JPS6252570A - 静電転写型カラー記録装置 - Google Patents

静電転写型カラー記録装置

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JPS6252570A
JPS6252570A JP60192463A JP19246385A JPS6252570A JP S6252570 A JPS6252570 A JP S6252570A JP 60192463 A JP60192463 A JP 60192463A JP 19246385 A JP19246385 A JP 19246385A JP S6252570 A JPS6252570 A JP S6252570A
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Hiroharu Suzuki
弘治 鈴木
Tsutomu Shoji
荘司 力
Hideo Yuu
兪 英雄
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、静電転写型記録装置に関し、特に画像品質の
改善に関する。
[従来の技術] 静電転写型記録装置、例えば静t#i写機においては、
帯電、露光、現像、定着等々の一連のプロセスを行なっ
て、所定の記録紙上に原稿像のコピーを記録する。この
種の記録装置においては、できる限り原稿像に忠実な像
を再現するのが好ましい。従って、階調性に関しては、
原稿画像の濃度(又は密度)と記録画像の濃度とが比例
関係にあればよい。
しかしながら1通常の複写機においては、第6a図、第
6b図及び第6c図に示すように、原稿濃度とコピー濃
度との関係が線形でない。特に、原稿濃度が高い領域で
、コピー濃度が飽和する。コピー濃度が飽和した領域で
は階調性が再現されない。また、カラー複写機において
は、濃度が飽和するとカラーバランスが崩れて原稿像の
色と記録像の色に差が生ずる。原稿1度とコピー濃度と
の関係は、第6a図(現像バイアス電圧を調整した特性
)、第6b図(露光量をa整した特性)及び第6c図(
感光体の帯電電圧を調整した特性)に示すように、記録
プロセスに関する各種パラメータを調整することによっ
て、様々な形に変更できる。しかし、これらの図面から
分かるように、どのような調整を行なっても、広い濃度
範囲に渡って、原稿濃度とコピー濃度との関係を線形に
することはできない。
このため、従来より複写機においては、多数のパラメー
タ調整手段を設けて、原稿像のm類に応じて最も好まし
い画像が得られるように各種パラメータを調整している
のが現状である。従って、好ましいコピーを得るために
は、多数のテストコピーを取らざるを得ないし、厳密に
調整を行なったとしても、写真などの階調変化範囲の広
い原稿に対しては十分な画像品質が得られない。
[発明の目的コ 本発明は、記録画像の品質を改善することを目的とする
[発明の構成] 例えば露光量を調整すると、第6b図に示すように、原
稿濃度−コピー1度の特性を、原稿濃度の値に対してシ
フトすることができる。従って、第6d図の特性A及び
Bをそれぞれ実現することができる。特性Aと特性Bを
合成すると(A十Bの特性)、広い濃度範囲に渡って理
想特性に近い特性が得られる。
これを実現するためには、パラメータを調整して特性A
の状態に複写機を設定し、第1回の像形成及び転写を行
ない、パラメータを再調整して特性Bの状態に設定し、
第2回の像形成及び転写を行なえばよい。これにより、
記録シート上にはA十Bの特性に従って、高品質の画像
が記録される。
なお、カラー記録を行なう場合には、Y(イエロー) 
、 C(シアン)2M(マゼンタ“)の各々の現像色に
対して、第1回及び第2回の像形成と転写を行なえばよ
い。
そこで、本発明においては、第1回目のプロセスにおけ
る記録像濃度に関する少なくとも1つのパラメータを設
定する第1の設定手段、及び第2回目のプロセスにおけ
る記録像濃度に関する少なくとも1つのパラメータを設
定する第2の設定手段、を設けて、第1の設定手段によ
って設定されるパラメータに従って第1回のプロセスを
実行し、続いて第2の設定手段によって設定されるパラ
メータに従って第2回のプロセスを実行する。これによ
れば、それぞれ任意に濃度パラメータを設定して第1回
及び第2回のプロセスを実行するので、それらのプロセ
スの組合せとして、自由な濃度特性(原稿濃度−コピー
濃度特性)が得られ、理想特性に近い濃度特性を得るこ
ともできる。
ところで、複数回の像形成及び転写を行なって1つの記
録画像を再現する場合、第1回目の像と第2回目の像と
の位置を正確に一致させる必要がある。そこで、本発明
の好ましい実施例においては、転写ドラムを感光体ドラ
ム等の電荷担持体に近接配置し、該転写ドラムに、記録
シートを保持する保持手段を備える。これによれば、記
録シートを転写ドラム上に固定できるので、転写ドラム
の回転に同期して画像の転写を行なえば、第1回目の画
像と第2回目の画像とを正確に位置合せできる。位置ず
れが生じないので、カラー画像を得るために現像剤の色
を順次変えて、像形成及び転写のプロセスを繰り返し行
なうこともできる。
[実施例] 以下1図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第2図に、本発明を実施する一形式のカラー複写機の機
構部を示す。第2図を参照して説明する。
40が、原稿を載置するコンタクトガラスである。
コンタクト−ガラス40の下方に、光学走査系が備わっ
ている。光学走査系には、露光ランプ3.第1ミラー4
.第2ミラー5.第3ミラー6、レンズ7、第4ミラー
82色分解フィルタ9等々が備わっている。露光ランプ
3から出た光が、コンタクトガラス40上の原稿(図示
せず)に当たり、その反射光が、第1ミラー4.第2ミ
ラー5.第3ミラー6、レンズ7、第4ミラー8及び色
分解フィルタ9を通って、感光体ドラムlの表面に入射
する。
色分解フィルタ9には、互いに120度の角度で配置し
たR(レッド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の3
枚のフィルタ板が備わっており、いずれか1つのフィル
