JPH0112966B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0112966B2 JPH0112966B2 JP59185204A JP18520484A JPH0112966B2 JP H0112966 B2 JPH0112966 B2 JP H0112966B2 JP 59185204 A JP59185204 A JP 59185204A JP 18520484 A JP18520484 A JP 18520484A JP H0112966 B2 JPH0112966 B2 JP H0112966B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collar
- rotating body
- inner ring
- shaft
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
- F16D1/08—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
- F16D1/09—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping due to axial loading of at least one pair of conical surfaces
- F16D1/093—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping due to axial loading of at least one pair of conical surfaces using one or more elastic segmented conical rings forming at least one of the conical surfaces, the rings being expanded or contracted to effect clamping
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
[利用分野]
本発明は、構造部材又は機械における相対回転
部材相互の締付け又は固定の為の装置に関するも
ので、特に、歯車、プーリー等の回転体を軸に固
定するための、所謂、回転体固定具に関するもの
であり、従来のキー、クランプの代りに利用でき
るものである。 [従来技術及びその問題点] この種回転体固定具としては、すでに、実公昭
59−8013号公報に開示のものがある。 このものは、第7図の如く、軸Aに外嵌する内
輪1と、この外側の端部に張出させたつば11
と、前記内輪に外嵌する外輪2と、つば11と外
輪2との間に介装螺合せしめられ締付けボルト
3,3とからなり、つば11の内側に小径段部1
2を形成している。この従来のものでは、小径段
部12の外径が軸Aに固定される歯車、プーリー
等の回転体Bのボス4の内径に対して所定のはめ
あい公差に設定されている。 従つて、ボス4と軸Aとの間に上記固定具を挿
入してつば11と外輪2との間に介装した複数の
締付けボルト3,3を締付けると、外輪2と内輪
1とのテーパー嵌合効果により、内輪1が軸A
に、外輪2がボス4に、又、内輪1、小径段部1
2相互が、それぞれ圧接されて回転体Bが軸Aに
固定される。このとき、つば11の小径段部12
の直径はボス4の内径に対して所定のはめあい公
差に設定されると共につば11の内径も軸Aに対
して所定のはめあい公差に設定されているから、
回転体Bは軸Aに対してこれら公差に見合つた精
度でセンタンリングされることとなる。 すなわち、締付けボルト3,3の締付けトルク
のバラツキによる大きな偏心が防止できる。 このことは、特開昭54−118971号公報に開示の
ものについても云えることであり、このもので
は、つば11の外径がセンタリング効果を発揮す
ることとなる。 ところが、上記従来のものでは、前記はめあい
公差以上のセンタリング効果はなく、はめあい公
差の範囲で偏心する。 これは、予め十分な剛性に設定されたつば11
を具備するものの場合、小径段部12とボス4と
の間隙がそのまま最終固定状態の間隙として残る
からである。 [技術的課題] 本発明は、このような『軸に外嵌させた内輪1
及び外輪2を互いにテーパー嵌合させて回転体B
のボス4に挿入し、内輪1のつば11と外輪相互
を複数の締付けボルト3,3で締付けることによ
り回転体Bを軸に固定する回転体固定具』におい
て、回転体Bの固定の際のセンタリング効果を一
層向上させるために、締付けボルトの締付けによ
つて内輪1のつば11のうちボス4に挿入される
部分の外径が拡大せしめられるうにすることをそ
の技術的課題とする。 [技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『内輪1の大径側端部に続いて
形成したつば11の外周近傍に、回転体Bのボス
