JPS6258473A - 記録再生用デイスクカセツトの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスク状記録媒体を筐体内に回転可能に収
納してなる記録再生用ディスクカセットの製造方法に関
し、特に、ディスク状記録媒体と回転力伝達部材である
芯部材との固着方法に関す〔発明の概要〕 本発明は、筐体内にディスク状記録媒体を回転可能に収
納してなる記録再生用ディスフカセントを製造するに際
し、 剥離紙上の所定位置に接着剤をスクリーン印刷により塗
布し、次いで、芯部材の所定位置に上記接着剤を転写し
た後、中心孔が設けられたディスク状記録媒体と上記芯
部材とを固着することにより、 上記芯部材と上記接着剤との位置決めが正確かつ簡単に
行えるとともに、上記ディスク状記録媒体が上記芯部材
に強固に固定できるようにしたものである。

〔従来の技術〕

近年、マイクロコンピュータやパーソナルコンピュータ
等の普及はめざましく、オフィスや一般家庭まで広く浸
透している。

この種の装置に用いられる記録媒体としては、取扱いが
簡単でランダムアクセスが可能なディスク状記録媒体が
使用され、最近では３．５インチＭＦ　Ｄ　（Ｍｉｃｒ
ｏ　Ｆｌｏｐｐｙ　ｄｉｓｋ）に代表される小型の磁気
ディスクが多用されている。通常、この種の磁気ディス
クはディスフカセントとして用いられている。

上記ディスフカ七ノドには、磁気ディスクが回転可能に
収納されており、記録再生装置本体に設けられた磁気ヘ
ッドと上記磁気ディスク上に形成された磁性層とが接触
することによって、この磁気ディスクに記録／再生が行
われている。上記磁気ディスクは、通常、可撓性のある
シート状に形成されており、この中心部に設けられた孔
に回転力伝達部材として金属製の芯部材が取り付けられ
ている。そして、上記磁気ディスクはこの芯部材を介し
て記録再生装置本体のモータにより回転駆動される。

従来、上記磁気ディスクと芯部材とを固定する方法とし
ては、第７図に示すような両面接着テープ（５０）を用
いて行われている。

すなわち、上記両面接着テープ（５０）は、ベース材（
５１）の両面に接着剤が塗布され接着層（５２）　、　
（５３）が形成され、さらに、これら接着！　（５２）
　、　（５３）による不用意な接着を防止するために剥
離紙（５４）　、　（５５）が貼着されている。また、
この両面接着テープ（５０）には、芯部材（６０）に対
応して内径がＲとなるような孔（５０ａ）が打ち抜きに
より開口されている。

したがって、上記両面接着テープ（５０）を用いて、芯
部材（６０）と磁気ディスク（７０）とを固定するには
、まず、一方の剥離紙（５４）を取り除き、芯部材（６
０）が上記孔（５０ａ）の中央に位置する如く位置合わ
せしてからこの孔（５０ａ）内に芯部材（６０）を挿入
し、芯部材（６０）のフランジ部（６２）に両面接着テ
ープ（５０）を接着層（５３）側で貼り付ける。次いで
、他方の剥離紙（５５）を除去し、磁気ディスク（７０
）に開口された円形孔（７０ａ）に上記両面接着テープ
（５０）を貼り付けた芯部材（６０）を挿入し、上記磁
気ディスク（７０）を接着層（５２）側で固着している
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記孔（５０ａ）を開口するにあたり、この
内径Ｒを芯部材（６０）の略円筒状の側板（６１）の外
径Ｒ′と略一致するように開口すると、上記接着層（５
２）　、　（５３）が芯部材（６０）の側板（６１）の
周面や底板（６３）のディスク駆動装置に対するチ十ソ
キング面に付着し、いわゆるのり上げが生じ易く、歩留
りの低下の原因となっているとともに、煩雑な作業とな
っている。

そこで、従来、上記孔（５０ａ）の内径Ｒは芯部材（６
０）の側板（６１）の外径Ｒ′よりも若干大きくなるよ
うに開口している。しかし、この方法では、上記接着層
（５３）を芯部材（６０）に転写する際に、接着層（５
３）の中心と芯部材（６０）の中心とが一致するように
正確に転写することが困難となっている。

