JPS6260510B2 - - Google Patents

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JPS6260510B2
JPS6260510B2 JP59069684A JP6968484A JPS6260510B2 JP S6260510 B2 JPS6260510 B2 JP S6260510B2 JP 59069684 A JP59069684 A JP 59069684A JP 6968484 A JP6968484 A JP 6968484A JP S6260510 B2 JPS6260510 B2 JP S6260510B2
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JP
Japan
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heater
oil
oxide
yarn
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JP59069684A
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Osamu Ogiso
Toshio Yamamoto
Akira Suzuki
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Takemoto Oil and Fat Co Ltd
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Takemoto Oil and Fat Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60215873A publication Critical patent/JPS60215873A/ja
Publication of JPS6260510B2 publication Critical patent/JPS6260510B2/ja
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    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/53Polyethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L71/00Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L71/02Polyalkylene oxides
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
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    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/643Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain
    • D06M15/647Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicon in the main chain containing polyether sequences
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M7/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made of other substances with subsequent freeing of the treated goods from the treating medium, e.g. swelling, e.g. polyolefins
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M2200/00Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material
    • D06M2200/40Reduced friction resistance, lubricant properties; Sizing compositions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリエステル又はポリアミド繊維糸の
紡糸油剤用組成物(以下単に組成物と略記する)
に関し、更に詳しくは、ポリエステル又はポリア
ミド繊維糸を超高速で嵩高加工するに際し、毛羽
や断糸が少なく、撚掛装置で発生する白粉の粘着
性を低減させ、高度の熱処理ヒーター汚染防止能
力(以下単に耐ヒーター汚染性と略記する)を発
揮する組成物に関する。 近年、ポリエステルやポリアミド繊維糸の製
造・加工は、省力化や工程短縮による生産性向上
の達成ということもあつて、パーシヤリーオリエ
ンテツドヤーン(以下POYと略記する)を製造
すること及び該POYを用いて延伸と仮撚加工を
遂時的又は同時的に行なつて嵩高加工糸を製造す
ること等が提案され、その高速化が一段と図られ
ているが、かかる高速化は現今においてますます
急速に進みつつある。 そして、このように高速化が進むと、次のよう
な、種々の問題や障害が頻繁に発生し、これらを
全体的に克服する紡糸油剤(以下単に油剤と略記
する)が要求されてくる。 (i) 各種接触体(例えばローラー、ガイド、熱処
理ヒーター、デイスク等)に接触走行する糸条
のスピードの増大や接圧の増大がもたらされ、
これらが毛羽や断糸の発生を助長する。これが
ため、仮撚用原糸、特に延伸仮撚用原糸に高度
の潤滑性及び集束性を付与するような油剤が要
求されてくる。 (ii) 糸条が各種接触体と高速化、高接圧下に接触
走行するため、ポリマーの物理的な削れが発生
し、これが施撚デイスクに粘着凝集すると、工
程上大きな障害となる。また、このように施撚
デイスクで粘着性の白粉が発生すると、嵩高糸
にインターレース処理を施す場合に、インター
レーサーにそれが付着し、大きな障害となる。
これがため、そのような白粉の脱落が抑制さ
れ、該白粉を非粘着化ならしめる油剤が要求さ
れてくる。 (iii) 熱処理ヒーターを通過する単位時間当りの糸
量の増加や糸の旋回速度の上昇による遠心力の
増加等によつて、熱処理ヒーター上への各種脱
落が促進され、またフイラメントの捲縮固定に
必要な熱量を該フイラメントに供給するため
に、必然熱処理ヒーターの長さの増大や表面温
度の上昇が図られることから、脱落成分がます
ます熱劣化し易くなる。そして、熱処理ヒータ
ー表面に熱劣化成分(例えばタール)が堆積す
ると、毛羽、糸切れ、捲縮斑等の悪影響が発生
する。これがため、そのような脱落が抑制さ
れ、耐ヒーター汚染性に優れた油剤が要求され
てくる。 既に、後続の仮撚工程を円滑に行なうため、紡
糸工程において付与する、種々の化合物を含有の
油剤が提案されている。しかし、かかる既に提案
の油剤では、前述の如くますます厳しくなりつつ
ある仮撚加工条件に充分対応することができなく
なつている。例えば、油剤の耐ヒーター汚染性に
関する工程の実情は、止むなく機台を毎々停止さ
せ、ヒーター表面を清掃して対処しており、この
ために熱効率のロス、清掃人員投入による省力化
への逆行、生産効率の低減等を招来し、これらが
解決すべき重要な問題となつているのである。仮
撚加工の著るしく急速な高速化が進行している今
日、そこに使用する油剤には、前述の(i)、(ii)及び
(iii)の要求に充分応えるべく、潤滑性や集束性、工
程脱落物の非粘着性、耐ヒーター汚染性等を総合
的に全体として高度に充足していることが必須で
ある。 従来、供給糸の熱処理工程における耐熱性を向
上させる手段として、繊維に付与される油剤自体
の耐熱性を改善することが重要とされ、それ自体
が熱劣化してヒーター汚染をすることのないよう