タ板が、選択的に光学走査系の光路中に挿入される。後
述するフィルタモータM5を駆動することにより、色分
解フィルタ9が回動し、フィルタ板の選択が変わる。R
,G。
Bの各フィルタ板を光路中に順次挿入して原稿読取走査
を行なうことにより、R,G、Bの各基本色(光の3原
色)に分解された原稿像が得られる。
この例では、B、R,Gの順にフィルタ板が選択される
。フィルタ板の位置を知るために、ブルーのフィルタ板
が光路中に挿入されているかどうかを検出するホーム位
置センサ(後述する5E5)が備わっている。
感光体ドラム1の周面近傍には、帯電チャージャ(メイ
ンチャージャ)lO,イレーザ11.マゼンタ(M)現
像ローラ12.シアン(C) 現像ローラ13.イエロ
ー(Y)現像ローラ14.転写ドラム2.転写チャージ
ャ18.クリーニング前除電チャージャ19.クリーニ
ングユニット20゜除電チャージャ21等々が備わって
いる。
第2図において、感光体ドラムlは反時計方向に回動し
、転写ドラム2は時計方向に回動する。転写チャージャ
18は、転写ドラム2の内部の、感光体ドラム1と近接
した位置に配置されている。
転写ドラム2の記録シートを保持する円筒状の部分は、
誘電体フィルムで構成されており、記録動作を行なう時
には、記録シートを介して感光体ドラム1の表面に接触
する。転写ドラム2の転写チャージャ18よりも下流側
の位装置に、転写ドラム2の周壁を挟むように、2つの
分離チャージャ22及び23が配置されている。
給紙系には2つの給紙カセット26.27が備わってお
り、いずれか一方が選択される。下段の給紙部には、呼
び出しコロ28.給紙コロ29及び逆転コロ30が備わ
っており、これらの駆動によって、給紙カセット26か
ら1枚ずつ記録シートが給紙される。上段の給紙部も同
様である。
上段又は下段の給紙カセットから給紙された記録シート
41は、レジストローラ31の位置で一担停止し、転写
ドラム2の回転タイミングに同期して、第3b図に示す
ように転写ドラム2に送り込まれる。
転写ドラム2の外周面に、その回動軸と平行に1つのク
ランプ板2aが備わっている。このクランプ板2aは、
通常は閉じているが、後述するモータM7を駆動するこ
とにより、カム機構2bによって開閉される。つまり、
記録シート41を送り込む時にクランプ板2aを開き、
記録シート41がクランプ板2aと転写ドラム2の間に
入ったら、クランプ板2aを閉じて記録シート41の先
端をクランプ(保持)する。なお、転写電流を流すこと
により転写ドラム2が帯電するので、静電吸引力が作用
し、それによって記録シート41の先端以外の部分も転
写ドラム上に保持される。
全ての画像転写が終了したら、分離チャージャ22及び
23に所定の交流電圧を印加することにより除電を行な
い、またそれと同時にクランプ板2aを開いて、記録シ
ート41を転写ドラム2から分離させる。
第3a図に示すように、感光体ドラム1と転写ドラム2
は、歯車45及び46によって互いに結合されており、
歯車45は、伝達機構42を介してメインモータM1に
連結されている。この伝送機構42には、ホーム位置セ
ンサHPIが備わっている。
再び第2図を参照する。記録シートは、転写チャージャ
22及び23の間を通って転写ドラム2から分離され、
その下流にある定着部の定着ローラ32と加圧ローラ3
3の間を通って熱定着された後に排紙される。
第2図に示すカラー複写機の操作ボードOP1を第4a
図に示す。第4a図を参照すると、この操作ボードには
表示器DPI、テンキーKT、倍率キーKl、用紙キー
に2.クリア・ストップキーに32割込キーに4.プリ
ントキーに5.濃度調整ノブAJ、モード選択キーKM
A、KMB。
KMC,KMD及びモード表示器DP2が備わっている
この例では、モード選択キーKMA、KMB、KMC及
びKMDを操作することにより、5種類の予め設定した
濃度特性で複写プロセスを実行できる。装置の電源オン
直後はノーマルモード(又は第1のモード)が選択され
、各モード選択キーKMA、KMB、KMC及びKMD
を押すことにより、Aモード(第2のモード)、Bモー
ド(第3のモード)、Cモード(第4のモード)及びD
モード(第5のモード)が選択される。
各モードの特性を設定するために、このカラー複写機に
は第4b図に示すカラーバランス設定ボード○P2が備
わっている。この設定ボードOP2は、操作ボード○P
1の近傍に位置するが、通常は図示しないカバーに覆わ
れている。
第4b図を参照すると、このカラーバランス設定ボード
OP2には、多数のキーと表示部DP3が備わっている
66つのキーKGIは現像バイアス電圧を、Y、C,M
の各々について調整(UP。
DOWN)するためのものであり、6つのキーKG2は
メインチャージャlOの印加電圧を、Y。
C,Mの各々について調整するためのものであり、6つ
のキーKG3は露光ランプ3の光量レベルを、Y、C,
Mの各々について調整するためのものである。キーに6
は、キーKGI、KG2及びKO2によって更新した値
を指定モードのメモリに格納するためのメモリーインキ
−である。キーに7は、フルカラーモードと単色カラー
モードを選択するキーである。
表示部DP3には9個のテセグメント数字表示器が備わ
っており、9個のパラメータ、即ち現像バイアスのY、
C,M、メインチャージヤ電圧のY。
C,M、露光レベルのY、C及びMの各々に1つの表示
桁が割り当てられている。各表示桁には0゜1.2,3
,4,5,6,7,8,9.A、B。
C,D、E及びFが表示できるので、9個の各パラメー
タについて16段階の表示ができる。つまり、このカラ
ーバランス設定ボード○P2では、各パラメータについ
て16段階のレベル調整ができる。
第5a図、第5b図、第5C図、第5d図及び第5e図
に、第2図のカラー複写機の電気回路構成の概略を示す
、各図を参照する。メイン制御板100が、装置全体を
制御する。メイン制御板100には各種ユニットを介し
て、センサ、モータ。
ソレノイド等々が接続されている。
まず第5a図を参照すると、給紙ユニット110がメイ
ン制御板100に接続されている。給紙ユニット110
には、レジスト検知センサ111゜ペーパエンドセンサ
113,118.リミット位置センサ114,119.
