JP3576295B2 - 同期電動機のロータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は同期電動機に関し、特に、ロータコアの筒状表面に複数の永久磁石を固定してなる同期電動機のロータに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記種類の同期電動機のロータにおいては、複数の永久磁石は、例えば接着剤等の接着手段によってロータコアの筒状表面に固定されていた。このとき一般に各永久磁石は、ロータの組立作業者の目視によって、ロータコアの筒状表面上の所定位置に位置決めされていた。
【0003】
したがってこの種のロータを組立てたときには、軸とロータコアとの軸心のずれや複数の永久磁石の重量のばらつき等の成形精度に関する要因だけでなく、ロータコアの筒状表面上所定位置からの永久磁石の配置ずれを生じるような組立作業性に関する要因により、ロータの重心がその回転軸線上から比較的容易に逸脱してしまう傾向がある。このような不釣合いを有するロータでは、電動機作動時に振動、騒音、回転むら等を生じ易くなるだけでなく、高速回転を続けることによりロータが破壊してしまう危惧も生じる。
【0004】
そこで従来、ロータの不釣合いを修正するために、ロータ組立後に、例えばロータコアの所定箇所を所定分量だけ機械加工式に除去したり、ロータコアの軸方向端面に金属製又は樹脂製の環状部材を配置してこの環状部材の所定箇所を所定分量だけ機械加工式に除去したり、ロータコアの軸方向端面の所定位置に金属製又は樹脂製の所定質量の錘を固着する方法が採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロータコアの所定箇所を機械加工式に除去する方法では、ロータの磁気特性に影響を及ぼしたり、ロータの機械的強度を低下させたりする課題が生じる。ロータコアの軸方向端面に配置した環状部材を機械加工する方法によれば、このような課題は解決できるものの、ロータの組立工数及び部品点数の増加により製造コストが増大する。また錘を用いる場合は、錘の固着手段として一般に接着剤が使用されるが、特に毎分1万回転に達するような高速回転時に、錘に作用する遠心力が接着力を超えると接着界面が剥離し、錘が脱落、飛散する危惧がある。
【0006】
したがって本発明の目的は、ロータコアの筒状表面に複数の永久磁石を固定してなる同期電動機のロータにおいて、ロータの磁気特性に影響を及ぼしたり機械的強度を低下させたりすることなく、容易かつ安価な方法によりロータに形成でき、しかも確実かつ安全にロータの釣合いを保持することができる釣合せ構造を備えたロータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ロータコアの筒状表面に複数の永久磁石を周方向離間配置で固定してなる同期電動機のロータにおいて、ロータコアの筒状表面上で隣合う永久磁石の間に形成される複数の溝部のうち少なくとも1つの溝部に配置され、ロータの不釣合いを修正する樹脂製の釣合せ部材と、複数の永久磁石を囲繞する筒状部を有して、釣合せ部材を溝部内の所定位置に固定的に支持する管状部材とを具備し、管状部材は、筒状部の軸方向一端で半径方向内方へ延設されるフランジ部を有し、フランジ部が、釣合せ部材を配置した溝部の軸方向一端の開口を閉鎖すること、を特徴とする同期電動機のロータを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明をその実施形態に基づきさらに詳細に説明する。各図面において、同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。
図1〜図3は、本発明の一実施形態による同期電動機のロータ10を示す。ロータ10は、軸12に例えば焼嵌めによって固定される略円筒状のロータコア14と、ロータコア14の筒状表面16に固定される複数(図示実施形態では4個)の永久磁石18とを備える。各永久磁石18は、いずれも略同一の瓦形状を有し、ロータコア14の筒状表面16に密接する円筒切片状の内周面20と、内周面20に略平行に延びてステータ(図示せず)に対向する円筒切片状の外周面22と、内周面20と外周面22とを連結する略平坦な各一対の側面24及び軸方向端面26とを備える。
【0009】
周方向へ隣合う永久磁石18の間には、ロータコア14の筒状表面16と各永久磁石18の側面24とによって溝部28が画成される。理想的には全ての永久磁石18は、隣合う永久磁石18の間に同一形状の溝部28を介して、ロータコア14の筒状表面16の所定位置に周方向へ等間隔に配置される。