4内に極小さなすきまを有するはめあい公差で挿
入される小形段部12を形成し、この小径段部1
2の外周側に続く側面13を内輪1の軸線に直角
な平面部とし、つば11と内輪1との接合部から
つば11までの剛性を、締付けボルト3,3の締
付けによりつば11各断面が僅かに傾斜状態とな
る程度に、比較的低く設定した』ことである。 [作用] 上記技術的手段は次のように作用する。 内輪1及び外輪2は、既述従来のものと同様
に、回転体Bのボス4と軸との間に挿入され、前
記両者間に介装した複数の締付けボルト3,3を
締付けると、既述従来例と同様の作用で回転体B
が軸に固定される。 この固定の過程において、つば11の小径段部
12とボス4とは、所定のはめあい公差に設定さ
れていることから、締付けボルト3,3の締付け
前の段階で既に回転体Bは軸Aに対してある程度
センタリングされた状態にある。 内輪1のつば11の外周近傍に形成した側面1
3が回転体Bの端面の平面部に対して外側から対
接するように回転体固定具が装着されることか
ら、回転体Bの回転面が軸Aに対して正確に直交
する。又、前記状態において、締付けボルト3,
3が小径段部12の内周側に位置しているから、
つば11の断面には、外周側で外向きとなり内周
側で内向きとなる偶力が作用する。 つば11と内輪1との接合部からつば11迄の
部分の鋼性が比較的低く設定されているから、締
付けボルト3,3の締付けトルクが所定のトルク
に達すると、つば11の断面は、その内周側がボ
ス4内に僅かに入り込んだ状態に傾斜する。 小径段部12の外径とボス4の内径とのすきま
は、極小さな値に設定されているから、前記つば
11の傾斜によつて、小径段部12の内周側の端
縁は、ボス4の内周面に近接し最終的には全域的
に対接することとなる。 すなわち、ボス4と軸Aとの間につば11の断
面の一部が締付けボルトの締付け力によつて強制
的に押し込められた状態となり、回転体Bの端面
が側面13に対接した状態で軸Aに対してつば1
1が密に嵌合した状態に固定されることとなる。 [効果] 本発明は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。 回転体Bを軸Aに固定した状態では、ボス4と
軸Aとの間につば11の断面の一部が締付けボル
トの締付け力によつて強制的に押し込められた状
態となり、回転体Bの端面が側面13に対接した
状態で軸Aに対してつば11が密に嵌合した状態
に固定されることとなるから、回転体固定状態に
おける回転体Bのセンタリング効果が従来のもの
に比べて一層向上したものとなる。 [実施態様] 第1番めの実施態様は、『つば11と内輪1と
を別体に構成して相互に抜け止め状態に係合させ
た』ことである。 この実施態様によれば、つば11と内輪1との
接合部の曲げに対する剛性が大幅に低くなるか
ら、つば11自体の剛性をある程度高めた条件下
でのセンタリング効果が向上する。 第2番めの実施態様は、『つば11と内輪1と
を一体化させた構成とし、つば11と内輪1との
接合部外周面に凹溝を全周にわたつて形成した』
ことである。 この実施態様によれば、つば11と内輪1との
接合部の肉厚が凹溝形成度合に相当して薄肉にな
るから、その分、この接合部における曲げに対す
る剛性が低くなり、前記第1番めの実施態様と同
様の効果を有するものとなる。 第3番目めの実施態様は、『最終固定状態にお
けるつば11と外輪2との間隙を大きく設定し
て、この間隙に対応する内輪1の部分が締付けボ
ルト3,3の最終締付け状態において半径方向に
たわみうるようにした』ことである。 この実施態様によれば、内輪1の大径側の外周
部に凹溝を設けないでも、つば11と内輪1との
接合部の剛性が低くなり、上記実施態様と同様の
効果を発揮する。 [実施例] 以下、本発明の実施例を第1図〜第6図に基づ
いて説明する。 第1図〜第3図に示す第1実施例はつば11を
内輪1の外側端に張出させたもので、このつばの
外周縁近傍に小径段部12を周設してあり、この
小径段部12の外周側の側面が側面13となり、
軸Aに直交する平面部となる。 前記構成のつばは無端リング状でこれに続く内
輪1のテーパー筒部には複数の軸線方向のスリツ
ト14,14が開削され、内輪1の先端に開放す
る。尚、つば11には複数の透孔15,15が所
定のピツチで配設されている。 他方、外輪2は一部開放のリングで、前記内輪
とはテーパー嵌合状態に外嵌する。その外径はボ
ス4との関係で所定に設定されており、前記つば
に設けた透孔15,15に合せてネジ孔21,2
1を設けてある。 次に、各部の寸法についてみれば、内輪及び外
輪の接触面のテーパーは1/9とし、第2図に示す
内輪1の各部の寸法、軸Aの直径及びボス4の直
径Dとの関係は次のようになつている。
部材相互の締付け又は固定の為の装置に関するも
ので、特に、歯車、プーリー等の回転体を軸に固
定するための、所謂、回転体固定具に関するもの
であり、従来のキー、クランプの代りに利用でき
るものである。 [従来技術及びその問題点] この種回転体固定具としては、すでに、実公昭
