JPH0417336Y2 - - Google Patents

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JPH0417336Y2
JPH0417336Y2 JP11663987U JP11663987U JPH0417336Y2 JP H0417336 Y2 JPH0417336 Y2 JP H0417336Y2 JP 11663987 U JP11663987 U JP 11663987U JP 11663987 U JP11663987 U JP 11663987U JP H0417336 Y2 JPH0417336 Y2 JP H0417336Y2
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JP
Japan
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ring
circumferential surface
inner circumferential
protrusion
fitting
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JP11663987U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はメカニカルシールの取付治具に関す
る。
〈従来の技術〉 メカニカルシールにおいて、密封環を所定の〓
間を開けてバツクメタル等の支持体に嵌挿し、該
〓間にOリングを介装した構成のものがある。
従来このような構成のメカニカルシールを機器
に取付ける場合支持体に密封環を挿入しておき、
その〓間にOリングを先端の丸い押し棒で押し込
む方法をとつていた。
〈従来技術の問題点〉 しかし、従来の方法の場合Oリングに傷がつい
たり、ねじれが生じたるする欠点があり、また取
付作業に長時間を要していた。また、密封環やO
リングの装着が均一に行い難く、取付精度が不十
分になる欠点があつた。
〈考案の構成〉 本考案は上記した従来の取付方法の欠点を改善
するためになされたもので、密封環と、該密封環
の外周に所定の〓間を開けて設けられた支持体
と、該〓間に嵌挿されたOリングとを有するメカ
ニカルシールの取付治具であつて、2つ割り可能
なリング体からなり、該リング体が回転軸に接触
する基準面と、軸線方向に突出する突起部とを有
し、該突起部が密封環外周に接触する内周面と、
密封環が挿入される支持体の内周面に一致するレ
ベルの外周面と、Oリングを押し込むための中心
方向に向かうテーパ端面とを有することを基本的
な特徴とするものである。
以上の構成において突起部のテーパ端面により
Oリングの押し込みが行われる。この際リング体
は基準面により正確に芯出しが行われており、ま
た突起部の内周面と外周面により密封環と支持体
の芯合わせを行うから精度よく取付が行われる。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を2つ割りメカニカルシ
ールに適用した例を図面に基づいて説明する。
まず、この実施例における対象となるメカニカ
ルシールの構造について第2図により説明してお
く。
第2図において、1は2つ割りの回転従動環、
2は2つ割りの固定環である。回転従動環1はバ
ツクメタル3に嵌挿され、その外周に所定の間隔
の〓間60が形成されている。そしてこの〓間6
0に2個のOリングAが装着されている。このO
リングAにより回転従動環1は締め付けられ、一
体化されている。OリングAは回転従動環1の場
合最低2個用いる必要がある。回転従動環1には
遠心力による開く力が働くためである。回転従動
環1の基部はバツクメタル3に形成された嵌挿部
30に嵌挿されている。バツクメタル3はOリン
グ35を介して軸Xに装着され、またカラー6に
装着されたスプリング7により固定環2方向に押
圧されている。回転従動環1はこのバツクメタル
3と共に回転、従動する。
固定環2もまたバツクメタル4に所定の間隔の
〓間61を設けて嵌挿され、該〓間61にOリン
グBが介装された構成になつている。このOリン
グBは、この実施例では2個設けているが、固定
環2の場合1個であつても良い。このOリングB
により固定環2は締め付けられ、かつ回転従動環
1との摺動による共廻りを規制されている。その
ため、固定環2には廻り止めピンやピン穴を必要
としない。固定環2の基部はバツクメタル4に形
成された嵌挿部40に嵌挿されている。バツクメ
タル4はOリング45を介して、グランドカバー
5に嵌挿されケーシング側に固定されている。
上記構成のメカニカルシールは次のような利点
を有する。すなわち、回転従動環1、固定環2は
OリングA,Bにより半径方向の力により締め付
けられるため、均一な力で締め付けられることに
なり、密封面に歪が生ずることがない。またテー
パ面51を形成して、このテーパ面により締結す
る必要がなく、〓間60,61の加工精度はOリ
ングA,Bが介在するためそれ程高いものは必要
がない。そのため製造が容易になる。更に、〓間
60,61にOリングA,Bを押し込むだけでよ
いため、組み立て作業が極めて容易である。ま
た、固定環2はOリングBにより回転従動環1と
の摺動による共廻りを規制されるため、廻り止め
ピンを必要とせず、またピン穴加工をする必要も
ない。
以上のような構成の2つ割りメカニカルシール
を取付けるのに用いる本考案の取付治具の一実施
例を第1図に示す。
治具10は基本的にリング形状をなし、2つ割
り可能になつており、外周面に形成された凹部に
嵌挿するスプリング22により外周から締め付け
られて一体化し、軸Xに装着されている。治具1
0の内周面は軸X外周に〓間なく、かつ軸線方向
に移動可能に接触するように形成され、基準内周
面21になつている。また治具10の両端面は垂
直面19,20になつており、回転従動環1、固
定環2の密封面に密着するようになつている。
この治具10の左右には軸線方向に突出する突
起部11,12がそれぞれ形成されている。突起
部11の外周面13はバツクメタル3の嵌入端3
1の嵌入内周面32とレベルが一致しており、外
周面13は嵌入内周面32に密接し得るようにな
つている。突起部11の内周面17は回転従動環
1の外周面に密接するようになつており、この内
周面17により回転従動環1の芯出しが行われ
る。外周面13の端面は中心方向に向かう(図に
おいて下側)テーパ端面15になつており、Oリ
ングAを嵌入端31の嵌入内周面32の下側に押
し込み易いように構成されている。突起部11の
内周側には更に回転従動環1の密封面突起部の外
周に密接するための第2の内周面23が形成され
