JPH0731427B2 - 静電転写型記録装置 - Google Patents
静電転写型記録装置Info
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- JPH0731427B2 JPH0731427B2 JP61096091A JP9609186A JPH0731427B2 JP H0731427 B2 JPH0731427 B2 JP H0731427B2 JP 61096091 A JP61096091 A JP 61096091A JP 9609186 A JP9609186 A JP 9609186A JP H0731427 B2 JPH0731427 B2 JP H0731427B2
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Description
本発明は、静電転写型記録装置に関し、特に画像品質の
改善に関する。
改善に関する。
静電転写型記録装置、例えば静電複写装置においては、
帯電,露光,現像,定着等々の一連のプロセスを行なっ
て所定の記録紙上に原稿像のコピーを記録する。この場
合、原稿画像の濃度と記録画像の濃度とが比例関係にあ
れば原稿像に忠実な像を再現することができる。 第4a図は現像バイアス電圧を調整した場合の原稿濃度と
コピー濃度との関係を、第4b図は露光光量を調整した場
合の原稿濃度とコピー濃度との関係を、また、第4c図は
感光体の帯電電圧を調整した場合の原稿濃度とコピー濃
度との関係を、それぞれ示すグラフである。これらのグ
ラフを参照してわかるように、原稿濃度(OD)とコピー
濃度(ID)との関係(以下OD−ID特性という)は、記録
プロセスに関する各種パラメータ(現像バイアス電圧,
露光光量,帯電電圧)を調整することによって様々に変
更し得るも、広い範囲に亘り線形となるOD−ID特性を得
ることはできない。このため、従来の複写装置、とりわ
けカラー複写装置においては、多数のパラメータ調整手
段を設けて、原稿像の種類に応じて最も好ましい画像が
得られるように各種パラメータを調整しているのが現状
である。したがって、好ましいコピーを得るためには、
多数のテストコピーを取らざるを得ないし、厳密に調整
を行なったとしても、写真などの階調変化範囲の広い原
稿に対しては十分な画像品質が得られない。 このような問題を改善する1つの手法に、画像の網点化
がある。これにおいては、網点スクリーンを通して原稿
画像を感光体に投影する。あるいは、原稿画像で露光し
た感光体面に網点スクリーンを通して除電光を投射する
(例えば特開昭51−33632号公報,特開昭52−126234号
公報)。これによれば低濃度域および中間調濃度域の画
像は、比較的に忠実に濃度が再現されるが、高濃度域で
は原稿よりもコピー濃度が低くなったり、網点対応の白
点がベタ黒部に現われるなど、高濃度域の濃度再現性に
問題がある。 このような不都合を改善するため、複数の異なるOD−ID
特性で作像したコピーを重ね合わせる複写装置が提案さ
れている(例えば特開昭60−75846号公報)。第4d図を
参照されたい。前述のように各種パラメータを調整する
ことにより、部分的には線形のOD−ID特性を得ることが
できる。曲線aは原稿の高濃度部で線形となるOD−ID特
性を、曲線bは原稿の低濃度部で線形となるOD−ID特性
をそれぞれ示すが、前者の特性を得るように各種パラメ
ータを調整して作像したコピーと、後者の特性を得るよ
うに各種パラメータを調整して作像したコピーとを重ね
合せることにより、該重ね合せコピーの濃度と原稿の濃
度との関係は曲線cで表わされる如く広い範囲で線形と
なる。つまり、等価的に広い範囲に亘って線形となるOD
−ID特性の複写装置が得られる。なお、カラー記録を行
なう場合には、複数の異なるOD−ID特性で、それぞれY
(イエロー),C(シアン)およびM(マゼンダ)のコピ
ーを作像し、すべてを重ね合せれば良い。
帯電,露光,現像,定着等々の一連のプロセスを行なっ
て所定の記録紙上に原稿像のコピーを記録する。この場
合、原稿画像の濃度と記録画像の濃度とが比例関係にあ
れば原稿像に忠実な像を再現することができる。 第4a図は現像バイアス電圧を調整した場合の原稿濃度と
コピー濃度との関係を、第4b図は露光光量を調整した場
合の原稿濃度とコピー濃度との関係を、また、第4c図は
感光体の帯電電圧を調整した場合の原稿濃度とコピー濃
度との関係を、それぞれ示すグラフである。これらのグ
ラフを参照してわかるように、原稿濃度(OD)とコピー
濃度(ID)との関係(以下OD−ID特性という)は、記録
プロセスに関する各種パラメータ(現像バイアス電圧,
露光光量,帯電電圧)を調整することによって様々に変
更し得るも、広い範囲に亘り線形となるOD−ID特性を得
ることはできない。このため、従来の複写装置、とりわ
けカラー複写装置においては、多数のパラメータ調整手
段を設けて、原稿像の種類に応じて最も好ましい画像が
得られるように各種パラメータを調整しているのが現状
である。したがって、好ましいコピーを得るためには、
多数のテストコピーを取らざるを得ないし、厳密に調整
を行なったとしても、写真などの階調変化範囲の広い原
稿に対しては十分な画像品質が得られない。 このような問題を改善する1つの手法に、画像の網点化
がある。これにおいては、網点スクリーンを通して原稿
画像を感光体に投影する。あるいは、原稿画像で露光し
た感光体面に網点スクリーンを通して除電光を投射する
(例えば特開昭51−33632号公報,特開昭52−126234号
公報)。これによれば低濃度域および中間調濃度域の画
像は、比較的に忠実に濃度が再現されるが、高濃度域で
は原稿よりもコピー濃度が低くなったり、網点対応の白
点がベタ黒部に現われるなど、高濃度域の濃度再現性に
問題がある。 このような不都合を改善するため、複数の異なるOD−ID
特性で作像したコピーを重ね合わせる複写装置が提案さ
れている(例えば特開昭60−75846号公報)。第4d図を
参照されたい。前述のように各種パラメータを調整する
ことにより、部分的には線形のOD−ID特性を得ることが
できる。曲線aは原稿の高濃度部で線形となるOD−ID特
性を、曲線bは原稿の低濃度部で線形となるOD−ID特性
をそれぞれ示すが、前者の特性を得るように各種パラメ
ータを調整して作像したコピーと、後者の特性を得るよ
うに各種パラメータを調整して作像したコピーとを重ね
合せることにより、該重ね合せコピーの濃度と原稿の濃
度との関係は曲線cで表わされる如く広い範囲で線形と
なる。つまり、等価的に広い範囲に亘って線形となるOD
−ID特性の複写装置が得られる。なお、カラー記録を行
なう場合には、複数の異なるOD−ID特性で、それぞれY
(イエロー),C(シアン)およびM(マゼンダ)のコピ
ーを作像し、すべてを重ね合せれば良い。
ところで、曲線bで表わされるOD−ID特性では、原稿の
低濃度部を忠実に再現してしまう。したがって、上記複
数の異なるOD−ID特性で作像したコピーを重ね合せる複
写装置においては、写真などの階調変化範囲の広い原稿
に対しても十分な画像品質が得られる反面、地肌部が汚
れてしまうという副作用があった。 本発明は、地肌汚れがなく高い画像品質が得られる静電
転写型記録装置を提供することを目的とする。
低濃度部を忠実に再現してしまう。したがって、上記複
数の異なるOD−ID特性で作像したコピーを重ね合せる複
写装置においては、写真などの階調変化範囲の広い原稿
に対しても十分な画像品質が得られる反面、地肌部が汚
れてしまうという副作用があった。 本発明は、地肌汚れがなく高い画像品質が得られる静電
転写型記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、電荷担持体;電荷担持体を帯電させる帯電手
段;帯電された電荷担持体上に原画像に対応する静電潜
像を形成する静電潜像形成手段;電荷担持体上に形成さ
れた静電潜像を現像手段;および、現像手段により現像
された可視像を所定の転写媒体に転写する転写手段;を
備える静電転写型記録装置において: 帯電された電荷担持体上に網点パターンに対応する静電
潜像を形成する網点パターン形成手段; 静電潜像形成手段,帯電手段および現像手段の少なくと
も1つの、記録濃度に影響するパラメータであって、原
画像の濃度の高い部分に対応する前記可視像の濃度の再
現性が高い第1のパラメータ、および、原画像の濃度の
低い部分に対応する前記可視像の濃度の再現性が高い第
2のパラメータを記憶している記憶手段;および、 静電潜像形成手段,帯電手段,現像手段および転写手段
を制御する制御手段であって、第1のパラメータおよび
第2のパラメータのうちの一方のパラメータに基づいて
電荷担持体上に第1の可視像を形成し、該第1の可視像
を転写媒体に転写した後、残り他方のパラメータに基づ
いて電荷担持体上に第2の可視像を形成し、該第2の可
視像を転写媒体上の前記第1の可視像と重ねて転写する
記録制御手段;を備え、 該記録制御手段は、電荷担持体上に第1のパラメータに
基づいた可視像を形成する際に、網点パターン形成手段
を非付勢状態として静電潜像を形成し、電荷担持体上に
第2のパラメータに基づいた可視像を形成する際に、網
点パターン形成手段を付勢して原画像対応の静電潜像に
該網点パターン対応の静電潜像を重ね合わせる;ことを
特徴とする。
段;帯電された電荷担持体上に原画像に対応する静電潜
像を形成する静電潜像形成手段;電荷担持体上に形成さ
れた静電潜像を現像手段;および、現像手段により現像
された可視像を所定の転写媒体に転写する転写手段;を
備える静電転写型記録装置において: 帯電された電荷担持体上に網点パターンに対応する静電
潜像を形成する網点パターン形成手段; 静電潜像形成手段,帯電手段および現像手段の少なくと
も1つの、記録濃度に影響するパラメータであって、原
画像の濃度の高い部分に対応する前記可視像の濃度の再
現性が高い第1のパラメータ、および、原画像の濃度の
低い部分に対応する前記可視像の濃度の再現性が高い第
2のパラメータを記憶している記憶手段;および、 静電潜像形成手段,帯電手段,現像手段および転写手段
を制御する制御手段であって、第1のパラメータおよび
第2のパラメータのうちの一方のパラメータに基づいて
電荷担持体上に第1の可視像を形成し、該第1の可視像
を転写媒体に転写した後、残り他方のパラメータに基づ
いて電荷担持体上に第2の可視像を形成し、該第2の可
視像を転写媒体上の前記第1の可視像と重ねて転写する
記録制御手段;を備え、 該記録制御手段は、電荷担持体上に第1のパラメータに
基づいた可視像を形成する際に、網点パターン形成手段
を非付勢状態として静電潜像を形成し、電荷担持体上に
第2のパラメータに基づいた可視像を形成する際に、網
点パターン形成手段を付勢して原画像対応の静電潜像に
該網点パターン対応の静電潜像を重ね合わせる;ことを
特徴とする。
従来は上述のように、網点パターンを全濃度域に適用す
ると高濃度域の濃度再現性が低下し、また、網点パター
ンを用いるのに代えて、全濃度域を2以上に区分し低濃
度域の再現性に優れる画像形成と高濃度域の再現性に優
れる画像形成とを繰返しそれらで得た画像を重ね合せる
場合には、低濃度域で地肌汚れなどが現れる。ここで仮
に、網点パターンをこの重ね記録に併用すると、網点化
により地汚れが解消されるが、網点パターンを用いる問
題すなわち高濃度域の濃度再現性の低下を生じてしま
う。 上述の本発明によれば、記憶手段が、静電潜像形成手
段,帯電手段および現像手段の少なくとも1つの、記録
濃度に影響するパラメータであって、高濃度域の濃度再
現性が高い第1のパラメータ、および、低濃度域の濃度
再現性が高い第2のパラメータを記憶しており;記録制
御手段が、第1のパラメータおよび第2のパラメータの
うちの一方のパラメータに基づいて電荷担持体上に第1
の可視像を形成し、該第1の可視像を転写媒体に転写し
た後、残り他方のパラメータに基づいて電荷担持体上に
第2の可視像を形成し、該第2の可視像を転写媒体上の
前記第1の可視像と重ねて転写するのに加えて;該記録
制御手段が、電荷担持体上に第1のパラメータに基づい
た可視像を形成する際に、網点パターン形成手段を付勢
状態として静電潜像を形成し、電荷担持体上に第2のパ
ラメータに基づいた可視像を形成する際に、網点パター
ン形成手段を付勢して原画像対応の静電潜像に該網点パ
ターン対応の静電潜像を重ね合せる。 これにより本発明によれば、網点パターンを併用した低
濃度域の再現性に優れる画像(第1の可視像)の形成
と、網点パターンを用いない高濃度域の再現性に優れる
画像(第2の可視像)の形成と、が繰返えされて、これ
らの画像が転写媒体上に重ね転写される。このような重
ね転写で得られる画像は、低濃度域の再現性に優れる画
像(第1の可視像)の形成で網点パターンを用いるの
で、低濃度再現性が高いものであり、網点パターンの併
用により、地汚れなどの画像汚れが解消したものとな
り、また、高濃度域の再現性に優れる画像(第2の可視
像)の形成では網点パターンを用いないので、高濃度再
現性の高いものである。すなわち、低濃度再現性および
高濃度再現性が共に優れる記録画像が得られる。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
ると高濃度域の濃度再現性が低下し、また、網点パター
ンを用いるのに代えて、全濃度域を2以上に区分し低濃
度域の再現性に優れる画像形成と高濃度域の再現性に優
れる画像形成とを繰返しそれらで得た画像を重ね合せる
場合には、低濃度域で地肌汚れなどが現れる。ここで仮
に、網点パターンをこの重ね記録に併用すると、網点化
により地汚れが解消されるが、網点パターンを用いる問
題すなわち高濃度域の濃度再現性の低下を生じてしま
う。 上述の本発明によれば、記憶手段が、静電潜像形成手
段,帯電手段および現像手段の少なくとも1つの、記録
濃度に影響するパラメータであって、高濃度域の濃度再
現性が高い第1のパラメータ、および、低濃度域の濃度
再現性が高い第2のパラメータを記憶しており;記録制
御手段が、第1のパラメータおよび第2のパラメータの
うちの一方のパラメータに基づいて電荷担持体上に第1
の可視像を形成し、該第1の可視像を転写媒体に転写し
た後、残り他方のパラメータに基づいて電荷担持体上に
第2の可視像を形成し、該第2の可視像を転写媒体上の
前記第1の可視像と重ねて転写するのに加えて;該記録
制御手段が、電荷担持体上に第1のパラメータに基づい
た可視像を形成する際に、網点パターン形成手段を付勢
状態として静電潜像を形成し、電荷担持体上に第2のパ
ラメータに基づいた可視像を形成する際に、網点パター
ン形成手段を付勢して原画像対応の静電潜像に該網点パ
ターン対応の静電潜像を重ね合せる。 これにより本発明によれば、網点パターンを併用した低
濃度域の再現性に優れる画像(第1の可視像)の形成
と、網点パターンを用いない高濃度域の再現性に優れる