59−8013号公報に開示のものがある。 このものは、第7図の如く、軸Aに外嵌する内
輪1と、この外側の端部に張出させたつば11
と、前記内輪に外嵌する外輪2と、つば11と外
輪2との間に介装螺合せしめられ締付けボルト
3,3とからなり、つば11の内側に小径段部1
2を形成している。この従来のものでは、小径段
部12の外径が軸Aに固定される歯車、プーリー
等の回転体Bのボス4の内径に対して所定のはめ
あい公差に設定されている。 従つて、ボス4と軸Aとの間に上記固定具を挿
入してつば11と外輪2との間に介装した複数の
締付けボルト3,3を締付けると、外輪2と内輪
1とのテーパー嵌合効果により、内輪1が軸A
に、外輪2がボス4に、又、内輪1、小径段部1
2相互が、それぞれ圧接されて回転体Bが軸Aに
固定される。このとき、つば11の小径段部12
の直径はボス4の内径に対して所定のはめあい公
差に設定されると共につば11の内径も軸Aに対
して所定のはめあい公差に設定されているから、
回転体Bは軸Aに対してこれら公差に見合つた精
度でセンタンリングされることとなる。 すなわち、締付けボルト3,3の締付けトルク
のバラツキによる大きな偏心が防止できる。 このことは、特開昭54−118971号公報に開示の
ものについても云えることであり、このもので
は、つば11の外径がセンタリング効果を発揮す
ることとなる。 ところが、上記従来のものでは、前記はめあい
公差以上のセンタリング効果はなく、はめあい公
差の範囲で偏心する。 これは、予め十分な剛性に設定されたつば11
を具備するものの場合、小径段部12とボス4と
の間隙がそのまま最終固定状態の間隙として残る
からである。 [技術的課題] 本発明は、このような『軸に外嵌させた内輪1
及び外輪2を互いにテーパー嵌合させて回転体B
のボス4に挿入し、内輪1のつば11と外輪相互
を複数の締付けボルト3,3で締付けることによ
り回転体Bを軸に固定する回転体固定具』におい
て、回転体Bの固定の際のセンタリング効果を一
層向上させるために、締付けボルトの締付けによ
つて内輪1のつば11のうちボス4に挿入される
部分の外径が拡大せしめられるうにすることをそ
の技術的課題とする。 [技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本発明
の技術的手段は、『内輪1の大径側端部に続いて
形成したつば11の外周近傍に、回転体Bのボス
4内に極小さなすきまを有するはめあい公差で挿
入される小形段部12を形成し、この小径段部1
2の外周側に続く側面13を内輪1の軸線に直角
な平面部とし、つば11と内輪1との接合部から
つば11までの剛性を、締付けボルト3,3の締
付けによりつば11各断面が僅かに傾斜状態とな
る程度に、比較的低く設定した』ことである。 [作用] 上記技術的手段は次のように作用する。 内輪1及び外輪2は、既述従来のものと同様
に、回転体Bのボス4と軸との間に挿入され、前
記両者間に介装した複数の締付けボルト3,3を
締付けると、既述従来例と同様の作用で回転体B
が軸に固定される。 この固定の過程において、つば11の小径段部
12とボス4とは、所定のはめあい公差に設定さ
れていることから、締付けボルト3,3の締付け
前の段階で既に回転体Bは軸Aに対してある程度
センタリングされた状態にある。 内輪1のつば11の外周近傍に形成した側面1
3が回転体Bの端面の平面部に対して外側から対
接するように回転体固定具が装着されることか
ら、回転体Bの回転面が軸Aに対して正確に直交
する。又、前記状態において、締付けボルト3,
3が小径段部12の内周側に位置しているから、
つば11の断面には、外周側で外向きとなり内周
側で内向きとなる偶力が作用する。 つば11と内輪1との接合部からつば11迄の
部分の鋼性が比較的低く設定されているから、締
付けボルト3,3の締付けトルクが所定のトルク
に達すると、つば11の断面は、その内周側がボ
ス4内に僅かに入り込んだ状態に傾斜する。 小径段部12の外径とボス4の内径とのすきま
は、極小さな値に設定されているから、前記つば
11の傾斜によつて、小径段部12の内周側の端
縁は、ボス4の内周面に近接し最終的には全域的
に対接することとなる。 すなわち、ボス4と軸Aとの間につば11の断
面の一部が締付けボルトの締付け力によつて強制
的に押し込められた状態となり、回転体Bの端面
が側面13に対接した状態で軸Aに対してつば1
1が密に嵌合した状態に固定されることとなる。 [効果] 本発明は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。 回転体Bを軸Aに固定した状態では、ボス4と
軸Aとの間につば11の断面の一部が締付けボル
トの締付け力によつて強制的に押し込められた状
態となり、回転体Bの端面が側面13に対接した
状態で軸Aに対してつば11が密に嵌合した状態
に固定されることとなるから、回転体固定状態に
おける回転体Bのセンタリング効果が従来のもの
