JP7217217B2 - 永久磁石同期回転電機用回転子、および永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法 - Google Patents

永久磁石同期回転電機用回転子、および永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、永久磁石同期回転電機用回転子、および永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法に関する。
永久磁石同期電動機は、典型的には、各磁極の永久磁石、周方向に互いに隣接する永久磁石間に設けられた磁極セパレータ、これらを保持するためにこれらを囲むように径方向の外側に設けられた保持環、これらの軸方向の両側に取り付けられた止め部材を有する。
回転子は、周方向に質量のアンバランスが存在すると振動が生ずる。特に極数が少ない場合は、高速回転となることから、この傾向が顕著となる。このため、回転子の周方向のアンバランスを低減するためにバランス調整が行われる。バランス調整は、たとえば、回転子鉄心部あるいは止め部材に複数のバランス調整用のねじ穴を設け、軸方向の外側から適切な位置にバランスウェイトを取り付けることにより行われる(特許文献1参照)。
特開2004-336965号公報
前述のように、従来は止め部材に設けられたバランス調整用のねじ穴を用いて行われるが、高速回転になると回転子中央に残る残留アンバランスの影響が顕著となり振動が大きくなっていた。
また、回転子における周方向の重量分布については、回転子磁極セパレータの部分が磁石の部分よりも大きく、回転子磁極セパレータに印加される遠心力が大きく、運転時に外側を覆っている保持環への荷重の周方向の変化が大きく、この分、保持環の応力が増大していた。
そこで、本発明は、永久磁石同期回転電機用回転子について、高速回転における振動を低減することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る永久磁石同期回転電機用回転子は、軸方向の2か所の被支持部で回転可能に支持され回転軸方向に延びたロータシャフトと、前記ロータシャフトの前記2か所の被支持部に挟まれた部分の径方向外側に周方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、前記軸方向に延びた複数の回転子磁石と、互いに隣接する前記回転子磁石の間に配されて磁気的な干渉を低減する複数の回転子磁極セパレータと、を備え、前記回転子磁極セパレータのそれぞれは、軸方向に延びた板部と、前記板部の幅方向の両側から前記ロータシャフトに向けて延びた二つの側部と、を有し、前記回転子磁極セパレータのそれぞれには、軸方向に互いに間隔をおいてバランスウェイト取付け用の複数のねじ穴が前記板部を貫通して形成されるとともに、前記二つの側部の間に、前記ねじ穴と通じ、前記ねじ穴から前記ロータシャフト側に突出する前記バランスウェイトを挿入可能な空洞が形成されている、ことを特徴とする。
また、本実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法は、複数の回転子磁石および複数の回転子磁極セパレータをロータシャフトに取り付ける低速準備ステップと、低速で永久磁石同期回転電機用回転子を回転させ振動状態を確認する第1回低速バランス試験ステップと、前記第1回低速バランス試験ステップの結果に基づいて前記回転子磁極セパレータにバランスウェイトを取り付けるバランスウェイト第1回取り付けステップと、を有し、前記回転子磁極セパレータのそれぞれは、軸方向に延びた板部と、前記板部の幅方向の両側から前記ロータシャフトに向けて延びた二つの側部と、を有し、前記回転子磁極セパレータのそれぞれには、軸方向に互いに間隔をおいて前記バランスウェイトの取付け用の複数のねじ穴が前記板部を貫通して形成されるとともに、前記二つの側部の間に、前記ねじ穴と通じ、前記ねじ穴から前記ロータシャフト側に突出する前記バランスウェイトを挿入可能な空洞が形成されている、ことを特徴とする。
本発明によって、永久磁石同期回転電機用回転子について、高速回転における振動を低減することができる。
実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子を有する永久磁石同期回転電機の構成を示す縦断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の構成を示す図3のII-II矢視断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の構成を示す図2のIII-III矢視断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータの構成を示す平面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータの構成を示す図4のV-V線矢視断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータの構成を示す図4のVI-VI線矢視断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータとバランスウェイトとの関係を示す断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータにバランスウェイトを取り付けた状態を示す断面図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータの変形例を示す斜視図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子の回転子磁極セパレータの他の変形例を示す斜視図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子のバランスディスクを示す斜視図である。 