JPH08296591A - 送風ファンの防音装置 - Google Patents
送風ファンの防音装置Info
- Publication number
- JPH08296591A JPH08296591A JP12934195A JP12934195A JPH08296591A JP H08296591 A JPH08296591 A JP H08296591A JP 12934195 A JP12934195 A JP 12934195A JP 12934195 A JP12934195 A JP 12934195A JP H08296591 A JPH08296591 A JP H08296591A
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- JP
- Japan
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- balance
- impeller
- inner plate
- plate
- outer plate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】バランスマシンや翼軸に支持した状態でバラン
ス調整ができるようにしたインペラを得ることを目的と
する。 【構成】円板状の内側板と環状の外側板との間に案内羽
根を溶着してインペラ20を構成すると共に、前記内側
板と外側板とに外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向
に配列された多数の取付孔25を穿設し、その取付孔に
バランス重錘30をボルト止めしたものである。具体的
には前記バランス重錘は必要に応じて複数を重ね合わせ
て構成されることもある。
ス調整ができるようにしたインペラを得ることを目的と
する。 【構成】円板状の内側板と環状の外側板との間に案内羽
根を溶着してインペラ20を構成すると共に、前記内側
板と外側板とに外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向
に配列された多数の取付孔25を穿設し、その取付孔に
バランス重錘30をボルト止めしたものである。具体的
には前記バランス重錘は必要に応じて複数を重ね合わせ
て構成されることもある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集塵機その他に使用
される排風用、送風用の送風ファンの防音装置に関する
もので、特に、インペラのバランス重錘取付け構造に関
するものである。
される排風用、送風用の送風ファンの防音装置に関する
もので、特に、インペラのバランス重錘取付け構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、送風ファンは空気や燃焼ガスを
圧送したり、吸引したりするのに使用され、高速で回転
するインペラを備えている。そこでインペラの回転バラ
ンスが多少でも狂っていると振動を生じ騒音発生の原因
となった。そこで、従来、騒音の発生を減じるため、イ
ンペラをケーシングから取り外した上、バランスマシン
によってインペラの動バランスを測定し、アンバランス
量やアンバランス位置を計測し、マジックインキその他
でマーキングした後、取り外して切削したり、重錘を取
り付けたりしている。
圧送したり、吸引したりするのに使用され、高速で回転
するインペラを備えている。そこでインペラの回転バラ
ンスが多少でも狂っていると振動を生じ騒音発生の原因
となった。そこで、従来、騒音の発生を減じるため、イ
ンペラをケーシングから取り外した上、バランスマシン
によってインペラの動バランスを測定し、アンバランス
量やアンバランス位置を計測し、マジックインキその他
でマーキングした後、取り外して切削したり、重錘を取
り付けたりしている。
【0003】他方、送風ファンは一般に鋼板を材料とし
て溶接組立されているので、形状精度が低く大きな調整
代を必要とする。また、これに高温の集塵ガスを作用さ
せると、熱歪みのため、製作当初に調整した動バランス
が狂うことがあり、再調節を必要とした。
て溶接組立されているので、形状精度が低く大きな調整
代を必要とする。また、これに高温の集塵ガスを作用さ
せると、熱歪みのため、製作当初に調整した動バランス
が狂うことがあり、再調節を必要とした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、調整の
ためインペラをバランスマシンからとり外して加工し、
再度、バランスを計測する必要があり作業が面倒であっ
た。ましてや、使用中の送風ファンにおいてインペラの
バランス調整を行おうとすると、インペラから取り外さ
ねばならず、作業が一層面倒であった。また、簡易バラ
ンスマシンを使用することにより、インペラを翼軸に取
り付けたまゝアンバランスを計測することも不可能では
ないが、ケーシングの中でバランス重錘を着脱する作業
は容易でなかった。
ためインペラをバランスマシンからとり外して加工し、
再度、バランスを計測する必要があり作業が面倒であっ
た。ましてや、使用中の送風ファンにおいてインペラの
バランス調整を行おうとすると、インペラから取り外さ
ねばならず、作業が一層面倒であった。また、簡易バラ
ンスマシンを使用することにより、インペラを翼軸に取
り付けたまゝアンバランスを計測することも不可能では
ないが、ケーシングの中でバランス重錘を着脱する作業
は容易でなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、円板状の内側板と環状の外側板との間に案
内羽根を溶着してインペラを構成すると共に、前記内側
板と外側板とに外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向
に配列された多数の取付孔を穿設し、その取付孔にバラ
ンス重錘をボルト止めしたものである。具体的には前記
バランス重錘は必要に応じて複数を重ね合わせて構成さ
れることもある。
決するため、円板状の内側板と環状の外側板との間に案
内羽根を溶着してインペラを構成すると共に、前記内側
板と外側板とに外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向
に配列された多数の取付孔を穿設し、その取付孔にバラ
ンス重錘をボルト止めしたものである。具体的には前記
バランス重錘は必要に応じて複数を重ね合わせて構成さ
