JP5589039B2 - ターボ機械のためのロータ組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボ機械のためのロータ組立体に関する。
ターボ機械のロータ組立体は、ターボ機械に固定されたシュラウドに対して回転するインペラを備えることができる。作動時、ロータ組立体は不均衡力が原因で振動する。
その結果、インペラはシュラウドに対して振動して騒音が発生する。
第1の態様において、本発明はロータ組立体を提供し、ロータ組立体は、シャフト、ベアリング組立体、インペラ、及びシュラウドを備え、インペラ及びベアリング組立体はシャフトに取り付けられ、シュラウドはインペラを覆うようにベアリング組立体に取り付けられる。
シュラウドをベアリング組立体に取り付けると、インペラはシュラウドに対して自由に回転する。シュラウドはロータ組立体に一部を形成するので、ロータ組立体の振動に起因するインペラの変位はシュラウドの変位を伴う。従って、インペラとシュラウドとの間の隙間は、ロータ組立体の振動に関係なく維持される。その結果、作動時にロータ組立体からあまり騒音が発生しない。また、シュラウドをベアリング組立体に取り付けると、インペラとシュラウドとの間に明確に定義された隙間を定めることが可能になる。特に、ターボ機械内でロータ組立体の取り付け又は位置合わせに影響されない隙間を定めることができる。
ベアリング組立体は、スリーブで取り囲まれた一対の離間したベアリングを備えることができる。従って、シュラウドは、スリーブに取り付けられ、スリーブは、シュラウドを取り付けることができる比較的大きな表面部を備える。その結果、シュラウドとベアリング組立体との間に比較的しっかりした固定部を形成できる。更に、スリーブで取り囲まれた離間したベアリングを備えるとロータ組立体の剛性が高くなり、結果的に一次曲げ周波数が高くなる。結果的に、ロータ組立体は高い臨界前速度で運転できる。
ベアリング組立体はインペラ内に突出できる。その結果、よりコンパクトなロータ組立体を得ることができる。更に、インペラとベアリング組立体との間の片持ち長を短くできる。結果的に、インペラに作用する不平衡力は、結果的に小さな力のモーメントとなるのですので、ベアリング組立体のラジアル負荷が低減する。
シュラウドはベアリング組立体に接着することができる。これにより、シュラウドは、シュラウドの内径及び/又はベアリング組立体の外径に対する緊密な許容誤差を必要とすることなく、インペラに対して同心に位置合わせすることができる。
インペラ及びシュラウドはプラスチックで形成できる。このことは、ロータ組立体のコスト及び/又は重量が低減するという利点をもつ。一般にプラスチック構成部品に関連する寸法公差及び幾何公差は、プラスチックが特定の従来のターボ機械には不適切である場合もある。例えば、結果として生じる許容誤差の積み重ねは、許容できない大きさのインペラ−シュラウド隙間を必要とする場合がある。対照的に、シュラウドをベアリング組立体に取り付けると、明確に定義されたインペラ−シュラウド隙間を得ることができる。従って、許容できるインペラ−シュラウド隙間を維持しながら、プラスチックのインペラ及びシュラウドを用いることができる。
第2の態様において、本発明はターボ機械を提供し、ターボ機械は、フレームと、前記の段落のいずれかに記載のロータ組立体とを備える、ロータ組立体は、シュラウド又はベアリング組立体においてフレームに取り付けられる。従って、ロータ組立体が振動する場合、インペラのフレームに対する変位は、シュラウドの同等の変位を伴う。その結果、インペラ−シュラウド隙間は、ロータ組立体のフレームに対する動きにも関わらず維持される。
ロータ組立体は、シュラウド及びベアリング組立体においてフレームに取り付けることができる。ロータ組立体を軸方向に離間した2箇所で取り付けることで、ロータ組立体の剛性が高くなり、高い一次曲げ周波数が得られる。
ロータ組立体は、シュラウド又はベアリング組立体においてフレームに対して柔軟性をもって取付けてもよい。例えば、ロータ組立体は、シュラウド又はベアリング組立体の台座に配置されたO−リングによって取り付けることができる。結果的に、ロータ組立体の振動はフレームにそれほど伝達されない。更に、ベアリング組立体の負荷が低減するのでロータ組立体の一次曲げ周波数が高くなる。
本発明をより簡単に理解できるように、本発明の実施形態は例示的に図面を参照して以下に説明する。
