JPS6246724A - 車両用自動クラツチの制御方法および装置 - Google Patents

車両用自動クラツチの制御方法および装置

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JPS6246724A
JPS6246724A JP60187731A JP18773185A JPS6246724A JP S6246724 A JPS6246724 A JP S6246724A JP 60187731 A JP60187731 A JP 60187731A JP 18773185 A JP18773185 A JP 18773185A JP S6246724 A JPS6246724 A JP S6246724A
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JP
Japan
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vehicle
automatic clutch
transmission torque
torque
rotational speed
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Application number
JP60187731A
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English (en)
Inventor
Takashi Shigematsu
重松 崇
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車両用自動クラッチの制御方法および装置に関
し、特に、その自動クラッチを介してエンジンの動力を
伝達させることにより坂道において車両を停止させ、坂
路発進などを容易にする技術に関するものである。
従来技術およびその問題点 坂路における車両の発進操作などにおいては、一般に、
ブレーキペダルの踏込操作からアクセルペダルの踏込操
作への切り換えが難しく、たとえ車両が自動クラッチを
備え且つその自動クラッチが車両の運転状態に応じて自
動的に制御されるようになっていても車両が移動してし
まう場合がある。
これに対し、たとえば、実開昭58−75162号公報
に示されているように、ブレーキ操作により一旦車両を
停止させた時は次のアクセル操作までブレーキを開放し
ないようにする特別の停止機構をブレーキ装置に設ける
ことが提案されている。しかし、斯る従来の提案によれ
ば、ブレーキ装置が複雑となり、高価となる不都合があ
った。
問題点を解決するだめの手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、伝達トルク制御可能な車両用
自動クラッチの制御方法であって、アクセル操作により
直ちに発進可能な車両の停止状態において、予め求めら
れた関係からその車両が位置する道路の勾配の大きさに
基づいて前記自動クラッチの伝達トルクを調節すること
にある。
また、上記発明方法を好適に実施するだめの装置の要旨
とするところは、伝達トルク制御可能な車両用自動クラ
ッチの制御装置であって、(1)車両に設けられたシフ
トレバ−の操作位置を検出するシフトレバ−操作位置検
出装置と、(2)前記車両に設けられたブレーキ操作体
の操作を検出するブレーキ操作検出装置と、(3)前記
車両に設けられたアクセル操作体の操作を検出するアク
セル操作検出装置と、(4)前記車両が位置する道路の
勾配を検出する道路勾配検出装置と、(5)前記シフト
レバ−操作位置検出装置により前記シフトレバ−が前進
または後進位置へ操作されたことが検出され、前記ブレ
ーキ操作検出装置により前記ブレーキ操作体が操作され
ていないことが検出され、かつ前記アクセル操作検出装
置により前記アクセル操作体が操作されていないことが
検出されたとき、予め求められた関係から前記道路勾配
検出装置により検出された道路勾配の大きさに基づいて
前記自動クラッチの伝達トルクを制御する伝達1〜ルク
制御手段とを、含むことにある。
作用 このようにすれば、アクセル操作により直ちに発進可能
な車両の停止状態において、たとえば、前記シフトレバ
−操作位置検出装置により前記シフトレバ−が前進また
は後進位置へ操作されたことが検出され、前記ブレーキ
操作検出装置により前記ブレーキ操作体が操作されてい
