JPS624716Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS624716Y2 JPS624716Y2 JP9380481U JP9380481U JPS624716Y2 JP S624716 Y2 JPS624716 Y2 JP S624716Y2 JP 9380481 U JP9380481 U JP 9380481U JP 9380481 U JP9380481 U JP 9380481U JP S624716 Y2 JPS624716 Y2 JP S624716Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- weight
- dynamic
- blades
- same
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
- Testing Of Balance (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、羽根車に係り、特に動的不釣合の修
正作業を容易にした羽根車に関する。
正作業を容易にした羽根車に関する。
(従来の技術)
従来の羽根車1は第1図に示すように、翼2の
中間部にリング3,3を挿入して、つぎに翼2の
両端部に円板4,4の長穴4b,4bを嵌入し各
組付け個所に接着剤を塗布して固定し円筒形状に
形成している。
中間部にリング3,3を挿入して、つぎに翼2の
両端部に円板4,4の長穴4b,4bを嵌入し各
組付け個所に接着剤を塗布して固定し円筒形状に
形成している。
ところで、上記羽根1の各部品については合成
樹脂成形品にて製造されるが、最近においては成
形金型精度の向上および材料のバラツキによる収
縮の減少により成形部品の精度が大巾に向上して
いるため、上記羽根車1の各部品を組付けけた場
合、その動的不釣合の程度はきわめて小さく、ほ
とんど修正を必要としないレベリまでなつてい
る。しかしながら、このような羽根車を高速回転
を必要とする製品に採用した場合、量産時のバラ
ツキ等によりわずかながら不釣合を生じるケース
がある。このような場合、さらに精度の高い金型
および良質の材料を使用して部品を成形すれば不
釣合を無くすことができるが、このようなわずか
な不釣合をなくすための金型および材料のレベル
向上は、大幅な製品コストの上昇につながり問題
がある。そこで従来は、できるだけ不釣合の生じ
ないしかも比較的金型および材料のコスト上昇を
きたさない量産性の良い部品を使用している。
樹脂成形品にて製造されるが、最近においては成
形金型精度の向上および材料のバラツキによる収
縮の減少により成形部品の精度が大巾に向上して
いるため、上記羽根車1の各部品を組付けけた場
合、その動的不釣合の程度はきわめて小さく、ほ
とんど修正を必要としないレベリまでなつてい
る。しかしながら、このような羽根車を高速回転
を必要とする製品に採用した場合、量産時のバラ
ツキ等によりわずかながら不釣合を生じるケース
がある。このような場合、さらに精度の高い金型
および良質の材料を使用して部品を成形すれば不
釣合を無くすことができるが、このようなわずか
な不釣合をなくすための金型および材料のレベル
向上は、大幅な製品コストの上昇につながり問題
がある。そこで従来は、できるだけ不釣合の生じ
ないしかも比較的金型および材料のコスト上昇を
きたさない量産性の良い部品を使用している。
従つて、上記部品を使用した羽根車においては
場合によつてわずかながら動的不釣合を生じるケ
ースが発生することになる。
場合によつてわずかながら動的不釣合を生じるケ
ースが発生することになる。
従来におけるこの羽根車1の動的不釣合の修正
は、円板4,4のボス4a,4aに軸(図示せ
ず)を嵌入してボス4a,4aと軸を固定して、
動的釣合試験機のチヤツク(図示せず)に前記軸
をくわえさせたのち羽根車1を回転させ不釣合個
所を探しその個所の円板4に錘5を取付けて行つ
ている。また第2図に示したように翼2に錘11
を挾着するものである。
は、円板4,4のボス4a,4aに軸(図示せ
ず)を嵌入してボス4a,4aと軸を固定して、
動的釣合試験機のチヤツク(図示せず)に前記軸
をくわえさせたのち羽根車1を回転させ不釣合個
所を探しその個所の円板4に錘5を取付けて行つ
ている。また第2図に示したように翼2に錘11
を挾着するものである。
いずれの場合も羽根車1に錘5または錘11を
接着、または挾着しているために、羽根車が回転
中、錘5または錘11が外れることがあり回転が
不釣合となつて軸受けを損傷させるなど製品の信
頼性に問題があつた。このようにこの作業は錘5
または錘11等の部品を用意し羽根車1に錘5ま
たは錘11を組付ける工数も多く、安価に作るこ
とができなかつた。
接着、または挾着しているために、羽根車が回転
中、錘5または錘11が外れることがあり回転が