実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法の手順を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る回転子磁極セパレータおよび永久磁石同期電動機について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重畳する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子を有する永久磁石同期回転電機100の構成を示す縦断面図である。
永久磁石同期回転電機100は、永久磁石同期回転電機用回転子10、固定子20、2つの軸受30、フレーム40、および2つの軸受ブラケット45を有する。
永久磁石同期回転電機用回転子10については、後に図2および図3を引用しながら説明するが、2つの軸受30に回転可能に支持されている。永久磁石同期回転電機用回転子10の一方の端部に、結合対象との結合用のカップリング11aがもうけられている。結合対象は、永久磁石同期回転電機100が電動機の場合は駆動対象、永久磁石同期回転電機100が発電機の場合は原動機である。
固定子20は、永久磁石同期回転電機用回転子10の径方向の外側に配され、固定子鉄心21および固定子巻線22を有する。
フレーム40は筒状であり、固定子20を囲むように固定子20の径方向外側に配されている。
フレーム40の両端部には、それぞれ軸受ブラケット45が取り付けられている。それぞれの軸受ブラケット45は、それぞれの軸受30を静止支持し、支持部を構成している。
図2は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10の構成を示す図3のII-II矢視断面図であり、図3は、図2のIII-III矢視断面図である。
永久磁石同期回転電機用回転子10は、ロータシャフト11、ロータシャフト11の径方向外側に取り付けられた複数の回転子磁石12、および複数の回転子磁石12の間に配された複数の回転子磁極セパレータ13、保持環14、および2つのバランスディスク15を有する。回転子磁石12は、たとえば永久磁石である。
ロータシャフト11は、軸方向に延びて、回転子磁石12等を挟む両側の被支持部で、それぞれ、軸受30により回転可能に支持されている。
複数の回転子磁石12は、断面が円弧状で軸方向に同じ長さに延びている。なお、この軸方向に延びたそれぞれの回転子磁石12は、軸方向に複数に分割されていてもよい。
複数の回転子磁極セパレータ13は、断面が円弧状で軸方向に同じ長さに延びており、周方向に回転子磁石12と交互に配されている。
磁極セパレータ13は、互いに周方向に隣接する回転子磁石12の相互間の磁気的な干渉を低減する。それぞれの磁極セパレータ13は、ロータシャフト11の表面に、周方向に互いに間隔をおいて軸方向に延びるように形成された溝11cに嵌合してたとえば接着剤により取り付けられている。回転子磁石12も同様に、ロータシャフト11の表面にたとえば接着剤により取り付けられている。複数の回転子磁石12および複数の回転子磁極セパレータ13がロータシャフト11に取り付けられた状態においては、その外側表面は仮想的な1つの円筒に包絡される。
回転子磁石12と回転子磁極セパレータ13とは、周方向の単位長さ当たりの重量が互いに実質的に等しい、すなわち、等しいあるいはほぼ等しいように、材料、寸法が設定されている。
保持環14は、複数の回転子磁石12および複数の回転子磁極セパレータ13がロータシャフト11に取り付けられた状態において、その径方向外側に嵌め込まれている。なお、図2では、保持環14は一体であり、その軸方向の長さは、回転子磁石12および回転子磁極セパレータ13の長さと同じ場合を例にとって示しているが、これに限定されない。すなわち、これらより短い場合であってもよい。また、保持環14は、軸方向に分割されていてもよい。
2つのバランスディスク15は、保持環14が複数の回転子磁石12および複数の回転子磁極セパレータ13の径方向外側に嵌め込まれている状態で、これらを軸方向に挟んで、これらの両側に取り付けられている。バランスディスク15は、止めねじ等により、ロータシャフト11に取り付けられてもよいし、あるいは、回転子磁極セパレータ13に取り付けられてもよい。
図4は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10の回転子磁極セパレータ13の構成を示す平面図、図5は、図4のV-V線矢視断面図、図6は、図4のVI-VI線矢視断面図である。
回転子磁極セパレータ13は、平板部13bおよび平板部13bの幅方向の両側に接続する側部13aを有し、長手方向に延びている。回転子磁極セパレータ13の断面は、コの字形であり、平板部13bと2つの側部13aにより囲まれた空洞13hが形成される。