ないことが検出され、かつ前記アクセル操作検出装置に
より前記アクセル操作体が操作されていないことが検出
された状態において、予め求められた関係から前記道路
勾配検出装置により検出された車両が位置する道路勾配
に基づいて自動クラッチの伝達l・ルクが制御されるの
で、坂路において車両が停止するに必要かつ充分な駆動
力が車両の駆動輪に伝達され、車両が坂路上の一定の停
止位置に継続的に停止させられる。
発明の効果 したがって、伝達トルク制御可能な自動クラッチを備え
た車両においては、自動クラッチの伝達トルクを制御す
ることにより、車両のブレーキ装置に坂路発進のための
特別の停止機構などの高価な装備を設けることなく、車
両の坂路発進操作がきわめて容易となるのである。
前記自動クラッチは、好適には、磁粉式電磁クラッチ、
乾式単板式電磁クラッチなどの係合制御または伝達トル
ク制御可能なりラッチが用いられる。
前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記車両の速度
が零になった時の車輪の回転位置が変化しないようにあ
るいは該車両が勾配を登る傾向となるようにするトラン
スミッション出力トルクが得られるように前記自動クラ
ッチの伝達l・ルクを制御するように構成される。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記シフ
トレバ−が前進位置へ操作されているとき、前記車両が
その停止位置から後退するに伴って前記伝達トルクおよ
び該車両のエンジンの出力トルクを増加させるように構
成される。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記シフ
トレバ−が前進位置へ操作されているとき、前記車両が
その停止位置から後退するに伴って該車両のエンジンの
出力トルクを増加させるとともに、前記伝達トルクを上
記車両のエンジンの回転速度が所定の回転速度となるよ
うに制御するように構成される。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記エン
ジンの回転速度が所定の回転速度よりも高くなったとき
に前記伝達トルクを増加させ、該エンジンの回転速度が
所定の回転速度よりも低くなったときに前記伝達トルク
を減少させるように構成される。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記シフ
)−レバーが前進位置へ操作されているとき、前記車両
がその停止位置から後退するに伴って前記伝達トルクを
増加させるとともに、前記車両のエンジンの回転速度が
所定の回転速度となるように制御するように構成される
更に、前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記エン
ジンの回転速度が所定の回転速度よりも高くなった場合
にはその出力トルクを減少させ、低くなった場合には増
加させるように構成される。
また、上記所定の回転速度は、予め求められた関係から
前記エンジンの出力トルクに基づいて決定され得る。ま
た、上記所定の回転速度は、予め求められた関係から前
記伝達トルクに基づいて決定され得る。
前記車両のトランスミッションの出力トルクは、好適に
は、前記道路勾配と比例した大きさに決定される。
また、前記伝達トルクおよびエンジンの出力トルクは、
好適には、前記車両のトランスミッション出力トルクに
基づいて決定される。
また、前記伝達トルクは前記トランスミッション出力ト
ルクに基づいて決定され得るとともに、前記エンジンの
出力トルクを該エンジンが所定の回転速度となるように
制御され得る。
前記エンジンの所定の回転速度は、好適には、前記道路
勾配に基づいて決定される。
実施例 以下、本発明の一適用例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、エンジン10の出力は磁粉式電磁クラ
ッチ12、ベルト式無段変速機14、および図示しない
差動装置などを経て車両の駆動輪へ伝達されるようにな
っている。磁粉式電磁クラッチ12は、エンジン10の
クランク軸とともに回転する環状の駆動側回転体16と
、その内側において小さなギャップを隔てて相対回転可
能に配設され、前記ベルト式無段変速機14の入力軸1
8とともに回転するロータ20とから構成され、上記ギ
ャップ内の磁粉が磁気的に結合させられることにより、
図示しない励磁コイルへの励磁電流の大きさに応じたト
