JPS6246723A - 車両用自動クラツチの制御方法および装置 - Google Patents
車両用自動クラツチの制御方法および装置Info
- Publication number
- JPS6246723A JPS6246723A JP18773085A JP18773085A JPS6246723A JP S6246723 A JPS6246723 A JP S6246723A JP 18773085 A JP18773085 A JP 18773085A JP 18773085 A JP18773085 A JP 18773085A JP S6246723 A JPS6246723 A JP S6246723A
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- Japan
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- vehicle
- transmission torque
- engine
- rotational speed
- automatic clutch
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は車両用自動クラッチの制?ff1方法および装
置に関し、特に、その自動クラッチを介してエンジンの
動力を伝達させることにより坂道において車両を停止さ
せ、坂路発進などを容易にする技術に関するものである
。
置に関し、特に、その自動クラッチを介してエンジンの
動力を伝達させることにより坂道において車両を停止さ
せ、坂路発進などを容易にする技術に関するものである
。
従来技術およびその問題点
坂路における車両の発進操作などにおいては、一般に、
ブレーキペダルの踏込操作からアクセルペダルの踏込操
作への切換えが難しく、たとえ車両が自動クラッチを備
え且つその自動クラッチが車両の運転状態に応じて自動
的に制御されるようになっていても車両が移動してしま
う場合がある。
ブレーキペダルの踏込操作からアクセルペダルの踏込操
作への切換えが難しく、たとえ車両が自動クラッチを備
え且つその自動クラッチが車両の運転状態に応じて自動
的に制御されるようになっていても車両が移動してしま
う場合がある。
これに対し、たとえば、特開昭58−75162号公報
に記載されているように、ブレーキ操作により一旦車両
を停止させた時は次のアクセル操作までブレーキを開放
しないようにする特別の停止機構をブレーキ装置に設け
ることが提案されている。しかし、斯る従来の提案によ
れば、ブレーキ装置が複雑となり、高価となる不都合が
あった。
に記載されているように、ブレーキ操作により一旦車両
を停止させた時は次のアクセル操作までブレーキを開放
しないようにする特別の停止機構をブレーキ装置に設け
ることが提案されている。しかし、斯る従来の提案によ
れば、ブレーキ装置が複雑となり、高価となる不都合が
あった。
問題点を解決するための手段
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、伝達トルク制御可能な車両用
自動クラッチの制御方法であって、アクセル操作により
直ちに発進可能な車両の停止状態においてその車両p車
輪の回転を検出し、該車輪が回転しないように前記自動
クラッチの伝達トルクを調節することにある。
その要旨とするところは、伝達トルク制御可能な車両用
自動クラッチの制御方法であって、アクセル操作により
直ちに発進可能な車両の停止状態においてその車両p車
輪の回転を検出し、該車輪が回転しないように前記自動
クラッチの伝達トルクを調節することにある。
また、上記発明方法を好適に実施するための装置の要旨
とするところは、伝達トルク制御可能な車両用自動クラ
ッチの制御装置であって、(11屯両に設けられたシフ
トレバ−の繰作位置を検出するシフトレバ−操作位置検
出装置と、(2)前記車両に設けられたブレーキ操作体
の操作を検出するブレ−主操作検出装置と、(3)前記
車両に設けられたアクセル操作体の操作を検出するアク
セル操作検出装置と、(4)前記車両の速度を検出する
車速検出装置と、(5)前記シフトレバ−操作位置検出
装置により前記シフトレバ−が前進または後進位置へ操
作されたことが検出され、前記ブレーキ操作検出装置に
より前記ブレーキ操作体が操作されていないことが検出
され、かつ前記アクセル操作検出装置により前記アクセ
ル操作体が操作されていないことが検出されたとき、前
記車速検出装置により検出される車速か零となるようム
こ前記自動クラッチの伝達トルクを制御する伝達トルク
制御手段とを、含むことにある。
とするところは、伝達トルク制御可能な車両用自動クラ
ッチの制御装置であって、(11屯両に設けられたシフ
トレバ−の繰作位置を検出するシフトレバ−操作位置検
出装置と、(2)前記車両に設けられたブレーキ操作体
の操作を検出するブレ−主操作検出装置と、(3)前記
車両に設けられたアクセル操作体の操作を検出するアク
セル操作検出装置と、(4)前記車両の速度を検出する
車速検出装置と、(5)前記シフトレバ−操作位置検出
装置により前記シフトレバ−が前進または後進位置へ操
作されたことが検出され、前記ブレーキ操作検出装置に
より前記ブレーキ操作体が操作されていないことが検出
され、かつ前記アクセル操作検出装置により前記アクセ
ル操作体が操作されていないことが検出されたとき、前
記車速検出装置により検出される車速か零となるようム
こ前記自動クラッチの伝達トルクを制御する伝達トルク
制御手段とを、含むことにある。
作用
このようにすれば、アクセル操作により直ちに発進可能
な車両の停止状態において、たとえば、前記シフトレバ
−操作位置検出装置により前記シフトレバ−が前進また
は後進位置へ操作されたことが検出され、前記ブレーキ
操作検出装置により前記ブレーキ操作体が操作されてい
ないことが検出され、かつ前記アクセル操作検出装置に
よりi;■記アクセル操作体が操作されていないことが
検出された状態において、車両の車輪が回転しないよう
にあるいは前記車速検出装置により検出された車両の速
度が零に維持されるように自動クラッチの伝達トルクが
制御されるので、坂路において車両が停止するに必要か
つ充分な駆動力が車両の駆動軸に伝達され、車両が坂路
上の一定の停止位置に継続的に停止させられる。
な車両の停止状態において、たとえば、前記シフトレバ
−操作位置検出装置により前記シフトレバ−が前進また
は後進位置へ操作されたことが検出され、前記ブレーキ
操作検出装置により前記ブレーキ操作体が操作されてい
ないことが検出され、かつ前記アクセル操作検出装置に
よりi;■記アクセル操作体が操作されていないことが
検出された状態において、車両の車輪が回転しないよう
にあるいは前記車速検出装置により検出された車両の速
度が零に維持されるように自動クラッチの伝達トルクが
制御されるので、坂路において車両が停止するに必要か