このため、磁気ディスク（７０）が偏芯して回転してし
まい、良好な記録・再生ができなくなるという問題があ
る。

また、上記芯部材（６０）と磁気ディスク（７０）とを
固定する接着剤の厚みは、ディスフカセントの構成上、
僅かな厚みとしなくてはならないにも係わらず、上記接
着剤として両面接着テープ（５０）を用いると、ベース
材（５１）の厚みだけ接着層（５２）　、　（５３）が
薄くなり、十分な接着が取り難いという欠点もある。

そこで、本発明は上述の実情に鑑みて提案されたもので
あり、芯部材と接着剤との位置決めが正確かつ簡単に行
えるとともに、上記磁気ディスクが上記芯部材に強固に
固定できる記録再生用ディスフカセントの製造方法を提
供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するために、本発明の記録再生用ディス
フカセントは、剥離紙上の所装置に接着剤をスクリーン
印刷により塗布し、次いで、芯部材の所定位置に前記接
着剤を転写した後、中心孔が設けられたディスク状記録
媒体と前記芯部材とを固着することを特徴とするもので
ある。

〔作用〕

スクリーン印刷によれば、剥離紙の開口径よりも接着剤
の開口径が大きくなるように容易に接着層を形成できる
。したがって、芯部材に上記接着層を転写する際に、の
り上げすることなく、しかも正確に転写できる。また、
ベース材が不要であるため、上記接＠層が極めて薄くな
るとともに、接着力が向上する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

記録再生用ディスクカセットは、第６図に示すように、
円板状記録媒体である＋ｍ％ディスク（ｌＯ）に、セン
ターコアとなる芯部材（５）を挿入・固着し、不織布等
よりなるライナーシート（ｒｊＪ示せず）を介して樹脂
製のカセット筐体（図示せず）内に回転自在に収納する
ことにより構成される。

そして、本発明においては、これら磁気ディスク（１０
）と芯部材（５）との固着を剥離紙上に形成された接着
剤を用いて行う。

すなわち、まず、第１図に示すように、剥離紙（１）を
用意し、この剥離紙（１）に打ち抜き等の手法で孔（２
）を開口する。この孔（２）の開口径Ｒ１は重要であっ
て、後述の芯部材を構成する底板の外径と略一致するよ
うに開口する。

上記剥離紙（１）の材料としては、クラフト紙。

グラシン祇、パーチメント紙、等が使用される。

上記クラフト紙を用いる場合は、アンカーコートとして
、ポリエチレン、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）、カ
ルボキシメチルセルロース（ＣＭＣ）を使用し、シリコ
ーン処理を施して使用する。

また、グラシン紙やパーチメント紙を使用する場合には
、平滑性に優れ、かつ浸透性が少ないので。

直接シリコーン処理ができる。

次に、第２図に示すように、上記剥離紙（１）の一平面
上に、上記孔、（２）に沿って後述の芯部材に転写し、
磁気ディスクを固定するための接着Ｎ（３）をスクリー
ン印刷にて塗布する。

ここで、本発明にあっては、上記接着層（３）の内径Ｒ
２は、上記孔（２）の開口径Ｒ１よりも若干小さくなる
ように形成する。

上記接着層（３）の材料としては如何なるものであって
も良く、例えばエポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、
ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、等が使用される。

これら接着剤は、硬化後網状３次元構造をとり、強固な
接着が可能となる。

また、上記接着層（３）の形状の精度出し、あるいは厚
みの制御は、スクリーン（例えばシルク）の目の粗さや
上記接着剤の粘度を制御して行えば良い。

続いて、第３図に示すように、回転力伝達部材である芯
部材（５）に接着Ｎ（３）を転写する。

上記芯部材（５）は、例えば磁性材料である金属板をプ
レス成形したものであって、第６図に示すように、上記
孔（２）の開口径Ｒ１と外径Ｒ３が略一致する円形の底
板（６）、この底板（６）に沿って垂直方向に形成され
る側板（７）及びその開口部に外向フランジ（８）が一
体的に形成され、いわゆる皿型形状に構成されている。

上記底板（６）のチャツキング面（６ａ）の中央部には
記録再生装置本体のモータ軸を挿通するための例えば矩
形孔（９）が設けられており、この矩形孔（９）より所
定距離だけ偏倚した位置には、装置本体の位置規制ビン
を挿通するための長孔（１５）が設けられている。した
がって、装置本体のモータ軸に設けられたマグネットに
より上記芯部材（５）が吸着され、上記矩形孔（９）に
モータ軸が嵌合するとともに、上記長孔（１５）にこの
モータ軸とともに回転移動する位置規制ピンが嵌合され
、磁気ディスクが正確に位置規制された状態で回転駆動
されるようになっている。

