JPH0540396A - カラーバランス調整装置 - Google Patents

カラーバランス調整装置

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JPH0540396A
JPH0540396A JP3195411A JP19541191A JPH0540396A JP H0540396 A JPH0540396 A JP H0540396A JP 3195411 A JP3195411 A JP 3195411A JP 19541191 A JP19541191 A JP 19541191A JP H0540396 A JPH0540396 A JP H0540396A
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Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Kazuyuki Onishi
一幸 大西
Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
Hiroshi Kawamoto
博司 川本
Takeshi Miyamoto
宮本  剛
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フルカラ−複写機やカラ−プリンタ等のカラ
−バランス調整装置において、全ての濃度領域において
カラ−バランスを自動的に調整できるようにする。 【構成】 高濃度領域調整装置50H では、光源ランプ14
a を消灯してブランクランプ19a を点灯した状態でイエ
ロ−、マゼンタ、シアンの高濃度領域の各トナ−濃度Y
H が赤外線センサ26により検出され、比較回路52により
各色の高濃度領域の基準値AH 、BH 、CH と各々比較
され、一致したときのグリッド電圧XH が最適値として
メモリ53に格納される。低濃度領域調整装置では、光源
ランプを点灯し、また、高濃度領域調整装置50H により
調整された最適なグリッド電圧が帯電チャ−ジャ19に印
加された状態で、イエロ−、マゼンタ、シアンの低濃度
領域の各トナ−濃度YL が赤外線センサ26により検出さ
れ、比較回路52により各色の低濃度領域の基準値とそれ
ぞれ比較され、一致したときのランプ電圧が最適値とし
てメモリ53に格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラ−複写機やカ
ラ−プリンタ等のカラ−バランス調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フルカラ−複写機やカラ−プリ
ンタ等においては、イエロ−、マゼンタ、シアンの3色
のトナ−でカラ−画像が表現され、この場合、図6に示
すように、3色のγ特性(原稿濃度対記録濃度)が同一
になるようにカラ−バランスを調整しなければならな
い。即ち、3色のグレ−スケ−ルコピ−を重ねた場合、
イエロ−、マゼンタ、シアンの3色のトナ−濃度が同一
のグレ−色になるように予め調整しなければならない。
【0003】しかしながら、電子写真方式のフルカラ−
複写機やカラ−プリンタでは、現像剤、感光体、転写中
間体の特性が経時的に変化するので、サ−ビスマンによ
り初期設定されたカラ−バランスを維持することが非常
に困難である。
【0004】従来、この種のカラ−バランス調整装置
は、各色の画像濃度をフィ−ドバックして感光体の表面
電位や現像バイアスを制御することによりカラ−バラン
スを調整するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラ−バランス調整装置では、各色の画像濃度をフ
ィ−ドバックして感光体の表面電位を制御する場合に
は、感光体の特性が経時的に劣化しても問題はないが、
現像特性が経時的に劣化すると、図7の一点鎖線で示す
ように、原稿濃度の低濃度領域Cでは特性が劣化せず、
高濃度領域において劣化するので、現像バイアスを補正
した場合のγ特性(図示破線)は、低濃度領域Cにおい
て記録濃度が暗くなる。従って、上記従来のカラ−バラ