つ充分な駆動力が車両の駆動軸に伝達され、車両が坂路
上の一定の停止位置に継続的に停止させられる。
発明の効果
したがって、伝達トルク制御可能な自動クラッチを備え
た車両においては、自動クラッチの伝達トルクを制御す
ること−により、車両のブレーキ装置に坂路発進のため
の特別の停止機構などの高価な装備を設けることなく、
車両の坂路発進操作がきわめて容易となるのである。
た車両においては、自動クラッチの伝達トルクを制御す
ること−により、車両のブレーキ装置に坂路発進のため
の特別の停止機構などの高価な装備を設けることなく、
車両の坂路発進操作がきわめて容易となるのである。
前記自動クラッチは、好適には、磁粉式電磁クラッチ、
乾式単板式電磁クラッチなどの保合制御または伝達トル
ク制御可能なりラッチが用いられる。
乾式単板式電磁クラッチなどの保合制御または伝達トル
ク制御可能なりラッチが用いられる。
前記車速検出装置は、通常、前記車両の車輪またはそれ
とともに回転する駆動軸、ギヤなどの回転体の回転に基
づいて車速を検出するものであり、前記伝達トルク制御
手段は、上記車速が零に維持されるように、換言すれば
上記車輪の回転位置が変化しないように伝達トルクを制
御するように構成される。
とともに回転する駆動軸、ギヤなどの回転体の回転に基
づいて車速を検出するものであり、前記伝達トルク制御
手段は、上記車速が零に維持されるように、換言すれば
上記車輪の回転位置が変化しないように伝達トルクを制
御するように構成される。
前記伝達トルク制御手段は、好適には、シフトレバ−が
前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がその停止
位置から後退するに伴ってエンジンの出力トルクおよび
前記伝達トルクを増加させ、その車両がその停止位置か
ら前進するに伴ってそのエンジンの出力トルクおよび伝
達トルクを減少させるように構成される。
前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がその停止
位置から後退するに伴ってエンジンの出力トルクおよび
前記伝達トルクを増加させ、その車両がその停止位置か
ら前進するに伴ってそのエンジンの出力トルクおよび伝
達トルクを減少させるように構成される。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、シフトレ
バ−が前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がそ
の停止位置から後退するに伴って車両のエンジンの出力
トルクを増加させ、前記車両がその停止位置から前進す
るに伴って該車両のエンジンの出力トルクを減少させる
出力トルク調節手段を含むとともに、前記伝達トルクを
上記車両のエンジンの回転速度が所定の回転速度となる
ように制御するように構成され得る。
バ−が前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がそ
の停止位置から後退するに伴って車両のエンジンの出力
トルクを増加させ、前記車両がその停止位置から前進す
るに伴って該車両のエンジンの出力トルクを減少させる
出力トルク調節手段を含むとともに、前記伝達トルクを
上記車両のエンジンの回転速度が所定の回転速度となる
ように制御するように構成され得る。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、前記エン
ジンの回転速度が所定の回転速度よりも高くなったとき
に前記伝達トルクを増加させ、該エンジンの回転速度が
所定の回転速度よりも低くなったときに前記伝達トルク
を減少させるように構成され得る。
ジンの回転速度が所定の回転速度よりも高くなったとき
に前記伝達トルクを増加させ、該エンジンの回転速度が
所定の回転速度よりも低くなったときに前記伝達トルク
を減少させるように構成され得る。
また、前記伝達トルク制御手段は、好適には、シフトレ
バ−が前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がそ
の停止位置から後退するに伴って前記伝達トルクを増加
させ、その車両がその停止位置から前進するに伴ってそ
の伝達トルクを減少させるとともに、前記車両のエンジ
ンの回転速度を所定の回転速度となるように制御するよ
うに構成され得る。
バ−が前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がそ
の停止位置から後退するに伴って前記伝達トルクを増加
させ、その車両がその停止位置から前進するに伴ってそ
の伝達トルクを減少させるとともに、前記車両のエンジ
ンの回転速度を所定の回転速度となるように制御するよ
うに構成され得る。
また、前記伝達トルク制御手段は、前記エンジンの回転
速度が所定の回転速度よりも高くなった場合にはその出
力トルクを減少させ、低くなった場合には増加させるよ
うに構成され得る。上記所定の回転速度は、予め求めら
れた関係から前記エンジンの出力トルクに基づいて決定
され得る。また、上記所定の回転速度は、予め求められ
た関係から前記伝達トルクに基づいて決定され得る。
速度が所定の回転速度よりも高くなった場合にはその出
力トルクを減少させ、低くなった場合には増加させるよ
うに構成され得る。上記所定の回転速度は、予め求めら
れた関係から前記エンジンの出力トルクに基づいて決定
され得る。また、上記所定の回転速度は、予め求められ
た関係から前記伝達トルクに基づいて決定され得る。
実施例
以下、本発明の一適用例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図において、エンジン10の出力は磁粉式型iff
クラッチ12、ヘルド式無段変速機14、および図示し
ない差動装置などを経て車両の駆動輪へ伝達されるよう
になっている。磁粉式電磁クラッチ12は、エンジン1
0のクランク軸とともに回転する環状の駆動側回転体1
6と、その内側において小さなギャップを隔てて相対回
転可能に配設され、前記ヘルド式無段変速機14の人力
軸18とともに回転するロータ20とから構成され、上
記ギャップ内の磁粉が磁気的に結合させられることによ
り、図示しない励磁コイルへのl1ijl (5i電流
の大きさに応じたトルクを伝達する。すなわち、磁扮弐
電磁クラッチ12は、それに供給される励磁電流によっ
て伝達トルクが制御される自動クラッチを構成している
。
クラッチ12、ヘルド式無段変速機14、および図示し
ない差動装置などを経て車両の駆動輪へ伝達されるよう
になっている。磁粉式電磁クラッチ12は、エンジン1
0のクランク軸とともに回転する環状の駆動側回転体1
6と、その内側において小さなギャップを隔てて相対回
転可能に配設され、前記ヘルド式無段変速機14の人力
軸18とともに回転するロータ20とから構成され、上
記ギャップ内の磁粉が磁気的に結合させられることによ
り、図示しない励磁コイルへのl1ijl (5i電流