平板部13bには、長手方向に互いに間隔をおいて、平板部13bの表面に垂直な方向に平板部13bを貫通するように、複数のねじ穴13cが形成されている。それぞれのねじ穴13cの平板部13bの表面側、すなわち空洞13hの反対側には、テーパ部13dが形成されている。
なお、バランスウェイト18が、複数種類存在する場合、複数種類のバランスウェイト18に対応するねじ穴13cの種類を順次変えてもよい。
図7は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10の回転子磁極セパレータ13とバランスウェイト18との関係を示す断面図である。また、図8は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10の回転子磁極セパレータ13にバランスウェイト18を取り付けた状態を示す断面図である。
バランスウェイト18は、円柱状であり、径方向外側表面には、回転子磁極セパレータ13に形成されたねじ穴13cのそれぞれと螺合するおねじが形成されている。また、バランスウェイト18の一方の端部には、端部溝18cが形成されており、たとえば、マイナスドライバで操作可能に形成されている。
図8に示すように、回転子磁極セパレータ13にバランスウェイト18を螺合させ、その後に、樹脂あるいは接着剤で固定する。この際、表面近くにバランスウェイト18がある場合でも、テーパ部13dが形成されていることにより、バランスウェイト18の側面からも樹脂等で固定することができる。
図9は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10の回転子磁極セパレータの変形例を示す斜視図である。
変形例による回転子磁極セパレータ16は、ねじ穴13cに代えて長ねじ穴16cを有する点のみが異なる。
長ねじ穴16cを有することにより、その区間は、連続的にバランスウェイト18を配することができる。また、バランスウェイト18を螺合させた後に、バランスウェイト18の側部から樹脂等でさらに確実に固定することができる。
図10は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10の回転子磁極セパレータの他の変形例を示す斜視図である。
他の変形例による回転子磁極セパレータ17は、ねじ穴13cに代えて、複合ねじ穴17cを有する点のみが異なる。複合ねじ穴17cは、小径ねじ穴17aおよび大径ねじ穴17bを同時に有し、小径のバランスウェイトおよび大径のバランスウェイトのいずれも取り付け可能に形成されている。このため、好む場所に、大径、小径のいずれの太さのバランスウェイト18も、取り付けることができる。
図11は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10のバランスディスク15を示す斜視図である。
図2に示した2つのバランスディスク15は、止めねじ等により、ロータシャフト11に取り付けられてもよいし、あるいは、回転子磁極セパレータ13に取り付けられてもよい。なお、バランスディスク15の取付け用の部分の図示は省略している。
2つのバランスディスク15のそれぞれは、周方向に互いに間隔を空けて形成された複数のバランスディスク取付け用ねじ穴15aを有する。
なお、図11では、径が同一の円周上に配されている場合を例にとって示したが、複数列に配列してもよい。
図12は、実施形態に係る永久磁石同期回転電機用回転子10のバランス調整方法の手順を示すフロー図である。
まず、複数の回転子磁石12および複数の回転子磁極セパレータ13をロータシャフトに取り付ける(ステップS01)。なお、このステップの前には、ロータシャフト11に回転子磁極セパレータ13と嵌合する溝11cが形成されているものとする。
次に、低速で永久磁石同期回転電機用回転子10を回転させ振動状態を確認する第1回低速バランス試験を実施する(ステップS02)。ここで、第1回低速バランス試験の回転数は、当該永久磁石同期回転電機用回転子10が用いられる永久磁石同期回転電機100の同期回転数より低く、たとえば永久磁石同期回転電機100の同期回転数の半分以下の回転数である。
次に、第1回低速バランス試験の結果に基づいて回転子磁極セパレータ13の適切な箇所に1つまたは複数のバランスウェイト18を取り付ける(ステップS03)。すなわち、回転子磁極セパレータ13にバランスウェイト18を取り付けることによりバランス調整を行う。
次に、複数の回転子磁石12および複数の回転子磁極セパレータ13の径方向外側に、保持環14を取り付ける(ステップS04)。
次に、高速で永久磁石同期回転電機用回転子10を回転させ、振動状態を確認する第2回低速バランス試験を実施する(ステップS05)。第2回低速バランス試験の回転数も、当該永久磁石同期回転電機用回転子10が用いられる永久磁石同期回転電機100の同期回転数より低く、たとえば、第1回低速バランス試験の回転数と同じ回転数である。
次に、第2回低速バランス試験の結果に基づいて、バランスディスク15にバランスウェイト18を取り付ける(ステップS06)。すなわち、この段階では、バランスディスク15にバランスウェイト18を取り付けることによりバランス調整を行う。
次に、永久磁石同期回転電機用回転子10の組み立てを行い、さらに、永久磁石同期回転電機100の組み立てを行う(ステップS07)。
