JPS63153776A - 情報デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、マグネットクランプ方式の記録及び／又は再
生装置に適用される光ディスク、光磁気ディスク等の円
盤状の情報ディスクに関し、特にディスク回転駆動装置
のマグネットに吸着支持されるディスクハブをその中心
部に設けた情報ディスクに関する。

〈゛発明の概要〉 本発明は、センタースピンドルが係合する中心孔を有す
る第１の金属板と、この第１の金属板が中心部に一体的
に設けられディスク本体の中心部に取付けられる合成樹
脂からなるリング部材と、上記リング部材に取付けられ
る第１の金属板の外周側に配設される第２の金属板とか
らなり、上記リング部材と上記第２の金属板にはそれぞ
れ相対係合する係合手段が設けられ、これら係合手段に
より上記金属板が上記リング部材に係合されて取付けら
れるようにすることによって、金属板とリング部材との
熱収縮係数の相違により生ずる応力によるディスク基板
の歪を防止して当該ディスクに入雪射されるレーザビー
ムの複屈折を防止し、情報信号の書込み及び／又は読取
り時の書込み及び／又は読取りエラーを防止するもので
ある。

〈従来の技術〉 従来、情報信号の記録媒体として光ディスクや光磁気デ
ィスク等の情報ディスクが知られている。

これら光ディスクや光磁気ディスクを記録媒体に用いる
記録及び／又は再生装置にあっては、毎分数百回転から
千数百回転の極めて高速で上記情報ディスクを回転操作
して記録及び／又は再生操作を行うようにしている。そ
こで、情報ディスクの高速回転を保証するため、高速で
回転す４ディスク回転駆動装置に対して上記情報ディス
クを一体的に結合可能となすクランプ手段が設けられて
いる。この情報ディスクをディスク回転駆動装置にクラ
ンプさせるための手段としては、上記ディスク回転駆動
装置側にマグネットを設け、情報ディスクに設けられる
金属板を有するディスクハブを吸着保持するいわゆるマ
グネットクランプ方式が提案されている。

このマグネットクランプ方式のディスク回転駆動装置に
適用される情報ディスクは、第３図及び第４図に示すよ
うにセンタースピンドル孔５１を有する金属板５２を金
型成形等により合成樹脂からなるリング部材５３に一体
的に取付けてディスクハブ５０を構成し、このディスク
ハブ５０をディスク基板５４上の中心部に固着するよう
にしたものが知られている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上述のような従来のディスクハブでは、大径な
金属板がその外周部近傍で合成樹脂からなるリング部材
に金型成形等により一体的に取付けられて構成されるた
め、上記ディスクハブをディスク基板に超音波溶着等に
より固着する際、金属板とリング部材との熱収縮係数の
相違から上記金属板とリング部材の収縮率が異なるため
、ディスク基板に余分な応力がかかりディスク基板を歪
ませ入當射されるレーザビームの複屈折を生じさせ情報
信号の読取り・書込みエラーを生じさせる原因となるお
それがある。

そこで、本発明は、金属板をセンタースピンドル孔を構
成する金属板とマグネット吸着用の金属板に分け、セン
タースピンドル孔用の金属板のみを熱収縮率の影響の少
ないリング部材の内径側で一体的に設けるとともに、マ
グネット吸着用の金属板については上記リング部材に係
合係止させることにより、上述の如き熱収縮率の相違に
より生ずる応力の発生を防止することを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上述の問題点を解決し、上記目的を達成する
ため、センタースピンドルが係合する中心孔を有する第
１の金属板と、この第１の金属板が中心部に一体的に設
けられディスク本体の中心部に取付けられる合成樹脂か
らなるリング部材と、上記リング部材に取付けられる第
１の金属板の外周側に配設される第２の金属板とからな
り、上記リング部材と上記第２の金属板にはそれぞれ相
対係合する係合手段が設けられ、これら係合手段により
上記金属板が上記リング部材に係合されて取付けられて
なるものである。

〈作用〉 本発明は、情報ディスクの中心部に取付けられるディス
クハブに取付けられる金属板をセンタースピンドル用の
金属板とマグネット吸着用の金属板とに分割し、センタ
ースピンドル用の金属板のみを熱収縮率の影響の少ない
リング部材の内径側で一体的に取付けるとともに、マグ
ネット吸着用の金属板については上記リング部材に係止
させることとしたので、上記ディスクハブをディスク基
板に超音波溶着等により固着する際、金属板とリング部
材との熱収縮係数の相違により生ずる応力によりディス
ク基板が歪まされて入ｔ、寸されるレーザビームに複屈
折が生ずることを防止して、所定情報信号の書込み及び
／又は読取りエラーを防止する。

