JPH05141392A - 送風機羽根車およびそのバランス修正方法 - Google Patents
送風機羽根車およびそのバランス修正方法Info
- Publication number
- JPH05141392A JPH05141392A JP30588991A JP30588991A JPH05141392A JP H05141392 A JPH05141392 A JP H05141392A JP 30588991 A JP30588991 A JP 30588991A JP 30588991 A JP30588991 A JP 30588991A JP H05141392 A JPH05141392 A JP H05141392A
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- JP
- Japan
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- screw
- holes
- impeller
- balance
- resin
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- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂製の送風機羽根車のアンバランスを容易
に修正することを目的とする。 【構成】 回転軸4に対し、放射状に複数の穴5を形成
し、その穴5に、バランス測定装置で測定されたアンバ
ランス量に見合った重さのネジを必要に応じて取り付け
るものである。
に修正することを目的とする。 【構成】 回転軸4に対し、放射状に複数の穴5を形成
し、その穴5に、バランス測定装置で測定されたアンバ
ランス量に見合った重さのネジを必要に応じて取り付け
るものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機などに用い
られる送風機羽根車およびそのバランス修正方法に関す
るものである。
られる送風機羽根車およびそのバランス修正方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機などに用いられる送風機羽根
車において、回転軸を中心とした羽根全体のバランスを
良好にすることは、回転に伴って発生する振動を極力抑
えるという点で極めて重要であることが充分知られてい
る。
車において、回転軸を中心とした羽根全体のバランスを
良好にすることは、回転に伴って発生する振動を極力抑
えるという点で極めて重要であることが充分知られてい
る。
【0003】羽根車のバランスを良好にする方法として
は、バランス修正用の重りとして重さ違いのワッシャー
をネジにて取り付けるものが、実開昭54−16780
6号公報に開示されている。
は、バランス修正用の重りとして重さ違いのワッシャー
をネジにて取り付けるものが、実開昭54−16780
6号公報に開示されている。
【0004】また、板金よりなるファンプレートに径の
異なる穴を設け、バランス修正用の重りとして径の異な
るネジを取り付けるものが、実開昭54−119005
号公報に開示されている。
異なる穴を設け、バランス修正用の重りとして径の異な
るネジを取り付けるものが、実開昭54−119005
号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものはバランス修正用の部品としてのワッシャーが必要
であり、しかもバランス修正の作業において、ワッシャ
ーとネジを取り扱うことから、多くの作業工数を必要と
する。
ものはバランス修正用の部品としてのワッシャーが必要
であり、しかもバランス修正の作業において、ワッシャ
ーとネジを取り扱うことから、多くの作業工数を必要と
する。
【0006】また、後者のものは重りとしてのネジを取
り付けるための板金のファンプレート部品が必要である
ため、空気調和機などで多く用いられる樹脂製のファン
の場合、そのファンとファンプレート部品との接合作業
が必要となり、製造の量産効果を上げる上で大きな問題
がある。
り付けるための板金のファンプレート部品が必要である
ため、空気調和機などで多く用いられる樹脂製のファン
の場合、そのファンとファンプレート部品との接合作業
が必要となり、製造の量産効果を上げる上で大きな問題
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は回転軸に対し、放射状に複数の同形状穴を
形成し、アンバランス量に見合った重さのネジを前記穴
に取り付けた樹脂製の送風機羽根車を提供するものであ
る。
に、本発明は回転軸に対し、放射状に複数の同形状穴を
形成し、アンバランス量に見合った重さのネジを前記穴
に取り付けた樹脂製の送風機羽根車を提供するものであ
る。
【0008】また、本発明は、そのネジを略3角形状の
Pタイトネジを用いるものである。また、本発明は、放
射状に形成する複数の同形状穴を回転軸に対して略等距
離に配置するものである。
Pタイトネジを用いるものである。また、本発明は、放
射状に形成する複数の同形状穴を回転軸に対して略等距
離に配置するものである。
【0009】また、本発明は回転軸に対し、放射状に複
数の同形状穴を形成した送風機羽根車において、必要に
応じて前記穴に重さの異なるネジを取り付ける送風機羽
根車のバランス修正方法を提供するものである。
数の同形状穴を形成した送風機羽根車において、必要に
応じて前記穴に重さの異なるネジを取り付ける送風機羽
根車のバランス修正方法を提供するものである。