次に、永久磁石同期回転電機100100が組み立てられた状態で、高速バランス試験を行う(ステップS08)。ここで、高速バランス試験は、当該永久磁石同期回転電機用回転子10が用いられる永久磁石同期回転電機100の同期回転数、あるいは、同期回転数に余裕をみてたとえば同期回転数の110%の回転数である。
高速バランス試験の結果、必要に応じて、バランス調整を行う(ステップS09)。この段階でのバランス調整は、当該永久磁石同期回転電機用回転子10の両端に嵌合している回転検出歯車(図示せず)とカップリング11aにおいて行う。
以上のように、本実施形態によって、永久磁石同期回転電機用回転子10について、高速回転における振動を低減することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。また、実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…永久磁石同期回転電機用回転子、11…ロータシャフト、11a…カップリング、11c…溝、12…回転子磁石、13…回転子磁極セパレータ、13a…側部、13b…平板部、13c…ねじ穴、13d…テーパ部、13h…空洞、14…保持環、15…バランスディスク、15a…バランスディスク取付け用ねじ穴、16…回転子磁極セパレータ、16c…長ねじ穴、17…回転子磁極セパレータ、17a…小径ねじ穴、17b…大径ねじ穴、17c…複合ねじ穴、18…バランスウェイト、18a…本体、18b…おねじ、18c…端部溝、19…固定シール材、20…固定子、21…固定子鉄心、22…固定子巻線、30…軸受、40…フレーム、45…軸受ブラケット、100…永久磁石同期回転電機

Claims (6)

  1. 軸方向の2か所の被支持部で回転可能に支持され回転軸方向に延びたロータシャフトと、
    前記ロータシャフトの前記2か所の被支持部に挟まれた部分の径方向外側に周方向に互いに間隔を空けて取り付けられ、前記軸方向に延びた複数の回転子磁石と、
    互いに隣接する前記回転子磁石の間に配されて磁気的な干渉を低減する複数の回転子磁極セパレータと、
    を備え、
    前記回転子磁極セパレータのそれぞれは、軸方向に延びた板部と、前記板部の幅方向の両側から前記ロータシャフトに向けて延びた二つの側部と、を有し、
    前記回転子磁極セパレータのそれぞれには、軸方向に互いに間隔をおいてバランスウェイト取付け用の複数のねじ穴が前記板部を貫通して形成されるとともに、前記二つの側部の間に、前記ねじ穴と通じ、前記ねじ穴から前記ロータシャフト側に突出する前記バランスウェイトを挿入可能な空洞が形成されている
    ことを特徴とする永久磁石同期回転電機用回転子。
  2. 前記複数の回転子磁石と前記複数の回転子磁極セパレータの径方向の周囲を覆うようにこれらの径方向外側に、これらと密着するように配された保持環をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の永久磁石同期回転電機用回転子。
  3. 前記回転子磁極セパレータのそれぞれと、前記回転子磁石とは、周方向の単位長さ当たりの重量が互いに等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の永久磁石同期回転電機用回転子。
  4. 前記複数の回転子磁石、前記複数の回転子磁極セパレータ、および前記保持環を軸方向に挟んで軸方向の両側に配されて、バランスウェイト取付け用の複数のねじ穴が形成された2つのバランスディスクをさらに有することを特徴とする請求項に記載の永久磁石同期回転電機用回転子。
  5. 複数の回転子磁石および複数の回転子磁極セパレータをロータシャフトに取り付ける低速準備ステップと、
    低速で永久磁石同期回転電機用回転子を回転させ振動状態を確認する第1回低速バランス試験ステップと、
    前記第1回低速バランス試験ステップの結果に基づいて前記回転子磁極セパレータにバランスウェイトを取り付けるバランスウェイト第1回取り付けステップと、
    を有し、
    前記回転子磁極セパレータのそれぞれは、軸方向に延びた板部と、前記板部の幅方向の両側から前記ロータシャフトに向けて延びた二つの側部と、を有し、
    前記回転子磁極セパレータのそれぞれには、軸方向に互いに間隔をおいて前記バランスウェイトの取付け用の複数のねじ穴が前記板部を貫通して形成されるとともに、前記二つの側部の間に、前記ねじ穴と通じ、前記ねじ穴から前記ロータシャフト側に突出する前記バランスウェイトを挿入可能な空洞が形成されている、
    とを特徴とする永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法。
  6. 前記バランスウェイト第1回取り付けステップの後に、
    前記複数の回転子磁石および前記複数の回転子磁極セパレータの径方向外側に保持環を取り付ける保持環取り付けステップと、
    前記永久磁石同期回転電機用回転子を回転させ振動状態を確認する第2回低速バランス試験ステップと、
    前記第2回低速バランス試験ステップの結果に基づいてバランスディスクにバランスウェイトを取り付けるバランスウェイト第2回取り付けステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の永久磁石同期回転電機用回転子のバランス調整方法。
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