JPH0218242Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218242Y2 JPH0218242Y2 JP3867384U JP3867384U JPH0218242Y2 JP H0218242 Y2 JPH0218242 Y2 JP H0218242Y2 JP 3867384 U JP3867384 U JP 3867384U JP 3867384 U JP3867384 U JP 3867384U JP H0218242 Y2 JPH0218242 Y2 JP H0218242Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- rotating body
- metal fitting
- ceramic shaft
- ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 37
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 19
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本案はガスタービンやターボチヤージヤーなど
を構成する金属回転体とセラミツク軸の固定構造
に関するものである。
を構成する金属回転体とセラミツク軸の固定構造
に関するものである。
従来から、例えばガスタービン、ターボチヤー
ジヤーなどにおいては熱効率や耐久性の向上及び
軽量化などを目的として翼(ブレード)を一体的
に備えた回転体(ロータ)をセラミツク材で構成
したものが多く提案されている。ところが、高温
ガス流体に晒されるロータをセラミツク材で構成
し、該ロータに金属製の回転軸を連結した場合に
はセラミツク材と金属材の熱膨張率の差が大きい
ことから双方の部材を連結した状態における特に
高温時において種々の不都合を招来していた。そ
のためブレートを備えたロータに別途の金属製回
転軸を連結するのではなく、ロータと一体的にセ
ラミツク材で回転軸をも形成するとが考えられて
おり、その為の成形性、焼成、研削加工などの多
くの問題解決が図られつつある。ところが、ロー
タと回転軸とをセラミツク材で一体形成した場
合、負荷としての、例えば圧縮用の翼車を回転せ
しめるように連結したものにおいて、一般に圧縮
用翼車(回転体)はアルミ等の軽合金属製である
ことから、高温のもとでは使用されないまでもセ
ラミツク材と金属との異種材質同士であるため信
頼性の高い固定手段がなく、したがつてセラミツ
ク軸と金属回転体(翼体)とを組み合わせたガス
タービン、ターボチヤージヤーなどの如き回転装
置を実用化することが困難であつた。
ジヤーなどにおいては熱効率や耐久性の向上及び
軽量化などを目的として翼(ブレード)を一体的
に備えた回転体(ロータ)をセラミツク材で構成
したものが多く提案されている。ところが、高温
ガス流体に晒されるロータをセラミツク材で構成
し、該ロータに金属製の回転軸を連結した場合に
はセラミツク材と金属材の熱膨張率の差が大きい
ことから双方の部材を連結した状態における特に
高温時において種々の不都合を招来していた。そ
のためブレートを備えたロータに別途の金属製回
転軸を連結するのではなく、ロータと一体的にセ
ラミツク材で回転軸をも形成するとが考えられて
おり、その為の成形性、焼成、研削加工などの多
くの問題解決が図られつつある。ところが、ロー
タと回転軸とをセラミツク材で一体形成した場
合、負荷としての、例えば圧縮用の翼車を回転せ
しめるように連結したものにおいて、一般に圧縮
用翼車(回転体)はアルミ等の軽合金属製である
ことから、高温のもとでは使用されないまでもセ
ラミツク材と金属との異種材質同士であるため信
頼性の高い固定手段がなく、したがつてセラミツ
ク軸と金属回転体(翼体)とを組み合わせたガス
タービン、ターボチヤージヤーなどの如き回転装
置を実用化することが困難であつた。
本案は上記の如き事情に鑑みて開発した金属回
転体とセラミツク軸との固定構造であつて、以下
本案実施例を図によつて説明する。
転体とセラミツク軸との固定構造であつて、以下
本案実施例を図によつて説明する。
図において、1はセラミツク軸で窒化珪素、炭
化珪素などのセラミツク材から成り、該セラミツ
ク軸1は段付1aを備え小径となつた端部1bを
有している。また、2は固定用の金具で、一端に
ツバ2aを形成した中空円筒部2bと他端側には
ネジ部2cが形成してあり、この中空円筒部2b
中には前記セラミツク軸1の端部1bが挿入さ
れ、この状態のもとにおいて、金具2は金属回転
体3にあけられた貫通孔3aに挿通される。この
貫通孔3aは両端において大径部3b,3cを有
し、一方の大径部3bににて上記金具2のツバ2
aが係止され、他方の大径部3c中では2個のテ
ーパリング4,5、が互いのテーパ面を当接し合
うような状態で金具2の中空円筒部2bの外周に
位置する如く挿入してある。
化珪素などのセラミツク材から成り、該セラミツ
ク軸1は段付1aを備え小径となつた端部1bを
有している。また、2は固定用の金具で、一端に
ツバ2aを形成した中空円筒部2bと他端側には
ネジ部2cが形成してあり、この中空円筒部2b
中には前記セラミツク軸1の端部1bが挿入さ
れ、この状態のもとにおいて、金具2は金属回転
体3にあけられた貫通孔3aに挿通される。この
貫通孔3aは両端において大径部3b,3cを有
し、一方の大径部3bににて上記金具2のツバ2
aが係止され、他方の大径部3c中では2個のテ
ーパリング4,5、が互いのテーパ面を当接し合
うような状態で金具2の中空円筒部2bの外周に
位置する如く挿入してある。
また、金具2の外側には上記金属回転体3の大
径部3c中に介入せしめたテーパリング4に当接
し、押圧する先端部6aを備えた円筒体6が金具