の大きさに応じたトルクを伝達する。すなわち、磁扮弐
電磁クラッチ12は、それに供給される励磁電流によっ
て伝達トルクが制御される自動クラッチを構成している
。
上記ベルト式無段変速機14は、入力軸18および出力
軸22に設けられた有効径が可変の一対の可変プーリ2
4および26と、それら可変プーリ24および26に巻
き掛けられた伝動ヘルド28と、速度比(出力軸22の
回転速度/入力軸18の回転速度)および伝動ベルト2
8の張力を制御するための油圧制御回路とを備えている
。その油圧制御回路には、上記可変プーリ24および2
6の有効径を変化させる図示しない一対の油圧シリンダ
と、それら油圧シリンダの内出力軸側の油圧シリンダに
供給するライン油圧を調節して専ら伝動ベルト28の張
力を制御する圧力制御サーボ弁30と、入力軸側の油圧
シリンダに流入させる作動油流入量あるいはその油圧シ
リンダから流出させる作動油流出量を調節して専らヘル
ド式無段変速機14の速度比を制御する流量制御サーボ
弁32とが設けられている。
軸22に設けられた有効径が可変の一対の可変プーリ2
4および26と、それら可変プーリ24および26に巻
き掛けられた伝動ヘルド28と、速度比(出力軸22の
回転速度/入力軸18の回転速度)および伝動ベルト2
8の張力を制御するための油圧制御回路とを備えている
。その油圧制御回路には、上記可変プーリ24および2
6の有効径を変化させる図示しない一対の油圧シリンダ
と、それら油圧シリンダの内出力軸側の油圧シリンダに
供給するライン油圧を調節して専ら伝動ベルト28の張
力を制御する圧力制御サーボ弁30と、入力軸側の油圧
シリンダに流入させる作動油流入量あるいはその油圧シ
リンダから流出させる作動油流出量を調節して専らヘル
ド式無段変速機14の速度比を制御する流量制御サーボ
弁32とが設けられている。
前記エンジン10にはその回転速度を検出するためのエ
ンジン回転速度センサ34が設けられており、そのエン
ジン回転速度センサ34からはクランク軸の回転に対応
した周波数のパルス状の回転信号SREがコントローラ
36へ出力される。
ンジン回転速度センサ34が設けられており、そのエン
ジン回転速度センサ34からはクランク軸の回転に対応
した周波数のパルス状の回転信号SREがコントローラ
36へ出力される。
また、ヘルド式無段変速a14の出力軸22近傍には車
両の速度を検出するための速度センサ38が設けられて
いる。その速度セン4ノ“38は車速検出手段として機
能するものであり、それから出力軸22の回転に対応し
た周波数のパルス状の回転信号SROがコントローラ3
6へ出力される。第2図に示すように、出力軸22には
、多数の外周歯39が形成された速度検出用歯車41が
設けられており、上記速度センサ38は、その外周歯3
9の通過毎るこ○N−0FFする信号を出力するのであ
る。また、車両のシフトレバ−40にはそのシフト操作
位置を検出するためのシフト操作位置センサ42が設け
られているとともに、アクセルペダル44およびブレー
キペダル46にはそれらの操作量を検出するためのペダ
ルセンサ48および50がそれぞれ設けられており、シ
フト操作位置センサ42からはシフトレバ−40の操作
位置を表す操作位置信号SPがコントローラ36へ出力
されるとともに、ペダルセンサ48および50からはア
クセルペダル44およびブレーキペダル46の操作量を
表す信号SACおよびSBKがコントローラ36へ出力
される。したがって、シフ1− 操作位置センサ42が
シフトレバ−操作位置検出装置に、ペダルセンサ48が
アクセル操作位置検出装置に、ペダルセンサ50がブレ
ーキ操作位置検出装置に相当する。
両の速度を検出するための速度センサ38が設けられて
いる。その速度セン4ノ“38は車速検出手段として機
能するものであり、それから出力軸22の回転に対応し
た周波数のパルス状の回転信号SROがコントローラ3
6へ出力される。第2図に示すように、出力軸22には
、多数の外周歯39が形成された速度検出用歯車41が
設けられており、上記速度センサ38は、その外周歯3
9の通過毎るこ○N−0FFする信号を出力するのであ
る。また、車両のシフトレバ−40にはそのシフト操作
位置を検出するためのシフト操作位置センサ42が設け
られているとともに、アクセルペダル44およびブレー
キペダル46にはそれらの操作量を検出するためのペダ
ルセンサ48および50がそれぞれ設けられており、シ
フト操作位置センサ42からはシフトレバ−40の操作
位置を表す操作位置信号SPがコントローラ36へ出力
されるとともに、ペダルセンサ48および50からはア
クセルペダル44およびブレーキペダル46の操作量を
表す信号SACおよびSBKがコントローラ36へ出力
される。したがって、シフ1− 操作位置センサ42が
シフトレバ−操作位置検出装置に、ペダルセンサ48が
アクセル操作位置検出装置に、ペダルセンサ50がブレ
ーキ操作位置検出装置に相当する。
コントローラ36は、磁粉式電磁クラッチ12の伝達ト
ルク制御手段、ヘルド式無段変速機14のベルト張力制
御手段および速度比制御手段、エンジン10の出力トル
ク制御手段に相当するものであって、所謂マイクロコン
ピュータにて構成されており、CPU52、RAM54
、ROM56を含んでいる。CPU52は、RAM54
の記憶機能を利用しつつROM56に予め記憶されたプ
ログラムにしたがって入力インタフェース回路58に入
力された信号を処理し、出力インクフェース回路60を
介して、前記磁粉式電磁クラッチ12に対する伝達トル
ク制御信号SCL、前記圧力制御サーボ弁30および流
量制御サーボ弁32に対するライン圧制御信号SLPお
よび速度比制御信号SSRをそれぞれ出力して、磁粉式
電磁クラノヂ12の伝達トルクを調節し、かつベルト式
無段変速機14の伝動ベルト28の張力(トルク伝達容
量)および速度比をそれぞれ調節する。また、エンジン
10に設けられたスロットルアクチュエータ62に対す
るスロットル制御信号Sθを出力してスロットル弁開度
を前記アクセルペダル44の操作量に比例した大きさと
する。
ルク制御手段、ヘルド式無段変速機14のベルト張力制
御手段および速度比制御手段、エンジン10の出力トル
ク制御手段に相当するものであって、所謂マイクロコン
ピュータにて構成されており、CPU52、RAM54
、ROM56を含んでいる。CPU52は、RAM54
の記憶機能を利用しつつROM56に予め記憶されたプ
ログラムにしたがって入力インタフェース回路58に入
力された信号を処理し、出力インクフェース回路60を
介して、前記磁粉式電磁クラッチ12に対する伝達トル
ク制御信号SCL、前記圧力制御サーボ弁30および流
量制御サーボ弁32に対するライン圧制御信号SLPお
よび速度比制御信号SSRをそれぞれ出力して、磁粉式
電磁クラノヂ12の伝達トルクを調節し、かつベルト式
無段変速機14の伝動ベルト28の張力(トルク伝達容
量)および速度比をそれぞれ調節する。また、エンジン
