭においても簡単かつ安価に行なえる繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤が提供される。
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物は、(A)(a)下記一般式(I)で表わされるシリコーン含有モノマー20〜60質量%と、(b)下記一般式(II)で表わされる疎水性モノマー10〜30質量%と、(c)下記一般式(III)で表わされる3級アミノ基含有モノマー11〜40質量%と、(d)下記一般式(IV)で表わされるカルボキシル基含有モノマー10〜30質量%とを共重合することで得られ、上記〔(a)+(b)〕/〔(c)+(d)〕の質量比が0.5〜3.0の範囲内にある共重合体0.01〜10質量%と、(B)有機溶剤とを含有することを特徴とするものである。
Figure 2005089882
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また、本発明のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、上記記載の(A)共重合体0.01〜10質量%及び(B)有機溶剤と、(C)噴射剤とをエアゾールスプレー容器に充填したことを特徴とするものである。
以下において、「本発明」というときは、上記繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤を両方を含むものである。
本発明における(A)成分の共重合体は、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分、(d)成分となる各モノマーを各含有量の範囲で共重合することで得られるものである。
本発明に用いる(a)成分のシリコーン含有モノマーは、前記一般式(I)で表わされるものであり、式中、R1は水素原子又はメチル基、好ましくメチル基であり、Aは酸素原子又はNH、好ましくは酸素原子であり、R2は炭素数1〜6のアルキレン基、好ましくは炭素数1〜3のアルキレン基である。
具体的に用いることができる(a)成分としては、例えば、トリス(トリメチルシロキシ)シリルメチル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルメチル(メタ)アクリルアミド、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられ、これらは各単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。なお、上記記載の(メタ)アクリレートとは、「アクリレート又はメタクリレート」を意味する表記であり、以下、本明細書においては同様に使用する。
これらの(a)成分の中でも、特に、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレートが工業的に比較的安価に入手できる点で好ましく、例えば、サイラプレーンTM−0701及びTM−0701T(チッソ株式会社製)、X−22−2404(信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。
これらの(A)成分を構成するモノマー中における(a)成分の含有量は、20〜60質量%であることが必要であり、好ましくは、30〜55質量%、更に好ましくは、35〜50質量%が速乾性の点からより望ましい。
この(a)成分の含有量が20質量%未満であると、速乾性が不十分となり、一方、60質量%を超える場合は、吸水性が不十分となり、好ましくない。
本発明に用いる(b)成分の疎水性モノマーは、前記一般式(II)で表わされるものであり、式中、R3は水素原子又はメチル基、好ましくはメチル基であり、Bは酸素原子又はNH、好ましくは酸素原子であり、R4は炭素数1〜12のアルキル基、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基、より好ましくは炭素数2〜4のアルキル基である。
具体的に用いることができる(b)成分としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリルアミド、ブチル(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)アクリルアミド、ヘキシル(メタ)アクリルアミド、オクチル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド等が挙げられ、これらは各単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
これらの(A)成分を構成するモノマー中における(b)成分の含有量は、10〜30質量%とすることが必要であり、好ましくは15〜25質量%が速乾性の点から望ましい。
この(b)成分の含有量が10質量%未満であると、速乾性が不十分となり、一方、30質量%を超える場合は、吸水性が不十分となり、好ましくない。
本発明に用いる(c)成分の3級アミノ基含有モノマーは、前記一般式(III)で表わされるものであり、式中、R5は水素原子又はメチル基、好ましくはメチル基であり、Dは酸素原子又はNH、好ましくは酸素原子であり、R6は炭素数1〜6のアルキレン基、好ましくは炭素数1〜3のアルキレン基であり、R7及びR8は、各々炭素数1〜3のアルキル基、好ましくはメチル基である。
具体的に用いることができる(c)成分としては、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられ、これらは各単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。