本発明によるターボ機械の断面図である。 ターボ機械のロータ組立体の分解組み立て図である。 ロータ組立体の製造ステップを示す。 ターボ機械のベアリング組立体とシュラウドとの間の接着結合の断面図である。
図1及び2のターボ機械1は、一対のO−リング4、5によってフレーム3に取り付けられるロータ組立体2を備える。
ロータ組立体2は、シャフト6、ベアリング組立体7、インペラ8、及びシュラウド9を備える。ベアリング組立体7及びインペラ8はシャフト6に取り付けられ、シュラウド9はインペラ8を覆うようにベアリング組立体7に取り付けられる。
ベアリング組立体7は、一対のベアリング10、11、スプリング12、及びスリーブ13を備える。
各々のベアリング10、11は、インナーレース、複数のボールを支持するケージ、及びアウターレースを備える。ベアリング10、11は、段付き部の反対側でシャフト6に取り付けられる。各ベアリング10、11のインナーレースは、2つのベアリング10、11を所定距離だけ離間するように機能する段付き部に当接する。
スプリング12は、シャフト6の段付き部を取り囲み、2つのベアリング10、11のアウターレースに軸方向の力を付与する。段付き部が所定の長さをもち、スプリング12が所定のバネ定数をもつので、ベアリング10、11の各々は同一の所定の力の予荷重を受ける。
スリーブ13は、ベアリング10、11及びスプリング12を取り囲み、各ベアリング10、11のアウターレースに接着剤によって固定される。スリーブの端部は、ベアリングの一方を超えて軸方向に延び、O−リング4の一方の台座14を形成する縮径部を有する。
インペラ8は、ベース15及び複数のブレード16を備える半開放遠心インペラである。ベース15は、その周りでブレード16を支持する空気力学的上面及びシャフト6を収容する中心ボア17を有する。次に、シャフト6は、締まりばめ及び/又は接着結合によってインペラ8に固定される。
シュラウド9は、ハブ18、フード19、及びハブ18とフード19との間で半径方向に延びる複数のスポーク20を備える。ハブ18は円筒形であり中心ボア21を含む。フード19は軸方向でハブ18よりも長く、スポーク20はハブ18とフード19の上部との間を延びる。フード19の内面は、インペラ8のブレード16の端部に対応する空気力学的形状である。フード19の外周は、O−リング5のための環状台座22を形成するように形作られている。
シュラウド9はベアリング組立体7に固定され、シュラウド9がインペラ8を覆うようになっている。詳細には、ベアリング組立体7は、ハブ18のボアを通って延び、接着剤によってハブ18に固定される。
ロータ組立体2は、ベアリング組立体7及びシュラウド9の両方においてフレーム3に取り付けられている。詳細には、ロータ組立体3は、O−リング4、5の各々の箇所で柔軟性をもって取付けられる。第1のO−リング4は、ベアリング組立体7の台座14に配置され、第2のO−リング5は、シュラウド9の台座22に配置される。
ターボ機械1の作動時、ロータ組立体2は、不均衡力が原因でフレーム3に対して振動する。シュラウド9をベアリング組立体7に取り付けると、シュラウド9は、フレーム3に対するインペラ8の全ての変位に追従する。その結果、インペラ8とシュラウド9との間の隙間は、振動に関係なく維持される。従って、ロータ組立体2は騒音をあまり発生しない。対照的に、インペラ8がシュラウド9に対して振動するようになった場合、振動は周囲の空気を粗密にするので騒音が発生する。
また、シュラウド9をベアリング組立体7に取り付けると、インペラ8とシュラウド9との間に明確に定義された隙間を定めることができる。以下に説明するように、ロータ組立体2を製造する場合、インペラ8及びシュラウド9は、接触させた後に明確に定義された隙間を定めるように離すことができる。従って、インペラ8とシュラウド9との間の隙間は、ターボ機械1のフレーム3内のロータ組立体2のアライメントに影響されない。
また、シュラウド9をベアリング組立体7に取り付けると、比較的撓みやすい及び/又は臨界速度又はその近くで運転する必要があるロータ組立体に対して利点がある。従来のロータ組立体に関して、シュラウドに対するインペラの振動が非常に大きい場合があるので、振動に対応するためにインペラ−シュラウド隙間を広くする必要がある。しかしながら、隙間を広くすることはターボ機械の性能に悪影響を及ぼすことになる。シュラウド9をベアリング組立体7に取り付けることで、シュラウド9はインペラ8の全ての振動に追従する。従って、隙間が小さくなるのでターボ機械1の性能が向上する。
