JP2003501581A - 同心性リング - Google Patents

同心性リング

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JP2003501581A
JP2003501581A JP2001501746A JP2001501746A JP2003501581A JP 2003501581 A JP2003501581 A JP 2003501581A JP 2001501746 A JP2001501746 A JP 2001501746A JP 2001501746 A JP2001501746 A JP 2001501746A JP 2003501581 A JP2003501581 A JP 2003501581A
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turbine
engine
assembly
ring
cylindrical surface
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JP2001501746A
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ジェイ. スウィダースキー,ジョセフ
ディー. モウゼ,ウィリアム
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Pratt and Whitney Canada Corp
Original Assignee
Pratt and Whitney Canada Corp
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • F01D25/246Fastening of diaphragms or stator-rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/08Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、組立公差を補正するために同心性リング(1)を使用するガスタービンエンジンの組立方法を提供する。タービンの回転中におけるガスタービンのブレード先端部(8)は、シャフト軸(5)と同心の先端回転面を定める。部品の製造および組立において累積した公差によって、シャフト軸は、タービンの軸方向位置において、エンジン軸に対して0と所定の許容組立公差との間の範囲の組立偏心度で常に径方向に偏心している。本発明は、エンジンハウジングの内側円筒面と係合する外側円筒面(18)とタービンシュラウドの外側円筒面と係合する内側円筒面(19)とを有する同心性リング(1)を配置するステップに関し、同心性リング(1)の外側および内側の円筒面は、動的な部品と静的な部品との組立偏心度を単純でかつ迅速な方法で調整するために、0と上記所定の許容組立公差との間の範囲のリング偏心度だけ偏心している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、累積した組立公差を補正するために連結部品間に同心性リングを用
いたガスタービンエンジンの組立方法に関し、特に、連結されたタービンシュラ
ウドについて、高圧タービンの組立において重要である非常に小さい公差を達成
して、ブレード先端部間隙を最小化するとともにエンジン性能を最適化すること
に関する。
【0002】
【背景技術】
ガスタービンエンジンの組立では、種々の接続部品が合わせて組み立てられる
。これらの部品は、全て高い精密さで機械加工されるが、このような精密さは特
定の寸法公差の範囲内のものである。多数の部品の組立において、特に非常に高
い精密さが要求されるときには、これらの公差の累積した影響に対処する必要が
ある。
【0003】 上述のような精密さの一例は、ガスタービンエンジンの高圧タービンおよび燃
焼器の直ぐ下流における関連するタービンシュラウドに関するものである。ター
ビンブレードの先端部と回転ブレードを囲むタービンシュラウドとの間の先端部
クリアランスは、エンジン性能にとって重要であり、先端部の間隙が0.001
インチ超過する毎にエンジン性能が約0.25%減少すると推定されている。こ
のため、高圧タービンブレードが、確かに関連するタービンシュラウドと共に正
確に組み立てられるように細心の注意が払われる。