10に設けられたスロットルアクチュエータ62に対す
るスロットル制御信号Sθを出力してスロットル弁開度
を前記アクセルペダル44の操作量に比例した大きさと
する。
次に、以上のように構成された装置において、主として
坂路発進に関連した磁粉式電磁クラッチ12の制御作動
を第3図のフローチャートにしたがって説明する。
坂路発進に関連した磁粉式電磁クラッチ12の制御作動
を第3図のフローチャートにしたがって説明する。
先ず、ステップS1が実行されることにより各センサか
らの信号SRE、SRO,SP、SAC。
らの信号SRE、SRO,SP、SAC。
SBKが各々読み込まれるとともに、それらの信号に基
づいて実際の車速■、速度比e、エンジン回転速度N。
づいて実際の車速■、速度比e、エンジン回転速度N。
などか算出される。次いで、ステップS2が実行される
ことによりシフトレバ−4゜の操作位置がニュートラル
位置であるが否がか判断される。ステップS2の判断が
肯定された場合にはステップS3のニュートラルレンジ
制御ルーチンが実行される。この二ニーI−ラルレンジ
制御ルーチンでは、前記磁粉式電磁クラッチ12に供給
される励磁電流を零とする信号SC■−が出力されるこ
とによりその電磁クラッチ12が開放状態とされるとと
もに、前記流量制御サーボ弁32により前記ベルト式無
段変速機14の速度比をニュートラル時に適した予め定
められた値とする。
ことによりシフトレバ−4゜の操作位置がニュートラル
位置であるが否がか判断される。ステップS2の判断が
肯定された場合にはステップS3のニュートラルレンジ
制御ルーチンが実行される。この二ニーI−ラルレンジ
制御ルーチンでは、前記磁粉式電磁クラッチ12に供給
される励磁電流を零とする信号SC■−が出力されるこ
とによりその電磁クラッチ12が開放状態とされるとと
もに、前記流量制御サーボ弁32により前記ベルト式無
段変速機14の速度比をニュートラル時に適した予め定
められた値とする。
上記ステップS2の判断が否定された場合にはステップ
S4においてブレーキペダル46或いはアクセルペダル
44が操作されたか否かが判断され、この判断が肯定さ
れるとステップS5の走行制御ルーチンが実行される。
S4においてブレーキペダル46或いはアクセルペダル
44が操作されたか否かが判断され、この判断が肯定さ
れるとステップS5の走行制御ルーチンが実行される。
上記ブレーキペダル46およびアクセルペダル44が操
作されたか否かの判断は信号SBKおよびSACが各々
表す操作量が予め定められた一定の小さな値(判断基準
値)よりも小さいか否かに従って行われる。なお、ペダ
ルセンサ48および50に替えて、アクセルペダル44
およびブレーキペダル46が非操作位置にあるときに作
動する検出スイッチを設けても良い。走行制御ルーチン
では、前記アクセルペダル44が操作された場合には、
予め求められた関係から実際のスロットル弁開度θおよ
び車速■などに基づいて前記流量制御サーボ弁32を制
御することによりエンジン10の回転速度N、、が最適
燃費率曲線に沿うように前記ヘルド式無段変速機14の
速度比eを変化させるとともに、予め求められた関係か
ら実際の速度比eおよびエンジン10の出力トルクに基
づいて前記圧力制御サーボ弁30を制御することにより
伝動ベルト28の滑すが生じない範囲でその挟圧力を可
及的に小さくして動力損失を低減させる。この伝動ヘル
ド28の狭圧力はベルト式無段変速機14の伝達トルク
(伝達容量)および伝動ヘルド28の張力と密接に関連
しているから、圧力制御サーボ弁30によりヘルド式無
段変速機14の伝達容量あるいは伝動ベルト28の張力
が実質的に制御されることになる。また、走行制御ルー
チンでは、前記ブレーキペダル46が岑作された場合に
は、流量制御サーボ弁32および圧力制御サーボ弁3o
によりベルト式無段変速機14の速度比および伝達容量
を車両制動時に適した値とする。
作されたか否かの判断は信号SBKおよびSACが各々
表す操作量が予め定められた一定の小さな値(判断基準
値)よりも小さいか否かに従って行われる。なお、ペダ
ルセンサ48および50に替えて、アクセルペダル44
およびブレーキペダル46が非操作位置にあるときに作
動する検出スイッチを設けても良い。走行制御ルーチン
では、前記アクセルペダル44が操作された場合には、
予め求められた関係から実際のスロットル弁開度θおよ
び車速■などに基づいて前記流量制御サーボ弁32を制
御することによりエンジン10の回転速度N、、が最適
燃費率曲線に沿うように前記ヘルド式無段変速機14の
速度比eを変化させるとともに、予め求められた関係か
ら実際の速度比eおよびエンジン10の出力トルクに基
づいて前記圧力制御サーボ弁30を制御することにより
伝動ベルト28の滑すが生じない範囲でその挟圧力を可
及的に小さくして動力損失を低減させる。この伝動ヘル
ド28の狭圧力はベルト式無段変速機14の伝達トルク
(伝達容量)および伝動ヘルド28の張力と密接に関連
しているから、圧力制御サーボ弁30によりヘルド式無
段変速機14の伝達容量あるいは伝動ベルト28の張力
が実質的に制御されることになる。また、走行制御ルー
チンでは、前記ブレーキペダル46が岑作された場合に
は、流量制御サーボ弁32および圧力制御サーボ弁3o
によりベルト式無段変速機14の速度比および伝達容量
を車両制動時に適した値とする。
しかし、前記ステップS4の判断が否定された場合には
ステップS6において車速■が零よりも大きいか否か、
すなわち車輪が回転しているが否・かが判断される。こ
の判断が肯定されると、車両のシフトレバ−40がニュ
ートラルレンジに操作されず、かつアクセルペダル44
およびブレーキペダル46がともに操作されない状態で
車両が走行している場合であるので、ステップs7のエ
ンジンブレーキ制御ルーチンが実行される。このエンジ
ンブレーキ制御ルーチンでは、適切なエンジンブレーキ
が得られるように前記流星制御サーボ弁32が制御され
るとともに、エンジンブレーキ制御時において伝動ベル
トの滑りが生じないように圧力制御サーボ弁30が制御
される。なお、上記ステップS3、S5、およびS7が
実行されると、後述のフラグFの内容を「0」にクリア
するステップS18を経て前記ステップ81以下が再び
実行される。
ステップS6において車速■が零よりも大きいか否か、
すなわち車輪が回転しているが否・かが判断される。こ
の判断が肯定されると、車両のシフトレバ−40がニュ
ートラルレンジに操作されず、かつアクセルペダル44
およびブレーキペダル46がともに操作されない状態で
車両が走行している場合であるので、ステップs7のエ
ンジンブレーキ制御ルーチンが実行される。このエンジ
ンブレーキ制御ルーチンでは、適切なエンジンブレーキ
が得られるように前記流星制御サーボ弁32が制御され
るとともに、エンジンブレーキ制御時において伝動ベル
トの滑りが生じないように圧力制御サーボ弁30が制御
される。なお、上記ステップS3、S5、およびS7が