画像(第2の可視像)の形成と、が繰返えされて、これ
らの画像が転写媒体上に重ね転写される。このような重
ね転写で得られる画像は、低濃度域の再現性に優れる画
像(第1の可視像)の形成で網点パターンを用いるの
で、低濃度再現性が高いものであり、網点パターンの併
用により、地汚れなどの画像汚れが解消したものとな
り、また、高濃度域の再現性に優れる画像(第2の可視
像)の形成では網点パターンを用いないので、高濃度再
現性の高いものである。すなわち、低濃度再現性および
高濃度再現性が共に優れる記録画像が得られる。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
第1図に、本発明を実施する一形式のカラー複写装置の
機構部を示す。第1図を参照して説明する。 1は原稿を載置するコンタクトガラスであり、コンタク
トガラス1の上側には原稿(図示せず)をコンタクトガ
ラス1に密着するための圧板2が備わっている。コンタ
クトガラス1の下方には露光ランプ3,第1ミラー4,第2
ミラー5,第3ミラー6,レンズ7,第4ミラー8,色分解フィ
ルタ9等を擁する光学走査系が備つている。露光ランプ
3から出た光が、コンタクトガラス1上の原稿を射照
し、その反射光が、第1ミラー4,第2ミラー5,第3ミラ
ー6,レンズ7,第4ミラー8及び色分解フィルタ9を通っ
て、感光体ドラム10の表面に入射する。 色分解フィルタ9には、互いに120度の角度で配置した
R(レッド),G(グリーン)及びB(ブルー)の3枚の
フィルタ板を有しており、いずれか1つのフィルタ板
が、選択的に光学走査系の光路中に介挿される。後述す
るフィルタモータ175mを付勢することにより、色分解フ
ィルタ9が回動駆動され、フィルタ板が更新される。R,
G,Bの各フィルタ板を光路中に順次挿入して原稿読取走
査を行なうことにより、R,G,B各基本色(光の3原色)
に分解された原稿像対応の光像が感光体ドラム10の表面
に照明されて静電潜像が得られる。本実施例では、B,R,
Gの順にフィルタ板を選択している。色分解フィルタ9
には、ブルーのフィルタ板が光路中に介挿されていると
き検出信号を出力するフィルタ位置センサ(後述する17
5s)が備わっている。 感光体ドラム10の周囲には、帯電チャージャ(メインチ
ャージャ)11,イレーサ12,網点ユニット13,マゼンタ
(M)現像器14m,シアン(C)現像器14c,イエロー
(Y)現像器14y,転写前除電ランプ15,転写チャージャ1
6,クリーニング前除電チャージャ17,クリーニングユニ
ット18,除電チャージャ19,転写ドラム20等々が備わって
いる。 網点ユニット13の詳細を第2a図および第2b図を参照して
説明する。網点ユニット15は、感光体ドラム10の軸方向
に延びる六角柱のスクリーンSCR,照明ユニットLED,集光
レンズユニット,スクリーン駆動モータMTRおよびスク
リーン位置センサSNSを主体としてなる。スクリーンSCR
の6つの面のうち5つ面は透明フィルムで構成され、そ
れぞれ異なる1600dot/mm(ドット・パー・ミリメータ)
の網点パターンがプリントされている。第3a図に第1面
の網点パターンを、第3b図に第2面の網点パターンを、
第3c図に第3面の網点パターンを、第3d図に第4面の網
点パターンを、第3e図に第5面の網点パターンを、それ
ぞれ示したが(一例)、各面には、目に付きやすい網点
パターンの縦横整列をきらって45°に傾けてプリントれ
さる。本実施例では、第3面の網点パターン(第3c図)
を基準とし、それよりドット径が小さくなる方に2段階
の網点パターンを(第2面の網点パターン,第1面の網
点パターン)、それよりドット径が大さくなる方に2段
階の網点パターンを(第4面の網点パターン,第5面の
網点パターン)、それぞれ用意している。スクリーン駆
動モータMTRは、スクリーンSCRを60°ごとに回動駆動す
る。スクリーン位置センサSNSは、第3面の網点パター
ンが選択されているときに検出信号を出力する。照明ユ
ニットLEDは0レベルから3レベルまでの4つの段階で
照明する。0レベルはLEDオフであり、すなわち、網点
処理なしを意味する。照明ユニットLED前面には散光板
が備わっており、スクリーンSCRの選択されている面を
均等に照明するようになっており、該面の透過光が集光
レンズユニットLNSを介して感光体ドラム10表面に照射
され、網点パターンが結像される。網点パターンの照射
位置は、前記光学走査系の露光位置のわずか下流になっ
ており、これにより、網点パターンのドット外の部分が
露光除電されるので、前記静電潜像に網点処理が施され
る(帯電チャージャ11と該露光位置との間で網点パター
ンを照明しても良く、また、例えばイレーサ12を高密度
のLEDアレイで構成し、選択的に点灯して網点処理を行
なっても良い)。 再度第1図を参照する。 原稿反射光をブルーフィルタにより色分解して得た静電
潜像はイエロ現像器14yにおいて、レッドフィルタによ
り色分解して得た静電潜像はシアン現像器14cにおい
て、グリーンフィルタにより色分解して得た静電潜像は
マゼンタ現像器14mにおいて、それぞれ現像される。 感光体ドラム10および転写ドラム20の一端にはそれぞれ
図示しないリングギアが備わっており、互いに結合され
ている。該リングギアは図示しない伝達機構を介してメ
インモータ(後述する151)に接続されている。第1図
において、感光体ドラム10は反時計方向に回動し、転写
ドラム20は時計方向に回動する。 転写チャージャ16は、転写ドラム20の内部の、感光体ド
ラム10と近接した位置に配置されている。転写ドラム20
の記録シートを保持する円筒状の部分は、誘電体フィル
ム(マイラ)で構成されており、記録動作を行なう時に
は、記録シートを介して感光体ドラム10の表面に接触す
る。転写ドラム20の転写チャージャ16よりも下流側の位
置に、転写ドラム20の周壁を挟んで、上分離チャージャ
21Uおよび分離チャージャ21Dが配置されている。 給紙系には2つの給紙カセット22Uおよび22Dが備わって
おり、いずれか一方が選択されて給紙する。それぞれの
給紙部には、呼び出しコロ23U,23D,給紙コロ24U,24Dが
備わっており、これらの駆動によって上段給紙カセット
22Uまたは下段給紙カセット22Dから1枚ずつ記録シート
が給紙される。 給紙カセット22Uまたは22Dから給紙された記録シート
は、レジストローラ25の位置で一担停止し、所定タイミ
クングで転写ドラム20に繰り出される。記録シートは、
転写ドラム20の外周面に備わる図示しないクランパによ
り先端部がクランプされ、さらに、転写チャージャ16に
転写電流を流して転写ドラム20を帯電することにより静
電吸引力で転写ドラム20周面に保持される。また、全て
の画像転写が終了したら、分離チャージャ21Uおよび21D
に所定の交流電圧を印加することにより除電を行ない、
またそれと同時にクランパを開き、さらに分離爪26を作
用して記録シートを転写ドラム20から分離させる。 分離された記録シートは、搬送ベルト27によりその下流
にある定着ユニット28に送られ、ここで熱定着された後
に排紙ローラ29を介して排紙トレー30に排紙される。 第1図に示すカラー複写装置の操作&表示ボード200を
第5a図に示す。第5a図を参照すると、この操作ボードに
はプリントキー201,割込キー202,テンキー203,クリア・
ストップキー204,用紙キー205,倍率キー206,モード選択
キー210,220,230,240および各モード選択キー直上のモ
ード表示ランプ211,221,231,241,ならびに、表示器250
が備わっている。 この例では、モード選択キー210,220,230または240を操
作することにより、5種類の予め設定したOD−ID特性で
複写プロセスを実行できる。装置の電源オン直後はノー
マルモードが選択され、各モード選択キー210,220,230
または240を押すことにより、Aモード,Bモード,Cモー
ドまたはDモードが設定され、直上の表示ランプ211,22
1,231または241が点灯する。また、設定中のモードに対
応するキー(210,220,230または240)を再操作すると、
該モードが解除されてノーマルモードが設定される。ノ
ーマルモードでは、表示ランプ211,221,231または241は
すべて消灯となる。 各モードの特性を設定するために、このカラー複写機に
は第5b図に示すカラーバランス設定ボード300が備わっ
ている。この設定ボード300は、操作ボード300の近傍に
位置するが、通常は図示しないカバーに覆われている。 第5b図を参照すると、このカラーバランス設定ボード30
0には、多数のキーと表示器370が備わっている。キー31
0は網点ユニット13のスクリーンSCRの5つの面の1を選
択するためのものであり、アップキー(△印:以下同
じ)の操作により逐次ドット径の大きい網点パターンが
選択され、ダウンキー(▽印:以下同じ)の操作により
逐次ドット径の小さい網点パターンが選択される。キー
320は網点ユニット13の照明ユニットLEDの照明レベルを
調整するためのものであり、アップキーの操作により逐
次高いレベル(明るい)に、ダウンキーの操作により逐
次低いレベル(暗い)に設定される。 6つのキー330は現像バイアス電圧をY,C,Mの各々につい
て調整(アップ,ダウン)するためのものであり、6つ
のキー340は帯電チャージャ11の印加電圧(帯電レベ
ル)をY,C,Mの各々について調整するためのものであ
り、6つのキー350は露光ランプ3の露光レベルをY,C,M
の各々について調整するためのものである。現像バイア
ス,帯電レベルおよび露光レベルは、それぞれ16の段階
に調整できるようになっているが、段階0〜段階7は主
として第4d図に示した曲線bにおける各パラメータに、
段階8〜段階15は主として第4d図に示した曲線aにおけ
る各パラメータに対応するようになっている。 キー360は、キー330,340および350によって更新した値
を設定モードのメモリに格納するためのメモリーインキ
ーである。 表示器370には、各キーの直上に11個の7セグメント数
字表示器が備わっており、網点パターンり面,LEDの照明
レベル,および9個のパラメータ、すわなちY,C,Mの現
像バイアス,Y,C,Mの帯電レベル,Y,C,Mの露光レベル,そ
れぞれに表示桁が割り当てられている。なお、現像バイ
アス,帯電レベルおよび露光レベルの、それぞれ16の段
階は、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,EおよびFにより
各表示桁に表示される。 第6図に、第1図のカラー複写機の電気回路構成の概略
を示す。第6図を参照すると、この装置の制御系はメイ
ン制御板100を中心として構成されている。メイン制御
板100の内部には、マイクロプロセッサ(MPU)101,ROM
(読み出し専用メモリ)102,RAM(読み書きメモリ)10
3,NRAM(読み書き自在の不発性メモリ)104,およびNRAM
104のバックアップ回路105等が備わっている。NRAM104
は、装置の電源が遮断された時にもデータの保持が必要
なデータ、例えばカラーバランス設定ボード300によっ
て設定される各種パラメータの値を記憶するために備わ
っている。 入出力インターフェイス110には、帯電パワーパック
(P.P.)111,除電パワーパック112,分離パワーパック11
3,イレーサ12および網点ユニット13が接続されている。
帯電パワーパック111は、メイン制御板100からの6ビッ
トの帯電制御信号,4ビットの転写制御信号,および5ビ
ットの現像バイアス制御信号に基づいて、帯電チャージ
ャ11,転写チャージャ16および図示しない現像バイアス
電圧出力ラインに、それぞれ所定の電力を供給する。除
電パワーパック112は、メイン制御板100からの除電チャ
ージャオン信号に応じて、クリーニング前除帯電チャー
ジャ17および除電チャージャ19に所定の除電電圧を印加
する。分離パワーパック113は、メイン制御板100からの
分離チャージャオン信号に応じて、上分離チャージャ21
Uおよび下分離チャージャ21Dにそれぞれ所定の分離電圧
を印加する。この例では分離チャージャオン信号2ビッ
トになっており、分離電圧は交流5.5KVと交流4KVの切換
えが可能になっている。4KVの電圧を印加する場合に
は、十分な除電を行なわないので記録シートは転写ドラ
ムから剥離しない(後述する中間除電)。 入出力インターフェイス120には、操作&表示ボード200
およびカラーバランス設定ボード300が接続されてい
る。 入出力インターフェイス130には、給紙系の制御ユニッ
トが接続されている。該制御ユニットは、上段給紙系の
レジスト検知センサ131U,ペーパエンドセンサ132U,用紙
サイズセンサ133U等を、下段給紙系のレジスト検知セン
サ131D,ペーパエンドセンサ132D,用紙サイズセンサ133D
等を、およびステッピングモータドライバ134ならびに
該ドライバ134に接続されているレジストモータ135,給
紙モータ136ならびに給紙台モータ137等を含んでなる。 入出力インターフェイス140には、Y,C,Mの各現像系の制
御ユニットが接続されている。該制御ユニットは、各現
像器14y,14c,14m内のトナー濃度調整を自動的に行な
う。 入出力インターフェイス150には、定着ユニット28のヒ
ータ,メインモータ151および各種ファンモータ152,153
等を含む交流ユニット160が接続されている。 入出力インターフェイス160には、露光ランプ3の露光
レベルを調整するランプレギュレータ161が接続されて
いる。 入出力インターフェイス170には、クリーニングユニッ
ト20の駆動を行なうクリーニングモータ171m,光学走査
系(スキャナ)のリターン駆動を行なうリターンモータ
172m,クランパを開閉駆動するクランプモータ173m,レン
ズ7の位置を駆動して複写倍率を制御するレンズモータ
174m,および色分解フィルタ9を駆動するフィルタモー
タ175m,ならびに各モータで駆動される機構の位置セン
サ171s,172s,173s,174sおよび175sが接続されている。 次に第1図に示すカラー複写装置の動作を説明するが、
まず、特徴のある部分について簡単に説明する。この例
では、ノーマルモード,Aモード,Bモードおよびモードに
おいてはY,C,Mの各色について像形成及び転写のプロセ
スを1回ずつ行なうが、Dモードにおいては、Bモード
の特性(設定されたパラメータ)に従い、かつ、網点処
理を施してY,C,Mの像形成及び転写の各プロセスを1回
ずつ行なった後、Cモードの特性に従って今度は網点処
理を施さずに再びY,C,Mの像形成及び転写の各プロセス
を1回ずつ行なう。なお、以下の説明により逐次明らか
になろうが、Bモードでは原稿濃度の比較的低い部分の
再現性を重視し、Cモードでは原稿濃度の比較的高い部
分の再現性を重視するモードになっているので、Bモー