用紙サイズセンサ115.120等々を含むセンサ群、
給紙コロ停止ソレノイド5OL3.呼び出しコロ制御ソ
レノイド5OL4,5OL5.レジストモータM2.給
紙モータM3及び給紙台モータ(加圧用)M4が接続さ
れている。
第5b図を参照すると、メイン制御板100に、現像制
御板120が接続されている。現像制御板120には、
Y、C,Mの各現像ユニット122゜123及び124
と各種クラッチが接続されている。現像制御板120は
、内部にマイクロコンピュータ121を備えており、各
現像ユニット内のトナー濃度調整を自動的に行なう。各
現像ユニットの現像ローラ及び汲み上げローラには、第
5c図に示す高圧電源ユニット130からの電源出力ラ
インB−3及びB−Dが接続されている。
第5c図を参照すると、メイン制御板lOOに、高圧電
源ユニット130,140,150及びイレーザ11が
接続されている。高圧電源ユニット130は、メイン制
御板100からの6ビツトの帯電制御信号、4ビツトの
転写制御信号、及び5ビツトの現像バイアス制御信号に
基づいて、帯電電圧出力ラインC9転写電流出カライン
T、及び現像バイアス電圧出力ラインB−D、B−3に
、それぞれ所定の電力を供給する。高圧電源ユニット1
30のIF電電圧出カラインCはメインチャージャ10
に接続され、転写電流出力ラインTは転写チャージャ1
8に接続されている。
高圧電源ユニット140は、メイン制御板100からの
除電チャージャオン信号がオンすると、除電チャージャ
19及び21に所定の除電電圧を印加する。高圧電源ユ
ニット150は、メイン制御板100からの分離チャー
ジャオン信号がオンすると1分難チャージャ22及び2
3の間に所定の分離電圧を印加する。この例では分離チ
ャージャオン信号が2ビツトになっており1分離電圧は
交流5.5KVと交流4KVの切換えが可能になってい
る。4KVの電圧を印加する場合には、十分に除電を行
なわないので記録シートは転写ドラムから剥離しない。
第5d図を参照すると、メイン制御板100に交流電源
ユニット160が接続されている。交流電源ユニット1
60は、電圧の変換、交流電力のスイッチング等々を行
なう。交流電源ユニット160には、ランプレギュレー
タ、現像モータ、メインモータMl、定着ヒータ、定着
ファン、定着駆動モータ、電源トランス等々が接続され
ている。
交流電源ユニット160の内部には、フィルタ。
リレー及び多数のソリッドステー1へリレーが備わって
いる。
第5e図を参照すると、メイン制御板100には操作ボ
ードopt、カラーバランス設定ボード○P2.メモリ
ユニット170.定着ユニット180、ランプレギュレ
ータ190及びモータ制御ユニット200が接続されて
いる。この例では、ランプレギュレータ190の調光レ
ベルを、メイン制御板100からの5ビツトの制御信号
で設定する構成になっている。
モータ制御ユニット200には、フィルタモータM5.
レンズモータM6.クランプモータM7゜リターンモー
タM8及びクリーニングモータM9、ならびに各モータ
で駆動される機構のホーム位置等を検出するセンサSE
5.SE6.SE7.SE8及びSF3が接続されてい
る。フィルタモータM5は色分解フィルタ9を駆動し、
レンズモータM6はレンズ7を駆動して複写倍率を制御
し、クランプモータM7はクランプ板2aを開閉駆動し
、リターンモータM8は光学走査系(スキャナ)のリタ
ーン駆動を行ない、クリーニングモータM9はクリーニ
ングユニット20の駆動を行なう。
メイン制御板100の内部には、マイクロプロセッサ、
ROIVj(読み出し専用メモリ)、RAM (読み書
きメモリ)、Ilo、A/Dコンバータ等々が備わって
いる。メモリユニット170は、バッテリーバックアッ
プ回路を備えたメモリであり、装置の電源が遮断された
時にもデータの保持が必要なデータ、例えばカラーバラ
ンス設定ボードOP2によって設定される各種パラメー
タの値を記憶するために鍔ねっている。
次に第2図に示すカラー複写機の動作を説明するが、ま
ず、特徴のある部分について簡単に説明する。この例で
は、ノーマルモード、モードA。
モードB及びモードCにおいてはY、C,Mの各色につ
いて像形成及び転写のプロセスを1回ずつ行なうが、モ
ードキーKMDの押下によってモードDが選択された場
合には、モードBの特性(設定されたパラメータ)に従
ってY、C,Mの像形成及び転写の各プロセスを1回ず
つ行なった後、モードCの特性に従って再びY、C,M
の像形成及び転写の各プロセスを1回ずつ行なう。つま
り、モードDにおいては、6回の像形成及び転写を行な
う(フルカラーモード時)。
従って、第6d図に示す特性AをモードBに設定し、特
性BをモードCに設定すれば、モードDを選択すること
により、第6d図のA+Bの特性で記録を行なうことが
できる。
第8図に、第2図の複写機の動作の概略を示す。
第8図を参照して説明する。電源がオンすると、まず初
期設定を行なう。具体的には、出力ポートを初期状態に
設定し、内部メモリをクリアした後、スキャナ、変倍機
構9色分解フィルタ等々可動部の位置を初期状態(ホー
ム位置)に設定し、各プロセス制御ユニットを、動作可
能な状態にセットする。動作モードは、ノーマルモード
が選択される。ノーマルモードでは、操作ボードoPI
上の表示器DP2が全て消灯する。
初期設定の後、各部(定着温度等々)の状態チェックを
繰り返し行ない、動作可能になるのを待つ。
もし異常があれば、異常処理に進む。準備OKなら、操
作ボード○P1の表示部DPIに「コピー可」を表示し
、プリントキーに5が押されるまで、各部の状態チェッ
ク、キー人力処理9衷示処理等々を繰り返し実行する。
「キー人力処理」サブルーチン、を、第9a図、第9b