実行されると、後述のフラグFの内容を「0」にクリア
するステップS18を経て前記ステップ81以下が再び
実行される。
上記ステップS6における判断が否定された場合は、車
両のシフトレバ−40がニュートラルレンジ以外のレン
ジに操作されているが、アクセルペダル44およびブレ
ーキペダル46がともに操作されない状態で車両が停止
している状態である。
両のシフトレバ−40がニュートラルレンジ以外のレン
ジに操作されているが、アクセルペダル44およびブレ
ーキペダル46がともに操作されない状態で車両が停止
している状態である。
このような場合は、アクセル操作により直ちに発進可能
な状態であり、通常、車両の発進に先立つ停止時に生じ
る。したがって、以後は車両の停+h時、特に坂路」二
の停止時に車両が移動しないように、換言すれば車輪が
回転しないようにエンジン10の駆動力を駆動輪へ伝達
するための停止制御が実行される。すなわち、先ずステ
ップS8が実行されることにより停止制御に先立つ初期
化の完了を表すためのフラグFの内容が判断される。フ
ラグFの内容が「0」であると判断された場合にはステ
ップS9の初期化が実行されてエンジン10の出力トル
クTQおよびクラッチ伝達トルクT員を零とするための
スロットル制御信号Sθおよび伝達トルク制御信号5C
I−が出力された後、ステップSIOが実行されてフラ
グFの内容が「1」とされる。
な状態であり、通常、車両の発進に先立つ停止時に生じ
る。したがって、以後は車両の停+h時、特に坂路」二
の停止時に車両が移動しないように、換言すれば車輪が
回転しないようにエンジン10の駆動力を駆動輪へ伝達
するための停止制御が実行される。すなわち、先ずステ
ップS8が実行されることにより停止制御に先立つ初期
化の完了を表すためのフラグFの内容が判断される。フ
ラグFの内容が「0」であると判断された場合にはステ
ップS9の初期化が実行されてエンジン10の出力トル
クTQおよびクラッチ伝達トルクT員を零とするための
スロットル制御信号Sθおよび伝達トルク制御信号5C
I−が出力された後、ステップSIOが実行されてフラ
グFの内容が「1」とされる。
次いで、ステップSllにおいて次式(1)にしたがっ
てクラッチ伝達トルクTctを一定量Δ1゛o、増加さ
せた後、その増加後の伝達トルクTelとするための伝
達トルク制御信号SCLが出力され、続くステップS1
2において前記速度センサ38からの回転信号SROに
基づいて車両が坂路の」二に向かって進行したか否か、
すなわち、車輪が一方TC,= Tc、−’ +ΔTC
t −−−−(11但し、TCL−’は前回のサ
イクルにおいて決定されたクラッチ伝達トルクである。
てクラッチ伝達トルクTctを一定量Δ1゛o、増加さ
せた後、その増加後の伝達トルクTelとするための伝
達トルク制御信号SCLが出力され、続くステップS1
2において前記速度センサ38からの回転信号SROに
基づいて車両が坂路の」二に向かって進行したか否か、
すなわち、車輪が一方TC,= Tc、−’ +ΔTC
t −−−−(11但し、TCL−’は前回のサ
イクルにおいて決定されたクラッチ伝達トルクである。
向へ回転したか否かが判断される。この車輪が一方向へ
回転したか否かの判断は前記シフトレバ−40の操作位
置との関連において行われる。たとえばシフトレバ−4
0がL (ロー)やD(ドライブ)レンジなどの前進レ
ンジに操作されている場合には、車輪が前進方向に回転
したか否かが判断されるが、シフトレバ−40がR(リ
バース)レンジに操作されている場合には、車輪が後進
方向へ回転したか否かが判断される。
回転したか否かの判断は前記シフトレバ−40の操作位
置との関連において行われる。たとえばシフトレバ−4
0がL (ロー)やD(ドライブ)レンジなどの前進レ
ンジに操作されている場合には、車輪が前進方向に回転
したか否かが判断されるが、シフトレバ−40がR(リ
バース)レンジに操作されている場合には、車輪が後進
方向へ回転したか否かが判断される。
車輪が一方向へ回転していない場合には、ステップS1
2の判断が否定されて後述のステップS1・1が直接実
行されるが、以上のステップが高速にて繰り返し実行さ
れる内、クラッチ伝達トルクTc1が増加させられると
車輪が僅かに回転し始めるようになる。このようなとき
は前記ステップS12の判断が肯定される。このため、
ステップS13が実行されることにより次式(2)にし
たがってクラッチ伝達トルクTCLが一定量ΔTcL’
J少さT、、 −T、、、−’−ΔTct’ −・
・−(21但し、ΔT e l°≧ΔTcL せられて車両が停止するようにクラッチ伝達トルクTo
lが調節された後、続くステップS14が実行される。
2の判断が否定されて後述のステップS1・1が直接実
行されるが、以上のステップが高速にて繰り返し実行さ
れる内、クラッチ伝達トルクTc1が増加させられると
車輪が僅かに回転し始めるようになる。このようなとき
は前記ステップS12の判断が肯定される。このため、
ステップS13が実行されることにより次式(2)にし
たがってクラッチ伝達トルクTCLが一定量ΔTcL’
J少さT、、 −T、、、−’−ΔTct’ −・
・−(21但し、ΔT e l°≧ΔTcL せられて車両が停止するようにクラッチ伝達トルクTo
lが調節された後、続くステップS14が実行される。
このとき、第4図の制御点に示ずように、速度センサ3
8からの0N−OFF信号がその境目を示すようにクラ
ッチ伝達トルクTelが調節される。第2図はこのとき
の速度センサ38と速度検出用歯車41との相互位置関
係を示している。
8からの0N−OFF信号がその境目を示すようにクラ
ッチ伝達トルクTelが調節される。第2図はこのとき
の速度センサ38と速度検出用歯車41との相互位置関
係を示している。
前記ステ・7プS14においては第5図に示す予め定め
られた関係から実際のクラッチ伝達トルクTc1に基づ
いて目標エンジン回転速度N2″が決定される。車両を
停止させるためのクラッチ伝達トルクTcLは坂路勾配
に比例するから、上記関係は、勾配が大きくなるほどエ
ンジン10の回転速度NPを大きくして次の発進を容易
とするために予め決定されたものである。続くステップ
S15では、上記ステップS14にて決定された目標エ
ンジン回転速度N85が実際のエンジン回転速度N8よ
りも大きいか否かが判断され、この判断が肯定されると
ステップS16が実行されてエンジンの出力トルクT5
が次式(3)にしたがって増加させられるが、ステップ
S15の判断が否定されるとステ/7”S17が実行さ
れてエンジンの出力トルクT8が次式(4)にしたがっ
て減少させられる。
られた関係から実際のクラッチ伝達トルクTc1に基づ
いて目標エンジン回転速度N2″が決定される。車両を
停止させるためのクラッチ伝達トルクTcLは坂路勾配
に比例するから、上記関係は、勾配が大きくなるほどエ
ンジン10の回転速度NPを大きくして次の発進を容易