2の軸方向に移動自在に嵌挿してある。したがつ
て金具2のネジ部2aに対してナツト7を螺入す
ることにより、該ナツト7でもつてワツシヤ8を
介して上記円筒体6の一端を締めつけると先端部
6aがテーパリング4を押し込む方向に移動する
ことにより金属回転体3に形成した大径部3C中
において、テーパリング4,5が弾性変形し、こ
のうち、テーパリング5はセラミツク軸1を挿通
した金具2の中空円筒部2bを強圧変形させ内部
のセラミツク軸1の壁面に固着する。しかも、他
方のテーパリング4は金属回転体3の内壁面を強
圧し、かつ段付部分に金具2のツバ部2bが当接
し、ナツト7で挾持されることによつて金属回転
体3は金具2、すなわち、セラミツク軸1に固定
される。
径部3c中に介入せしめたテーパリング4に当接
し、押圧する先端部6aを備えた円筒体6が金具
2の軸方向に移動自在に嵌挿してある。したがつ
て金具2のネジ部2aに対してナツト7を螺入す
ることにより、該ナツト7でもつてワツシヤ8を
介して上記円筒体6の一端を締めつけると先端部
6aがテーパリング4を押し込む方向に移動する
ことにより金属回転体3に形成した大径部3C中
において、テーパリング4,5が弾性変形し、こ
のうち、テーパリング5はセラミツク軸1を挿通
した金具2の中空円筒部2bを強圧変形させ内部
のセラミツク軸1の壁面に固着する。しかも、他
方のテーパリング4は金属回転体3の内壁面を強
圧し、かつ段付部分に金具2のツバ部2bが当接
し、ナツト7で挾持されることによつて金属回転
体3は金具2、すなわち、セラミツク軸1に固定
される。
なお、金具2のセラミツク軸1を挿入する中空
部には図示しないスリーブや肉薄部分を形成して
おくことにより、金属回転体3を固定するに際し
ナツト7の締付トルクを小さいものとすることを
ができる。
部には図示しないスリーブや肉薄部分を形成して
おくことにより、金属回転体3を固定するに際し
ナツト7の締付トルクを小さいものとすることを
ができる。
このように本案固定構造によれば、セラミツク
軸の端部に、金具を取り付け、この金具にテーパ
リングを介して金属回転体を固定するようになし
た構造であることから、セラミツク軸には圧縮応
力のみが作用するため、セラミツク軸の破損を起
こさず、さらにセラミツク軸に対する金属回転体
の位置決めが高精度に行われ、しかも、金属回転
体の組付、分解が容易であるなど簡単な構造で信
頼性の高いターボロータなどの機械構成体をもた
らすことができる。
軸の端部に、金具を取り付け、この金具にテーパ
リングを介して金属回転体を固定するようになし
た構造であることから、セラミツク軸には圧縮応
力のみが作用するため、セラミツク軸の破損を起
こさず、さらにセラミツク軸に対する金属回転体
の位置決めが高精度に行われ、しかも、金属回転
体の組付、分解が容易であるなど簡単な構造で信
頼性の高いターボロータなどの機械構成体をもた
らすことができる。
図は本案に係る金属回転体とセラミツク軸の固
定構造例としての金属製圧縮機翼車の破断面図で
ある。 1:セラミツク軸、2:金具、3:金属回転
体、4,5:テーパリング、7:ナツト。
定構造例としての金属製圧縮機翼車の破断面図で
ある。 1:セラミツク軸、2:金具、3:金属回転
体、4,5:テーパリング、7:ナツト。
Claims (1)
- 一端にツバを形成した中空円筒部と他端側にネ
ジ部を備えた金具を金属回転体の中央部にあけた
貫通孔中に挿入するとともに、上記中空円筒部中
にセラミツク軸の一端を挿入し、上記金具の外周
と上記貫通孔の内壁面との間に2個のテーパリン
グを介在せしめ、これらテーパリングを押圧する
如く上記金具にスリーブを挿通し、該スリーブを
押圧、固定すべく前記金具のネジ部にナツトを螺
入したことを特徴とする金属回転体とセラミツク
軸の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3867384U JPS60149801U (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 金属回転体とセラミツク軸の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3867384U JPS60149801U (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 金属回転体とセラミツク軸の固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60149801U JPS60149801U (ja) | 1985-10-04 |
JPH0218242Y2 true JPH0218242Y2 (ja) | 1990-05-22 |
Family
ID=30545899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3867384U Granted JPS60149801U (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 金属回転体とセラミツク軸の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60149801U (ja) |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP3867384U patent/JPS60149801U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60149801U (ja) | 1985-10-04 |
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