図及び第9c図に示す。各回を参照して「キー人力処理
」を説明する。このサブルーチンでは、キー人力の有無
をチェックし、キー人力があると、それに応じた処理を
行なう。
テンキーKTがオンすると、そのキーに割り当てられた
数値に応じて、コピ一枚数のセットを行なう。用紙キー
に2がオンすると、コピー動作時に選択する給紙系を上
段から下段に又は下段から上段に切換える。倍率キーに
1がオンすると、変倍制御を行なって、倍率を切換える
。プリントキーに5がオンすると、プリントスター1−
プラグをセットする。
次に、濃度パラメータに関係するキーの処理を説明する
が、その前に各パラメータを格納するメモリ(メモリユ
ニット170の一部)の構成を説明する。第11図に、
その部分のメモリマツプを示す。第11図を参照すると
、このメモリブロックには、Y、C,Mの各々の色に対
して、メモリMI 1.MI2.MI3.MNI、MN
2.MN3゜MAL、MA2.MA3.MBI、MB2
.MB3、MC:l、MC2,MC3,MDI、MB2
及びMB3が備わっている。メモリMIn(n=1〜3
)には、入力中のデータが格納され、M N n +M
 A n 、 M B n 、 M Cn及びM D 
nには、それぞれノーマルモード、モードA、モードB
、モードC及びモードDのデータが格納されろ。メモリ
MI n、MNn、MAn、MBn、MCn及びMDn
の、n=1.n=2及びn=3の各領域に格納されるデ
ータが、それぞれ、現像バイアス電圧。
メインチャージャの印加電圧及び露光量に対応する。
第9a図、第9b図及び第9c図を再び参照する。
キーKGI(6つのキーのいずれか〕がオンすると、ま
ずアップ(U)側かダウン側(D)かを判定する。アッ
プ側なら、メモリMI 1  (Y、C,Mのうちオン
したキーに対応するもののみ)の内容をインクリメント
(+1)する。但し、更新前の内容が15なら、その値
を保持する。ダウン側なら。
メモリMI 1  (Y、C,Mのうちオンしたキーに
対応するもののみ)の内容をデクリメント(−1)する
。但し、更新前の内容が0なら、その値を保持する。
キーKG2.(6つのキーのいずれか)がオンすると、
まずアップ(U)側かダウン側(D)かを判定する。ア
ップ側なら、メモリMI 2 (Y、C,Mのうちオン
したキーに対応するもののみ)の内容をインクリメント
(+1)する。但し、更Mmの内容が15なら、その値
を保持する。ダウン側なら、メモリMI 2 (Y、C
,Mのうちオンしたキーに対応するもののみ)の内容を
デクリメント(−1)する。但し、更新前の内容が0な
ら、その値を保持する。
キーKG3 (6つのキーのいずれか)がオンすると、
まずアップ(TJ)側かダウン側(D)かを判定する。
アップ側なら、メモリMI 3  (Y、C,Mのうち
オンしたキーに対応するもののみ)の内容をインクリメ
ント(+1)する。但し、更新前の内容が15なら、そ
の値を保持する。ダウン側なら、メモリMI 3 (Y
、C,Mのうちオンしたキーに対応するもののみ)の内
容をデクリメント(−1)する。但し、更新前の内容が
0なら、その値を保持する。
KGI、KO2及びKO2のキーが押された場合、メモ
リの内容をインクリメント又はデクリメントする毎に所
定の時間待ちを行なう。従って、KGl、KO2及びK
O2のキーが押されていると、所定時間に1の割合いで
、メモリM I nの値が繰り返し更新される。変化の
範囲は0〜15の間である。
メモリーインキ−に6がオンすると、レジスタR6の内
容を参照し、その値に応じた処理を行なう。
レジスタR6には、その時に選択されている動作モード
に応じた値が格納され、O,l、2.3及び4が、それ
ぞれノーマルモード、モードA、モードB、モードC及
びモードDに対応する。ノーマルモードなら、メモリM
−11,MI2及びM2Sの内容をそれぞれメモリMN
I、MN2及びMN3に格納し、モードAなら、メモリ
MI 1. M■2及びMI3の内容をそれぞれメモリ
MAL。
M A 2及びMA3に格納し、モードBなら、メモリ
MII、MI2及びMI3の内容をそれぞれメモリMB
I、MB2及びMB3に格納し、モードCなら、メモリ
MI l、MI2及びMI3の内容をそれぞれメモリM
CI、MC2及びMC3に格納し、モードDなら、メモ
リMII、MI2及びMT3の内容をそれぞれメモリM
DI、MD2及びMD3に格納する。
モードキーがオンすると、押されたモードキーに応じて
次のように処理する。モードキーKMAなら、モードレ
ジスタR1に1をセットし、メモリMAL、MA2及び
MA3の内容をそれぞれメモリMII、MI2及びMI
3に格納する。モードキーKMBなら、モードレジスタ
R1に2をセットし、メモリMBI、MB’2及びMB
3の内容をそれぞれメモリMIl、MI2及びMI3に
格納する。モードキーKMCなら、モードレジスタR1
に3をセットし、メモリMCI、MC2及びMC3の内
容をそれぞれメモリMI 1.MI2及びMI3に格納
する。モードキーKMDなら、モードレジスタR1に4
をセットし、メモリMDI。
MD2及びMD3の内容をそれぞれメモリMI 1゜M
I2及びMI3に格納する。
すなわち、モードキーKMA、KMB、KMC又はKM
Dでモードを選択すると選択されたモードのパラメータ
がメモリM I nに転送され、そのメモリMTnの内
容はキーKGI、KG2及びKO2の操作によって更新
され、メモリーインキ−に6が押されると更新されたメ
モリMlnの内容が、その時の動作モードに応じたメモ
リMNn、MAn、MBn、MCn又はM D nに転
送され、セットされる。なお、一度ノーマルモード以外
のモードを選択すると、電源を遮断しない限り再びノー
マルモードを選択することはできない。