な油剤が種々検討されており、その例を挙げると
次の通りであるが、それぞれに欠点がある。 先ず、油剤の主要成分である潤滑剤に関し、鉱
物油や脂肪酸エステル類は耐発煙性や抗タール化
性に欠ける。分子中に四級炭素を導入したエステ
ル化合物(特開昭50−53695号)や分子中にフエ
ニル基を導入したポリオキシアルキレン化ビスフ
エノールと脂肪酸とのエステル(特公昭53−
43239号等)は、相応の抗酸化性を有するが、完
全にはタール化を防げないので、時間の経過とと
もに結局、タールが堆積する。ポリジメチルシロ
キサン及びその末端変性物(特公昭58−12391
号、特開昭55−67075号)は静電気発生が著るし
く、精練性や他の油剤成分との相容性が欠ける。
メチルフエニルポリシロキサンやポリエポキシシ
ロキサン(特開昭49−30621号、特開昭51−67415
号)等の変性シリコーンはいずれも油剤配合成分
として多量(目安として10重量%を超える量)に
用いると、それ自体が熱劣化した不溶性のスラツ
ジをヒーター表面上に生じる。そして現在、公知
化合物の中では最も有用な潤滑剤として認識され
ているポリエーテル系化合物(特開昭56−31077
号等)は前述の如く仮撚工程での高速化にともな
う各種処理条件の厳しい変化により、この系統の
処理用油剤においてもヒーター汚染が問題とな
り、更にこれに添加する乳化剤や静電気防止剤等
の種類及び添加量によつては一層汚染の程度が著
るしくなることも指摘されている。また、末端の
水酸基をアルコキシ基等に置換したω−アルコキ
シ−ポリ(オキシアルキレン)エーテル誘導体を
使用する例も提案されている(特開昭54−134198
号、ドイツ国公開特許1594906号)。しかし、これ
らは分子量が低いものであるため(いずれの例も
分子量1000以下)、超高速嵩仮撚では糸条からの
油剤の飛散が激しく、これに起因してヒーター中
での油煙やタールが増大し、また潤滑不足による
毛羽や断糸が増大する。 次に、かかる潤滑剤とは別の成分に関し、酸化
防止剤を少量添加する例(特公昭48−17517号、
特開昭53−19500号)は若干の効果が得られるも
のの、超高速加工条件には耐えられない。ポリジ
メチルシロキサン、メチルフエニルポリシロキサ
ン又はポリエポキシシロキサンを少量(目安とし
て10重量%以下)添加する例(特公昭54−5040
号、特開昭55−137273号)は抗タール化性が不充
分で、しかも一般に水溶性がなく(多量使用の場
合も同様)、油剤成分としてこれらの化合物を水
に分散するために多量に添加した乳化剤が逆にヒ
ーター汚染源となる。 また、同様に潤滑剤とは別の成分につき、ポリ
アルキレンオキサイド変性ポリシロキサンを利用
したものに関し、ポリエチレンオキサイド変性ポ
リシロキサンを使用する例(特公昭44−27518
号)は、変性基がオキシエチレン基のみから成つ
ているため、高速仮撚加工用原糸油剤として充分
な耐ヒーター汚染性を有するに至つていない。ポ
リエーテル化合物とともに動粘度15cst以上の線
状有機ポリシロキサンを使用する例(特開昭48−
5309号)はその実施例である例えばメチル(ポリ
エチレンオキサイド)ポリシロキサンによるとヒ
ーター汚染に対する耐久性が少ない。親和性のあ
るポリアルキレンオキサイドとの併用手段により
多量(35重量%以上)にポリアルキレンオキサイ
ド変性シリコーンを使用する例(特開昭50−
59551号)は該変性シリコーンの糸条からヒータ
ー上への脱落を低減せしめ、もつてそれ自体がヒ
ーター上で白色状スラツジを生成する欠点を改良
しようとするものであるが、前述の如く仮撚又は
延伸仮撚スピードの増大が糸条に大きな遠心力を
及ぼすため、物理的手段によつて繊維表面から油
剤成分が絞られそしてふり切られることを防止す
るには極めて困難となつている。ポリアルキレン
オキサイド変性ポリシロキサンと反応性シリコー
ン化合物とを前者/後者=5〜400/100重量部の
割合で併用する例(特開昭52−96297号)は該変
性ポリシロキサンを油剤成分として使用すると、
それ自体が熱劣化した、不溶性のスラツジをヒー
