JP2005188325A - モータファンのアンバランス修正構造 - Google Patents

モータファンのアンバランス修正構造 Download PDF

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徹志 今宮
Satoru Yokoo
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Abstract

【課題】 モータを装着した状態でバランスウェートを容易に取り付けることができると共に、該バランスウェートのモータファンへの自動組付けを実現できるモータファンのアンバランス修正構造の提供。
【解決手段】 ファン1の後面側にモータMが装着されたモータファンのアンバランス修正構造であって、前記ファン1が、少なくとも前記モータMに連結され、後方側に開口した有底円筒状のボス部2と、該ボス部2から外方に向かって延びる複数のブレード3とを備え、前記ボス部の前面5に、バランスウェート8を固定するためのリブ6を該ボス部の前面5の中心から外周部に向かって放射状に複数配置した。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車のラジエータ等の熱交換器の冷却に用いられるモータファンのアンバランス修正構造に関する。
従来、自動車のラジエータ等の熱交換器の後面側には、ファンとモータを組付けたモータファンがモータファンシュラウドを介して装着されており、該モータファンにより熱交換器を冷却する構造となっている(特許文献1参照)。
このようなモータファンは製造時において、例えば、図9に示すように、ブレードの外周縁部にコ字状のバランスウェートを手作業で嵌着させることによりアンバランス修正を行っている。
或いは、図10に示すように、ボス部の後方側外周縁部にコ字状のバランスウェートを手作業で嵌着させてアンバランス修正を行っている。
特開平8−182252号公報
しかしながら、前者のブレードにバランスウェートを取り付ける場合、ブレードは複雑な曲部を有して形成され、その板厚も一定ではないため、機械による自動組付けが困難であるという問題点があった。
また、バランスウェートの取付け位置は、ブレードの外周縁部に限定されるため、周方向位置の修正が困難で複数箇所にバランスウェートを取り付ける必要が生じる場合があった。
さらに、前記ブレードに取り付けられたバランスウェートはモータファンの乱流や騒音の原因となる虞がある。
一方、後者のボス部にバランスウェートを取り付ける場合、バランスウェートの取付け位置は、ボス部の後方側外周縁部に限定されるため、径方向位置の修正が困難で複数箇所にバランスウェートを取り付ける必要が生じる場合があった。
また、ボス部の後面側にはモータやモータファンシュラウド等が近接して装着されるため、ここにバランスウェートを取り付ける作業は手作業または機械による自動組付けでも実際上困難である。
従って、前記ボス部の後方側外周縁部にバランスウェートを取り付ける作業はファン単体の製造時であれば可能であるが、実際のモータファンのアンバランス修正はファンにモータを組付けて、該モータで実際にファンを回転させた状態で行わなければ製品毎に十分な品質が保証されているとはいえない。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、モータを装着した状態でバランスウェートを容易に取り付けることができると共に、該バランスウェートのモータファンへの自動組付けを実現できるモータファンのアンバランス修正構造を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明では、ファンの後面側にモータが装着されたモータファンのアンバランス修正構造であって、前記ファンが、少なくとも前記モータに連結され、後方側に開口した有底円筒状のボス部と、該ボス部から外方に向かって延びる複数のブレードとを備え、前記ボス部の前面に、バランスウェートを固定するためのリブを該ボス部の前面の中心から外周部に向かって放射状に複数配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載のモータファンのアンバランス修正構造において、前記リブを前後方向に起立した状態で形成し、前記バランスウェートを前記リブに嵌着可能なコ字状に形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、ボス部の前面に、バランスウェートを固定するためのリブを該ボス部の前面の中心から外周部に向かって放射状に複数配置したため、バランスウェートを取り付ける周方向及び径方向位置を細かく選択してバランスを調整でき、モータファンのアンバランスの修正精度を向上できる。
また、前記リブはボス部の前面に形成されるため、ファンにモータまたはモータファンシュラウドが組み付けられた状態でのアンバランス修正が容易に可能となる。
請求項2記載の発明にあっては、前記リブを前後方向に起立して形成し、バランスウェートを前記リブに嵌着可能なコ字状に形成したため、ボス部の前面側からバランスウェートをリブに容易に固定でき、機械による自動組付けが可能になる。
以下、本発明のモータファンのアンバランス修正構造の実施例を説明する。
なお、本実施例では熱交換器の後面側に搭載されるモータファンについて説明するが、モータファンが熱交換器の前面側に搭載される場合における本発明のモータファンのアンバランス修正構造の作用・効果は全く同様であるため、その説明は省略する。
以下、本発明の実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるファンの正面図、図2は実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるファンの斜視図、図3は図2のS3−S3線における断面斜視図である。
図4は実施例1のバランスウェートの斜視図、図5は実施例1のバランスウェートの側面図、図6は実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるファンの側面図、図7は実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるモータファンがモータファンシュラウドに装着された状態を示す背面図である。
図1、2に示すように、本実施例1のモータファンのアンバランス修正構造では、ファン1がボス部2とブレード3を有して樹脂で一体的に形成されている。