れることもある。
【0006】
【作用】送風ファンの製造時、あるいは使用の結果、騒
音が大きくなった時、測定器によってアンバランスを計
測し、インペラを送風機やバランスマシンに取り付けた
状態で内側板と外側板とに取付けられるバランス重錘の
位置や重量を加減して動バランス、すなわち、周方向お
よび軸方向の総合アンバランスを平衡させることができ
る。また、バランス重錘の取り付けは内側板と外側板と
に形成した取付孔にボルト止めすることによって行われ
る。
音が大きくなった時、測定器によってアンバランスを計
測し、インペラを送風機やバランスマシンに取り付けた
状態で内側板と外側板とに取付けられるバランス重錘の
位置や重量を加減して動バランス、すなわち、周方向お
よび軸方向の総合アンバランスを平衡させることができ
る。また、バランス重錘の取り付けは内側板と外側板と
に形成した取付孔にボルト止めすることによって行われ
る。
【0007】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1中、10は本発明に係るインペラ20を備え
た送風機である。送風機10は溝形鋼を額縁状に溶接し
て組み立てたベース枠11の上に、翼軸12を支える支
台13と、ケーシング14を載置し、ケーシング14内
に軽合金、鋼、ステンレス、あるいは合成樹脂などで作
られた前記インペラ20が配されている。
する。図1中、10は本発明に係るインペラ20を備え
た送風機である。送風機10は溝形鋼を額縁状に溶接し
て組み立てたベース枠11の上に、翼軸12を支える支
台13と、ケーシング14を載置し、ケーシング14内
に軽合金、鋼、ステンレス、あるいは合成樹脂などで作
られた前記インペラ20が配されている。
【0008】この実施例において、支台13は鋼板を溶
接して組み立てられ、その上面に2個一対の自動調心式
の軸受15、15によって前記翼軸12を支持してい
る。前記したように、翼軸12の一端にはインペラ20
が嵌合されナット16によって着脱可能に固着されてい
る。また、他端にはプーリ17がキーによって一体的に
固定されており、そのプーリ17と図示してない電動機
との間に複数のVベルト(図示してない)が巻回してあ
る。
接して組み立てられ、その上面に2個一対の自動調心式
の軸受15、15によって前記翼軸12を支持してい
る。前記したように、翼軸12の一端にはインペラ20
が嵌合されナット16によって着脱可能に固着されてい
る。また、他端にはプーリ17がキーによって一体的に
固定されており、そのプーリ17と図示してない電動機
との間に複数のVベルト(図示してない)が巻回してあ
る。
【0009】ケーシング14は鋼板を溶接して大略渦巻
き状に形成され、その側面には比較的大径の吸入口14
aが開設され、そこには吸入管18がボルトによって着
脱自在に取り付けられている。14bはケーシング14
の周面に接線方向へ向けて開設された吹出し口であり、
その吹出し口には送風ダクト19がボルト止めされ、着
脱可能に接続されている。
き状に形成され、その側面には比較的大径の吸入口14
aが開設され、そこには吸入管18がボルトによって着
脱自在に取り付けられている。14bはケーシング14
の周面に接線方向へ向けて開設された吹出し口であり、
その吹出し口には送風ダクト19がボルト止めされ、着
脱可能に接続されている。
【0010】インペラ20は図1、図2で示すように、
前記翼軸12に結合された円板状の内側板21と、前記
吸入口14aに通じる吸入管22aを備えた環状の外側
板22とを案内羽根23によって連結したものである。
すなわち、案内羽根23は従来公知のように、吸入管2
2aから放射方向に延びており、前記内側板21と外側
板22とに隅肉溶接あるいは栓溶接によって結合されて
いる。
前記翼軸12に結合された円板状の内側板21と、前記
吸入口14aに通じる吸入管22aを備えた環状の外側
板22とを案内羽根23によって連結したものである。
すなわち、案内羽根23は従来公知のように、吸入管2
2aから放射方向に延びており、前記内側板21と外側
板22とに隅肉溶接あるいは栓溶接によって結合されて
いる。
【0011】こゝで、内側板21と外側板22とには、
外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向に配列された多
数の取付孔25、25が穿設されている。そして、その
取付孔25、25には鋼材あるいは鉛材で作られたバラ
ンス重錘30がボルト31とナット32とによって取り
付けられている。なお、この実施例ではバランス重錘3
0は単体で構成されているが、数個の重錘部材を重ねて
バランス重錘とすることも可能である。なお、33は緩
み止め用の針金であり、バランス重錘30、あるいはボ
ルト31とナット32などを、内側板21あるいは外側
板22へ縛着するものである。
外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向に配列された多
数の取付孔25、25が穿設されている。そして、その
取付孔25、25には鋼材あるいは鉛材で作られたバラ
ンス重錘30がボルト31とナット32とによって取り
付けられている。なお、この実施例ではバランス重錘3
0は単体で構成されているが、数個の重錘部材を重ねて
バランス重錘とすることも可能である。なお、33は緩
み止め用の針金であり、バランス重錘30、あるいはボ
ルト31とナット32などを、内側板21あるいは外側
板22へ縛着するものである。
【0012】この実施例によれば、回転バランスの調整
をするには、まず、支台13の上で翼軸12に簡易バラ
ンスマシンをセットし、次いでケーシング14を図1の
状態から、ボルトを緩めて吸入管18を取り外す。そし
て、翼軸12を回転させてアンバランス量と位置を計測
し、ケーシングの中央部に吸入口14aから手を入れ、
インペラ20を翼軸12に支持した状態で、その周縁に
形成された取付孔25にバランス重錘30をボルト31
とナット32によって固定し、アンバランスを是正す
る。
をするには、まず、支台13の上で翼軸12に簡易バラ
ンスマシンをセットし、次いでケーシング14を図1の
状態から、ボルトを緩めて吸入管18を取り外す。そし
て、翼軸12を回転させてアンバランス量と位置を計測
し、ケーシングの中央部に吸入口14aから手を入れ、
インペラ20を翼軸12に支持した状態で、その周縁に
形成された取付孔25にバランス重錘30をボルト31
とナット32によって固定し、アンバランスを是正す
