JPH0338478Y2 - - Google Patents

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JPH0338478Y2
JPH0338478Y2 JP1985188375U JP18837585U JPH0338478Y2 JP H0338478 Y2 JPH0338478 Y2 JP H0338478Y2 JP 1985188375 U JP1985188375 U JP 1985188375U JP 18837585 U JP18837585 U JP 18837585U JP H0338478 Y2 JPH0338478 Y2 JP H0338478Y2
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JP
Japan
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impeller
nut
main shaft
shaft
ring portion
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JP1985188375U
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JPS6297297U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、過給機、コンプレツサ等の回転体に
適用される軸と羽根車との芯保持装置に関する。
従来の技術 従来の、過給機の軸と羽根車との芯保持装置の
軸断面図を第4a図に、またこの図の矢視X方向
からの部分側面図を第4b図にそれぞれ示した。
第4a図において、主軸1に羽根車2がナツト
3により保持されている。この羽根車2は、吸込
みケーシング4に各〓間A,Bを隔てて装着され
ている。なお、吸込みケーシング4の入口部を符
号5で、また吸込みケーシング4の出口部を符号
6でそれぞれ示してある。また、第4b図の符号
2aは羽根車2の羽根である。
このような構成によれば、主軸1が高速回転す
ると、羽根車2の羽根2aにより空気が吸込みケ
ーシング4の入口部5から出口部6(矢印の方
向)へと送り出される。
考案が解決しようとする問題点 過給機の主軸に羽根車を固定しようとした場
合、次のような条件を必要とする。
(1) 主軸に羽根車を取付けた時の両者間の〓間を
できるだけ小さくする(この〓間が大きくなる
と振動発生の原因となる)。
(2) 羽根車は点検、調整およびその他の理由によ
り、取付けや取外しが容易でなければならな
い。
そこで、主軸と羽根車との〓間を0.005〜0.01
mm程度に非常に小さくすると、次のような問題が
生じた。
(a) 主軸の軸径および羽根車の穴径を単体で非常
に高精度に加工するか、あるいは羽根車の穴径
に合わせて主軸の軸径を前述の〓間間隔にあう
ように現物合わせにて加工する必要がある。
(b) 回転体はバランス修正を必要とするが、主軸
と羽根車との間に〓間があるとバランス修正測
定に誤差を生じてしまう。このため、主軸に対
する羽根車の取付角度を数回替えて測つた平均
値で、バランス修正を行つており、これには時
間と手間を要し、大変非能率的な作業である。
問題点を解決するための手段 本考案は上述のような問題を解決するために、
次のような手段を提供するものである。すなわち
本考案は、羽根車を軸にナツトで締結する型式の
回転体の芯保持装置において、前記羽根車の前記
ナツト側の片端面に当接用のリング部を設けると
ともに、該リング部の外周に前記ナツトへの当接
面から軸方向に陥没した環状の溝部を設け、前記
羽根車の前記ナツトとは反対側の端面に前記軸と
の当接面を設けたことを特徴とする、軸と羽根車
との芯保持装置にある。
作 用 羽根車端部に、外周に軸方向に陥没した環状の
溝部を有するリング部を形成することにより、軸
に取付け、取外しする時このリング部の内径が弾
性変形で変化できるようになる。
実施例 以下、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照しつつ詳述する。
本考案の第1の実施例を示す第1図において、
羽根車2は軸すなわち主軸1にナツト3で取付け
られる。この羽根車2のナツト側の端面にはナツ
ト3に当接するリング部2dが形成されている。
リング部2dの外周には軸方向に陥没した環状の
溝部2bが設けてあり、これによつてリング部2
dを弾性変形するようにしている。また、羽根車
の内径部にはヌスミ2cが形成してあり、これに
よりリング部2dの弾性変形をさらに容易にして
いる。リング部2dの内径は主軸1の外径より0
〜0.03mm位小さくしてあり、主軸1に羽根車2を
取付けた時に〓間があかないようにしてある。
羽根車2の反対側の端面には、主軸1の肩部に
当接する当接面を設けてある。この実施例におい
ては、主軸1に羽根車2を取付け易くするため
(取付け、取外しする時羽根車2が主軸1の軸上
を摺動する距離を短くするため)、主軸1に段差
を設け、羽根車2の穴がこれと嵌め合うようにし
てある。さらに、当接面すなわちリング部2dの
外周にも前述と同様な環状の溝部2bを設けてあ
る。
本考案の第2の実施例を示す第2図において、
羽根車2のナツト3側の片端面には前述の第1の
実施例と同様なリング部2dを設け、もう一方の
片端面には凸部状のリング部2eが設けられてい
る。なお、その他の符号はそれぞれ第1図と同様
なものを示す。
本考案の第3の実施例を示す第3図において、
羽根車2のナツト3側の片端面には第1図と同様
なリング部2dを設け、もう一方の片端面にはテ
ーパ部2fが設けられている。主軸1がこのテー
パ部2fと接触する面も、テーパ部2fと正確に
嵌め合うようにテーパ状となつている。これによ
り、主軸1に羽根車2が〓間ゼロで芯保持され
る。
考案の効果 本考案は上述のような構成であるので、羽根車
にリング部および溝部を設けたことにより次のよ
うな効果がある。
リング部のたわみにより羽根車の弾性的芯保
持が果たされ、主軸と羽根車との取付け、取外
しが容易に行える。
バランス修正する時でも〓間ゼロで精度の高
いバランス修正が可能。
主軸と羽根車との〓間を0〜−0.03mmとする
ことにより、各々の高精度加工や現物合せ加工
が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の好適な第1の実施例である過
給機の軸と羽根車との芯保持装置の軸断面図、第
2図は本考案の第2の実施例を示す軸断面図、第
3図は本考案の第3の実施例を示す軸断面図、第
4a図は従来の過給機の軸と羽根車との芯保持装
置の軸断面図、第4b図は第4a図の矢視X方向
からの部分側面図である。 1……主軸、2……羽根車、2a……羽根、2
b……溝部、2c……ヌスミ、2d,2e……リ
ング部、2f……テーパ部、3……ナツト、4…
…吸込みケーシング、5……入口部、6……出口
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 羽根車を軸にナツトで締結する型式の回転体の
    芯保持装置において、前記羽根車の前記ナツト側
    の片端面に当接用のリング部を設けるとともに、
    該リング部の外周に前記ナツトへの当接面から軸
    方向に陥没した環状の溝部を設け、前記羽根車の
    前記ナツトとは反対側の端面に前記軸との当接面
    を設けたことを特徴とする、軸と羽根車との芯保
    持装置。
JP1985188375U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0338478Y2 (ja)

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JP1985188375U JPH0338478Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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JP1985188375U JPH0338478Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS6297297U JPS6297297U (ja) 1987-06-20
JPH0338478Y2 true JPH0338478Y2 (ja) 1991-08-14

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6159418B2 (ja) * 2013-12-11 2017-07-05 三菱重工業株式会社 回転体及び該回転体の製造方法
JP2015213150A (ja) * 2014-04-14 2015-11-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガスレーザ発振装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56159600A (en) * 1980-05-09 1981-12-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Impeller fitting structure

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JPS60107392U (ja) * 1983-12-21 1985-07-22 日産自動車株式会社 圧縮機インペラ

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JPS56159600A (en) * 1980-05-09 1981-12-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Impeller fitting structure

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JPS6297297U (ja) 1987-06-20

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