ている。
突起部12も突起部11とほぼ同様な構成を有
しており、その突起部12はバツクメタル4の嵌
入端41の嵌入内周面42とレベルが一致してお
り、外周面14が嵌入内周面42に密着し得るよ
うになつている。また突起部12の内周面18は
固定環2の外周面に密着するようになつており、
この内周面18により固定環2の芯出しが行われ
る。突起部12の端面は中心方向に向かう(図に
おいて下側)テーパ端面16になつており、Oリ
ングBを嵌入端41の嵌入内周面42の下側に押
し込み易いように構成されている。
次に上記した構成の治具10の使用方法を説明
する。
まず、2つ割りの回転従動環1、固定環2を軸
Xに装着し、その外周にヒモ状のOリングA,B
を装着し、接着剤等によりリング状に成形する。
同時に、回転従動環1と固定環2の間に2つ割り
の治具10を軸X上に装着し、スプリング22を
その外周に装着してリング状に一体化する。この
時、基準内周面21は軸Xの外周面に〓間なく接
触している。そして、突起部11の内側に回転従
動環1を装着し、内周面17と回転従動環1の外
周とを密着させる。同様に突起部12の内側に固
定環2を嵌挿し、内周面18と固定環2の外周面
とを密着させる。この状態が第1図に示す状態で
ある。この時、治具10の基準内周面21、内周
面17、内周面18により回転従動環1と固定環
2の外周面が規制され、その芯出しが自動的に実
行される。
次にバツクメタル4、グランドカバー5を図面
上左側に押圧し、OリングAを嵌入端31の内側
に、またOリングBを嵌入端41の内側に押し込
む。この際OリングA,Bは中心方向に向いたテ
ーパ端面15,16に押されるため、また外周面
13は嵌入内周面32と、外周面14は嵌入内周
面42とレベルが一致し密着できるようになつて
いるため、嵌入端31,41の内側に円滑に、か
つ正確に押し込まれる。回転従動環1とOリング
Aが嵌入端31の内側に押し込まれ、また固定環
2とOリングBが嵌入端41の内側に押し込まれ
たら、グランドカバー5を一度ずらしてスプリン
グ22を解き治具10を解体して、軸Xから取り
外す。そして、通常のメカニカルシールの場合と
同じように固定環2が挿入されたグランドカバー
5を固定して作業を完了する。
以上のように上記構成の治具10を用いるとO
リングの装着が1回の動作で簡単かつ円滑に行う
ことが出来る。また、Oリングの傷やねじれ等が
発生することがなく、回転従動環1、固定環2の
芯出しも行えるため作業が簡単であり、取付精度
も向上する。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案の取付治具は密封環
と、該密封環の外周に所定の〓間を開けて設けら
れた支持体と、該〓間に嵌挿されたOリングとを
有するメカニカルシールの取付治具であつて、2
つ割り可能なリング体からなり、該リング体が回
転軸に密着する基準面と、軸線方向に突出する突
起部とを有し、該突起部が密封環外周に密着する
内周面と、密封環が挿入される支持体の内周面に
一致するレベルの外周面と、Oリングを押し込む
ための中心方向に向かうテーパ端面とを有してい
るため、メカニカルシールの取付を簡単かつ円滑
に、また正確に行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図、第
2図は従来の構造を示す断面図である。 1……回転従動環、2……固定環、3……バツ
クメタル、4……バツクメタル、5……グランド
カバー、6……カラー、7……スプリング、10
……治具、11……突起部、12……突起部、1
3……外周面、14……外周面、15……テーパ
端面、16……テーパ端面、17……内周面、1
8……内周面、19……垂直面、20……垂直
面、21……基準内周面、22……スプリング、
23……第2の内周面、30……嵌挿部、31…
…嵌入端、32……嵌入内周面、35……Oリン
グ、40……嵌挿部、41……嵌入端、42……
嵌入内周面、45……Oリング、50……密封
環、51……テーパ面、52……テーパリング、
53……締付けリング、54……Oリング、60
……〓間、61……〓間、A……Oリング、B…
…Oリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 密封環と、該密封環の外周に所定の〓間を開け
    て設けられた支持体と、該〓間に嵌挿されたOリ
    ングとを有するメカニカルシールの取付治具であ
    つて、 2つ割り可能なリング体からなり、 該リング体が回転軸に接触する基準面と、軸線
    方向に突出する突起部とを有し、 該突起部が密封環外周に接触する内周面と、密
    封環が挿入される支持体の内周面に一致するレベ
    ルの外周面と、Oリングを押し込むための中心方
    向に向かうテーパ端面とを有する、 ことを特徴とするメカニカルシールの取付治具。
JP11663987U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH0417336Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11663987U JPH0417336Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31
US07/527,658 US5067733A (en) 1987-07-31 1990-05-18 Mechanical seal including a split seal ring

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11663987U JPH0417336Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6423367U JPS6423367U (ja) 1989-02-07
JPH0417336Y2 true JPH0417336Y2 (ja) 1992-04-17

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JP11663987U Expired JPH0417336Y2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31

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JPS6423367U (ja) 1989-02-07

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