前述のようにモードDを選択した時には、モードBのパ
ラメータで第1回のプロセス(Y、C及びM)が実行さ
れ、続いてモードCのパラメータで第2回のプロセスが
実行されるので、モードBのパラメータとモードCのパ
ラメータを更新することにより、モードDの第1回のプ
ロセスのパラメータと第2回のプロセスのパラメータと
を、それぞれ独立に調整することができる。これによっ
て、モードDにおける濃度特性(原稿濃度−コピー濃度
)調整の自由度が高くなる。
なお、メモリM B n及びMCn (n=1〜3)に
は、第6d図に示す合成特性(A+B)が理想特性に最
も近くなるような値が、それぞれ初期設定時に自動的に
セットされる。この時、メモリMBnの内容は第6d図
に特性Aで示すように、記録領域が低濃度領域又は全領
域に渡る特性にセットされ、メモリM Cnの内容は第
6d図に特性Bで示すように、記録領域が高濃度領域に
限定される特性にセットされる。この時セットするデー
タは。
メイン制御板100の読み出し専用メモリ(ROM)内
に予め格納されている。従って、電源オン後に濃度パラ
メータの調整を行なわなくとも、モードDを選択すれば
、自動的に理論上最も好ましい特性がセットされる。な
お、メモリMDnには、全て、初期設定時に8がセット
される。
再び第8図を参照する。プリントキーに5が押されると
、即ち前記「キー人力処理」によって、プリントスター
トフラグがセットされると、コピープロセスを開始する
。コピープロセスを開始すると、「スキャナ制御」、「
露光ランプ制御」。
「帯電制御」、「転写制御」、「分離制御」。
「現像バイアス制御」、「フィルタ制御」及び「クラン
パ制御」の各サブルーチン、ならびにその他の制御をコ
ピーが完了するまで、短い周期で繰り返し実行する。
第10a図を参照して、「スキャナ制御」サブルーチン
を説明する。まず、モードDが選択されているかどうか
判定する。即ち1.レジスタR1にその時のモードの状
態が保持されているので、レジスタR1を参照して、そ
れが4 (モードD)かどうかを判定する。モードDの
場合には、カウンタCNIの内容が6未満の時に、モー
ドD以外ならCNIの内容が3未満の時に、それぞれ以
下の処理を行なう。なお、カウンタCNIの内容は、コ
ピープロセスを開始する時に、0にクリアされる。
スキャナのスタートタイミングになったら、スキャナの
往走査駆動を開始する。この例では、スキャナは往走査
時には、メインモータM1によって駆動される。また、
走査終了タイミングになったら。
スキャナの往走査を停止し、スキャナリターン駆動を開
始する。この例では、スキャナはリターン駆動時には、
専用のリターンモータM8によって駆動される。メイン
モータMlの駆動系とリターンモータM8の駆動系は、
図示しないクラッチによっていずれか一方が選択的にス
キャナと接続される。
スキャナのホーム位置センサSE8がホーム位置を検出
すると、リターン駆動を停止し、カウンタCNIをイン
クリメント(+1)する。つまり、モードDなら、6回
の走査を繰り返し行ない、それ以外のモードなら3回の
走査を繰り返し行なう。
各種タイミングは、メインモータの駆動に同期したパル
スを出力するタイミング発生器(図示せず)′のパルス
数をコピー開始時から計数することにより把握する。
第10b図を参照して「露光ランプ制御」サブルーチン
を説明する。まず、レジスタR1の内容を参照してその
値に応じた処理を行なう。R1の内容が0.1.2及び
3なら、それぞれ、レジスタR2にメモリMN3.MA
3.MB3及びMC3の内容をロードする。R1の内容
が4、すなわちモードDなら、カウンタCN2の内容に
応じたイ直をR2にロードする。カウンタCN2の内容
は、コピー開始時からの露光ランプの点灯回数を示して
いる。従ってカウンタCN2の内容は、コピー開始時に
Oにクリアされる。カウンタCN2の内容が3未満なら
、MB3+ (MD3−8)の演算結果がR2にロード
され、CN2の内容が3以上なら、MC3+ (MD3
−8)の演算結果がR2にロードされる。
次に、モードDかどうかを判定し、モードDなら以下の
処理をCN2が6未満の時に実行し、モードD以外なら
以下の処理をCN2が3未満の時に実行する。即ち、露
光開始タイミングになったら、レジスタR2の内容に応
じて露光ランプ3の調光レベルを設定し、露光ランプを
オンにセットする。
また、露光終了タイミングになったら、露光ランプをオ
フにセットし、カウンタCN2をインクリメントする。
従って、モードDなら6回の露光を繰り返し、モードD
以外なら3回の露光を繰り返す。
前述のように、モードDにおいて設定される濃度パラメ
ータ、即ち調光レベルは、第1回のプロセス(CN2=
O〜2)ではMB 3 +(MD 3−8)、第2回の
プロセス(CN2=3〜5)においてはMC3+ (M
D3−8)である。従って、モードDにおいてパラメー
タの設定を調整すると、モードB及びモードCのパラメ
ータを調整しなくても。
第1回のプロセスと第2回のプロセスの両方のパラメー
タが補正される。補正量は、モードDのパラメータの標
準値(8)に対する偏差として与えている。
つまり、予めモードB及びモードCのパラメータを、合
成特性(モードD)が理想特性に近くなる状態に設定し
てあれば、モードDのパラメータ(MD3)を調整する
だけで、合成特性の全体、即ち低濃度領域と高濃度領域
の両者の特性を調整できる。これにより、調整が楽にな
りテストコピーの回数も減らせる。
第10c図を参照して「帯電制御Jサブルーチンを説明
する。まず、レジスタR1の内容を参照してその値に応
じた処理を行なう。R1の内容が0.1.2及び3なら
、それぞれ、レジスタR3にメモリMN2.MA2.蘭
B2及びMC2の内容をロードする。R1の内容が4.