ルクを伝達する。すなわち、磁粉式電磁クラッチ12は
、それに供給される励磁電流によって伝達トルクが制御
される自動クラッチを構成している。
一ヒ記ヘルド式無段変速機14は、入力軸18および出
力軸22に設けられた有効径が可変の一対の可変プーリ
24および26と、それら可変プーリ24および26に
巻き掛けられた伝動ヘルド28と、速度比(出力軸22
の回転速度/入力軸18の回転速度)および伝動ベルト
28の張力を制御するための油圧制御回路とを備えてい
る。その油圧側?′l11回路には、上記可変プーリ2
4および26の有効径を変化させる図示しない一対の油
圧シリンダと、それら油圧シリンダの内出力軸側の油圧
シリンダに供給するライン油圧を調節して専ら伝動ベル
ト28の張力を制御する圧力制御サーボ弁30と、入力
軸側の油圧シリンダに流入させる作動油流入量あるいは
その油圧シリンダから流出させる作動油流出量を調節し
て専らベルト式無段変速機14の速度比を制御する流量
制御サーボ弁32とが設けられている。
前記エンジンLOにはその回転速度を検出するためのエ
ンジン回転速度センサ34が設けられており、そのエン
ジン回転速度センサ34からはクランク軸の回転に対応
した周波数のパルス状の回転信号SREがコントローラ
36へ出力される。
また、ベルト式無段変速機14の出力軸22近傍には車
両の速度を検出するための速度センサ38が設けられて
いる。その速度センサ38は車速検出手段として機能す
るものであり、それから出力軸22の回転に対応した周
波数のパルス状の回転信号SROがコントローラ36へ
出力される。第2図に示すように、出力軸22には、多
数の外周歯39が形成された速度検出用歯車41が設け
られており、上記速度センサ38は一対の検出端383
および38.によってその外周歯39の通過をそれぞれ
検出し、その外周歯39の通過毎に0N−OFFする一
対の信号を出力する。上記一対の検出端38つおよび3
8bの間隔は外周歯39・のピッチの1/2よりも小さ
くされているので、第3図に示されているように検出端
381および38、から出力される信号の位相を比較す
ることにより出力軸22の回転方向、すなわち車両の進
行方向も検出されるようになっている。たとえば、車両
の前進時に第2図の矢印方向に速度検出用歯車41が回
転すると、検出端381および38゜から出力される信
号の相対位相は第3図(alに示すようになり、車両の
後進時には第3図(blに示すようになる。
また、車両のシフトレバ−40にはそのシフト操作位置
を検出するためのシフト操作位置センサ42が設けられ
ているとともに、アクセルペダル44およびブレーキペ
ダル46にはそれらの操作量を検出するためのペダルセ
ンサ48および50がそれぞれ設けられており、シフト
操作位置センサ42からはシフトレバ−40の操作位置
を表す操作位置信号SPがコントローラ36へ出力され
るとともに、ペダルセンサ48および50からはアクセ
ルペダル44およびブレーキペダル46の操作量を表す
信号SACおよびSBKがコントローラ36へ出力され
る。したがって、シフト操作位置センサ42がシフトレ
バ−操作位置検出装置に、ペダルセンサ48がアクセル
操作位置検出装置に、ペダルセンサ50がブレーキ操作
位置検出装置に相当する。さらに、車両には、その車両
の傾き、すなわち車両が位置する道路の勾配を検出する
ための道路勾配検出装置に相当する勾配センサ51が設
けられており、その勾配センサ51からは道路勾配θ9
を表す勾配信号SDCがコントローラ36へ出力される
コントローラ36は、磁粉式電磁クラッチ12の伝達ト
ルク制御手段、ベルト式無段変速機14のヘルド張力制
御手段および速度比制御手段、エンジン10の出力トル
ク制御手段に相当するものであって、所謂マイクロコン
ピュータにて構成されており、CPU52、RAM54
、ROM56を含ンテイル。CP U 52 ハ、RA
 M 54 〕記(’l。
機能を利用しつつROM56に予め記憶されたプログラ
ムにしたがって入力インタフェース回路58に入力され
た信号を処理し、出力インタフェース回路60を介して
、前記磁粉式電磁クラッチ12に対する伝達トルク制御
信号SCL、前記圧力制御サーボ弁30および流量制御
サーボ弁32に対するライン圧制御信号SLPおよび速
度比制御信号SSRをそれぞれ出力して、磁粉式電磁ク
ラッチ12の伝達トルクを調節し、かつベルト式無段変
速機14の伝動ヘルド28の張力(トルク伝達容量)お
