JP2019216526A - 回転子端板、回転子及び回転電機 - Google Patents

回転子端板、回転子及び回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】円板部と埋め金との間の剥がれが抑制された回転子端板、回転子及び回転電機を提供する。【解決手段】回転子端板は、円板部と、埋め金とを備え、前記埋め金は平面部と側面部を備え、中心部に貫通穴を有する円板形状であり、前記平面部には軸方向に窪んだ凹部が設けられ、前記側面部には弦を構成するように径方向に窪んだ溝部が設けられ、前記凹部と前記溝部には、円板部を構成する金属が埋設されている。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、回転子端板、回転子及び回転電機に関する。
永久磁石同期電動機のバランス調整方法として増量法が用いられることがある。増量法では、バランス調整用ウェイトを、回転子端板に設けられた突起部にカシメ固定することによりバランス調整が行われる。ここで、回転子端板は、鋼材で構成される回転子の回転軸に嵌め合い固定するため、アルミニウムで構成された円板部の中心部に鋼材で構成されたリング状の埋め金が設けられている(特許文献1)。
特開2012−165534号公報
しかし、上記構成では、円板部と埋め金との間で、回転子の回転中心軸に平行な方向及び回転子の回転方向における剥がれが生じ、これによって回転子を挟持する回転子端板が崩壊するおそれがある。
そこで、円板部と埋め金との間の剥がれが抑制された回転子端板、回転子及び回転電機を提供する。
実施形態に係る回転子端板は、円板部と、埋め金とを備え、前記埋め金は平面部と側面部を備え、中心部に貫通穴を有する円板形状であり、前記平面部には軸方向に窪んだ凹部が設けられ、前記側面部には弦を構成するように径方向に窪んだ溝部が設けられ、前記凹部と前記溝部には、円板部を構成する金属が埋設されている。
実施形態に係る回転電機の概略構成を示す一部破断斜視図 回転子及び回転軸の概略構成を示す縦断面図 回転子端板の概略構成を示す斜視図 回転子端板の概略構成を示す平面図 回転子端板の概略構成を示す縦断面図 凹部及び溝部の概略構成を示す拡大縦断面図
以下、実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明において、回転子の回転中心軸Oに対して平行な方向を軸方向と称する。また、回転中心軸Oの周りを回転中心軸Oに対して同軸に周回する方向を周方向と称する。また、回転中心軸Oに対して直行する方向を径方向と称する。
図1は実施形態に係る回転電機の概略構成を示す一部破断斜視図である。図2は、回転子及び回転軸の概略構成を示す縦断面図である。図3は回転子端板の概略構成を示す斜視図、図4は平面図であり図5の矢印方向から見た図、図5は図4におけるA−B−C−O−D線に沿った部分の縦断面図である。図6は凹部16a及び溝部16bの概略構成を示す拡大縦断面図である。
図1に示すように、回転電機1は、ハウジング2、固定子3、及び回転子4を備える。ハウジング2は、フレーム5、及び軸受ブラケット6、7を備える。フレーム5は両側に開口部5a、5bを有する略円筒形状を呈しており、開口部5a、5bは円板形状の軸受ブラケット6、7により閉塞されている。
各軸受ブラケット6、7は中央部に貫通孔6a、7aを備えており、貫通孔6a、7aの周りには、貫通孔6a、7aの一部を形成するようにベアリング部6b、7bが設けられている。後述する回転子4の回転軸9は貫通孔6a、7aを貫通するようにして、ベアリング部6b、7bにより回転自在に固定されている。固定子3は固定子鉄心3a及び巻線8を備えており、ハウジング2内に固定されている。
図2に示すように、回転子4は、回転子鉄心4aを備えている。回転子鉄心4aは、例えば、円板形状の電磁鋼板を複数枚積層して形成されている。また、軟磁性粉を加圧成型して形成してもよい。回転子鉄心4aには、磁石孔4bが設けられており、磁石孔4bに永久磁石4cが埋設配置されている。回転子鉄心4aの軸方向の両端は端板10により挟持固定されており、これにより円柱形状の回転子4を構成している。
