JPS6256361A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
- Publication number
- JPS6256361A JPS6256361A JP60196158A JP19615885A JPS6256361A JP S6256361 A JPS6256361 A JP S6256361A JP 60196158 A JP60196158 A JP 60196158A JP 19615885 A JP19615885 A JP 19615885A JP S6256361 A JPS6256361 A JP S6256361A
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- JP
- Japan
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- oxide
- mol
- temperature coefficient
- dielectric constant
- value
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、酸化バリウム、酸化チタン、酸化ネオジム、
酸化ビスマス、酸化ランタンを主成分とした組成物に、
炭酸マンガンを添加することを特徴とし、容量の温度係
数(T、C,)が±30 p p m / ’C1誘電
率(ε)が100以上と大きく、Q値(誘電体損失の逆
数)がIMHzで20000以上と良好で、破壊電圧(
B、D、V、)カ14 k v’/mm (交流電圧)
という著しく良好な特性を持つ磁器組成物である。
酸化ビスマス、酸化ランタンを主成分とした組成物に、
炭酸マンガンを添加することを特徴とし、容量の温度係
数(T、C,)が±30 p p m / ’C1誘電
率(ε)が100以上と大きく、Q値(誘電体損失の逆
数)がIMHzで20000以上と良好で、破壊電圧(
B、D、V、)カ14 k v’/mm (交流電圧)
という著しく良好な特性を持つ磁器組成物である。
従来の酸化バリウム−酸化チタン−酸化ネオジム−酸化
ビスマス系のものでは、温度係数が±3oppm/’C
において、誘電率が100を超えず、Q値は1oooo
程度であり、破壊電圧は10 k v 7mm (A、
C,)を有するもノシカ得られなかった。また各特性の
うち1つを改良することは可能であるが、他の特性の劣
化が起こり、4特性の組合せすべてを改良することは困
難であった。
ビスマス系のものでは、温度係数が±3oppm/’C
において、誘電率が100を超えず、Q値は1oooo
程度であり、破壊電圧は10 k v 7mm (A、
C,)を有するもノシカ得られなかった。また各特性の
うち1つを改良することは可能であるが、他の特性の劣
化が起こり、4特性の組合せすべてを改良することは困
難であった。
近年、高周波領域を利用した機器の開発が進むにつれ、
単に高誘電率であるばかりでなく、温度係数、Q値の全
ての特性が良好な組成物の開発が強く要望されている。
単に高誘電率であるばかりでなく、温度係数、Q値の全
ての特性が良好な組成物の開発が強く要望されている。
また積層コンデンサーのように薄物(20μm−40μ
m)磁器では、安定動作の保証改善のため破壊電圧を増
大させることが必要となっ′ている。
m)磁器では、安定動作の保証改善のため破壊電圧を増
大させることが必要となっ′ている。
本発明は、−F記の要望を満足させるため、公知である
酸化バリウム−酸化チタン−酸化ネオジムー酸化ビスマ
ス系から出発し、酸化ランタン−炭酸マンガンの2成分
を追加することで高周波特性が良好で破壊電圧も高い磁
器組成物を得ることができた。
酸化バリウム−酸化チタン−酸化ネオジムー酸化ビスマ
ス系から出発し、酸化ランタン−炭酸マンガンの2成分
を追加することで高周波特性が良好で破壊電圧も高い磁
器組成物を得ることができた。
実施例
以下実施例にもとすいて本発明を説明する。
原料として炭酸バリウム、酸化チタン、酸化ネオジム、
酸化ビスマス、酸化ランタン、及び炭酸マンガン粉末を
所定の組成になるように秤量し、ボールミルに入れて混
合した。この混合物を乾燥したのち空気中で1.000
℃−1200°Cの温度で仮焼した。得られた仮焼物を
粉砕し、バインダーを添加し乾燥後整粒した。整粒粉体
は、油圧プレスにて直径1.5mm、厚さ0.6 mm
の円板上に成型した。成型体は、電気炉で1300℃−
1400℃の温度範囲で焼成した。
酸化ビスマス、酸化ランタン、及び炭酸マンガン粉末を
所定の組成になるように秤量し、ボールミルに入れて混
合した。この混合物を乾燥したのち空気中で1.000
℃−1200°Cの温度で仮焼した。得られた仮焼物を
粉砕し、バインダーを添加し乾燥後整粒した。整粒粉体
は、油圧プレスにて直径1.5mm、厚さ0.6 mm
の円板上に成型した。成型体は、電気炉で1300℃−
1400℃の温度範囲で焼成した。
得られた誘電体磁器の両面に銀電極を焼きつけてコンデ
ンサーとした後、誘電率、Q値、温度係数、破壊電圧を
測定した。誘電率と温度係数は、キャパシタンスブリッ
ジによって測定し、Q値はQメーター(I M Hz
)、破壊電圧ハ、パンクチャーテスターを用いた。
ンサーとした後、誘電率、Q値、温度係数、破壊電圧を
測定した。誘電率と温度係数は、キャパシタンスブリッ
ジによって測定し、Q値はQメーター(I M Hz
)、破壊電圧ハ、パンクチャーテスターを用いた。
なお本発明の誘電体磁器組成物において本組成に限定し
たのは、次の理由からである。
たのは、次の理由からである。
酸化バリウムは、酸化チタンと共にチタン酸バリウムを
形成し高誘電率の発現に寄与する。
形成し高誘電率の発現に寄与する。
酸化バリウムを増すと誘電率は、上昇すると共に温度係
数が負側に移行し、24モル%を超えると温度係数の良
好な特性を維持できなくなる。また酸化バリウムを減ら
して行くと温度係数が正側に移行すると共に誘電率が低
下し、10モル%未満では誘電率および温度特性が良好
なレベルを維持できなくなる。
数が負側に移行し、24モル%を超えると温度係数の良
好な特性を維持できなくなる。また酸化バリウムを減ら
して行くと温度係数が正側に移行すると共に誘電率が低
下し、10モル%未満では誘電率および温度特性が良好
なレベルを維持できなくなる。
酸化チタンは、焼結を助けると共に温度係数に関与する
。80モル%を超えると温度係数が正側で大きくなり、
60モル%以下にすると負側で大きくなりすぎ、いずれ
の場合も良好な品質レベルを維持できなくなる。
。80モル%を超えると温度係数が正側で大きくなり、
60モル%以下にすると負側で大きくなりすぎ、いずれ
の場合も良好な品質レベルを維持できなくなる。
酸化ビスマスは、焼結性、誘電率、Q値に関与する。5
モル%を超えると絶縁抵抗等の品質が不安定となり3モ