よび速度比をそれぞれ調節する。また、エンジン10に
設けられたスロットルアクチュエータ62に対するスロ
ットル制御信号Sθを出力してスロットル弁開度を前記
アクセルペダル44の操作量に比例した大きさとする。
ここで、車両を坂路上に停止させるために必要なトラン
スミッション出力トルクTRは次式(1)で与えられる
。また、この出力トルクTRは通常次式(2)で表され
るから、結局クラッチ伝達トルク工員は(3)弐に示す
ように道路勾配θ。の−次間数となる。したがって、実
際の道路勾配θ、から(3)弐を用いて求められた出力
トルクTR(駆動力)がTR=Wsin θ、−r  
 −11)但し、W・は車両重量、rは駆動輪半径TR
=TC1・r6 ・η・1/e、4 ・・(2)但し、
T、はクラッチ伝達トルク、r。
はトランスミッションおよび作動装置の変速比、ηはト
ランスミッションなどの伝達効率、e?Iはベルト式無
段変速機の最小速度比である。
Tc1=Wsin θo  −r −e、4/(rc 
 −77)・・・・(3) 得られるように前記磁粉式電磁クラッチ12の伝達トル
クT ctを制御すれば、車両を坂路において停止させ
ることができるのである。
次に、以上のような方式を適用した磁粉式電磁クラッチ
12の制御作動を第4図のフローチャートにしたがって
説明する。
先ず、ステップS1が実行されることにより各センサか
らの信号SRE、SRO,SP、SAC。
SBK、SDCが各々読み込まれるとともに、それらの
信号に基づいて実際の車速■、速度比e、エンジン回転
速度N8などが算出される。次いで、ステップS2が実
行されることによりシフトレバ−40の操作位置がニュ
ートラル位置であるか否かが操作位置信号SPに基づい
て判断される。ステップS2の判断が肯定された場合に
はステップS3のニュートラルレンジ制御ルーチンが実
行される。このニュートラルレンジ制御ルーチンでは、
前記磁粉式電磁クラッチ12に供給される励磁電流を零
とする信号SCLが出力されることによりその電磁クラ
ッチ12が開放状態とされるとともに、前記流量制御サ
ーボ弁32により前記ベルト式無段変速機14の速度比
をニュートラル時に適した予め定められた値とする。
一ヒ記ステップS2の判断が否定された場合にはステッ
プS4においてブレーキペダル46或いはアクセルペダ
ル44が操作されたか否かが判断され、この判断が肯定
されるとステップS5の走行制御ルーチンが実行される
。上記ブレーキペダル46およびアクセルペダル44が
操作されたか否かの判断は信号SBKおよびSACが各
々表す操作量が予め定められた一定の小さな値(判断基
準値)よりも小さいか否かに従って行われる。なお、ペ
ダルセンサ48および50に替えて、アクセルペダル4
4およびブレーキペダル46が非操作位置にあるときに
作動する検出スイツチを設けても良い。走行制御ルーチ
ンでは、前記アクセルペダル44が操作された場合には
、予め求められた関係から実際のスロットル弁開度θお
よび車速■などに基づいて前記流量制御サーボ弁32を
制御することによりエンジン10の回転速度N。が最適
燃費率曲線に沿うように前記ベル1へ式無段変速機14
の速度比eを変化させるとともに、予め求められた関係
から実際の速度比eおよびエンジン10の出力トルクに
基づいて前記圧力制御サーボ弁30を制御することによ
り伝動ベルト28の滑りが生じない範囲でその挟圧力を
可及的に小さくして動力(員失を低減させる。この伝動
ベルト28の狭圧力はベルト式無段変速機14の伝達ト
ルク(伝達容量)および伝動ベルト28の張力と密接に
関連しているから、圧力制御サーボ弁30によりベルト
式無段変速機14の伝達容量あるいは伝動ヘルド28の
張力が実質的に制御されることになる。また、走行制御
ルーチンでは、前記ブレーキペダル46が操作された場
合には、流量制御サーボ弁32および圧力制御サーボ弁
30によりベルト式無段変速機14の速度比および伝達
容量を車両制動時に適した値とする。
しかし、前記ステップS4の判断が否定された場合には
ステップS6において車速■が零よりも大きいか否か、
すなわち車輪が回転しているか否かが判断される。この
判断が肯定されると、車両のシフトレバ−40がニュー
トラルレンジにt= 作されず、かつアクセルペダル4
4およびブレーキペダル46がともに操作されない状態
で車両が走行している場合であるので、ステップS7の
エンジンブレーキ制御ルーチンが実行される。このエン
ジンブレーキ制御ルーチンでは、適切なエンジンブレー
