JPH0338478Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338478Y2 JPH0338478Y2 JP1985188375U JP18837585U JPH0338478Y2 JP H0338478 Y2 JPH0338478 Y2 JP H0338478Y2 JP 1985188375 U JP1985188375 U JP 1985188375U JP 18837585 U JP18837585 U JP 18837585U JP H0338478 Y2 JPH0338478 Y2 JP H0338478Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- nut
- main shaft
- shaft
- ring portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、過給機、コンプレツサ等の回転体に
適用される軸と羽根車との芯保持装置に関する。
適用される軸と羽根車との芯保持装置に関する。
従来の技術
従来の、過給機の軸と羽根車との芯保持装置の
軸断面図を第4a図に、またこの図の矢視X方向
からの部分側面図を第4b図にそれぞれ示した。
軸断面図を第4a図に、またこの図の矢視X方向
からの部分側面図を第4b図にそれぞれ示した。
第4a図において、主軸1に羽根車2がナツト
3により保持されている。この羽根車2は、吸込
みケーシング4に各〓間A,Bを隔てて装着され
ている。なお、吸込みケーシング4の入口部を符
号5で、また吸込みケーシング4の出口部を符号
6でそれぞれ示してある。また、第4b図の符号
2aは羽根車2の羽根である。
3により保持されている。この羽根車2は、吸込
みケーシング4に各〓間A,Bを隔てて装着され
ている。なお、吸込みケーシング4の入口部を符
号5で、また吸込みケーシング4の出口部を符号
6でそれぞれ示してある。また、第4b図の符号
2aは羽根車2の羽根である。
このような構成によれば、主軸1が高速回転す
ると、羽根車2の羽根2aにより空気が吸込みケ
ーシング4の入口部5から出口部6(矢印の方
向)へと送り出される。
ると、羽根車2の羽根2aにより空気が吸込みケ
ーシング4の入口部5から出口部6(矢印の方
向)へと送り出される。
考案が解決しようとする問題点
過給機の主軸に羽根車を固定しようとした場
合、次のような条件を必要とする。
合、次のような条件を必要とする。
(1) 主軸に羽根車を取付けた時の両者間の〓間を
できるだけ小さくする(この〓間が大きくなる
と振動発生の原因となる)。
できるだけ小さくする(この〓間が大きくなる
と振動発生の原因となる)。
(2) 羽根車は点検、調整およびその他の理由によ
り、取付けや取外しが容易でなければならな
い。
り、取付けや取外しが容易でなければならな
い。
そこで、主軸と羽根車との〓間を0.005〜0.01
mm程度に非常に小さくすると、次のような問題が
生じた。
mm程度に非常に小さくすると、次のような問題が
生じた。
(a) 主軸の軸径および羽根車の穴径を単体で非常
に高精度に加工するか、あるいは羽根車の穴径
に合わせて主軸の軸径を前述の〓間間隔にあう
ように現物合わせにて加工する必要がある。
に高精度に加工するか、あるいは羽根車の穴径
に合わせて主軸の軸径を前述の〓間間隔にあう
ように現物合わせにて加工する必要がある。
(b) 回転体はバランス修正を必要とするが、主軸
と羽根車との間に〓間があるとバランス修正測
定に誤差を生じてしまう。このため、主軸に対
する羽根車の取付角度を数回替えて測つた平均
値で、バランス修正を行つており、これには時
間と手間を要し、大変非能率的な作業である。
と羽根車との間に〓間があるとバランス修正測
定に誤差を生じてしまう。このため、主軸に対
する羽根車の取付角度を数回替えて測つた平均
値で、バランス修正を行つており、これには時
間と手間を要し、大変非能率的な作業である。
問題点を解決するための手段
本考案は上述のような問題を解決するために、
次のような手段を提供するものである。すなわち
本考案は、羽根車を軸にナツトで締結する型式の
回転体の芯保持装置において、前記羽根車の前記
ナツト側の片端面に当接用のリング部を設けると
ともに、該リング部の外周に前記ナツトへの当接
面から軸方向に陥没した環状の溝部を設け、前記
羽根車の前記ナツトとは反対側の端面に前記軸と
の当接面を設けたことを特徴とする、軸と羽根車
との芯保持装置にある。
次のような手段を提供するものである。すなわち
本考案は、羽根車を軸にナツトで締結する型式の
回転体の芯保持装置において、前記羽根車の前記
