JP2575699B2 - カラ−複写機の色調整装置 - Google Patents

カラ−複写機の色調整装置

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JP2575699B2
JP2575699B2 JP62108396A JP10839687A JP2575699B2 JP 2575699 B2 JP2575699 B2 JP 2575699B2 JP 62108396 A JP62108396 A JP 62108396A JP 10839687 A JP10839687 A JP 10839687A JP 2575699 B2 JP2575699 B2 JP 2575699B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)の3原色、あるいはそれに黒色を加えた4つの記
録色を用いてカラー画像を再現するカラー複写機の色調
整装置に関する。
[従来の技術] フルカラー画像を再現するカラー複写機においては、
従来より、原稿画像をレッド(R),グリーン(G),
ブルー(B)の3原色に色分解して読み取り、R,G,Bの
各々の画像を、それぞれ記録色のシアン(C),マゼン
タ(M),イエロー(Y)に対応付け、C,M,Yの3色、
もしくはC,M,Yに黒色(BK)を加えた4色の組み合わせ
によって、原像画像に対応する色を再現している。
また、一般にカラー複写機では、静電記録方式が用い
られている。即ち、イメージスキャナで順次に読み取ら
れるB,G,Rの色分解された画像光を感光体ドラムに照射
して、該ドラム上に、各色画像の静電潜像を形成する。
B,G,Rの静電潜像は、それぞれ、Y,M,Cのトナーを備える
現像器によって顕像化する。顕像化された各画像は、転
写紙の巻き付いた転写ドラムに転写し、各色画像を順次
に重ね転写することにより、転写紙上にカラー画像を再
生する。転写を終了した転写紙は、転写ドラムから分離
し、画像の定着処理を受ける。
この種のカラー複写機においては、任意の色を再現す
ることに関しては現在でもかなり満足しうる性能が得ら
れているが、原稿画像と記録画像との色を一致させるこ
とに関して大きな課題が残されている。
即ち、原稿色と記録色とを一致させるための色調整が
非常に難しい。この種の調整は、工場などで専問家が様
々な測定機器を用いて行なう場合は問題なくできる。と
ころが、この種のカラー複写機では、経時変化によっ
て、記録系の特性が大きく変化する。具体的には、感光
体の疲労及びフィルミングによる感光体表面電位の変
化,各現像器内のトナー濃度変化,トナーのQ/M変化等
々が生じる。この種の変化は、Y,M,Cの記録色毎に異な
って現われる。従って、経時変化は装置のカラーバラン
スに影響を及ぼす。つまり、最適な色でコピー画像を得
るためには、専問知識を持たない一般のユーザがカラー
バランス調整を行なわざるを得ない。
カラー複写機には、従来より、カラーバランス調整を
行なうために、Y,M,Cの各々に対応付けた濃度調整キー
が備わっている。カラーバランスを調整する場合、調整
用チャートを原稿としてセットし、それのコピー画像を
作成し、そのコピー画像をオペレータが見て原稿と比較
し、その結果に基づいてY,M,Cの調整キーを操作して再
びコピー画像を作成する、という操作を何回か繰り返す
必要がある。この種の調整では、Y,M,Cの調整は完全に
独立しておらず、互いに多少の関連があるため、調整の
繰り返しが必要であり、特に色に関する専問知識のない
一般ユーザにとっては、非常に難しいのが実情である。
[発明の目的] 本発明は、一般ユーザでも容易に色調整を行ないうる
カラー複写機の色調整装置を提供することを目的とす
る。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明においては、原稿画
像を少なくともレッド,グリーン,ブルーの色成分に分
