JPH0433361Y2 - - Google Patents

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JPH0433361Y2
JPH0433361Y2 JP9901386U JP9901386U JPH0433361Y2 JP H0433361 Y2 JPH0433361 Y2 JP H0433361Y2 JP 9901386 U JP9901386 U JP 9901386U JP 9901386 U JP9901386 U JP 9901386U JP H0433361 Y2 JPH0433361 Y2 JP H0433361Y2
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impeller
hole
shaft
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tapered
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばターボチヤージヤにおけるコ
ンプレツサのインペラとシヤフトとの結合構造に
関する。
〔従来の技術および問題点〕
ターボチヤージヤは、タービンシヤフトの一端
にタービンが形成され、他端に連結部が形成さ
れ、この連結部にインペラを嵌合させて構成され
る。すなわち、連結部はインペラの軸心部の孔を
貫通して延び、連結部のインペラからの両突出部
分にはカラースラストとシールリングとナツトが
それぞれ嵌合され、ナツトを連結部のねじ部に螺
合させてインペラがタービンシヤフトに固定され
る。
インペラは、従来、連結部に対してすきまばめ
あるいは中間ばめにより取付けられており、ナツ
トを連結部に締付けた時、カラースラストとシー
ルリングの端面の連結部に対する直角度の影響に
よりこの連結部が曲がることがある。第6図はこ
の様子を示し、ナツト24を連結部12の先端の
ねじ部13に締付けたことにより、シヤフト10
の段部14、インペラ23、カラースラスト2
1、およびシールリング22の各端面が相互に密
着し、これにより連結部12は曲げモーメントM
を受け、またインペラ23の基部側部分において
連結部12が25に当接するために力Fを受けて
大きく曲がる。このようにシヤフト10の連結部
12が大きく曲がると、インペラ23の中心軸周
りに関する重量分布がアンバランスになり、回転
時に振動および騒音が発生するという問題を生じ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案に係るイン
ペラとシヤフトの結合構造は、インペラの孔のう
ちインペラ先端側部分をシヤフトの連結部に嵌着
するとともに、孔のインペラ基部側部分と連結部
との間のクリアランスを上記先端側部分から遠ざ
かるほど大きく定めたことを特徴としている。
〔実施例〕
以下図示実施例により本考案を説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示す。タービン
シヤフト10は本体部11と、この本体部11よ
り小径の連結部12とを有し、本体部11と連結
部12との間には段部14が形成される。また、
連結部12の先端にはねじ部13が形成される。
連結部12は全長にわたつて一様な径を有し、こ
の連結部12にはカラースラスト21、シールリ
ング22およびインペラ23が嵌合され、ねじ部
13にはナツト24が螺合される。
インペラ23はその軸心部を貫通する孔25を
有し、この孔25が連結部12に嵌合される。孔
25は、第2図に示すように、インペラ23の先
端側部分に形成された円筒面状の連結孔25a
と、この連結孔25aに接続して形成され、イン
ペラ23の基部側部分に位置し、連結孔25aか
ら遠ざかるほど径が大きくなるテーパ孔25bと
を有する。すなわち、第1図に示すように、テー
パ孔25bと連結部12との間のクリアランスC
は、連結孔25aから離間するほど大きくなる。
このテーパ孔25bのテーパ勾配は0.6/1000〜
1.8/1000が好ましい。連結孔25aは連結部1
2とほぼ同じ径を有し、これらはしまりばめある
いは中間ばめにより相互に連結される。連結孔2
5aのうちインペラ先端側部分にはねじ部13が
嵌合し、したがつて連結孔25aの一部のみが連
結部12に嵌着し、その長さ(第1図参照)は
例えば2±0.5mmである。
ナツト24は、インペラ23の端面26に当接
してねじ部13に螺合される。ナツト24をねじ
部13に螺合させた時、カラースラスト21の一
端面は段部14に密着し、カラースラスト21の
他端面はシールリング22の一端面に当接する。
またこの時、シールリング22他端面はインペラ
23の端面27に密着する。したがつて、これら
の各端面のシヤフト10に対する直角度が高精度
に定められていない場合、インペラ23はその直
角度の誤差の分だけシヤフト10に対して傾斜す
るが、テーパ孔25bが設けられているため、連
結部12すなわちシヤフト10が大きく曲がるこ
とはない。
第3図は上記第1実施例における連結部12の
撓み状態を誇張して示すものである。ナツト24
の締結により、連結部12の先端部分すなわち連