【0004】 従来技術における高圧タービンおよびそのシュラウドの組立方法は、燃焼器と
高圧タービンシャフトを含むエンジンを、許容される組立公差内で組み立てるこ
とを含む。高圧タービンは、その後で高圧タービンシャフトに取り付けられるの
で、タービンの回転軸は、機械加工公差の累積のために燃焼器の長手方向軸に対
して常に多少偏心して設けられる。
【0005】 タービンシュラウドを、タービンブレードの周囲に最小の先端部間隙で正確に
はめ合わせるためには、動作中のタービンブレードの偏心度と外径に正確に一致
するように各シュラウドの内側面を個別に研磨することが一般的な方法である。
【0006】 タービンシュラウドを組立作業から取り出して精密研磨を行うことは、組立作
業を大きく遅延させるとともにこの工程で必要とされる熟練した労働力によって
生じる高いコストを伴う。実際上は、タービンシュラウドの個別の研磨作業が行
われている間は、組立作業が停止され、空間的およびスケジューリングの制約に
よって製造が大変困難となってしまう。
【0007】 一般に、全ての機械組立作業では、必要に応じて各部品を個別に適合させるよ
りも、標準化した部品を使用することが有利である。部品の標準化および組立工
程の単純化によって、必然的にコストが低減されるとともに製造速度が増す。
【0008】 従って、本発明の目的は、タービンシュラウドの個別の研磨を排除して、ガス
タービンエンジンのタービンの組立において生じる偏心度にかかわらず、タービ
ンシュラウドの製造を標準化することを可能にすることである。
【0009】 本発明の他の目的は、個別に研磨したり、組立および製造の流れから部品を取
り出すことなく、タービンの偏心度に対処することができる単純な手段を提供す
ることである。
【0010】 本発明のさらに他の目的は、従来技術のガスタービンエンジン構造体を大きく
変更することなく、組み立てられたタービンの偏心度に対処することができるよ
うにすることである。
【0011】
【発明の開示】
本発明は、組立公差を補正するために偏心した同心性リングを使用するガスタ
ービンエンジンの組立方法を提供する。
【0012】 典型的なガスタービンエンジンは、長手方向エンジン軸を有するとともに、長
手方向シャフト軸を中心に回転するように所定の軸方向位置でシャフトアセンブ
リに設けられた少なくとも1つのタービンを含む。このタービンは、周方向に離
間されたタービンブレードの列を有するハブを含み、各タービンブレードは、径
方向外側のブレード先端部を有する。これらのブレード先端部は、タービンの回
転中においてシャフト軸と同心の先端回転面を定める。
【0013】 部品の製造および組立で累積した公差により、シャフト軸は、タービンの軸方
向位置において、0から所定の許容組立公差までの範囲内の組立偏心度だけ常に
径方向に偏心している。エンジンは、静的な外側エンジンハウジングアセンブリ
が、エンジン軸と同心の内側円筒面を備えるエンジンハウジングフランジを含む
段階まで連続的に組み立てられ、続いて、タービンシュラウド内側回転面がブレ
ード先端回転面に一致するように、外側円筒面を備えるシュラウドフランジを有
する静的なタービンシュラウドが、エンジンハウジングフランジに取外し可能に
固定される。
【0014】 本発明は、エンジンハウジングフランジの内側円筒面と接触する外側円筒面と
、タービンシュラウドフランジの外側円筒面と接触する内側円筒面と、を備える
同心性リングを配置するステップに関し、同心性リングの外側および内側の円筒
面は、組立偏心度を単純でかつ迅速な方法で調整するために、0と上記所定の許
容組立公差との間の範囲のリング偏心度だけ偏心している。
【0015】 本発明のその他の詳細および利点は、以下の実施形態および添付図面によって
明らかとなる。
【0016】
【発明を実施するための最良の形態】
図1を参照すると、本発明は、連結された円筒形部品間に設けた同心性リング
1を用いて、組み立てられたエンジン部品の累積した組立公差および機械加工公
差を補正するガスタービンエンジンの組立方法に関する。本発明は、特に、ブレ
ード先端部間隙を最小化するとともにエンジン性能を最適化するために、連結さ
れたタービンシュラウドにおいて、高圧ガスタービンの組立で重要な非常に小さ
い公差を達成することに関する。本明細書では、ガスタービンの一般的な構造は
、当業者に共通の一般的な知識の一部と見なして簡単に説明する。
【0017】 図1に示すように、ガスタービンエンジンは、長手方向軸を有する。図示の実