キが得られるように前記流量制御サーボ弁32が制御さ
れるとともに、エンジンブレーキ制御時において伝動ベ
ルトの滑りが生じないように圧力制御サーボ弁30が制
御される。なお、上記ステップS3、S5、およびS7
が実行されると、前記ステップ81以下が再び実行され
る。
−ト記ステップS6における判断が否定された場合は、
車両のシフトレバ−40が二二−トラルレンジ以外のレ
ンジに操作されているが、アクセルペダル44およびブ
レーキペダル46がともに操作されない状態で車両が停
止している状態である。
このような場合は、アクセル操作により直ちに発進可能
な状態であり、通常、車両の発進に先立つ停止時に生じ
る。したがって、以後は車両の停止時、特に坂路上の停
止時に車両が移動しないように、換言すれば車輪が回転
しないようにエンジン10の駆動力を駆動軸へ伝達する
ための停止制御が実行される。すなわち、先ずステップ
S8が実行されることにより、予め記憶された関係から
前記勾配センサ51によって検出された道路勾配θ。
に基づいて基本クラッチ伝達トルクTCL’が算出され
るとともに、算出された基本クラッチ伝達トルクTc1
Oを得るための伝達トルク制御信号scI、か出力され
る。なお、上記関係は前記(3)弐によって表されるも
のであり、データマツプ或いは関数式の形態で予めRO
M56に記憶されている。
このように、道路勾配θ9に応じた基本クラッチ伝達l
・ルクTcL。がトランスミッションへ伝達された後、
ステップS9が実行されて車両が後退したか否かが前記
速度セジサ38の出力信号にしたがって判断される。そ
の判断が否定された場合には続くステップSllが直接
実行されるが、肯定された場合にはステップS10が実
行された後ステップSllが実行される。そのステップ
S10では、次式(4)にしたがって前回のクラッチ伝
達トルクTe1−’を所定量ΔTCLだけ増加さぜ、こ
の増加後のクラッチ伝達トルクTc1得るための伝達ト
ルク制御信号SCLを出力する。この前回のクラッチ伝
達トルクTct−’は初回は前記基本クラッチ伝達トル
クTcL。であるが次回からはステップTc1−TcL
−1+ΔTct・・・・(4)S10により増加させら
れたものである。車両の後退が停止するまで上記ステッ
プ310の繰り返しとともに上記所定量へT□が積算さ
れる。この所定量ΔTcLは一定値であっても或いは道
路勾配θ0の増加とともに増加する関数であってもよい
なお、前記ステップSIOを車両を前進させるまで繰り
返し実行させるとともに、車両が前進したと判断された
きは次式にしたがってクラッチ伝達トルクTcLを一定
量ΔTcL’[少させるステップを設けるようにしても
よい。
TcL=Tc1−′−ΔT c L! 但し、ΔT CL゛≧、ΔTCL 前記ス前記ステップSl−ては第5図に示す予め定めら
れた関係から実際の道路勾配θ。に基づいて目標エンジ
ン回転速度N。8が決定される。
車両を停止させるためのクラッチ伝達トルクTCLは坂
路勾配θ。に比例するから、上記関係はクラッチ伝達ト
ルクTcLと目標エンジン回転速度N88との関係であ
ってもよい。この関係は、勾配が大きくなるほどエンジ
ン10の回転速度N8を大きくして次の発進を容易とす
るために予め決定されたものである。続くステップS1
2では、上記ステップSllにて決定された目標エンジ
ン回転速度N。′が実際のエンジン回転速度N8よりも
大きいか否かが判断され、この判断が肯定されるとステ
ップS13が実行されてエンジンの出力トルクT、、が
次式(5)にしたがって増加させられるが、ステップS
12の判断が否定されるとステップS14が実行されて
エンジンの出力トルクT、が次式(6)にしたがって減
少させられる。それらステラT、=T、−’+ΔTo 
   ・・・・(5)T、=To−’−ΔT8    
・・・・(6)但し、T8伺は前回のサイクルにおいて
決定されたエンジン出力トルクでアリ、また、ΔT8は
所定の増減値である。
プS13およびS14においては、前記スロットルアク
チュエータ62へ供給するスロットル制御信号Sθが所
定量だけ変更され、これによりエンジンの回転速度N。
が目標回転速度N。′と一致させられるのである。ここ
で、上記のようにエンジン回転速度N8.は道路勾配θ
。とともに増減させられるので、結果的にエンジン10
の出力トルクT8も道路勾配θ。とともに増減させられ
る。
また、クラッチ伝達トルクTcLは前記ステップS9、
SIOによって車両がその停止位置から後退するに伴っ