端板10は円板部14と埋め金16を備えて構成されており、円板部14と埋め金16は回転中心軸Oを共通にして同軸に接合配置されて一体に構成されている。端板10の中心部には貫通穴12が設けられており、貫通穴12まわりには、埋め金16が設けられている。埋め金16の外周及び軸方向の一方の表面には円板部14が密着して一体的に設けられており、全体として中心に貫通穴12を備える円板形状の端板10を構成している。
図3から図5にも示すように、回転子4の中心部には貫通穴4dが設けられており、端板10の中心部に設けられた貫通穴12に連通している。回転軸9は、貫通穴4d及び12を貫通しており、貫通穴12において埋め金16及び回転子鉄心4aと焼き嵌めや圧入等により強固に嵌め合わされることにより、軸方向及び回転方向にずれて移動しないように端板10及び回転子鉄心4aと固定されている。端板10の軸方向の表面である平面部16fには、増量法により回転子4のバランス調整を行うための突起部10aが設けられている。
図4及び図5に、端板10の詳細な構成が示されている。端板10は中心部に貫通穴12を備え、全体として円板形状を呈しており、貫通穴12に面して埋め金16が設けられている。端板10は、埋め金16を例えば金属で鋳ぐるみすなわちダイキャスト形成することにより構成されている。端板10のうち埋め金16以外の部分は円板形状の金属部により構成されている。
以下、端板10のうち埋め金16以外の部分の円板形状の金属部を、円板部14と称し、当該金属を第1金属と称する。第1金属は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金である。また、埋め金16は第1金属とは異なる金属(以下、第2金属と称する)により構成されており、第2金属は例えば鉄すなわち鋼材により構成されている。
埋め金16には、凹部16a及び溝部16bが設けられている。凹部16aは、埋め金16の軸方向の平面部16fに設けられており、実施形態においてはこの平面状に、周方向に配列された6個の凹部16aが設けられた例を示している。凹部16aは軸方向から見ると曲率を有したU字型形状であり、断面U字型の凹部は軸方向に延伸している。凹部16aの内部は、曲率を有して丸くラウンドしており、少なくとも鋭角の角部が形成されないように構成されている。凹部16aの内部は円板部14を構成する金属により埋設されている。
溝部16bは、埋め金16の軸方向に対して垂直方向の面、すなわち側面部16cに設けられており、実施形態においては周方向に3個の溝部16bが設けられた例を示している。溝部16bは、円板形状を呈する埋め金16の側面部16cに、弦を描くように溝部を設けることにより構成されている。溝部16bの断面は、U字型に曲率を有した凹部を構成している。溝部16bの内部は、曲率を有して丸くラウンドしており、少なくとも鋭角の角部がないように構成されている。溝部16bの内部は円板部14を構成する金属により埋設されている。
実施形態に係る端板10、回転子4、回転電機1により以下の効果を奏する。
回転子4の回転子鉄心4aを挟持固定する端板10は、埋め金16と円板部14により構成されており、全体として円板形状を呈している。埋め金16は端板10の中心部に設けられており、回転軸9と接して固定されている。
埋め金16は、軸方向の平面部16fに設けられた凹部16aと、径方向の側面部16cに設けられた溝部16bとを備えている。凹部16aは軸方向に延伸しており、その内部は曲率を有して丸くラウンドした凹部となっている。凹部16a内部には円板部14を構成する金属が入り込んでいる。これにより、埋め金16と円板部14がはがれて隙間ができたり、周方向にずれたりすることが抑制される。
溝部16bは埋め金16の軸方向に対して垂直方向すなわち径方向の側部に設けられている。溝部16bは径方向に延伸しており、その内部は曲率を備えて丸くラウンドした溝部となっている。溝部16bの内部には円板部14を構成する金属が埋設されている。これにより、埋め金16と円板部14がはがれて隙間ができたり、軸方向にずれたりすることが抑制される。
以上より、埋め金16と円板部14がはがれて、隙間ができたり、軸方向及び軸方向に対して垂直方向にずれたりすることが抑制されるため、軸方向における抜けが抑制され、回転方向における滑りが抑制される。