ター表面上に生じる。 本発明者らは、叙上の従来欠点を解消し、前述
した(i)、(ii)及び(iii)の要求に充分応える、改良され
た組成物、すなわちそれ自体が油剤となりまた油
剤の主要成分ともなる組成物を得るべく鋭意研究
した結果、次のような諸事実を見出し、本発明を
完成するに至つた。 (1) ベースオイルを構成する潤滑剤として、ω−
メトキシ−ポリ(オキシアルキレン)エーテル
の分子の中ほどにネオ構造炭素を導入した特定
の変性ポリエーテル誘導体が、ポリエステルや
ポリアミド繊維糸の超高速嵩高加工において著
るしく増大する毛羽や断糸を極めて有効に軽減
すること。 (2) ベースオイルを構成する潤滑剤として、ある
分子量範囲のポリオキシアルキレンエーテル化
合物の末端水酸基をメトキシ化したものが、ポ
リエステルやポリアミド繊維糸の超高速嵩高加
工における粘着性白粉の発生を極めて有効に防
止すること。 (3) ポリエステルやポリアミド繊維糸の超高速嵩
高加工において、ヒーターに堆積する熱劣化物
の内容は、油剤由来のものに加えて繊維糸を構
成するポリマー及びオリゴマー由来のものの比
率がかなり高いことに着目し、前記(1)及び(2)に
適合するような特定のポリエーテル系潤滑剤を
ベースオイルとして、これに特定の変性を施し
た限られた分子構造及び分子量のポリアルキレ
ンオキサイド変性ポリシロキサン及び特定のイ
オン性界面活性剤をそれぞれ所定の少量づつ加
えると、前述のようなヒータースラツジを大幅
に減少することができ、また超高速嵩高加工に
おいて望まれる糸条への油剤エマルジヨンの安
定付着や帯電防止効果が充分に得られること。 しかして本発明は、ポリエステルやポリアミド
繊維糸の超高速嵩高加工において、嵩高糸に毛羽
の発生や運転中の断糸が少なく、粘着性白粉の発
生も少なく、ヒーターへの熱劣化物の堆積もまた
少ない等の特長を有する組成物を提供するもので
あり、次のような組成物に係る。 すなわち、糸速600m/分以上の超高速嵩高加
工に供するポリエステル又はポリアミド繊維糸に
適用され、 次の一般式()で示されるアルコールと、エ
チレンオキサイド及び1,2−プロピレンオキサ
イド並びにメチル化剤とから合成される、ω−メ
トキシ−ポリ(オキシエチレン/オキシプロピレ
ン)エーテル誘導体であつて、その平均分子量が
1500〜6000であり且つオキシエチレン/オキシプ
ロピレン=5〜50/95〜50(平均重量比)であ
る、ポリエーテル化合物を50重量%以上(対紡糸
油剤用組成物、以下同じ)となるように配合した
潤滑剤と、0.05〜10重量%となるように配合した
次の一般式()で示される平均分子量が2500以
上のポリアルキレンオキサイド変性ポリシロキサ
ンと、0.1〜5重量%となるように配合した次の
イオン性界面活性剤から選ばれる一種又は二種以
上とから成る紡糸油剤用組成物。 一般式(): 〔但し、A、Bは炭素数1〜4のアルキル基、又
はヒドロキシメチル基、nは1又は2の整数であ
る。〕 一般式(): 〔但し、Xは
【式】lは20〜100の整数であ る。また、Yは
【式】mは1〜9 の整数である。そしてここに、R1は炭素数3〜
4のアルキレン基、R2は水素、炭素数1〜8の
アルキル基、又は炭素数2〜8のアシル基、aと
bとは15≦a+b≦80且つ2/8≦b/a≦8/
2を満足する整数である。 尚、Xで示されるポリジメチルシロキサンとY
で示されるポリアルキレンオキサイド変性シロキ
サンとの繰り返し部分及びaでくくられているポ
リエチレンオキサイドとbでくくられているポリ
プロピレンオキサイドとの繰り返し部分は、ブロ
ツク又はランダムの何れの方法で繰り返されてい
てもよい。〕 イオン性界面活性剤:アニオン界面活性剤、カ
チオン界面活性剤、両性界面活性剤又はアミンオ
キシド型界面活性剤であつて、炭素数8〜18のア
ルキル基又はアルケニル基を有するもの 本発明において、ω−メトキシ−ポリ(オキシ
エチレン/オキシプロピレン)エーテル誘導体
(以下単にA成分と略記する)は、ポリエステル
やポリアミド繊維糸の超高速嵩高加工において、