解して読み取る画像読み取り手段,該画像読み取り手段
の読み取った各色画像の光を所定の電荷担持体上に照射
して各色画像の静電潜像を形成する静電潜像形成手段,
各々の静電潜像を互いに異なる色で可視化する少なくと
もシアン,マゼンタ,イエローの現像手段,該現像手段
で可視化された複数の画像を1つの記録媒体上に重ねて
転写する転写手段,及び記録媒体上の画像を定着する定
着手段;を備えるカラー複写機の色調整装置において: 第1及び第2の色設定手段;および第1の色設定手段
の設定状態に応じて、記録色のマゼンタ成分とシアン成
分とのバランスを調整し、第2の色設定手段の設定状態
に応じて、記録色のイエロー成分のレベルを調整する、
色調整制御手段;を設ける。
即ち、本発明においては、マゼンタとシアンとのバラ
ンス調整とイエローの濃度調整の組み合わせによって色
調整を実現する。
現在の一般のカラー複写機を用いて原稿画像の任意の
色を再生(コピー)する場合、再生される画像について
その色を構成する各記録基本色成分、即ちY,M,Cの各々
の有/無を調べると、次の第1表のような結果が得られ
る。
この第1表を参照すると、たいていの場合、コピー出
力には、イエロー成分が含まれていることが分かる。本
来であれば、マゼンタ及びバイオレットには、イエロー
成分が含まれないのであるが、現状では、原稿上の印刷
インクの特性と色分解フィルタの特性との相関が理想的
でないために、このような結果になっている。
いずれにしても、現状では、イエロー成分の濃度変動
は、マゼンタ及びシアンに比べると、記録色に及ぼす影
響が小さい。逆に言うと、マゼンタ及びシアンは僅かの
濃度変化でも、記録色に大きな影響を及ぼす。そこで、
本発明では、第1の色設定手段で記録色のマゼンタ成分
とシアン成分とのバランスを調整する。従って、第1の
色設定手段を調整するだけで、たいての色調整はでき
る。マゼンタとシアンのバランスを調整した後で、第2
の色設定手段を調整すれば、イエローの濃度が変わるの
で、微妙な色調整もできる。これによれば、大まかな調
整だけであれば第1の色設定手段の調整だけで済み、微
妙な色調整を行なう場合でも、第1の色設定手段と第2
の色設定手段の2つの調整だけで済む。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照し
た実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第2図に、本発明を実施する一形式のカラー複写機の
機構部を示す。第2図を参照して説明する。40が、原稿
を載置するコンタクトガラスである。コンタクトガラス
40の下方に、光学走査系が備わっている。光学走査系に
は、露光ランプ3,第1ミラー4,第2ミラー5,第3ミラー
6,レンズ7,第4ミラー8,色分解フィルタ9等々が備わっ
ている。露光ランプ3から出た光が、コンタクトガラス
40上の原稿(図示せず)に当たり、その反射光が、第1
ミラー4,第2ミラー5,第3ミラー6,レンズ7,第4ミラー
8及び色分解フィルタ9を通って、感光体ドラム1の表
面に入射する。
色分解フィルタ9には、互いに120度の角度で配置し
たR(レッド),G(グリーン)及びB(ブルー)の3枚
のフィルタ板が備わっており、いずれか1つのフィルタ
板が、選択的に光学走査系の光路中に挿入される。フィ
ルタ駆動モータを駆動することにより、色分解フィルタ
9が回動し、フィルタ板の選択が変わる。R,G,Bの各フ
ィルタ板を光路中に順次挿入して原稿読取走査を行なう
ことにより、R,G,Bの各基本色(光の3原色)に分解さ
れた原稿像が得られる。この例では、B,R,Gの順にフィ
ルタ板が選択される。フィルタ板の位置を知るために、
ブルーのフィルタ板が光路中に挿入されているかどうか
を検出するホーム位置センサが備わっている。
感光体ドラム1の周面近傍には、帯電チャージャ(メ
インチャージャ)10,イレーサ11,マゼンタ(M)現像ロ