に比べて一層向上したものとなる。 [実施態様] 第1番めの実施態様は、『つば11と内輪1と
を別体に構成して相互に抜け止め状態に係合させ
た』ことである。 この実施態様によれば、つば11と内輪1との
接合部の曲げに対する剛性が大幅に低くなるか
ら、つば11自体の剛性をある程度高めた条件下
でのセンタリング効果が向上する。 第2番めの実施態様は、『つば11と内輪1と
を一体化させた構成とし、つば11と内輪1との
接合部外周面に凹溝を全周にわたつて形成した』
ことである。 この実施態様によれば、つば11と内輪1との
接合部の肉厚が凹溝形成度合に相当して薄肉にな
るから、その分、この接合部における曲げに対す
る剛性が低くなり、前記第1番めの実施態様と同
様の効果を有するものとなる。 第3番目めの実施態様は、『最終固定状態にお
けるつば11と外輪2との間隙を大きく設定し
て、この間隙に対応する内輪1の部分が締付けボ
ルト3,3の最終締付け状態において半径方向に
たわみうるようにした』ことである。 この実施態様によれば、内輪1の大径側の外周
部に凹溝を設けないでも、つば11と内輪1との
接合部の剛性が低くなり、上記実施態様と同様の
効果を発揮する。 [実施例] 以下、本発明の実施例を第1図〜第6図に基づ
いて説明する。 第1図〜第3図に示す第1実施例はつば11を
内輪1の外側端に張出させたもので、このつばの
外周縁近傍に小径段部12を周設してあり、この
小径段部12の外周側の側面が側面13となり、
軸Aに直交する平面部となる。 前記構成のつばは無端リング状でこれに続く内
輪1のテーパー筒部には複数の軸線方向のスリツ
ト14,14が開削され、内輪1の先端に開放す
る。尚、つば11には複数の透孔15,15が所
定のピツチで配設されている。 他方、外輪2は一部開放のリングで、前記内輪
とはテーパー嵌合状態に外嵌する。その外径はボ
ス4との関係で所定に設定されており、前記つば
に設けた透孔15,15に合せてネジ孔21,2
1を設けてある。 次に、各部の寸法についてみれば、内輪及び外
輪の接触面のテーパーは1/9とし、第2図に示す
内輪1の各部の寸法、軸Aの直径及びボス4の直
径Dとの関係は次のようになつている。
【表】
単位mm
上記構成の内輪に対して所定の外輪を対応さ
せ、回転体を固定した状態における外輪2とつば
11との間〓gをこのつばの厚さ(前記W1に一
致する)に相当する程度となるように外輪2の各
部に寸法を設定すれば、既述した作用により、回
転体を固定した状態において、つば11及びその
近傍の変形はこれを誇張して表現すると第3図の
如くとなり、一対の対角Pa,Pbがそれぞれ対向
する円周面に対接する。 尚、軸Aとつば11の内径(内輪の内径とも一
致する)とのはめあい公差及びつば11の小径段
部12の外径D4とボス4の内径とのはめあい公
差は通常は上表のようにJISの7級程度の公差が
採用される。この場合、上記実施例のものでは、
各はめあい部のギヤツプが平均的なものである
(最大ギヤツプの1/2)と仮定すると、第3図にお
ける傾斜角度θは2度〜3度程度である。 次に、第2番目の実施態様に対応するものとし
ては、第4図に示すような凹溝17を形成する構
成が考えられる。さらに、つば11と内輪1との
連結構造としては、第5図に示す構成も採用可能
である。この場合には、それぞれ別個に形成した
つば11とテーパー筒部とを圧入して係合環19
と係合凹部16相互をかみ合せることにより、両
者が抜け止め状態に連結されることとなる。 また、第6図の如く、つば11の外側端面を中
心側に向つて凸のテーパー面18とし、このテー
パー図の傾斜角度を上記の傾斜角度θに合せてお
けば締付ボルト3,3を締付けた場合におけるボ
ルト頭部の曲りも生じにくくなる。締付完了時に
前記テーパー面が垂直面となるからである。
単位mm
上記構成の内輪に対して所定の外輪を対応さ
せ、回転体を固定した状態における外輪2とつば
11との間〓gをこのつばの厚さ(前記W1に一
致する)に相当する程度となるように外輪2の各
部に寸法を設定すれば、既述した作用により、回
転体を固定した状態において、つば11及びその
近傍の変形はこれを誇張して表現すると第3図の
如くとなり、一対の対角Pa,Pbがそれぞれ対向
する円周面に対接する。 尚、軸Aとつば11の内径(内輪の内径とも一
致する)とのはめあい公差及びつば11の小径段
部12の外径D4とボス4の内径とのはめあい公
差は通常は上表のようにJISの7級程度の公差が
採用される。この場合、上記実施例のものでは、
各はめあい部のギヤツプが平均的なものである
(最大ギヤツプの1/2)と仮定すると、第3図にお
ける傾斜角度θは2度〜3度程度である。 次に、第2番目の実施態様に対応するものとし
ては、第4図に示すような凹溝17を形成する構
成が考えられる。さらに、つば11と内輪1との
連結構造としては、第5図に示す構成も採用可能
である。この場合には、それぞれ別個に形成した
つば11とテーパー筒部とを圧入して係合環19
と係合凹部16相互をかみ合せることにより、両