ドに第4d図に示す曲線bの特性を、Cモードに曲線aの
特性を設定することにより、曲線cの特性で記録を行な
うことができる。 第7図に、第1図の複写機の動作の概略を示す。第7図
を参照して説明する。電源がオンすると、まず初期設定
を行なう。具体的には、出力ポートを初期状態に設定
し、内部メモリをクリアした後、スキャナ,レンズ7,色
分解フィルタ9,網点ユニット13のスクリーンSCR等々可
動部の位置を初期状態(ホーム位置)に設定し、これに
伴って、該可動部の位置対応の値を格納するレジスタを
基準の値に設定し、さらに、各制御ユニットを、動作可
能な状態にセットする。動作モードは、ノーマルモード
が選択される。ノーマルモードの詳細は後述する。な
お、このとき網点ユニット13の照明ユニットLEDはレベ
ル2に設定される。初期設定の後、各部(定着温度等
々)の状態チエックを繰り返し行ない、もし異常があれ
ば異常処理行なうが、異常がなければ各部の状態チェッ
ク,キー入力処理等々を繰り返し実行して動作可能にな
るのを待つ。動作可能を完了(Ready)すると、操作&
表示ボード200の表示器250に「コピー可」を表示し、プ
リントキー201が押されるまで、上記の処理を繰り返し
実行する。 「キー入力処理」サブルーチンを、第8a図,第8b図,第
8c図および第8d図に示す。各図を参照して「キー入力処
理」を説明する。このサブルーチンでは、キー入力の有
無をチェックし、キー入力があると、それに応じた処理
を行なう。キーオンフラグは、キー操作の立上りを検出
するフラクであり、後述するように同一キーが継続して
操作されているときにはこのフラグがセットされるの
で、そのキー入力を読み取らない。 プリントキー201がオンするとスタートフラグをセット
する。 テンキー203またはクリア・ストップキー204がオンする
とそのキー操作に応じて、コピー枚数のセットを行な
い、用紙キー205がオンするとコピー動作時に選択する
給紙系を上段から下段に又は下段から上段に切換え、倍
率キー206がオンすると変倍制御を行なって倍率を切換
え、その後、キーオンフラグをセットして対応する表示
を行なって(第8d図)、第7図に示したメインルーチン
にリターンする。 次に、濃度パラメータに関係するキーの処理を説明する
が、その前に各パラメータを格納するメモリの構成を説
明する。第17図に示したメモリマップを参照すると、RA
M103の一部およびNRAM104の一部よりなるメモリブロッ
クには、Y,C,Mの各々の色に対して、メモリMI1,MI2,MI
3,MN1,MN2,MN3,MA1,MA2,MA3,MB1,MB2,MB3,MC1,MC2,MC3,
MD1,MD2およびMD3に対応するメモリ領域が備わってい
る。メモリMI1〜MI3には、入力中のデータが格納され、
MN1〜MN3にはノーマルモードのデータが、,MA1〜MA3に
はAモードのデータが、MB1〜MB3にはBモードのデータ
が、MC1〜MC3にはCモードのデータが、および、MD1〜M
D3にはDモードのデータが、それぞれ格納される。メモ
リMI1,MN1,MA1,MB1,MC1およびMD1に格納されるデータは
現像バイアス電圧を調整するパラメータに、メモリMI2,
MN2,MA2,MB2,MC2およびMD2に格納されるデータは帯電レ
ベルを調整するパラメータに、メモリMI3,MN3,MA3,MB3,
MC3およびMD3に格納されるデータは露光レベルを調整す
るパラメータに、それぞれ対応する。 再度第8a図を参照すると、モード選択キー210,220,230
または240がオンすると、押されたモードキーに応答し
て次のように処理する。モードキー210がオンすると、
モードレジスタRGが1でなれけば、該レジスタRGに1を
セットし、メモリMA1,MA2およびMA3の内容をそれぞれメ
モリMI1,MI2およびMI3に格納してAモードを設定し、該
レジスタRGが1であれば、該レジスタがRGに0をセット
し、メモリMN1,MN2およびMN3の内容をそれぞれメモリMI
1,MI2およびMI3に格納してノーマルモードを設定する。
モードキー220がオンすると、モードレジスタRGが2で
なければ、該レジスタRGに2をセットし、メモリMB1,MB
2およびMB3の内容をそれぞれメモリMI1,MI2およびMI3に
格納してBモードを設定し、該レジスタRGが2であれ
ば、上記同様にノーマルモードを設定する。モードキー
230がオンすると、モードレジスタRGが3でなければ、
該レジスタRGに3をセットし、メモリMC1,MC2及びMC3の
内容をそれぞれメモリMI1,MI2及びMI3に格納してCモー
ドを設定し、該レジスタRGが3であれば、上記同様にノ
ーマルモードを設定する。モードキー240がオンする
と、モードレジスタRGが4でなければ、該レジスタRGに
4をセットし、メモリMD1,MD2及びMD3の内容をそれぞれ
メモリMI1,MI2及びMI3に格納してDモードを設定し、該
レジスタRGが4であれば、上記同様にノーマルモードを
設定する。その後、キーオンフラグをセットして対応す
る表示を行なって(第8d図)、第7図に示したメインル
ーチンにリターンする。 すなわち、モードレジスタRGは設定中のモードを表わ
し、設定中のモードとは異なるモードキー210,220,230
または240が操作されると操作キー対応のモードを更新
設定し、設定中のモードと等しいモードキー210,220,23
0または240が操作されるとノーマルモードを更新設定
し、各モードのパラメータはメモリMI1,MI2およびMI3に
転送される。 第8b図を参照すると、カラーバランス設定ボード300の
キー310が操作されると、以下の処理を行なうが、キー3
10はDモードにおける網点処理を行なうための網点ユニ
ット13のスクリーンSCRの面を選択するキースイッチで
あるので、モードレジスタRGが4でなければこのキー操
作をキャンセルする。ダウンキー(▽印)が操作される
と、パターンレジスタRPを調べ、該レジスタRPが1でな
ければ、1デクリメントして(−1)、スクリーン駆動
モータMTRを60°逆転付勢してドットがより小さい網点
パターンの面を選択する。パターンレジスタRPの値は、
1が第1面(第3a図に示した網点パターンがプリントさ
れている)の選択,2が第2面(第3b図に示した網点パタ
ーンがプリントされている)の選択,3が第3面(第3c図
に示した網点パターンがプリントされている)の選択,4
が第4面(第3d図に示した網点パターンがプリントされ
ている)の選択,5が第5面(第3e図に示した網点パター
ンがプリントされている)の選択を意味するので、レジ
スタRPを1デクリメントしたときにその値が3となる
と、SNSを監視しながらMTRの逆転付勢を行ない、ホーム
位置決めを行なう。また、網点パターンのドット径が最
小であるスクリーンSCRの第1面を選択(RP=1)して
いるときに、さらにダウンキーが操作されると、ドット
なしの網点処理、すなわち、Bモードのと特性に従って
静電潜像の全面イレースと判定して、モードレジスタRG
を3とし、Dモードを解除してCモードを設定する(第
8a図参照)。 アップキー(△印)であれば、パターンレジスタRPを調
べ、該レジスタRPが5でなければ、1インクリメントし
て(+1)、スクリーン駆動モータMTRを60°正転付勢
する。この場合も、レジスタRPを1インクリメントした
ときにその値が3となると、SNSを監視しながらMTRの逆
転付勢を行ない、ホーム位置決めを行なう。キー操作に
対応する設定を行なった後は、キーオンフラグをセット
して対応する表示を行なって、(第8d図)、第7図に示
したメインルーチンにリターンする。 カラーバランス設定ボード300のキー320が操作されると
Dモード設定中(RG=4)であれば、網点ユニット13の
照明ユニットLEDの照明レベルを更新設定する。照明レ
ベルと照明レジスタRLの値は呼応しており、ダウンキー
(▽印)が操作された場合にはレジスタRLを1デクリメ
ントし、アップキー(▽印)が操作された場合にはレジ
スタRLを1インクリメントする。ただし、照明レベルは
前述のように、0レベル(消灯)から3レベル(最も明
るい)までの4段階であるので、照明レジスタRLが0で
あればダウンキーの操作をキャンセルし、照明レジスタ
RLが3であればアップキーの操作をキャンセルする。こ
れらのキー操作に対応する設定を行なった後は、キーオ
ンフラグをセットして対応する表示を行なって(第8d
図)、第7図に示したメインルーチンにリターンする。 第8c図を参照すると、カラーバランス設定ボード300の
キー330(6つのキーのいずれか1)がオンすると、ア
ップキー(△印)であるかダウンキー(▽印)であるか
を判定し、ダウンキーであれば、メモリMI1(Y,C,Mのう
ちオンしたキーに対応するもののみ)の内容を1デクリ
メント(−1)する。ただし、前述したように、メモリ
MI1の内容は現像バイアスを調整するパラメータに対応
し、特に、0〜7が第4d図に示した曲線bにおける該パ
ラメータに、8〜15が第4d図に示した曲線aにおける該
パラメータに主として対応するので、原稿濃度の比較的
高い部分の再現性を重視するCモードを設定していると
きには(RG=3)、更新前のメモリMI1の内容が8であ
れば更新を行なわず、その他のモードでは更新前のメモ
リMI1の内容が0であれば更新を行なわない。また、ア
ップキーであれば、メモリMI1(Y,C,Mのうちオンしたキ
ーに対応するもののみ)の内容を1インクリメント(+
1)する。ただし、原稿濃度の比較的低い部分の再現性
を重視するBモードを設定しているときには(RG=
2)、更新前のメモリMI1の内容が7であれば更新を行
なわず、その他のモードでは更新前のメモリMI1の内容
が15であれば更新を行なわない。いずれのキー操作が行
なわれた場合にも、この後キーオンフラグをセットして
対応する表示を行ない(第8d図)、第7図に示したメイ
ンルーチンにリターンする。 カラーバランス設定ボード300のキー340(6つのキーの
いずれか1)がオンすると、アップキー(△印)である
かダウンキー(▽印)であるかを判定し、ダウンキーで
あれば、メモリMI2(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応す
るもののみ)の内容を1デクリメント(−1)する。た
だし、前述したように、メモリMI2の内容は帯電レベル
を調整するパラメータに対応し、特に、0〜7が第4d図
に示した曲線bにおける該パラメータに、8〜15が第4d
図に示した曲線aにおける該パラメータに主として対応
するので、原稿濃度の比較的高い部分の再現性を重視す
るCモードを設定しているときには(RG=3)、更新前
のメモリMI2の内容が8であれば更新を行なわず、その
他のモードでは更新前のメモリMI2の内容が0であれば
更新を行なわない。また、アップキーであれば、メモリ
MI2(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応するもののみ)の
内容を1インクリメント(+1)する。ただし、原稿濃
度の比較的低い部分の再現性を重視するBモードを設定
しているときには(RG=2)、更新前のメモリMI2の内
容が7であれば更新を行なわず、その他のモードでは更
新前のメモリMI2の内容が15であれば更新を行なわな
い。いずれのキー操作が行なわれた場合においても、こ
の後キーオンフラグをセットして対応する表示を行ない
(第8d図)、第7図に示したメインルーチンにリターン
する。 カラーバランス設定ボード300のキー350(6つのキーの
いずれか1)がオンすると、アップキー(△印)である
かダウンキー(▽印)であるかを判定し、ダウンキーで
あれば、メモリMI3(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応す
るもののみ)の内容を1デクリメント(−1)する。た
だし、前述したように、メモリMI3の内容は強光レベル
調整するパラメータに対応し、特に、0〜7が第4d図に
示した曲線bにおける該パラメータに、8〜15が第4d図
に示した曲線aにおける該パラメータに主として対応す
るので、原稿濃度の比較的高い部分の再現性を重視する
Cモードを設定しているときには(RG=3)、更新前の
メモリMI3の内容が8であれば更新を行なわず、その他
のモードでは更新前のメモリMI3の内容が0であれば更
新を行なわない。また、アップキーであれば、メモリMI
3(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応するもののみ)の内
容を1インクリメント(+1)する。ただし、原稿濃度
の比較的低い部分の再現性を重視するBモードを設定し
ているときには(RG=2)、更新前のメモリMI3の内容
が7であれば更新を行なわず、その他のモードでは更新
前のメモリMI3の内容が15であれば更新を行なわない。
いずれのキー操作が行なわれた場合においても、この後
キーオンフラグをセットして対応する表示を行ない(第
8d図)、第7図に示したメインルーチンにリターンす
る。 第8d図を参照すると、カラーバランス設定ボード300の
メモリーインキー360がオンすると、モードレジスタRG
の内容を参照する。 RG=0はノーマルモードであるので、メモリMI1,MI2お
よびMI3の内容をそれぞれ対応するメモリMN1,MN2および
MN3に格納し、RG=1であればAモードであるので、メ
モリMI1,MI2およびMI3の内容をそれぞれ対応するメモリ
MA1,MA2およびMA3に格納し、RG=2であればBモードで
あるので、メモリMI1,MI2およびMI3の内容をそれぞれ対
応するメモリMB1,MB2およびMB3に格納し、RG=3であれ
ばCモードであるので、メモリMI1,MI2およびMI3の内容
をそれぞれ対応するメモリMC1,MC2およびMC3に格納し、
RG=4であればDモードであるので、メモリMI1,MI2お
よびMI3の内容をそれぞれ対応するメモリMD1,MD2および
MD3に格納する。この後、キーオンフラグをセットして
対応する表示を行なって、第7図に示したメインルーチ
ンにリターンする。 つまり、モード選択キー210,220,230または240の操作に
より選択されたモードの各パラメータは、NRAM104から
読み出されてメモリMI1,MI2およびMI3I転送され、該メ
モリの値はキー330,340または350K操作により更新さ
れ、更新された値はメモリーインキー360の操作により
再びNRAM104の設定モードの対応領域に格納される。な
お、前述したが、Aモード,Bモード,CモードまたはDモ
ードを設定しているときには選択キー210,220,230また
は240の直上の表示ランプ211,221,231または241が点灯
し、ノーマルモードを設定しているときにはいずれの表
示ランプも消灯となる。 また、前述のようにDモードでは、Bモードの各パラメ