ーラ12,シアン(C)現像ローラ13,イエロー(Y)現像
ローラ14,転写ドラム2,転写チャージャ18,クリーニング
前除電チャージャ19,クリーニングユニット20,除電チャ
ージャ21等々が備わっている。
第2図において、感光体ドラム1は反時計方向に回動
し、転写ドラム2は時計方向に回動する。転写チャージ
ャ18は、転写ドラム2の内部の、感光体ドラム1と近接
した位置に配置されている。転写ドラム2の記録シート
を保持する円筒状の部分は、誘電体フィルムで構成され
ており、記録動作を行なう時には、記録シートを介して
感光体ドラム1の表面に接触する。転写ドラム2の転写
チャージャ18よりも下流側の位置に、転写ドラム2の周
壁を挟むように、2つの分離チャージャ22及び23が配置
されている。
給紙系には2つの給紙カセット26,27が備わってお
り、いずれか一方が選択される。下段の給紙部には、呼
び出しコロ28,給紙コロ29及び逆転コロ30が備わってお
り、これらの駆動によって、給紙カセット26から1枚ず
つ記録シートが給紙される。上段の給紙部も同様であ
る。
上段又は下段の給紙カセットから給紙された記録シー
ト41は、レジストローラ31の位置で一担停止し、転写ド
ラム2の回転タイミングに同期して、第3b図に示すよう
に転写ドラム2に送り込まれる。
転写ドラム2の外周面に、その回動軸と平行に1つの
クランプ板2aが備わっている。このクランプ板2aは、通
常は閉じているが、所定の駆動モータを駆動することに
より、カム機構2bによって開閉される。つまり、記録シ
ート41を送り込む時にクランプ板2aを開き、記録シート
41がクランプ板2aと転写ドラム2の間に入ったら、クラ
ンプ板2aを閉じて記録シート41の先端をクランプ(保
持)する。なお、転写電流を流すことにより転写ドラム
2が帯電するので、静電吸引力が作用し、それによって
記録シート41の先端以外の部分も転写ドラム上に保持さ
れる。
全ての画像転写が終了したら、分離チャージャ22及び
23に所定の交流電圧を印加することにより除電を行な
い、またそれと同時にクランプ板2aを開いて、記録シー
ト41を転写ドラム2から分離させる。
第3a図に示すように、感光体ドラム1と転写ドラム2
は、歯車45及び46によって互いに結合されており、歯車
45は、伝達機構42を介してメインモータM1に連結されて
いる。この伝送機構42には、ホーム位置センサHP1が備
わっている。
再び第2図を参照する。記録シートは、転写チャージ
ャ22及び23の間を通って転写ドラム2から分離され、そ
の下流にある定着部の定着ローラ32と加圧ローラ33の間
を通って熱定着された後に排紙される。
第2図に示すカラー転写機の操作ボード260の外観を
第4図に示す。
第4図を参照すると、この操操ボードには、一般の複
写機と同様に、テンキーKT,コピースタートキーKS,クリ
アキーKC,割込キーKI,用紙キーK1,倍率調整キーK2,コピ
ー枚数表示器D1,コピー倍率表示器D2等々が備わってい
る。
AJ1,AJ2及びAJ3が、画質を調整するためのダイアルで
ある。AJ1は、画像の明るさを調整するために用いられ
る。実際には、このダイアルAJ1を調整することによ
り、光学走査系に備わったレンズ7の絞りが調整され
る。
ダイアルAJ2は、色を調整するのに利用される。実際
には、ダイアルAJ2を調整すると、光学走査系に備わっ
た露光ランプ3の光量に関して、赤色フィルタを用いて
シアン色成分の画像を読み取る時のレベルと、グリーン
色フィルタを用いてマゼンタ色成分の画像を読み取る時
のレベルとのバランスが調整される。具体的には、ダイ
アルAJ2を右側に動かすと、マゼンタ成分が小さく、シ
アン成分が大きくなり、肌色が緑色っぽくなる。逆にダ
イアルAJ2を左側に動かすと、マゼンタ成分が大きく、
シアン成分が小さくなり、肌色が赤色っぽくなる。
また、ダイアルAJ3は、微妙な色調整を行なう場合に
利用される。実際には、ダイアルAJ3を調整すると、青
