JPS6255763A - 通帳自動発行システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は金融機関等に設置され顧客自身の操作により新
通帳を発行することのできる通帳自動発行システムに関
するものである。

（従来の技術） 従来金融機関等で用いられる自動取引装置は、通帳印字
機能は有しているものの、取引データの印字欄が満了し
て通帳繰越が発生した場合は新通帳の発行を行なえるよ
うなものではなかった。一方金融機関の業務は益々自動
化が進みまた無人運用、休日運用も行なわれるようにな
りてきている。

しかるに今日までの自動取引装置は通帳繰越が発生する
と新通帳の発行ができないため、顧客サービス上また金
融機関の省力化効果上も甚だ不都合なものであった。

このような状況に鑑み、近年、特公昭５８−３９３５３
号及び特公昭５９−３８６３０号に開示されているよう
な通帳繰越時に通帳を自動発行する自動取引装置が出現
し始めている。

（発明が解決しようとする間爆点） しかし、このような新通帳発行機能を備えた自動取引装
置は１機能的には大変良いものであるが。

全体の取引量から見ると通帳繰越が発生する取引は極め
て少ない。例えば中紙７枚の通帳では１３頁あるが、そ
れぞれの頁で２４行印字可能とすると１３Ｘ２４行＝３
１２行の印字が可能である。

また平均５行の印字が一取引で行なわれると仮定すると
、６２．４取引に１回通帳繰越が発生する確率となる。

従って新通帳の発行機能すなわち複数の新通帳をスタッ
クし、分離フィードし１表紙印字１表紙めくシ機構等を
備えた通帳発行機能を単独の自動取引装置として有する
ことはコスト・臂フオーフンス上からも好ましくないも
のになってしまっていた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、顧客自身の操作により挿入された通帳へ取引
データを印字して返却する自動取引装置と、予じめ内蔵
した新通帳に所定の情報を記録して通帳を再発行する通
帳発行装置とを通信ラインで接続し、前記自動取引装置
には、通帳の印字欄が満了して通帳繰越が発生したこと
を検知する通帳繰越検知手段とこの通帳の繰越情報を発
生し、前記通信ラインを介して送信する手段と通帳繰越
が発生したとき顧客に通帳繰越の処置を案内するガイダ
ンス出力部とを設け、前記通帳発行装置には、前記繰越
が発生した通帳を受入してその通帳固有の情報を読み取
る手段と前記通信ラインを介して前記通帳の繰越情報を
受信し、記憶する手段とこの記憶情報の中から前記通帳
固有の情報に該当する繰越情報を検索する手段と、前記
繰越情報をみつけたとき新通帳に所定の情報を記録する
手段と、新通帳を搬送排出する手段とを、設けたもので
ある。

（作用） 本発明では、自動取引装置で顧客が通帳に取引データを
記帳しているとき、その通帳の最終頁、最終行まで印字
が行なわれ、印字欄がなくなると通帳繰越が検知される
。

通帳繰越が検知されると、自動取引装置はこの通帳固有
の情報を含む通帳繰越情報を発生し、通信ラインを介し
て上位のターミナルコントローラかセンタのホストコン
ピュータ又は直接通帳発行装置に送信すると共にこの通
帳を装置外へ排出して顧客に返却し、同時に顧客へ新通
帳発行の処置を表示などにより知らしめ、自動取引装置
としての動作を完了する。

一方通帳発行装置は上位のターミナルコントローラある
いはセンタのホストコンピュータ又は直接自動取引装置
から上記通信ラインを介して通帳繰越情報を受信し、こ
れを記憶する。

顧客が自動取引装置の表示ガイダンスなどを見て新通帳
の発行を希望する場合は、返却された通帳を通帳発行装
置に挿入する。

すると通帳発行装置は挿入された通帳の磁気ストライプ
などからその通帳の固有情報を読み取り、この情報に対
応する繰越情報を検索する。対応する繰越情報がみつか
ると新通帳を繰り出し、これに前記固有情報を記録した
り、未記帳の取引データが残っている場合は上位装置か
らこの未記帳データを受信して印字する。これら記録印
字動作が完了すると新通帳を受取口へ排出する。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例のシステム接続図を示すもの
で、Ｉａ、ｌｂ、ＩＣは顧客自身の操作により通帳への
取引データの印字などの記帳処理を行なう自動取引装置
、２は新しい通帳を発行するだめの通帳発行機、３はホ
ストシステム（図示せず）と回線により接続し、かつそ
の一つのチャネルに通信ライン４を介して上記３台の自
動取引装置１ａ、ｌｂ、ｌｃ及び１台の通帳発行機２を
接続するターミナルコントローラである。