【0010】また、本発明は、重さの異なるネジとして
同径の長さの異なるネジを用いるものである。
同径の長さの異なるネジを用いるものである。
【0011】
【作用】上記のように、本発明は樹脂製の送風機羽根車
にアンバランス量に見合った重さのネジを取り付けるこ
とによりバランス修正を行うものであり、バランス修正
のために製造必要な部品が少なく、またバランス修正に
必要な部品が少ないことから修正作業工数も少ないこと
により、量産性に優れた送風機羽根車およびそのバラン
ス修正方法を提供することができる。
にアンバランス量に見合った重さのネジを取り付けるこ
とによりバランス修正を行うものであり、バランス修正
のために製造必要な部品が少なく、またバランス修正に
必要な部品が少ないことから修正作業工数も少ないこと
により、量産性に優れた送風機羽根車およびそのバラン
ス修正方法を提供することができる。
【0012】また、断面略三角形状のPタイトネジを用
いることにより、ワッシャーを用いなくとも穴の経時変
形がネジの緩みを防ぎ、樹脂製の送風機羽根車が回転し
てもネジが外れない。
いることにより、ワッシャーを用いなくとも穴の経時変
形がネジの緩みを防ぎ、樹脂製の送風機羽根車が回転し
てもネジが外れない。
【0013】また、穴を回転軸に対して、略等距離に配
設することにより、ネジ取り付けの自動化が極めて容易
に行うことができる。
設することにより、ネジ取り付けの自動化が極めて容易
に行うことができる。
【0014】また、重さの異なるネジとして同径の長さ
の異なるネジを用いることにより、複数の穴も同形状の
ものを形成するだけで良く、送風機羽根車の限られた範
囲に必要数の穴を形成することができる。
の異なるネジを用いることにより、複数の穴も同形状の
ものを形成するだけで良く、送風機羽根車の限られた範
囲に必要数の穴を形成することができる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例における送風機羽根車
について図面とともに説明する。
について図面とともに説明する。
【0016】図1、図2に示すように羽根車1には略円
錐台形状のハブ2の周囲に複数の羽根3が設けられて形
成されている。ハブ2内には回転軸4に対し放射状に複
数の同形状の穴5が形成されている。
錐台形状のハブ2の周囲に複数の羽根3が設けられて形
成されている。ハブ2内には回転軸4に対し放射状に複
数の同形状の穴5が形成されている。
【0017】バランスの修正は既存のバランス測定装置
にてアンバランス量と方向を求め、その修正方向の穴5
にアンバランス量に見合った重さのネジ6を取り付け
る。ただし、バランス測定装置にてバランス修正の必要
性が無いとされた羽根車についてはネジ6を取り付ける
必要は無い。
にてアンバランス量と方向を求め、その修正方向の穴5
にアンバランス量に見合った重さのネジ6を取り付け
る。ただし、バランス測定装置にてバランス修正の必要
性が無いとされた羽根車についてはネジ6を取り付ける
必要は無い。
【0018】ネジ6は断面略三角形状のPタイトネジを
使用することにより、ネジ6の締め付け後の穴5を形成
する樹脂の経時的組成変形が起こり、ワッシャーを用い
無くともネジ6は緩まない。また、穴5を形成している
ボス7の入口部の下穴径7aは奥部の下穴径7bよりも
大きく、ネジ6の不完全ネジ部のねじ込みによる、割れ
・白化等を防ぐ。
使用することにより、ネジ6の締め付け後の穴5を形成
する樹脂の経時的組成変形が起こり、ワッシャーを用い
無くともネジ6は緩まない。また、穴5を形成している
ボス7の入口部の下穴径7aは奥部の下穴径7bよりも
大きく、ネジ6の不完全ネジ部のねじ込みによる、割れ
・白化等を防ぐ。
【0019】また、ネジ6はアンバランス量に見合った
異なる重さとなるよう、ネジ部同径で首下長さの異なる
ネジや、ネジ部同径で頭部形状の異なるネジを用いる。
異なる重さとなるよう、ネジ部同径で首下長さの異なる
ネジや、ネジ部同径で頭部形状の異なるネジを用いる。
【0020】なお、本実施例のように穴5を回転軸4に
対して略等距離に配設することにより、ネジの取り付け
作業が極めて容易となるが、穴5は回転軸4に対し放射
状に形成されているのならば、回転軸4に対し略等距離
である必要はない。
対して略等距離に配設することにより、ネジの取り付け
作業が極めて容易となるが、穴5は回転軸4に対し放射
状に形成されているのならば、回転軸4に対し略等距離
である必要はない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の送風機羽根車お
よびそのバランス修正方法であれば、バランス修正に必
要な部品が少なく、修正作業工数が少ないことにより、
量産性に優れている。
よびそのバランス修正方法であれば、バランス修正に必
要な部品が少なく、修正作業工数が少ないことにより、
量産性に優れている。
【0022】また、バランス修正用のネジとしてPタイ
トネジを用いることにより、ワッシャーを用いることな
くネジの緩みを防止することができる。
トネジを用いることにより、ワッシャーを用いることな
くネジの緩みを防止することができる。
【0023】また、回転軸に対して放射状に形成する穴
を、回転軸に対して略等距離に配設することにより、ネ
ジの取り付けの自動化が極めて容易に行える。
を、回転軸に対して略等距離に配設することにより、ネ
ジの取り付けの自動化が極めて容易に行える。
【0024】また、ネジを同径の長さの異なるネジとす
ることにより、限られた範囲に必要数の穴を形成するこ
とができる。