毛羽や断糸を軽減し、デイスクでの白粉発生を抑
制するとともに発生した白粉の粘着性を大幅に減
少し、また、前記一般式()で示されるポリア
ルキレンオキサイド変性ポリシロキサンと相まつ
てヒータータールの生成を防止する。これは、そ
れをメトキシ化することによつて分子末端の水酸
基による水素結合(油剤成分間或いは油剤成分と
ポリマーやオゴリマー微粉末との間)を減少せし
めた効果と、ネオ構造炭素による耐熱性向上によ
るためと推定される。分子末端の水酸基を封鎖す
るアルキル基として、炭素数2以上のアルキル基
の場合、本発明の所期効果を発揮するような充分
な反応収率(封鎖率)が得られず、その炭素数が
多くなるにしたがつて水溶性が著るしく阻害さ
れ、ヒータータールも多くなる。また、かかるA
成分の平均分子量は、それが1500未満ではヒータ
ータールが多くなり、それが6000を超えると、白
粉粘着性の低減効果が小さくなる。そして、この
A成分を得るに、前記一般式()で示されるア
ルコールに付加するエチレンオキサイド(以下単
にEOと略記する)と1,2−プロピレンオキサ
イド(以下単にPOと略記する)との平均重量比
が、EO/PO=5〜50/95〜50を外れると、EO
が多い場合はヒーター汚染が著るしくなり、PO
が多い場合は実際使用に際しての安定性が低下す
る。 また本発明において、前記一般式()で示さ
れるポリアルキレンオキサイド変性ポリシロキサ
ン(以下単にB成分と略記する)は、組成物の必
須成分として少量添加されるが、分子量が2500
以上、Xの繰り返し数lが20〜100個、Yの
繰り返し数mが1〜9個、Y中のアルキレンオ
キサイド鎖がEOとPOの繰り返し(ブロツク又は
ランダム)、該EOの繰り返し数aと該POの繰
り返し数bとが15≦a+b≦80且つ2/8≦b/
a≦8/2、以上の〜の諸要件を充足するも
ので、かかる特定の変性を施した一般式()の
化合物が、所望の効果、とりわけ著るしい耐ヒー
ター汚染性を発揮する。一般式()に付記した
何れの諸要件が欠けても、本発明の目的を充分に
達成することができない。例えば、分子量が2500
よりも小さいと、それ自体が仮撚工程での厳しい
熱処理条件に耐えきれず、発煙又は揮散したり
し、安定な油膜を形成し得ないためか、効果が少
ない。mが10以上であつたり、lが19以下の場
合、ポリエーテルに近い性質となり、走行糸条か
らのオリゴマーの脱落が多くなつて、本化合物を
添加しない場合と同じような効果しか得られな
い。lが100を超えると、ポリジメチルシロキサ
ンと類似の性能となつてくるためか、耐ヒーター
汚染性が低下するばかりでなく、それ自体がワニ
ス状物を形成するようになる。aやbが前記の要
件から外れると、それ自体の性質及び他の油剤成
分との相溶性低下から繊維表面に均一安定な油膜
を形成しないためか、充分な効果が得られない。 しかして、本発明の前記A成分は、その分子中
に水酸基を有しないものであるが、前記一般式
()で示されるアルコールに、アルカリ触媒
(例えばKOH)の存在で、加圧条件下、100〜120
℃でEO及びPOをランダム又はブロツクに遂次的
に付加重合せしめた後、メチル化剤と反応せしめ
ることにより合成される。この場合、一般式
()で示されるアルコールとしては、2,2−
ジ(ヒドロキシメチル)プロパン、3,3−ジ
(ヒドロキシメチル)ヘプタン、2,2−ジ(ヒ
ドロキシメチル)ペンタン、1,1,1−トリメ
チロールプロパン、1,1,1−トリメチロール
エタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール等があり、またメチル化剤としては、メ
チルクロライド、メチルブロマイド、メチルヨー
ダイド、ジメチルサルフエート等がある。 また、本発明の前記一般式()で示されるB
成分は、例えば、次の(i)の化合物と(ii)の化合物と
のヒドロシリル化反応等の方法で容易に合成され
る。 (i) アリルアルコールのEO及びPO付加物の末端
ヒドロキシ基をアルキルエーテル化した化合物 (ii) ランダム又はブロツクに位置した水素原子を