ナツト側の片端面に当接用のリング部を設けると
ともに、該リング部の外周に前記ナツトへの当接
面から軸方向に陥没した環状の溝部を設け、前記
羽根車の前記ナツトとは反対側の端面に前記軸と
の当接面を設けたことを特徴とする、軸と羽根車
との芯保持装置にある。
作 用
羽根車端部に、外周に軸方向に陥没した環状の
溝部を有するリング部を形成することにより、軸
に取付け、取外しする時このリング部の内径が弾
性変形で変化できるようになる。
溝部を有するリング部を形成することにより、軸
に取付け、取外しする時このリング部の内径が弾
性変形で変化できるようになる。
実施例
以下、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照しつつ詳述する。
を参照しつつ詳述する。
本考案の第1の実施例を示す第1図において、
羽根車2は軸すなわち主軸1にナツト3で取付け
られる。この羽根車2のナツト側の端面にはナツ
ト3に当接するリング部2dが形成されている。
リング部2dの外周には軸方向に陥没した環状の
溝部2bが設けてあり、これによつてリング部2
dを弾性変形するようにしている。また、羽根車
の内径部にはヌスミ2cが形成してあり、これに
よりリング部2dの弾性変形をさらに容易にして
いる。リング部2dの内径は主軸1の外径より0
〜0.03mm位小さくしてあり、主軸1に羽根車2を
取付けた時に〓間があかないようにしてある。
羽根車2は軸すなわち主軸1にナツト3で取付け
られる。この羽根車2のナツト側の端面にはナツ
ト3に当接するリング部2dが形成されている。
リング部2dの外周には軸方向に陥没した環状の
溝部2bが設けてあり、これによつてリング部2
dを弾性変形するようにしている。また、羽根車
の内径部にはヌスミ2cが形成してあり、これに
よりリング部2dの弾性変形をさらに容易にして
いる。リング部2dの内径は主軸1の外径より0
〜0.03mm位小さくしてあり、主軸1に羽根車2を
取付けた時に〓間があかないようにしてある。
羽根車2の反対側の端面には、主軸1の肩部に
当接する当接面を設けてある。この実施例におい
ては、主軸1に羽根車2を取付け易くするため
(取付け、取外しする時羽根車2が主軸1の軸上
を摺動する距離を短くするため)、主軸1に段差
を設け、羽根車2の穴がこれと嵌め合うようにし
てある。さらに、当接面すなわちリング部2dの
外周にも前述と同様な環状の溝部2bを設けてあ
る。
当接する当接面を設けてある。この実施例におい
ては、主軸1に羽根車2を取付け易くするため
(取付け、取外しする時羽根車2が主軸1の軸上
を摺動する距離を短くするため)、主軸1に段差
を設け、羽根車2の穴がこれと嵌め合うようにし
てある。さらに、当接面すなわちリング部2dの
外周にも前述と同様な環状の溝部2bを設けてあ
る。
本考案の第2の実施例を示す第2図において、
羽根車2のナツト3側の片端面には前述の第1の
実施例と同様なリング部2dを設け、もう一方の
片端面には凸部状のリング部2eが設けられてい
る。なお、その他の符号はそれぞれ第1図と同様
なものを示す。
羽根車2のナツト3側の片端面には前述の第1の
実施例と同様なリング部2dを設け、もう一方の
片端面には凸部状のリング部2eが設けられてい
る。なお、その他の符号はそれぞれ第1図と同様
なものを示す。
本考案の第3の実施例を示す第3図において、
羽根車2のナツト3側の片端面には第1図と同様
なリング部2dを設け、もう一方の片端面にはテ
ーパ部2fが設けられている。主軸1がこのテー
パ部2fと接触する面も、テーパ部2fと正確に
嵌め合うようにテーパ状となつている。これによ
り、主軸1に羽根車2が〓間ゼロで芯保持され
る。
羽根車2のナツト3側の片端面には第1図と同様
なリング部2dを設け、もう一方の片端面にはテ
ーパ部2fが設けられている。主軸1がこのテー
パ部2fと接触する面も、テーパ部2fと正確に
嵌め合うようにテーパ状となつている。これによ
り、主軸1に羽根車2が〓間ゼロで芯保持され
る。
考案の効果
本考案は上述のような構成であるので、羽根車
にリング部および溝部を設けたことにより次のよ
うな効果がある。
にリング部および溝部を設けたことにより次のよ
うな効果がある。
リング部のたわみにより羽根車の弾性的芯保
持が果たされ、主軸と羽根車との取付け、取外
しが容易に行える。
持が果たされ、主軸と羽根車との取付け、取外
しが容易に行える。
バランス修正する時でも〓間ゼロで精度の高
いバランス修正が可能。
いバランス修正が可能。
主軸と羽根車との〓間を0〜−0.03mmとする
ことにより、各々の高精度加工や現物合せ加工
が不要となる。