ータで第1回のプロセス(Y,C,M各1回)が実行され、
続いてCモードの各パラメータで第2回のプロセス(Y,
C,M各1回)が実行されるので、Bモードの各パラメー
タとCモードの各パラメータとをそれぞれ更新すること
により、Dモードの第1回のプロセスの各パラメータと
第2回のプロセスの各パラメータとを、それぞれ独立に
調整することができる。これによって、Dモードにおけ
るOD−ID特性(原稿濃度−コピー濃度)調整の自由度を
高くしている。 上記以外のキー操作が行なわれた場合には、対応する処
理を行ない。キーオンフラグをセットし、対応する表示
を行なって、第7図に示したメインルーチンにリターン
する。 いずれのキー操作もない場合には、キーオンフラグをセ
ットしていればこれをリセットし、スタートフラグをセ
ットしていればこれをリセットして(第7図に示したメ
インルーチンを参照すれば明らかなように、スタートフ
ラグありでキー操作なしとなるのは動作準備待ちのルー
プに限られる)、所定の表示を行なった後、第7図に示
したメインルーチンにリターンする。 再び第7図を参照する。プリントキー201が操作された
場合には、前記「キー入力処理」においてプリントスタ
ートフラグがセットされるので、該スタートフラグおよ
びキーオンフラグをリセットし、「レジスタセット」サ
ブルーチンを実行した後、コピープロセスを開始する。
コピープロセスにおいては、「帯電制御」,「スキャナ
制御」,「露光制御」,「網点制御」,「現像バイアス
制御」,「転写制御」および「分離制御」の各サブルー
チン、ならびにその他の制御をコピーが完了するまで、
短い周期で繰り返し実行する。 まず、第9図を参照して「レジスタセット」サブルーチ
ンを説明する。これにおいては、次に説明するコピープ
ロセスで用いるカウンタCN1,CN2,CN3,CN4,CN5,CN6およ
びCN7の値ならびに、レジスタR1,R2,R3,R1′,R2′およ
びR3′の値をセットしている。 Dモード(RG=4)外のコピープロセスでは、Y,C,Mそ
れぞれ1回、すなわち合計3回の像形成および転写の処
理が行なわれるので、カウンタCN1からCN6の値を3にセ
ットし、カウンタCN7の値を1にセットする。また、こ
の場合、メモリMI1,MI2およびMI3には、ノーマルモー
ド,Aモード,BモードまたはCモードにおける、現像バイ
アス電圧,帯電レベルおよび露光レベルを調整するパラ
メータ(それぞれ16の段階の1)が格納されているの
で、メモリMI1の値をレジスタR1に、メモリMI2の値をレ
ジスタR2に、メモリMI3の値をレジスタR3に、それぞれ
セットしてメインルーチンにリターンする。 Dモードのコピープロセスでは、Y,C,Mそれぞれ2回、
すなわち合計6回の像形成および転写の処理が行なわれ
るので、カウンタCN1〜CN6の値を6にセットし、カウン
タCN7の値を1にセットする。この後、レジスタR1,R2お
よびR3にそれぞれ第1回のプロセスにおける現像バイア
ス電圧,帯電レベルおよび露光レベルを調整するパラメ
ータ(それぞれ16の段階の1)をセットし、レジスタR
1′,R2′およびR3′にそれぞれ第2回のプロセスにおけ
る現像バイアス電圧,帯電レベルおよび露光レベルを調
整するパラメータをセットする。ところで、Dモードで
は、メモリMI1,MI2およびMI3には、8を基準とするBモ
ードおよびCモードにおける現像バイアス電圧,帯電レ
ベルおよび露光レベルを調整するパラメータを増減する
値が格納されている。したがって、レジスタR1にメモリ
MB1にメモリMI1の値の8に対する偏差(MI1−8)を加
えた値を、レジスタR2にメモリMB2にメモリMI2の値の8
に対する偏差(MI2−8)を加えた値を、レジスタR3に
メモリMB3にメモリMI3の値の8に対する偏差(MI3−
8)を加えた値を、レジスタR1′にメモリMC1にメモリM
I1の値の8に対する偏差(MI1−8)を加えた値を、レ
ジスタR2′にメモリMC2にメモリMI2の値の8に対する偏
差(MI2−8)を加えた値を、レジスタR3′にメモリMC3
にメモリMI3の値の8に対する偏差(MI3−8)を加えた
値を、それぞれセットする。ただし、前述のようにDモ
ードでは、現稿濃度の比較的低い部分の再現性を重視し
て第1回のプロセスを行ない、原稿濃度の比較的高い部
分の再現性を重視して第2回のプロセスを行なうので、
レジスタR1,R2およびR3の値が0〜7の範囲となるよう
に修正し、レジスタR1′,R2′およびR3′の値が8〜15
の範囲となるように修正している。つまり、予めBモー
ドおよびCモードの各パラメータを適正に設定しておけ
ば、Dモードのパラメータにより合成OD−ID特性をシフ
トすることができる。これにより、調整が楽になりテス
トコピーの回数も減らせる。 なお、同じことの繰り返しになるためにここでは特に示
していないが、当然のことながらレジスタR1,R2,R3,R
1′,R2′およびR3′もY,C,Mそれぞれに対応するものと
なっており、上記「レジスタセット」サブルーチンでは
各パラメータがY,C,Mごとに独立にレジスタにセットさ
れるものと理解されたい。 第10図を参照して「帯電制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN1の値が1以上であれ
ば、上記ループ状に処理するコピープロセスで、帯電開
始タイミングになると、帯電チャージャ11にレジスタR2
の値(Y,C,Mのいずれかに対応する値)に応じた電圧を
印加し、さらに時間を経過して帯電終了タイミングにな
ると該チャージャ11に対する電圧の印加を解除し、カウ
ンタCN1の値を1デクリメントする。つまり、Y,C,Mのそ
れぞれの帯電制御を終了するごとにカウンタCN1を1デ
クリメントするので、カウンタCN1の値が3にセットさ
れるノーマルモード,Aモード,BモードまたはCモードで
は3回分の帯電チャージャ11の付勢が行なわれ、カウン
タCN1の値が6にセットされるDモードでは6回分の帯
電チャージャ11の付勢が行なわれる。また、Dモードで
は、第1回のプロセスと第2回のプロセスとで、帯電レ
ベルが異なるので、3回分の帯電チャージャ11の付勢を
完了すると(CN=4:更新前)、レジスタR2′の値をレジ
スタR2にロードしている。 第11図を参照して「スキャナ制御」サブルーチンを説明
する。これにおいては、カウンタCN1の値が1以上であ
れば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、スキ
ャナのスタートタイミングになると、メインモータ151
によりスキャナを駆動して往走査を開始する。さらに時
間を経過して走査終了タイミングになると、スキャナの
往走査を停止し、リターンモータ172mによりスキャナの
リターン駆動を開始する。スキャナの往復動において
は、メインモータ151の駆動系またはリターンモータ172
mの駆動系が、図示しないクラッチによって選択的にス
キャナと接続される。 スキャナの位置センサ172sがホームポジションを検出す
るとリターン駆動を停止し、カウンタCN2の値を1デク
リメントする。つまり、Y,C,Mのそれぞれのスキャナ制
御を終了するごとにカウンタCN2を1デクリメントする
ので、カウンタCN2の値が3にセットされるノーマルモ
ード,Aモード,BモードまたはCモードでは3回分の原稿
走査が行なわれ、カウンタCN2の値が6にセットされる
Dモードでは6回分の原稿走査が行なわれる。 第12図を参照して「露光制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN3の値が1以上であれ
ば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、露光開
始タイミングになると、露光ランプ3をレジスタR3の値
(Y,C,Mのいずれかに対応する値)に応じて付勢し、さ
らに時間を経過して露光終了タイミングになると露光ラ
ンプ3を消勢し、カウンタCN3の値を1デクリメントす
る。つまり、Y,C,Mのそれぞれの露光制御を終了するご
とにカウンタCN3を1デクリメントするので、カウンタC
N3の値が3にセットされるノーマルモード,Aモード,Bモ
ードまたはCモードでは3回分の露光付勢が行なわれ、
カウンタCN3の値が6にセットされるDモードでは6回
分の露光付勢が行なわれる。 この露光付勢においては、B,R,Gの順で光路中に色分解
フィルタ9を介挿するので、露光終了ごとにフィルタモ
ータ175mを正転付勢してがフィルタ9を120°回転して
いるが、(当初はブルーフィルタをセットしている)、
ブルーフィルタをセットするごとに位置センサ175sによ
り正確な位置決めを行なっている。 また、Dモードでは、第1回のプロセスと第2回のプロ
セスとで、帯電レベルが異なるので、3回分の露光付勢
を完了すると、(CN=4:更新前)、レジスタR3′の値を
レジスタR3にロードしている。 第13図を参照して「網点制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN4の値が4以上であ
り、照明レジスタRLの値が0(点灯しない)でなけれ
ば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、網点パ
ターンの照射タイミングになると、網点ユニット13の照
明ユニットLEDをレジスタRLの値に応じて付勢し、さら
に時間を経過して照射終了タイミングになると該LEDを
消勢し、カウンタCN4の値を1デクリメントする。つま
り、カウンタCN4の値が3にセットされるノーマルモー
ド,Aモード,BモードまたはCモードではこの「網点制
御」サブルーチンはパススルーとなり、カウンタCN4の
値が6にセットされるDモードでは第1回のプロセスに
おいて3回の網点処理(Y,C,M各1回)が行なわれる。 第14図を参照して「現像バイアス制御」サブルーチンを
説明する。これにおいては、カウンタCN5の値が1以上
であれば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、
現像バイアス電圧の印加タイミングになると、現像電極
にレジスタR1の値(Y,C,Mのいずれかに対応する値)に
応じた電圧を印加し、さらに時間を経過して印加終了タ
イミングになると該電圧の印加を解除し、カウンタCN5
の値を1デクリメントする。つまり、Y,C,Mのそれぞれ
の帯電制御を終了するごとにカウンタCN5を1デクリメ
ントするので、カウンタCN5の値が3にセットされるノ
ーマルモード,Aモード,BモードまたはCモードでは3回
分の現像バイアス電圧の印加が行なわれ、カウンタCN5
の値が6にセットされるDモードでは6回分の現像バイ
アス電圧の印加が行なわれる。また、Dモードでは、第
1回のプロセスと第2回のプロセスとで、印加する現像
バイアス電圧が異なるので、3回分の該電圧の印加を終
了すると(VN=4:更新前)、レジスタR1′の値をレジス
タR1にロードしている。 第15図を参照して「転写制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN6の値が1以上であれ
ば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、電流切
換タイミングになるとカウンタCN7の値に応じて、転写
チャージャ16の電流値を切換え、カウンタCN6の値を1
デクリメントし、カウンタCN7の値を1インクリメント
する。カウンタCN7は当初「レジスタセット」サブリー
チンにおいて1にセットされるので、該切換えの回数を
カウントすることになる。 カウンタCN6の値が3にセットされるノーマルモード,A
モード,BモードまたはCモードでは3回分の転写チャー
ジャ16の電流値の切換えが行なわれ、カウンタCN6の値
が6にセットされるDモードでは6回分の転写チャージ
ャ16の電流値の切換えが行なわれる。 本実施例では、転写チャージャ16の付勢電流を、次のよ
うに設定し、転写プロセスの繰り返しで転写ドラム20が
帯電して転写効率が低下するのを防止している。 1回目(Y)・・・150μA 2回目(C)・・・250μA 3回目(M)・・・400μA 4回目(Y)・・・250μA 5回目(C)・・・400μA 6回目(M)・・・600μA 上記のとおり、Dモードにおいては6回の電流給換えが
行なわれるが、本実施例では次に述べるように第3回目
の転写プロセスの後で中間除電を行なっているので、第
4回目の転写電流を第3回目の転写電流より小さい値に
設定している。 第16図を参照して「分離制御」サブルーチンを説明す
る。前記転写プロセスを実行すると、転写ドラム20の表
面が次のような電位に帯電する。
1回目・・・約500V 2回目・・・1000〜1500V 3回目・・・2000〜3000V Dモードではさらに3回の転写プロセスを実行するた
め、さらに高電位に帯電することになるが、本実施例の
「分離制御」サブルーチンでは、3回目の転写プロセス
が終了した時点で上分離チャージャ21Uと下分離チャー
ジャ21Dとの間に4KVの交流電圧を印加して転写ドラム20
を除電している(中間除電)。この中間除電を行なうこ
とにより、転写ドラム20の表面電位は500V〜1000Vに低
下するので、それ以後の転写電流は中間除電をしない場
合よりも小さくて済む。また、中間除電は転写ドラム20
を完全に除電するものではないので記録シートが転写ド
ラム20から剥離することはない。 記録シートを転写ドラム20から剥離する場合には、上分
離チャージャ21Uと下分離チャージャ21Dとの間に5.5KV
の交流電圧を印加し、転写ドラム20を完全除電(表面電
位0V)している。 したがって、第16図に示したように「分離制御」サブル
ーチンでは、中間除電タイミングになると上分離チャー
ジャ21Uと下分離チャージャ21D(第16図では単に21と表
記している)との間に4KVの交流電圧を印加し、分離タ
イミングになると分離チャージャ21Uと下分離チャージ
ャ21Dとの間に5.5KVの交流電圧を印加し、電圧解除タイ
ミングになると電圧の印加を解除している。 第1図に示した本実施例のカラー複写装置は、Y,C,Mの
いずれか一色の単色コピーを作成(単色モード)するこ
とも可能であるが、これに関する説明は上記の繰り返し
となるので省略する。この単色モードにおいても、上記
と同様に、ノーマルモード,Aモード,Bモード,Cモードお
よびDモードの4つのモードが設定できるようになって
いる。 なお、上記実施例ではイエロ,シアン,マゼンタの3色
を使用するカラー複写装置について説明したが、本発明
をこれに限定する意図はなく、これにブラックを含めた
4色を使用するカラー複写装置、あるいは、単にブラッ
ク1色のみを使用する白黒コピーに適要することもでき
る。さらには、上記実施例では、露光ランプ3の光量に
より露光レベルを変化しているが、例えばレンズ7に絞