施例では、このエンジンは、長手方向シャフト軸5を中心に回転するようにシャ
フトアセンブリ4内で所定の軸方向位置に設けられた2つの高圧タービン3を含
む。図1,図3では、シャフト軸5は、寸法“e”だけエンジン軸2から偏心し
て示されている。明瞭化のために図面の縮尺は一定ではなく、偏心寸法“e”は
、実際にはほぼ0.005インチより小さく、添付図面の縮尺では見えなくなっ
てしまう。
【0018】 また、本明細書は、高圧タービンの組立に関するが、本発明は、偏心度を補正
する必要があるあらゆる機械やタービンアセンブリに同様に適用可能である。高
圧タービンは、公差を非常に小さくすることが絶対的に重要であるとともに過剰
なブレード先端部間隙が非常に大きいエンジン効率の損失につながり得るガスタ
ービンエンジン領域であるため、単に例として選択されたものである。
【0019】 図1,図2を合わせて参照すると、典型的なガスタービンエンジンは、中心ハ
ブ6と、それぞれ径方向外側のブレード先端部8を備える周方向に離間されたタ
ービンブレード7の列と、を含むタービン3を有する。ブレード先端部8は、タ
ービンの回転中にシャフト軸5と同心の先端回転面を定める。各ブレード7は、
適切な機械加工公差内で機械加工されるが、個々のブレードの先端面はわずかに
異なる。従って、回転ブレードの先端部8は、列内のいずれかのブレード7の最
も径方向外側の範囲を表す先端回転面を定める。勿論、理想的には、全てのブレ
ード先端部8は同一で、かつシャフト軸5に同心で実質的に円錐台状の先端回転
面を定める。
【0020】 シャフト軸5は、タービン3の軸方向位置において、エンジン軸2に対して組
立偏心度“e”だけ径方向に偏心しており、この偏心度“e”は、0と所定の許
容できる組立公差の範囲内である。例えば、比較的直径が小さいエンジンでは、
タービン直径は20〜30インチの範囲であり、組立時に許容される偏心度は、
0.005〜0.01インチ程度である。
【0021】 図2,図3に示したガスタービンエンジンの組立は、一般に図の左から右へと
進行する。高圧タービン3とカバープレート9がない状態でシャフトアセンブリ
4が完成しており、燃焼器10がボルト12に至るまでステータアセンブリ11
と完全に組み合わされており、静的な外側エンジンハウジングアセンブリとして
の燃焼器外側ケース13はエンジンハウジングフランジ14まで完成した時点で
本発明のこの実施例に関連する組立段階に達する。この段階まで左から右への組
立が完成すると、シャフトアセンブリ4にタービン3を設置すると同時に、静的
なタービンシュラウド15と、エンジンハウジングフランジ14に取外し可能に
固定されたシュラウドフランジ16と、を組み合わせることを含む次のステップ
のためのエンジンの準備が整う。
【0022】 上述したように、従来技術の組立方法には、同心性リング1またはエンジンハ
ウジングフランジ14とシュラウドフランジ16との特定の配置のいずれも含ま
れない。従来技術では、静的なタービンシュラウド15と高圧タービン3を組み
合わせる際に、各エンジン構造について、ブレードの先端回転面に適合するよう
に静的なタービンシュラウド15を組立時に個別に精密研磨することが必要とな
る。図2を参照すると、従来技術の組立方式は、各エンジンアセンブリについて
、シャフトアセンブリ4にタービン3を取り付けるとともに偏心度“e”を測定
することを含む。図2で示すように、ブレード先端部8に径方向で隣接するター
ビンシュラウド15は、分離された環状のリング17を含み、このリング17は
、従来技術の方法では個別の研磨作業に適応するために初期状態で先端回転面の
外径よりも小さい内径を有するように形成されている。従来技術における環状の
リング17の内側面は、偏心度“e”に一致し、かつブレード先端部間隙の公差
を小さく保つように個別に研磨される。上述したように、このような個別の研磨
作業は、エンジン組立作業を大きく遅延するとともに集約的でかつ高度に熟練し
た労働力を要する。
【0023】 反対に、本発明では、組立作業の前に環状のリング17の内側面を正確に機械
加工して完全な所望形状とすることが可能となる。エンジン軸2と組み立てられ
たシャフト軸5との間の偏心度“e”には、以下で説明するように同心性リング
1を使用することで対応する。同心性リング1を使用することで、環状のリング
17の個別の研磨およびこれに伴うエンジン組立の遅延や労働力の増加を完全に
回避することができる。
【0024】 本発明によると、静的な外側エンジンハウジングアセンブリ13は、エンジン