【0010】
ロータ10はさらに、複数の永久磁石18をロータコア14の筒状表面16上の所定位置に固定するための管状部材30を備える。好ましくは管状部材30は、アルミニウムやステンレス等の非磁性金属材料からなり、永久磁石18による磁界に影響を及ぼさないようになっている。管状部材30は、ロータコア14に固定された永久磁石18の外周面22の径に略等しい内径と、各永久磁石18の軸方向長さに略等しい軸方向長さとを有する円筒形状を備え、その内周面32で全ての永久磁石18の外周面22に密接してそれら永久磁石18を囲繞する。管状部材30は、遠心力や磁気吸引力等の半径方向外方への外力に抗して、複数の永久磁石18をロータコア14の筒状表面16に固定的に保持するに充分な剛性を有する。したがってロータ10は、毎分1万回転に達するような高速の電動機にも好適に使用できるものである。
【0011】
ロータ10を組立てる際には、軸12にロータコア14を固定し、ロータコア14の筒状表面16上の所定位置に、作業者の目視により位置決めしつつ複数の永久磁石18を配置する。このとき、例えば簡単な接着剤により、各永久磁石18をロータコア14の筒状表面16に仮固定する。その状態で、複数の永久磁石18の一方の軸方向端面26側から、管状部材30を永久磁石18の外周面22に摺動式に装着する(図4参照)。
【0012】
このような組立工程においては、軸12とロータコア14との軸心のずれ、複数の永久磁石18の重量のばらつき、仮固定作業時に生じるロータコア14の筒状表面16上所定位置からの永久磁石18の配置ずれ、等に起因して、ロータ10の重心がその回転軸線上から比較的容易に逸脱してしまう傾向がある。そこでロータ10では、このような重心のずれを補正してロータの釣合いを保持するために、隣合う永久磁石18間の溝部28に樹脂製の釣合せ部材34を配置する。
【0013】
前述したように、溝部28は、ロータコア14の筒状表面16と、隣合う各永久磁石18の側面24と、管状部材30の内周面32とによって画成される。すなわち、溝部28の半径方向開口は管状部材30によって閉鎖され、溝部28は軸方向両端の開口のみにてロータ12の周囲環境に連通される。釣合せ部材34は、このようにして画成された溝部28に、その軸方向一端の開口を介して樹脂材料を充填することにより形成される。
【0014】
図5に示すように、釣合せ部材34は、外部の樹脂供給源(図示せず)に連結されたノズル36を介して溝部28に樹脂材料を充填し、この樹脂材料を例えば加熱硬化させることにより形成できる。釣合せ部材34を形成するのに適した樹脂材料は、例えば熱硬化性のエポキシ系樹脂である。
【0015】
溝部28に釣合せ部材34を配置する際には、所与の釣合い試験機により、前述のようにして組立てられたロータ10の不釣合いの大きさ及び角度位置を検出し、その検出結果に基づいて、指定された少なくとも1つの溝部28に指定された量の樹脂材料を充填する。このとき樹脂材料の粘性の選択により、樹脂材料は、溝部28の長手方向に流れてしまうことなく、ロータコア14の筒状表面16と各永久磁石18の側面24と管状部材30の内周面32とに一様に接触する状態(図2参照)に充填されることが好ましい。さらに、このような状態で充填された樹脂材料が、溝部28内で流動する前に硬化されることが有利である。
【0016】
釣合せ部材34を、上記のように溝部28を画成する各面に一様に接触した状態で形成したときには、2つ以上の溝部28に釣合せ部材34を配置する場合、各溝部28内に異なる荷重を付与するために、図3に示すように軸方向寸法の異なる釣合せ部材34が各溝部28内に形成されることになる。なお、釣合いを正確に得るためには、図5に示すようにノズル36の先端を溝部28内にその軸方向一端の開口から挿入し、ロータコア14の軸方向略中央位置に釣合せ部材34を配置することが好ましい(図3参照)。
【0017】
樹脂材料から硬化成形された釣合せ部材34を、ロータ10の回転時に作用する遠心力に抗して溝部28内の所定位置に固定的に支持するために、ロータ10では、複数の永久磁石18をロータコア14の筒状表面16上所定位置に固定するための管状部材30が、釣合せ部材34の支持手段として作用する。管状部材30がこのような支持作用を確実に発揮するためには、上記したように釣合せ部材34が溝部28を画成する各面に一様に接触した状態に形成されることが有利である。
【0018】