不釣合となつて軸受けを損傷させるなど製品の信
頼性に問題があつた。このようにこの作業は錘5
または錘11等の部品を用意し羽根車1に錘5ま
たは錘11を組付ける工数も多く、安価に作るこ
とができなかつた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は上記事情にもとづきなされたもので羽
根車の動的不釣合を修正する場合錘を使用しない
でしかも信頼性の向上を図る羽根車を提供するこ
とを目的とする。
根車の動的不釣合を修正する場合錘を使用しない
でしかも信頼性の向上を図る羽根車を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
羽根車の円板には回転軸を中心とした同一円周
上に同形の複数の環状溝で囲まれた抜き落し可能
な部材を形成させ、量産時のバラツキにより生じ
るわずかな不釣合に対しこの抜き落し可能な部材
を釣合が取れるように取り除く構成とした。
上に同形の複数の環状溝で囲まれた抜き落し可能
な部材を形成させ、量産時のバラツキにより生じ
るわずかな不釣合に対しこの抜き落し可能な部材
を釣合が取れるように取り除く構成とした。
(作 用)
円板に翼を嵌合して組み立てた羽根車を釣合試
験機により検査し、釣合を取る必要のある場合の
み、その必要個所の抜き落し可能な部材を押圧し
て取り除くようにした。
験機により検査し、釣合を取る必要のある場合の
み、その必要個所の抜き落し可能な部材を押圧し
て取り除くようにした。
(実施例)
以下本考案の一実施例を図面にもとづき説明す
る。本考案の羽根車の斜視図を第3図に示し、そ
の要部拡大図を第4図に示す。従来例と同一部品
について同一符号を記す。
る。本考案の羽根車の斜視図を第3図に示し、そ
の要部拡大図を第4図に示す。従来例と同一部品
について同一符号を記す。
本考案による羽根車21の構造は、第3図に示
すように翼2の中間部にリング3,3を嵌入して
翼2の両端部に円板4,4の長穴4b,4bを嵌
入し各々組付個所に接着剤を塗布して固定し円筒
形状を形成している。
すように翼2の中間部にリング3,3を嵌入して
翼2の両端部に円板4,4の長穴4b,4bを嵌
入し各々組付個所に接着剤を塗布して固定し円筒
形状を形成している。
円板4には、軸(図示せず)を嵌入するボス4
aと、翼2を嵌入する長穴4bとを設ける。
aと、翼2を嵌入する長穴4bとを設ける。
さらに、この円板4には、回転軸を中心とした
同一円周31上に同形の複数の環状溝41を設け
る。この実施例では環状溝41は貫通部4eおよ
び有底部4fから構成される。
同一円周31上に同形の複数の環状溝41を設け
る。この実施例では環状溝41は貫通部4eおよ
び有底部4fから構成される。
羽根車21の動的不釣合の修正は円板4,4の
ボス4a,4aに軸を嵌入してボス4a,4aと
軸を固定して動的釣合試験機のチエツク(図示せ
ず)に前記軸をくわえさせた羽根車21を回転さ
せ不釣合個所を探す。そしてその個所の溝41に
固まれた部材4dを小ハンマを用いて衝打するこ
とにより有底部4fを切断して部材4dを除去す
る。羽根車21の内部に進入した部材4dは各翼
2間の間隙から容易に外部へ取りだすことができ
る。すなわち、羽根車21の動的不釣合を修正す
るには不釣合個所の円板4の重量を減少すること
により可能となる。
ボス4a,4aに軸を嵌入してボス4a,4aと
軸を固定して動的釣合試験機のチエツク(図示せ
ず)に前記軸をくわえさせた羽根車21を回転さ
せ不釣合個所を探す。そしてその個所の溝41に
固まれた部材4dを小ハンマを用いて衝打するこ
とにより有底部4fを切断して部材4dを除去す
る。羽根車21の内部に進入した部材4dは各翼
2間の間隙から容易に外部へ取りだすことができ
る。すなわち、羽根車21の動的不釣合を修正す
るには不釣合個所の円板4の重量を減少すること
により可能となる。
なお、羽根車21の動的不釣合修正時に除去す
る部材4dの形状は円形、槓円形、正方形、長方
形、多角形等いづれの形状にしても同様の効果が
得られることはいうまでもない。また環状溝41
の貫通部4eを肉薄の有底部としてもよい。
る部材4dの形状は円形、槓円形、正方形、長方
形、多角形等いづれの形状にしても同様の効果が
得られることはいうまでもない。また環状溝41
の貫通部4eを肉薄の有底部としてもよい。
さらにまた、上記実施例のものにおいては、同
一部分に形成する除去部材4dは、1つでその全
てを取り外す構成としたが、さらにこの同一部分
の除去部材を遠心方向にそれぞれ複数設けて1方
向に形成する部材の一部または全部を取り外すこ
とで段階的な重量変化を行なうようにしてもよい
が、通常の場合、実施例に示した構成のもので十
分効果は得ることができぞ。
一部分に形成する除去部材4dは、1つでその全
てを取り外す構成としたが、さらにこの同一部分
の除去部材を遠心方向にそれぞれ複数設けて1方
