JPH0629519Y2 - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

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Publication number
JPH0629519Y2
JPH0629519Y2 JP9552887U JP9552887U JPH0629519Y2 JP H0629519 Y2 JPH0629519 Y2 JP H0629519Y2 JP 9552887 U JP9552887 U JP 9552887U JP 9552887 U JP9552887 U JP 9552887U JP H0629519 Y2 JPH0629519 Y2 JP H0629519Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bell mouth
suction bell
impeller
shroud
casing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9552887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS643100U (ja
Inventor
創三 鈴木
琢己 木田
Original Assignee
松下冷機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
Priority to JP9552887U priority Critical patent/JPH0629519Y2/ja
Publication of JPS643100U publication Critical patent/JPS643100U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、空気調和機などにおいて空気輸送に用いる遠
心送風機の吸込ベルマウスの取付精度向上に関するもの
である。
従来の技術 遠心送風機は、空気調和機などにおいて、空気輸送手段
として巾広く使われており、その送風騒音には社会的な
関心が大であり、送風騒音低減のため種々の検討がなさ
れている。しかしながら、低騒音化設計を施こされた遠
心送風機でも製作・組立段階での誤差によって異常音が
発生することが少ない。特に、吸込ベルマウスと羽根車
の中心位置のズレによる異常音の発生は周知となってお
り、吸込ベルマウスの取付位置精度に注意が払われてい
る。
以下、従来の遠心送風機について第4図を用いて説明す
る。1は羽根車であり、主板2・シュラウド3および複
数の羽根板4より構成されている。5は羽根車1に直結
した電動機であり、羽根車1・電動機5を内包するケー
シング6に弾性的に固定されている。7は吸込ベルマウ
スであり、ケーシング6に設けた吸込口6aに先端を挿
入され、電動機5の取付脚5aに対して同心状位置に設
けた取付ネジ穴8と吸込ベルマウスの中心に対して前記
ネジ穴8と同径の同心円上に設けた穴7aとをネジ9で
固定されている。
かかる構成によれば、電動機5に直結された羽根車1と
吸込ベルマウス7はそれぞれの中心位置をほぼ一致させ
ることができる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、それぞれの部品には製作誤差が伴うた
め、吸込ベルマウス7の取付穴7aはネジ9の径以上の
径にして、取付位置に遊びをもたせる必要がある。従っ
て、吸込ベルマウス7を遠心羽根車1に対して同心状に
取付けるためには、シュラウド3と吸込ベルマウスとの
間に位置決め用の治具をはさむ必要があり、生産効率が
悪く、又、出荷後に電動機等のメンテナンスのため一度
吸込ベルマウスを取りはずした場合、再度取付ける場合
には治具がないため取付精度が悪くなるという欠点を有
していた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題点を解決するため、主板とシュラ
ウドと複数の羽根板から成る羽根車と、前記羽根車を内
包するケーシングと、前記ケーシングに取付けた吸込口
ベルマウスと、前記吸込ベルマウスの裏面にその自由端
が前記シュラウドの入口部外径と同等となるように固定
し、さらにその自由端の位置を調節可能とした複数個の
ステーとを備えるものである。
作用 したがって、吸込ベルマウスに固定されたステーは初期
の状態ではその自由端はシュラウドの外径に一致し、吸
込ベルマウスは羽根車に対して正確に中心が一致し、吸
込ベルマウスを固定した後にステーの先端位置がシュラ
ウドから離れるように調整すれば吸込ベルマウスは羽根
車に対して正確に位置決めされる。
実施例 以下、第1図〜第3図を用いて本考案の一実施例を説明
するが、従来例と同一部分については同一の番号を付
し、その説明を省略する。
10は吸込ベルマウスであり、ケーシング6に設けた吸
込口6aにその先端を挿入している。11は吸込ベルマ
ウスの裏面に固定したステーであり、吸込ベルマウスの
中心に対して放射状に配置している。又、ステー11の
自由端11aはその内径がシェラウド3の外径と一致さ
せてある。12は取付ネジであり、吸込ベルマウス10
に設けた穴10aとステー11に設けた穴11bを介し
てケーシング6に設けたネジ穴8に組込まれている。ネ