者が抜け止め状態に連結されることとなる。 また、第6図の如く、つば11の外側端面を中
心側に向つて凸のテーパー面18とし、このテー
パー図の傾斜角度を上記の傾斜角度θに合せてお
けば締付ボルト3,3を締付けた場合におけるボ
ルト頭部の曲りも生じにくくなる。締付完了時に
前記テーパー面が垂直面となるからである。
第1図は本発明実施例の説明図、第2図は内輪
の詳細説明図、第3図は使用状態の説明図、第4
図、第5図は内輪の変形例の説明図、第6図はつ
ばの外側面の変形例の説明図、第7図、第8図は
従来例の説明図であり、図中 1……内輪、11……つば、12……小径段
部、13……側面、17……凹溝、2……外輪、
3……締付ボルト、4……ボス、A……軸、B…
…回転体。
の詳細説明図、第3図は使用状態の説明図、第4
図、第5図は内輪の変形例の説明図、第6図はつ
ばの外側面の変形例の説明図、第7図、第8図は
従来例の説明図であり、図中 1……内輪、11……つば、12……小径段
部、13……側面、17……凹溝、2……外輪、
3……締付ボルト、4……ボス、A……軸、B…
…回転体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸に外嵌させた内輪1及び外輪2を互いにテ
ーパー嵌合させて回転体Bのボス4に挿入し、内
輪1のつば11と外輪相互を複数の締付けボルト
3,3で締付けることにより回転体Bを軸に固定
する回転体固定具において、内輪1の大径側端部
に続いて形成したつば11の外周近傍に、回転体
Bのボス4内に極小さなすきまを有するはめあい
公差で挿入される小径段部12を形成し、この小
径段部12の外周側に続くつば11の側面13を
内輪1の軸線に直角な平面部とし、つば11と内
輪1との接合部からつば11までの剛性を、締付
けボルト3,3の締付けによりつば11各断面が
僅かに傾斜状態となる程度に、比較的低く設定し
た回転体固定具。 2 つば11と内輪1とを別体に構成して相互に
抜け止め状態に係合させた特許請求の範囲第1項
記載の回転体固定具。 3 つば11と内輪1とを一体化させた構成と
し、つば11と内輪1との接合部外周面に凹溝を
全周にわたつて形成した特許請求の範囲第1項記
載の回転体固定具。 4 最終固定状態におけるつば11と外輪2との
間隙を大きく設定して、この間隙に対応する内輪
1の部分を締付けボルト3,3の最終締付け状態
において半径方向にたわみうる程度の剛性にした
特許請求の範囲第1項及び第3項に記載の回転体
固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59185204A JPS6162618A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 回転体固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59185204A JPS6162618A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 回転体固定具 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63142214A Division JPH01153820A (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 | 回転体固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6162618A JPS6162618A (ja) | 1986-03-31 |
JPH0112966B2 true JPH0112966B2 (ja) | 1989-03-02 |
Family
ID=16166687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59185204A Granted JPS6162618A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 回転体固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6162618A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1984
- 1984-09-03 JP JP59185204A patent/JPS6162618A/ja active Granted
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Also Published As
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JPS6162618A (ja) | 1986-03-31 |
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