とするために予め決定されたものである。続くステップ
S15では、上記ステップS14にて決定された目標エ
ンジン回転速度N85が実際のエンジン回転速度N8よ
りも大きいか否かが判断され、この判断が肯定されると
ステップS16が実行されてエンジンの出力トルクT5
が次式(3)にしたがって増加させられるが、ステップ
S15の判断が否定されるとステ/7”S17が実行さ
れてエンジンの出力トルクT8が次式(4)にしたがっ
て減少させられる。
T、=T、刊+ΔT8 ・・・・(3)T@=T
。−1−ΔT8 ・・・・(4)但し、Tl1−
’は前回のサイクルにおいて決定されたエンジン出力ト
ルクであり、また、ΔT、は所定の増減値である。
。−1−ΔT8 ・・・・(4)但し、Tl1−
’は前回のサイクルにおいて決定されたエンジン出力ト
ルクであり、また、ΔT、は所定の増減値である。
それらステップS16およびS17においては、前記ス
ロットルアクチュエータ62へ供給するスロソI・小制
御信号Sθが所定量だけ変更され、これによりエンジン
の回転速度N。が目標回転速度N %と一致させられる
のである。ここで、上記のようにエンジン回転速度N、
はクラッチ伝達トルクTc1とともに増減させられるの
で、結果的にエンジン10の出力トルクT、もクラッチ
伝達トルクTo、とともに増減させられる。また、クラ
ッチ伝達トルクT。は前記ステップSll、S12、S
13によって車両がその停止位置から前進するに伴って
減少させられるが後退するに伴って増加させられる。こ
のようなことから、本実施例では、シフトレバ−40が
前進レンジに操作されているとき、車両がその停止位置
から後退するに伴って出力トルクT、を増加させ、前進
するに伴って減少させる出力トルク調節手段を含むと考
えることもできる。
ロットルアクチュエータ62へ供給するスロソI・小制
御信号Sθが所定量だけ変更され、これによりエンジン
の回転速度N。が目標回転速度N %と一致させられる
のである。ここで、上記のようにエンジン回転速度N、
はクラッチ伝達トルクTc1とともに増減させられるの
で、結果的にエンジン10の出力トルクT、もクラッチ
伝達トルクTo、とともに増減させられる。また、クラ
ッチ伝達トルクT。は前記ステップSll、S12、S
13によって車両がその停止位置から前進するに伴って
減少させられるが後退するに伴って増加させられる。こ
のようなことから、本実施例では、シフトレバ−40が
前進レンジに操作されているとき、車両がその停止位置
から後退するに伴って出力トルクT、を増加させ、前進
するに伴って減少させる出力トルク調節手段を含むと考
えることもできる。
上述のように、本実施例によれば、アクセル操作にした
がって直ちに発進可能な車両の停止状態において、車輪
が停止するように、エンジン10の出力を駆動輪へ伝達
する磁粉式電磁クラッチ12の伝達トルクが調節される
ので、ブレーキペダル46を操作することなく車両が坂
路途中に停止させられ得て、坂路発進がきわめて容易と
なる。
がって直ちに発進可能な車両の停止状態において、車輪
が停止するように、エンジン10の出力を駆動輪へ伝達
する磁粉式電磁クラッチ12の伝達トルクが調節される
ので、ブレーキペダル46を操作することなく車両が坂
路途中に停止させられ得て、坂路発進がきわめて容易と
なる。
なお、本実施例の作動は車両が平坦路」二にある場合で
も行われるが、車輪が停止するように磁扮弐電石荘クラ
ッチ12の伝達)−ルクが調節されるため、磁粉式電磁
クラッチ12の伝達トルクが雰とされてクラッチが実質
的に開放状態とされる。
も行われるが、車輪が停止するように磁扮弐電石荘クラ
ッチ12の伝達)−ルクが調節されるため、磁粉式電磁
クラッチ12の伝達トルクが雰とされてクラッチが実質
的に開放状態とされる。
また、本実施例によれば、シフトレバ−40が前進レン
ジに操作されている場合だけでなく、後進レンジに操作
されている場合でも車輪が回転しないようにクラッチ伝
達トルクTcLが調節されるので、坂路を登る際に車両
を後進方向へ発進させる場合でも、坂路発進がきわめて
容易とな玩。
ジに操作されている場合だけでなく、後進レンジに操作
されている場合でも車輪が回転しないようにクラッチ伝
達トルクTcLが調節されるので、坂路を登る際に車両
を後進方向へ発進させる場合でも、坂路発進がきわめて
容易とな玩。
また、本実施例によれば、第5図に示す目標回転速度N
。*となるように、エンジン10の回転速度N、、がク
ラッチ伝達トルクTc1に関連して変化されるので、道
路勾配に拘わらず車両の発進に充分な出力が得られて運
転性が高められる利点がある。
。*となるように、エンジン10の回転速度N、、がク
ラッチ伝達トルクTc1に関連して変化されるので、道
路勾配に拘わらず車両の発進に充分な出力が得られて運
転性が高められる利点がある。
また、第6図に示すように、前述のような車両を坂路上
で停止させる制御を一定時間内に制限するためのステッ
プを第3図に示すステップに加えてもよい。すなわち、
前記ステップS3、S5、S7のいずれかが実行された
後にはステップ5S10を実行させることによりタイマ
Tの内容をクリアする一方、前記ステップS14の後に
おいて、ステップ5SIIの実行によりタイマTの計時
が満了したか否か、すなわちタイマTの内容がその設定
値T Ill a Xに到達したか否かが判断される。
で停止させる制御を一定時間内に制限するためのステッ
プを第3図に示すステップに加えてもよい。すなわち、
前記ステップS3、S5、S7のいずれかが実行された
後にはステップ5S10を実行させることによりタイマ
Tの内容をクリアする一方、前記ステップS14の後に
おいて、ステップ5SIIの実行によりタイマTの計時
が満了したか否か、すなわちタイマTの内容がその設定
値T Ill a Xに到達したか否かが判断される。
当初はその判断が否定されるのでステップ5S12が実
行されてタイマTの内容にIIJが加えられるが、設定
値T m s xに対応した所定時間が経過することに
よりステップ5SIIの判断が肯定されると、ステップ
5S13が実行されてクラッチ伝達トルクTCLがその
最大値T c L m□とされるとともにエンジン10
の出力トルクT8が零とされる。
行されてタイマTの内容にIIJが加えられるが、設定
値T m s xに対応した所定時間が経過することに
よりステップ5SIIの判断が肯定されると、ステップ
5S13が実行されてクラッチ伝達トルクTCLがその
最大値T c L m□とされるとともにエンジン10
の出力トルクT8が零とされる。
すなわち、磁粉式電磁クラッチ12を保合状態とすると
ともにエンジン10を停止状態とするのである。
ともにエンジン10を停止状態とするのである。
このように、本実施例によれば、車両を坂路上で停止さ
せるために磁粉式電磁クラッチ12を半係合状態とする
制御が開始されてからの経過時間がTffi□に対応し
た所定の時間を越えると、磁粉式電磁クラッチ12が保
合状態とされるとともにエンジン10が停止状態とされ