色フィルタを用いて画像のイエロー色成分を読み取る時
の露光ランプ3の光量が調整される。
第2図のカラー複写機における原稿濃度とコピー濃度
との関係を、第1a図及び第1b図に示す。第1a図は、ダイ
アルAJ2によって設定されるレベルLV2の変化に応じたシ
アン(C)成分及びマゼンタ(M)成分の変化特性を示
し、第1b図は、ダイアルAJ3によって設定されるレベルL
V3の変化に応じたイエロー(Y)成分の特性を示してい
る。
また、第1c図にシアン成分及びマゼンタ成分の画像読
取時の露光ランプ付勢電圧Vc,Vmと、レベルLV2との関係
を示し、第1d図にイエロー成分の画像読取時の露光ラン
プの付勢電圧VyとレベルLV3との関係を示す。
第5図に、第2図の装置の電装部の主要部の構成を示
す。第5図を参照すると、主制御ユニット100には、CPU
(マイクロプロセッサ)110,ROM(読み出し専用メモ
リ)120,RAM(読み書きメモリ)130,I/Oポート140,A/D
(アナログ/デジタル)変換器150及びD/A(デジタル/
アナログ)変換器160が備わっている。
この主制御ユニット100は、電源ユニット210,高圧電
源ユニット220,ランプレギュレータ230,ヒータ制御ユニ
ット240,光学系制御ユニット250,操作ボード260,現像制
御ユニット270,給紙制御ユニット280,信号処理ユニット
290及びドライバ300と接続されている。
高圧電源ユニット220は、各種チャージャ(10,18,19,
21,),現像バイアス電極,イレーサ等々に所定の電力
を供給する。ランプレギュレータ230は、主制御ユニッ
ト100から出力される制御レベルに応じて、露光ランプ
3の付勢電圧、即ち光量を調整する。この例では、ラン
プレギュレータ230は、公知の位相制御により、交流電
流をスイッチングし、露光ランプ3の印加電圧を調整す
る。
ヒータ制御ユニット240は、定着部に備わったヒータ
をオン/オフ制御し、定着ローラ32の温度を一定に維持
する。光学系制御ユニット250は、光学走査系の走査駆
動制御,レンズの倍率調整,レンズの絞り調整などを行
なう。現像制御ユニット270は、C,M,Yの3つの現像ユニ
ットを制御する。給紙制御ユニット280は、上段及び下
段の給紙部に備わった呼出しコロ,給紙コロ及び逆転コ
ロを制御する。
信号処理ユニット290は、各種センサが出力する信号
を整形処理し、主制御ユニット100に印加する。ドライ
バ300は、主制御ユニット100からの制御信号に従い、各
種スイッチング素子を介して、各種直流負荷及び各種交
流負荷をオン/オフ制御する。
この例では、ダイアルAJ1の設定に応じた絞りの情
報,ダイアルAJ2の設定に応じた露光ランプ付勢電圧情
報,及びダイアルAJ3の設定に応じたランプ付勢電圧情
報は、それぞれ、ROM120に予め記憶されたメモリテーブ
ルTBL1,TBL2及びTBL3に備わっている。テーブルTBL1,TB
L2及びTBL3の情報は、それぞれ、ダイアルAJ1,AJ2,AJ3
の設定値をパラメータとして簡単に読み出せるようにな
っている。
これらのテーブルのマップを第6図に示す。第6図を
参照すると、テーブルTBL1には11個の絞り情報Di0〜Di1
0が連続するアドレスに記憶してあり、テーブルTBL2に
はマゼンタ及びシアン用ランプ付勢電圧情報Dmn及びDcn
(n=0〜10)が連続するアドレスに11組記憶してあ
り、テーブルTBL3には、イエロー用のランプ付勢電圧情
報Dy0〜Dy10が連続するアドレスに記憶してある。な
お、アドレスは各テーブルの開始位置からの相対アドレ
スとして示してある。
第7図に、第5図の主制御ユニット100の動作の概要
を示す。第7図を参照して動作を説明する。
電源がオンすると、各部を初期化する。即ち、主制御
ユニット100自体のメモリクリア,モード設定,出力ポ
ート状態設定等々を行なった後、各種ユニットを初期状
態に設定する。例えば、光学走査系をホーム位置に位置