る。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、イン
ペラをバランスマシンあるいは送風機に取り付けた状態
でバランス重錘を着脱することにより、インペラのバラ
ンス取り作業を行うことができ、従来の、バランスを計
測した後、インペラを取り外してバランス重錘を着脱し
たり、重い部分を切削して削除するなどの作業を必要と
せず、作業が容易になる効果がある。
ペラをバランスマシンあるいは送風機に取り付けた状態
でバランス重錘を着脱することにより、インペラのバラ
ンス取り作業を行うことができ、従来の、バランスを計
測した後、インペラを取り外してバランス重錘を着脱し
たり、重い部分を切削して削除するなどの作業を必要と
せず、作業が容易になる効果がある。
【図1】図面はこの発明の一実施例を示すもので、送風
機の縦断面図である。
機の縦断面図である。
【図2】その要部であるインペラを取り出して示す外観
図である。
図である。
【図3】図1中の要部を拡大して示す断面図である。
10・・・・送風機 11・・・・ベース枠 12・・・・翼軸 13・・・・支台 14・・・・ケーシング 14a・・・吸入口 14b・・・吹出し口 15・・・・軸受 16・・・・ナット 17・・・・プーリ 18・・・・吸入管 19・・・・送風ダクト 20・・・・インペラ 21・・・・内側板 22a・・・吸入管 22・・・・外側板 23・・・・案内羽根 25・・・・取付孔 30・・・・バランス重錘 31・・・・ボルト 32・・・・ナット 33・・・・針金
Claims (2)
- 【請求項1】円板状の内側板と環状の外側板との間に案
内羽根を溶着してインペラを構成すると共に、前記内側
板と外側板とに外周縁近傍に軸心から等距離に円周方向
に配列された多数の取付孔を穿設し、その取付孔にバラ
ンス重錘をボルト止めしてなる送風ファンの防音装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記バランス重錘は必
要に応じて複数を重ね合わせて構成してなる送風ファン
の防音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12934195A JPH08296591A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 送風ファンの防音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12934195A JPH08296591A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 送風ファンの防音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296591A true JPH08296591A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=15007222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12934195A Pending JPH08296591A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 送風ファンの防音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296591A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2324251A1 (de) * | 2008-09-08 | 2011-05-25 | Robert Bosch GmbH | Motorkühlungsgebläse mit dynamischem unwuchtausgleich |
JP2012137071A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Minebea Co Ltd | 送風機 |
DE102013212341A1 (de) * | 2013-06-26 | 2014-12-31 | Behr Gmbh & Co. Kg | Lüftervorrichtung und Verfahren zur Auswuchtung |
CN113623235A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-11-09 | 浙江浙能绍兴滨海热电有限责任公司 | 一种清水泵及应用该清水泵的水压调节方法 |
CN114718900A (zh) * | 2022-05-05 | 2022-07-08 | 山东省章丘鼓风机股份有限公司 | 一种便于动平衡调试的离心风机叶轮及其动平衡调试方法 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP12934195A patent/JPH08296591A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2324251A1 (de) * | 2008-09-08 | 2011-05-25 | Robert Bosch GmbH | Motorkühlungsgebläse mit dynamischem unwuchtausgleich |
JP2012137071A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Minebea Co Ltd | 送風機 |
DE102013212341A1 (de) * | 2013-06-26 | 2014-12-31 | Behr Gmbh & Co. Kg | Lüftervorrichtung und Verfahren zur Auswuchtung |
CN113623235A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-11-09 | 浙江浙能绍兴滨海热电有限责任公司 | 一种清水泵及应用该清水泵的水压调节方法 |
CN114718900A (zh) * | 2022-05-05 | 2022-07-08 | 山东省章丘鼓风机股份有限公司 | 一种便于动平衡调试的离心风机叶轮及其动平衡调试方法 |
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