ンス調整装置では、各色のカラ−バランスを調整するこ
とができないという問題点がある。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑み成されたもの
であり、全ての濃度領域においてカラ−バランスを自動
的に調整することができるカラ−バランス調整装置を提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は上述の課
題を達成するために、光源により画像を照明し該照明さ
れた画像を感光体に露光してカラ−画像を構成するため
の第1、第2及び第3の色に応じた静電潜像を形成し該
形成された各静電潜像をトナ−像として可視像化するカ
ラ−画像形成装置に用いられるカラ−バランス調整装置
であって、第1、第2及び第3の色の各色について高濃
度領域のトナ−像を形成すると共に該高濃度領域のトナ
−濃度を読み取って各色の高濃度領域のトナ−濃度を調
整する第1の調整手段と、第1、第2及び第3の色の各
色について低濃度領域のトナ−像を形成すると共に該低
濃度領域のトナ−濃度を読み取って各色の低濃度領域の
トナ−濃度を調整する第2の調整手段とを備えたことを
特徴とする。
【0008】本願第2発明は、上述の第1発明におい
て、第1の調整手段は、第2の調整手段より先に調整す
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本願第1発明によれば、第1の調整手段は、第
1、第2及び第3の色の各色について高濃度領域のトナ
−像を形成し、該高濃度領域のトナ−濃度を読み取って
各色の高濃度領域のトナ−濃度を調整する。第2の調整
手段は、第1、第2及び第3の色の各色について低濃度
領域のトナ−像を形成し、該低濃度領域のトナ−濃度を
読み取って各色の低濃度領域のトナ−濃度を調整する。
このため、高濃度領域と低濃度領域のトナ−濃度が別個
に調整されるので、全ての濃度領域においてカラ−バラ
ンスを自動的に調整することができる。
【0010】本願第2発明は、第1の調整手段は、第2
の調整手段より先に調整するので、高濃度領域のトナ−
濃度が低濃度領域より先に調整される。従って、例えば
第1の調整手段が帯電チャ−ジャの最適のグリッド電
圧、即ち感光体の最適な表面電位を高濃度領域において
求め、第2の調整手段がこの最適な表面電位を用いて光
源ランプの最適な印加電圧を低濃度領域において求める
ことができる。
【0011】次に示す本発明の実施例から、本発明のこ
のような作用がより明らかにされ、更に本発明の他の作
用が明らかにされよう。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1(A)は、本発明に係るカラ−バランス調整
装置の高濃度領域調整装置の一実施例を示すブロック
図、図1(B)は、本発明に係るカラ−バランス調整装
置の低濃度領域調整装置の一実施例を示すブロック図、
図2は、図1のカラ−バランス調整装置を備えたカラ−
複写機を示す概略構成図、図3は、図1及び図2に示す
赤外線センサの特性を示すグラフ、図4は、図1(A)
の高濃度領域調整装置のイエロ−調整動作を説明するた
めのフロ−チャ−ト、図5は、図1(B)の低濃度領域
調整装置のイエロ−調整動作を説明するためのフロ−チ
ャ−トである。
【0013】先ず、図2を参照して本実施例のカラ−バ
ランス調整装置を備えたカラ−複写機の概略構成を説明
する。
【0014】同図において、機枠の上面には原稿Pを載
置するための透明な原稿載置台11が不透明な板金12によ
り固定され、また、原稿載置台11上には、原稿載置台11
上の原稿Pを押さえるための不透明な原稿押さえ板13が
開閉可能に設けられている。板金12の上面には例えば原
稿サイズ等が印刷され、板金12の下面と原稿押さえ板13
の下面の少なくとも一方は、灰色に印刷されること等に
より灰色の面として構成されている。
【0015】原稿載置台11の下方には、原稿Pの画像を
走査するための露光光学系14が配置され、この露光光学
系14は、板金12の下方がホ−ムポジションであって副走
査方向に移動可能であり、透明な原稿載置台11を介して