決めし、色分解フィルタをホーム位置に設定し、倍率を
等倍に設定し、定着温度制御を開始する。
次に待機処理を実行する。この処理では、操作ボード
260からのキー入力の読み取り,ダイアルAJ1〜AJ3の読
取り,表示,各種センサ出力の読み取り等々を行ない、
また、コピー動作が可能かどうかをチェックする。コピ
ー動作が可能でなければ、待機処理を繰り返す。コピー
動作が可能になると、スタートキーKSがオンかどうかを
チェックする。KSがオンすると、次の処理に進んでコピ
ー動作を開始する。
コピー動作を開始すると、まず、ダイアルAJ1〜AJ3に
設定されたレベルLV1〜LV3を入力する。次に、LV1をパ
ラメータとしてテーブルTBL1を参照し、そこから読んだ
データをレジスタR1にストアする。そして、R1の内容
を、光学系制御ユニット250に出力し、レンズ7の絞り
を調整する。従って、絞りはダイアルAJ1の設定に応じ
て定まる。
次に、レベルLV3のパラメートとしてテーブルTBL3を
参照し、そこから読んだデータ(Dyn)をランプ電圧Vy
としてランプレギュレータ230に出力する。ランプレギ
ュレータ230は、主制御ユニット100が出力するデータに
応じて、露光ランプ3の光量を調整する。
続いて、色分解フィルタ9の青色の部分が光路に入る
ように色分解フィルタ9を駆動する電気モータを制御す
る。そして、続く像再生プロセスを実行する。従って、
この像再生プロセスでは、原稿の青色成分のみが色分解
フィルタ9を通るので、感光体ドラム1上には画像のイ
エロー成分に対応する静電潜像が形成され、それがトナ
ーで可視化され、記録紙に転写される。この場合の(Y
の)画像濃度は、ダイアルAJ3で設定されたレベルLV3に
よって定まる。
次に、レンズLV2にパラメータとしてテーブルTBL2を
参照し、そこから読んだデータ(Dcn及びDmn)を、それ
ぞれランプ電圧Vc及びVmとする。そして、マゼンタのデ
ータを、ランプ電圧としてランプレギュレータ230に出
力し、ランプ光量をマゼンタ用にセットする。
更に、色分解フィルタ9の緑色の部分が光路に入るよ
うに色分解フィルタ9を駆動する電気モータを制御す
る。そして、続く像再生プロセスを実行する。従って、
この像再生プロセスでは、原稿の緑色成分のみが色分解
フィルタ9を通るので、感光体ドラム1上には画像のマ
ゼンタ成分に対応する静電潜像が形成され、それがトナ
ーで可視化され、記録紙に転写される。この場合の(M
の)画像濃度は、ダイアルAJ2で設定されたレベルLV2に
よって定まる。
次に、前に読んだデータDcnを、シアン用のランプ電
圧Vcとしてランプレギュレータ230にセットし、色分解
フィルタ9の赤色の部分が光路に入るように色分解フィ
ルタ9を駆動する電気モータを制御する。そして、続く
像再生プロセスを実行する。従って、この像再生プロセ
スでは、原稿の赤色成分のみが色分解フィルタ9を通る
ので、感光体ドラム1上には画像のシアン成分に対応す
る静電潜像が形成され、それがトナーで可視化され、記
録紙に転写される。この場合の(Cの)画像濃度は、ダ
イアルAJ2で設定されたレベルLV2によって定まる。
上記3回の像再生プロセスが終了したら、分離プロセ
スを実行し、転写ドラム2から記録紙を分離し、分離さ
れた記録紙に対し定着処理及び排紙処理を行なって、1
枚分のカラーコピープロセスを完了する。
つまり、イエロー,マゼンタ及びシアンの像を順次に
コピーして、原稿と同じフルカラーのコピーを作成す
る。ここで、記録されるコピー画像の明るさは、操作ボ
ード上のダイアルAJ1の設定状態によって定まり、画像
の色はダイアルAJ2とAJ3の設定状態によって定まる。ダ
イアルAJ2の設定に応じて、マゼンタ成分とシアン成分
とのバランスが変わり、ダイアルAJ3の設定に応じてイ
エロー成分の濃度が変わる。従って、ダイアルAJ2とAJ3
の調整によって、コピー画像の色調整ができる。