結孔25aの部分は曲げモーメントM1を受け、
またカラースラスト21およびシールリング22
の端面の直角度の誤差により、連結部12の基部
側部分は曲げモーメントM2を受けると思われる。
すなわち、第6図に示す従来例と異なり、第1実
施例によれば連結部12に作用する曲げモーメン
トは2つに分断され、これにより連結部12に撓
む部分が短くなつている。またテーパ形状のた
め、孔25の基部側部分が連結部12に当接せ
ず、したがつて、従来のように連結部12が孔2
5から力F(第1図)を受けることはない。しか
して連結部12の撓み量は小さく抑えられ、従来
の約半分になる。したがつて、インペラ23の軸
心周りの重量分布のアンバランスが最小限に抑え
られ、回転時においてシヤフト10が大きく振動
することはない。
第4図はテーパ孔25bのテーパ勾配とシヤフ
ト10の振れ(μ)の関係を示したものである。
ここでシヤフト10の振れは本体部11の最も連
結部12に近い部分において計測した。上述した
ようにテーパ勾配が0.6/1000〜1.8/1000の間に
おいてシヤフト10の振れは10μ前後であり、従
来(約20μ)よりも小さい。
第5図は第2実施例を示す。この実施例におい
ては、インペラ23の孔25は全長にわたつて略
同一径の円筒面を有し、テーパ孔を有していな
い。一方連結部12は、ねじ部13に隣接する部
分に円柱状の大径部12a、本体部11に隣接す
る部分に円柱状の小径部12b、これら大径部1
2aと小径部12bの間にテーパ部12cをそれ
ぞれ有する。テーパ部12cは大径部12aから
小径部12bに向つて径が直線的に小さくなつて
おり、孔25aの外方まで延びる。すなわち、孔
25とテーパ部12cの間のクリアランスCは、
大径部12aから遠ざかるほど大きくなる。な
お、大径部12aと孔25は中間ばめあるいはし
まりばめにより相互に連結される。この第2実施
例によつても上記第1実施例と同じ効果が得られ
る。
なお本考案はターボチヤージヤに限定されるも
のではなく、例えばガスタービンに適用すること
もできる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、カラースラスト
等の部材の端面のシヤフトに対する直角度が高精
度に定められていなくても、シヤフトの変形は小
さく、したがつてインペラの軸心周りの重量分布
のアンバランスが最小限に抑えられ、回転時にお
けるシヤフトの振動をより小さくすることができ
る。またシヤフトとインペラの嵌合部が短いの
で、これらのシヤフトとインペラの孔の形状公差
が出しやすく、したがつてシヤフトの変形は小さ
く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は第1図のインペラを示す断面図、第3図は
連結部の変形状態を示す断面図、第4図はテーパ
勾配とシヤフトの振れとの関係を示すグラフ、第
5図は第2実施例の要部を示す断面図、第6図は
従来のインペラとシヤフトの結合構造を示す断面
図である。 10……シヤフト、12……連結部、12a…
…大径部、12b……テーパ部、23……インペ
ラ、25……孔、25a……連結孔、25b……
テーパ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インペラの軸心部に孔を穿設するとともに、シ
    ヤフトの端部に形成された連結部を上記孔に挿入
    し、上記連結部のインペラからの両突出部分にそ
    れぞれ固定手段を設けて該インペラを連結部に対
    して固定する、インペラとシヤフトの結合構造に
    おいて、上記孔のインペラ先端側部分を上記連結
    部に嵌着するとともに、上記孔のインペラ基部側
    部分と上記連結部との間のクリアランスを上記先
    端側部分から遠ざかるほど大きく定めたことを特
    徴とするインペラとシヤフトの結合構造。
JP9901386U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0433361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9901386U JPH0433361Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9901386U JPH0433361Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS637201U JPS637201U (ja) 1988-01-18
JPH0433361Y2 true JPH0433361Y2 (ja) 1992-08-11

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ID=30967501

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JP9901386U Expired JPH0433361Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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