前記ボス部2は、後方側に開口した有底円筒状を成し、その中心に後述するモータMのシャフトに連結固定される固定穴3aが形成されている。
また、前記ボス部2の外周面4には外方に伸びる5枚のブレード3が形成されている。
そして、図3に示すように、前記ボス部の前面5側(熱交換器側)には、その中心(固定穴3a)から外周部10に向かって放射状にリブ6が複数形成されている。
具体的には、前記リブ6はボス部の前面5に凹設された円形状の溝7を複数の部屋に隔成するように前方に起立した状態で形成され、ここにコ字状のバランスウェート8がボス部の前面5側から嵌着可能となっている。
図4、5に示すように、前記バランスウェート8の長さWは少なくともリブ6の長さW1よりも小さく形成されており、該バランスウェート8の取付け位置を径方向に調整可能となっている。
なお、前記バランスウェート8の素材は重量などを考慮して適宜設定できる他、長さWや高さHはリブ6に嵌着可能な範囲で適宜設定できる。
また、通常、モータファンのバランスは重量×中心からの距離で表され、モータファンの径が大きくなるほどバランスのばらつき範囲が大きくなるため、リブ6の長さW1は大きい方がバランスウェート8の径方向の取付け位置の調整範囲を広げることができるが、これらはモータファンの搭載レイアウトやファン1の回転時の騒音等を考慮して適宜設定される。
このように構成されたモータファンのアンバランス修正構造にあっては、図6、7に示すように、ボス部2の後面側に、前記固定穴3aにシャフトを連結固定されたモータMが装着され、さらに、該モータMはモータファンシュラウド9に固定され、これにより、ファン1の後面側は前記モータMやモータファンシュラウド9、モータファンシュラウド9のステー9a等が近接する一方、ボス部の前面5側は解放された状態となる。
続いて、ファン1に装着されたモータMでファン1を回転させてモータファンのアンバランスを図外の測定器で計測した後、ファン1の回転を停止させてアンバランス修正を行うが、図3に示すように適宜のリブ6にバランスウェート8をボス部の前面側5から嵌着させることによりアンバランス修正を容易に行うことができる。
この際、バランスウェート8を仮保持した図外の機械を、ボス部の前面5側から適宜のリブ6に向かって前後動させた後、コ字状のバランスウェート8をリブ6に嵌着させるという簡便な動作で機械によるバランスウェート8の自動組付けが可能となる。
また、前記バランスウェート8の素材、長さW、高さHが異なるものを適宜選択して用いることにより、該バランスウェート8の重量を調整できる。
また、バランスウェート8を取り付ける径方向の位置をリブ6上で選択・調整することにより、修正精度を向上できる。
さらに、リブ6がファン1の外周部の全周に亙って放射状に配置されているため、バランスウェート8の周方向位置の選択範囲が広がり、修正精度を向上できる。
従って、従来の発明に比べてより正確な位置にバランスウェート8を取り付けることができ、アンバランス修正精度が向上する上、複数のバランスウェート8を必要とせず、アンバランス修正作業にかかる手間及び時間を大幅に削減してモータファンの生産性を向上させることができる。
また、モータMやモータファンシュラウド9を装着した状態で該モータMによりファン1を実際に回転させてアンバランス修正を行うことができ、製品毎に品質が保証されたモータファンを製造することができる。
なお、補足ではあるが前記バランスウェート8の取付けは手作業で行うことも可能であり、この場合、前述したようにボス部の前面5側は解放された状態であるため、バランスウエート8を容易に取り付けることもできる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明の具体的構成は本実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、前記リブ6及びバランスウェート8の形状は機械による自動組付けを優先しなければその形状は適宜設計変更できる。
例えば、図8に示すように、リブ6の長さW1を大きくしてバランスウェート8の取付け位置の調整範囲を広くしても良い。
また、本実施例ではボス部の前面5に凹設された溝7からリブ6を起立させたが、凹設された溝7を廃止してボス部の前面5からリブ6を前方に起立させても良い。
本発明の実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるファンの正面図である。 実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるファンの斜視図である。 図2のS3−S3線における断面斜視図である。 実施例1のバランスウェートの斜視図である。 実施例1のバランスウェートの側面図である。 実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるファンの側面図である。 実施例1のモータファンのアンバランス修正構造におけるモータファンがモータファンシュラウドに装着された状態を示す背面図である。 その他の実施例のモータファンのアンバランス修正構造を説明する断面斜視図である。 従来のモータファンのアンバランス修正構造を説明するファンの斜視図である。 従来のモータファンのアンバランス修正構造を説明するファンの斜視断面図である。
符号の説明
M モータ
1 ファン
2 ボス部
3 ブレード
3a 固定穴
4 外周面
5 ボス部の前面
6 リブ
7 溝
8 バランスウェート
9 モータファンシュラウド
9a ステー
10 外周部

Claims (2)

  1. ファンの後面側にモータが装着されたモータファンのアンバランス修正構造であって、
    前記ファンが、少なくとも前記モータに連結され、後方側に開口した有底円筒状のボス部と、該ボス部から外方に向かって延びる複数のブレードとを備え、
    前記ボス部の前面に、バランスウェートを固定するためのリブを該ボス部の前面の中心から外周部に向かって放射状に複数配置したことを特徴とするモータファンのアンバランス修正構造。
  2. 請求項1記載のモータファンのアンバランス修正構造において、
    前記リブを前後方向に起立した状態で形成し、
    前記バランスウェートを前記リブに嵌着可能なコ字状に形成したことを特徴とするモータファンのアンバランス修正構造。
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