軸2と同心の円筒状の内側面18を備えるエンジンハウジングフランジ14を含
む。静的なタービンシュラウド15は、外側円筒面19を有するシュラウドフラ
ンジ16を含む。シュラウドフランジ16は、整列したボルト穴20を通るボル
ト(図示省略)によって、エンジンハウジングフランジ14に取外し可能に固定
される。静的なタービンシュラウド15の一部を構成する環状のリング17は、
ブレードの先端回転面に一致するタービンシュラウド内側回転面21を備える。
本発明の重要な利点は、ブレードの先端回転面を、ブレード先端部8の精密な機
械加工によって正確に決定することができるとともに、タービンシュラウド内側
回転面21を、ブレード先端部間隙を所望の大きさに維持するために要求される
正確な形状に予め製造することができる点である。
【0025】 静的なタービンシュラウド15とタービン3との同心性を保つための径方向に
おける調整は、同心性リング1を以下のように使用することによって得られる。
同心性リング1は、エンジンハウジングフランジ14の内側円筒面18に一致す
る外側円筒面を備えるように精密に機械加工される。また、同心性リング1は、
タービンシュラウドフランジ16の外側円筒面19に一致する偏心した内側円筒
面を備える。
【0026】 同心性リング1の外側および内側の円筒面は、0と所定の許容組立公差の間の
範囲のリング偏心寸法だけ偏心している。従って、同心性リング1をフランジの
円筒面18,19の間に配置することによって、シャフト軸5を中心に回転する
タービン3の対応する径方向位置に適合するようにタービンシュラウド15の径
方向位置を調整することができる。
【0027】 ボルト穴20は、同心性リング1の挿入によるタービンシュラウド15の初期
配置に対応するように過大寸法に設けられている。また、ボルト穴20は、初め
に過小寸法に機械加工し、最終組立時に広げることもできる。
【0028】 異なるエンジンの組立によって、異なる偏心寸法“e”が生じる。異なるエン
ジンに適用される同心性リング1の偏心度は、0と、例えば0.005〜0.0
1インチの範囲である所定の許容組立公差と、の間で変更可能である。
【0029】 偏心度寸法“e”で予想される変動に対処するために、本発明には、エンジン
組立キットも含まれ、このキットは、それぞれ異なるリング偏心度を有する幾つ
かの同心性リング1を含む。例えば、エンジン組立キットは、偏心度0から例え
ば0.01インチの許容される最大組立公差まで、0.001インチきざみで段
階的に大きくなるリング偏心度を有する複数の同心性リング1を含むことができ
る。
【0030】 さらに、同心性リング1の偏心度と高圧タービン3の偏心度とは、一致する必
要があるので、リング1は、例えば、径方向リング厚さの最大リング厚さ、中間
リング厚さ、および最小リング厚さに対応する種々の位置にマーキングを有する
ことが望ましい。これにより、設置者は、同心性リング1の偏心度とエンジンシ
ャフトアセンブリ4およびこれに取り付けられたタービン3の偏心度とを正しく
調整することができる。
【0031】 上述の説明および添付図面は、特定の実施例に関するが、本発明の広い形態に
は、説明および図示された要素の機械的および機能的な同等物も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスタービンエンジンの燃焼器と2つの高圧タービンを示す片側の軸方向部分
断面図である。
【図2】 タービンシュラウドの詳細およびエンジンハウジングとの接続状態を示す同様
の軸方向断面図である。
【図3】 エンジン軸に対するシャフト軸上のタービンの偏心度に合わせて調整するため
に、同心性リングを含むタービンシュラウドがエンジンハウジングフランジに取
り付けられた状態を示す図1の3−3線に沿った径方向断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月10日(2001.8.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】 上述のような精密さの一例は、ガスタービンエンジンの高圧タービンおよび燃
焼器の直ぐ下流における関連するタービンシュラウドに関するものである。ター
ビンブレードの先端部と回転ブレードを囲むタービンシュラウドとの間の先端部
クリアランスは、エンジン性能にとって重要であり、先端部の間隙が0.025 4mm( 0.001インチ超過する毎にエンジン性能が約0.25%減少する