すなわちモードDなら、カウンタCN3の内容に応じた
値をR3にロードする。カウンタCN3の内容は、コピ
ー開始時からの帯電チャージャ付勢回数を示している。
従ってカウンタCN3の内容は、コピー開始時に0にク
リアされる。カウンタCN3の内容が3未満なら、MB
2+(MC2−8)の演算結果がR3にロードされ、C
N3の内容が3以上なら1MC2+ (MC2−8)の
演算結果がR3にロードされる。
次に、モードDかどうかを判定し、モードDなら以下の
処理をCN3が6未満の時に実行し、モードD以外なら
以下の処理をCN3が3未満の時に実行する。゛即ち、
f電チャージャ付勢開始タイミングになったら、レジス
タR3の内容に応じて帯電チャージャlOの印加電圧を
設定し、電圧を印加する。また、帯電完了タイミングに
なったら。
印加電圧を0にセットし、カウンタCN3をインクリメ
ントする。従って、モードDなら6回の帯電チャージャ
付勢を繰り返し、モードD以外なら3回の帯電チャージ
ャ付勢を繰り返す。
前述のように、モードDにおいて設定される濃度パラメ
ータ、即ち帯電チャージャ印加電圧は、第1回のプロセ
ス(CN3=0〜2)ではMB2+ (MC2−8)、
第2回のプロセス(CN3=3〜5)ではMC2+ (
MC2−8)である。従って、モードDにおいてパラメ
ータの設定を調整すると、モードB及びモードCのパラ
メータを調整しなくとも、第1回のプロセスと第2回の
プロセスの両方のパラメータが補正される。補正量は、
モードDのパラメータの標準値(8)に対する偏差とし
て与えている。
つまり、予めモードB及びモードCのパラメータを、合
成特性(モードD)が理想特性に近くなる状態に設定し
てあれば、モードDのパラメータ(MC2)を調整する
だけで、合成特性の全体、即ち低濃度領域と高濃度領域
の両者の特性を調整できる。これにより、調整が楽にな
りテストコピーの枚数も減らせる。
第10d図を参照して、「転写制御」サブルーチンを説
明する。まず、モードDかどうかを判定する。モードD
なら、カウンタCN5の値が5以下の時に、モードD以
外ならCN5の値が2以下の時に、CN5の値に応じた
データをレジスタR5にロードし電流切換タイミングに
なる毎に、レジスタR5の値に応じて、転写チャージャ
の電流値を切換える。電流値を切換える時に、カウンタ
CN5はインクリメントされる。またカウンタCN5は
コピー開始時に0にクリアされる。従って、CN5の内
容は転写プロセスにおけるプロセス実行回数を意味する
。モードDにおいては6回の転写プロセスを終了すると
、モードD以外では3回の転写プロセスを終了すると、
それぞれ転写チャージャをオフ(電流値をO)にセット
する。この例では、転写チャージャの付勢電流を1次の
ように設定している。
モードD以外: プロセス1回目(Y)  ・・・150μA2回目(C
)  ・・・250μA 3回目(M)  ・・・400μA モードD: プロセス1回目(Y)  ・・・150μA2回目 (
C)  ・・・250μA 3回目(M)  ・・・400μA 4回目 (Y)  ・・・250μA 5回目 (C)  ・・・400μA 6回目 (M)  ・・・600μA 上記のようにプロセスが変わる毎に電流値を更新するの
は、転写プロセスを実行すると、それによって転写ドラ
ムが帯電し、それ以後の転写効率が低下するためである
。全く除電を行なわなければ、モードDにおいては電流
値を6段階に順次増大させる必要があるが、この例では
後述するように第3回目のプロセスの後で中間除電を行
なうため、第4回目の転写電流を第3回目よりも小さい
値に設定しである。
第10e図を参照して、「分離制御」サブルーチンを説
明する。このサブルーチンでは、分離タイミングになる
と、分離チャージャ22及び23の間に5.5KVの交
流電圧を印加し、電圧解除タイミングになると、電圧を
0に設定する。また、中間除電タイミングになると、分
離チャージャ22及び23の間に4KVの交流電圧を印
加する。
転写プロセスを実行すると、転写ドラム2の表面は次の
ような電位に帯電する。
第1回目・・・ 約500v 第2回目・・・ 1000〜1500 V第3回目・・
・ 2000〜3000 Vそこで、この例では第3回
目の転写プロセスが終了した時に、分離チャージャに4
KVの交流電圧を印加し、転写ドラム2を除電する。こ
の中間除電を行なうと、転写ドラムの表面電位は500
〜1ooovに低下する。従って、それ以後の転写電流
は、中間除電をしない場合よりも小さくて済む。中間除
電を行なった後、転写ドラム2は完全には除電されてい
ないので、中間除電を行なうことにより、転写ドラム2
から記録シートが剥離することはない。分離チャージャ
に5.5KVの交流電圧を印加する時には、転写ドラム
2の表面電位は略Ovまで落ち、記録シートは転写ドラ
ム2から剥離する。
第10f図を参照して、「現像バイアス制御」サブルー
チンを説明する。まず、レジスタR1の内容を参照して
その値に応じた処理を行なう。R■の内容が0.1.2
及び3なら、それぞれ、レジスタR4にメモリMNI、
MAI、MBI及びMCIの内容をロードする。R1の
内容が4、すなわちモードDなら、カウンタCN4の内
容に応じた値をR4にロードする。カウンタCN4の内
容は、現像プロセスにおけるコピー開始時からのプロセ
ス実行回数を示している。従ってカウンタCN4の内容
は、コピー開始時に0にクリアされる。カウンタCN4
の内容が3未満なら、MB 1 + (MD 1−8)
の演算結果がレジスタR4にロードされ、CN4の内容
が3以上なら、MC:1+ (MDI−8)の演算結果
がR4にロードされる。
次に、モードDかどうかを判定し、モードDなら以下の
処理をCN4が6未満の時に実行し、モードD以外なら
以下の処理をCN4が3未満の時に実行する。即ち、現
像バイアス電圧印加タイミングになったら、レジスタR
4の内容に応じて印加電圧を設定し、その電圧を現像電