りを備えて露光レベルを調整しても良い。 発明の効果 以上説明したとおり、本発明によれば、原画像濃度の低
い部分の再現性を重視して形成した可視像と、原画像濃
度の高い部分の再現性を重視して形成した可視像とを所
定の転写媒体に重ね合せ転写する静電転写型記録装置に
おいて、帯電された電荷担持体上に網点パターンに対応
する静電潜像を形成する網点パターン形成手段を備え
て、原画像濃度の低い部分の再現性を重視して可視像を
形成する際に、原画像対応の静電潜像に網点パターン対
応の静電潜像を重ね合せる網点処理を行なっているの
で、該網点により、例えば原稿の微細な凹凸で影になっ
たような低濃度かつ低密度の部分が篩い落されて地肌汚
れがない高い画像品質が得られる。 また、原画像濃度の高い部分の再現性を重視して可視像
を形成する際に網点処理を行なわないので、ベタ部の白
点抜けは起らない。
機構部を示す。第1図を参照して説明する。 1は原稿を載置するコンタクトガラスであり、コンタク
トガラス1の上側には原稿(図示せず)をコンタクトガ
ラス1に密着するための圧板2が備わっている。コンタ
クトガラス1の下方には露光ランプ3,第1ミラー4,第2
ミラー5,第3ミラー6,レンズ7,第4ミラー8,色分解フィ
ルタ9等を擁する光学走査系が備つている。露光ランプ
3から出た光が、コンタクトガラス1上の原稿を射照
し、その反射光が、第1ミラー4,第2ミラー5,第3ミラ
ー6,レンズ7,第4ミラー8及び色分解フィルタ9を通っ
て、感光体ドラム10の表面に入射する。 色分解フィルタ9には、互いに120度の角度で配置した
R(レッド),G(グリーン)及びB(ブルー)の3枚の
フィルタ板を有しており、いずれか1つのフィルタ板
が、選択的に光学走査系の光路中に介挿される。後述す
るフィルタモータ175mを付勢することにより、色分解フ
ィルタ9が回動駆動され、フィルタ板が更新される。R,
G,Bの各フィルタ板を光路中に順次挿入して原稿読取走
査を行なうことにより、R,G,B各基本色(光の3原色)
に分解された原稿像対応の光像が感光体ドラム10の表面
に照明されて静電潜像が得られる。本実施例では、B,R,
Gの順にフィルタ板を選択している。色分解フィルタ9
には、ブルーのフィルタ板が光路中に介挿されていると
き検出信号を出力するフィルタ位置センサ(後述する17
5s)が備わっている。 感光体ドラム10の周囲には、帯電チャージャ(メインチ
ャージャ)11,イレーサ12,網点ユニット13,マゼンタ
(M)現像器14m,シアン(C)現像器14c,イエロー
(Y)現像器14y,転写前除電ランプ15,転写チャージャ1
6,クリーニング前除電チャージャ17,クリーニングユニ
ット18,除電チャージャ19,転写ドラム20等々が備わって
いる。 網点ユニット13の詳細を第2a図および第2b図を参照して
説明する。網点ユニット15は、感光体ドラム10の軸方向
に延びる六角柱のスクリーンSCR,照明ユニットLED,集光
レンズユニット,スクリーン駆動モータMTRおよびスク
リーン位置センサSNSを主体としてなる。スクリーンSCR
の6つの面のうち5つ面は透明フィルムで構成され、そ
れぞれ異なる1600dot/mm(ドット・パー・ミリメータ)
の網点パターンがプリントされている。第3a図に第1面
の網点パターンを、第3b図に第2面の網点パターンを、
第3c図に第3面の網点パターンを、第3d図に第4面の網
点パターンを、第3e図に第5面の網点パターンを、それ
ぞれ示したが(一例)、各面には、目に付きやすい網点
パターンの縦横整列をきらって45°に傾けてプリントれ
さる。本実施例では、第3面の網点パターン(第3c図)
を基準とし、それよりドット径が小さくなる方に2段階
の網点パターンを(第2面の網点パターン,第1面の網
点パターン)、それよりドット径が大さくなる方に2段
階の網点パターンを(第4面の網点パターン,第5面の
網点パターン)、それぞれ用意している。スクリーン駆
動モータMTRは、スクリーンSCRを60°ごとに回動駆動す
る。スクリーン位置センサSNSは、第3面の網点パター
ンが選択されているときに検出信号を出力する。照明ユ
ニットLEDは0レベルから3レベルまでの4つの段階で
照明する。0レベルはLEDオフであり、すなわち、網点
処理なしを意味する。照明ユニットLED前面には散光板
が備わっており、スクリーンSCRの選択されている面を
均等に照明するようになっており、該面の透過光が集光
レンズユニットLNSを介して感光体ドラム10表面に照射
され、網点パターンが結像される。網点パターンの照射
位置は、前記光学走査系の露光位置のわずか下流になっ
ており、これにより、網点パターンのドット外の部分が
露光除電されるので、前記静電潜像に網点処理が施され
る(帯電チャージャ11と該露光位置との間で網点パター
ンを照明しても良く、また、例えばイレーサ12を高密度
のLEDアレイで構成し、選択的に点灯して網点処理を行
なっても良い)。 再度第1図を参照する。 原稿反射光をブルーフィルタにより色分解して得た静電
潜像はイエロ現像器14yにおいて、レッドフィルタによ
り色分解して得た静電潜像はシアン現像器14cにおい
て、グリーンフィルタにより色分解して得た静電潜像は
マゼンタ現像器14mにおいて、それぞれ現像される。 感光体ドラム10および転写ドラム20の一端にはそれぞれ
図示しないリングギアが備わっており、互いに結合され
ている。該リングギアは図示しない伝達機構を介してメ
インモータ(後述する151)に接続されている。第1図
において、感光体ドラム10は反時計方向に回動し、転写
ドラム20は時計方向に回動する。 転写チャージャ16は、転写ドラム20の内部の、感光体ド
ラム10と近接した位置に配置されている。転写ドラム20
の記録シートを保持する円筒状の部分は、誘電体フィル
ム(マイラ)で構成されており、記録動作を行なう時に
は、記録シートを介して感光体ドラム10の表面に接触す
る。転写ドラム20の転写チャージャ16よりも下流側の位
置に、転写ドラム20の周壁を挟んで、上分離チャージャ
21Uおよび分離チャージャ21Dが配置されている。 給紙系には2つの給紙カセット22Uおよび22Dが備わって
おり、いずれか一方が選択されて給紙する。それぞれの
給紙部には、呼び出しコロ23U,23D,給紙コロ24U,24Dが
備わっており、これらの駆動によって上段給紙カセット
22Uまたは下段給紙カセット22Dから1枚ずつ記録シート
が給紙される。 給紙カセット22Uまたは22Dから給紙された記録シート
は、レジストローラ25の位置で一担停止し、所定タイミ
クングで転写ドラム20に繰り出される。記録シートは、
転写ドラム20の外周面に備わる図示しないクランパによ
り先端部がクランプされ、さらに、転写チャージャ16に
転写電流を流して転写ドラム20を帯電することにより静
電吸引力で転写ドラム20周面に保持される。また、全て
の画像転写が終了したら、分離チャージャ21Uおよび21D
に所定の交流電圧を印加することにより除電を行ない、
またそれと同時にクランパを開き、さらに分離爪26を作
用して記録シートを転写ドラム20から分離させる。 分離された記録シートは、搬送ベルト27によりその下流
にある定着ユニット28に送られ、ここで熱定着された後
に排紙ローラ29を介して排紙トレー30に排紙される。 第1図に示すカラー複写装置の操作&表示ボード200を
第5a図に示す。第5a図を参照すると、この操作ボードに
はプリントキー201,割込キー202,テンキー203,クリア・
ストップキー204,用紙キー205,倍率キー206,モード選択
キー210,220,230,240および各モード選択キー直上のモ
ード表示ランプ211,221,231,241,ならびに、表示器250
が備わっている。 この例では、モード選択キー210,220,230または240を操
作することにより、5種類の予め設定したOD−ID特性で
複写プロセスを実行できる。装置の電源オン直後はノー
マルモードが選択され、各モード選択キー210,220,230
または240を押すことにより、Aモード,Bモード,Cモー
ドまたはDモードが設定され、直上の表示ランプ211,22
1,231または241が点灯する。また、設定中のモードに対
応するキー(210,220,230または240)を再操作すると、
該モードが解除されてノーマルモードが設定される。ノ
ーマルモードでは、表示ランプ211,221,231または241は
すべて消灯となる。 各モードの特性を設定するために、このカラー複写機に
は第5b図に示すカラーバランス設定ボード300が備わっ
ている。この設定ボード300は、操作ボード300の近傍に
位置するが、通常は図示しないカバーに覆われている。 第5b図を参照すると、このカラーバランス設定ボード30
0には、多数のキーと表示器370が備わっている。キー31
0は網点ユニット13のスクリーンSCRの5つの面の1を選
択するためのものであり、アップキー(△印:以下同
じ)の操作により逐次ドット径の大きい網点パターンが
選択され、ダウンキー(▽印:以下同じ)の操作により
逐次ドット径の小さい網点パターンが選択される。キー
320は網点ユニット13の照明ユニットLEDの照明レベルを
調整するためのものであり、アップキーの操作により逐
次高いレベル(明るい)に、ダウンキーの操作により逐
次低いレベル(暗い)に設定される。 6つのキー330は現像バイアス電圧をY,C,Mの各々につい
て調整(アップ,ダウン)するためのものであり、6つ
のキー340は帯電チャージャ11の印加電圧(帯電レベ
ル)をY,C,Mの各々について調整するためのものであ
り、6つのキー350は露光ランプ3の露光レベルをY,C,M
の各々について調整するためのものである。現像バイア
ス,帯電レベルおよび露光レベルは、それぞれ16の段階
に調整できるようになっているが、段階0〜段階7は主
として第4d図に示した曲線bにおける各パラメータに、
段階8〜段階15は主として第4d図に示した曲線aにおけ
る各パラメータに対応するようになっている。 キー360は、キー330,340および350によって更新した値
を設定モードのメモリに格納するためのメモリーインキ
ーである。 表示器370には、各キーの直上に11個の7セグメント数
字表示器が備わっており、網点パターンり面,LEDの照明
レベル,および9個のパラメータ、すわなちY,C,Mの現
像バイアス,Y,C,Mの帯電レベル,Y,C,Mの露光レベル,そ
れぞれに表示桁が割り当てられている。なお、現像バイ
アス,帯電レベルおよび露光レベルの、それぞれ16の段
階は、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,EおよびFにより
各表示桁に表示される。 第6図に、第1図のカラー複写機の電気回路構成の概略
を示す。第6図を参照すると、この装置の制御系はメイ
ン制御板100を中心として構成されている。メイン制御
板100の内部には、マイクロプロセッサ(MPU)101,ROM
(読み出し専用メモリ)102,RAM(読み書きメモリ)10
3,NRAM(読み書き自在の不発性メモリ)104,およびNRAM
104のバックアップ回路105等が備わっている。NRAM104
は、装置の電源が遮断された時にもデータの保持が必要
なデータ、例えばカラーバランス設定ボード300によっ
て設定される各種パラメータの値を記憶するために備わ
っている。 入出力インターフェイス110には、帯電パワーパック
(P.P.)111,除電パワーパック112,分離パワーパック11
3,イレーサ12および網点ユニット13が接続されている。
帯電パワーパック111は、メイン制御板100からの6ビッ
トの帯電制御信号,4ビットの転写制御信号,および5ビ
ットの現像バイアス制御信号に基づいて、帯電チャージ
ャ11,転写チャージャ16および図示しない現像バイアス
電圧出力ラインに、それぞれ所定の電力を供給する。除
電パワーパック112は、メイン制御板100からの除電チャ
ージャオン信号に応じて、クリーニング前除帯電チャー
ジャ17および除電チャージャ19に所定の除電電圧を印加
する。分離パワーパック113は、メイン制御板100からの
分離チャージャオン信号に応じて、上分離チャージャ21
Uおよび下分離チャージャ21Dにそれぞれ所定の分離電圧
を印加する。この例では分離チャージャオン信号2ビッ
トになっており、分離電圧は交流5.5KVと交流4KVの切換
えが可能になっている。4KVの電圧を印加する場合に
は、十分な除電を行なわないので記録シートは転写ドラ
ムから剥離しない(後述する中間除電)。 入出力インターフェイス120には、操作&表示ボード200
およびカラーバランス設定ボード300が接続されてい
る。 入出力インターフェイス130には、給紙系の制御ユニッ
トが接続されている。該制御ユニットは、上段給紙系の
レジスト検知センサ131U,ペーパエンドセンサ132U,用紙
サイズセンサ133U等を、下段給紙系のレジスト検知セン
サ131D,ペーパエンドセンサ132D,用紙サイズセンサ133D
等を、およびステッピングモータドライバ134ならびに
該ドライバ134に接続されているレジストモータ135,給
紙モータ136ならびに給紙台モータ137等を含んでなる。 入出力インターフェイス140には、Y,C,Mの各現像系の制
御ユニットが接続されている。該制御ユニットは、各現
像器14y,14c,14m内のトナー濃度調整を自動的に行な
う。 入出力インターフェイス150には、定着ユニット28のヒ
ータ,メインモータ151および各種ファンモータ152,153
等を含む交流ユニット160が接続されている。 入出力インターフェイス160には、露光ランプ3の露光
レベルを調整するランプレギュレータ161が接続されて
いる。 入出力インターフェイス170には、クリーニングユニッ
ト20の駆動を行なうクリーニングモータ171m,光学走査
系(スキャナ)のリターン駆動を行なうリターンモータ
172m,クランパを開閉駆動するクランプモータ173m,レン
ズ7の位置を駆動して複写倍率を制御するレンズモータ
174m,および色分解フィルタ9を駆動するフィルタモー
タ175m,ならびに各モータで駆動される機構の位置セン
サ171s,172s,173s,174sおよび175sが接続されている。 次に第1図に示すカラー複写装置の動作を説明するが、
まず、特徴のある部分について簡単に説明する。この例
では、ノーマルモード,Aモード,Bモードおよびモードに
おいてはY,C,Mの各色について像形成及び転写のプロセ
スを1回ずつ行なうが、Dモードにおいては、Bモード
の特性(設定されたパラメータ)に従い、かつ、網点処
理を施してY,C,Mの像形成及び転写の各プロセスを1回
ずつ行なった後、Cモードの特性に従って今度は網点処
理を施さずに再びY,C,Mの像形成及び転写の各プロセス
を1回ずつ行なう。なお、以下の説明により逐次明らか
になろうが、Bモードでは原稿濃度の比較的低い部分の