て増加させられる。このようなことから、本実施例では
、シフトレバ−40が前進レンジに操作されているとき
、車両がその停止位置から後退するに伴って出力トルク
T、を増加させる出力トルク調節手段を含むと考えるこ
ともできる。
上述のように、本実施例によれば、アクセル操作にした
がって直ちに発進可能な車両の停止状態において、車輪
が停止するように、エンジン10の出力を駆動輪へ伝達
する磁粉式電磁クラッチ12の伝達トルクが道路勾配θ
。に基づいて決定され、かつ調節されるので、ブレーキ
ペダル46を操作することなく車両が坂路途中に停止さ
せられ得て、坂路発進がきわめて容易となる。なお、本
実施例の作動は車両が平坦路上にある場合でも行われる
が、道路勾配θ。が零となりまた車輪が停止するように
磁粉式電磁クラッチ12の伝達トルクが調節されるため
、磁粉式電磁クラッチ12の伝達トルクが零とされてク
ラッチが実質的に開放状態とされる。
また、本実施例によれば、第5図に示す目標回転速度N
8″となるように、エンジン10の回転速度N。がクラ
ッチ伝達トルクTctに関連して変化されるので、道路
勾配θ、に拘わらず車両の発進に充分な出力が得られて
運転性が高められる利点がある。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。
第6図に示すように、前述のような車両を坂路上で停止
させる制御を一定時間内に制限するためのステップを第
4図に示すステップに加えてもよい。すなわち、前記ス
テップS3、S5、S7のいずれかが実行された後には
ステップ5stoを実行させることによりタイマTの内
容をクリアする一方、前記ステップS14の後において
、ステップ5SIIの実行によりタイマTの計時が満了
したか否か、すなわちタイマTの内容がその設定値T□
、に到達したか否かが判断される。当初はその判断が否
定されるのでステップ5S12が実行されてタイマTの
内容に「1」が加えられるが、設定値T m a Xに
対応した所定時間が経過することによりステップ5SI
Iの判断が肯定されると、ステップ5S13が実行され
てクラッチ伝達トルクTC1がその最大値TcLmay
とされるとともにエンジン10の出力トルクT8が零と
される。すなわち、磁粉式電磁クラッチ12を係合状態
とするとともにエンジン10を停止状態とするのである
このように、本実施例によれば、車両を坂路上で停止さ
せるために磁粉式電磁クラッチ12を半係合状態とする
制御が開始されてからの経過時間がTo、に対応した所
定の時間を越えると、ζH粉式電磁クラッチ12が係合
状態とされるとともにエンジン10が停止状態とされる
ので、車両の後退が防止されると同時に磁粉式電磁クラ
ッチ12がその過熱から保護される。なお、上記設定値
T1xは磁粉式電磁クラッチ12の温度や雰囲気温度の
関数であっても良い。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて説明した
が、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、登板方向の坂路の
発進に際し、シフトレバ−40が前進レンジに操作され
ている場合において、車両がブレーキペダル46の操作
をすることなく停止するようにクラッチ伝達トルクが調
節されるが、車両を後進させて坂路を上るために後進レ
ンジに操作されたときに、その車両を停止させるように
クラッチ伝達トルクが調節されるように構成されていて
もよいのである。
また、前述の実施例において、エンジン10の回転速度
Npが道路勾配θ。が大きくなる程高くなる目標回転速
度N8* (所定の回転速度)と一致するように制御さ
れているが、エンジン10の低速域の出力トルクが大き
い場合には、一定の値となるように制御されても、或い
は制御されなくても、坂路上で車輪を停止させることに
より発進を容易とするという本発明の一応の効果を享受
することができるのである。しかし、エンジン10の低
速回転域における出力トルクが小さい場合、或いはエン
ジン10の暖気が不十分である場合などには、エンジン
ストールを防止するため、発進に先立って予めスロット
ル弁を所定量だけ開くように制御することが望ましい。
また、前述の実施例のステップS12乃至S14に替え
て、前記スロットル弁開度を道路勾配θ。
に比例して増加させてもよい。このようにすれば、エン
ジン10の回転速度を制御する場合に比較して応答性が
問題とならない利点がある。