なお、上記実施例においては、Y,M,C各色の濃度調整
を、光学系走査系の露光レベル調整によって行なう場合
を示したが、この種の記録装置では、一般に知られてい
るように、感光体ドラムの帯電電位,現像器のバイアス
電圧,トナー濃度等々、他のパラメータを調整しても濃
度を調整しうるので、露光レベルの調整を別のパラメー
タの調整に変えても本発明は実施しうる。
[効果] 以上のとおり、本発明によれば、ダイアルなど1つの
設定手段でマゼンタ成分とシアン成分とのバランス、即
ち色あいの調整ができるので、色に関する知識がとぼし
い一般ユーザであっても、比較的簡単に色調整を行ない
うる。
【図面の簡単な説明】
第1a図及び第1b図は、第2図の装置での、原稿濃度とコ
ピー濃度との関係を示すグラフ、第1c図及び第1d図は、
第2図の装置での、設定レベルLV2,LV3とランプ付勢電
圧との関係を示すグラフである。 第2図は、本発明を実施する一形式のカラー複写機の機
構部の構成を示す正面図である。 第3a図及び第3b図は、第2図に示す装置の一部を抜き出
して示す斜視図である。 第4図は、第2図の装置の操作ボードを示す平面図であ
る。 第5図は、第2図の装置の電装部主要部を示すブロック
図である。 第6図は、第5図のROM120上に設けられたテーブルの内
容を示すメモリマップである。 第7図は、第5図の主制御ユニット100の動作概要を示
すフローチャートである。 1:感光体ドラム、2:転写ドラム 3:露光ランプ、9:色分解フィルタ 10:帯電チャージャ、11:イレーサ 12,13,14:現像ローラ 18:転写チャージャ、20:クリーニングユニット 40:コンタクトガラス 100:主制御ユニット(色調整制御手段) 110:マイクロプロセッサ、120:読み出し専用メモリ 220:高圧電源ユニット、230:ランプレギュレータ 240:ヒータ制御ユニット、250:光学系制御ユニット 260:操作ボード、AJ1:ダイアル AJ2:ダイアル(第1の色設定手段) AJ3:ダイアル(第2の色設定手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−152266(JP,A) 特開 昭58−169157(JP,A) 特開 昭60−156077(JP,A) 特開 昭62−52572(JP,A) 特開 昭62−124573(JP,A) 特開 昭62−153873(JP,A) 特開 昭62−273588(JP,A) 実開 昭60−94668(JP,U) 実開 昭62−69257(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を少なくともレッド,グリーン,
    ブルーの色成分に分解して読み取る画像読み取り手段,
    該画像読み取り手段の読み取った各色画像の光を所定の
    電荷担持体上に照射して各色画像の静電潜像を形成する
    静電潜像形成手段,各々の静電潜像を互いに異なる色で
    可視化する少なくともシアン,マゼンタ,イエローの現
    像手段,該現像手段で可視化された複数の画像を1つの
    記録媒体上に重ねて転写する転写手段,及び記録媒体上
    の画像を定着する定着手段;を備えるカラー複写機の色
    調整装置において: 第1及び第2の色設定手段;及び 第1の色設定手段の設定状態に応じて、記録色のマゼン
    タ成分とシアン成分とのバランスを調整し、第2の色設
    定手段の設定状態に応じて、記録色のイエロー成分のレ
    ベルを調整する、色調整制御手段; を備えるカラー複写機の色調整装置。
  2. 【請求項2】色調整制御手段は、第1の色設定手段及び
    第2の色設定手段の状態に応じて、前記画像読み取り手
    段の露光レベルを調整する、前記特許請求の範囲第
    (1)項記載のカラー複写機の色調整装置。
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