原稿Pの下面を照明するための光源ランプ14a と、原稿
Pにより反射された光を図示一点鎖線で示すように感光
体16上の露光位置Aに導くための複数の反射鏡14b と、
赤、緑、青の3原色の色フィルタを有する色分解フィル
タ14c と結像レンズ14d 等より構成されている。
【0016】感光体16は、ベルト状に構成されて従動ロ
−ラ17と駆動ロ−ラ18により図示反時計回り方向に回転
可能であり、露光位置Aの上流には帯電チャ−ジャ19が
配置されている。また、本実施例では、カラ−画像を構
成するための第1、第2及び第3の色の一例としてイエ
ロ−、マゼンタ及びシアンを採用しており、このため、
露光位置Aの下流には順次、画像の非形成領域を形成す
るためのブランクランプ19a と、イエロ−現像槽20Y 、
マゼンタ現像槽20M 、シアン現像槽20Cyが配置されてお
り、更に、白黒複写又は4色カラ−複写を実施するため
のブラック現像槽20B と、感光体16上のトナ−像が中間
的に転写される中間転写体21と、クリ−ニングユニット
22と除電ランプ23が配置されている。
【0017】中間転写体21は、ポリカ−ボネイトにカ−
ボンを分散した黒色フィルムであり、感光体16と同様に
ベルト状に構成されて第1〜第3ロ−ラ24a 〜24c によ
り図示時計回り方向に回転可能であり、また、転写ロ−
ラ25により感光体16に圧接されている。転写ロ−ラ25の
下流には、本実施例においてカラ−バランス調整用に用
いられる赤外線センサ26が配置され、また、第3ロ−ラ
24c は、中間転写体21上のトナ−像を転写紙27に転写す
るための転写ロ−ラ28に圧接されている。赤外線センサ
26としては、特に750nm 以上の波長のみを検出するもの
が選択される。図3は、このような赤外線センサ26の一
例の特性を示す。
【0018】転写紙27は、図示右下のカセット30に予め
セットされ、給紙ロ−ラ31、32によりタイミングロ−ラ
33の位置まで搬送され、中間転写体21上のトナ−像に一
致するようにタイミングロ−ラ33により転写ロ−ラ28の
位置まで搬送される。トナ−像が転写された転写紙27
は、搬送ベルト34により定着器35まで搬送され、トナ−
像が定着器35により定着された後排出される。従って、
帯電−露光−現像−転写のプロセスにより原稿Pの画像
が転写紙27に複写される。
【0019】自動調整装置51は、後述するように赤外線
センサ26により測定された高濃度領域調整時の反射値Y
H 、低濃度領域調整時の反射値YL により、それぞれ帯
電チャ−ジャ19のグリッド電圧XH 、光源ランプ14a の
ランプ電圧xL を調整し、イエロ−、マゼンタ、シアン
のカラ−バランスを全濃度領域において自動的に調整す
るように構成されている。このように、本実施例では、
カラ−バランス調整装置の一例が自動調整装置51及び赤
外線センサ26から構成されている。
【0020】以上のような構成において、通常のカラ−
複写を行う場合には、原稿Pの画像が3回走査され、色
分解フィルタ14c により3色に分解され、各色の静電潜
像が感光体16上に形成される。感光体16上の各色の静電
潜像はそれぞれ、色分解フィルタ14c の各色の補色であ
るイエロ−現像槽20Y 、マゼンタ現像槽20M 、シアン現
像槽20Cyにより各トナ−で可視像化され、各トナ−像が
中間転写体21上に転写される。尚、通常のカラ−複写を
行う場合には、ブラック現像槽20B 、赤外線センサ26は
用いられず、また、白黒複写の場合にブラック現像槽20
B のみが用いられる。
【0021】次に、図1を参照して本実施例のカラ−バ
ランス調整装置の詳細な構成を説明する。このカラ−バ
ランス調整装置は機能的に、図1(A)に示すような高
濃度領域調整装置50H と図1(B)に示すような低濃度
領域調整装置50L とにより構成されている。より具体的
には、図1(A)に示すように高濃度領域調整装置50H
は自動調整装置51の高濃度調整用部分51H 及び赤外線セ
ンサ26から構成されており、図1(B)に示すように低
濃度領域調整装置50L は自動調整装置51の低濃度調整用
部分51L 及び赤外線センサ26から構成されている。ここ