再現性を重視し、Cモードでは原稿濃度の比較的高い部
分の再現性を重視するモードになっているので、Bモー
ドに第4d図に示す曲線bの特性を、Cモードに曲線aの
特性を設定することにより、曲線cの特性で記録を行な
うことができる。 第7図に、第1図の複写機の動作の概略を示す。第7図
を参照して説明する。電源がオンすると、まず初期設定
を行なう。具体的には、出力ポートを初期状態に設定
し、内部メモリをクリアした後、スキャナ,レンズ7,色
分解フィルタ9,網点ユニット13のスクリーンSCR等々可
動部の位置を初期状態(ホーム位置)に設定し、これに
伴って、該可動部の位置対応の値を格納するレジスタを
基準の値に設定し、さらに、各制御ユニットを、動作可
能な状態にセットする。動作モードは、ノーマルモード
が選択される。ノーマルモードの詳細は後述する。な
お、このとき網点ユニット13の照明ユニットLEDはレベ
ル2に設定される。初期設定の後、各部(定着温度等
々)の状態チエックを繰り返し行ない、もし異常があれ
ば異常処理行なうが、異常がなければ各部の状態チェッ
ク,キー入力処理等々を繰り返し実行して動作可能にな
るのを待つ。動作可能を完了(Ready)すると、操作&
表示ボード200の表示器250に「コピー可」を表示し、プ
リントキー201が押されるまで、上記の処理を繰り返し
実行する。 「キー入力処理」サブルーチンを、第8a図,第8b図,第
8c図および第8d図に示す。各図を参照して「キー入力処
理」を説明する。このサブルーチンでは、キー入力の有
無をチェックし、キー入力があると、それに応じた処理
を行なう。キーオンフラグは、キー操作の立上りを検出
するフラクであり、後述するように同一キーが継続して
操作されているときにはこのフラグがセットされるの
で、そのキー入力を読み取らない。 プリントキー201がオンするとスタートフラグをセット
する。 テンキー203またはクリア・ストップキー204がオンする
とそのキー操作に応じて、コピー枚数のセットを行な
い、用紙キー205がオンするとコピー動作時に選択する
給紙系を上段から下段に又は下段から上段に切換え、倍
率キー206がオンすると変倍制御を行なって倍率を切換
え、その後、キーオンフラグをセットして対応する表示
を行なって(第8d図)、第7図に示したメインルーチン
にリターンする。 次に、濃度パラメータに関係するキーの処理を説明する
が、その前に各パラメータを格納するメモリの構成を説
明する。第17図に示したメモリマップを参照すると、RA
M103の一部およびNRAM104の一部よりなるメモリブロッ
クには、Y,C,Mの各々の色に対して、メモリMI1,MI2,MI
3,MN1,MN2,MN3,MA1,MA2,MA3,MB1,MB2,MB3,MC1,MC2,MC3,
MD1,MD2およびMD3に対応するメモリ領域が備わってい
る。メモリMI1〜MI3には、入力中のデータが格納され、
MN1〜MN3にはノーマルモードのデータが、,MA1〜MA3に
はAモードのデータが、MB1〜MB3にはBモードのデータ
が、MC1〜MC3にはCモードのデータが、および、MD1〜M
D3にはDモードのデータが、それぞれ格納される。メモ
リMI1,MN1,MA1,MB1,MC1およびMD1に格納されるデータは
現像バイアス電圧を調整するパラメータに、メモリMI2,
MN2,MA2,MB2,MC2およびMD2に格納されるデータは帯電レ
ベルを調整するパラメータに、メモリMI3,MN3,MA3,MB3,
MC3およびMD3に格納されるデータは露光レベルを調整す
るパラメータに、それぞれ対応する。 再度第8a図を参照すると、モード選択キー210,220,230
または240がオンすると、押されたモードキーに応答し
て次のように処理する。モードキー210がオンすると、
モードレジスタRGが1でなれけば、該レジスタRGに1を
セットし、メモリMA1,MA2およびMA3の内容をそれぞれメ
モリMI1,MI2およびMI3に格納してAモードを設定し、該
レジスタRGが1であれば、該レジスタがRGに0をセット
し、メモリMN1,MN2およびMN3の内容をそれぞれメモリMI
1,MI2およびMI3に格納してノーマルモードを設定する。
モードキー220がオンすると、モードレジスタRGが2で
なければ、該レジスタRGに2をセットし、メモリMB1,MB
2およびMB3の内容をそれぞれメモリMI1,MI2およびMI3に
格納してBモードを設定し、該レジスタRGが2であれ
ば、上記同様にノーマルモードを設定する。モードキー
230がオンすると、モードレジスタRGが3でなければ、
該レジスタRGに3をセットし、メモリMC1,MC2及びMC3の
内容をそれぞれメモリMI1,MI2及びMI3に格納してCモー
ドを設定し、該レジスタRGが3であれば、上記同様にノ
ーマルモードを設定する。モードキー240がオンする
と、モードレジスタRGが4でなければ、該レジスタRGに
4をセットし、メモリMD1,MD2及びMD3の内容をそれぞれ
メモリMI1,MI2及びMI3に格納してDモードを設定し、該
レジスタRGが4であれば、上記同様にノーマルモードを
設定する。その後、キーオンフラグをセットして対応す
る表示を行なって(第8d図)、第7図に示したメインル
ーチンにリターンする。 すなわち、モードレジスタRGは設定中のモードを表わ
し、設定中のモードとは異なるモードキー210,220,230
または240が操作されると操作キー対応のモードを更新
設定し、設定中のモードと等しいモードキー210,220,23
0または240が操作されるとノーマルモードを更新設定
し、各モードのパラメータはメモリMI1,MI2およびMI3に
転送される。 第8b図を参照すると、カラーバランス設定ボード300の
キー310が操作されると、以下の処理を行なうが、キー3
10はDモードにおける網点処理を行なうための網点ユニ
ット13のスクリーンSCRの面を選択するキースイッチで
あるので、モードレジスタRGが4でなければこのキー操
作をキャンセルする。ダウンキー(▽印)が操作される
と、パターンレジスタRPを調べ、該レジスタRPが1でな
ければ、1デクリメントして(−1)、スクリーン駆動
モータMTRを60°逆転付勢してドットがより小さい網点
パターンの面を選択する。パターンレジスタRPの値は、
1が第1面(第3a図に示した網点パターンがプリントさ
れている)の選択,2が第2面(第3b図に示した網点パタ
ーンがプリントされている)の選択,3が第3面(第3c図
に示した網点パターンがプリントされている)の選択,4
が第4面(第3d図に示した網点パターンがプリントされ
ている)の選択,5が第5面(第3e図に示した網点パター
ンがプリントされている)の選択を意味するので、レジ
スタRPを1デクリメントしたときにその値が3となる
と、SNSを監視しながらMTRの逆転付勢を行ない、ホーム
位置決めを行なう。また、網点パターンのドット径が最
小であるスクリーンSCRの第1面を選択(RP=1)して
いるときに、さらにダウンキーが操作されると、ドット
なしの網点処理、すなわち、Bモードのと特性に従って
静電潜像の全面イレースと判定して、モードレジスタRG
を3とし、Dモードを解除してCモードを設定する(第
8a図参照)。 アップキー(△印)であれば、パターンレジスタRPを調
べ、該レジスタRPが5でなければ、1インクリメントし
て(+1)、スクリーン駆動モータMTRを60°正転付勢
する。この場合も、レジスタRPを1インクリメントした
ときにその値が3となると、SNSを監視しながらMTRの逆
転付勢を行ない、ホーム位置決めを行なう。キー操作に
対応する設定を行なった後は、キーオンフラグをセット
して対応する表示を行なって、(第8d図)、第7図に示
したメインルーチンにリターンする。 カラーバランス設定ボード300のキー320が操作されると
Dモード設定中(RG=4)であれば、網点ユニット13の
照明ユニットLEDの照明レベルを更新設定する。照明レ
ベルと照明レジスタRLの値は呼応しており、ダウンキー
(▽印)が操作された場合にはレジスタRLを1デクリメ
ントし、アップキー(▽印)が操作された場合にはレジ
スタRLを1インクリメントする。ただし、照明レベルは
前述のように、0レベル(消灯)から3レベル(最も明
るい)までの4段階であるので、照明レジスタRLが0で
あればダウンキーの操作をキャンセルし、照明レジスタ
RLが3であればアップキーの操作をキャンセルする。こ
れらのキー操作に対応する設定を行なった後は、キーオ
ンフラグをセットして対応する表示を行なって(第8d
図)、第7図に示したメインルーチンにリターンする。 第8c図を参照すると、カラーバランス設定ボード300の
キー330(6つのキーのいずれか1)がオンすると、ア
ップキー(△印)であるかダウンキー(▽印)であるか
を判定し、ダウンキーであれば、メモリMI1(Y,C,Mのう
ちオンしたキーに対応するもののみ)の内容を1デクリ
メント(−1)する。ただし、前述したように、メモリ
MI1の内容は現像バイアスを調整するパラメータに対応
し、特に、0〜7が第4d図に示した曲線bにおける該パ
ラメータに、8〜15が第4d図に示した曲線aにおける該
パラメータに主として対応するので、原稿濃度の比較的
高い部分の再現性を重視するCモードを設定していると
きには(RG=3)、更新前のメモリMI1の内容が8であ
れば更新を行なわず、その他のモードでは更新前のメモ
リMI1の内容が0であれば更新を行なわない。また、ア
ップキーであれば、メモリMI1(Y,C,Mのうちオンしたキ
ーに対応するもののみ)の内容を1インクリメント(+
1)する。ただし、原稿濃度の比較的低い部分の再現性
を重視するBモードを設定しているときには(RG=
2)、更新前のメモリMI1の内容が7であれば更新を行
なわず、その他のモードでは更新前のメモリMI1の内容
が15であれば更新を行なわない。いずれのキー操作が行
なわれた場合にも、この後キーオンフラグをセットして
対応する表示を行ない(第8d図)、第7図に示したメイ
ンルーチンにリターンする。 カラーバランス設定ボード300のキー340(6つのキーの
いずれか1)がオンすると、アップキー(△印)である
かダウンキー(▽印)であるかを判定し、ダウンキーで
あれば、メモリMI2(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応す
るもののみ)の内容を1デクリメント(−1)する。た
だし、前述したように、メモリMI2の内容は帯電レベル
を調整するパラメータに対応し、特に、0〜7が第4d図
に示した曲線bにおける該パラメータに、8〜15が第4d
図に示した曲線aにおける該パラメータに主として対応
するので、原稿濃度の比較的高い部分の再現性を重視す
るCモードを設定しているときには(RG=3)、更新前
のメモリMI2の内容が8であれば更新を行なわず、その
他のモードでは更新前のメモリMI2の内容が0であれば
更新を行なわない。また、アップキーであれば、メモリ
MI2(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応するもののみ)の
内容を1インクリメント(+1)する。ただし、原稿濃
度の比較的低い部分の再現性を重視するBモードを設定
しているときには(RG=2)、更新前のメモリMI2の内
容が7であれば更新を行なわず、その他のモードでは更
新前のメモリMI2の内容が15であれば更新を行なわな
い。いずれのキー操作が行なわれた場合においても、こ
の後キーオンフラグをセットして対応する表示を行ない
(第8d図)、第7図に示したメインルーチンにリターン
する。 カラーバランス設定ボード300のキー350(6つのキーの
いずれか1)がオンすると、アップキー(△印)である
かダウンキー(▽印)であるかを判定し、ダウンキーで
あれば、メモリMI3(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応す
るもののみ)の内容を1デクリメント(−1)する。た
だし、前述したように、メモリMI3の内容は強光レベル
調整するパラメータに対応し、特に、0〜7が第4d図に
示した曲線bにおける該パラメータに、8〜15が第4d図
に示した曲線aにおける該パラメータに主として対応す
るので、原稿濃度の比較的高い部分の再現性を重視する
Cモードを設定しているときには(RG=3)、更新前の
メモリMI3の内容が8であれば更新を行なわず、その他
のモードでは更新前のメモリMI3の内容が0であれば更
新を行なわない。また、アップキーであれば、メモリMI
3(Y,C,Mのうちオンしたキーに対応するもののみ)の内
容を1インクリメント(+1)する。ただし、原稿濃度
の比較的低い部分の再現性を重視するBモードを設定し
ているときには(RG=2)、更新前のメモリMI3の内容
が7であれば更新を行なわず、その他のモードでは更新
前のメモリMI3の内容が15であれば更新を行なわない。
いずれのキー操作が行なわれた場合においても、この後
キーオンフラグをセットして対応する表示を行ない(第
8d図)、第7図に示したメインルーチンにリターンす
る。 第8d図を参照すると、カラーバランス設定ボード300の
メモリーインキー360がオンすると、モードレジスタRG
の内容を参照する。 RG=0はノーマルモードであるので、メモリMI1,MI2お
よびMI3の内容をそれぞれ対応するメモリMN1,MN2および
MN3に格納し、RG=1であればAモードであるので、メ
モリMI1,MI2およびMI3の内容をそれぞれ対応するメモリ
MA1,MA2およびMA3に格納し、RG=2であればBモードで
あるので、メモリMI1,MI2およびMI3の内容をそれぞれ対
応するメモリMB1,MB2およびMB3に格納し、RG=3であれ
ばCモードであるので、メモリMI1,MI2およびMI3の内容
をそれぞれ対応するメモリMC1,MC2およびMC3に格納し、
RG=4であればDモードであるので、メモリMI1,MI2お
よびMI3の内容をそれぞれ対応するメモリMD1,MD2および
MD3に格納する。この後、キーオンフラグをセットして
対応する表示を行なって、第7図に示したメインルーチ
ンにリターンする。 つまり、モード選択キー210,220,230または240の操作に
より選択されたモードの各パラメータは、NRAM104から
読み出されてメモリMI1,MI2およびMI3I転送され、該メ
モリの値はキー330,340または350K操作により更新さ
れ、更新された値はメモリーインキー360の操作により
再びNRAM104の設定モードの対応領域に格納される。な
お、前述したが、Aモード,Bモード,CモードまたはDモ
ードを設定しているときには選択キー210,220,230また
は240の直上の表示ランプ211,221,231または241が点灯
し、ノーマルモードを設定しているときにはいずれの表
示ランプも消灯となる。 また、前述のようにDモードでは、Bモードの各パラメ