極に印加する。
また、電圧解除タイミングになったら、印加電圧を0に
セットし、カウンタCN4をインクリメントする。従っ
て、モードDなら6回の電圧印加を繰り返し、モードD
以外なら3回の電圧印加を繰り返す。
前述のように、モードDにおいて設定される濃度パラメ
ータ、即ち現像バイアス電圧は第1回のプロセス(CN
4=0〜2)ではMB l +(MD l−8)、第2
回のプロセス(CN4=3〜5)においてはMCl +
(MD 1−8)である。従って、モードDにおいてパ
ラメータの設定を調整すると、モードB及びモードCの
パラメータを調整しなくても、第1回のプロセスと第2
回のプロセスの両方のパラメータが補正される。補正量
は、モードDのパラメータの標準値(8)に対する偏差
として与えている。
つまり、予めモードB及びモードCのパラメータを、合
成特性(モードD)が理想特性に近くなる状態に設定し
てあれば、モードDのパラメータ(MDI)を調整する
だけで、合成特性の全体、即ち低濃度領域と高濃度領域
の両者の特性を調整できる。これにより、調整が楽にな
りテストコピーの回数も減らせる。
第10g図を参照して、「フィルタ制御」サブルーチン
を説明する。このサブルーチンでは、スキャナ走査回数
を保持するカウンタCNIの内容を参照し、その結果に
従って、色分解フィルタ9の色を選択する。即ち、カウ
ンタCNIが0又は3なら、色分解フィルタの位置がホ
ーム位置かどうかをチェックし、ホーム位置になければ
、ホーム位置を検出するまで、フィルタモータM5を駆
動する。ホーム位置になったら、フィルタモータM5を
停止し、カウンタCN6をOにクリアする。
カウンタCNIが1又は4なら、カウンタCN6の内容
をチェックする。CN6が1でなければ、フィルタモー
タM5を駆動して、色分解フィルタ9を120度回転し
、カウンタCN6の内容をインクリメントする。カウン
タCNIが2又は5なら、カウンタCN’6の内容をチ
ェックする。CN6が2でなければ、フィルタモータM
5を駆動して、色分解フィルタ9を120度回転し、カ
ウンタCN6の内容をインクリメントする。
これにより、カウンタCNIが0又は3の時には。
ブルー(B)のフィルタ板が光路中に挿入され、カウン
タCNIが1又は4の時にはレッド(R)のフィルタ板
が光路中に挿入され、カウンタCN1が2又は5の時に
はグリーン(G)のフィルタ板が光路中に挿入される。
なお、第2図に示すカラー複写機では、Y、C。
Mのいずれか一色の単色コピー動作も可能であるが、図
面に示したフローチャートでは、その単色モードを省略
しである。単色モードでは、1回のコピーに対して1回
の像形成及び転写のプロセスを行なうが、フルカラーモ
ードの場合と同様に、単色コピーでも2回のプロセスを
繰り返し行なうことができる。
第1図及び第7図に、それぞれ、モードD及びそれ以外
のモードでの動作タイミングを示す。第1図を参照する
と、モードDにおいては、1回のコピーサイクルで、ス
キャナ走査、露光プロセス。
帯電プロセス、現像プロセス、転写プロセス等々を6回
繰り返し行なっているのが分かる。それに対して、第7
図に示す動作モードでは、1回のコピーサイクルで、ス
キャナ走査、露光プロセス。
帯電プロセス、現像プロセス、転写プロセス等々を3回
繰り返し行なっているのが分かる。モードDを選択する
ことにより、非常に画質の良いコピーが得られるが、像
形成及び転写のプロセスを6回繰り返すために、コピー
速度はかなり遅い。そこで、コピー速度が問題になる場
合には、モードD以外の動作モードを選択することによ
り、モードDの約半分の時間でコピーができる。
ところで、従来より、記録画像上に、複写機の走査方向
(感光体ドラムの回転方向)に沿って稲穂で掃いたよう
な濃度むらが現われることがあったが、実施例の複写機
では、6回転モード(各色に対して2回のプロセスを行
なうモード)を選択した場合に、その現象が見られなか
った。つまり、同一色に対して複数回の記録プロセスを
実行することにより、濃度むらの発生もなくなる。
なお、各図面に示した特別な記号の意味は次のとおりで
ある。
HP・・・ホームポジション(ホーム位置)PP・・・
パワーパック(電源) SQL・・・ソレノイド MC・・・電磁クラッチ なお、上記実施例では画像読取に関するパラメータとし
て露光ランプの発光レベルを利用しているが、光学走査
系の光路中に光量のしぼり手段を設けて、そのしぼり量
をパラメータとして利用してもよい。
なお、上記実施例では、アナログ式のカラー複写機の場
合を示したが、同様な静電転写型記録プロセスを行なう
他の各種記録装置にも同様に本発明は実施できる。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、同一色の像について複数
回の像形成及び転写プロセスを実行し。
第1回のプロセスのパラメータと第2回のプロセスのパ
ラメータとをそれぞれ独立して任意に設定できるので、
第1回のプロセスと第2回のプロセスとの組み合せによ
って、記録特性を自由に設定でき、例えば第6d図に示
すような理想的な特性を得ることもできる。これにより
、記録品質が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例のカラー複写機のモードDにおける動
作例を示すタイミングチャートである。 第2図は、実施例の装置の機端部の構成を示す正面図で
ある。 第3a図及び第3b図は、第2図に示す装置の一部を抜
き出して示す斜視図である。 第4a図及び第4b図は、第2図に示す装置の操作ボー
ドOPI及びカラーバランス設定ボードOP2の外観を
示す平面図である。 第5a図、第5b図、第5c図、第5d図及び第5e図
は、第2図の装置の電気回路構成を示すブロック図であ
る。 第6a図、第6b図及び第6c図は、それぞれ現像バイ
アス電圧、露光量及び帯電電圧を変えた時の、原稿濃度