上記構成において自動取引装置１　ａ　、　１　ｂ　、
　ｌｃは顧客自身が通帳を挿入し、取引データの記帳を
釦の押下などにより指定すると、通帳を内部に取込み、
通帳に貼付されている磁気ストライプから口座番号、店
番号、また場合によっては通帳の種別などその通帳固有
の情報を読取り、ターミナルコントローラ３へ送信する
。またターミナルコントローラ３がホストシステムと交
信し、前記通帳に対応する顧客情報ファイル中の未記帳
データを含むメツセージを送信してくると印字装置にて
未記帳データを印字し、その硬−ジに印字すべき欄がな
くなると自動改頁機構にて次のページを捲り、未記帳デ
ータの印字を続ける。印字が完了すると通帳を逆送して
挿入口に排出し、顧客に返却する。

また通帳の開ページのページ識別マーク又は磁気ストラ
イプに記録されたベージデータ及び印字済み行を判読し
て最終頁の最終行まで印字がなされ、もはや印字すべき
欄がなくなったことを検知した場合も通帳を顧客に返却
する。

以上の構成は既知の自動取引装置と同様であるが、上記
の印字欄満了を検知すると通信ライン４を介して通帳の
繰越情報を送信する。この繰越情報は店番号、口座番号
などの通帳磁気ストライプの読取りデータ及び通帳繰越
の発生を知らせる情報を含む。

上記通帳自動発行機２は第３図に示すように通信ライン
４と接続するインターフェース部５、通帳発行機全体を
制御するメインコントロール６゜プログラムや各種デー
タなどを記憶するファイル装置７、送信されてきた上記
繰越情報を記憶するバッファメモリ８、通帳発行機構部
９の通帳搬送、磁気ストライプのリード・ライト、印字
及び−一ジ捲りなどの動作制御を行なう％コントローラ
１０などから構成されている。− 上記通帳発行機構部９の詳細な構成は第４図に示してい
る。

第４図において、１ノは顧客が通帳を挿入し、また記帳
済通帳や新通帳を顧客に放出するだめの通帳挿入口、１
２は挿入された通帳を引き込んだり、排出するだめの通
帳フィード機構を持った通帳インサータユニット、１３
は挿入された通帳の裏表紙部に貼付けられた磁気ストラ
イプ情報を読み取り、新通帳発行時に磁気ストライプ情
報を書き込んだシするだめの磁気ス、トライグリーダ・
ライタを持つ磁気ストライプ部、１４は通帳に予め印刷
された頁マークを読み取ったシ、通帳の印字済行を検出
するための光学読取部、１５は通帳の印字を行なうだめ
のプラテン、１６は同印字を行なうだめの印字ヘッド、
１７はこれらの印字機構部を収容するプリンタユニット
、１８は通帳の改頁や新通帳の表紙をめくる機構を持っ
たターン４−ツユニット１９はそのターンに一ジローラ
、２０は不要になった通帳や顧客が取り忘れた通帳を取
り込む為の通帳取込ゼックス、２１．２２は予じめ発行
すべき新通帳を収容しておく通帳スタッカ、２３は通帳
の走行路を切り替える切替弁、ＰＨＤ　１〜ＰＨＤ　９
は通帳の走行を検出するセンサである。

次に上記構成による通帳自動発行機４での新通帳発行に
ついて第５図のフローチャートに従って説明する。

自動取引装置１ａ、ｌｂ、ｌｃのいずれかで通帳繰越が
発生すると、その自動取引装置は前述の通帳繰越情報を
発生し、通信ライン４を介してターミナルコントローラ
３へ送信して通帳繰越ヲ知うセる。ターミナルコントロ
ーラ３は通帳繰越情報を受けると、通帳自動発行機２に
この通帳繰越情報を送信する。

その後自動取引装置は、繰越が生じた通帳全排出して顧
客に通帳の受は取りと通帳自動発行機での新通帳の発行
を知らせるガイダンス表示又は音声ガイダンスを行なう
。顧客が通帳を受は取ることにより自動取引装置での取
引は完了する。

通帳を受は増った顧客は、そのまま通帳を持ち帰ってし
まうケースが発生するが、この場合、通帳自動発行機２
に伝達された繰越発生情報は一定期間通帳自動発行機２
のバッファメモリ８に保持されるが、それを過ぎると消
去されてしまう。一定期間とは例えば通帳自動発行機２
の電源が投入されている間とか、パックアメモリ８に同
様の情報が満杯になった時とかを指す。