これらの(A)成分を構成するモノマー中における(c)成分の含有量は、11〜40質量%であることが必要であり、好ましくは、15〜30質量%が吸水性の点から望ましい。
この(c)成分の含有量が11質量%未満であると、吸水性が不十分となり、一方、40質量%を超える場合は、速乾性が不十分となり、好ましくない。
本発明に用いる(d)成分のカルボキシル基含有モノマーは、前記一般式(IV)で表わされるものであり、式中、X、Y及びZは、各々、水素原子、メチル基、カルボキシル基又はCH2COOHである。
具体的に用いることができる(d)成分としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸等が挙げられ、これらの中でも、速乾性の点から、(メタ)アクリル酸が好ましい。
これらの(A)成分を構成するモノマー中における(d)成分の含有量は、10〜30質量%であることが必要であり、好ましくは、10〜20質量%が吸水性の点から望ましい。
この(d)成分の含有量が10質量%未満であると、吸水性が不十分となり、一方、30質量%を超える場合は、速乾性が不十分となり、好ましくない。
本発明における(A)成分の共重合体は、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分、(d)成分となる各モノマーを上述の如く、各含有量の範囲で共重合することで得られるものであるが、更に、(A)成分を構成するモノマー中における、(a)成分と(b)成分の含有量(質量%)の合計と、(c)成分と(d)成分の含有量(質量%)の合計との比率である〔(a)+(b)〕/〔(c)+(d)〕は、0.5〜3.0の範囲内とすることが必要であり、好ましくは、1.0〜2.5が吸水性及び速乾性の点から望ましい。
この比率〔(a)+(b)〕/〔(c)+(d)〕が、0.5未満であると、速乾性が不十分となり、一方、3.0を超える場合は、吸水性が不十分となり、好ましくない。
本発明において、(A)成分を構成するモノマーとしては、前記(a)〜(d)成分以外に、更に(e)成分として分子内に2つ以上のビニル基を有する架橋剤を用いることが、速乾性の点からより好ましい。
用いることができる(e)成分としては、例えば、ポリジメチルシロキサンジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらは各単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。これらの中でもポリジメチルシロキサンジ(メタ)アクリレートが速乾性の点からより好ましい。
これらの(A)成分を構成するモノマー中における(e)成分の含有量は、0〜5質量%が好ましく、1〜3質量%が更なる速乾性の点からより好ましい。
本発明における(A)成分の共重合体は、上記各モノマーを共重合により合成することで得られるものであるが、その合成方法は特に限定されるものではなく、従来公知の方法にて合成することができ、好ましくは、合成後のハンドリング性の点等から、溶液重合法が望ましい。
用いる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類等が挙げられ、安全性及び臭気の点等から、アルコール類が好ましい。用いる重合開始剤としては、従来公知のラジカル重合開始剤を使用することができ、例えば、過酸化ベンゾイル等の過酸化物、2、2'−アゾビスイソブチロニトリル、2、2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2、2'−アゾビス(2、4−ジバレロニトリル)、2、2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩、2、2'−アゾビス(N、N−ジメチレンイソブチルアミジン)等のアゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素等が挙げられ、アゾ化合物がより好ましい。
本発明において、上記各モノマーを共重合することにより得られる(A)成分の、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量は、5000〜1,000,000が好ましく、20,000〜500,000がより好ましく、50,000〜200,000が吸水性及び速乾性の点から特に好ましい。
本発明において、繊維用吸水速乾性付与組成物では、上記特性となる(A)成分の共重合体と、(B)有機溶剤とを含有することを特徴とするものであり、また、エアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤では、上記特性となる(A)成分の共重合体と、(B)有機溶剤と、(C)噴射剤とをエアゾールスプレー容器に充填したことを特徴とするものであり、これらの組成物又は付与剤において、(A)成分の含有量は、繊維用吸水速乾性付与組成物全量又はエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤全量に対して、夫々0.01〜10質量%であることが必要であり、好ましくは、0.05〜5質量%、更に好ましくは、0.1〜2質量%が更なる吸水性及び速乾性の点からより望ましい。
この(A)成分の含有量が0.01質量%未満であると、速乾性が不十分となり、また、10質量%を超えると、吸水性が不十分となり、好ましくない。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤における(B)成分の有機溶剤は、(A)成分を溶解でき、更に室温において揮発性を有するものであれば特に限定はされるものではない。
用いることができる(B)成分としては、例えば、1価アルコール類、2価アルコール類、芳香族炭化水素類、脂肪族炭化水素類、エステル類、ケトン類、脂環族炭化水素類、揮発性オルガノポリシロキサン類等が挙げられる。