インペラ8及び/又はシュラウド9は、寸法公差及び幾何公差が、さもなければ既存のターボ機械の使用を不適切にするであろう材料又はプロセスで形成できる。例えば、インペラ8及びシュラウド9は、成形プロセスを使用したプラスチックで形成できる。シュラウド9をベアリング組立体7に取り付けることで、やはり明確に定義されたインペラ−シュラウド隙間を得ることができる。
スリーブ13で取り囲まれ、離間したベアリング10、11を備えるベアリング組立体7を提供するとロータ組立体2の剛性が高くなる。その結果として、一次たわみモードの周波数が高くなるので、ロータ組立体2の臨界速度が高くなる。
ベアリング10、11は所定距離だけ離間し、スプリング13は所定のバネ定数をもっているので、ベアリング10、11は、同一の明確に定義された力の予荷重を受ける。従って、予荷重の大きさは、さもなければベアリング性能の低下につながる予荷重を過大にすることなく、ベアリング10の滑りを防止するように規定できる。
ベアリング組立体7をインペラ8の中に突出させることで、ロータ組立体2の軸長が短くなる。更に、インペラ8とベアリング組立体7との間の片持ち長が短くなるので、インペラ8に作用する何らかの不均衡は、小さな力のモーメントをもたらすことになる。結果的に、ベアリング10、11のラジアル負荷が低減してベアリング組立体7の耐用年数が延びる。
ロータ組立体2は、軸方向に離間した2箇所でフレーム3に取り付けられる。これにより、ロータ組立体2はフレーム3内でしっかり安定する。更に、ロータ組立体2の剛性が高くなるので高い一次曲げ周波数を得ることができる。ロータ組立体2をフレーム3に柔軟性をもって取付けると、フレーム3に伝達されるロータ組立体2の振動がより少なくなる。更に、ベアリング組立体7の負荷が小さくなりロータ組立体2の一次曲げ周波数が高くなる。それでも、柔軟性をもった取付けの利点にもかかわらず、ロータ組立体2は、1つ又はそれ以上の箇所でフレーム3に対してハードマウントされる場合もある。
インペラ8及びシュラウド9のアライメントの何らかの偏心は、結果的に大きなインペラ−シュラウド隙間をもたらすことになり、これによりターボ機械1の性能は悪影響を受ける場合がある。2つのO−リング4、5のアライメントにおける何らかの偏心は、ロータ組立体2がフレーム3内で位置合わせ不良であること、つまり、ロータ組立体2の回転軸が傾いていることを意味するであろう。この場合もターボ機械1の性能に悪影響を与える。シュラウド9をベアリング組立体7に接着することで、シュラウド9は、硬化する前にシャフト6に対して同心に整列させることができる。結果的に、インペラ8とシュラウド9との間、及び2つのO−リング4、5の間で同心アライメントを得ることができる。
ベアリング組立体7のスリーブ13は、シュラウド9をアリング組立体7に対して固定できる比較的大きな表面部を備える。その結果、シュラウド9とベアリング組立体7との間に比較的しっかりした固定部を形成できる。接着結合を用いるよりはむしろ、シュラウド9は締まりばめによってベアリング組立体7に固定できる。しかしながら、このことは、シュラウド9がシャフト6に対して同心に整列することを保証するために、シュラウド9の内径とベアリング組立体7の外径との緊密な許容誤差を必要とする。緊密な許容誤差は、必然的にロータ組立体2のコスト増を招く。シュラウド9をベアリング組立体7に接着することで、コスト効率の良い方法で同心性を得ることができる。更に、さもなければ締まりばめを実現するには容認できない許容誤差をもたらす、製造プロセス及び材料を利用できる。例えば、シュラウド9は、成形後にシュラウド9のボア21を機械加工する必要のない成形プロセスで形成できる。
ロータ組立体2の許容誤差の積み重ねは、シュラウド9を同心に取り付けることができるように、シュラウド9とベアリング組立体7との間に比較的大きな隙間を必要とすることを意味する。大きな隙間は、シュラウド9をベアリング組立体7に固定するために使用する接着剤が2つの構成部品の間から漏れて、硬化する前にインペラ8を汚すことを意味する。漏れを防止するために高粘度の接着剤を使用できる。しかしながら、シュラウド9とベアリング組立体7との間の空間に充填するのに要する時間が長くなる。従って、以下に比較的短期間の充填時間を維持しながらシュラウド9とベアリング組立体7との間から接着剤が漏れることを防止する方法を説明する。