と推定されている。このため、高圧タービンブレードが、確かに関連するタービ
ンシュラウドと共に正確に組み立てられるように細心の注意が払われる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 従来技術における高圧タービンおよびそのシュラウドの組立方法は、燃焼器と
高圧タービンシャフトを含むエンジンを、許容される組立公差内で組み立てるこ
とを含む。高圧タービンは、その後で高圧タービンシャフトに取り付けられるの
で、タービンの回転軸は、機械加工公差の累積のために燃焼器の長手方向軸に対
して常に多少偏心して設けられる。 ダビソンに付与された米国特許第4,222,708号は、2つのフレーム環 に、相対的に偏心したの外側面および内側面を意図的に形成することによって、 ロータベアリングとステータとの間の固有の偏心度を補正する方法を説明してい る。エンジン環の組立において、これらを互いに対して回転させることにより、 0から最大値までの範囲の偏心度が得られる。偏心度0では、2つの環の個々の 偏心度が互いに相殺すなわち打ち消し合い、得られる最大の偏心度では、2つの 個々の偏心度が加算される。この装置の難点は、製造、組立、および修理後の組 立がが複雑なことである。使用者は、2つの個別の環を精密に製造するとともに 、環を正確に回転させてエンジンアセンブリに取り付ける必要がある。 デイビス等に付与された米国特許第4,786,232号は、アブレイダブル シュラウドおよびアブレイダブルタービンブレードを不要とするために、浮動膨 張制御リングを使用する。浮動膨張リングは、制限された範囲内で径方向に自由 に浮動可能となっているとともに、浮動リングの周辺部に離間して設けられた連 動キーによってシャフト軸を中心に回転不能に保持される。 デイビス等による上記特許は、偏心度を許容するとともに、浮動膨張制御リン グを使用してブレード先端部クリアランスを最小化する。これとは対照的に、本 発明は、主に固定された静的すなわち非浮動型のタービンシュラウドに関し、こ のようなタービンシュラウドは、偏心した状態で組み合わされたシャフト−ター ビンハブ−ブレードの組み合わせに正確に一致する必要があるとともに、従来技 術と同様に、残りの許容量の最小偏心度を補正するためにアブレイダブルシュラ ウドライナを使用する。 ラルデリアに付与された米国特許第4,548,546号は、シャフトのベア リング支持部に設けられた偏心調整リングを提供する。この特許の方法は、ター ビンシュラウド内でタービンブレードを同心状に一致させるときには、タービン ロータが取り付けられたシャフト全体を移動させるようにシャフト上の偏心調整 リングを位置決めすることを含む。従って、この特許は、シャフト上に取り付け られた全ての部品とともにシャフト全体を移動させることを提案している。また 、この特許は、1つの静的なシュラウド部品の分離された心合わせを開示も示唆 もしておらず、シャフトに取り付けられた全てのエンジン部品に同時に影響を与 えることなく、組立工が上記1つの部品の位置を調整することを可能としていな い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】 部品の製造および組立で累積した公差により、シャフト軸は、タービンの軸方
向位置において、0から所定の許容組立公差までの範囲内の組立偏心度だけ常に
径方向に偏心している。エンジンは、静的な外側エンジンハウジングアセンブリ
が、エンジン軸と同心の内側円筒面を備えるエンジンハウジングフランジを含む
段階まで連続的に組み立てられ、続いて、タービンシュラウド内側回転面がブレ
ード先端回転面に一致するように、外側円筒面を備えるシュラウドフランジを有
する静的なタービンシュラウドが、エンジンハウジングフランジに取外し可能に
固定される。シュラウドの内側および外側の面は、互いに対して一般に偏心して いない(すなわち実質的に同心である)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】 本発明は、エンジンハウジングフランジの内側円筒面と接触する外側円筒面と
、タービンシュラウドフランジの外側円筒面と接触する内側円筒面と、を備える
同心性リングを配置するステップに関し、同心性リングの外側および内側の円筒
面は、組立偏心度を単純でかつ迅速な方法で調整するために、0と上記所定の許