に、高濃度領域調整装置50H と低濃度領域調整装置50L
とは、赤外線センサ26、比較回路52及びメモリ53を共通
のハ−ドウエア(又はソフトウエア)で構成することが
できる。
【0022】図1(A)に示す高濃度領域調整装置50H
では、光源ランプ14a を消灯してブランクランプ19a を
点灯した状態でイエロ−、マゼンタ、シアンの高濃度領
域の各トナ−濃度YH が赤外線センサ26により検出さ
れ、比較回路52により各色の高濃度領域の基準値AH
H 、CH とそれぞれ比較される。そして、各色のトナ
−濃度YH と基準値AH 、BH 、CH が一致するように
グリッド電圧制御回路54が帯電チャ−ジャ19のグリッド
電圧を変化させる電圧値XH を高圧トランス55に指令
し、一致したときのグリッド電圧XH が最適値としてメ
モリ53に格納される。
【0023】図1(B)に示す低濃度領域調整装置50L
では、光源ランプ14a を点灯し、また、高濃度領域調整
装置50H により調整された最適なグリッド電圧が帯電チ
ャ−ジャ19に印加された状態で、イエロ−、マゼンタ、
シアンの低濃度領域の各トナ−濃度YL が赤外線センサ
26により検出され、比較回路52により各色の低濃度領域
の基準値AL 、BL 、CL とそれぞれ比較される。そし
て、各色のトナ−濃度YL と基準値AL 、BL 、CL
一致するように光源電圧制御回路56が光源ランプ14a の
ランプ電圧を変化させる電圧値XL を光源電源57に指令
し、一致したときのランプ電圧XL が最適値としてメモ
リ53に格納される。
【0024】次に、図4及び図5を参照してカラ−バラ
ンス調整装置51の詳細な動作を説明する。先ず、初期状
態では、図6に示すようなイエロ−、マゼンタ、シアン
の理想的な各γ特性がサ−ビスマンにより設定される。
この場合、高濃度領域と低濃度領域にかかわらず同一の
帯電チャ−ジャ19のグリッド電圧XH と、光源ランプ14
a がオフの場合(高濃度領域調整時)のイエロ−、マゼ
ンタ、シアン調整時の赤外線センサ26の各基準値AH
H 、CH と、光源ランプ14a が印加電圧XL (低濃度
領域調整時)のイエロ−、マゼンタ、シアン調整時の赤
外線センサ26の各基準値AL 、BL 、CL がメモリ53に
格納される。そして、手動又は電源のオンにより先ず、
図4に示すような高濃度領域の自動カラ−バランス調整
モ−ドが起動され、次いで、図5に示すような低濃度領
域の自動カラ−バランス調整モ−ドが起動される。
【0025】先ず、図4に示すステップS1において、上
記初期値のグリッド電圧XH を帯電チャ−ジャ19に印加
し、続くステップS2において、ブランクランプ19a をオ
ンにすると共にイエロ−現像槽20Y を起動し、次いで、
ステップS3において、赤外線センサ26により中間転写体
21の反射値YH を検出する。この場合、光源ランプ14a
は点灯しない。
【0026】続くステップS4では、この検出値YH と上
記高濃度領域のイエロ−の基準値AH を比較する。基準
値AH >検出値YH の場合には、トナ−の付着量が初期
状態より減少しているので、ステップS5に分岐してグリ
ッド電圧XH を増加し(+α)、ステップS1に戻る。他
方、基準値AH <検出値YH の場合には、トナ−の付着
量が初期状態より増加しているので、ステップS6に分岐
してグリッド電圧XH を減少し(−α)、ステップS1に
戻る。
【0027】ステップS4において、基準値AH =検出値
H の場合には、トナ−の付着量が初期状態と同一であ
るのでステップS7に進み、このときのグリッド電圧XH
をイエロ−の高濃度領域のグリッド電圧XHyとして補正
し、この補正値XHyをメモリ53に格納する(ステップS
8) 。図示省略されているが、マゼンタとシアンについ
ても同様に、グリッド電圧の高濃度領域の補正値XHm
Hcを求める。この補正値XHy、XHm、XHcは、図6に
おいて高濃度領域の基準値Dに対応している。
【0028】尚、このグリッド電圧の補正値XHy
Hm、XHcを求める場合、代わりに帯電チャ−ジャ19の
グリッド電圧を値XH +α1 、XH +α2 、XH −α1