また、前述の実施例においては、シフトレバ−40が前
進レンジに操作されているとき、車両がその停止位置か
ら後退するに伴ってクラッチ伝達トルクTcLおよびエ
ンジン10の出力トルクT、。
を増加させ、逆に前進するに伴って減少させるように構
成されているが、エンジン10の出力トルクT、、を車
両の後退に伴って増加させあるいは車両の前進に伴って
減少させるとともに、クラッチ伝達トルクT’ctをエ
ンジン10が所定の目標回転速度(一定の回転速度や伝
達トルクTc、あるいは出力トルクT、の函数)となる
ように変化させても良い。この場合、エンジン10の回
転速度が目標回転速度を上回るとクラッチ伝達トルクT
CLが大きくされ、下回ると小さくされる。
また、前述の実施例において、磁粉式電磁クラッチ12
およびヘルド式無段変速機14を備えた車両について説
明されているが、乾式単板電磁クラッチや有段変速機な
どを備えた車両であっても良いのである。
また、前述の実施例において、車両のブレーキ操作体を
構成するバーキンクブレーキ操作装置にも操作位置セン
サを設け、第4図のステップS4において前記ブレーキ
ペダル46およびバーキンクブレーキ操作装置がともに
操作されていない時にブレーキの非操作状態を判断する
ようにしてもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される装置の一例を説明するブロ
ック線図である。第2図は第1図の速度センサを示す図
である。第3図は第2図の速度センサからの出力信号を
示すものであって、(a)は車両の前進時を、(b)は
車両の後進時の信号波形である。第4図は第1図の装置
の作動を説明するだめのフローチャートである。第5図
は第4図の説明において用いられる関係を示す閾である
。第6図は本発明の他の実施例の要部を示すフローチャ
ートである。 12:磁粉式電磁クラッチ(自動クラッチ)40:シフ
トレバ− 42:シフト操作位置センサ (シフトレバ−操作位置検出装置) 44:アクセルペダル(アクセル操作体)46:ブレー
キペダル(ブレーキ操作体)48:ペダルセンサ(アク
セル操作位置検出装置)50:ペダルセンサ(ブレーキ
操作位置検出装置)51:勾配センサ(道路勾配検出装
置)出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 第2図         第3図 本  第5図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)伝達トルク制御可能な車両用自動クラッチの制御
    方法であって、 アクセル操作にしたがって直ちに発進可能な車両の停止
    状態において、予め求められた関係から該車両が位置す
    る道路の道路勾配の大きさに基づいて前記自動クラッチ
    の伝達トルクを調節することを特徴とする車両用自動ク
    ラッチの制御方法。
  2. (2)伝達トルク制御可能な車両用自動クラッチの制御
    装置であって、 前記車両に設けられたシフトレバーの操作位置を検出す
    るシフトレバー操作位置検出装置と、前記車両に設けら
    れたブレーキ操作体の操作を検出するブレーキ操作検出
    装置と、 前記車両に設けられたアクセル操作体の操作を検出する
    アクセル操作検出装置と、 前記車両が位置する道路の道路勾配を検出する道路勾配
    検出装置と、 前記シフトレバー操作位置検出装置により前記シフトレ
    バーが前進または後進位置へ操作されたことが検出され
    、前記ブレーキ操作検出装置により前記ブレーキ操作体
    が操作されていないことが検出され、かつ前記アクセル
    操作検出装置により前記アクセル操作体が操作されてい
    ないことが検出されたとき、予め求められた関係から前
    記道路勾配検出装置により検出された道路勾配の大きさ
    に基づいて前記自動クラッチの伝達トルクを制御する伝
    達トルク制御手段と を含むことを特徴とする車両用自動クラッチの制御装置
  3. (3)前記伝達トルク制御手段は、前記車両の速度が零
    になった時の車輪の回転位置が変化しないようにあるい
    は該車両が勾配を登る傾向となるようにするトランスミ
    ッションの出力トルクが得られるように前記自動クラッ
    チの伝達トルクを制御するものである特許請求の範囲第
    2項に記載の車両用自動クラッチの制御装置。