このような構成によれば、ロータコア14に機械加工を施す必要がないので、ロータ10の磁気特性に影響を及ぼしたり機械的強度を低下させたりすることなく、ロータ10の不釣合いを修正することが可能となる。また、ロータ10の組立時に複数の永久磁石18間に必然的に形成される溝部28を利用して、樹脂材料の充填により釣合せ部材34を形成するので、ロータ10の組立工数や部品点数の増加が極力抑えられ、以て製造コストの増大が防止される。また、永久磁石18を固定するための管状部材30が釣合せ部材34を固定的に支持するので、高速回転時にも遠心力による釣合せ部材34の脱落、飛散が確実に防止される。
【0019】
なお管状部材30は、ロータ回転時の磁気吸引力や遠心力等の半径方向外方への外力に抗して複数の永久磁石18を固定的に保持するものであり、その磁石固定力は永久磁石18と管状部材30との間の締め代によって決まる。このとき、管状部材30による磁石固定力が複数の永久磁石18をロータコア14の筒状表面16上で周方向へ固定するには不充分であっても、上記したように溝部28を画成する各面に一様に接触して形成された釣合せ部材34は、永久磁石18を周方向へ固定的に保持する作用を果たす。この場合、全ての溝部28に所望の強度を発揮できるだけの釣合せ部材34を形成できるように、樹脂材料の充填量を調整する必要があるのは言うまでもない。
【0020】
図6は、上記ロータ10における管状部材の変形例を示す。図6に示す管状部材38は、永久磁石18の軸方向長さよりも短い軸方向長さを有する円筒状部材であり、永久磁石18の外周面22の軸方向略中心位置に固定的に配置される。釣合せ部材34は、このように配置された管状部材38に覆われる溝部28内の位置に形成される。このような構成によっても、管状部材38は釣合せ部材34を溝部内28の所定位置に固定的に支持する支持手段として作用し、釣合せ部材34によりロータ10の釣合いが確実に保持される。なおこの場合、溝部28に充填された樹脂材料、及びその樹脂材料から硬化形成される釣合せ部材34を視認し易いという利点がある。
【0021】
図7は、上記ロータ10における管状部材の他の変形例を示す。図7に示す管状部材40は、永久磁石18の軸方向長さに略等しい軸方向長さを有する円筒状部材であり、その軸方向一端には半径方向内方へ延びる円環状のフランジ42が形成される。管状部材40のフランジ42は、その内縁部分の内面にてロータコア14の軸方向一端面に接触し、それにより各溝部28の軸方向一端の開口を閉鎖する。このような構成によれば、図示のようにロータ10の軸12を直立させた状態で、溝部28に軸方向他端の開口からノズル36を介して釣合せ部材34の樹脂材料を充填する場合に、樹脂材料が流動して溝部28から流出してしまうことを防止できる。
【0022】
図8及び図9は、本発明の他の実施形態による同期電動機のロータ50を示す。ロータ50は、軸52に固定される略円筒状のロータコア54と、ロータコア54の筒状表面56に固定される複数(図示実施形態では8個)の永久磁石58とを備える。各永久磁石58は、いずれも略同一の瓦形状を有し、ロータコア54の筒状表面56に密接する円筒切片状の内周面60と、内周面60に略平行に延びてステータ(図示せず)に対向する円筒切片状の外周面62と、内周面60と外周面62とを連結する各一対の側面64及び軸方向端面66とを備える。
【0023】
永久磁石58の側面64は、その半径方向略中央で一様に周方向へ突出する折曲面形状を有し、内周面60に隣接する略平坦な内側面64aと、外周面62に隣接する略平坦な外側面64bとからなる。したがって周方向へ隣合う永久磁石58の間には、ロータコア54の筒状表面56と各永久磁石58の内側面64aとによって、略三角形断面の溝部68が画成される。理想的には全ての永久磁石58は、隣合う永久磁石58の間に同一形状の溝部68を介して、ロータコア54の筒状表面56の所定位置に周方向へ等間隔に配置される。
【0024】
ロータ50では、複数の永久磁石58は接着剤等の接着手段のみによってロータコア54の筒状表面56に固定される。したがってロータ50は、図1のロータ10に比べて実用回転速度の低い電動機に好適に使用されるものである。
【0025】
さらにロータ50では、ロータ不釣合いを修正するために、隣合う永久磁石58間の溝部68に樹脂製の釣合せ部材70が配置される。釣合せ部材70は、溝部68に樹脂材料を充填し、この樹脂材料を例えば加熱硬化させることにより形成される。この場合樹脂材料は、例えば外部の樹脂供給源(図示せず)に連結されたノズル72により、図示のように溝部68の半径方向開口から充填することができる。
【0026】