容組立公差との間の範囲のリング偏心度だけ偏心している。 より具体的には、本発明は、長手方向のエンジン軸を有し、長手方向のシャフ ト軸を中心に回転するように、所定の軸方向位置でシャフトアセンブリに配置さ れた少なくとも1つのタービンを有し、このタービンは、それぞれ径方向外側の ブレード先端部を備えるとともに周方向に離間されたタービンブレードの列を有 するハブを含み、前記ブレード先端部は、前記タービンの回転中に前記シャフト 軸と同心の先端回転面を定めており、前記シャフト軸は、前記タービンの軸方向 位置において前記エンジン軸に対して、0と所定の許容組立公差との間の範囲内 の組立偏心度寸法だけ径方向に偏心しており、さらに、前記エンジン軸と同心の 内側円筒面を備えるエンジンハウジングフランジを有する静的な外側エンジンハ ウジングアセンブリと、前記エンジンハウジングフランジに取外し可能に固定さ れた外側円筒面を備えるシュラウドフランジと、前記ブレードの先端回転面に一 致するタービンシュラウド内側回転面と、を有する静的なタービンシュラウドと 、を有し、前記シュラウドの内側および外側の面は、互いに対して偏心していな いガスタービンエンジンにおいて、前記エンジンが、前記エンジンハウジングフ ランジの内側円筒面に一致する外側円筒面と、前記タービンシュラウドフランジ の外側円筒面に一致する内側円筒面と、を備える同心性リングを有し、前記同心 性リングの外側および内側の円筒面は、0と前記所定の許容組立公差との間の範 囲内のリング偏心度だけ偏心していることを特徴とするガスタービンエンジンを 提供する。 本発明は、また、ガスタービンエンジン用のエンジン組立キットであって、前 記エンジンは、長手方向のエンジン軸を有し、長手方向のシャフト軸を中心に回 転するように、所定の軸方向位置でシャフトアセンブリに配置された少なくとも 1つのタービンを有し、このタービンは、それぞれ径方向外側のブレード先端部 を備えるとともに周方向に離間されたタービンブレードの列を有するハブを含み 、前記ブレード先端部は、前記タービンの回転中に前記シャフト軸と同心の先端 回転面を定めており、前記シャフト軸は、前記タービンの軸方向位置において前 記エンジン軸に対して、0と所定の許容組立公差との間の範囲内の組立偏心度寸 法だけ径方向に偏心しており、さらに、前記エンジン軸と同心の内側円筒面を備 えるエンジンハウジングフランジを有する静的な外側エンジンハウジングアセン ブリと、前記エンジンハウジングフランジに取外し可能に固定された外側円筒面 を備えるシュラウドフランジと、前記ブレードの先端回転面に一致するタービン シュラウド内側回転面と、を有する静的なタービンシュラウドと、を有し、前記 シュラウドの内側および外側の面は、互いに対して偏心していないガスタービン エンジン用のエンジン組立キットにおいて、前記エンジンが、前記エンジンハウ ジングフランジの内側円筒面に一致する外側円筒面と、前記タービンシュラウド フランジの外側円筒面に一致する内側円筒面と、を備える同心性リングを有し、 前記同心性リングの外側および内側の円筒面は、0と前記所定の許容組立公差と の間の範囲内のリング偏心度だけ偏心しており、前記キットは、複数の前記同心 性リングを含み、前記キットの各リングは、それぞれ異なるリング偏心度を有す ることを特徴とするガスタービンエンジン用のエンジン組立キットを提供する。 本発明は、さらに、ガスタービンエンジン用の同心性リングであって、前記エ ンジンは、長手方向のエンジン軸を有し、長手方向のシャフト軸を中心に回転す るように、所定の軸方向位置でシャフトアセンブリに配置された少なくとも1つ のタービンを有し、このタービンは、それぞれ径方向外側のブレード先端部を備 えるとともに周方向に離間されたタービンブレードの列を有するハブを含み、前 記ブレード先端部は、前記タービンの回転中に前記シャフト軸と同心の先端回転 面を定めており、前記シャフト軸は、前記タービンの軸方向位置において前記エ ンジン軸に対して、0と所定の許容組立公差との間の範囲内の組立偏心度寸法だ け径方向に偏心しており、さらに、前記エンジン軸と同心の内側円筒面を備える エンジンハウジングフランジを有する静的な外側エンジンハウジングアセンブリ と、前記エンジンハウジングフランジに取外し可能に固定された外側円筒面を備 えるシュラウドフランジと、前記ブレードの先端回転面に一致するタービンシュ ラウド内側回転面と、を有する静的なタービンシュラウドと、を有し、前記シュ ラウドの内側および外側の面は、互いに対して偏心していないガスタービンエン ジン用の同心性リングにおいて、前記同心性リングが、前記エンジンハウジング フランジの内側円筒面に一致する外側円筒面と、前記タービンシュラウドフラン ジの外側円筒面に一致する内側円筒面と、を備えており、前記同心性リングの外 側および内側の円筒面は、0と前記所定の許容組立公差との間の範囲内のリング 偏心度だけ偏心しており、前記同心性リングは、最大リング厚さ、最小リング厚 さ、および中間リング厚さからなる群より選択される径方向リング厚さに対応す る位置において、リング上にマーキングを含むことを特徴とするガスタービンエ ンジン用の同心性リングを提供する。 