なお、本実施例では芯部材（５）として磁性材料を用い
たが、記録再生装置本体側のマグネットによって吸着す
る必要のない場合には、上記芯部材（５）として磁性材
料以外の金属材料等を使用しても良い。

したがって、上記芯部材（５）に接着層（３）を転写す
るには、側板（７）と剥離紙（１）とで接着Ｍ（３）の
転写位置を規制しながら、孔（２）内に芯部材（５）を
嵌挿し、上記接着層（３）を外向フランジ（８）に押圧
して固定する。

このように、上記剥ｉｆ１紙（１）の開口径Ｒ１と、上
記芯部材（５）の側板（７）の外径Ｒ３とが略一致して
いるので、上記接着層（３）と芯部材（５）とは上記剥
離紙（１）により、簡単かつ正確に位置決めされる。ま
た、接着層の内径Ｒ２は、上記剥Ｍ紙（１）の開口径Ｒ
１よりも小さいので、上記接着層（３）が側板（７）等
に付着する、いわゆるのり上げがなくなり、歩留りが向
上する。

さらに、第４図に示すように、剥離紙（１）を除去した
後、第５図に示すように、上記芯部材（５）に磁気ディ
スク（１０）を挿入・押圧して固定する。

上記磁気ディスク（１０）は、例えばポリエチレンテレ
フタレートＣＰＥＴ）等の可撓性を有する基板を円板状
に形成し、例えばこの−面には磁性層が均一に形成され
ており、この磁性層に磁気ヘッドを摺接することにより
記録・再生が行われるように構成されている。また、上
記磁気ディスク（１ｏ）の中央には円形の中央開口（１
１）が設けられている。

上記中央開口（１１）の径Ｒ１は芯部材（５）を構成す
る側板（７）の外径Ｒ４と略一致する如く開口されてい
る。

したがって、上記芯部材（５）を磁気ディスク（１０）
の中央開口（１１）に嵌挿し、接着層（３）に押圧する
ことにより、この磁気ディスク（１０）が芯部材（５）
に偏芯することなく固定される。

また、上記接着層（３）は、スクリーン印刷により形成
されているので、ベース材が不用となり、接着Ｎ（３）
が厚く形成できるので、僅かな厚みの規定内で上記芯部
材（５）と上記磁気ディスク（１０）との接着力が向上
し、強固な固定が可能となる。

さらに、記録再生時に上記磁気ディスク（１０）が高温
になっても、上記接着層（３）の形状は劣化することな
く、強固な固定を維持することができる。

なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく
、例えば、本実施例では、磁気ディスクとしてＰＥＴ基
板の片面に磁性層を形成したものについて説明したが、
上記基板の両面に磁性層を形成し、記ｉ！Ｉを増大した
磁気ディスクに適用される記録再生用ディスクカセット
であっても本発明が適用されることはいうまでもない。

また、本発明は磁気記録以外の記録方式によるディスク
カセットにも適用可能である。

〔発明の効果〕

以上の説明からも明らかなように、芯部材の外径と略一
致する開口孔を存する剥離紙上に接着剤をスクリーン印
刷で塗布し、この開口孔と芯部材とで位置規制しながら
上記接着剤を芯部材に転写しているので、簡単かつ正確
に上記転写が行えるので、転写不良がな（なり歩留まり
が向上する。

また、上記接着材にはベース材が含まれないので接着力
が向上する。したがって、磁気ディスクは芯部材に強固
に固着される。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の実施例をその工程順序に
従って示す要部拡大断面図であり、第１図は剥離紙の開
口孔形成工程、第２図は接着剤塗布工程、第３図は接着
剤の転写工程、第４図は剥離紙の除去工程、第５図は磁
気ディスクの固着工程である。 第６図は磁気ディスクと芯部材との取り付は状態を示す
分解斜視図である。 第５図は従来のディスク状記録媒体と芯部材との固着に
使用された両面接着テープを示す概略的な断面図である
。 ■・・・・剥離紙 ３・・・・接着Ｎ（接着剤） ５・・・・芯部材 ＩＯ・・・磁気ディスク（ディスク状記録媒体）１１・
・・中心孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 剥離紙上の所定位置に接着剤をスクリーン印刷により塗
   布し、 次いで、芯部材の所定位置に前記接着剤を転写した後、 中心孔が設けられたディスク状記録媒体と前記芯部材と
   を固着することを特徴とする記録再生用ディスクカセッ
   トの製造方法。