向に形成する部材の一部または全部を取り外すこ
とで段階的な重量変化を行なうようにしてもよい
が、通常の場合、実施例に示した構成のもので十
分効果は得ることができぞ。
以上述べたように本考案によれば量産時のバラ
ツキにより生じた羽根車のわずかな動的不釣合を
修正するには、動的釣合試験を用いて不釣合個所
を探し、その個所における羽根車の両端部の円板
に設けた部材を小ハンマで衝打して除去すること
により容易に行なえる。それゆえに羽根車が回転
中動的釣合用の錘が外がれる恐れもなく、したが
つて軸受が損傷せず、製品の信頼性が大巾に向上
する。また前記錘等が不用となり、したがつてこ
れを取付ける組立工数も削減でき作業効率が向上
して安価な羽根車を得ることができる。
ツキにより生じた羽根車のわずかな動的不釣合を
修正するには、動的釣合試験を用いて不釣合個所
を探し、その個所における羽根車の両端部の円板
に設けた部材を小ハンマで衝打して除去すること
により容易に行なえる。それゆえに羽根車が回転
中動的釣合用の錘が外がれる恐れもなく、したが
つて軸受が損傷せず、製品の信頼性が大巾に向上
する。また前記錘等が不用となり、したがつてこ
れを取付ける組立工数も削減でき作業効率が向上
して安価な羽根車を得ることができる。
第1図は、従来の羽根車の斜視図、第2図は、
従来の翼2に錘11を取付けた拡大斜視図、第3
図は、本考案の羽根車の斜視図、第4図は、要部
を拡大した側面図、第5図は、第4図の−線
に沿つて切断し矢印方向に見た断面図である。 2……翼、4……円板、41……環状溝、4d
……部材、4e……貫通部、4f……有底部、3
1……同一円周。
従来の翼2に錘11を取付けた拡大斜視図、第3
図は、本考案の羽根車の斜視図、第4図は、要部
を拡大した側面図、第5図は、第4図の−線
に沿つて切断し矢印方向に見た断面図である。 2……翼、4……円板、41……環状溝、4d
……部材、4e……貫通部、4f……有底部、3
1……同一円周。
Claims (1)
- 一列に環状に配置した同形の翼を有し、かつそ
の両端部に翼を保持する円板を備えた円筒形状の
羽根車において、前記円板には回転軸を中心とし
た同一円周上に同形の複数の環状溝で囲まれた抜
き落し可能な部材を形成させたことを特徴とする
羽根車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9380481U JPS581799U (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9380481U JPS581799U (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 羽根車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS581799U JPS581799U (ja) | 1983-01-07 |
JPS624716Y2 true JPS624716Y2 (ja) | 1987-02-03 |
Family
ID=29888772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9380481U Granted JPS581799U (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 羽根車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581799U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166983A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-20 | 未来工業株式会社 | 配管・配線の用途又は行先表示方法 |
JPH0210570U (ja) * | 1989-07-06 | 1990-01-23 | ||
JPH09317686A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-09 | Daikin Ind Ltd | 送風機用ファンおよび送風機用ファンの回転バランス調整方法 |
JP5132447B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2013-01-30 | ダイキン工業株式会社 | クロスフローファン |
-
1981
- 1981-06-26 JP JP9380481U patent/JPS581799U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS581799U (ja) | 1983-01-07 |
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