ル%未満では、誘電率が低下するとともに焼結が不安定
となり、いずれも品質の再現が困難になる。酸化ネオジ
ムは、Q値、温度係数に関与する。16モル%を超える
と温度係数が負側で大きくなり、また5モル%未満では
Q値の低下をきたし、いずれも良好な品質レベルを維持
できなくなる。
モル%を超えると絶縁抵抗等の品質が不安定となり3モ
ル%未満では、誘電率が低下するとともに焼結が不安定
となり、いずれも品質の再現が困難になる。酸化ネオジ
ムは、Q値、温度係数に関与する。16モル%を超える
と温度係数が負側で大きくなり、また5モル%未満では
Q値の低下をきたし、いずれも良好な品質レベルを維持
できなくなる。
酸化ランタンは、Q値、温度係数に関与する。
4.0モル%を超えるとQ値は良くなるが、温度係数が
負側で大きくなり、また0、2モル%未満では、Q値が
低下しいずれも良好な品質を維持できない。
負側で大きくなり、また0、2モル%未満では、Q値が
低下しいずれも良好な品質を維持できない。
炭酸マンガンは、誘電率、破壊電圧に関与する。0.2
W t%未満の場合焼結性が悪化し、破壊電圧の低下
が起こる。4.Qwt%を超えると誘電率、破壊電圧の
低下をきたす。
W t%未満の場合焼結性が悪化し、破壊電圧の低下
が起こる。4.Qwt%を超えると誘電率、破壊電圧の
低下をきたす。
以上各成分の組成比の限定理由を述べてきたが、これら
の各成分がそれぞれ単独では本発明の目的を実施するこ
とができない。上記各成分が上記組成内にあってはじめ
て良好な特性を示す誘電体磁器が得られるものである。
の各成分がそれぞれ単独では本発明の目的を実施するこ
とができない。上記各成分が上記組成内にあってはじめ
て良好な特性を示す誘電体磁器が得られるものである。
よって本発明の誘電体磁器組成物は、現在、最もよ(使
用される温度係数±30 p p rn/℃において、
誘電率が100以上を有し、Q値(IMHz)が200
00以上で、破壊電圧14k v / m m (交流
電圧)という、良好な特性を発現できる組成物であり、
従来よりも高周波領域による使用、および積層コンデン
サー用材として使用されることが期待でき工業的に利用
価値の高いものである。
用される温度係数±30 p p rn/℃において、
誘電率が100以上を有し、Q値(IMHz)が200
00以上で、破壊電圧14k v / m m (交流
電圧)という、良好な特性を発現できる組成物であり、
従来よりも高周波領域による使用、および積層コンデン
サー用材として使用されることが期待でき工業的に利用
価値の高いものである。
実施例
*範囲外
Claims (1)
- 酸化バリウム10−24モル%、酸化チタン60−8
0モル%、酸化ネオジム5−16%、酸化ビスマス3−
5モル%、酸化ランタン0.2−4.0モル%を主成分
とした組成物に、炭酸マンガン0.2−4.0wt%添
加することよりなる誘電体磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60196158A JPS6256361A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60196158A JPS6256361A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256361A true JPS6256361A (ja) | 1987-03-12 |
Family
ID=16353168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60196158A Pending JPS6256361A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6256361A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02242525A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
JPH02242517A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JPH02242518A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JPH02242516A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JPH02242524A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
EP1109756A4 (en) * | 1998-08-03 | 2006-07-19 | Cts Corp | DIELECTRIC CERAMIC COMPOSITION BASED ON BARIUM BARIUM TITANATE INCORPORATING SAMARIUM OXIDE FOR THE PREPARATION OF IMPROVED ELECTRICAL CHARACTERISTICS |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP60196158A patent/JPS6256361A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02242525A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
JPH02242517A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JPH02242518A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JPH02242516A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘電体磁器組成物 |
JPH02242524A (ja) * | 1989-03-15 | 1990-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ |
EP1109756A4 (en) * | 1998-08-03 | 2006-07-19 | Cts Corp | DIELECTRIC CERAMIC COMPOSITION BASED ON BARIUM BARIUM TITANATE INCORPORATING SAMARIUM OXIDE FOR THE PREPARATION OF IMPROVED ELECTRICAL CHARACTERISTICS |
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