−コピー濃度特性の変化を示すグラフである。 第6d図は、原稿濃度−コピー濃度特性を理想特性に近
づけるための方法を示すグラフである。 第7図は、第2図の装置の通常モードにおける動作例を
示すタイミングチャートである。 第8a図、第9a図、第9b図、第9C図、第10a図
、第10b図、第10e図、第10d図。 第10e図、第10f図及び第10g図は、第2図に示
す装置の電気回路の動作を示すフローチャートである。 第11図は、メモリユニット170の各メモリの割当て
の一部を示すメモリマツプである。 1:感光体ドラム(電荷担持体) 2:転写ドラム     2a:クランプ板2b:カム
機構     3:露光ランプ4:第1ミラー    
 5:第2ミラー6:第3ミラー     8:第4ミ
ラー7:レンズ       9:色分解フィルタlO
:帯電チャージャ  11:イレーザ12.13,14
:現像ローラ(現像手段)18:転写チャージャ(転写
手段) 20:クリーニングユニット 21:除電チャージャ 22.237分離チャージャ 26.27:給紙カセット 28:呼び出しコロ   29:給紙コロ30:逆転コ
ロ     31ニレジストローラ32:定着ローラ 
   41:記録シート42:伝達機構     45
,46:歯車OP1:#JA作ボード ○P2:カラーバランス設定ボード に5ニブリントキー に6:メモリーインキ− KMB:モード選択キー(第1の設定手段)KMC:モ
ード選択キー(第2の設定手段)KGI、KO2,KO
3:キー DPI、DP2.DP3:表示部 100:メイン制御板(ffi子制御手段)170:メ
モリユニット 190:ランプレギュレータ Ml:メインモータ   M2ニレジストモータM3:
給紙モータ    M4:給紙台モータM5:フィルタ
モータ M6:レンズモータM7:クランプモータ M
8:リターンモータM9:クリーニングモータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電荷担持体; 前記電荷担持体上に静電潜像を形成する、 静電潜像形成手段; 前記電荷担持体に近接配置され、静電潜像を所定色の現
    像剤で可視化する、現像手段;前記現像手段によって可
    視化された像を所定の記録シートに転写する、転写手段
    ; 前記静電潜像形成手段、現像手段及び転写手段の少なく
    とも1つの、記録像濃度に関する少なくとも1つのパラ
    メータを設定する、第1の設定手段; 前記静電潜像形成手段、現像手段及び転写手段の少なく
    とも1つの、記録像濃度に関する少なくとも1つのパラ
    メータを設定する、第2の設定手段;および 前記静電潜像形成手段、現像手段および転写手段を制御
    し、前記第1の設定手段の設定に基づいて前記電荷担持
    体上に静電潜像を形成し該静電潜像を可視化し該可視像
    を記録シートに転写する第1回の記録プロセス、および
    前記第2の設定手段の設定に基づいて前記電荷担持体上
    に静電潜像を形成し該静電潜像を第1回の記録プロセス
    と同一色の現像剤で可視化し該可視像を記録シートに転
    写する第2回の記録プロセスを実行する、電子制御手段
    ; を備える静電転写型記録装置。
  2. (2)前記転写手段は、記録シートをそれに保持する機
    構を含む転写ドラムを備える、前記特許請求の範囲第(
    1)項記載の静電転写型記録装置。
  3. (3)前記第1の設定手段は第1のメモリ、第2の設定
    手段は第2のメモリであり;電子制御手段は、設定モー
    ド切換スイッチ手段及びパラメータ設定手段を備え、設
    定モード切換スイッチ手段の指定に応じて第1の設定モ
    ード及び第2の設定モードを選択し、第1の設定モード
    を選択している時に前記パラメータ設定手段の設定内容
    を第1のメモリに登録し、第2の設定モードを選択して
    いる時に前記パラメータ設定手段の設定内容を第2のメ
    モリに登録する、前記特許請求の範囲第(1)項記載の
    静電転写型記録装置。
  4. (4)電子制御手段は、記録濃度に関する第1の初期情
    報、及び第1の初期情報よりも記録領域を画像の高濃度
    領域に限定した第2の初期情報を備え、初期設定時に第
    1の初期情報を第1のメモリに格納し、第2の初期情報
    を第2のメモリに格納する、前記特許請求の範囲第(3
    )項記載の静電転写型記録装置。
  5. (5)現像手段は3色の現像剤を備え、前記電子制御手
    段は、現像剤の色を順次切換えて記録プロセスを実行す
    るとともに、各々の色の現像剤に対してそれぞれ第1の
    メモリ及び第2のメモリを備える、前記特許請求の範囲
    第(3)項記載の静電転写型記録装置。
  6. (6)第1の設定手段及び第2の設定手段が設定するパ
    ラメータは、原稿像読取レベル、電荷担持体の帯電電圧
    、及び現像バイアス電圧の少なくとも1つを含む、前記
    特許請求の範囲第(1)項、第(2)項、第(3)項、
    第(4)項又は第(5)項記載の静電転写型記録装置。
JP60192463A 1985-08-31 1985-08-31 静電転写型カラー記録装置 Expired - Lifetime JPH0685098B2 (ja)

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US06/898,981 US4737821A (en) 1985-08-31 1986-08-22 Colored image recording device
DE3628853A DE3628853C2 (de) 1985-08-31 1986-08-25 Bildaufzeichnungsgerät

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