有するメチルハイドロジエンポリシロキサ
ン・・・
【式】 で、RがCH3とHの混合物であり、ランダム又
はブロツクに配置したもの。 本発明に係る組成物は、以上説明したA成分及
びB成分の外に、従来提案されているような例え
ば末端ヒドロキシタイプのポリエーテル誘導体の
如き潤滑剤を適宜含有し得るが、更に前述したよ
うな炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基
を有するイオン性界面活性剤(以下単にC成分と
略記する)を必須とするものである。この種の界
面活性剤には、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、両性界面活性剤、アミンオキシド型界
面活性剤があり、これらはいずれも、走行糸条に
発生する摩擦帯電量を低く抑え且つ生じた電荷を
速やかに漏洩させるもので、その1種又は2種以
上が使用される。適切な具体例を挙げると、アニ
オン界面活性剤としては、スルホネート塩として
アルカンスルホネートやアルキルベンゼンスルホ
ネート等のアルカリ金属塩又は有機アミン塩、サ
ルフエート塩として高級アルコールサルフエート
又はポリオキシアルキレンアルキルエーテルサル
フエート等のアルカリ金属塩又は有機アミン塩、
ホスフエート塩として各種の天然アルコールや1
級或いは2級の合成アルコール更にはこれらのア
ルキレンオキサイド付加物等のホスフエートのア
ルカリ金属塩又は有機アミン塩、カルボン酸塩と
して脂肪族モノカルボン酸塩やジカルボン酸塩等
がある。これらの中で、分子中に親油基として炭
素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を有す
る、ナトリウム、カリウム又はアルカノールアミ
ン塩が好ましい。またカチオン界面活性剤として
は、アルキル第四級アンモニウム塩型ものが好ま
しい。更に両性界面活性剤としては、アルキルベ
タイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン等が
ある。そしてアミンオキシド型界面活性剤として
は、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキル
ジヒドロキシエチルアミンオキシド等がある。 本発明に係る組成物は、A成分を50重量%以上
含有する。A成分がこれよりも少ないと、白粉粘
着性低減効果及び耐熱性向上効果が不充分にな
る。また本発明に係る組成物は、B成分を0.05〜
10重量%含有する。B成分が0.05重量%より少な
いと、ヒーター上への油剤のタール化物や、糸条
から発生するオリゴマー、ポリマーの脱落物及び
それらの劣化物が増加し、逆に10重量%を超える
と、それ自体が熱劣化した不溶性スラツジが発生
して、かえつてヒーター汚染の原因となる。そし
て本発明に係る組成物は、C成分を0.1〜5重量
%含有する。C成分が0.1重量%より少ないと、
帯電防止効果が不充分になり、逆に5重量%を超
えると、タール化が生じる。 本発明に係る組成物は、糸速600m/分以上の
超高速嵩高加工に供するポリエステル又はポリア
ミド繊維糸に、紡糸油剤(油剤それ自体又は油剤
の主要成分)として適用され、前述の如きA成分
及びB成分並びにC成分の相乗的効果を発揮する
ものであるが、該油剤の実際使用に当たつては、
水性エマルジヨンとして、有機溶剤溶液として又
は油剤そのまま(ニートオイリング)で繊維糸に
付与することができ、この際、該油剤の繊維糸へ
の付着量は通常糸条に対して実効成分として0.2
〜1.0重量%、好ましくは0.25〜0.6重量%とする
のがよい。そして特に、2000〜6000m/分の巻取
速度で巻取られる該当POY(パーシヤリーオリ
エンテツドヤーン、以下同じ)に、前記油剤を実
効成分として0.25〜0.6重量%付与し、次いで仮
撚又は延伸仮撚に供する場合に、本発明の効果の
発現が極めて著るしい。 以上説明した通り、本発明に係る組成物は、所
定のA成分を含有する潤滑剤及び所定のB成分並
びに所定のC成分から成り、これらの三成分の特