通常のケースとして通帳を受は取った客は、通帳自動発
行機２で新通帳の発行取引を行なう。顧客は自動取引装
置で繰越が発生した通帳を通帳自動発行機２０通帳挿入
口１１へ通帳を挿入することにより新通帳発行の取引動
作が始まる。押入された通帳は磁気ストライプ部１３に
よって通帳に貼り付けられた磁気ストライプに記録され
た口座番号等のその通帳固有の情報を読み堆る。この口
座番号等の情報が、自動取引装置から送られて来ている
繰越発生情報の口座番号と一致するか否か照合され、バ
ッファメモリ８内に該当データがありと判断されると通
帳繰越動作に入る。・ぐソファメモリ８内に該当データ
が無いときは単なる通帳記帳のみを行なう動作に入る。

この実施例では通帳自動発行機２が新通帳の発行のみで
なく記帳取引も行なう装置としたが、むろん新通帳の発
行のみを取扱うようにしてもよい。

通帳繰越処理に入ると自動取引装置で繰越になった通帳
すなわち旧通帳は再使用が不可になったことを示すＰＡ
ＩＤ”印字を行ない、しかる後旧通帳の磁気ストライプ
データを消去して旧通帳を排出する。顧客が排出された
旧通帳を受取ると通帳スタッカ２１又は２２にセットさ
れた閉じた状態の新通帳が一冊通帳走行路に繰り出され
、印字ヘッド１６によりまず表紙へ口座番号、氏名等の
印字を行なう。次にターンベージュニット１８に戻し１
表紙のターンページを行なった後、プリンタユニット１
７に通帳を移動させ１表紙裏面への所定の印字を行なう
。未記帳の取引データがある場合は、さらに再度ターン
イーシュニット１８へ移動して中紙の改頁動作を行ない
、再度プリンタユニット１７へ戻して未記帳印字を行な
う。未記帳データが無くなると、旧通帳で読取った磁気
ストライｆｆ−一夕をバッファメモリ８から読出して必
要な修正を加えた後、磁気ストライプ部１３にて所定の
データを新通帳の磁気ストライプへ書込んで、新通帳を
通帳押入口１ノへ排出し、新通帳の発行動作を完了する
。

なおこの実施例は、通帳発行機２を自動取引装置１ａ、
ｌｂ、ｌｃに隣接して設置し、顧客自身が新通帳の発行
を行なう場合であるか−、通帳発行機２を例えば窓口に
設置し、顧客が係員に旧通帳を預け、係員が通帳発行機
２に旧通帳を押入して新通帳の発行を行なうようにして
もよい。

また自動取引装置からの通帳繰越情報の伝送はターミナ
ルコイトローラ３やホストコンピュータを経由して行な
ってもよいが、第２図に示すように通帳発行機２と複数
の自動取引装置１ａ、ｌｂ。

ＩＣとが直接接続し、通帳繰越情報を自動取引装置と通
帳発行機間で直接伝送するようにしてもよい。

（発明の効果） 以上説明したように本発明においては、自動取引装置で
通帳繰越が発生した場合、自動取引装置がこれを検知し
て新通帳発行を知らせ、これにより自動取引装置とは別
に設けた通帳発行装置が繰越の発生した通帳に関する情
報を受信して記憶し。

旧通帳の挿入によりこれら情報に基いて必要事項を表紙
や磁気ストライプに記録した新通帳を発行するようにし
たため、金融機関の省力化に役立つとともに、新通帳発
行を短時間で行なうため顧客サービスが向上し、しかも
１台の通帳発行機が複数の自動取引装置で発生する通帳
繰越を処理するタメコストノヤフォーマンスの良い通帳
発行システムとなり、また既存の自動取引装置の改造を
要することなく通帳繰越時の新通帳発行が可能である効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシステム接続の一例を示す図、第２図
は他のシステム接続例を示す図、第３図は本発明におけ
る通帳自動発行機の制御ブロック図、第４図は通帳発行
機構部の構成図、第５図は末完。 明の動作の流れを示すフローチャートである。 １ａ、ｌｂ、ｌｃは自動取引装置、２は通帳光う 打機、３はターミナルコントロー岸、４は通信ライン、
５はインターフェース部、６はメインコントローラ、７
はファイル装置、８はバッファメモリ、９は通帳発行機
構部、１０は化コントローラである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 顧客自身の操作により通帳へ取引データを印字する自動
   取引装置と予じめ内蔵した新通帳に所定の情報を記録し
   て通帳を再発行する通帳発行装置とを通信ラインにて接
   続し、 前記自動取引装置は通帳繰越が発生すると通帳繰越情報
   を前記通信ラインにより送信し、 前記通帳発行装置は前記通信ラインにより通帳繰越情報
   を受信してこれを記憶するとともに、繰越が発生した通
   帳を受入してその通帳固有の情報を読取り、 この読取り情報に基いて前記記憶した通帳繰越情報の中
   から該当するものを読み出して新通帳に記録することを
   特徴とする通帳自動発行システム。