また、凹部16a及び溝部16bの内部は曲率を備えて丸くラウンドしており、鋭角の角部が存在しないように構成されている。これにより、凹部16a及び溝部16bの内部に埋設される円板部14を構成する金属と、凹部16a及び溝部16b内壁との間に隙間を生じることが抑制される。従って、隙間に存在する空気層による腐食の発生を抑制することができる。
(変形例)
凹部16a及び溝部16bは、図6に示すように、入口部16d及び窪み内部16eを備えている。凹部16a又は溝部16bを構成する窪みは、凹部16a又は溝部16bを構成する窪みが入口部16dから延伸する方向、すなわち、凹部16aの場合は軸方向、溝部16b場合は径方向に向かうに従って広くなるように構成することができる。すなわち、凹部16aでは入口部16dから軸方向に窪み内部16eの径が大きいテーパ形状とすることができる。
溝部16bでは、入口部16dから径方向に向かって、窪み内部16eの寸法が大きいテーパ形状とすることができる。このように構成すると、窪み内部16eの径よりも入口部16dの径の方が小さいため、凹部16a内部に埋設された円板部14を構成する金属が軸方向に抜けることが抑制される。
また溝部16bは、円板部14の側面部16cに設けられた入口部16dから径方向に向かって儲けられているため、この窪み内部16eに埋設された円板部14を構成する金属が凹部16a及び溝部16bの形状に嵌合し、円板部14を構成する金属の、凹部16a又は溝部16bから抜けることが抑制される。また、溝部16bは端板10の弦を構成するように構成されているため、周方向すなわち回転方向における滑りが抑制される。
ここで、凹部16aの軸方向から見た形状は、丸形状だけでなく、三角、四角等の多角形、又はその他の形状としてもよい。
実施形態では埋め金16に6個の凹部16aが設けられた例を例示したが、これに限定する意図はなく、任意の数とすることができる。また、実施形態では3個の溝部16bが設けられた例を例示したが、これに限定する意図はなく、任意の数とすることができる。
以上のように、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…回転電機、3…固定子、3a…固定子鉄心、4…回転子、4a…回転子鉄心、9…回転軸、10…端板、14…円板部(第1金属部)、16…埋め金(第2金属部)、16a…凹部、16b…溝部、16c…側面部、16d…入口部、16e…窪み内部、16f…平面部

Claims (8)

  1. 円板部と、埋め金とを備えた回転子端板において、
    前記埋め金は平面部と側面部を備え、中心部に貫通穴を有する円板形状であり、
    前記平面部には軸方向に窪んだ凹部が設けられ、前記側面部には弦を構成するように径方向に窪んだ溝部が設けられ、
    前記凹部と前記溝部には、円板部を構成する金属が埋設されている回転子端板。
  2. 前記凹部を構成する窪み内部には鋭角の角部がない請求項1に記載の回転子端板。
  3. 前記溝部を構成する窪み内部には鋭角の角部がない請求項1又は2に記載の回転子端板。
  4. 前記凹部は、入口部と窪み内部を備えており、前記入口部の径よりも、前記窪み内部の径の方が大きい請求項1から3の何れか一項に記載の回転子端板。
  5. 前記円板部を構成する金属と、前記埋め金を構成する金属は異なる請求項1から4の何れか一項に記載の回転子端板。
  6. 前記円板部はアルミニウムにより構成され、埋め金は鉄により構成される請求項5に記載の回転子端板。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の回転子端板を備えて構成される回転子。
  8. 請求項7に記載の回転子を備えて構成される回転電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017158408A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 本田技研工業株式会社 ロータおよびロータの製造方法

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