〜に順次変化させて作像し、基準値AH に最も近いとき
のグリッド電圧XH をイエロ−、マゼンタ、シアンのグ
リッド電圧XHy、XHm、XHcとして補正するようにして
もよい。また、このカラ−バランス調整モ−ドにおける
グリッド電圧の初期値を通常のコピ−時のグリッド電圧
Hy、XHm、XHcと同一にしないで、例えばXH =XH
+kαとして異なる値にしてもよい。
【0029】次いで、図5に示すステップS9では、光源
ランプ14a を初期値XL で点灯し、板金12の下面が灰色
で印刷されている場合には光源ランプ14a が移動しない
で板金12の下面を照明し、原稿押さえ板13の下面が灰色
で印刷されている場合には光源ランプ14a が移動して原
稿押さえ板13の下面を照明するように制御する。従っ
て、光源ランプ14a は灰色原稿を照明することになる。
【0030】続くステップS10 では色分解フィルタ14c
のブル−フィルタを光路中に選択的に配置すると共にイ
エロ−現像槽20Y を選択的に駆動する。従って、灰色原
稿は、印加電圧XL の光源ランプ14a により照明されて
ブル−フィルタを介して感光体16の露光位置Aに導か
れ、灰色原稿に応じた静電潜像が感光体16上に形成され
る。そして、この静電潜像がイエロ−現像槽20Y により
トナ−で可視像化されて中間転写体21上に転写される。
尚、感光体16の表面は、帯電チャ−ジャ19により、前述
した高濃度領域のグリッド電圧XHyで帯電され、また、
転写紙27は用いられない。
【0031】次いで、ステップS11 において、赤外線セ
ンサ26により中間転写体21の低濃度領域の反射値YL
検出し、次いで、上記低濃度領域の基準値AL と比較す
る(ステップS12 )。基準値AL <検出値YL の場合に
は、トナ−の付着量が初期状態より増加しているので、
ステップS13 に分岐してランプ電圧XL を例えば1V
(=α)増加し、ステップS9に戻る。他方、基準値AL
>検出値YL の場合には、トナ−の付着量が初期状態よ
り減少しているので、ステップS14 に分岐してランプ電
圧XL を例えば1V(=α)減少し、ステップS9に戻
る。
【0032】ステップS12 において、基準値AL =検出
値YL の場合には、トナ−の付着量が初期状態と同一で
あるのでステップS15 に進み、このときのランプ電圧X
L をイエロ−の低濃度領域のランプ電圧XLyとして補正
し、この補正値XLyをメモリ53に格納する(ステップS1
6)。図示省略されているが、マゼンタとシアンについて
も同様に、ランプ電圧の低濃度領域の補正値XLm、XLc
を求める。この補正値XLy、XLm、XLcは、図6におい
て低濃度領域の基準値Eに対応し、通常の複写時の基準
値として用いられる。
【0033】尚、上記実施例において、各値が次の通り
の場合に良好な結果が得られた。
【0034】 高濃度領域; 初期のグリッド電圧 XHY:−400 〜−300 V 調整時のグリッド電圧 XH :−200 〜−300 V XHY=XHY+kα k=1.0 〜1.5 基準値AH 、BH 、CH :マクベス濃度の0.6 〜1.0 低濃度領域; 初期のランプ電圧XLY :60〜70V 灰色原稿 :マクベス濃度の0.2 〜0.4 のグレ− 基準値AL 、BL 、CL :マクベス濃度の0.1 〜0.2 従って、上記実施例では、高濃度領域を調整する場合に
は光源ランプ14a を消灯し、帯電チャ−ジャ19のグリッ
ド電圧を変化させて最適なグリッド電圧を求め、低濃度
領域を調整する場合には光源ランプ14a の電圧を点灯し
て最適なランプ電圧を求めるので、図7に示すように、
現像特性が経時的に劣化しても低濃度領域Cにおいて記
録濃度が暗くならないという効果がある。
【0035】また、上記実施例では、帯電チャ−ジャ19
のグリッド電圧、即ち露光量に大きな影響を与える感光
体16の表面電位を先に調整するので、早く調整すること
ができる。尚、光源ランプ14a のランプ電圧を先に調整
すると、光学系14の汚れ等に対する補正を行うことがで
きるが、帯電チャ−ジャ19のグリッド電圧を後に上昇さ