〈実施例〉 以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明
する。

本発明にかかる情報ディスクのディスクハブ１は、情報
信号が記録及び／又は再生される円盤状のディスク２に
、このディスク２を記録再生装置にクランプさせるため
に上記ディスク２の中心部両面に取付けられるものであ
る。

上記ディスクハブｌが取付けられる円盤状のディスク２
は、記録層を設けたディスク基板２　ａ　ｔ２ｂを２枚
費中合わせにはり合わせて、両面記録用の光磁気ディス
クとして構成されるものである。

このディスク２は、ポリカーボネイト等の合成樹脂を円
盤状に成形したものであって、このディスク中心には中
心孔３が穿設されている。

次に、上記ディスク２の中心部両面に取付けられるディ
スクハブ１は、センタースピンドル孔用の第１の金属板
４と、マグネット吸着用の第２の金属板５と、これら第
１及び第２の金属板４，５が取付けられるリング部材６
を主たる構成要素として構成される。

上記第１の金属板４は、この情報ディスクを回転駆動す
るセンタースピンドルを挿入するに足る径を有するセン
タースピンドル孔７がその中心部に穿設されるとともに
、周縁部にはこの第１の金属板４をリング部材６に金型
成形等により一体的に取付けるための複数の樹脂挿通孔
８が穿設されている。また、この第１の金属板４の表面
側には、この金属板４を上記リング部材６に接合するた
めの合成樹脂が貯溜される凹部９が成形されている。

次に、第２の金属板５は、いわゆるドーナツ板状に形成
されており、内周縁が上記第１の金属板４の外周径より
も稍大径に形成されている。また、この第２の金属板５
には、後述するリング部材６にこの第２の金属板５を、
係止するための係止片１０が複数（この例の場合３箇所
）折曲形成されている。すなわち、この係止片１０は、
上記第２の金属板５の一部を打ち抜いて金属板５の下面
側に折曲して形成したものである。

次に、上記第１及び第２の金属片４．５が取付けられる
リング部材６は、合成樹脂を成形したものであワて、上
記第１の金属板４を金型成形等によりその上面側の中心
部に一体的に取付けて成形されるものである。すなわち
、このリング部材６は、中心孔１１を有して円盤状に形
成される。その最先端側となる一主面側内周に第１の金
属板取付は部１２が設けられており、上記第１の金属板
４の樹脂挿通孔８を挿通して上記第１の金属板４の凹部
９において樹脂材料がリング状に成形されることにより
第１の金属板４をこのリング部材６に一体的に取付けら
れる。なお、このリング部材６の樹脂材料としては、上
記ディスク基板２と同種のものを用いることがこのリン
グ部材６を上記ディスク基板２上に溶着する上で好まし
い。従って、この実施例の場合は上記ディスク基板２の
材料と同様にポリカーボネート樹脂が適用されている。

また、上記第１の金属板取付は部１２の外周側には、凹
状をなす第２の金属板取付は部１３が成形されている。

そして、この第２の金属板取付は部１３には、上記第２
の金属板５の係止片１０に対向する位置にそれぞれ係止
孔１４が穿設されている。この係止孔１４は、上記係止
片１０を貫通し得る大孔部１４ａと上記係止片１０を係
止する小孔部１４ｂとがそれぞれ周廻り方向に連続して
穿設されてなるものである。そして、上記第２の金属板
５の係止片１０を上記大孔部１４ａに挿通させた後、小
孔部１４ｂ側に第２の金属板５を回動し、上記係止片１
０を小孔部１４ｂにおいて係止することにより第２の金
属板５をリング部材６に取付けることができる。さらに
、上記リング部材６の第２の金属板取付は部１３は、上
記第２の金属片５の径よりも稍大径に設けられており、
上記第２の金属板５の外周と上記リング部材６の第２の
金属板取付は部１３の立上がり周壁１５との間に僅かに
ギヤツブｇが形成されている。

なお、この第２の金属板５のリング部材６への係止手段
は上述の場合に限定されることなく他の手段によっても
よい０例えば口承しないが、逆に第２の金属板側に係止
孔を設け、リング部材側に係止片を突設するようにした
ものであってもよい。