本発明は、さらにまた、長手方向のエンジン軸とともに、長手方向のシャフト 軸を中心に回転するように、所定の軸方向位置でシャフトアセンブリに配置され た少なくとも1つのタービンを有し、このタービンは、それぞれ径方向外側のブ レード先端部を備えるとともに周方向に離間されたタービンブレードの列を有す るハブを含み、前記ブレード先端部は、前記タービンの回転中に前記シャフト軸 と同心の先端回転面を定めており、前記シャフト軸は、前記タービンの軸方向位 置において前記エンジン軸に対して、0と所定の許容組立公差との間の範囲内の 組立偏心度だけ径方向に偏心しおり、前記エンジンは、さらに、前記エンジン軸 と同心の内側円筒面を備えるエンジンハウジングフランジを有する静的な外側エ ンジンハウジングアセンブリと、前記エンジンハウジングフランジに取外し可能 に固定された外側円筒面を備えるシュラウドフランジと、前記ブレードの先端回 転面に一致するタービンシュラウド内側回転面と、を有する静的なタービンシュ ラウドと、を有し、前記シュラウドの内側および外側の面は、互いに対して偏心 していないガスタービンエンジンの組立方法において、前記組立方法は、前記エ ンジンハウジングフランジの内側円筒面と接触する外側円筒面と、前記タービン シュラウドフランジの外側円筒面と接触する内側円筒面と、を備える同心性リン グを配置することを含み、前記同心性リングの外側および内側の円筒面は、0と 前記所定の許容組立公差との間の範囲内のリング偏心度寸法だけ偏心しているこ とを特徴とするガスタービンエンジンの組立方法を提供する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】 図1に示すように、ガスタービンエンジンは、長手方向軸を有する。図示の実
施例では、このエンジンは、長手方向シャフト軸5を中心に回転するようにシャ
フトアセンブリ4内で所定の軸方向位置に設けられた2つの高圧タービン3を含
む。図1,図3では、シャフト軸5は、寸法“e”だけエンジン軸2から偏心し
て示されている。明瞭化のために図面の縮尺は一定ではなく、偏心寸法“e”は
、実際にはほぼ0.127mm(0.005インチより小さく、添付図面の縮
尺では見えなくなってしまう。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 シャフト軸5は、タービン3の軸方向位置において、エンジン軸2に対して組
立偏心度“e”だけ径方向に偏心しており、この偏心度“e”は、0と所定の許
容できる組立公差の範囲内である。例えば、比較的直径が小さいエンジンでは、
タービン直径は20〜30インチの範囲であり、組立時に許容される偏心度は、 0.127〜0.254mm( 0.005〜0.01インチ程度である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】 異なるエンジンの組立によって、異なる偏心寸法“e”が生じる。異なるエン
ジンに適用される同心性リング1の偏心度は、0と、例えば0.127〜0.2 54mm( 0.005〜0.01インチの範囲である所定の許容組立公差と
、の間で変更可能である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】 偏心度寸法“e”で予想される変動に対処するために、本発明には、エンジン
組立キットも含まれ、このキットは、それぞれ異なるリング偏心度を有する幾つ
かの同心性リング1を含む。例えば、エンジン組立キットは、偏心度0から例え
0.254mm(0.01インチの許容される最大組立公差まで、0.0 254mm( 0.001インチきざみで段階的に大きくなるリング偏心度を有
する複数の同心性リング1を含むことができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向のエンジン軸を有し、 長手方向のシャフト軸を中心に回転するように、所定の軸方向位置でシャフト