徴ある分子構造や分子量範囲等に基づく相乗的効
果によつて、該組成物それ自体からなる又は該組
成物を主要成分とする油剤を使用すると、従来の
油剤にはない、高速加工上の卓越した総合安定
性、特に、耐毛羽・断糸及び白粉の非粘着性並び
に耐ヒーター汚染性を得ることができるのであ
る。 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。尚、以下の記載中、油剤組成比
は特にことわりのない限り重量%をあらわす。 実施例1〜7、比較例1〜14a 第1表に記載した実施例1〜7の油剤と比較例
1〜14aの油剤をそれぞれ配合調整した。これら
の各油剤を用い、いずれも次の方法で、POYを
製造し、該POYを用いて延伸仮撚を行ない、走
行糸条の帯電圧、延伸仮撚糸の毛羽、ヒーター汚
染、及びフリクシヨンデイスクへ付着した白粉の
粘着性の4項目を評価した。結果を第1表に示し
た。この第1表の結果からも、本発明に係る組成
物がその優れた性能を充分に発揮していることが
判る。 ●POYの製造 ポリエチレンテレフタレートの溶融紡糸直後に
油剤の10%エマルジヨンを用いて、ローラータツ
チ法で給油し、3300m/分の速度で巻き取り、
115デニール/36フイラメントのPOYの12Kg巻き
ケーキを得た。油剤付着量はPOYに対し0.35〜
0.45重量%とした。 ●延伸仮撚 施撚方法=3軸摩擦方式(ソリツドセラミツク
デイスク)、糸条走行速度=650m/分、延伸倍率
=1.518、仮撚側ヒーター=長さ2.5mで表面温度
210℃、解撚側ヒーター=加温せず、目標撚数=
3200T/m、 ●延伸仮撚糸の毛羽の評価(表中の毛羽) 得られた仮撚糸チーズ(2Kg巻き)の端面にお
ける毛羽発生の有無を肉眼観察し、次の基準で評
価した。 〇:毛羽発生無し △:毛羽1〜2個有り ×:毛羽3個以上有り ●ヒーター汚染の評価(表中のヒーター) 前記した延伸仮撚の条件で、2日間連続運転し
た後、仮撚側ヒーターの糸道におけるタール、ス
カム等の発生の有無を拡大鏡により観察し、次の
基準で評価した。 〇:殆んどヒーター汚染が認められない △:微量のヒーター汚染が認められる ×:ヒーター汚染が認められる ●白粉の粘着性(表中の白粉) 前記した延伸仮撚条件で、2時間連続運転した
後、フリクシヨンデイスクに付着した白粉をかき
取り、その一定量を2枚の顕微鏡用スライドグラ
スにはさみ、上下のスライドグラスを互いに逆方
向に水平円運動させ、この際に形成される球体の
有無及び球径を測定し、次の基準で評価した。
尚、白粉の粘着性と形成される球体の球径とは比
例関係がある。 〇:球体を形成しない △:球径1mm未満 ×:球径1mm以上 ●走行糸条の帯電圧の評価(表中の帯電圧) 前記した仮撚工程において、施撚装置及びデリ
ベリーローラーを通過した直後の走行糸条の帯電
圧を集電式電位測定器(春日電機社製)により測
定し、次の基準で評価した。 〇:帯電圧0〜300ボルト △: 〃 301〜1000ボルト ×: 〃 1000<ボルト
【表】
【表】
【表】 実施例8〜13、比較例15〜24 第2表に記載した実施例8〜13の油剤と比較例
15〜24の油剤をそれぞれ配合調整した。これらの
各油剤を用い、いずれも次の方法でPOYを製造
し、該POYを用いて延伸仮撚を行ない、走行糸
条の帯電圧、延伸仮撚糸の毛羽、ヒーター汚染、
ヒーター汚染物中のポリエステルオリゴマー量
(第2表中オリゴマー、重量%)及び白粉粘着性
の5項目を評価した。結果を第2表に示した。こ
の第2表の結果からも、本発明に係る組成物がそ
の優れた性能を充分に発揮していることが判る。
そして、このヒーター汚染物を採取し、構成物の
分離及び赤外吸収スペクトルによる特定吸収から
の同点、融点の測定等を実施して(第2表中オリ
ゴマーも同じ方法によつた)、該ヒーター汚染物
の分析を行なつたところ、ポリエステルの環状オ
リゴマーが60重量%、ポリマーが5重量%、油剤
成分が5重量%、油剤及びオリゴマー並びにポリ
マー等の熱劣化物(タール化物)が30重量%であ
