JPH0543291Y2 - - Google Patents

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JPH0543291Y2
JPH0543291Y2 JP17528987U JP17528987U JPH0543291Y2 JP H0543291 Y2 JPH0543291 Y2 JP H0543291Y2 JP 17528987 U JP17528987 U JP 17528987U JP 17528987 U JP17528987 U JP 17528987U JP H0543291 Y2 JPH0543291 Y2 JP H0543291Y2
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JP
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rotating body
nut
stepped
shaft
stepped shaft
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JP17528987U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は回転体の軸結合部に関し、段部および
ネジ部を形成した段付シヤフトに回転体を嵌合さ
せて回転体の一側を段付シヤフトの段部に当接さ
せ他側がナツトにて締付けされる構造のものに利
用される。
(従来の技術) 本考案に係る従来技術としては、例えば実開昭
50−149711号公報に記載された過給機がある。
この従来技術は、第3図に示すように一側に段
部11a、他側にネジ部11bを形成した段付シ
ヤフト11に回転体である翼車12を嵌合し、該
翼車12の一端がシヤフト11の段部11aに当
接するように、シヤフト11のネジ部11bに螺
合するナツト13にて締付けされ、翼車12は、
段付シヤフト11とともに回転する。尚、シヤフ
ト11は、図示されない軸受によつて支承され
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術において、翼車が段付シヤフトの
段部に当接してナツトで締付けられたとき、シヤ
フトのネジ部とナツトとの嵌合精度、および翼車
の端面と接するナツトの直角度等によつて翼車が
段付シヤフトに対し、水平、垂直方向に傾むき、
この傾むきによつて段付シヤフトに歪みが発生
し、この歪みによつて軸受に支承されたシヤフト
が回転時焼きついたり、翼車の傾むきによつてア
ンバランスを生じ、回転停止時において位置ズレ
を生じる。また、このアンバランスを修正するた
め、ナツトを緩め、翼車の段付シヤフトに対する
位相を変え、ナツトを再締付けするという不具合
を有していた。
本考案は回転体の結合部を従来と異なる構造に
して、焼き付き、アンバランス等の不具合を解消
することを、その技術的課題とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、一側に段部を形成し他側にネジ部を形成
した段付シヤフトに回転体を嵌合して該回転体の
一側を前記段付シヤフトの段部に当接させるとと
もに、他側が前記段付シヤフトのネジ部に螺合す
るナツトにて締付けされる回転体の軸結合部にお
いて、前記回転体の軸結合部に軸方向に沿つた凹
部を、前記ナツトの一側端面に前記回転体の凹部
と嵌合する凸部を夫々設け、前記ナツトの凸部が
前記回転体の凹部に嵌合し、前記ナツトの締付け
により、前記回転体が前記段付シヤフトに結合さ
れるようにしたことである。
(作用) 上記技術的手段により、回転体をナツトで締付
けたとき、ナツトは凹部を介して軸心に沿つて締
付けられるため、回転体は段付シヤフトに与える
歪みを低減し且つバランスよく保持され、従来の
焼き付き、アンバランスによる位置ズレは解消さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について添付図面に基づ
き説明する。
第1〜第2図において、段付シヤフト1は一側
に段部1a、他側にネジ部1bが形成され、該段
付シヤフト1には軸結合部2aの端面に軸方向に
沿つた凹部2bを設けた回転体2が嵌合し、回転
体2の凹部2bには段付シヤフト1のネジ部1a
に螺合し一側端面に設けたナツト3の凸部3aが
嵌合して回転体2を締付けており、回転体2の一
側端面は前記ナツト3にて段付シヤフト1の段部
1aに当接している。尚、軸1の段部1aは、軸
受(図示されない)によつて支承される。
上記によつて、回転体2をナツト3で軸1に締
付けするとき、ナツト3の凸部3aの外径面にお
いて回転体2の凹部2bの内径面2cと一定のク
リアランス(0.05mm以下)を持つてガイドされな
がら締付けされるため、回転体2は、軸1の軸心
に対して傾むくことなく、且つバランスがとれた
状態で保持される。
〔考案の効果〕
以上の如く、回転体の軸結合部に凹部を形成
し、該凹部に嵌合する凸部を設けたナツトを嵌合
させながら、締付けするようにしたことから、回
転体を軸にバランスよく保持することが出来、こ
れにより回転体の位置ズレ、および軸の焼き付き
が防止され、同時に従来行つていた位置ズレの修
正が不要となる。
また、ナツトのネジ精度も従来より緩くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による回転体の軸結合部
を示した断面図、第2図は要部拡大図、第3図は
従来技術における回転体の軸結合部断面図であ
る。 1……段付シヤフト、1a……段付シヤフトの
段部、1b……段付シヤフトのネジ部、2……回
転体、2a……回転体の軸結合部、2b……回転
体の凹部、3……ナツト、3a……ナツトの凸
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側に段部を形成し他側にネジ部を形成した段
    付シヤフトに回転体を嵌合して、該回転体の一側
    を前記段付シヤフトの段部に当接させるととも
    に、他側が前記段付シヤフトのネジ部に螺合する
    ナツトにて締付けされる回転体の軸結合部におい
    て、前記回転体の軸結合部に軸方向に沿つた凹部
    を、前記ナツトの一側端面に前記回転体の凹部と
    嵌合する凸部を夫々設け、前記ナツトの凸部が前
    記回転体の凹部に嵌合し、前記ナツトの締付けに
    より、前記回転体が前記段付シヤフトに結合され
    る、回転体の軸結合部。
JP17528987U 1987-11-17 1987-11-17 Expired - Lifetime JPH0543291Y2 (ja)

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JP17528987U JPH0543291Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JP17528987U JPH0543291Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JPH0178730U JPH0178730U (ja) 1989-05-26
JPH0543291Y2 true JPH0543291Y2 (ja) 1993-11-01

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JP6777222B2 (ja) 2017-03-22 2020-10-28 株式会社Ihi 回転体、過給機、および、回転体の製造方法

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JPH0178730U (ja) 1989-05-26

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