    アセンブリに配置された少なくとも1つのタービンを有し、このタービンは、そ
    れぞれ径方向外側のブレード先端部を備えるとともに周方向に離間されたタービ
    ンブレードの列を有するハブを含み、前記ブレード先端部は、前記タービンの回
    転中に前記シャフト軸と同心の先端回転面を定めており、 前記シャフト軸は、前記タービンの軸方向位置において前記エンジン軸に対し
    て、0と所定の許容組立公差との間の範囲内の組立偏心度だけ径方向に偏心して
    いるガスタービンエンジンにおいて、 前記エンジン軸と同心の内側円筒面を備えるエンジンハウジングフランジを有
    する静的な外側エンジンハウジングアセンブリと、 前記エンジンハウジングフランジに取外し可能に固定された外側円筒面を備え
    るシュラウドフランジと、前記ブレードの先端回転面に一致するタービンシュラ
    ウド内側回転面と、を有する静的なタービンシュラウドと、 前記エンジンハウジングフランジの内側円筒面に一致する外側円筒面と、前記
    タービンシュラウドフランジの外側円筒面に一致する内側円筒面と、を備える同
    心性リングと、を有し、 前記同心性リングの外側および内側の円筒面は、0と前記所定の許容組立公差
    との間の範囲内のリング偏心度だけ偏心していることを特徴とするガスタービン
    エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1の同心性リングを複数個含むエンジン組立キットであ
    って、このキットの各同心性リングが、それぞれ異なるリング偏心度を有するこ
    とを特徴とするエンジン組立キット。
  3. 【請求項3】 リング偏心度が一定間隔で段階的に大きくなる複数の同心性リ
    ングを含むことを特徴とする請求項2記載のエンジン組立キット。
  4. 【請求項4】 最大リング厚さ、最小リング厚さ、および中間リング厚さから
    なる群より選択される径方向リング厚さに対応する位置において、リング上にマ
    ーキングを含むことを特徴とする請求項1記載の同心性リング。
  5. 【請求項5】 長手方向のエンジン軸とともに、長手方向のシャフト軸を中心
    に回転するように、所定の軸方向位置でシャフトアセンブリに配置された少なく
    とも1つのタービンを有し、このタービンは、それぞれ径方向外側のブレード先
    端部を備えるとともに周方向に離間されたタービンブレードの列を有するハブを
    含み、前記ブレード先端部は、前記タービンの回転中に前記シャフト軸と同心の
    先端回転面を定めており、前記シャフト軸は、前記タービンの軸方向位置におい
    て前記エンジン軸に対して、0と所定の許容組立公差との間の範囲内の組立偏心
    度だけ径方向に偏心しているガスタービンエンジンの組立方法であって、前記エ
    ンジンは、さらに、 前記エンジン軸と同心の内側円筒面を備えるエンジンハウジングフランジを有
    する静的な外側エンジンハウジングアセンブリと、 前記エンジンハウジングフランジに取外し可能に固定された外側円筒面を備え
    るシュラウドフランジと、前記ブレードの先端回転面に一致するタービンシュラ
    ウド内側回転面と、を有する静的なタービンシュラウドと、を有し、 前記組立方法は、 前記エンジンハウジングフランジの内側円筒面と接触する外側円筒面と、前記
    タービンシュラウドフランジの外側円筒面と接触する内側円筒面と、を備える同
    心性リングを配置することを含み、 前記同心性リングの外側および内側の円筒面は、0と前記所定の許容組立公差
    との間の範囲内のリング偏心度だけ偏心していることを特徴とするガスタービン
    エンジンの組立方法。
  6. 【請求項6】 類似する同心性リングを含むキットから1つの同心性リングを
    選択することを含み、前記キットの各リングは、異なるリング偏心度を有するこ
    とを特徴とする請求項5記載のガスタービンエンジンの組立方法。
  7. 【請求項7】 前記キットは、リング偏心度が一定間隔で段階的に大きくなる
    複数の同心性リングを含むことを特徴とする請求項6記載のガスタービンエンジ
    ンの組立方法。
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