ータで第1回のプロセス(Y,C,M各1回)が実行され、
続いてCモードの各パラメータで第2回のプロセス(Y,
C,M各1回)が実行されるので、Bモードの各パラメー
タとCモードの各パラメータとをそれぞれ更新すること
により、Dモードの第1回のプロセスの各パラメータと
第2回のプロセスの各パラメータとを、それぞれ独立に
調整することができる。これによって、Dモードにおけ
るOD−ID特性(原稿濃度−コピー濃度)調整の自由度を
高くしている。 上記以外のキー操作が行なわれた場合には、対応する処
理を行ない。キーオンフラグをセットし、対応する表示
を行なって、第7図に示したメインルーチンにリターン
する。 いずれのキー操作もない場合には、キーオンフラグをセ
ットしていればこれをリセットし、スタートフラグをセ
ットしていればこれをリセットして(第7図に示したメ
インルーチンを参照すれば明らかなように、スタートフ
ラグありでキー操作なしとなるのは動作準備待ちのルー
プに限られる)、所定の表示を行なった後、第7図に示
したメインルーチンにリターンする。 再び第7図を参照する。プリントキー201が操作された
場合には、前記「キー入力処理」においてプリントスタ
ートフラグがセットされるので、該スタートフラグおよ
びキーオンフラグをリセットし、「レジスタセット」サ
ブルーチンを実行した後、コピープロセスを開始する。
コピープロセスにおいては、「帯電制御」,「スキャナ
制御」,「露光制御」,「網点制御」,「現像バイアス
制御」,「転写制御」および「分離制御」の各サブルー
チン、ならびにその他の制御をコピーが完了するまで、
短い周期で繰り返し実行する。 まず、第9図を参照して「レジスタセット」サブルーチ
ンを説明する。これにおいては、次に説明するコピープ
ロセスで用いるカウンタCN1,CN2,CN3,CN4,CN5,CN6およ
びCN7の値ならびに、レジスタR1,R2,R3,R1′,R2′およ
びR3′の値をセットしている。 Dモード(RG=4)外のコピープロセスでは、Y,C,Mそ
れぞれ1回、すなわち合計3回の像形成および転写の処
理が行なわれるので、カウンタCN1からCN6の値を3にセ
ットし、カウンタCN7の値を1にセットする。また、こ
の場合、メモリMI1,MI2およびMI3には、ノーマルモー
ド,Aモード,BモードまたはCモードにおける、現像バイ
アス電圧,帯電レベルおよび露光レベルを調整するパラ
メータ(それぞれ16の段階の1)が格納されているの
で、メモリMI1の値をレジスタR1に、メモリMI2の値をレ
ジスタR2に、メモリMI3の値をレジスタR3に、それぞれ
セットしてメインルーチンにリターンする。 Dモードのコピープロセスでは、Y,C,Mそれぞれ2回、
すなわち合計6回の像形成および転写の処理が行なわれ
るので、カウンタCN1〜CN6の値を6にセットし、カウン
タCN7の値を1にセットする。この後、レジスタR1,R2お
よびR3にそれぞれ第1回のプロセスにおける現像バイア
ス電圧,帯電レベルおよび露光レベルを調整するパラメ
ータ(それぞれ16の段階の1)をセットし、レジスタR
1′,R2′およびR3′にそれぞれ第2回のプロセスにおけ
る現像バイアス電圧,帯電レベルおよび露光レベルを調
整するパラメータをセットする。ところで、Dモードで
は、メモリMI1,MI2およびMI3には、8を基準とするBモ
ードおよびCモードにおける現像バイアス電圧,帯電レ
ベルおよび露光レベルを調整するパラメータを増減する
値が格納されている。したがって、レジスタR1にメモリ
MB1にメモリMI1の値の8に対する偏差(MI1−8)を加
えた値を、レジスタR2にメモリMB2にメモリMI2の値の8
に対する偏差(MI2−8)を加えた値を、レジスタR3に
メモリMB3にメモリMI3の値の8に対する偏差(MI3−
8)を加えた値を、レジスタR1′にメモリMC1にメモリM
I1の値の8に対する偏差(MI1−8)を加えた値を、レ
ジスタR2′にメモリMC2にメモリMI2の値の8に対する偏
差(MI2−8)を加えた値を、レジスタR3′にメモリMC3
にメモリMI3の値の8に対する偏差(MI3−8)を加えた
値を、それぞれセットする。ただし、前述のようにDモ
ードでは、現稿濃度の比較的低い部分の再現性を重視し
て第1回のプロセスを行ない、原稿濃度の比較的高い部
分の再現性を重視して第2回のプロセスを行なうので、
レジスタR1,R2およびR3の値が0〜7の範囲となるよう
に修正し、レジスタR1′,R2′およびR3′の値が8〜15
の範囲となるように修正している。つまり、予めBモー
ドおよびCモードの各パラメータを適正に設定しておけ
ば、Dモードのパラメータにより合成OD−ID特性をシフ
トすることができる。これにより、調整が楽になりテス
トコピーの回数も減らせる。 なお、同じことの繰り返しになるためにここでは特に示
していないが、当然のことながらレジスタR1,R2,R3,R
1′,R2′およびR3′もY,C,Mそれぞれに対応するものと
なっており、上記「レジスタセット」サブルーチンでは
各パラメータがY,C,Mごとに独立にレジスタにセットさ
れるものと理解されたい。 第10図を参照して「帯電制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN1の値が1以上であれ
ば、上記ループ状に処理するコピープロセスで、帯電開
始タイミングになると、帯電チャージャ11にレジスタR2
の値(Y,C,Mのいずれかに対応する値)に応じた電圧を
印加し、さらに時間を経過して帯電終了タイミングにな
ると該チャージャ11に対する電圧の印加を解除し、カウ
ンタCN1の値を1デクリメントする。つまり、Y,C,Mのそ
れぞれの帯電制御を終了するごとにカウンタCN1を1デ
クリメントするので、カウンタCN1の値が3にセットさ
れるノーマルモード,Aモード,BモードまたはCモードで
は3回分の帯電チャージャ11の付勢が行なわれ、カウン
タCN1の値が6にセットされるDモードでは6回分の帯
電チャージャ11の付勢が行なわれる。また、Dモードで
は、第1回のプロセスと第2回のプロセスとで、帯電レ
ベルが異なるので、3回分の帯電チャージャ11の付勢を
完了すると(CN=4:更新前)、レジスタR2′の値をレジ
スタR2にロードしている。 第11図を参照して「スキャナ制御」サブルーチンを説明
する。これにおいては、カウンタCN1の値が1以上であ
れば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、スキ
ャナのスタートタイミングになると、メインモータ151
によりスキャナを駆動して往走査を開始する。さらに時
間を経過して走査終了タイミングになると、スキャナの
往走査を停止し、リターンモータ172mによりスキャナの
リターン駆動を開始する。スキャナの往復動において
は、メインモータ151の駆動系またはリターンモータ172
mの駆動系が、図示しないクラッチによって選択的にス
キャナと接続される。 スキャナの位置センサ172sがホームポジションを検出す
るとリターン駆動を停止し、カウンタCN2の値を1デク
リメントする。つまり、Y,C,Mのそれぞれのスキャナ制
御を終了するごとにカウンタCN2を1デクリメントする
ので、カウンタCN2の値が3にセットされるノーマルモ
ード,Aモード,BモードまたはCモードでは3回分の原稿
走査が行なわれ、カウンタCN2の値が6にセットされる
Dモードでは6回分の原稿走査が行なわれる。 第12図を参照して「露光制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN3の値が1以上であれ
ば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、露光開
始タイミングになると、露光ランプ3をレジスタR3の値
(Y,C,Mのいずれかに対応する値)に応じて付勢し、さ
らに時間を経過して露光終了タイミングになると露光ラ
ンプ3を消勢し、カウンタCN3の値を1デクリメントす
る。つまり、Y,C,Mのそれぞれの露光制御を終了するご
とにカウンタCN3を1デクリメントするので、カウンタC
N3の値が3にセットされるノーマルモード,Aモード,Bモ
ードまたはCモードでは3回分の露光付勢が行なわれ、
カウンタCN3の値が6にセットされるDモードでは6回
分の露光付勢が行なわれる。 この露光付勢においては、B,R,Gの順で光路中に色分解
フィルタ9を介挿するので、露光終了ごとにフィルタモ
ータ175mを正転付勢してがフィルタ9を120°回転して
いるが、(当初はブルーフィルタをセットしている)、
ブルーフィルタをセットするごとに位置センサ175sによ
り正確な位置決めを行なっている。 また、Dモードでは、第1回のプロセスと第2回のプロ
セスとで、帯電レベルが異なるので、3回分の露光付勢
を完了すると、(CN=4:更新前)、レジスタR3′の値を
レジスタR3にロードしている。 第13図を参照して「網点制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN4の値が4以上であ
り、照明レジスタRLの値が0(点灯しない)でなけれ
ば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、網点パ
ターンの照射タイミングになると、網点ユニット13の照
明ユニットLEDをレジスタRLの値に応じて付勢し、さら
に時間を経過して照射終了タイミングになると該LEDを
消勢し、カウンタCN4の値を1デクリメントする。つま
り、カウンタCN4の値が3にセットされるノーマルモー
ド,Aモード,BモードまたはCモードではこの「網点制
御」サブルーチンはパススルーとなり、カウンタCN4の
値が6にセットされるDモードでは第1回のプロセスに
おいて3回の網点処理(Y,C,M各1回)が行なわれる。 第14図を参照して「現像バイアス制御」サブルーチンを
説明する。これにおいては、カウンタCN5の値が1以上
であれば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、
現像バイアス電圧の印加タイミングになると、現像電極
にレジスタR1の値(Y,C,Mのいずれかに対応する値)に
応じた電圧を印加し、さらに時間を経過して印加終了タ
イミングになると該電圧の印加を解除し、カウンタCN5
の値を1デクリメントする。つまり、Y,C,Mのそれぞれ
の帯電制御を終了するごとにカウンタCN5を1デクリメ
ントするので、カウンタCN5の値が3にセットされるノ
ーマルモード,Aモード,BモードまたはCモードでは3回
分の現像バイアス電圧の印加が行なわれ、カウンタCN5
の値が6にセットされるDモードでは6回分の現像バイ
アス電圧の印加が行なわれる。また、Dモードでは、第
1回のプロセスと第2回のプロセスとで、印加する現像
バイアス電圧が異なるので、3回分の該電圧の印加を終
了すると(VN=4:更新前)、レジスタR1′の値をレジス
タR1にロードしている。 第15図を参照して「転写制御」サブルーチンを説明す
る。これにおいては、カウンタCN6の値が1以上であれ
ば、前記ループ状に処理するコピープロセスで、電流切
換タイミングになるとカウンタCN7の値に応じて、転写
チャージャ16の電流値を切換え、カウンタCN6の値を1
デクリメントし、カウンタCN7の値を1インクリメント
する。カウンタCN7は当初「レジスタセット」サブリー
チンにおいて1にセットされるので、該切換えの回数を
カウントすることになる。 カウンタCN6の値が3にセットされるノーマルモード,A
モード,BモードまたはCモードでは3回分の転写チャー
ジャ16の電流値の切換えが行なわれ、カウンタCN6の値
が6にセットされるDモードでは6回分の転写チャージ
ャ16の電流値の切換えが行なわれる。 本実施例では、転写チャージャ16の付勢電流を、次のよ
うに設定し、転写プロセスの繰り返しで転写ドラム20が
帯電して転写効率が低下するのを防止している。 1回目(Y)・・・150μA 2回目(C)・・・250μA 3回目(M)・・・400μA 4回目(Y)・・・250μA 5回目(C)・・・400μA 6回目(M)・・・600μA 上記のとおり、Dモードにおいては6回の電流給換えが
行なわれるが、本実施例では次に述べるように第3回目
の転写プロセスの後で中間除電を行なっているので、第
4回目の転写電流を第3回目の転写電流より小さい値に
設定している。 第16図を参照して「分離制御」サブルーチンを説明す
る。前記転写プロセスを実行すると、転写ドラム20の表
面が次のような電位に帯電する。
1回目・・・約500V 2回目・・・1000〜1500V 3回目・・・2000〜3000V Dモードではさらに3回の転写プロセスを実行するた
め、さらに高電位に帯電することになるが、本実施例の
「分離制御」サブルーチンでは、3回目の転写プロセス
が終了した時点で上分離チャージャ21Uと下分離チャー
ジャ21Dとの間に4KVの交流電圧を印加して転写ドラム20
を除電している(中間除電)。この中間除電を行なうこ
とにより、転写ドラム20の表面電位は500V〜1000Vに低
下するので、それ以後の転写電流は中間除電をしない場
合よりも小さくて済む。また、中間除電は転写ドラム20
を完全に除電するものではないので記録シートが転写ド
ラム20から剥離することはない。 記録シートを転写ドラム20から剥離する場合には、上分
離チャージャ21Uと下分離チャージャ21Dとの間に5.5KV
の交流電圧を印加し、転写ドラム20を完全除電(表面電
位0V)している。 したがって、第16図に示したように「分離制御」サブル
ーチンでは、中間除電タイミングになると上分離チャー
ジャ21Uと下分離チャージャ21D(第16図では単に21と表
記している)との間に4KVの交流電圧を印加し、分離タ
イミングになると分離チャージャ21Uと下分離チャージ
ャ21Dとの間に5.5KVの交流電圧を印加し、電圧解除タイ
ミングになると電圧の印加を解除している。 第1図に示した本実施例のカラー複写装置は、Y,C,Mの
いずれか一色の単色コピーを作成(単色モード)するこ
とも可能であるが、これに関する説明は上記の繰り返し
となるので省略する。この単色モードにおいても、上記
と同様に、ノーマルモード,Aモード,Bモード,Cモードお
よびDモードの4つのモードが設定できるようになって
いる。 なお、上記実施例ではイエロ,シアン,マゼンタの3色
を使用するカラー複写装置について説明したが、本発明
をこれに限定する意図はなく、これにブラックを含めた
4色を使用するカラー複写装置、あるいは、単にブラッ
ク1色のみを使用する白黒コピーに適要することもでき
る。さらには、上記実施例では、露光ランプ3の光量に
より露光レベルを変化しているが、例えばレンズ7に絞
りを備えて露光レベルを調整しても良い。 発明の効果 以上説明したとおり、本発明によれば、原画像濃度の低