せることになり、従って、必要な光量に補正することが
できないのでカラ−バランスがずれることになる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願第1発
明によれば、第1の調整手段は、各色の高濃度領域のト
ナ−濃度を調整し、第2の調整手段は、各色の低濃度領
域のトナ−濃度を調整するので、高濃度領域と低濃度領
域のトナ−濃度が別個に調整され、全ての濃度領域にお
いてカラ−バランスを自動的に調整することができる。
【0037】本願第2発明によれば、第1の調整手段
は、第2の調整手段より先に調整するので、高濃度領域
のトナ−濃度が低濃度領域より先に調整される。従っ
て、例えば第1の調整手段が帯電チャ−ジャの最適のグ
リッド電圧、即ち感光体の最適な表面電位を高濃度領域
において求め、第2の調整手段がこの最適な表面電位を
用いて光源ランプの最適な印加電圧を低濃度領域におい
て求めることができる。
【0038】以上の結果本発明により、全ての濃度領域
においてカラ−バランスを自動的に調整することができ
る便利なカラ−バランス調整装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラ−バランス調整装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】図1のカラ−バランス調整装置を備えたカラ−
複写機を示す概略構成図である。
【図3】図1及び図2に示す赤外線センサの特性を示す
グラフである。
【図4】図4は、図1のカラ−バランス調整装置の高濃
度領域のイエロ−調整動作を説明するためのフロ−チャ
−トである。
【図5】図1のカラ−バランス調整装置の低濃度領域の
イエロ−調整動作を説明するためのフロ−チャ−トであ
る。
【図6】最適なカラ−バランスを示すグラフである。
【図7】カラ−バランスの経時変化と従来のカラ−バラ
ンス調整装置の動作を示すグラフである。
【符号の説明】
16 感光体 20Y ,20M ,20Cy 現像槽 26 赤外線センサ 50H 高濃度領域調整装置 50L 低濃度領域調整装置 51 自動調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 博司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 宮本 剛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源により画像を照明し該照明された画
    像を感光体に露光してカラ−画像を構成するための第
    1、第2及び第3の色に応じた静電潜像を形成し該形成
    された各静電潜像をトナ−像として可視像化するカラ−
    画像形成装置に用いられるカラ−バランス調整装置であ
    って、前記第1、第2及び第3の色の各色について高濃
    度領域のトナ−像を形成すると共に該高濃度領域のトナ
    −濃度を読み取って各色の高濃度領域のトナ−濃度を調
    整する第1の調整手段と、前記第1、第2及び第3の色
    の各色について低濃度領域のトナ−像を形成すると共に
    該低濃度領域のトナ−濃度を読み取って各色の低濃度領
    域のトナ−濃度を調整する第2の調整手段とを備えたこ
    とを特徴とするカラ−バランス調整装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の調整手段は、前記第2の調整
    手段より先に調整することを特徴とする請求項1記載の
    カラ−バランス調整装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63106763A (ja) * 1986-10-24 1988-05-11 Ricoh Co Ltd カラ−画像記録装置における画像濃度補正装置
JPH02257166A (ja) * 1989-03-30 1990-10-17 Toshiba Corp 画像形成装置

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