釣合せ部材70を形成する際には、釣合い試験の結果に基づいて、指定された少なくとも1つの溝部68に指定された量の樹脂材料が充填される。このとき樹脂材料の粘性の選択により、樹脂材料は、溝部68の長手方向に流れてしまうことなく、ロータコア54の筒状表面56と各永久磁石58の内側面64aとに一様に接触する状態(図9参照)に充填されることが好ましい。さらに、このような状態で充填された樹脂材料が、溝部68内で流動する前に硬化されることが有利である。
【0027】
釣合せ部材70を、上記のように溝部68を画成する各面に一様に接触した状態で形成したときには、2つ以上の溝部68に釣合せ部材70を配置する場合、各溝部68内に異なる荷重を付与するために、軸方向寸法の異なる釣合せ部材70が各溝部68内に形成されることになる。なお、釣合いを正確に得るためには、ロータコア54の軸方向略中央位置に釣合せ部材70を配置することが好ましい。
【0028】
ロータ50においては、樹脂材料から硬化成形された釣合せ部材70を、ロータ50の回転時に作用する遠心力に抗して溝部68内の所定位置に固定的に支持するために、各永久磁石58の内側面64aが釣合せ部材70の支持手段として作用する。内側面64aがこのような支持作用を確実に発揮するためには、上記したように釣合せ部材70が溝部68を画成する各面に一様に接触した状態に形成されることが有利である。
【0029】
このような構成によっても、ロータ50の磁気特性に影響を及ぼしたり機械的強度を低下させたりすることなく、釣合せ部材70をロータ50に形成できる。しかも、永久磁石58の内側面64aが釣合せ部材70の支持手段として作用するので、図1の実施形態における管状部材を排除して、ロータの製造コストをさらに低減することができる。毎分数千回転といった低/中速回転時には、永久磁石58の内側面64aは、釣合せ部材70を遠心力に抗して確実に溝部68内に支持する。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、ロータコアの筒状表面上で隣合う永久磁石の間に形成される複数の溝部のうち少なくとも1つの溝部に、ロータの不釣合いを修正する樹脂製の釣合せ部材を配置し、この釣合せ部材を支持手段により固定的に支持する構成としたので、ロータの不釣合いを修正するために、ロータコアへ機械加工を施すことを排除でき、ロータの磁気特性に影響を及ぼしたり機械的強度を低下させたりすることを防止できる。また釣合せ部材は、樹脂材料を溝部に充填し、硬化させることにより、容易かつ安価に形成できる。しかも支持手段が、遠心力に抗して釣合せ部材を所定位置に固定的に支持するので、確実かつ安全にロータの釣合いを保持することができる。したがって本発明によれば、製造が容易で高い作動信頼性を有する同期電動機のロータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による同期電動機のロータを示す斜視図である。
【図2】図1のロータの線II−IIに沿った断面図である。
【図3】図2の線 III−III に沿った断面図である。
【図4】図1のロータの組立工程の1つの段階を示す分解斜視図である。
【図5】図1のロータの組立工程の他の段階を示す斜視図である。
【図6】図1のロータにおける管状部材の変形例を示す図で、図1に対応した斜視図である。
【図7】図1のロータにおける管状部材の他の変形例を示す図で、図3に対応した断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態による同期電動機のロータの斜視図である。
【図9】図8のロータの線IX−IXに沿った断面図である。
【符号の説明】
10、50…ロータ
12、52…軸
14、54…ロータコア
16、56…筒状表面
18、58…永久磁石
22、62…外周面
24、64…側面
28、68…溝部
30、38、40…管状部材
34、70…釣合せ部材
64a…内側面

Claims (1)

  1. ロータコアの筒状表面に複数の永久磁石を周方向離間配置で固定してなる同期電動機のロータにおいて、
    前記ロータコアの筒状表面上で隣合う前記永久磁石の間に形成される複数の溝部のうち少なくとも1つの溝部に配置され、ロータの不釣合いを修正する樹脂製の釣合せ部材と、
    前記複数の永久磁石を囲繞する筒状部を有して、前記釣合せ部材を前記溝部内の所定位置に固定的に支持する管状部材とを具備し
    前記管状部材は、前記筒状部の軸方向一端で半径方向内方へ延設されるフランジ部を有し、該フランジ部が、前記釣合せ部材を配置した前記溝部の軸方向一端の開口を閉鎖すること、
    を特徴とする同期電動機のロータ。
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