ることにより、限られた範囲に必要数の穴を形成するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例における送風機羽根車の斜視
図
図
【図2】(a)は同要部断面図 (b)は同ネジ構成図
1 羽根車 2 ハブ 3 羽根 4 回転軸 5 穴 6 ネジ
Claims (5)
- 【請求項1】 回転軸に対し、放射状に複数の同形状穴
を形成し、アンバランス量に見合った重さのネジを前記
穴に取り付けた樹脂製の送風機羽根車。 - 【請求項2】 ネジを断面略三角形状のPタイトネジと
した請求項1記載の樹脂製の送風機羽根車。 - 【請求項3】 同形状穴は回転軸に対して略等距離に配
置した請求項1記載の樹脂製の送風機羽根車。 - 【請求項4】 回転軸に対し、放射状に複数の同形状穴
を形成した送風機羽根車において、必要に応じて前記穴
に重さの異なるネジを取り付ける送風機羽根車のバラン
ス修正方法。 - 【請求項5】 重さのの異なるネジとして同径で長さの
異なるネジを用いる送風機羽根車のバランス修正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30588991A JPH05141392A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 送風機羽根車およびそのバランス修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30588991A JPH05141392A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 送風機羽根車およびそのバランス修正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05141392A true JPH05141392A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17950533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30588991A Pending JPH05141392A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 送風機羽根車およびそのバランス修正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05141392A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002097279A1 (en) * | 2001-05-31 | 2002-12-05 | Fläkt Woods AB | Method for balancing a fan blade wheel |
WO2002103207A1 (en) * | 2001-06-18 | 2002-12-27 | Fläkt Woods AB | Rotating appliance with balance holes |
WO2002103208A1 (en) * | 2001-06-18 | 2002-12-27 | Fläkt Woods AB | Appliance with an accessory |
JP2007170413A (ja) * | 2007-03-28 | 2007-07-05 | Seiko Epson Corp | 軸流ファン及び軸流ファンを用いた電子機器 |
JP2012526942A (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-01 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 回転体のための調節装置ならびに回転体 |
KR20150021641A (ko) * | 2013-08-21 | 2015-03-03 | 한라비스테온공조 주식회사 | 연료전지 차량용 공기 블로워 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP30588991A patent/JPH05141392A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002097279A1 (en) * | 2001-05-31 | 2002-12-05 | Fläkt Woods AB | Method for balancing a fan blade wheel |
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WO2002103208A1 (en) * | 2001-06-18 | 2002-12-27 | Fläkt Woods AB | Appliance with an accessory |
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US9182008B2 (en) | 2009-05-13 | 2015-11-10 | Robert Bosch Gmbh | Adjustment device for a rotating body and rotating body |
KR20150021641A (ko) * | 2013-08-21 | 2015-03-03 | 한라비스테온공조 주식회사 | 연료전지 차량용 공기 블로워 |
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