い部分の再現性を重視して形成した可視像と、原画像濃
度の高い部分の再現性を重視して形成した可視像とを所
定の転写媒体に重ね合せ転写する静電転写型記録装置に
おいて、帯電された電荷担持体上に網点パターンに対応
する静電潜像を形成する網点パターン形成手段を備え
て、原画像濃度の低い部分の再現性を重視して可視像を
形成する際に、原画像対応の静電潜像に網点パターン対
応の静電潜像を重ね合せる網点処理を行なっているの
で、該網点により、例えば原稿の微細な凹凸で影になっ
たような低濃度かつ低密度の部分が篩い落されて地肌汚
れがない高い画像品質が得られる。 また、原画像濃度の高い部分の再現性を重視して可視像
を形成する際に網点処理を行なわないので、ベタ部の白
点抜けは起らない。
第1図は、一実施例のカラー複写装置の機構部概要を示
す断面図である。 第2a図および第2b図は第1図に示した装置の網点ユニッ
ト13の詳細を示す断面図および斜視図である。 第3a図,第3b図,第3c図,第3d図および第3e図は第2a図
および第2b図に示す網点ユニット13のスクリーンSCRの
各面にプリントされている網点パターンを示す平面図で
ある。 第4a図,第4b図および第4c図は、それぞれ現像バイアス
電圧,露光量および帯電電圧を変えた時の原稿濃度とコ
ピー濃度との関係を示すグラフ、第4d図は重ね合せコピ
ーにおける原稿濃度とコピー濃度との関係を示すグラフ
である。 第5a図および第5b図は第1図に示す装置の操作&表示ボ
ード200およびカラーバランス設定ボード300の外観を示
す平面図である。 第6図は第1図に示す装置の電気回路構成を示すブロッ
ク図である。 第7図,第8a図,第8b図,第8c図,第8d図,第9図,第
10図,第11図,第12図,第13図,第14図,第15図および
第16図は第1図に示す装置の概略動作を示すフローチャ
ートである。 第17図は第6図に示したRAM103およびNRAM104の各メモ
リの割当ての一部を示すメモリマップである。 1:コンタクトガラス、2:圧板 3:露光ランプ、4:第1ミラー 5:第2ミラー、6:第3ミラー 8:第4ミラー、7:レンズ 9:色分解フィルタ(色分解手段) 3,4,5,6,7,8,9:(静電潜像形成手段) 10:感光体ドラム(電荷担持体) 11:帯電チャージャ(帯電手段) 12:イレーサ 13:網点ユニット(網点パターン形成手段) 14m,14c,14y:現像器(現像手段) 15:転写前除電ランプ 16:転写チャージャ 17:クリーニング前除電チャージャ 18:クリーニングユニット 19:除電チャージャ、20:転写ドラム 16,20:(転写手段) 21U,21D:分離チャージャ 22U,22D:給紙カセット 23U,23D:呼び出しコロ 24U,24D:給紙コロ、25:レジストローラ 26:分離爪、27:搬送ベルト 28:定着ユニット、29:排紙ローラ 30:排紙トレー 100:メイン制御板(記録制御手段,記憶手段) 101:マイクロプロセッサ 102:ROM、103:RAM 104:不揮発性メモリ、105:バックアップ回路 106:バッテリ 110,120,130,140,150,160,170:入出力インターフェイス
回路 111:帯電パワーパック 112:除電パワーパック 113:分離パワーパック 151:メインモータ、152,153:ファンモータ 161:ランプレギュレータ 171m:クリーニングモータ 172m:リターンモータ、173m:クランプモータ 174m:レンズモータ、175m:フィルタモータ 171s,172s,173s,174s,175s:位置センサ 200:操作&表示ボード 201:プリントキー、202:割込キー 203:テンキー、250,370:表示器 204:クリア・ストップキー 205:用紙キー、206:倍率キー 210,220,230,240:モード選択キー 211,221,231,241:モード表示ランプ 300:カラーバランス設定ボード 310:網点パターン選択キー 320:照明レベル設定キー 330,340,350:モード選択キー 360:メモリーインキー SCR:スクリーン、LED:照明ユニット MTR:スクリーン駆動モータ SNS:スクリーン位置センサ
す断面図である。 第2a図および第2b図は第1図に示した装置の網点ユニッ
ト13の詳細を示す断面図および斜視図である。 第3a図,第3b図,第3c図,第3d図および第3e図は第2a図
および第2b図に示す網点ユニット13のスクリーンSCRの
各面にプリントされている網点パターンを示す平面図で
ある。 第4a図,第4b図および第4c図は、それぞれ現像バイアス
電圧,露光量および帯電電圧を変えた時の原稿濃度とコ
ピー濃度との関係を示すグラフ、第4d図は重ね合せコピ
ーにおける原稿濃度とコピー濃度との関係を示すグラフ
である。 第5a図および第5b図は第1図に示す装置の操作&表示ボ
ード200およびカラーバランス設定ボード300の外観を示
す平面図である。 第6図は第1図に示す装置の電気回路構成を示すブロッ
ク図である。 第7図,第8a図,第8b図,第8c図,第8d図,第9図,第
10図,第11図,第12図,第13図,第14図,第15図および
第16図は第1図に示す装置の概略動作を示すフローチャ
ートである。 第17図は第6図に示したRAM103およびNRAM104の各メモ
リの割当ての一部を示すメモリマップである。 1:コンタクトガラス、2:圧板 3:露光ランプ、4:第1ミラー 5:第2ミラー、6:第3ミラー 8:第4ミラー、7:レンズ 9:色分解フィルタ(色分解手段) 3,4,5,6,7,8,9:(静電潜像形成手段) 10:感光体ドラム(電荷担持体) 11:帯電チャージャ(帯電手段) 12:イレーサ 13:網点ユニット(網点パターン形成手段) 14m,14c,14y:現像器(現像手段) 15:転写前除電ランプ 16:転写チャージャ 17:クリーニング前除電チャージャ 18:クリーニングユニット 19:除電チャージャ、20:転写ドラム 16,20:(転写手段) 21U,21D:分離チャージャ 22U,22D:給紙カセット 23U,23D:呼び出しコロ 24U,24D:給紙コロ、25:レジストローラ 26:分離爪、27:搬送ベルト 28:定着ユニット、29:排紙ローラ 30:排紙トレー 100:メイン制御板(記録制御手段,記憶手段) 101:マイクロプロセッサ 102:ROM、103:RAM 104:不揮発性メモリ、105:バックアップ回路 106:バッテリ 110,120,130,140,150,160,170:入出力インターフェイス
回路 111:帯電パワーパック 112:除電パワーパック 113:分離パワーパック 151:メインモータ、152,153:ファンモータ 161:ランプレギュレータ 171m:クリーニングモータ 172m:リターンモータ、173m:クランプモータ 174m:レンズモータ、175m:フィルタモータ 171s,172s,173s,174s,175s:位置センサ 200:操作&表示ボード 201:プリントキー、202:割込キー 203:テンキー、250,370:表示器 204:クリア・ストップキー 205:用紙キー、206:倍率キー 210,220,230,240:モード選択キー 211,221,231,241:モード表示ランプ 300:カラーバランス設定ボード 310:網点パターン選択キー 320:照明レベル設定キー 330,340,350:モード選択キー 360:メモリーインキー SCR:スクリーン、LED:照明ユニット MTR:スクリーン駆動モータ SNS:スクリーン位置センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−75846(JP,A) 特開 昭51−33632(JP,A) 特開 昭52−126234(JP,A) 特開 昭50−68535(JP,A) 特開 昭62−249177(JP,A) 特公 昭48−2606(JP,B1) 特公 平4−62383(JP,B2) 特表 昭60−501274(JP,A) 特表 昭60−501275(JP,A) 特表 昭60−501279(JP,A) 特表 昭62−502995(JP,A) 特表 昭62−502996(JP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】電荷担持体;電荷担持体を帯電させる帯電
手段;帯電された電荷担持体上に原画像に対応する静電
潜像を形成する静電潜像形成手段;電荷担持体上に形成
された静電潜像を現像する現像手段;および、現像手段
により現像された可視像を所定の転写媒体に転写する転
写手段;を備える静電転写型記録装置において: 帯電された電荷担持体上に網点パターンに対応する静電
潜像を形成する網点パターン形成手段; 静電潜像形成手段,帯電手段および現像手段の少なくと
も1つの、記録濃度に影響するパラメータであって、原
画像の濃度の高い部分に対応する前記可視像の濃度の再
現性が高い第1のパラメータ、および、原画像の濃度の
低い部分に対応する前記可視像の濃度の再現性が高い第
2のパラメータを記憶している記憶手段;および、 静電潜像形成手段,帯電手段,現像手段および転写手段
を制御する制御手段であって、第1のパラメータおよび
第2のパラメータのうちの一方のパラメータに基づいて
電荷担持体上に第1の可視像を形成し、該第1の可視像
を転写媒体に転写した後、残り他方のパラメータに基づ
いて電荷担持体上に第2の可視像を形成し、該第2の可
視像を転写媒体上の前記第1の可視像と重ねて転写する
記録制御手段;を備え、 該記録制御手段は、電荷担持体上に第1のパラメータに
基づいた可視像を形成する際に、網点パターン形成手段
を非付勢状態として静電潜像を形成し、電荷担持体上に
第2のパラメータに基づいた可視像を形成する際に、網
点パターン形成手段を付勢して原画像対応の静電潜像に
該網点パターン対応の静電潜像を重ね合わせる;ことを
特徴とする静電転写型記録装置。 - 【請求項2】記録制御手段は、第2のパラメータに基づ
いた可視像を形成する際に、帯電された電荷担持体上に
原画像と網点パターンとの積画像に対応する静電潜像を
形成する、前記特許請求の範囲第(1)項記載の静電転
写型記録装置。 - 【請求項3】網点パターン形成手段は、帯電された電荷
担持体上の網点対応領域外を除電する除電手段である、
前記特許請求の範囲第(2)項記載の静電転写型記録装
置。 - 【請求項4】静電潜像形成手段は、帯電された電荷担持
体上に原画像に対応する光学信号を照射して該電荷担持
体を露光除電する第1の露光除電手段である前記特許請
求の範囲第(2)項記載の静電転写型記録装置。 - 【請求項5】網点パターン形成手段は、帯電された電荷
担持体上に網点パターンに対応する光学信号を照射して
該電荷担持体上の網点対応領域外を露光除電する第2の
露光除電手段である前記特許請求の範囲第(4)項記載
の静電転写型記録装置。 - 【請求項6】網点パターン形成手段は、静電潜像形成手
段による原画像対応の静電潜像が形成される前の前記電
荷担持体上、もしくは、静電潜像形成手段による原画像
対応の静電潜像が形成される後の前記電荷担持体上に、
網点パターンに対応する光学信号を照射して該電荷担持
体上の網点対応領域外を露光除電する、前記特許請求の
範囲第(5)項記載の静電転写型記録装置。 - 【請求項7】静電潜像形成手段は、原画像を原色成分に
分解する色分解手段を有し;現像手段はそれぞれの原色
成分に対応する色の現像剤を有し;記録制御手段は、各
原色成分に対応する第1の可視像および第2の可視像を
すべて転写媒体に重ね合せ転写する前記特許請求の範囲
第(1)項記載の静電転写型記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61096091A JPH0731427B2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 | 静電転写型記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61096091A JPH0731427B2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 | 静電転写型記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62251767A JPS62251767A (ja) | 1987-11-02 |
JPH0731427B2 true JPH0731427B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=14155725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61096091A Expired - Lifetime JPH0731427B2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 | 静電転写型記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731427B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339244U (ja) * | 1986-09-01 | 1988-03-14 | ||
JPH01156766A (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-20 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH01293363A (ja) * | 1988-05-23 | 1989-11-27 | Canon Inc | 画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL7505039A (nl) * | 1974-05-06 | 1975-07-31 | Xerox Corp | Documentenscherm en elektrofotografische werk- wijze onder toepassing hiervan. |
JPS6075846A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-04-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真法 |
-
1986
- 1986-04-25 JP JP61096091A patent/JPH0731427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62251767A (ja) | 1987-11-02 |
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