(B)成分の具体例としては、メタノール、エタノール、2−プロパノール、n−ブタノ−ル、プロピレングリコール、トルエン、キシレン、イソペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、1,3−ジフェニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン等が挙げられ、これらは単独で、又は2種以上混合して用いることができる。
これらのうち、安全性及び使用時における臭気等の点から低級アルコールが好ましく、低級アルコールの中でも、エタノール及び2−プロパノールが特に好ましい。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤において、(B)成分の含有量は特に限定されるものではないが、液安定性、吸水性及び速乾性の点から60〜99.95質量%が好ましく、75〜99.9質量%がより好ましい。
本発明のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤における(C)成分の噴射剤は、(A)成分の共重合体及び(B)成分の有機溶剤と共に、エアゾールスプレー容器に充填した場合に、これらを噴射できるものであれば特に限定されるものではない。
用いることができる(C)成分としては、例えば、液化石油ガス、ジメチルエーテル、炭酸ガス、窒素ガス等が挙げられ、これらは単独で、又は2種以上混合して用いることができる。
これらの(C)成分の中で、安全性及び使用時における臭気等の点から、炭酸ガス及び窒素ガスが好ましい。
本発明のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤において、(C)成分の含有量は特に限定されるものではないが、噴射性の点から、液化石油ガス及びジメチルエーテル等の有機溶剤に多量に溶解するものの場合は、5〜40質量%が好ましく、炭酸ガス及び窒素ガス等の有機溶剤にほとんど溶解しないものの場合は、1〜10質量%が特に好ましい。
更に、本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤には、本発明の効果を損なわない範囲内で、消臭剤、抗菌剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、清涼化剤、香料等を含有することができる。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤において、これらの含有量は0〜1質量%が好ましい。
また、本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、組成物及び剤の内容物の液安定性に影響のない範囲内で、水(精製水、イオン交換水、蒸留水、純水、超純水等)を含むことができる。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤において、水の含有量は0〜5質量%が好ましく、0〜1質量%がより好ましい。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物は、トリガースプレー容器(直圧あるいは蓄圧型)やディスペンサータイプのポンプスプレー容器等に収納して用いることができる。
トリガースプレー容器としては、例えば、特開平9−268473号公報、特開平9−256272号公報、及び特開平10−76196号公報等に記載されているものが例として挙げられる。また、ポンプスプレー容器としては、例えば、特開平9−256272号公報等に記載されているものが例として挙げられる。
本発明のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、上記記載のトリガースプレー容器やディスペンサータイプのポンプスプレー容器等に本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物を収納して用いる場合と比べ、Tシャツ等の衣類全面に剤の内容物又は組成物を噴霧する際、より少ない労力及び短時間で広い面積を簡単に処理することができる点で好ましい。
本発明のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤に用いられるエアゾールスプレー容器としては、特に限定はされないが、例えば、特開平9−3441号公報、及び特開平9−58765号公報等に記載されているものが挙げられる。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤が使用される対象としては、主に吸水性に優れる綿、麻等を中心に構成される一般的な繊維又は衣類等が挙げられ、特に綿の編地、例えば肌シャツ等が、本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤の効果を顕著に発揮させる点で好ましい。
本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤の使用方法としては、組成物又は剤の内容物を、対象とする繊維又は衣類等に対して噴霧した後、組成物又は剤の内容物に含まれる有機溶剤や噴射剤等を風乾等によって揮発させることにより、本発明の(A)成分を対象とする繊維又は衣類等に付着させる等が挙げられる。
また、本発明の繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤の使用量としては、これらに含まれる本発明の(A)成分の、対象とする繊維又は衣類等に対する付着量が、対象とする繊維又は衣類等の質量に対して、好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.02〜0.5質量%、特に好ましくは0.05〜0.2質量%となる量使用することが望ましい。