ことにより、各々の高精度加工や現物合せ加工
が不要となる。
第1図は本考案の好適な第1の実施例である過
給機の軸と羽根車との芯保持装置の軸断面図、第
2図は本考案の第2の実施例を示す軸断面図、第
3図は本考案の第3の実施例を示す軸断面図、第
4a図は従来の過給機の軸と羽根車との芯保持装
置の軸断面図、第4b図は第4a図の矢視X方向
からの部分側面図である。 1……主軸、2……羽根車、2a……羽根、2
b……溝部、2c……ヌスミ、2d,2e……リ
ング部、2f……テーパ部、3……ナツト、4…
…吸込みケーシング、5……入口部、6……出口
部。
給機の軸と羽根車との芯保持装置の軸断面図、第
2図は本考案の第2の実施例を示す軸断面図、第
3図は本考案の第3の実施例を示す軸断面図、第
4a図は従来の過給機の軸と羽根車との芯保持装
置の軸断面図、第4b図は第4a図の矢視X方向
からの部分側面図である。 1……主軸、2……羽根車、2a……羽根、2
b……溝部、2c……ヌスミ、2d,2e……リ
ング部、2f……テーパ部、3……ナツト、4…
…吸込みケーシング、5……入口部、6……出口
部。
Claims (1)
- 羽根車を軸にナツトで締結する型式の回転体の
芯保持装置において、前記羽根車の前記ナツト側
の片端面に当接用のリング部を設けるとともに、
該リング部の外周に前記ナツトへの当接面から軸
方向に陥没した環状の溝部を設け、前記羽根車の
前記ナツトとは反対側の端面に前記軸との当接面
を設けたことを特徴とする、軸と羽根車との芯保
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985188375U JPH0338478Y2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985188375U JPH0338478Y2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297297U JPS6297297U (ja) | 1987-06-20 |
JPH0338478Y2 true JPH0338478Y2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=31139676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985188375U Expired JPH0338478Y2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338478Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6159418B2 (ja) * | 2013-12-11 | 2017-07-05 | 三菱重工業株式会社 | 回転体及び該回転体の製造方法 |
JP2015213150A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ガスレーザ発振装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56159600A (en) * | 1980-05-09 | 1981-12-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Impeller fitting structure |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60107392U (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-22 | 日産自動車株式会社 | 圧縮機インペラ |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP1985188375U patent/JPH0338478Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56159600A (en) * | 1980-05-09 | 1981-12-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Impeller fitting structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6297297U (ja) | 1987-06-20 |
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