るので、車両の後退が防止されると同時に磁粉式電磁ク
ラッチ12がその過熱から保護される。なお、上記設定
値T■×は磁粉式電磁クラッチ12の温度や雰囲気温度
の関数であっても良い。
せるために磁粉式電磁クラッチ12を半係合状態とする
制御が開始されてからの経過時間がTffi□に対応し
た所定の時間を越えると、磁粉式電磁クラッチ12が保
合状態とされるとともにエンジン10が停止状態とされ
るので、車両の後退が防止されると同時に磁粉式電磁ク
ラッチ12がその過熱から保護される。なお、上記設定
値T■×は磁粉式電磁クラッチ12の温度や雰囲気温度
の関数であっても良い。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて説明した
が、本発明はその他の態様においても適用される。
が、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、登板方向の坂路の
発進に際し、シフトレバ−40が前進レンジおよび後進
レンジに操作されている場合において、車両がブレーキ
ペダル46の操作をすることなく停止するようにクラッ
チ伝達トルクが調節されるが、いずれか一方のレンジに
操作されたときのみクラッチ伝達トルクが調節されるよ
うに構成されていてもよいのである。
発進に際し、シフトレバ−40が前進レンジおよび後進
レンジに操作されている場合において、車両がブレーキ
ペダル46の操作をすることなく停止するようにクラッ
チ伝達トルクが調節されるが、いずれか一方のレンジに
操作されたときのみクラッチ伝達トルクが調節されるよ
うに構成されていてもよいのである。
また、前述の実施例において、エンジン10の回転速度
N、、がクラッチ伝達トルクTcLが大きくなる程高く
なる目標回転速度N、8 (所定の回転速度)と一致す
るように制御されているが、一定の値となるように制御
されても、或いは制御されなくても、坂路上で車輪を停
止させることにより発進を容易とするという本発明の一
応の効果を享受することができるのである。しかし、エ
ンジン10の低速回転域におけるトルクが小さい場合、
或いはエンジン10の暖気が不十分である場合には、エ
ンジンストールを防止するため、発進に先立って予めス
ロットル弁を所定量だけ開くように制御することが望ま
しい。
N、、がクラッチ伝達トルクTcLが大きくなる程高く
なる目標回転速度N、8 (所定の回転速度)と一致す
るように制御されているが、一定の値となるように制御
されても、或いは制御されなくても、坂路上で車輪を停
止させることにより発進を容易とするという本発明の一
応の効果を享受することができるのである。しかし、エ
ンジン10の低速回転域におけるトルクが小さい場合、
或いはエンジン10の暖気が不十分である場合には、エ
ンジンストールを防止するため、発進に先立って予めス
ロットル弁を所定量だけ開くように制御することが望ま
しい。
また、前述の実施例においては、シフトレバ−40が前
進レンジに操作されているとき、車両がその停止位置か
ら後退するに伴ってクラッチ伝達トルクTelおよびエ
ンジン10の出力トルクT。
進レンジに操作されているとき、車両がその停止位置か
ら後退するに伴ってクラッチ伝達トルクTelおよびエ
ンジン10の出力トルクT。
を増加させ、逆に前進するに伴って減少させるように構
成されているが、エンジン10の出力トルクT。を車両
に後退に伴って増加させあるいは車両の前進に伴って減
少させるとともに、クラッチ伝達トルクTC1をエンジ
ン10が所定の目標回転速度(一定の回転速度や伝達ト
ルクT□の函数)となるように変化させても良い。この
場合、エンジン10の回転速度が目標回転速度を上回る
とクラッチ伝達)・ルクTc1が大きくされ、下回ると
小さくされる。
成されているが、エンジン10の出力トルクT。を車両
に後退に伴って増加させあるいは車両の前進に伴って減
少させるとともに、クラッチ伝達トルクTC1をエンジ
ン10が所定の目標回転速度(一定の回転速度や伝達ト
ルクT□の函数)となるように変化させても良い。この
場合、エンジン10の回転速度が目標回転速度を上回る
とクラッチ伝達)・ルクTc1が大きくされ、下回ると
小さくされる。
また、前述の実施例において、磁粉式電磁クラッチ12
およびヘルド式無段変速機14を備えた車両について説
明されているが、乾式華板電磁クラッチや有段変速機な
どを備えた車両であっても良いのである。
およびヘルド式無段変速機14を備えた車両について説
明されているが、乾式華板電磁クラッチや有段変速機な
どを備えた車両であっても良いのである。
また、前述の実施例において、車両のブレーキ操作体を
構成するバーキンクブレーキ操作装置にも操作位置セン
サを設け、第3図のステップs4において前記ブレーキ
ペダル46およびバーキンクブレーキ操作装置がともに
操作されていない時にブレーキの非操作状態を判断する
ようにしてもよい。
構成するバーキンクブレーキ操作装置にも操作位置セン
サを設け、第3図のステップs4において前記ブレーキ
ペダル46およびバーキンクブレーキ操作装置がともに
操作されていない時にブレーキの非操作状態を判断する
ようにしてもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
第1図は本発明が適用される装置の一例を説明するブロ
ック線図である。第2図は第1図の速度センサを示す図
である。第3図は第1図の装置の作動を説明するための
フローチャートである。第4図は第31の説明において
車輪の停止状態における速度センサ出力信号の制御点を
示す図である。 第5図は第3図の説明において用いられる関係を示す図
である。第6図は本発明の他の実施例を示すフローチャ
ート・である。 12:磁粉式電磁クラッチ(自動クラッチ)36:コン
トローラ下(伝達トルク制御手段)(出力トルク調節手
段) 38:速度センサ(車速検出装置) 40:シフトレバ− 42:シフト操作位置センサ (シフ1−レバー操作位置検出装置) 44:アクセルペダル(アクセル操作体)46:ブレー
キペダル(ブレーキ操作体)48:ペダルセンサ(アク
セル操作位置検出装置)50:ペダルセンサ(ブレーキ
操作位置検出装置)第1図 第4図 第2図 第5図 嵩
ック線図である。第2図は第1図の速度センサを示す図
である。第3図は第1図の装置の作動を説明するための
フローチャートである。第4図は第31の説明において
車輪の停止状態における速度センサ出力信号の制御点を
示す図である。 第5図は第3図の説明において用いられる関係を示す図
である。第6図は本発明の他の実施例を示すフローチャ
ート・である。 12:磁粉式電磁クラッチ(自動クラッチ)36:コン
トローラ下(伝達トルク制御手段)(出力トルク調節手
段) 38:速度センサ(車速検出装置) 40:シフトレバ− 42:シフト操作位置センサ (シフ1−レバー操作位置検出装置) 44:アクセルペダル(アクセル操作体)46:ブレー