このように構成される本発明では、主に吸水性に優れる綿、麻等を中心に構成される一般的な繊維又は衣類等に対し、その吸水性を大きく損なうことなく速乾性を付与することを、噴霧等の処理によって家庭においても簡単かつ安価に行なえる繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤が得られることとなる。
次に、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明するが、下記実施例等に限定されるものではない。
〔実施例1〜10及び比較例1〜10〕
〔(A)成分の共重合体の調製〕
まず、本発明における(A)成分の共重合体(A−5)の合成例を下記に示す。
撹拌機、冷却管及び温度計を備えた500mLのガラス製セパラブルフラスコにエタノール63gを加え、窒素ガスを吹き込みながら80℃に加熱した。このセパラブルフラスコ中のエタノールを撹拌しながら、その中に、シリコーン含有モノマー(a)31.5g、疎水性モノマー(b−1)11.9g、疎水性モノマー(b−2)3.5g、3級アミノ基含有モノマー(c−1)11.9g、カルボキシル基含有モノマー(d−1)8.4g、カルボキシル基含有モノマー(d−2)1.4g、架橋剤(e)1.4g及びエタノール28gの混合溶液、及び重合開始剤(2、2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、和光純薬工業株式会社製、V−59)1.4g及びエタノール14gの混合溶液を2時間かけて連続的に滴下し、更に80℃で6時間窒素ブローしながら撹拌し、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量95,000の共重合体(A−5)を得た。
なお、原料モノマーの反応率は以下の方法により確認した。
<原料モノマーの反応率確認例>
合成反応の終了した上記共重合体(A−5)溶液200mgを重メタノール1gに溶解した溶液をNMR管に所定量採取し、1H−NMRを測定した。得られたNMRスペクトルデータを図1に示すが、5.2〜6.2ppm付近に見られる原料モノマー由来のオレフィンのピークがほぼ認められないことから、上記共重合体の合成反応において、原料モノマーはほぼ100%反応したことを確認した。
上記合成例と同様の合成方法、条件にて、下記表1に示す(A)成分の共重合体の実施品(A−1〜A−4,A−6)及び比較品(A−7〜A−10)を夫々合成した。
また、上記原料モノマーの反応率確認例と同様の方法にて、原料モノマーの反応率を調べ、下記表1に示す何れの共重合体の合成反応においても、原料モノマーはほぼ100%反応したことを確認した。
なお、下記表1に使用したモノマー成分の詳細は、下記のとおりである。
a:3―トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート(サイラプレーンTM―0701T、チッソ株式会社製)
b−1:t−ブチルメタクリレート(メタクリル酸ターシャリーブチル、株式会社日本触媒製)
b−2:t−ブチルアクリレート(TBA、大阪有機化学工業株式会社製)
c−1:ジメチルアミノエチルメタクリレート(メタクリル酸ジメチルアミノエチル、三菱ガス化学株式会社製)
c−2:ジメチルアミノエチルアクリレート(アクリル酸ジメチルアミノエチル、株式会社日本触媒製)
d−1:メタクリル酸(株式会社日本触媒製)
d−2:アクリル酸(株式会社日本触媒製)
e:両末端メタクロイル変性ジメチルポリシロキサン (X―22−164C、信越化学工業株式会社製)
次に、上記で得られた各(A)成分となる共重合体を用いて、下記表2及び表3に示す組み合わせとなる(B)成分の有機溶剤とを含有せしめた繊維用吸水速乾性付与組成物、または、下記表2及び表3に示す組み合わせとなる(B)成分の有機溶剤及び(C)成分の噴射剤とを含有せしめたエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤を調製した。
得られた各繊維用吸水速乾性付与組成物及びエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤について、下記評価方法により吸水性、速乾性、簡便性について評価した。
これらの結果を下記表2及び表3に示す。なお、表中の含有量は純分としての含有量を示し、単位は何れも質量%である。
<吸水性の評価方法>
(試験布の前処理方法)
家庭用洗濯機に30Lの50℃水道水を入れ、これに衣類用粉末洗剤(トップ、ライオン株式会社製)30gを添加し、よく分散させた後、綿メリヤス布(谷頭商店)1Kgの試験布を投入し、15分間撹拌し、次いで脱水機で5分間脱水した後、もう一度前記洗浄、脱水を繰り返した後、水道水を用いた流水すすぎ15分間の後脱水5分間の行程を5回繰り返した。以上の処置をした後、室温で乾燥し、20cm×20cmに裁断した。
(使用容器)
下記表2及び表3記載の繊維用吸水速乾性付与組成物(C成分の噴射剤を含まないもの)は、衣類のキレイキレイしわとり+消臭スプレー(ライオン株式会社製)のディスペンサータイプのポンプスプレー容器に40g収納し、評価に用いた。
また、エアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、下記表2及び表3記載の組成物(C成分の噴射剤を含むもの)を、常法に準じて下記仕様のエアゾール容器に50g収納し、評価に用いた。
缶:AE100WN3エアゾール缶(ブリキ缶45φ×102mm、東洋製罐株式会社製)
バルブ:S13−(70P−4)78HG7183“3”×67R、(株式会社三谷バルブ製)
ボタン:D174W 0444N“3”(株式会社三谷バルブ製)
(吸水性試験)