ジ12は上部12aの径が下部12bより太く、かつス
テー11に設けた穴11bより太くしている。
かかる構成によれば、吸込ベルマウス10をケーシング
6に取り付ける際に、ステー11の先端11aがシュラ
ウド3に接するため羽根車1と吸込ベルマウス10の中
心が正確に一致する。次に、取付ネジ12をケーシング
6に設けたネジ穴8に締め込んでゆくと、第3図に示す
ようにステー11はネジ12のボス部12aに押されて
たわみその先端11aがシュラウド3から離れる。ネジ
12をさらに締め込むと、吸込ベルマウス10とケーシ
ング6を完全に固定することになり、ステー11は羽根
車1の回転をさまたげることはない。
以上の様に、吸込ベルマウス10をケーシング6に固定
する際には、まずステー11の先端11aがシュラウド
3の外周に当るため、吸込ベルマウス10の中心と羽根
車1の中心が正確に一致し、次にネジ12を締め込んで
吸込ベルマウスをケーシング6に完全に固定するとステ
ー11の先端11aはたわんでシュラウド3から離れ、
回転をさまたげなくなる。すなわち、吸込ベルマウスと
羽根車との間に治具をはさむことなく、吸込ベルマウス
の中心を羽根車の中心に合わせて固定することができ
る。しかも、ステー11は吸込ベルマウスに固定されて
いるから、遠心送風機のメンテナンス等で吸込ベルマウ
スを取り外し、再度組立てる場合でも吸込ベルマウスの
位置がズレることはない。
考案の効果 以上説明した様に、本考案の遠心送風機は、主板とシュ
ラウドと複数の羽根板から成る羽根車と、前記羽根車を
内包するケーシングと、前記ケーシングに取付けた吸込
口ベルマウスと、前記吸込ベルマウスの裏面にその自由
端が前記シュラウドの入口部外径と同等となるように固
定しさらにその自由端の位置を調節可能とした複数個の
ステーとを備えた構成であるから、吸込ベルマウスの中
心を治具を用いることなく羽根車の中心に合わせて取り
付けることができ、しかも、製造後のメンテナンス等の
ため、吸込ベルマウスを取り外した後でも再び正確に吸
込ベルマウスの中心を羽根車の中心に合わせて取り付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の遠心送風機の一実施例を示す要部断面
図、第2図は第1図の第1の状態を示す断面図、第3図
は第1図の第2の状態を示す断面図、第4図は従来の遠
心送風機の要部断面図である。 1……遠心送風機、2……主板、3……シュラウド、4
……羽根板、6……ケーシング、10……吸込ベルマウ
ス、11……ステー、12……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主板とシュラウドと複数の羽根板から成る
    羽根車と、前記羽根車を内包するケーシングと、前記ケ
    ーシングに取付けた吸込ベルマウスと、前記吸込ベルマ
    ウスの裏面にその自由端が前記シュラウドの入口部外径
    と同等となるように固定しさらにその自由端の位置を調
    節可能とした複数個のステーとから成る遠心送風機。
JP9552887U 1987-06-22 1987-06-22 遠心送風機 Expired - Lifetime JPH0629519Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9552887U JPH0629519Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 遠心送風機

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JP9552887U JPH0629519Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 遠心送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS643100U JPS643100U (ja) 1989-01-10
JPH0629519Y2 true JPH0629519Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=31320196

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9552887U Expired - Lifetime JPH0629519Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22 遠心送風機

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JP (1) JPH0629519Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010105614A (ko) * 2000-05-16 2001-11-29 구자홍 원심 송풍기

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Publication number Publication date
JPS643100U (ja) 1989-01-10

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