上述のように形成されたディスクハブ１のディスク基板
２への取付けは、超音波溶着手段によって行われる。

上記リング部材６のディスク基板２への溶着を容易なら
しめるため、上記リング部材６の上記ディスク基板２と
対向する側には、このリング部材６を上記ディスク基板
２ａに溶着するための溶融部となる溶融リブ１８がこの
リング部材６の中心を中心としてリング状に設けられて
いる。なお、この溶融リブ１８の両側に、この例で示す
如く上記リプ１８と同心円上にこの溶融リブ１８が溶融
されたときの過剰樹脂を吸収する２条の吸収溝１６．１
７を形成してもよい。

そして、このリング部材６が上記第１の金属板４のセン
タースピンドル孔７の中心が情報ディスクの中心となる
ようにディスク基板２の中心孔３の周縁に位置決めし、
超音波により上記溶融リブ１８を溶融することにより、
上記リング部材６はディスク基板２上に溶着される。こ
の溶着時において、上記溶融リブ１８の溶融した樹脂の
うち余分なものは吸収溝１６．１７に吸収され、ディス
ク基板２とこのリング部材６との平面度を保って溶着す
ることができる。

また、上記溶着時においては、第１の金属片４は小径で
あり上記リング部材６の最内周部で結合されているため
、上述の如き熱収縮係数の相違による影響を最小限に抑
えることができる。また、リング部材６の第２の金属片
取付は部１３には、第２の金属片５との間にギャフプｇ
が設けられているので、この第２の金属片５とリング部
材６との間における熱収縮率の相違による収縮差を吸収
することができるので、ディスク基板２側に余分な応力
が発生することを防止することができる。

従って、上記ディスクハブ１をディスク基板２に超音波
溶着により固着する際に上記第１及び第２の金属板４．
５とリング部材６との収縮率の相違にから生ずる応力の
発生を防止することができる。このように応力の発生を
防止することができるので、ディスク基板２に歪が生ず
ることがなく、人もされるレーザビームに複屈折が生ず
ることがなくなる。よって、情報信号の書込み及び／又
１は読取り時の複屈折による書込み及び／又は読取りエ
ラーを防止することができる。

〈発明の効果〉 本発明は、情報ディスクの中心部に取付けられるディス
クハブに取付けられる金属板をセンタースピンドル用の
金属板とマグネット吸着用の金属板とに分ｖ１シ、セン
タースピンドル用の金属板のみを熱収縮率の影響の少な
いリング部材の内径側で一体的に取付けるとともに、マ
グネット吸着用の金属板については上記リング部材に保
合係止させることとしたので、上記ディスクハブをディ
スク基板に超音波溶着等により固着する際に金属板とリ
ング部材との熱収縮係数の相違により生ずる応力の発生
を防止できる。よって、応力によってディスク基板が歪
まされることがなくなり、入訃射されるレーザビームに
複屈折が生ずることを防止することができる。

従って、本発明によれば、所定情報信号の書込み及び／
又は読取り時における複屈折による書込み及び／又は読
取りエラーを防止することができる情報ディスクを提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる情報ディスクを示す分解斜視図
であり、第２図はそのディスクハブの取付は状態を説明
するための要部拡大断面図である。 第３図は従来の情報ディスクを示す要部断面図であり、
第４図はそのリング部材と金属板との取付は状態を示す
要部拡大断面図である。 １・・・ディスクハブ ２・・・ディスク ３・・・中心孔 ４・・・第１の金属板 ５・・・第２の金属板 ６・・・リング部材 ７・・・センタース、ピンドル孔 手続ネ甫正書（自発） 昭和６２年３月９日 昭和６１年　特許側　第３０１０２１号２、発明の名称 情報ディスク ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住所　東京部品用区北品用６丁目７番３５号名称（２１
８）ソニー株式会社 代表者大賀典雄 ４、代理人 住所　〒１０５東京都港区虎ノ門二丁目６番４号第１１
森ビル１１階　Ｔｎ　（５０８）　８２６６■６、補正
の対象　　　　　図　面 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 センタースピンドルが係合する中心孔を有する第１の金
   属板と、 この第１の金属板が中心部に一体的に設けられディスク
   本体の中心部に取付けられる合成樹脂からなるリング部
   材と、 上記リング部材に取付けられる第１の金属板の外周側に
   配設される第２の金属板とからなり、上記リング部材と
   上記第２の金属板にはそれぞれ相対係合する係合手段が
   設けられ、これら係合手段により上記金属板が上記リン
   グ部材に係合されて取付けられてなる情報ディスク。