キペダル(ブレーキ操作体)48:ペダルセンサ(アク
セル操作位置検出装置)50:ペダルセンサ(ブレーキ
操作位置検出装置)第1図 第4図 第2図 第5図 嵩
Claims (10)
- (1)伝達トルク制御可能な車両用自動クラッチの制御
方法であって、 アクセル操作によって直ちに発進可能な車両の停止状態
において該車両の車輪の回転を検出し、該車輪が回転し
ないように前記自動クラッチの伝達トルクを調節するこ
とを特徴とする車両用自動クラッチの制御方法。 - (2)伝達トルク制御可能な車両用自動クラッチの制御
装置であって、 前記車両に設けられたシフトレバーの操作位置を検出す
るシフトレバー操作位置検出装置と、前記車両に設けら
れたブレーキ操作体の操作を検出するブレーキ操作検出
装置と、 前記車両に設けられたアクセル操作体の操作を検出する
アクセル操作検出装置と、 前記車両の速度を検出する車速検出装置と、前記シフト
レバー操作位置検出装置により前記シフトレバーが前進
または後進位置へ操作されたことが検出され、前記ブレ
ーキ操作検出装置により前記ブレーキ操作体が操作され
ていないことが検出され、かつ前記アクセル操作検出装
置により前記アクセル操作体が操作されていないことが
検出されたとき、前記車速検出装置により検出される車
速が零となるように前記自動クラッチの伝達トルクを制
御する伝達トルク制御手段と を含むことを特徴とする車両用自動クラッチの制御装置
。 - (3)前記車速検出装置は前記車両の車輪の回転を検出
するものであり、前記伝達トルク制御手段は該車輪の回
転位置が変化しないように伝達トルクを制御するもので
ある特許請求の範囲第2項に記載の車両用自動クラッチ
の制御装置。 - (4)前記伝達トルク制御手段は、前記シフトレバーが
前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がその停止
位置から後退するに伴って該車両のエンジンの出力トル
クおよび前記伝達トルクを増加させ、該車両がその停止
位置から前進するに伴って該車両のエンジンの出力トル
クおよび外伝達トルクを減少させるものである特許請求
の範囲第2項または第3項のいずれかに記載の車両用自
動クラッチの制御装置。 - (5) 前記伝達トルク制御手段は、前記シフトレバー
が前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がその停
止位置から後退するに伴って該車両のエンジンの出力ト
ルクを増加させ、前記車両がその停止位置から前進する
に伴って該車両のエンジンの出力トルクを減少させる出
力トルク調節手段を含むとともに、前記伝達トルクを上
記車両のエンジンの回転速度が所定の回転速度となるよ
うに制御するものである特許請求の範囲第2項または第
3項のいずれかに記載の車両用自動クラッチの制御装置
。 - (6) 前記伝達トルク制御手段は、前記エンジンの回
転速度が所定の回転速度よりも高くなったときに前記伝
達トルクを増加させ、該エンジンの回転速度が所定の回
転速度よりも低くなったときに前記伝達トルクを減少さ
せるものである特許請求の範囲第5項に記載の車両用自
動クラッチの制御装置。 - (7) 前記伝達トルク制御手段は、前記シフトレバー
が前進レンジヘ操作されているとき、前記車両がその停
止位置から後退するに伴って前記伝達トルクを増加させ
、該車両がその停止位置から前進するに伴って該伝達ト
ルクを減少させるとともに、前記車両のエンジンの回転
速度を所定の回転速度となるように制御するものである
特許請求の範囲第2項または第3項のいずれかに記載の
車両用自動クラッチの制御装置。 - (8) 前記伝達トルク制御手段は、前記エンジンの回
転速度が所定の回転速度よりも高くなった場合にはその
出力トルクを減少させ、低くなった場合には増加させる
ものである特許請求の範囲第7項に記載の車両用自動ク
ラッチの制御装置。 - (9) 前記所定の回転速度は、予め求められた関係か
ら前記エンジンの出力トルクに基づいて決定されるもの
である特許請求の範囲第6項に記載の車両用自動クラッ
チの制御装置。 - (10) 前記所定の回転速度は、予め求められた関係
から前記伝達トルクに基づいて決定されるものである特
許請求の範囲第8項に記載の車両用自動クラッチの制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18773085A JPS6246723A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 車両用自動クラツチの制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18773085A JPS6246723A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 車両用自動クラツチの制御方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246723A true JPS6246723A (ja) | 1987-02-28 |
Family
ID=16211175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18773085A Pending JPS6246723A (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 車両用自動クラツチの制御方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6246723A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62251249A (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用自動クラツチの制御装置 |
JP2017166700A (ja) * | 2017-05-19 | 2017-09-21 | 株式会社イケヤフォ−ミュラ | 坂道発進補助装置 |
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1985
- 1985-08-26 JP JP18773085A patent/JPS6246723A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62251249A (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用自動クラツチの制御装置 |
JP2017166700A (ja) * | 2017-05-19 | 2017-09-21 | 株式会社イケヤフォ−ミュラ | 坂道発進補助装置 |
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