  4. (4)前記伝達トルク制御手段は、前記シフトレバーが
    前進位置へ操作されているとき、前記車両がその停止位
    置から後退するに伴って前記伝達トルクおよび該車両の
    エンジンの出力トルクを増加させるものである特許請求
    の範囲第2項または第3項のいずれかに記載の車両用自
    動クラッチの制御装置。
  5. (5)前記伝達トルク制御手段は、前記シフトレバーが
    前進位置へ操作されているとき、前記車両がその停止位
    置から後退するに伴って該車両のエンジンの出力トルク
    を増加させる出力トルク調節手段を含むとともに、前記
    伝達トルクを上記車両のエンジンの回転速度が所定の回
    転速度となるように制御するものである特許請求の範囲
    第2項または第3項のいずれかに記載の車両用自動クラ
    ッチの制御装置。
  6. (6)前記伝達トルク制御手段は、前記エンジンの回転
    速度が所定の回転速度よりも高くなったときに前記伝達
    トルクを増加させ、該エンジンの回転速度が所定の回転
    速度よりも低くなったときに前記伝達トルクを減少させ
    るものである特許請求の範囲第5項に記載の車両用自動
    クラッチの制御装置。
  7. (7)前記伝達トルク制御手段は、前記シフトレバーが
    前進位置へ操作されているとき、前記車両がその停止位
    置から後退するに伴って前記伝達トルクを増加させると
    ともに、前記車両のエンジンの回転速度が所定の回転速
    度となるように制御するものである特許請求の範囲第2
    項または第3項のいずれかに記載の車両用自動クラッチ
    の制御装置。
  8. (8)前記伝達トルク制御手段は、前記エンジンの回転
    速度が所定の回転速度よりも高くなった場合にはその出
    力トルクを減少させ、低くなった場合には増加させるも
    のである特許請求の範囲第7項に記載の車両用自動クラ
    ッチの制御装置。
  9. (9)前記所定の回転速度は、予め求められた関係から
    前記エンジンの出力トルクに基づいて決定されるもので
    ある特許請求の範囲第6項に記載の車両用自動クラッチ
    の制御装置。
  10. (10)前記所定の回転速度は、予め求められた関係か
    ら前記伝達トルクに基づいて決定されるものである特許
    請求の範囲第8項に記載の車両用自動クラッチの制御装
    置。
  11. (11)前記車両のトランスミッション出力トルクは、
    前記道路勾配と比例した大きさに決定されるものである
    特許請求の範囲第3項に記載の車両用自動クラッチの制
    御装置。
  12. (12)前記伝達トルクおよびエンジンの出力トルクは
    、前記車両のトランスミッションに基づいて決定される
    ものである特許請求の範囲第11項に記載の車両用自動
    クラッチの制御装置。
  13. (13)前記伝達トルクは前記トランスミッション出力
    トルクに基づいて決定するとともに、前記エンジンの出
    力トルクを該エンジンが所定の回転速度となるように制
    御するものである特許請求の範囲第12項に記載の車両
    用自動クラッチの制御装置。
  14. (14)前記エンジンの所定の回転速度は前記道路勾配
    に基づいて決定されるものである特許請求の範囲第13
    項に記載の車両用自動クラッチの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01312202A (ja) * 1988-01-27 1989-12-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd ロードセンシング油圧駆動回路の制御装置
JPH02275101A (ja) * 1989-04-17 1990-11-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd ロードセンシング油圧駆動回路の制御装置
FR2798174A1 (fr) * 1999-09-08 2001-03-09 Mannesmann Sachs Ag Procede et systeme de commande d'un embrayage de vehicule automobile

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