上記記載の前処理をした試験布9.0gに、上記記載の容器に収納した表2及び表3の繊維用吸水速乾性付与組成物又はエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤1.8gを均一になるように布全体に噴霧し、20℃、50%RHの室内で12時間乾燥させた後、10cm×5cmに裁断した。
ステンレス製のバット(12cm×6cm×2cm)にイオン交換水50gを張り、そこに上記記載の裁断した試験布を30秒間浸漬した後、試験布を拾い上げ、余分な水を落とした後、試験布が吸水した水の量を吸水量(A)として測定した。同様の試験を前処理しただけの試験布でも行ない吸水量(B)として測定し、A/B×100を吸水性(%)として求め、以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎:80%以上
○:60%以上80%未満
△:40%以上60%未満
×:40%未満
<速乾性の評価方法>
上記記載の吸水性試験を行なった試験布を35℃、50%RHの恒温室内に平干しし、試験布の含水量が試験布自身の質量の10%以下になるまでの時間を乾燥時間(A)として測定した。同様の試験を前処理しただけの試験布でも行ない乾燥時間(B)として測定し、A/B×100を速乾性(%)として求め、以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎:60%未満
○:60%以上80%未満
△:80%以上100%未満
×:100%以上
<簡便性の評価方法>
(使用容器)
下記表2及び表3記載の繊維用吸水速乾性付与組成物(C成分の噴射剤を含まないもの)は、衣類のキレイキレイしわとり+消臭スプレー(ライオン株式会社製)のトリガースプレー容器に50g収納し、評価に用いた。
また、エアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、下記表2及び表3記載の組成物(C成分の噴射剤を含むもの)を、常法に準じて下記仕様のエアゾール容器に50g収納し、評価に用いた。
缶:AE100WN3エアゾール缶(ブリキ缶45φ×102mm、東洋製罐株式会社製)
バルブ:S13−(70P−4)78HG7183“3”×67R、(株式会社三谷バルブ製)
ボタン:D174W 0444N“3”(株式会社三谷バルブ製)
(噴霧時間測定)
肌シャツ(BVD製、LLサイズ、150g)1枚をハンガーに吊り下げ、上記記載の容器に収納した表2及び表3の繊維用吸水速乾性付与組成物又はエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤15gを、肌シャツの前面及び背面それぞれに均一になるように噴霧した時の、噴霧にかかった時間を噴霧時間(秒)として測定し、簡便性を以下の基準で評価した。
(評価基準)
○:30秒未満
△:30秒以上150秒未満
×:150秒以上
なお、表2及び表3に使用した成分の詳細は、下記のとおりである。
A成分:表1記載の共重合体
B−1:エタノール(試薬1級、甘糟化学産業株式会社製)
B−2:2−プロパノール(鹿1級、関東化学株式会社製)
C−1:液化炭酸ガス
C−2:ジメチルエーテル
C−3:液化石油ガス(20℃蒸気圧0.59MPa)
香料:特開2002−146399号公報記載の表11〜18記載の香料組成物A
Figure 2005089882
Figure 2005089882
Figure 2005089882
上記表1〜表3の結果から明らかなように、本発明範囲となる実施例1〜6の繊維用吸水速乾性付与組成物、並びに、実施例7〜10のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、本発明の範囲外となる比較例1〜6の繊維用吸水速乾性付与組成物、並びに、比較例7〜10のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤に較べて、吸水性及び速乾性に優れていることが判明した。加えて、実施例7〜10のエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤は、実施例1〜6の繊維用吸水速乾性付与組成物に比較し、更に簡便性に優れていることが判明した。
比較例1〜10を個別的に見ると、比較例1及び7は、(A)成分の共重合体を含有しない場合であり、比較例2及び8は(A)成分の共重合体の含有量(各20質量%)が本発明の範囲外(0.01〜10質量%)となる場合であり、比較例3〜6及び8〜10は、本発明の範囲外となる共重合体を夫々用いた場合であり、これらの場合は、吸水性及び速乾性の両方を満足することができず、本発明の効果を発揮できないことが判明した。
本発明の一実施例にかかる共重合体溶液の1H−NMRスペクトル図である。

Claims (2)

  1. (A)(a)下記一般式(I)で表わされるシリコーン含有モノマー20〜60質量%と、(b)下記一般式(II)で表わされる疎水性モノマー10〜30質量%と、(c)下記一般式(III)で表わされる3級アミノ基含有モノマー11〜40質量%と、(d)下記一般式(IV)で表わされるカルボキシル基含有モノマー10〜30質量%とを共重合することで得られ、上記〔(a)+(b)〕/〔(c)+(d)〕の質量比が0.5〜3.0の範囲内にある共重合体0.01〜10質量%と、
    (B)有機溶剤と、
    を含有することを特徴とする繊維用吸水速乾性付与組成物。
    Figure 2005089882
    Figure 2005089882
    Figure 2005089882
    Figure 2005089882
  2. 請求項1記載の(A)共重合体0.01〜10質量%及び(B)有機溶剤と、(C)噴射剤とをエアゾールスプレー容器に充填したことを特徴とするエアゾール型繊維用吸水速乾性付与剤。
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