ここで図3を参照すると、最初に、ベアリング組立体7及びインペラ8をシャフト6に固定して部分組立体23を作る。ベアリング組立体7及びインペラ8をシャフト6に固定する方法は本説明の核心ではない。部分組立体23を治具24の一方に取り付け、シュラウド9を治具の他方に取り付ける。治具24は、シュラウド9のO−リング台座22をシャフト6に対して同心に整列させるよう機能する。
シュラウド9及び部分組立体23は、最初は離れており、高粘度の接着剤25のリングをベアリング組立体7に塗布する(図3(a))。次に、ベアリング組立体7がシュラウド9のボア21に挿入されるように、シュラウド9及び部分組立体23を一体にする(図3(b))。高粘度の接着剤25は、シュラウド9とベアリング組立体7との間で環状シールを形成する。高粘度の接着剤25をベアリング組立体7に塗布する位置により、接着剤25はシュラウド9のボア21の第1の端部にシールを形成する。シュラウド9及び部分組立体23は、シュラウド9がインペラ8に接触した後にシュラウド9及び部分組立体23が所定距離だけ離れるように一体化される。これはインペラ8とシュラウド9との間に隙間を規定する働きをする。高粘度の接着剤25が硬化した後、ロータ組立体2を治具24から取り外す。
次に、ロータ組立体2を反転して、ボア21の第2の端部からシュラウド9とベアリング組立体7との間の空間に低粘度の接着剤26を導入する(図3(c))。高粘度の接着剤25は、低粘度の接着剤26のストッパー又はプラグとして機能し、低粘度の接着剤26はシュラウド9とベアリング組立体7との間の残りの空間内で上昇してこの空間を満たす。
シュラウド9のボア21は、1つ又はそれ以上の軸方向の溝27を備える(図2を参照)。低粘度の接着剤26は、該低粘度接着剤26を高粘度の接着剤25に至るまで送る溝27を介して導入される。低粘度の接着剤26が溝27を介して連続的に導入されるので、接着剤26はシュラウド9とベアリング組立体7との間の空間内で上昇して空気を追い出す。これにより接着結合を弱くする可能性がある空気封入のリスクが低減する。更に、シュラウド9のボア21にはテーパーが付いている。詳細には、ボア21には、第1の端部から第2の端部にテーパーが付いており、第2の端部の直径が大きくなっている。結果的に、低粘度の接着剤26が上昇すると、空気は拡大容積部に追い出されるので、空気封入のリスクが更に低減する。
溝27は、ボア21の第2の端部から始まり第1の端部の前で終端する。溝はシュラウド9を製造するために用いる成形プロセスで作り出したものである。溝27は第1の端部の前で終端するがこれには利点がある。溝27がボア21の全長にわたって延びる場合、勿論、溝27の深さ並びにベアリング組立体7に塗布される高粘度の接着剤25の量にもよるが、高粘度の接着剤25が1つ又はそれ以上の溝27に完全に進入できない可能性がある。その結果、高粘度の接着剤25は、シュラウド9とベアリング組立体7との間の完全なシールを形成できない場合がある。溝27がボア21の第1の端部より前で終端することで、過量の高粘度の接着剤25を必要とすることなく完全なシールを形成できる。更に、低粘度の接着剤26を短時間で供給するために、比較的深い溝27を用いることができる。
ボア21の第2の端部は面取りされている(図4参照)。面取り部15は上昇する低粘度の接着剤26のリザーバとして機能する。結果的に、シュラウド9とベアリング組立体7との間の空間に導入される接着剤26の量の厳格な管理が不要になる。
低粘度の接着剤26の導入後、接着剤26は硬化する。図4に示すように、最終結果は、高粘度の接着剤25がシュラウド9のボア21の第1の端部に配置される。次に、低粘度の接着剤26が高粘度の接着剤25からボア21の第2の端部まで広がる。粘度の異なる2つの接着剤を用いることで、シュラウド9は、接着剤が2つの構成部品の間から漏れることなく、ベアリング組立体7に対して比較的短時間で固定できる。更に、低粘度の接着剤26を用いてシュラウド9とベアリング組立体7との間の空間を満たすことで、接着剤26の導入時に捕捉される場合があるすべての空気は、上手く最上部に上昇して逃げることになる。結果的に、低粘度の接着剤26により、シュラウド9とベアリング組立体7との間の接着剤の層がより均一になる。
低粘度の接着剤26は、高粘度の接着剤25よりもボア21の長手方向に長く軸方向に広がる。従って、低粘度の接着剤26は、シュラウド9とベアリング組立体7との間の高い接着結合強度をもたらすことが意図されている。対照的に、高粘度の接着剤25は、主として低粘度の接着剤26のストッパーとして機能することが意図されている。結果的に、接着強度が比較的弱い比較的安価な高粘度の接着剤25を使用することができる。
