JPS6019996Y2 - 送風機の動翼固定構造 - Google Patents

送風機の動翼固定構造

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JPS6019996Y2
JPS6019996Y2 JP15303679U JP15303679U JPS6019996Y2 JP S6019996 Y2 JPS6019996 Y2 JP S6019996Y2 JP 15303679 U JP15303679 U JP 15303679U JP 15303679 U JP15303679 U JP 15303679U JP S6019996 Y2 JPS6019996 Y2 JP S6019996Y2
Authority
JP
Japan
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motor shaft
retaining ring
blower
fixed structure
plastic deformation
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Expired
Application number
JP15303679U
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JPS5670196U (ja
Inventor
幸典 竹腰
誠 佐々木
治一 河合
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として石油やガスを燃焼させる暖房機に
おける燃焼用送風機に係る動翼固定構造に関するもので
ある。
従来の燃焼用の送風機の動翼は、第1図に示すように、
段付きのモータシャフト101とモータケーシングに間
に介装された軸受Bにスリーブ状のスペーサ107を当
接させ、このスペーサ107端にモータシャフト101
に嵌合させた動翼102を締付ナツト104による締め
付刃で軸方向へ締め固定したものである。
締付ナツト104の軸方向の締付は力はかなり強く、ス
ペーサ107および軸受Bのレースを介して、モータシ
ャフト101の段部で受けられているのである。
しかし、このような動翼固定構造は、モータシャフト1
01を面倒でも段付きに形成する必要がある。
そして、モータシャフト101の段部の形成は、切削加
工に依らねばならないのでコスト的にかなり割高となる
ことをよぎなくされているのである。
本考案は、上記した従来の問題点を解消することを目的
とした、モータシャフトのストレート化が可能な、コス
ト的に有利な送風機の動翼固定構造を提供するものであ
る。
次に本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて具体的
に説明する。
第2図に示す本考案の適用例としての燃焼用送風機は、
そのモータケーシング(図示しない)から延出されたモ
ータシャフト1の外周に、動翼2の固定に供せられるリ
ング状の取付溝3が形成されている。
このモータシャフト1は、取付溝3の他に先端に締付ナ
ツト4をねじ嵌合させるための雄ねじが切られているが
、従来のもののように段付きに形成する必要はない。
このモータシャフト1には、その取付溝3に略C型の保
持リング5が、保持リング5自体の塑性変形を利用して
かしめ状態に嵌合固着されている。
保持リング5は、第3図イ9ロ、八によって示すとおり
、中央部において結合した対向する一対の湾曲片5Aを
C字形に構成した金属材料よりなるリング体で、その湾
曲片5Aの結合部分は、局部的に薄肉にかつ、内側の円
弧切欠5Bによって薄幅に形成されている。
保持リング5の中央部のこの構成は、当該部における塑
性変形を容易にし、当該部の変形によって湾曲片5Aの
拡開および縮少を可能なものとするためであるが、せん
断力に対する強さは十分に備えられているのである。
保持リング5の内径は、モータシャフト1の取付溝3部
における外径にほぼ符号する寸法に、またその外径はモ
ータシャフト1の外径よりもかなり大きい寸法に設定さ
れている。
保持リング5は通常、第3図イのような形状で、これを
中央部の塑性変形によって第3図口のように拡開させて
、モータシャフト1の取付溝3に適合させるのである。
そして、一旦拡開させた保持リング5に外方から締付力
を加え、中央部における塑性変形を起こさしめて縮少さ
せ、そのまま取付溝3にかしめ状態に嵌合固着するので
ある。
保持リング5をモータシャフト1に装着した後、モータ
シャフト1端から、ワッシャ6、動翼2、スリーブ状ス
ペーサ7、もう一つの動翼2の順にモータシャフト1に
差し通し、最後にワッシャ8を介して締付ナツト4をモ
ータシャフト1端の雄ねじにねじ嵌合させ、締付ナツト
4の締付は力を保持リング5に受けさせることによって
、第2図に示すように各動翼2がモータシャフト1にし
っかりと締め固定されるのである。
従って、この燃焼用送風機では、モータシャフト1が段
付きである必要がないため、加工の簡単なストレートシ
ャフトとなし得るとともに、保持リング5による締付は
力の受承により、基部側へのスペーサの挿通が不要とな
る。
つまり、この燃焼用送風機は、モータシャフト1を含む
動翼2のまわりの構造が簡素なものである。
以上、実施例による説明からも明らかなように本考案の
送風機の動翼固定構造は、保持リングを局部的に薄肉薄
幅に形成した中央部での塑性変形を利用してモータシャ
フトに形成した取付溝にかしめ状態に嵌合固着し、この
保持リングに、動翼を締付ナツトで締め固定させたもの
であるから、モータシャフトに従来のような段部を形成
する必要がなく、モータシャフトをコスト的に有利なス
トレートシャフトとなし得るとともに質量の周方向につ
いての偏りが生じないので回転バランスも良好である。
すなわち、本考案は、動翼の固定構造の改良によって、
モータシャフトの構造をも簡素化できるといった実用性
の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例としての燃焼用送風機を示す縦断面図、
第2図は本考案の適用例としての燃焼用送風機の動翼部
分のみを示す要部縦断面図、第3図イは、保持リングの
みを示す平面図、第3図口は、拡開状態の保持リングを
示す平面図、第3図ハは、第3図イの保持リングの側面
図である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 1・・・・・・モータシャフト、2・・・・・・動翼、
3・・・・・・取付溝、4・・・・・・締付ナツト、5
・・・・・・保持リング、5A・・・・・・湾曲片、5
B・・・・・・円弧切欠、6・・・・・・ワッシャ、7
・・・・・・スリーブ状スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 局部的に薄肉薄幅に形成した中央部における塑性変形に
    よって拡開ならびに縮少の可能な、一部の解放された略
    C形の金属材料よりなる保持リングをモータシャフトの
    外周に形成されたリング状の取付溝に、その塑性変形に
    基づく縮少により嵌合固着し、この保持リングに送風機
    の動翼を、モータシャフト端にねじ嵌合した締付ナツト
    で線固定してなるを特徴とする送風機の動翼固定構造。
JP15303679U 1979-11-02 1979-11-02 送風機の動翼固定構造 Expired JPS6019996Y2 (ja)

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JP15303679U JPS6019996Y2 (ja) 1979-11-02 1979-11-02 送風機の動翼固定構造

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Publication Number Publication Date
JPS5670196U JPS5670196U (ja) 1981-06-10
JPS6019996Y2 true JPS6019996Y2 (ja) 1985-06-15

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JP15303679U Expired JPS6019996Y2 (ja) 1979-11-02 1979-11-02 送風機の動翼固定構造

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JPH0138317Y2 (ja) * 1984-12-12 1989-11-16

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JPS5670196U (ja) 1981-06-10

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