り、オリゴマーが多く含有されていた。 ●POYの製造 ポリエチレンテレフタレートの溶融紡糸直後
に、油剤の10%エマルジヨンを用いて、ローラー
タツチ法で給油し、3500m/分の速度で巻き取
り、76デニール/36フイラメントのPOYの12Kg
巻きケーキを得た。油剤付着量はPOYに対し0.30
〜0.40重量%とした。 ●延伸仮撚 施撚方法=3軸摩擦方式(ソリツドセラミツク
デイスク)、糸条走行速度=800m/分、延伸倍率
=1.518、仮撚側ヒーター=長さ2.5mで表面温度
220℃、解撚側ヒーター=なし、目標撚数=
3450T/m ●延伸仮撚糸の毛羽、ヒーター汚染、白粉の粘着
性及び走行糸条の帯電圧の各評価は実施例1〜7
の場合と同じ。
【表】
【表】 実施例14〜17、比較例25〜33 第3表記載の各油剤を用い、いずれも次の方法
で、実施例1〜7の場合と同様に行なつた。結果
を第3表に示したが、この第3表からも、本発明
に係る組成物の優れた性能が判る。 ●POYの製造 ポリアミド(6,6ナイロン)の溶融紡糸直後
に、油剤の13%エマルジヨンを用いて、ガイドオ
イリング法で給油し、4000m/分の速度で巻き取
り、36デニール/7フイラメントのPOYの8Kg
巻きケーキを得た。油剤付着量はPOYに対し0.45
〜0.55重量%とした。 ●延伸仮撚 施撚方法=3軸摩擦方式(硬質ウレタンゴムデ
イスク)、糸条走行速度=1100m/分、延伸倍率
=1.200、加撚側ヒーター=長さ2.5mで表面温度
230℃、解撚側ヒーター=なし、目標撚数=
3000T/m、 ●表中の各評価は実施例1〜7の場合と同じ。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糸速600m/分以上の超高速嵩高加工に供す
    るポリエステル又はポリアミド繊維糸に適用さ
    れ、 次の一般式()で示されるアルコールと、エ
    チレンオキサイド及び1,2−プロピレンオキサ
    イド並びにメチル化剤とから合成される、ω−メ
    トキシ−ポリ(オキシエチレン/オキシプロピレ
    ン)エーテル誘導体であつて、その平均分子量が
    1500〜6000であり且つオキシエチレン/オキシプ
    ロピレン=5〜50/95〜50(平均重量比)であ
    る、ポリエーテル化合物を50重量%以上(対紡糸
    油剤用組成物)となるように配合した潤滑剤と、 0.05〜10重量%(対紡糸油剤用組成物)となる
    ように配合した、次の一般式()で示される、
    平均分子量が2500以上のポリアルキレンオキサイ
    ド変性ポリシロキサンと、 0.1〜5重量%(対紡糸油剤用組成物)となる
    ように配合した次のイオン性界面活性剤から選ば
    れる一種又は二種以上とから成る紡糸油剤用組成
    物。 一般式(): 〔但し、A、Bは炭素数1〜4のアルキル基、又
    はヒドロキシメチル基、nは1又は2の整数であ
    る。〕 一般式(): 〔但し、Xは【式】lは20〜100の整数であ る。また、Yは 【式】mは1〜9 の整数である。そしてここに、R1は炭素数3〜
    4のアルキレン基、R2は水素、炭素数1〜8の
    アルキル基、又は炭素数2〜8のアシル基、aと
    bとは15≦a+b≦80且つ2/8≦b/a≦8/
    2を満足する整数である。 尚、Xで示されるポリジメチルシロキサンとY
    で示されるポリアルキレンオキサイド変性シロキ
    サンとの繰り返し部分及びaでくくられているポ
    リエチレンオキサイドとbでくくられているポリ
    プロピレンオキサイドとの繰り返し部分は、ブロ
    ツク又はランダムの何れの方法で繰り返されてい
    てもよい。〕 イオン性界面活性剤:アニオン界面活性剤、カ
    チオン界面活性剤、両性界面活性剤又はアミンオ
    キシド型界面活性剤であつて、炭素数8〜18のア
    ルキル基又はアルケニル基を有するもの。
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