前述の方法において、シュラウド9は、既にインペラ8がシャフト6に取り付いている部分組立体23に取り付けられる。従って、ベアリング組立体7を第1の端部からシュラウド9のボア21に挿入することだけが可能である。しかしながら、ことによるとシュラウド9を部分組立体23に取り付けた後でインペラ8をシャフト6に取り付けることができる。この場合、ベアリング組立体7は、第1の端部又は第2の端部からシュラウド9のボア21に挿入できる。従って、高粘度の接着剤25は、ベアリング組立体7及び/又はシュラウド9のボア21に塗布できる。
前述の方法は、特に各構成部品の間の隙間寸法が特定の接着剤の使用を不可能にする場合、同様に又は別の方法でロータ組立体2の他の構成部品を固定するために使用できる。例えば、インペラ8に関連する寸法許容誤差は、インペラ8の外径をシャフト6と同心に位置合わせできるように、インペラ8のボア17を比較的大きくせざる得ないことを意味する。従って、本方法は、インペラ8をシャフト6に接着するために利用できる。この場合、最初に、高粘度の接着剤のリングがシャフト6及び/又はインペラ8のボア17に塗布される。次に、シャフト6をインペラ8のボア17に挿入する。ロータ組立体2を製造する順番に依存して、インペラ8をシュラウド9と接触させた後に、インペラ−シュラウド隙間を形成するように離す。その後、高粘度の接着剤が硬化し、低粘度の接着剤がインペラ8とシャフト6との間の空間に導入される。最後に、低粘度の接着剤が硬化する。
従って、本方法は、比較的大きな隙間を有するロータ組立体の構成部品を時間効率の良い方法で固定するのに適している。更に、隙間を大きくきるので、本方法は、比較的許容誤差の大きな構成部品を固定するために使用できる。許容誤差が大きいにも関わらず、構成部品はそれでもなお同心に位置合わせして固定することができる。従って、本方法は、高価で及び/又は特定の材料及びプロセスの使用を妨げる場合がある高精度な製造法を必要とすることなく、同心のロータ組立体を製造するために利用できる。
高粘度の接着剤及び低粘度の接着剤に言及したが、これらの表記は単に2つの接着剤の粘度が異なることを示すために用いられる。この表記は接着剤の絶対的な粘度を示すものとして理解すべきではない。
2 ロータ組立体
6 シャフト
7 ベアリング組立体
8 インペラ
9 シュラウド

Claims (9)

  1. シャフト、ベアリング組立体、インペラ、及びシュラウドを備えるロータ組立体であって、
    前記インペラ及び前記ベアリング組立体は前記シャフトに取り付けられ、
    前記シュラウドは前記インペラを覆うように前記ベアリング組立体に取り付けられていて、
    前記シュラウドは、ハブと、フードと、前記ハブと前記フードとの間に延びる複数のスポークとを備え、
    前記ハブはボアを有していて、
    前記ベアリング組立体は、前記ボアを通って延び、かつ、前記ハブに固定される、
    ことを特徴とするロータ組立体。
  2. 前記ベアリング組立体は、スリーブで取り囲まれた一対のベアリングを備える、請求項1に記載のロータ組立体。
  3. 前記ベアリング組立体は、前記インペラ内に突出する、請求項1又は2に記載のロータ組立体。
  4. 前記シュラウドは、前記ベアリング組立体に接着される、請求項1から3のいずれかに記載のロータ組立体。
  5. 前記インペラ及び前記シュラウドは、プラスチック形成される、請求項1から4のいずれかに記載のロータ組立体。
  6. フレームと、請求項1から5のいずれかに記載のロータ組立体とを備えるターボ機械であって、前記ロータ組立体は、前記シュラウド又は前記ベアリング組立体において前記フレームに取り付けられることを特徴とする、ターボ機械。
  7. 前記ロータ組立体は、前記シュラウド及び前記ベアリング組立体において前記フレームに取り付けられる、請求項6に記載のターボ機械。
  8. 前記ロータ組立体は、前記シュラウド又は前記ベアリング組立体において、前記フレームに柔軟性をもって取付けられる、請求項6又は7のいずれかに記載のターボ機械。
  9. 前記ロータ組立体は、前記シュラウド又は前記ベアリング組立体の台座に配置されるO−リングによって柔軟性をもって前記フレームに取付けられる、請求項8に記載のターボ機械。
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